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面接で就職のきっかけを聞かれたら?興味をもった理由の例文も紹介
更新日
この記事のまとめ
- 面接では「就職しようと思ったきっかけ」や「当社を知ったきっかけ」などを聞かれる
- 就職のきっかけには、将来の安定性やライフスタイルの変化などがある
- 会社を知ったきっかけには、商品の利用や就職活動中の求人広告などがある
- 企業が「当社を知ったきっかけ」を聞く目的は、価値観や理解度を確認するため
- 「当社を選んだきっかけ」の回答を考える際は、自己分析を行うことが重要
面接で「就活を始めたきっかけは?」「当社を知ったきっかけは?」と聞かれて、うまく回答できなかった経験がある人も多いのではないでしょうか。これらの質問は志望動機とは異なり、この会社に就職しようと思った理由を聞かれています。質問に答えるには、自己分析をしっかりと行い、就職することへの意識を高めたり、応募先企業への理解を深めたりすることが大切です。
回答の例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
就職をしようと思ったきっかけは?
面接では、就職をしようと思ったきかっけを聞かれることがあります。「きっかけ」は、志望動機や自己PRとは異なるため、素直に理由を伝えれば問題ありません。この質問を通して、働く意欲や価値観を伝えられるようにしましょう。
質問の意図や回答例については「「なぜ就職するのか」と面接で聞かれたときは?例文と理由の見つけ方を紹介」を参考にしてください。
フリーターから就職しようと思ったきっかけ
フリーターの方が正社員を目指して就職活動を行う際は、「今就職しようと思ったきっかけは?」と問われるでしょう。
現状よりも安定した将来を求めて正社員を目指すフリーターは多いようです。また、やりたいことが見つかった場合や、結婚や妊娠といったライフステージの変化をきっかけに就職を意識することもあるでしょう。なかには、フリーター仲間の就職が決まったことに刺激を受けて就職を決意する人もいます。
フリーターから就職を目指す際は、「なぜ就職しようと思ったか」を自分に問いかけてみましょう。
進学しないで就職しようと思ったきっかけ
中卒や高卒で就職を選んだ場合、「進学せずに就職しようと思ったきっかけ」を聞かれるでしょう。
家庭の経済的な事情で進学が難しい、働きたいという方もいれば、進学する理由が見つからない人もいます。また、学業よりも働くほうが性に合っているから就職を選んだ人もいるでしょう。
「成長したい」「スキルアップしたい」といったきっかけは、「進学してもできるのでは?」と追求される可能性もあります。なぜ働きたいと思ったのか、しっかりと自己分析を行いましょう。
面接で就職のきっかけを聞かれたとき
就職のきっかけを聞かれた場合の回答例を紹介します。下記以外に、大学新卒や転職の場合でもきっかけを問われる可能性はあるでしょう。自分なりの回答を考える参考にしてください。
フリーターから就職する場合の例文
「私が人事部で働きたいと思ったきっかけは、アルバイトでスタッフの管理や教育を担当し始めたことです。
大学卒業前に就職活動をしましたが、自分がやりたい仕事が分からず、就職先を決められないまま卒業してしまい、以後フリーターとしてアルバイトに取り組んできました。在学時から6年間、近所のファミリーレストランでホールをしています。4年目からはアルバイトスタッフのシフト管理や新人教育も担当しています。
それまで、アルバイトは日々の生活費を稼ぐ手段としか考えていなかったのですが、ほかのスタッフの教育や管理をやるようになって、仕事にやりがいを感じるようになりました。この経験で、初めて自分のやりたいことが「人のサポートをすること」であると感じました」
自分が取り組んだことやきっかけを明記して、採用担当者が理解しやすい内容にしましょう。
高卒から就職する場合の例文
「私が大学進学ではなく就職を選んだ理由は、両親が営業するお店を子どものころから手伝っていたことです。
地元に大型ショッピングモールができた影響もあり、両親は営んでいた雑貨店を畳んでしまいました。しかし、同じような状況でも経営を続けている中小企業はたくさんいると思います。少しでも早く中小のお店や会社の支えになりたいと思い、地元の銀行で働きたいと考え、進学ではなく就職を選びました」
