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自分の強みの見つけ方!面接時の例文やアピールできる書き方を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 自分の強みとは仕事で活用できるスキルや特性のこと
- 自分の強みは「ヒューマンスキル」「ポータブルスキル」「専門的なスキル」の3種類
- 企業側は自分の強みから「社風に合うか」「活躍できるか」をチェックしている
- 自分の強みを見つけるには、自己分析して企業に合うものを探すのがおすすめ
- 自分の強みが思いつかないときは、他己分析やエージェントに相談しよう
「自分の強みが思いつかない…」「どうやって面接でアピールすれば良い?」と不安に思っている方もいるのではないでしょうか。自分の強みを見つけるためには、自己分析が重要です。このコラムでは、自分の強みを探す自己分析の方法や別の言い換え方を紹介します。面接で質問されることが多い質問である「自分の強み」を見つけるために、ぜひ参考にしてください。
「自分の強み」とは?
面接で質問される「自分の強み」とは、「仕事で役に立つスキルや特性」のことです。ここでは、強みを3種類に分類して解説します。また、長所や自己PRと混同しがちな質問なので、それぞれの違いについてもしっかり確認しておきましょう。
強みは大きく分けて3種類ある
強みは大きく3種類に分類されます。「ヒューマンスキル」「ポータブルスキル」「専門的なスキル」の3種の違いを理解し、どのように自分の強みをアピールするかの参考にしてください。
1.ヒューマンスキル
ヒューマンスキルは自身の人柄や性格など、本来の性質のことを指します。コミュニケーション能力や協調性、チャレンジ精神など、人との関わりで役に立つスキルが多いです。職種を問わず求められるので、実務経験が少ない場合や、未経験の業種に転職する場合は、ヒューマンスキルを軸にアピールすると良いでしょう。
2.ポータブルスキル(ビジネススキル)
ポータブルスキルはビジネススキルとも呼ばれ、その名のとおり、もち運びが可能なスキルのこと。どのような仕事・職種にも流用できるスキルであり、たとえば計画性やマネジメントスキル、論理的思考力などがポータブルスキルに該当します。
「自分の強みがわからない」という社会人の方には、ポータブルスキル(ビジネススキル)から強みを探す方法がおすすめです。これまで仕事をしてきた中で役に立ったスキルのことなので、具体的なエピソードと絡めやすいという利点があります。
3.専門的なスキル
専門的なスキルは、業種や職種の深い知識や経験から得られるスキルです。たとえば、IT系の業種ならプログラミングスキル、イラストや広告関係の仕事ならデザインスキルといった職種特有のスキルが挙げられます。
同じ業種や職種への転職の際は、即戦力として重宝されるスキルなので、積極的に「自分の強み」としてアピールすると効果的でしょう。
長所や自己PRとの違い
強みは「仕事で役に立つ能力」を指すのに対し、長所は「個人の性格」と分けるケースが多いです。前述したヒューマンスキルは長所と似たものだと認識して問題ありません。
自己PRは、自分の強みをどのように仕事に活かし、企業に貢献するかというアピールのことです。自分の強みが把握できていないと自己PRを考えるのは難しいため、まずは自分の強みの分析から始めてみましょう。
人事が「自分の強み」について質問する理由
人事は「自分の強み」という質問を通して、「求めている人物から遠くないか」「戦力となり得るか」といったことを確認したいと考えられます。ここでは、具体的にどのようなことをチェックしているのかをまとめました。「あなたの強みは何ですか?」という質問の理由を正確に理解し、人事の意図に合う回答でアピールできるようにしておきましょう。
また、自分の強み以外にも面接でよく聞かれる質問の意図が気になる方は「面接でよく聞かれる質問集!想定されるものを状況別に紹介」で詳しく解説しているため、あわせてぜひご覧ください。
社風に合うか確認したい
企業は、応募者の「自分の強み」を確認し、求める人物像とマッチしているか判断していると考えられます。たとえば、社員には積極的に新しい案を出して行動してほしいと思っている企業の場合、「慎重さが強み」という人材はマッチしているとはいえません。自分の強みを聞くことで、応募者の人柄を知れると判断している可能性もあります。
