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農学部生は就職先がない?おすすめの職種や役立つ資格をご紹介!
更新日
この記事のまとめ
- 農学部生におすすめの就職先は食品メーカーや化粧品メーカー、大規模農家などがある
- 農学部出身者は就職先で研究職や品質管理職、営業職などの職種で活躍している
- 農学部では単位を取れば食品や家畜、自然再生などに関わる資格を取得できる
- 就職先を選ぶときは「農学部の経験をどう活かしたいか」を考える
農学部は就職が難しい、就職先がないと聞くことがあります。農学部生のなかにはそんな話を耳にして、不安に思っている方もいることでしょう。しかし、実際には幅広い業界で農学部出身の方が活躍しています。このコラムでは農学部の就職事情について詳しく解説。人気の就職先から活躍できる業界・職種までご紹介します。「大学で学んだことを活かせる会社に就職したい」と思っている方は、ぜひご一読ください。
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農学部は就職先がない?
「就職が不利」といわれることが多い農学部ですが、実際はそこまで難しくないようです。こちらでは、農学部生の就活事情について解説していきます。
農学部は就職が厳しいといわれる理由
「農学部は農業について学ぶところだから、就職先も農業系しかない」というイメージが根強くあります。そのため、農学部生は待遇の良い大手企業や有名企業に採用されるのが難しい、就職が不利になると思う方が多いようです。しかし、近年の農学部では、農業全般について学ぶだけでなく、生産技術から、生命科学、食品の製造・加工、地球環境や生態系の保全、動物医学、バイオテクノロジーまで幅広い知識を身につけられます。また、農業にも最先端の科学技術が導入されるようになり、農学と工学の知識を併せ持った人材が求められるようになっているので、農学部への注目が集まっているようです。食や健康、環境問題への関心が非常に高まっている現代では、質の高い農学部生の需要は高いといえるでしょう。
学部の違いによって就職がどう変わるのか気になる方は「学部によって就職が有利、不利になるってホント?」も合わせてご覧ください。
農学部生におすすめの就職先8選
近年、農学部の出身者が活躍できる場が広がりをみせています。こちらでは、農学部出身の方におすすめの就職先をご紹介。特に人気のある就職先をまとめました。
1.食品・飲料メーカー
農学部では食に関する分野を学ぶこともあり、食品メーカーや飲料メーカーは農学部生にとって代表的な就職先といえます。一口に食品・飲料メーカーといっても、お米やパン、調味料、冷凍食品など企業によって取り扱う商品が異なるため、自分の得意分野で活躍することができるでしょう。また、近年では飲料メーカーがサプリメントを開発しており、今後も新しいビジネスが増えてくことが予想できます。自分に合った就職先・職種を選ぶことができるでしょう。
2.製薬会社や化粧品会社
農学部では、科学やバイオサイエンス、生物といった分野についても学べます。そのため、生物・バイオサイエンスといった農学の知識を役立てられる製薬会社や化粧品会社も就職先としておすすめです。製薬会社や化粧品会社では、研究開発、製品の製造・管理、自社製品の売り込みなども行っているため、幅広い職種を選ぶことができるでしょう。
3.農薬や化学肥料などを開発する科学工業や肥料メーカー
農家や農協で使われる農薬・肥料といった化学薬品を開発する会社も、農学部の就活生におすすめです。研究職のほかに、営業職としてのニーズもあります。営業は園芸・農業関係従事者に自社製品を売り込むことが仕事。良い商品を広げていくことで、業界全体の品質や採算性の向上に貢献できます。
4.大規模農家
農業に直接携われる大規模農家(ファーム)も就職先としておすすめです。農家は古くからある産業の一部で、第一次産業の一つとされます。農作業では、生産工程の管理、農作物の販売、トラクターの運転など。畜産業では、家畜の世話や繁殖のコントロール、乳牛や食肉の生産・出荷などを行います。活躍できる場面はとても多く、やりがいがあるので人気の就職先です。