ストーリー性をもってきっかけを伝えると、相手に伝わりやすくなります。
面接で「当社に興味を持ったきっかけは?」と聞かれたら
面接では、「当社を知ったきっかけ」を聞かれることもあります。その際は、実際に知ったきっかけを伝えれば良いでしょう。
しかし、その回答のなかで、あなた自身のその会社で働きたいという熱意や、その会社でなければならない理由もプラスして話すことが必要です。給料が良い、福利厚生が良いと聞いたからなど、仕事内容ではなく待遇面を出すのは避けましょう。採用担当者が好感をもってくれるような回答を考えることが大切です。
「当社を選んだきっかけ」と「志望動機」の違い
「当社を選んだきっかけ」と「志望動機」の違いは、時間軸です。
「きっかけ」では、過去に就職したいと感じたエピソードを述べましょう。自分の価値観や考え方をもとに、どうしてその会社に興味を持ったのかを述べてみてください。
志望動機では、過去を踏まえて現在や将来どのようにして行きたいかを述べるのがおすすめです。入社後にやりたい仕事やキャリアプランなど、将来像を含めると良いでしょう。現在、自分が持っているスキルや経験と、将来それが活かせる会社がここであるという構成にすると、説得力をもたせられます。
志望動機を詳しく理解したい方は、「志望動機はなぜ聞くの?会社側の意図と書き方を知ろう」を参照ください。
「当社を選んだきっかけ」を聞かれる4つの理由
就職面接で「当社を選んだきっかけ」を聞かれる理由は、あなたがその会社で働く人達と同じ価値観を持ち、熱意がある魅力的な人材かどうかを確認するためです。回答するには、企業研究が必須といえます。
1.応募者の価値観を知るため
どれほど優秀で魅力的な人材でも、価値観や会社の社風と合わなければすぐに退職してしまう可能性があります。数多くの企業のなかから、その会社の選考を受けるにいたったきっかけを聞くことで、応募者と会社側の価値観が合っているかどうかを確認しているのです。
2.就職先への理解度をはかるため
「当社を選んだきっかけ」を聞くことで、応募者がどれだけその会社について理解しているかを確認している場合もあります。そのため、業界研究と企業研究をしっかりと行うことが重要です。
志望企業についてよく知っている応募者は、会社への理解や入社への熱意があると見なされ好印象をもってもらえるでしょう。
3.志望の熱意を確かめるため
「当社を選んだきっかけ」を聞くことで、その会社に入社したい気持ちが本当かどうかを確認したいという意図もあるでしょう。
何件も選考を並行して行う就職活動では、志望度が高くない会社を受けることも少なくありません。採用担当者は、その会社への熱意が本当なのかどうかを、志望動機とは別の質問で見極めようとしているのです。熱意がある人ならば、入社後も目的を持って仕事に取り組んでくれると見なされます。
4.今後の採用活動の参考にするため
どうしてこの会社を知ったのかを、採用担当者側が知りたいだけの可能性もあります。
就職活動の時期には、採用する会社側もインターネットや学校求人などの媒体を利用して選考を受ける人を集めるのが一般的です。そのため、どの媒体でこの会社を知ったのかを聞くことで、今後の採用活動の参考にしようと考えているのでしょう。
「当社を選んだきっかけ」を考え出す3つのポイント
面接で「当社を選んだきっかけ」を尋ねられたときに自信をもって答えられるようにするためにも、事前に回答を考えておきましょう。この会社に就職したいという意思が伝わる内容を考えてみてください。
1.自己分析をして自分の望む条件や価値観を探す
企業が「当社を選んだきっかけ」の質問をするのは、価値観を確認するためでもあります。あなた自身が社会人として就職するうえで大切にしたい価値観をはっきりさせておく必要があるでしょう。
すぐに答えが出ない場合は、自己分析をもう一度見直してみてください。自己分析を再確認することで、今後自分がどうしたいのか、どのような会社で働きたいのかを、再度考え直せるでしょう。これまでの自己分析に自信がない方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」を参考に改めて自己分析に取り組んでみてください。
