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フリーターの家賃相場はどのくらい?一人暮らしの生活費もご紹介
更新日
この記事のまとめ
- フリーターに限らず家賃相場は、手取り収入の3分の1程度が一般的な目安
- 家賃が高めの物件を希望する場合、フリーターだと入居審査に通りにくい可能性がある
- 一人暮らしで物件を探すときは、収入とバランスが取れた家賃設定をすることが大切
- フリーターができるだけ家賃を抑えたい場合は、駅近や都心部の物件は避けたほうが無難
- フリーターとしての生活や将来に不安を感じているなら、正社員を目指すのがおすすめ
「フリーターの場合、家賃はどれくらいに抑えるべき?」「一人暮らしに掛かる生活費はどの程度?」と疑問に思う方もいるでしょう。一般的に、家賃の目安は手取り収入の3分の1程度といわれています。
このコラムでは、フリーターで一人暮らしをする際に知っておきたい家賃の目安を解説。また、一人暮らしに掛かる生活費の例や家賃を抑えるコツなどもご紹介します。「一人暮らしを検討している」「フリーターの生活に不安を感じている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
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フリーターの家賃は「手取りの3分の1程度」が目安
フリーターに限らず、一般的に家賃は手取り収入の3分の1程度が目安といわれています。家賃は月々の生活費の中で大きな割合を占めるため、収入に見合った家賃の物件を選択することが大切です。
手取り額に対する一般的な家賃相場
一人暮らしを考えているフリーターの方は、自分の手取り収入をもとに「家賃」を考えてみましょう。以下の表では、手取り収入に対する家賃の目安をまとめました。
※家賃の目安は手取り収入の3分の1で算出
手取り収入 | 家賃の目安 |
---|---|
13万円 | 4万3,000円 |
14万円 | 4万6,000円 |
15万円 | 5万円 |
16万円 | 5万3,000円 |
18万円 | 6万円 |
20万円 | 6万6,000円 |
「家賃の目安=手取り収入の3分の1」とした場合、手取り収入が20万円だと、家賃は6万6,000円ほどが適正金額になります。
しかし、フリーターの場合は基本的に時給で働くため、急な用事や体調不良などでアルバイトを休んでしまうと、その分収入が減ってしまう恐れも。手取りの3分の1で家賃の計算をすると、突発的な欠勤や出費などに対応するのが難しくなることも考えられるでしょう。
生活に余裕を持たせたいなら「手取りの4分の1程度」が目安
フリーターで一人暮らしの生活にある程度余裕を持たせたいなら、家賃は手取り収入の4分の1程度に抑えておくのがおすすめです。
たとえば、体調不良による欠勤で手取りが20万円に満たない月があった場合、家賃6万6,000円よりも家賃5万円のほうが金銭的には楽に感じる可能性があるでしょう。
フリーターの家賃相場については、「フリーターの家賃相場とは?生活費や節約術も解説」のコラムでも解説しているのでチェックしてみてください。
フリーターの場合は家賃が高い物件の入居審査に通らないことも
フリーターの場合、家賃が高い物件だと賃貸契約の入居審査に通らない可能性も考えられます。入居審査の基準は、家賃額に対する本人の支払い能力です。収入に対して家賃が高過ぎる場合は、滞納を懸念されるため、審査に通るのが難しくなることがあります。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況(p12)」によると、非正規雇用社員の平均賃金は男女計で22万6,600円でした。この結果は派遣社員、契約社員なども含まれているので、フリーターのみで想定するとさらに低くなる可能性があるでしょう。一方、正社員の平均賃金は男女計で33万6,300円となっており、その差は10万円以上です。
フリーターで物件を探す場合は、正社員よりも入居審査で家賃滞納のリスクがあると判断されやすい点も念頭に置いておきましょう。賃貸契約の入居審査に不安を感じている場合は、後述の「フリーターが入居審査通過の可能性を高める方法」もぜひご一読ください。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
自分の収入に見合った家賃の物件を選ぼう
「一人暮らしをして自立したい」と考えている場合は、自身の収入に見合った物件を探しましょう。自身の収入と家賃のバランスが合っていなければ、入居後の生活が苦しくなってしまう恐れがあります。安易に親族名義で賃貸契約をしたり、家族に多額のお金を借りたりするのも避けたほうが無難です。
ストレス少なく安心して日々の暮らしを送るためには、一人暮らしの生活費をある程度事前に把握しておく必要があるでしょう。「手取り16万の月収・年収は?一人暮らしはきつい?家賃や生活レベルを解説」のコラムでは、手取り16万円の場合における家賃・生活費のシミュレーションをパターン別にご紹介しているので、参考にしてみてください。フリーターの一人暮らしに掛かる費用は家賃含めてどれくらい?
