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自分の強みの見つけ方7選!具体的な手順や見つからないときの対処法を紹介
この記事のまとめ
- 自分の強みの見つ方には、自己診断ツールや自分史を活用する方法がある
- 仕事に役立つ強みには、「ヒューマンスキル」や「ポータブルスキル」などが挙げられる
- 企業は自分の強みから「求める人物像に合うか」「活躍できるか」を確認している
- 自分の強みが思いつかないときは、第三者に聞いたりエージェントに相談しよう
自分が就職・転職活動でアピールできる「強み」とは何か悩む方もいるのではないでしょうか。自分の強みを見つけるためには、自分に合った方法で自己分析することが大切です。
このコラムでは、自分の強みを探す自己分析の方法や別の言い換え方を紹介します。面接で質問されることが多い質問である「自分の強み」を見つけるために、ぜひ参考にしてください。
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自分の強みの見つけ方7選!自己分析を深めよう
自分の強みを見つける方法には「自己分析・診断ツールを利用する」「自分史を作る」「モチベーショングラフを作る」などが挙げられます。ここでは。自分の強みを見つける7つの方法について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1.自己分析・診断ツールを利用する
自分の強みの見つけ方の一つ目に、自己分析・診断ツールを利用することが挙げられます。利用するツールにもよりますが、大抵は簡単な質問に答えることで分析できるので、簡単に自己分析が可能です。
ただし、自己分析・診断ツール利用の際は分析結果の精度を高めるために、一つのツールに頼るのではなく、複数のサイトを試した結果から総合的に強みを探ってみると良いでしょう。
また、MBTI診断を利用して自分の性格を知り、その特徴から強みを知ることもおすすめです。MBTI診断に関して詳しくは、「MBTIとは?16タイプの性格や特徴・強みを解説!」のコラムで解説しているのであわせてご覧ください。
2.自分史を作成する
自分の強みの見つけ方として、自分史を作成するのもおすすめです。
自分史とは、自分の過去の経験を時系列にまとめたもの。自分史を作成して過去を振り返ることによって、自分の目標を達成した経験や、困難な状況を乗り越えられた背景にあるの強みを明確にできるでしょう。
自分史を振り返る際に焦点を当てるべきポイントは、大きく分けて3つ。「当時目指していた目標は何か」「その目標のためにどのような努力をしたのか」「その結果得られたものは何か」の3点です。
それぞれの年齢や状況によって、目標や課題も異なるはずです。勉強に精を出していた時期、部活に励んでいた時期、趣味やバイトなどに時間を費やしていた時期など、自分の歴史を思い出してみましょう。作成例は以下のとおりです。
小学校時代 | 【目標】 ・絵がうまくなる 【行動】 ・絵画教室に通って絵の勉強をしていた 【結果】 ・地元のコンクールで入賞した |
---|---|
中学校時代 | 【目標】 ・部活動でレギュラーになる 【行動】 ・朝練に参加し、放課後も自主練に励んだ 【結果】 ・2年生でレギュラーに選ばれて、公式戦に出場した |
高校時代 | 【目標】 ・大学進学に向けて、第一志望大学合格を目指す 【行動】 ・予習復習を徹底した ・模擬試験の結果から学習計画を定期的に見直した 【結果】 ・第一志望大学に合格 |
大学時代 | 【目標】 ・国際的な視野を広げるために、海外留学に挑戦する 【行動】 ・留学資金を貯めるためにアルバイトを始めた ・留学プログラムについて調べ、自分に合ったプログラムを選択した 【結果】 ・1年間の海外留学を実現 |
社会人 | 【目標】 ・社会人 【行動】 ・営業研修に積極的に参加し、ロールプレイングや先輩社員の同行を通して実践的なスキルを習得した 【結果】 ・顧客との良好な関係を築けるようになり、新規顧客獲得数や売上目標の達成に貢献できた |
上記のように作成した自分史を掘り下げていくことで、経験に一貫した強みや価値観を見つけられる可能性があります。まずは、自分の経験を整理してみてください。
3.モチベーショングラフを作る