5.農業協同組合
農業協同組合は全国的に広がる大きな組織です。農協やJAという名前で知られており、農学部出身の方であれば、JA全農(全国農業協同組合連合会)が農学部生にとって、学びを活かせる最適な場といえるでしょう。JAは主に農業の経営・開発、農畜産物の加工・販売といった市場で、国内外に事業を展開。海外を勤務先に選ぶことも可能です。
6.種苗のメーカー
種苗(しゅびょう)メーカーは野菜、穀物、草花などの種子を研究・開発する会社です。さまざまな素材を交配させて新しい品種を開発するため、農学部で学んだバイオテクノロジーを駆使し、品種改良や新種の育成などに携わることができます。また、協力してくれる農家と協力して試験栽培を行ったり、生体状態を調査したりもするので、実際に農業に携われるのも魅力です。
7.土木系建設会社・コンサルタント
農学部で土木や測量といった環境学を中心に学んだ就活生は、土木系の建築会社もおすすめです。農業用地や用水路の整備計画・設計には、農業系の知識が必要になるので、農業土木を専門としている会社を探してみるのも良いでしょう。なお、土木系建設会社や建設コンサルタントは高年収ですが、そのぶん選考難易度が高いのが特徴です。
8.観葉植物のデザイン・レンタル関連会社
オフィスや施設用の植物のリースを行う会社も農学部の就職先として挙げられます。観葉植物を会社のオフィスやレストラン、結婚式場などに一時的に提供したり、貸し出ししたりするのが仕事です。また、貸し出すだけでなく観葉植物をインテリアとしてコーディネートする業務、取引先の植物のメンテナンスを行う業務などを担当することができます。
農家への就職を検討している方は「農家へ転職したい人が知っておくべき農業の世界」もチェックしてみてください。
農学部生が活躍できる職種8選
こちらでは、農学部出身の方が活躍できる職種をご紹介します。就職の参考にしてみてください。
1.公務員
農学部から公務員になる方も少なくありません。農林水産省や環境庁といった職場で、農業全体の経営支援・農地整備、森林の環境保全といった業務に携わることができます。ほかにも、県庁や市役所などに地方公務員として就職する農学部生も多いようです。また、高校教師も公務員なので、工業高校などで活躍できるでしょう。
2.飼育員
動物園や水族館の飼育員も農学部出身の方が多く活躍している職種です。農学部では畜産業について学び、牛や馬、豚、鶏といった動物と身近に触れ合うこともあるので、動物のお世話をしたり、獣医と協力して動物の健康管理をしたりと大いに活躍できるでしょう。ほかにも、乗馬スクールやペットショップ、動物の芸能プロダクションといったところでも、飼育員として活躍できます。
3.育種家
種苗メーカーに就職した場合、育種家という職業に就く可能性もあります。育種家の仕事は、育種技術を用いて新品種を開発すること。研究のみにとどまらず、試験栽培に同行するため実際に農場現場を訪れて生育状態を調査するなど、幅広い業務を担当します。
4.獣医師
農学部には獣医学科があるので、動物好きな方が動物を助けるために獣医師になることも多いようです。獣医師というと、動物病院で働くイメージが強いですが、動物園や水族館、牧場などでも活躍できます。ほかにも食品会社や製薬会社の実験施設で動物の健康管理をしたり、食肉や乳牛を取り扱う会社などで品質管理に携わったりすることも可能です。
5.グリーンコーディネーター
植物に関する専門知識が求められる仕事なので、農学部出身の方が活躍できる仕事です。グリーンコーディネーターは、会社のオフィスやホテル、イベント会場などで、観葉植物を用いた演出やコーディネートを行います。近年は植物やエコ、ロハスなど緑に関するイベントが増えてきているので、今後も幅広い活躍の場が期待できるでしょう。
6.研究職