フリーターの一人暮らしに掛かる基本的な生活費は、月12万前後が一般的なようです。加えて、突発的な出費や引っ越しの初期費用なども考える必要があるでしょう。以下では、生活費の主な内訳を挙げているほか、各費用の詳細についても解説しているので参考にしてみてください。
基本的な生活費
日常生活を送るうえで必要な生活費は、衣食住に関わるものがメインといえます。基本的に毎月掛かる固定費になるので、チェックしておきましょう。
総務省統計局の「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、単身世帯における生活費の月平均の内訳は以下のとおりです。
項目 | 費用 |
---|---|
食費 | 4万6,391円 |
光熱・水道費 | 1万3,045円 |
被服および履物 | 4,712円 |
保険医療費 | 7,426円 |
交通・通信費 | 2万1,796円 |
教養娯楽費 | 1万9,425円 |
合計 | 11万2,795円 |
参照:総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2023年 平均結果の概要(p15)表Ⅱ-1-2 消費支出の費目別対前年実質増減率」
上記の結果は平均年齢58.2歳の単身世帯の平均額です。家賃を除いた一人暮らしの生活費は、合計すると11万2,795円となります。各項目に掛かる費用は年齢や住む地域によっても異なりますが、一人暮らしの基本的な生活費には月々11〜12万円程度掛かると想定しておきましょう。
フリーターの収入目安や家賃、1日に掛かる生活費などを詳しく知りたい方は「フリーターの一人暮らしはきつい?審査や家賃の気になる疑問を解決!」もあわせてご覧ください。
参照元
総務省統計局
家計調査報告 ―月・四半期・年―家計調査 2023年(令和5年)平均 (2024年2月6日公表)
突発的な出費
毎月一定額掛かる生活費以外にも、お祝い金や通院など想定外の出費が考えられます。たとえば、冠婚葬祭に参加する場合は約3~5万円、病院代は数千円~数万円ほど掛かるでしょう。
貯金をしていれば切り崩して生活できるものの、貯めていない場合にはその月の生活が厳しくなる可能性があります。
引っ越しをする場合の初期費用
賃貸物件を借りる場合、家賃以外にも仲介手数料や敷金、家具や家電の購入などの初期費用がかかります。以下に、家賃5万5,000円の場合の引っ越し初期費用の目安を挙げました。
- ・仲介手数料…5万5,000円
- ・敷金…5万5,000円
- ・礼金…5万5,000円
- ・前家賃…5万5,000円
- ・火災保険料…1万円
- ・引っ越し費用…5万円
- ・合計…28万円
たとえば、仲介手数料・敷金・礼金・前家賃が各5万5,000円、火災保険料が約1万円、引っ越し費用が約5万円掛かる場合は、合計28万円ほどの初期費用が掛かると想定されます。さらに、家電や家具、生活雑貨などの購入費用も考える必要があるでしょう。フリーターで引っ越しをして一人暮らしをするのであれば、家賃以外に40〜50万円くらいは用意しておくのがおすすめです。
以下で、各種初期費用について具体的に見ていきましょう。
敷金
敷金は、家賃1ヶ月分を賃貸契約時に払うのが一般的です。敷金は担保として預ける費用なので、基本的に家賃の滞納がなければ退去時には全額が返還されます。
ただし、室内を損傷させてしまった際には、修繕費用に充てられるので注意しましょう。また、敷金は、地域によって「保証金」と呼ばれることもあります。
礼金
礼金とは物件の賃貸契約時に大家へ支払うお金で、家賃の1ヶ月分が相場です。敷金とは異なり、退去時に返金されません。最近は敷金・礼金不要、またはこのどちらかを不要とする賃貸物件も多くなっています。どうしても支出を抑えたい場合には、こうした賃貸物件を探して入居するのも一つの方法でしょう。