人となりを見極めるうえで重要視されるのは、「自分の強み」にまつわるエピソードです。強みにまつわる実際の経験談を語ることで、応募者の人物像はよりリアルに伝わることでしょう。
入社後に活躍できるか把握したい
入社後に自分の強みを活かして企業に貢献してくれるか、という点も人事としては確認したい項目でしょう。経歴や資格だけではわからない点を「自分の強み」としてアピールすることで、企業側も応募者を魅力的に感じる可能性は高くなります。
自分の強みの見つけ方7選!自己分析を深めよう
ここでは、自分の強みを見つけるための自己分析の方法を紹介します。「自分の強み」を正しく把握しておけば、自己PRや長所・短所といった面接で聞かれがちな質問への対策にもなるでしょう。
1.自分史(過去の経験)
まず、小・中・高・大学と、これまでの自分史を振り返ってみてください。これまでに経験した出来事をまとめておけば、説得力のあるエピソードで補足する際にも役立ちます。
自分史を振り返る際に焦点を当てるべきポイントは、大きく分けて3つ。「当時目指していた目標は何か」「その目標のためにどのような努力をしたのか」「その結果得られたものは何か」の3点です。
それぞれの年齢や状況によって、目標や課題も異なるはずです。勉強に精を出していた時期、部活に励んでいた時期、趣味やバイトなどに時間を費やしていた時期など、自分の歴史を思い出してみましょう。
2.モチベーショングラフ
モチベーショングラフとは、現在に至るまでのモチベーションの上下をグラフにしたものです。どのような時期や理由で自分のモチベーションが上下するのかを把握したり、下がったときの対処法などを客観的に分析できます。
モチベーショングラフについては、「自己分析とは?実施するメリットや簡単に行う方法をご紹介」でより詳しく解説しているのでチェックしてみましょう。
3.マインドマップ
マインドマップは、頭の中にある考え方やアイデアなどを図にしたもののこと。図として可視化することで自分自身が何を考えているのかをわかりやすく把握でき、分析できるでしょう。
「マインドマップとは?ノートを活用して頭の中を整理しよう」のコラムでマインドマップについての詳細を解説しているので、気になる方はぜひあわせて読んでみてください。
4.長所・短所
長所や短所から自分の強みを探るのも手段の一つです。
長所の場合は、好きなことや得意なこと、これまでに克服してきたことなどから自分の強みを探ってみましょう。仕事や趣味の中から自分の好きなことを探るのも良い手法です。また、得意な面を探るときは、他人から褒められたことや喜ばれたことなどを思い出してみると良いでしょう。
どうしてもこれといった長所を見つけられない場合は、自分の短所を考えるのがおすすめ。長所と短所は表裏一体のことが多く、見方を少し変えることで、自分の強みを探せるかもしれません。
5.弱みの言い換え
「自分の強み」が思いつかないのであれば、思い切って「弱み」を言い換えるのも重要です。自分のマイナス面ばかり目についてしまう場合は、思い切ってその弱みをプラスのイメージがある言葉に変換してみましょう。
たとえば、「頑固」という弱みであれば、「意思が強い」「責任感が強い」といった言葉に言い換えることでプラスの一面を引き出せます。強みと弱みは表裏一体だと考えるのが大事です。
6.自己分析本
書籍を利用し、順を追って自己分析してみるのも良いでしょう。本の内容にもよりますが、質問に答えるだけでどのようなタイプかを分析してくれるものもあり、一人で悩むよりも簡単に自分の強みを探れます。書店などで試し読みをして自分に合う書籍を探してみてください。
7.自己分析・診断ツール
自己分析ツールや自己診断ツールを利用すれば、より簡単に自己分析が可能です。ツールにもよりますが、大抵は簡単な質問に答えることで分析できるので、積極的に利用してみましょう。
エージェントなどが提供するツールを利用すると、診断結果から自分の強みに合う企業が検索できる場合もあります。自己分析・診断ツール利用の際は、一つのツールに頼るのではなく、複数のサイトを試した結果から総合的に強みを探ってみると良いでしょう。
企業に合う「強み」を考えよう!