農学部で培った知識と経験をさらに深めていけるのが研究職です。一口に研究職といっても、基礎研究、応用研究、製品開発研究、技術研究と目的によってさまざまな役割が存在します。所属する企業によって開発する製品は異なるので、希望する就職先の主力商品は事前に確認しておきましょう。
7.品質管理職
農学部の経験が活かせる品質管理職とは、「HACCP(ハサップ)」と呼ばれる国際的な安全管理手法に基づき、製造された商品の品質を管理する職種です。工場勤務を基本とし、製品の品質や工場内の衛生管理をはじめ、出荷状況を確認したり、作業の効率アップを図ったりすることが仕事となります。また、作業ルーティンに問題点や改善点を見つけ、対策することも大事な任務です。
8.営業職
研究職が開発した製品を、消費者に届けるために売り込む営業職も、農学部の就職先におすすめ。取引先や小売店に自社製品を置いてもらえるよう商談を持ちかけます。たとえば食品や飲料メーカーであれば、スーパーやコンビニ、レストランといった食品を扱う店舗が主な取引先です。また、より多くの方に商品を手に取ってもらえるよう、売り上げに結びつくアイデアを生み出すことも営業の大事な役割。店舗での陳列やPR方法などに工夫を凝らし、多角的な企画提案を行います。
農学部で学んだことを活かせる人気の職種に就きたい方は「農学部卒に人気の職業は?強みを活かして活躍しよう」も読んでみてください。
農学部生の就職が有利になる4つの資格
無資格だからといって、農学部生の就職が難しくなることはありません。しかし、志望する会社や職種に役立つ資格があれば有利に働くことは間違いないでしょう。専攻学科によって種類は異なりますが、農学部では単位を取得することで専門性の高い資格を取得できます。資格は就職時のアピール材料になるので、こちらでは農学部で取得可能な資格についてご紹介していきましょう。
1.造園・測量関係の資格
造園・測量関係の資格には、造園施工管理技士、土木施工管理技士、測量士補の3つです。どの資格を取るかは、就きたい仕事内容や自分のやりたいことなどによって異なります。
造園施工管理技士
オフィスビル、マンション、公園、商業施設といった造園施設の工事や維持管理に携わりたい方におすすめの資格です。造園施工管理技士は造園施設の施行計画の作成、現場における工程、作業、安全の管理を行います。造園工事は一般的な工事に比べて頻度は低い傾向にありますが、業務の専門性が高いため、資格を持っていると就職に有利です。
土木施工管理技士
道路、河川、橋梁などの土木工事に興味のある方は「土木施工管理技士」の取得を目指しましょう。土木施工管理技士は主任技術者として現場に関わり、工程、安全、工事に必要な技術などを管理します。日常的に使われる道路や河川は工事の頻度が高いので、活躍の場は幅広いでしょう。
測量士補
建築・土木業界への就職を目指している人は「測量士補」を取得しておくと有利です。測量士補は、工事現場で土地の面積・位置・距離などを測る「測量士」の助手。サポートとして経験を積みながら測量士を目指せる資格です。
2.食に関する資格
食に関する資格として、栄養士と管理栄養士が挙げられます。この資格があると飲食店や病院、介護施設などへの就職が有利になるでしょう。また、HACCP管理者、食品衛生監視員といった食品衛生に関する資格があると、食品製造現場や保健所などで活躍できます。
栄養士と管理栄養士
食品・飲料メーカーなどで商品の企画や開発に携わりたい方におすすめの資格です。健康志向が強まる昨今において、健康面に配慮できる栄養知識を持った栄養士の視点は歓迎されます。
そのほか、飲食店や施設などで栄養学の知識を元に食事管理やメニュー考案を行いたい方にも必要な資格です。怪我や病気を抱える方やスポーツ選手など、食事の管理対象の幅を広げたい方は、栄養士よりさらの上の資格である「管理栄養士」の取得を目指しましょう。
HACCP管理者
食品製造現場のコンサルティング業務や品質検査業務に求められる資格です。食品を製造する施設の設備では、HACCPシステムに基づき衛生管理や保守点検を行います。HACCPシステムに関する高度な知識がないと取得できません。取得するには、大学で単位を取得したり、学会主催のワークショップへ参加したりする必要があります。