2.自分の望む条件や価値観と会社の接点を探す
「当社を選んだきっかけ」に答えるには、自分の価値観と会社の価値観が合うことをアピールするのが効果的です。自己分析をすると、自分の価値観や希望する働き方、就職先に求めることなどが見えてきます。
次は、自分自身が働くうえで大切にしたいことや条件と、会社側の価値観や社風との間に接点がないか、探してみましょう。接点を見つけ出せたら、その会社で今後どのように働きたいかもおのずと見え、熱意ある回答をつくれるはずです。
3.その会社でなければならない理由を探す
会社側としては、自社を第一志望に考えている人を採用したいと考えているでしょう。そのため、「当社を選んだきっかけ」という質問の回答から、志望企業でなければならない理由を伝えられると好印象をもってもらえます。
なぜこの会社に就職したいのか、ほかの会社との違いや、自分にとっての魅力などについても考えると良いでしょう。
「当社を選んだきっかけ」の回答例
「当社を選んだきっかけ」を問われた際の回答例を紹介します。面接ではいつもと違う雰囲気にのまれ、上手に話せなくなってしまう場合もあるでしょう。そのため、事前に話す内容を考えておくことをおすすめします。回答例を参考に、自分の言葉で分かりやすく伝えることが大切です。
人が話す文字数は、1分間でおよそ300字といわれています。また、エントリーシートや就職サイトの応募フォームに記載する場合は、文字数制限が設けられている場合もあるでしょう。例文には文字数も掲載しているので、文字量の目安にしてみてください。
PREP法を使うと分かりやすい
文章構成法である「PREP法」を使うと、簡潔で聞いている人が納得してくれるような文章を作成できます。PREP法とは、結論(Point)、理由(Reason)、例(Example)、結論(Point)の頭文字を並べたものです。この順序を意識して文章を組み立てると、説得力のある文章になります。「選んだきっかけ」への回答でも、まずは結論(P)そしてその理由(R)を述べましょう。次に、具体例(E)でその会社に興味を持った際のエピソードを交え、最後にもう一度結論(P)を述べると、理由と結論がはっきりと伝わり効果的です。
1.製品を愛用している場合
私が御社を知ったきっかけは、母に御社のスキンケア商品を勧められたことです。もともと敏感肌の私は、にきびや肌荒れに悩まされていました。高校生になったとき、母から御社の化粧水をすすめられ使ってみると肌に馴染み、敏感肌の私の肌にも相性がとても良いように感じました。そこから御社の商品のファンになり、今でも愛用しています。
御社は、ブランドイメージを守るために大々的な宣伝活動を行っていないと伺いました。過去の私も、母に勧められるまでは御社のことを存じ上げず、もっと早く出会いたかったと思っております。御社に入社し御社のスキンケア商品を、私のような敏感肌の人で悩んでいる人に届けたいと思い志望しました。(296字)
2.個人的な思い入れがある場合
私が御社を知ったきっかけは、私自身が生徒として、御社が経営する語学学校に通っていたことです。初めて通う語学学校で戸惑うこともありましたが、スタッフさんや先生方はいつも優しく、私の学習をサポートしてくれました。
私は、御社の語学学校で英語を学んだおかげで、大学生のときには念願だった語学留学を果たすこともできました。そして私も、私と同じように夢を持ち語学を学びにくる人たちをサポートしたいと考えています。(200字)
3.CMなどで知った場合
御社を知ったきっかけは、テレビCMでした。旅行好きな家族のもとで育った私は、旅行によって家族の思い出を増やすのに役立つ仕事をしたいと考えていました。そのようななか、毎年ゴールデンウィークや夏休み、冬休みの旅行シーズンになると放送されている、御社のテレビCMシリーズを拝見しました。
CMでは、旅先で家族との思い出が増えていく様子が描かれており、まさに私が思い描いている理想像だと思いました。CMをきっかけに御社の旅行代理店を利用した際も、さまざまなプランを提案していただき、旅行の準備段階からとてもワクワクした気持ちになれたことは印象に残っています。