業種や職種によって、魅力的な「自分の強み」は違います。企業と自分の共通点を探し、どういった強みであれば魅力的な人材だと評価されるかを考えるのが重要です。企業のニーズに合う自分の強みを探すためには、自己分析と同様に企業研究や職種ごとの分析も必要になります。企業の社風や今後の展望などを予測し、効果的な「強み」を探しましょう。自分の強み・弱みの言い換え一覧
自分の強みが思いつかない人におすすめなのが、欠点や弱点、弱みだと思っている部分を言い換えてアピールする方法です。強みを見つけられない場合は、弱みから強みを見つけ出してみましょう。
以下に、代表的な強みと弱みの一覧をまとめたので参考にしてみてください。
弱み | 強み |
---|---|
気が弱い | 思いやりがある |
緊張しがち | 思慮深い |
負けず嫌い | 向上心がある |
視野が狭い | 集中力がある |
ネガティブ、心配性 | 慎重 |
八方美人 | 協調性がある |
神経質 | 几帳面 |
イレギュラーに弱い | 計画性がある |
流されやすい | 傾聴力がある |
自分の強みを面接や履歴書の書き方でアピールするコツ
自分の強みは、「結論(自分の強み)」「具体的なエピソード」「活かし方」の順に伝えるのが効果的です。自分のアピールポイントは人それぞれですが、どのようなアピール内容であっても伝え方の注意点は同じだといえます。以下では伝える順番について詳しく解説していくので、面接や履歴書を書く前にしっかりと確認しておきましょう。
1.最初に「自分の強み」を述べる
まずは、「自分の強み」を簡潔に述べます。「私の強みは協調性の高さです」といった形で最初に結論を伝えておけば、採用担当者も話が聞きやすいでしょう。
2.具体的なエピソードで裏付ける
続いて、どのようにしてその強みを得たか、どういった経験で強みだと思ったのかを具体的なエピソードで裏付けます。根拠を提示することで説得力が上がり、採用担当者に納得してもらいやすくなる可能性が高いです。
3.強みをどのように仕事に活かすかで締めくくる
最後は、入社後に自分の強みをどのように活かして企業に貢献するかという目標でまとめます。将来的なイメージが固まっている人はそれだけで人事からの高評価を得やすいので、強みと業務を関連付けられるように目標を考えておくのが重要です。
自分の強みを仕事に活かせる例文7選
ここでは、面接や履歴書で使える「自分の強み」の例文を紹介します。強み別に選べるよう7種用意したので、自分の強みを考える際にはぜひ参考にしてください。
1.コミュニケーションスキル
以下は、コミュニケーションスキルの高さを「自分の強み」としてアピールできる例文です。
「私の強みはコミュニケーションスキルの高さです。私は高校進学の際、どうしても学びたいことがあったため、隣の市の学校を選択しました。最初は周囲に知り合いがいなかったため、クラスメイトに積極的に話しかけて友人を作るよう心掛けました。この経験のおかげで、大学でも友人を増やせたのは良い思い出です。誰とでも話せるコミュニケーションスキルを活かし、貴社(御社)でも人の間を取りもてるような存在になりたいと思っています」
2.リーダーシップ
以下は、リーダーシップを「自分の強み」としてアピールできる例文です。
「私は、前職で磨いたリーダーシップに関しては誰にも負けないという自信があります。前職ではチームリーダーとして、アプリケーション開発の現場に携わっていました。小規模な開発だったためチームの人数は少なかったのですが、その分風通しの良い開発ができるよう、メンバーと毎日情報共有を行っていたおかげで大きな納期遅れは発生せず、スムーズに業務に取り組めた経験があります。リーダーとしての経験を通して身につけたリーダーシップやマネジメント能力を活かし、貴社(御社)でも開発の要となれるよう精進したいです」
3.協調性
以下は、協調性があることを「自分の強み」としてアピールできる例文です。