仲介手数料
仲介手数料とは、賃貸契約の際に発生するもので、不動産会社に支払うものです。金額は、家賃の半分から1ヶ月分程度。賃貸物件の契約締結時に支払うのが一般的です。仲介手数料に関しても、近年は無料とするサービスが出てきています。
火災保険料
火災保険料は賃貸物件を借りる契約を交わす際に加入する保険です。自身で火災を起こしてしまったときに、室内の修復費用や隣部屋に被害を与えた場合の補償などを賄うために支払います。
保険の種類は、不動産仲介会社から提示されるのが一般的。保険会社や物件によるものの、入居時に支払う保険料は1~2万円程度が相場のようです。火災保険は、2年ごとの賃貸契約更新時にあわせて更新するパターンが多いでしょう。
前家賃
前家賃とは、賃貸契約時に次の月の家賃を先に支払うこと。敷金・礼金と同時に支払うのが基本です。月の途中に入居する場合は、入居日から月末日までの家賃を日割りした額に加え、翌月分の家賃とともに支払います。家賃の発生するタイミングが「契約日」なのか「入居日」なのかは、大家と相談して決定するのが一般的です。
引っ越し費用
一人暮らしの引っ越し費用は、約4~6万円が相場のようです。ただし、移動距離や荷物の量によって引っ越しに掛かる費用は上下することを念頭に置いておきましょう。また、2月から4月までの繁忙期は、基本料金が高めに設定されている場合があります。
フリーターの生活費に関しては、「フリーターの生活費の内訳は?掛かる費用や節約方法も知っておこう!」のコラムも参考にしてみてください。
【家賃別】一人暮らしの生活費
前項で参考にした、総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要(p15)」のデータをもとに、ここでは家賃が5万円・7万円の場合の一人暮らしの生活費について解説します。
家賃5万円の場合
前項の「基本的な生活費」で述べた単身世帯の生活費約12万円に家賃5万円を加えると、1ヶ月に掛かる費用は約17万円になります。手取り額は、一般的に額面給与の75〜85%とされているので、手取りで17万円の収入を得るには額面給与が約20〜23万円必要です。
東京労働局の「報道発表資料」によると、東京都の最低賃金は時間額1,163円(2024年10月1日~)。この最低賃金の時給でフリーターの方がアルバイトをした場合、フルタイムの勤務(1日8時間・1ヶ月20日間勤務を想定)で額面給与は約18万6,080円になります。差額の約1.5〜2万円を稼ぐためには、勤務量を増やしたり高時給の仕事をしたりするなど検討する必要があるでしょう。
家賃7万円の場合
前述した計算方法に当てはめると、家賃7万円の場合、1ヶ月に掛かる生活費は約19万円になります。また、手取り19万円の額面給与は約22〜25万円です。
アルバイトで約22〜25万円の月収を得るためには、フルタイムで働くのはもちろん、深夜や土日・祝日など高時給になる時間帯に勤務するといった工夫が必要と考えられるでしょう。時給が高い派遣社員として就業する、ボーナスや家賃補助などが見込める正社員として就職するといった手もあります。
フリーターで手取りが15万円の場合、どのようにやりくりすれば良いか知りたい方は「手取り15万円で一人暮らしはきつい?生活費の振り分けと節約方法」もあわせてご参考ください。
参照元
総務省統計局
家計調査報告 ―月・四半期・年―家計調査 2023年(令和5年)平均 (2024年2月6日公表)
東京都最低賃金は10月1日から時間額1,163円になります
フリーターにも税金の支払いはある?