モチベーショングラフも自分の強みを見つけるのに役立つでしょう。モチベーショングラフとは、現在に至るまでのモチベーションの上下をグラフにしたものです。モチベーショングラフを使用することで、「部活で結果を残し、達成感を感じたことでモチベーションが上がった」「受験に失敗したことで、目標が達成できなかったことからモチベーションが下がった」など、どのような状況で自分のモチベーションが上下するのかを把握できるでしょう。モチベーショングラフは直接的に強みを教えてくれるものではありませんが、モチベーションという切り口から自己分析を行うことで、自分の強みや得意分野を発見するヒントを与えてくれるでしょう。
モチベーショングラフの作成方法は以下のとおりです。
- 1.縦線と横線を引く
- 2.縦軸が「モチベーションの高さ」横軸が「年齢」として、モチベーションの上下を曲線グラフで書く
- 3.モチベーションの変化があった時期に出来事を記載する
- 4.出来事を深掘りし、当時の感情や行動を書き出す
- 5.グラフ全体から共通点を見つけ、自分の価値観や行動パターンを確認する
- (例)
- モチベーションが高いときの共通点:チームで何かを成し遂げたとき
- モチベーションが低いときの共通点:人間関係がうまくいかないとき
4.マインドマップを作る
マインドマップは、頭のなかにある考え方やアイデアなどを図にしたもののことです。自分の考えを図として可視化することで、自分について客観的な分析ができるでしょう。
マインドマップの作成方法は以下のとおりです。
- 1.メインとなるキーワード・主題を中心に設定します。
- 2.周囲にメインに関連する思考や、言葉を放射線状になるように記載する
- 3.メインの周囲に記載した言葉から、さらに関連する思考や言葉を設定し、深掘りする
マインドマップ作る過程で、自分が何に重点を置いて考えているか、どのようなキーワードをよく使うかが見えてきます。 たとえば、マインドマップに「挑戦」「成長」「学ぶ」といった言葉が多く出てきたら、成長意欲が高いことを示す可能性があるでしょう。このように、マインドマップに現れる思考パターンやキーワードは、自分の強みや得意なことを教えてくれるヒントになります。
マインドマップの詳しいやり方は、「マインドマップとは?ノートを活用して頭の中を整理しよう」のコラムで詳しく解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
5.長所・短所から考える
長所や短所から自分の強みを探るのも手段の一つです。
長所の場合は、好きなことや得意なこと、これまでに克服してきたことなどから自分の強みを探ってみましょう。仕事や趣味のなかから自分の好きなことを探るのも良い手法です。また、得意な面を探るときは、他人から褒められたことや喜ばれたことなどを思い出してみると良いでしょう。
どうしてもこれといった長所を見つけられない場合は、自分の短所を考えるのがおすすめ。長所と短所は表裏一体のことが多く、見方を少し変えることで、自分の強みを探せるかもしれません。
6.弱みを言い換える
「自分の強み」が思いつかないのであれば、思い切って「弱み」を言い換えるのもおすすめです。自分のマイナス面ばかり目についてしまう場合は、思い切ってその弱みをプラスのイメージがある言葉に変換してみましょう。
たとえば、「頑固」という弱みであれば、「意思が強い」「責任感が強い」といった言葉に言い換えることでプラスの一面を引き出せます。強みと弱みは表裏一体だと考えるのが大事です。
7.自己分析本を読む
書籍を利用し、順を追って自己分析してみるのも手です。本にもよりますが、質問に答えるだけでどのようなタイプかを分析してくれるものもあり、一人で悩むよりも簡単に自分の強みを探れます。書店などで試し読みをして自分に合う本を探してみてください。
企業に合う「強み」を考えよう
業種や職種によって、魅力的な「自分の強み」は異なります。そのため、企業と自分の共通点を探し、どのような強みであれば魅力的な人材だと評価されるかを考えるのが大事です。企業のニーズに合う自分の強みを探すためには、自己分析と同様に企業研究や職種ごとの分析も大切。企業のホームページや採用サイトから社風や今後の展望などを把握し、効果的な「強み」を探しましょう。企業研究のやり方について詳しくは、「企業研究のやり方を解説!調べることや就職・転職活動への活かし方も紹介」を参考にしてみてください。
そもそも「自分の強み」とは?