「私の強みは協調性があることです。私は中学生のころからバレーボール部に所属しており、高校では県でも有数の強豪校へ進学しました。高校では部員の人数が倍増したため、周囲の人の話をしっかりと聞き、チームワークの向上を目標に尽力しました。そのおかげで、周囲から副部長に推薦されたときの嬉しさは今でも覚えています。入社後は部活動から学んだ協調性を活かし、誰からも仕事を任せられるような存在になりたいと思っております」
4.計画性
以下は、計画性の高さをアピールできる「自分の強み」の例文です。
「私の強みは計画性の高さです。私は仕事以外のプライベートでも事前に調べて行動するタイプで、旅行ではよく幹事を任されていました。時間や行程などからスケジュールを調整するのが得意なので、仕事でも計画的に日数管理をして遅れが出ないように進めています。反面、イレギュラーな対応には弱い面もあったのですが、最近は率先して周囲の人と情報共有することで対応しています。この計画性の高さを活かし、業務を円滑に進められるよう貴社(御社)でも強みを発揮したいと考えております」
5.向上心
以下は、向上心を「自分の強み」としてアピールできる例文です。
「私の強みは向上心の高さです。私は大学時代、3年間飲食店でアルバイトをしていました。アルバイト先では接客を通して今まで接したことのない年代のお客さまと話す機会があり、できる限り多くのお客さまと会話すべく、新聞を読んだりニュースを仕入れたりして話題の展開を心掛けていました。結果、常連のお客さまはもちろん、新規のお客さまからも顔や名前を覚えていただいたり、口コミで良い評価をされた経験は忘れられません。目標達成のための努力は惜しまないこの向上心を貴社(御社)でも活かし、日々成長できるような社員になりたいと思っています」
6.継続力
以下は、継続力があることを「自分の強み」としてアピールする例文です。
「私には、困難なことがあっても諦めない継続力があります。私は前職でカスタマーサポートとして勤務していたのですが、最初のうちはお客さまの要望に応えられず悔しい思いをしていました。しかし決して諦めず、お客さまが何を求めているのかを毎日分析することで、徐々にスムーズな受け答えができるようになりました。お客さまのトラブルを自分の力で解決し、初めて感謝のお言葉をいただいたときの達成感は今も仕事をするうえで忘れてはならない思い出です。物事に対して投げ出さず、対策を考えて継続できるという強みを、貴社(御社)の業務でも活かしたいと思っています」
7.適応力
以下は、適応力の高さを「自分の強み」としてアピールできる例文です。
「適応力の高さが私の強みです。私は、大学生のころに語学留学として半年間アメリカに滞在していました。異国の地で言葉が通じるかは不安でしたが、つたない英語ながらも思い切って会話を重ねるうちに、英語スキルも日常会話が問題なくこなせるレベルまで成長し、多くの友人が得られたことはかけがえのない経験です。どのような状況でも臨機応変に適応できる能力を活かし、貴社(御社)に貢献したいと思っております」
それでも「自分の強み」がわからないときの対処法
見つけ方や例文を参考にしても「自分の強みがわからない…」という方は、自己分析ではなく他己分析で強みを見つけ出したり、エージェントに相談してみたりするのも手段です。それぞれの方法について、詳しく確認していきましょう。
他己分析をする
自分のことをよく知っている人物に、他己分析を頼んでみるのも一つの方法です。自分では気づけない一面を見てくれている可能性が高いため、思いもよらぬ答えが返ってくることもあるでしょう。
また、一人に限らず家族や友人、先輩など、聞く対象者を広げることでより多くの見えない自分と出会える可能性が高まります。さらに、その中で共通の答えが挙げられたら、それが自分の強みといえるでしょう。
エージェントに相談する
これまでの方法で、自分の強みをどうしても見つけられない場合は、就活のプロに相談してみるのもおすすめです。第三者であれば自分では気づかない強みを見つけ出してくれる可能性が高いため、積極的に活用してみましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。