その後、御社のWebサイトやパンフレットを拝見し、御社が利益よりもお客さまに思い出を作ってもらうこと、特別な時間を過ごしてもらうことに力を入れている考え方に共感しました。私も御社の一員として、お客さまが旅先で特別な時間をつくるお手伝いをしたいと考えています。(403字)
4.知り合いの紹介で知った場合
御社を知ったきっかけは、大学のサークルの先輩から、御社の就活セミナーに参加した話を聞いたことでした。先輩から「世界中で活躍できる会社である」との話を聞き、御社にとても興味を持ちました。
それをきっかけに、御社の企業説明会にも参加させていただきました。グローバル展開への考え方や完全実力主義の社風が、長年サッカーで世界と戦うことを目指してきた自分と重なると感じ、御社で働いてみたいと考えるようになりました。(201字)
5.授業や教材などで知った場合
私が御社を知ったきっかけは、大学の講義です。経営学の講義のなかで御社の事業について教授から説明があり、経営の仕方にとても興味を持ちました。
御社の顧客とのコミュニケーションや、商品の販売方法を知り、感銘を受けました。私も御社で働き、御社独自の業務手法やビジョンに沿ったアクションを体感してみたいという気持ちになりました。(159字)
6.就職活動で知った場合
私は、就職活動中の企業研究で御社のことを知りました。もともと、生活を支える食品を扱う業種にとても興味があり、食品関連の会社で働いてみたいと考えていました。
御社の、「安心安全な食品を人々に提供する」という考え方を大切にしている点に共感しました。目に見えない安全を売ることは難しいですが、食育活動や産地の支援など、食品業界をトータルに扱っている事業展開は魅力的です。私も貴社の一員となり、食にまつわるさまざまな業務に尽力していきたいです。(217字)
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就職面接できっかけを聞かれるの?就活初心者お悩みQ&A
初めての就活では、「面接で何を聞かれるのだろう?」「就職を目指したきっかけを聞かれたらどう答えよう?」と悩む人も多いでしょう。ここでは、就活初心者に向けて、面接に関するよくあるお悩みにQ&A方式で回答していきます。
面接では何に気をつければ良いですか?
身だしなみや話し方などの基本的な振る舞いに気をつけましょう。面接前には、スーツにシワがないか、髪型に乱れがないかをチェックしてください。
面接中ははきはきと明るく話し、敬語の使い方に気をつけましょう。猫背だと自信のない印象になるので、姿勢を正すのも忘れないようにします。
面接のマナーは「面接マナーを解説!就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとは」で確認できます。
「会社を知ったきっかけ」と「志望動機」の違いは?
時間軸が違います。
会社を知ったきっかけは、過去にどのような経緯で応募先企業を知ったのか、事実を伝えましょう。一方、志望動機では自分の経験や会社の特徴を踏まえて、将来どのように働いていきたいかを述べるのがポイントです。
このコラムの「「当社を選んだきっかけ」と「志望動機」の違い」もご覧ください。
面接ではどんなことを聞かれますか?
志望動機や自己PRを求められます。フリーターの場合、「なぜフリーターをしていたのか」や「正社員になろうと思ったきっかけ」も聞かれるでしょう。また、今までにどんなアルバイトを経験し、そこから何を学んだのかを問われることもあります。
面接のよくある質問は「面接の質問と回答例について解説!答え方のコツと注意点とは」で紹介しています。
「就職のきっかけ」や「応募のきっかけ」にはどう答えれば良い?
家庭の事情や、得意なことを極めたいなど、自分の価値観の変化が主でしょう。
一方、応募のきっかけでは、その会社にどのような魅力を感じたのかがポイントです。応募のきっかけに対する答え方は、このコラムの「「当社を選んだきっかけ」の回答例」をご一読ください。
どうやって面接準備をすれば良いですか?
よくある質問の回答をあらかじめ考え、落ち着いて回答できるようにしましょう。面接で緊張する人は、家族や友人に面接官役を頼んで模擬面接をしておくのがおすすめです。また、就職エージェントで選考対策をしてもらうのも手です。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。