面接で質問される「自分の強み」とは、「仕事で役に立つスキルや特性」のことです。ここでは、強みを3種類に分類して解説します。また、長所や自己PRと混同してしまいがちな内容のため、それぞれの違いについてもしっかり確認しておきましょう。
強みは大きく分けて3種類ある
強みは大きく分けて、「ヒューマンスキル」「ポータブルスキル」「専門的なスキル」の3種があります。それぞれの違いを理解し、どのように自分の強みをアピールするかの参考にしてください。
1.ヒューマンスキル
ヒューマンスキルは自身の人柄や性格など、本来の性質のことを指します。コミュニケーション能力や協調性、チャレンジ精神など、人との関わりで役に立つスキルが多い傾向にあるでしょう。ヒューマンスキルは職種を問わず求められるので、実務経験が少ない場合や、未経験の業種に転職する場合は、ヒューマンスキルを軸にアピールすると良いでしょう。
2.ポータブルスキル(ビジネススキル)
ポータブルスキルはビジネススキルとも呼ばれ、「どのような仕事でも使えるスキル」のことです。たとえば計画性やマネジメントスキル、論理的思考力などがポータブルスキルに該当します。
「自分の強みが分からない」という社会人の方は、ポータブルスキルを軸に自分の強みを探すことがおすすめ。これまでの経験から具体的なエピソードを紐付けやすくなり、説得力のある自己PRを作成できる利点があるでしょう
3.専門的なスキル
専門的なスキルは、業種や職種の深い知識や経験から得られるスキルです。たとえば、IT系の業種ならプログラミングスキル、イラストや広告関係の仕事ならデザインスキルといった職種特有のスキルが挙げられます。専門的なスキルは、同じ業種や職種へ転職する際に即戦力として期待されやすいため、積極的にアピールするのがおすすめです。
長所や自己PRとの違い
強みは「仕事で役に立つ能力」を指すのに対し、長所は「個人の性格」を指す場合が多い傾向にあります。
また、自己PRは、自分の強みをどのように仕事に活かし、企業に貢献するかというアピールのことです。自分の強みが把握できていないと自己PRを考えるのは難しいため、まずは自分の強みの分析から始めてみましょう。
企業が「自分の強み」について質問する理由
企業が「自分の強み」を質問する理由には、「企業が求める人物像か確認したい」「入社後に活躍できそうか把握したい」が挙げられます。以下で詳しく解説しているので、「あなたの強みは何ですか?」という質問の理由を正確に理解し、人事の意図に合う回答でアピールできるようにしておきましょう。
また、自分の強み以外にも面接でよく聞かれる質問の意図が気になる方は「面接の質問と回答例を例文つきで紹介!答え方のポイントと注意点とは」で詳しく解説しているため、あわせてぜひご覧ください。
企業が求める人物像か確認したい
企業は応募者の強みを確認して、求める人物像とマッチしているか判断していると考えられます。たとえば、社員には積極的に新しい案を出して行動してほしいと思っている企業の場合、「慎重さが強み」という人材はミスマッチだと思われてしまう恐れがあるでしょう。そのため、企業研究で集めた情報から企業が求める人物像を確認し、それに合わせて自分の強みをアピールするのが大切です。
入社後に活躍できそうか把握したい
企業は、応募者が入社後に自分の強みを活かして、事業に貢献してくれるかどうかを確認している場合もあるでしょう。そのため、自分の強みが「仕事内容とどのようにマッチしているか」「どのような場面で活かせるか」「どのような成果につながるか」などをアピールするのがおすすめです。このとき、具体的なエピソードと一緒にアピールすることで、面接官が納得しやすいでしょう。
自分の強みが分からなくなる原因
自分の強みが分からなくなる原因には、「自己分析が不十分」「自分の強みに気づいていない」といったことが考えられます。以下でそれぞれについて解説するので、「自分の強みが思いつかない」という方は参考にしてみてください。
自己分析が不十分
自分の強みが分からなくなる原因として、自己分析が不十分であることが挙げられます。自己分析とは、自分自身について深く掘り下げて考えることで、自分の強みや弱み、価値観、興味などを理解する手段です。自己分析が不十分だと、自分の強みを発見するための材料が不足してしまうため、結果的に強みが見つかりにくくなってしまうでしょう。
自分の強みに気づいていない