フリーターの方も、所得税や住民税の支払いが必要な場合があります。所得税の支払い義務が生じるのは、年収が103万円を超える人です。住民税は前年度の所得に応じて課されます。また、勤め先で厚生年金保険や健康保険に加入していない場合は、国民年金保険料や国民健康保険料の支払いも必要です。フリーターが支払うべき税金や保険料について詳しく知りたい方は、「フリーターが払う税金とは?払い方や計算シミュレーションも紹介」をご一読ください。
フリーターが家賃を抑えるための3つのコツ
フリーターの方が毎月掛かる家賃をなるべく抑えるには、住むエリアや物件から駅までの距離などが重要なポイントになります。以下では、一人暮らしを考えているフリーターの方向けに物件探しのコツをまとめているので、参考にしてみてください。
1.都心エリアを避ける
家賃は地域によって差があるため、できるだけ安い物件を探したいのであれば、都心エリアは避けましょう。
オフィスや商業施設などが多い都心部は、住むのに便利なエリアですが家賃は高めです。たとえば、東京都であれば、23区内よりも区外のほうが比較的安い傾向にあります。また、首都圏で物件を探している場合は、東京都だけでなく近隣の県も視野に入れると、自分が希望する家賃の物件を見つけやすいでしょう。
2.駅から遠めの物件を選ぶ
フリーターで家賃をできるだけ抑えたい場合は、最寄り駅からある程度離れている物件を選びましょう。
どのエリアであっても、駅から近い物件は同地域内の中でも家賃が高めです。特に、最寄り駅がターミナル駅だったり複数の路線が集まる駅だったりする場合、家賃はさらに高くなる傾向にあります。
3.希望条件は最小限にする
家賃を抑えたいときは、物件の希望条件は最小限に留めることを意識してみましょう。
自分にとって快適で住みやすい部屋を見つけようとすること自体は問題ありませんが、あまりにも条件が多いと物件探しが難航する可能性があります。「バス・トイレは別」「築年数は浅め」「おしゃれな内装」など、複数の希望をクリアする物件は家賃も高くなりがちです。
なかなか思うように物件探しが進まないときは、フリーターとして暮らしていく中で「どうしても譲れない部分は何か」を考え、優先度の高い条件に絞って幅広く物件を探すことをおすすめします。
フリーターも家賃補助や住宅手当を受けることは可能?
フリーターで家賃補助制度や住宅手当が受けられる職場は少ない傾向にあります。家賃補助や住宅手当の支給基準は企業によって異なるため、受給したいフリーターの方は勤め先の会社が定める支給条件を確認してみましょう。
一般的に家賃補助や住宅手当とは、企業が導入している福利厚生の一つです。主に正社員を対象として、企業が従業員の家賃の一部を負担したり、住宅ローンの返済を補助したりします。また、社宅や社員寮を利用できる企業もあるようです。なお、住んでいる地域によっては、自治体が家賃の一部を補助する制度を設けている場合もあります。家賃補助について詳しく知りたい方は、「家賃補助制度の支給条件は?相場・平均額や自治体の制度も解説」をご覧ください。
フリーターが入居審査通過の可能性を高める方法
フリーターの場合は、家賃が安い物件を探したり、連帯保証人を立てたりすると入居審査に通過しやすくなるでしょう。ここでは、フリーターの方が入居審査に通りやすくなるコツを詳しく紹介します。
家賃が安い物件を探す
フリーターとして入居審査に通過したい場合は、できるだけ家賃が安い物件を探しましょう。
たとえば、月収が20万円の場合、一般的に物件の家賃は6.5万円(月収の3分の1)が目安とされていますが、それよりも安い家賃5万円の物件を選ぶと審査に通過しやすくなります。
前項の「フリーターが家賃を抑えるための3つのコツ」で説明したように、東京都内に通勤する場合は、中心部から離れた郊外や、駅から遠い物件であれば安い物件が見つかりやすいでしょう。
収入が安定している連帯保証人を立てる
収入や雇用が安定している連帯保証人を立てると審査に通りやすくなるといわれています。連帯保証人とは、契約者と同様の義務を負う人のことです。契約者が家賃を支払えない場合に肩代わりするだけでなく、何らかの理由で貸主から請求書が届いた場合は支払いの義務が発生します。
連帯保証人の収入が安定していれば、家賃滞納のリスクが軽減されるため、フリーターの場合も審査に通りやすくなるでしょう。連帯保証人になれる人の条件は物件によって異なりますが、「両親や実子など2親等以内の親族である」「安定した収入がある」などが一般的なようです。
連帯保証人がいないときは?
