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履歴書に退社と退職のどちらを書く?マナーや書き方について紹介!
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この記事のまとめ
- 履歴書には、「退社」ではなく「退職」と表記しよう
- 退社には「会社を辞める」「退勤する」の2つの意味があるため避けた方が無難
- 履歴書には会社都合や自己都合など、状況に合わせた退職理由を記載する
- 退職する見込みである場合は、必要に応じて予定日も書いておく
- 履歴書を作成する際には、誤字脱字や書き損じに気を付けよう
「履歴書には退社と退職のどちらの表記で書くべき?」と悩む方は多いのではないでしょうか。転職の際、前の会社を辞めたことを履歴書に書く場合、「退職」と表記するのがベターです。このコラムでは、「退社」と「退職」の違いを紹介。状況別の退職理由の書き方や、退職日の記載の有無なども解説しています。転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
履歴書には「退社」と「退職」のどちらを書くべき?
結論から述べると、履歴書には「退職」と表記するのがベターといえます。「退社」には「会社をやめること」と「仕事を終えて退勤すること」の2つの意味があり、混乱を招いてしまう可能性があるからです。そのため、「会社を辞めること」だけを意味する「退職」を使うのが無難といえるでしょう。
履歴書には退職理由も記載しよう
履歴書には、「〇年〇月 △△△株式会社 退職」だけでなく、会社を退職した理由も記載しましょう。詳細を伝える必要はありませんが、退職時の状況に応じて一言添える配慮が大切です。以下で退職理由や書き方について解説していきます。
自己都合退職
自己都合退職は個人的な理由により、会社に希望を出して退職したことを指します。たとえば、「仕事や職場が合っていなかった」「怪我・病気のため」「介護や育児のため」などは、自己都合退職に該当します。そのような理由で退職した場合、履歴書には「〇年〇月 △△△株式会社 一身上の都合により退職」と書きましょう。また、怪我・病気や介護などのやむを得ない事情の場合は、簡潔に書き添えておけば採用担当者に理解してもらえる可能性があります。
期間満了
期間満了は、派遣社員や契約社員など、雇用期間に定めがある場合に契約が終了したことを指します。なお、派遣社員と契約社員では履歴書への書き方が異なるため、注意しましょう。
- ・派遣社員の場合…「〇年〇月 派遣期間満了」
・契約社員の場合…「〇年〇月 契約期間満了」
また、いずれも期間満了前に個人的な理由で契約を終了した場合は、自己都合退職の扱いになります。退職理由の種類については、「自己都合退職とは?会社都合との違いや失業保険の受給方法を紹介」のコラムでも紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
会社都合退職
会社都合退職は、会社からの通告を受けて退職した場合です。経営状況の悪化による倒産やリストラ、解雇(懲戒解雇を除く)など、会社側の都合で退職に応じた場合に該当します。会社都合退職の場合、履歴書には「〇年〇月 △△△株式会社 会社都合により退職」と表記しましょう。
なお、ハラスメントやサービス残業の常態化、給与未払いといった労働環境が原因で退職した場合や、契約と実際の労働条件の食い違いなど、会社側に明らかな非がある場合も会社都合退職の扱いになります。会社都合退職の履歴書の書き方については、「会社都合退職の履歴書の書き方とは?状況別の記載方法や注意点も紹介」のコラムも参考にしてみてください。
在職中で退職する予定がある場合の履歴書の書き方
会社に在籍はしているものの、ゆくゆく退職する予定がある場合は、履歴書には以下のように表記しましょう。
退職日を書く場合
「1ヶ月以内に退職することが決まっている」あるいは「企業側がすぐの入社を求めている」などの場合は、退職日を書きます。履歴書に「現在に至る(◯月◯日退職予定)」と書いておけば、「この日以降ならいつでも入社できる」という意思表示になるでしょう。
退職日を書かない場合
「退職日が決まっていない」あるいは「数ヶ月先に退職する予定」である場合、企業から要求がない限りは退職日を書く必要はありません。履歴書には「現在に至る」とだけ書きましょう。
そのほかの履歴書のチェックポイント
退職関連以外にも、履歴書でチェックすべきポイントがあります。履歴書を書き始める前に、以下のポイントを押さえておきましょう。
略称ではなく正式名称で記載する
履歴書には略称ではなく、正式名称で記載しましょう。たとえば、会社名を書く場合、「(株)◯◯◯」ではなく、「株式会社◯◯◯」と書きます。学校名は「都立(県立)◯◯高校」ではなく「東京都立(◯◯県立)◯◯高等学校」、資格名は「◯検 2級」ではなく「◯◯◯能力検定 2級」というように、長くても正式名称で書くのがマナーです。
数字はアラビア文字を使用するのが無難
履歴書は横書きなので、数字を書くときはアラビア数字(算用数字)を使用するのが無難です。日付や年齢、郵便番号、資格の級数など、履歴書ではすべてアラビア数字で記載しましょう。
誤字脱字に注意
履歴書を書く際は、誤字脱字に注意しましょう。履歴書に誤字脱字があると、マイナスの印象を与えてしまいかねません。履歴書を書き終わったら、誤字脱字がないかをよくチェックしましょう。
書き損じたら新しく書き直す
履歴書を書き損じたら、修正液や修正テープは使用せず、新しく1から書き直しましょう。そのため、「万が一に備えて予備の履歴書を用意しておく」「時間に余裕を持って早めに作成に取り掛かる」などのことが大切です。二重線を引いて訂正印を押すという方法もありますが、誤字が目立つうえに、企業から「慌てて書いた」と思われる恐れがあるので、よほどの緊急性がない限りは避けましょう。「履歴書を書き間違えたらどうする?正しい修正方法とは」では、訂正印を使用する場合の注意点などを紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
履歴書には、退職や退社の表記以外にも、多数の項目やマナーがあります。履歴書の書き方に自信がない場合は、第三者にチェックしてもらうのもおすすめです。もし、「チェックしてくれる人が周りにいない」「プロ目線でのアドバイスがほしい」といった場合は、転職エージェントを利用してみると良いでしょう。
ハタラクティブでは、専属のアドバイザーによる就職・転職の支援を実施。履歴書の添削も行っているので、書き方が分からないところがあっても安心です。ほかにもカウンセリングや求人紹介、面接対策など、充実したサポートを受けられます。サービスはすべて無料で利用できるので、転職・就職でお悩みの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。