自分の強みに気づいていないことも、「強みが見つからない」と悩む原因になり得ます。他の人から見ると優れた能力や個性でも、自分では強みとして認識していない場合があるためです。
そのため、自分一人では「強みが分からない」という方は、周囲からの客観的な意見を取り入れることで、隠れた強みに気づける可能性があります。詳しい対処法は次項で詳しく説明しているので確認してみてください。
強みには実績が必須ではない
「結果が出ていないから強みとは言えないのでは?」と思う方がいるかもしれませんが、強みには特別な実績や目に見える成果は必須ではありません。強みとは、「得意なこと」や「自信があること」であり、結果に結びついていなくてもアピールすることは可能です。「自分の強み」が見つけられないときの対処法
見つけ方を参考にしても「自分の強みが見つからない…」という方は、自己分析ではなく他己分析で強みを見つけ出したり、エージェントに相談してみたりするのも手です。それぞれの方法について、以下で詳しく確認していきましょう。
他己分析をする
自分のことをよく知っている人物に、他己分析を頼んでみるのも一つの方法です。周囲の人に自分を分析してもらうことで、客観的な意見をもらえるでしょう。
また、一人に限らず家族や友人、先輩など、聞く対象者を広げることでより多くの見えない自分と出会える可能性が高まります。さらに、そのなかで共通の答えが挙げられたら、それが自分の強みといえるでしょう。
他己分析の方法について詳しくは、「他己分析とは?やり方のポイントや活用方法と具体的な質問リストを紹介」を参考にしてみてください。
周りの人の強みを参考にしてみる
自分の強みが見つからないときは、周りの人の強みを参考にしてみるのも手です。身近にいる人や、自分自身の強みを発見するヒントが得られるかもしれません。たとえば、リーダーシップを発揮している先輩を見て、「自分は縁の下の力持ちとしてチームを支えるのが得意なのかも」と気づく場合があるでしょう。
エージェントに相談する
これまでの方法で、自分の強みをどうしても見つけられない場合は、就職・転職のプロに相談してみるのもおすすめです。エージェントに相談することで、プロの視点から志望企業に合致する強みを客観的に見出してもらえるでしょう。また、選考対策として効果的なアピール方法のアドバイスも得られる可能性があります。
「自分の強みの見つけ方が分からない」「自己分析がうまくいかない」という方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。
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自分の強みの見つけ方に関するお悩み解消FAQ
ここでは、自分の強みの見つけ方が分からない方が、抱えがちなお悩みをQ&Aでご紹介します。自分の強みを見つけるヒントとしてご覧ください。
自分の強みが分からない社会人向けの診断方法は?
自分の強みが分からない社会人の方は、上司からのフィードバックや担当業務とその成果から探してみるのがおすすめです。
企業によっては、定期的な人事評価や目標設定面談などが実施されています。上司からの評価やフィードバックは、仕事面での自分の強みを客観的に把握する上で貴重な情報源になるため、転職活動で有効なアピールになるでしょう。
また、担当業務とその成果のように、具体的な数字で示せる強みも、説得力をもたせられるでしょう。
他にも強みを見つける方法は、このコラムの「自分の強みの見つけ方7選!自己分析を深めよう」で紹介しているので、確認してみてください。
自分の強みの見つけ方が分かる本はある?
自己分析の見つけ方が分かる本はあります。本によって質問に答えるだけでどのようなタイプかを分析してくれるものや、強みに気づくための考え方を解説しているものもあるでしょう。書店などで試し読みをして自分に合う本を探してみてください。
自分の強みの診断は無料でできる?
Web上には自分の強みの診断が無料でできるサイトが複数存在します。ただし、サイトによって診断する際の着眼点や診断方法が異なるため、複数のサイトを利用するのがおすすめです。複数のサイトを利用することで、より多角的な視点から自分の強みを分析できるでしょう
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。