連帯保証人がいないフリーターの方は、家賃債務保証会社に連帯保証人となってもらう方法があります。ただし、家賃債務保証会社を利用するには保証料を支払わなければいけません。また、申し込み時に家賃滞納リスクがないかの審査もあるようです。
「家賃債務保証会社の利用はややハードルが高そう」と感じる場合、数は少ないものの、連帯保証人を必要としない物件を選ぶのも一つの手です。ただし、連帯保証人が不要な物件の中には、建物が古かったり立地が悪かったりするなど、訳アリの住宅もあるので気を付けましょう。月収を増やす
入居審査に通るためには、月収を増やして支払い能力があることを証明するのも一つの方法でしょう。たとえば、勤務時間を増やしたり、高時給のアルバイトをしたりするといった方法があります。ただし、時給制のフリーターとして働いている場合は、私事都合や体調不良などで休むと月収が減ることがあるので注意が必要です。
月収を安定させたい場合は、フリーターから正社員への就職を検討してみるのがおすすめです。正社員は固定給であることが多く、収入が安定している傾向にあります。また、ボーナスや住宅手当によって生活費を賄える場合もあるでしょう。経験やスキルを積めば昇給も見込めるため、将来的にはさらに月収を増やせる可能性もあります。
フリーターが賃貸契約の審査に通過する方法や注意点をさらに知りたい方は、「フリーターは賃貸物件を借りられる?審査に通るコツやかかる費用などを解説」のコラムもご覧ください。
フリーターの一人暮らしはきつい?楽しい?
フリーターの方が一人暮らしをきついと感じるかどうかは、個人の状況や価値観によって異なります。収入に対して家賃や生活費が高過ぎる場合は、「いくら働いてもお金が貯まらない」「自由に遊べなくてきつい」と感じやすいことも。反対に、それほど経済的な余裕はなくても、「一人になれる時間が増えてうれしい」「お金のやり繰りを考えるのが楽しい」と一人暮らしを満喫できる可能性もあるでしょう。
フリーターの一人暮らしがきついかどうかは、「フリーターの一人暮らしはきつい?生活方法と正社員を目指すコツを紹介」のコラムも参考にしてみてください。フリーターが家賃で困らないようにするには?
フリーターの方ができるだけ余裕を持って一人暮らしをするには、自分の収入に見合った家賃の物件を選ぶこと以外にも、生活費を節約する方法が有効です。また、安定した収入が見込める正社員就職も視野に入れてみましょう。
1.通信費・電気代の契約を見直す
通信費・電気代は、契約プランやオプションを見直すことで節約できる可能性があります。スマートフォンの場合、大手キャリアから格安SIMにすると月々の支払い料金が下がることも。オプションの契約を見直し、使用頻度が少ないものを解約するのも節約につながります。
インターネットの契約は、プロバイダやネット回線事業者の変更を検討してみましょう。電気代は、電力自由化により新規参入した業者に契約を切り替えると、料金が安くなる可能性があります。また、契約アンペア数を減らすことで基本料金を下げることも可能です。
2.まかないが出るアルバイトや自炊をする
アルバイト先の業種や店舗にもよりますが、昼食や夕食のまかないが出る職場を選ぶと食費を抑えられる可能性があります。同様に、社員食堂が利用できるアルバイト先であれば、安い金額で食事を済ませられる傾向にあるのでおすすめです。
また、外食や飲み会などは食費がかさむ要因になりやすいため、できるだけ自炊を心掛けましょう。
3.食料品・日用品はまとめ買いする
食料品や日用品は、特売日やポイントアップデーにまとめ買いすると節約につながるでしょう。安く買えるだけでなく、お店に行く回数を減らすことで余計な買い物を防ぐ効果もあります。買い物リストを作成して滞在時間を短くするのもおすすめです。
食料品・日用品は1ヶ月分の予算を決めておき、それ以上は使わないように心掛けましょう。また、料理は一度に作る量を多めにし、冷凍保存することも節約術の一つです。
4.節電・節水を心掛ける
節電・節水についても、できることがないか検討してみると良いでしょう。家電製品は、コンセントに接続しているだけで電力を消費する場合があります。使わないときはコンセントを抜くだけでも節約になるでしょう。冷蔵庫は開閉回数を少なくしたり、物を詰め込まないようにしたりするなどの工夫も、消費電力を抑えられます。
水道は使う場面が多いため、日常的な節約が重要です。食器洗いの水道やお風呂のシャワーは、こまめに水を止めるようにしましょう。節水用のシャワーヘッドを使うのもおすすめです。また、洗濯をする際にお風呂の残り湯を活用すると節水になります。