食品衛生監視員
公務員として食品の衛生管理に関する指導を行いたい方に必要な任用資格です。食品衛生監視員の任用資格を取得したのちに、食品衛生監視員採用試験に合格することで、食品衛生監視員になれます。主な就職先は地方自治体の保健所や国の検疫所。行政機関に所属しながら、学校・病院・寄宿舎などの給食施設、食品製造業者・飲食店などを監視します。
3.家畜・自然再生に関わる資格
家畜・自然再生に関わる資格として、家畜人工授精師や樹木医補が挙げられます。動植物が好きな方や最先端の技術に関心がある方におすすめです。また、最近では環境問題に注目が集まっているので、自然再生士補の資格は将来性があるといえます。
家畜人工授精師
酪農・畜産業界への就職を検討している方に推奨したい資格です。畜産農家にて牛や豚といった家畜を対象に人工授精、受精卵の移植、体外受精を行えるので、業務の幅が広がるでしょう。農林水産省が認定する国家資格でもあり、経験を積んだ資格保持者は人工授精師として開業する方もいます。
飼料製造管理者
家畜に与える飼料を製造する事業場に欠かせない資格です。家畜に与える餌である飼料の製造を管理することで、畜産物の安全を守ります。ほかにも飼料への添加物の製造をしたり、保存方法や動物の栄養管理の指導を行ったりもするようです。この資格は、農林水産大臣が定める講習を受講し、修了試験に合格することで取得できます。
樹木医補
樹木の管理に関わりたい方は「樹木医補」を取得しましょう。樹木医補は、樹木の保護・管理・治療を行う「樹木医」の確保を目的とした資格です。樹木医の治療の対象となる樹木は街路樹から天然記念物まで多岐に渡ります。仕事の依頼者も自治体、テーマパーク、造園業者などさまざまです。樹木医補は基礎的な樹木学、病虫学を学んだ学生を対象としており、卒業時に申請することで取得できます。
自然再生士補
森林再生分野に進みたいのであれば、自然再生事業や活動を行う「自然再生士」を補佐する「自然再生士補」を取得しておくと有利です。指定分野の履修・取得を認められる在学生、卒業生の申請を持って認定されます。
4.医療などに関する資格
医療などに関する資格には、認定登録園芸療法士と専門認定登録園芸療法士の2つが挙げられます。園芸を通して植物セラピーを行い、人々の心を豊かにしたい方に向いているでしょう。
認定登録園芸療法士
植物セラピーに興味のある方は、認定登録園芸療法士の資格ををおすすめします。介護施設や医療施設などで、園芸療法を実践し、人々の心を豊かにすることができるでしょう。取得するには、日本園芸療法学会の会員になり、学会が認定する教育機関に通ったり、通信講座を受講したりする必要があります。
専門認定登録園芸療法士
専門認定登録園芸療法士は、認定登録園芸療法士の上位資格です。この資格を取得すると、園芸療法の実践だけでなく、研究や論文作成、園芸療法の指導などが行えるようになります。取得するには、日本園芸療法学会に会員として3年以上在籍したうえで、学会が認定する専門教育機関での座学や実習が必要です。
農学部生が自分に合った就職先を探すポイント
ここまでご紹介したとおり、幅広い業種・職種に就職の可能性が広がっている農学部。数多い選択肢のなかから自分に合った就職先を探し出すために、以下のポイントを確認しておきましょう。
農学部の学びをどう活かすか考える
就職先で農学部で得た学びをどう活かしたいかを改めて考えてみてください。「知識を活かしたい」「研究を深めたい」「農業をサポートしたい」など、人それぞれ自分なりの理由が見えてくるはずです。浮き彫りになった理由を基盤にしながら、企業選定することをおすすめします。
第三者に相談する
進路選びの参考として、OBやOGに就活時の話を聞いたり、大学の就職課で相談するのも一つの手です。第三者から客観的な意見をもらうことで、新たな選択肢が生まれる可能性もあります。そのほか、ハローワークや就職エージェントなどを利用するのもおすすめです。
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