5.毎月決まった額を貯金する
毎月の給料の中から一定額を貯金して、確実に預金を増やす方法もあります。お金を貯めるのが苦手な場合は、毎月決まった金額を自動的に預け入れできる、銀行の「自動積立定期預金」を利用するのも一つの手です。預け入れ日を給料日に指定しておけば、いつの間にか貯金がゼロになっていたという事態を防げるでしょう。
貯金があれば、突発的な出費があった際に「家賃を払えなくなるのでは…?」といった不安も抱えにくくなります。フリーターも家賃を抑えて貯金ができるか、貯金をしていないとどのようなリスクがあるかなどを知りたい方は「フリーターも貯金できる?貯蓄なしのリスクや収入を上げるコツも紹介」もあわせてご覧ください。
家計簿を付けるのもおすすめ
フリーターの方が節約を考えるなら、家計簿を付けるのもおすすめです。家計簿では月々の収支を書き出すため、自分が何にどのくらいお金を使っているのかを把握できます。無駄な支出にも気づきやすくなり、節約できそうなポイントが分かるでしょう。昨今は、スマートフォンでレシートを読み込むことで記録を付けられる家計簿アプリもあるので、興味のある方はぜひ活用してみてください。
6.正社員を目指す
フリーターとして働いていることで生活費や将来に不安を感じるのであれば、就職活動をして正社員を目指すのも一つの方法です。ハタラクティブの独自調査「若者しごと白書2024(p46)」によると、フリーターの方が挙げた正社員になりたい理由の1位は「今より多くの収入を得たいため」でした。
正社員は、フリーターよりも賞与や福利厚生が充実している傾向にあるため、金銭的に余裕を持った生活を送りやすくなる可能性があります。また、昇給や昇進も目指せるでしょう。社会的信用も得やすく、賃貸のみならず持ち家のローン審査にも有利であるといえます。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
「正社員への就職を目指したい…」というフリーターの方は、ハタラクティブにぜひご相談ください。ハタラクティブは、20代のフリーターや第二新卒に特化した就職・転職エージェントです。現状に合わせたアドバイスや適性のある仕事のご紹介、応募企業に合わせた選考対策などを、マンツーマンで行います。サービスはすべて無料で利用できますので、まずはお気軽にお問合せください。
フリーターの家賃に関するQ&A
最後に、フリーターの方が家賃に関して抱きやすい疑問をQ&A形式で解決します。一人暮らしをするにあたって、不安を抱えている場合は、ぜひ参考にしてみてください。
フリーターをしながら一人暮らしは可能?
賃貸契約の審査が通れば、一人暮らしをスタートすることは可能です。ただし、フリーターは雇用や収入が安定しないため、正社員と比べて審査に通りにくい傾向にあります。
一人暮らしをするにあたって、入居審査を通過できるか心配な方は、このコラムの「フリーターが入居審査通過の可能性を高める方法」をぜひご参照ください。入居後の生活も踏まえると、自身の収入に見合った物件を見つけることが重要です。
フリーターとしての生活を送り続けるリスクはある?
フリーター生活が長引くことで「年齢が上がると正社員就職が厳しくなる」「将来受給できる年金額が少なくなる」といったリスクが考えられます。
また、非正規雇用のため、職を失って家賃の支払いが苦しくなるリスクも正社員より高いといえるでしょう。フリーターのまま年を重ねた場合の将来が心配な方は、「フリーターとは?一人暮らしは実現できる?正社員就職のポイントも解説」のコラムもご覧ください。
フリーターのまま一人暮らしをするデメリットはある?
フリーターが一人暮らしをする主なデメリットは、「家賃によっては贅沢しにくい」「病気やケガで働けなくなったときに生計が立てられない」などです。
たとえば、家賃を含む固定費が収入の大半を占めている場合は、おしゃれや旅行、遊びの予定などを我慢しなければならないこともあるでしょう。また、フリーターは時給制の場合が多く、病気やケガでアルバイトを休むと収入がなくなり、生活が立ち行かなくなる恐れもあります。
フリーターで好条件の賃貸物件に住む方法は?
フリーターで条件の良い物件を探すには、「複数の不動産会社に掛け合う」「住むエリアを絞り過ぎず幅広く物件を見る」などの方法があります。また、収入と家賃のバランスが合わず物件選びに苦労している場合は、正社員就職を検討するのもおすすめです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。