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「取り柄がない」と悩む原因や心理とは?改善方法や見つけ方を解説
更新日
この記事のまとめ
- 取り柄がないと感じる原因には、「自己評価が低い」「自分に厳しい」などがある
- 取り柄がないと感じるときは、第三者の意見を取り入れるのも一つの解決方法
- 自分に取り柄がないと感じる場合、客観的な自己分析ができていない可能性がある
- 取り柄とは「自分の力のなかで特に優れた部分のこと」なので、誰にでもあるもの
「自分に取り柄がない…」とお悩みの方もいるでしょう。人にはそれぞれ取り柄があるものの、自己評価が低かったり自分に厳しかったりすると分からなくなってしまうことも。自分の取り柄を見つけるには、周囲に意見を求めたり、成功体験を振り返ったりする方法が有効です。
このコラムでは、自分に取り柄がないと感じてしまう原因や見つけ方を解説します。取り柄を見つけられずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも取り柄の意味とは?
取り柄とは、「自分の力のなかで特に優れたもの」を意味します。人より優れていなければ、取り柄といえないわけではありません。以下で取り柄について解説するので、改めて確認してみてください。
取り柄と長所の違い
取り柄と似た意味の言葉に「長所」がありますが、ほとんど意味の違いはありません。長所はものの良いところを表す際にも使用される言葉ですが、取り柄は人に対してのみ使用されます。取り柄は長所に比べて、へりくだった言い方で使用される場合もあるでしょう。
長所や取り柄を見つける方法は、「長所が見つからない…見つけ方を知って自分のアピールポイントを理解しよう」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
取り柄がない人はいない
「自分には取り柄がない」と悩むのは自分自身の強みを把握できていないことが原因であり、誰にでも取り柄はあるものです。人には誰しも客観的に見た特徴があります。短所を裏返せば長所になるように、捉え方によって特徴は長所や取り柄になる場合も。客観的に自分を見つめてみることで、自分なりの取り柄を見つけられるでしょう。
「取り柄がない」と感じる原因・心理は?
「取り柄」というのは、秀でている長所のことです。「自分には取り柄がない」と感じてしまう理由として、自分に厳し過ぎたり他人と比較してしまったりすることなどが挙げられます。
ここでは、「取り柄がない」と感じる原因やその心理を解説するので、当てはまる部分がないかチェックしてみましょう。
自分に厳しいから
自分に厳しいと、たとえ人より優れた部分があっても、自分が満足するラインに到達していなければ「取り柄がない」と感じるようです。自分に厳しく常に高い向上心をもっているため、「自分はまだ未熟だ」と考え取り柄として認められないこともあるでしょう。
他人と比較してしまうから
他人より秀でていると自信をもっていえるものがないため、取り柄がないと感じる人もいるでしょう。就職活動をしていると、つい自分と他人を比較してしまうことがあります。周囲の人と比較して自分の欠点ばかりに注目してしまうと、「自分は周囲より劣っている」と思いがちです。
褒められた経験が少ないから
褒められる経験が少ないと、取り柄がないと感じやすいでしょう。人は、褒められることで自分の良いところに気づくことが多いものです。否定されたり責められたりするような機会が多かった場合は、「自分には良いところがない」と思い込んでしまう可能性があります。
自分の視点が大きく関わる「取り柄」は、上記のような理由があるとなかなか見出だせなくなります。また、スキル不足や過去に失敗した経験がある場合も自信を失ってしまうきっかけになってしまうでしょう。
自信を失う原因や対処法については、「自分に自信が持てない原因とは?自己肯定感を高める方法を紹介」でもまとめているので、あわせてご覧ください。
「取り柄が分からない人はダメな人」ではない
現在自分の取り柄が分からないからといって、落ち込むことはありません。今までの経験や考え方の癖によって、見えなくなっているだけだと考えられます。これから自己分析をしっかり行うことで、取り柄や長所が見つかるでしょう。自己分析のやり方は「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」で紹介しています。参考にして行ってみてください。
「自分には取り柄がない」と感じやすい人の特徴は?
「自分には取り柄がない」と感じている人は、考え方の癖によって、自分の取り柄が見えていない可能性があります。以下に「自分には取り柄がない」と感じやすい人の特徴を以下で紹介するので、確認してみてください。
完璧主義
「自分には取り柄がない」と感じやすい人の特徴として、完璧主義の傾向があるといえます。周囲から見ると十分取り柄をもっているのに、完璧でなければ認められず、取り柄だと認識していないような場合です。誰よりも優れていないと取り柄といえないわけではなく、自分のなかの得意なことは十分取り柄としてアピールできます。
コンプレックスがあり自己評価が低い
コンプレックスがあり自分に自信が持てない状態だと、せっかく取り柄があっても見つけにくくなってしまいます。基本的に「取り柄」というのは、主観的な評価に基づいて見出すものです。自己評価が低いと些細な失敗でも必要以上に落ち込み、自分を卑下することになり、取り柄が見つからないと感じやすくなってしまうでしょう。
自分の長所が分からない
自分のことを客観的に見るのが苦手だと、取り柄が分からないと感じやすいでしょう。他人の良いところにはよく気がつくのに、自分の長所は良く分からないような場合が当てはまります。自分を客観的に見るのが苦手だと、他人から認められていても素直に評価を受け入れられないこともあるでしょう。
ネガティブ思考で短所に目がいく
何事もネガティブに考えがちで、短所にばかり目が行ってしまうのも、取り柄がないと感じやすい場合の特徴といえます。誰にでも、取り柄や長所はあるものです。しかし、短所にばかり注目してしまう人は、取り柄に気がつきにくく、自分には取り柄がないと悩んでしまいやすいでしょう。
「取り柄がない」と感じる場合の改善方法9つ
「取り柄」は自分の主観が大きく関わるため、自己評価が低かったり自分に厳しかったりすると、なかなか見出だせなくなります。どうしても自分の取り柄が見つからないとお悩みの方は、以下の方法を試してみましょう。
「取り柄がない」と感じる場合の改善方法
1.新しいことを始める
自分の取り柄が分からない場合は、新しいことを始めてみるのがおすすめです。「取り柄がない」と感じる原因の一つとして、自分の長所をまだ見つけられていないことが考えられます。思い切って未体験の物事に取り組み、成功体験を積んでいくことで、今まで知らなかった自分を発見できる可能性があるでしょう。
2.趣味を深めてみる
好きなことに粘り強く取り組んでみることで、得意なことを見つけたり自信をつけたりできるでしょう。好きなことなら、多少大変なことやつらい時期があっても、続けて取り組んでいきやすいものです。熱意をもって続けていける趣味を見つけると、取り柄につながるでしょう。
3.第三者の視点を取り入れる
自分だけでは「取り柄」が分からない場合は、家族や友人など、第三者に意見を求めるのも有効です。他人に自分の長所を聞いてみると、自分では当たり前だと思っていたことが評価されているという場合もあります。評価された点は「そんなことはない」と考えず、客観的な一つの意見として受け入れましょう。
4.他人と比較し過ぎない
他人よりも優れているところを探してしまう場合は、比較するのを辞めて自分のなかから取り柄を探しましょう。際立った能力や実績をもっている人を比較対象にしている場合、自分の取り柄が隠れて見つからないことがあります。他人と比較し過ぎず、冷静に自分と向き合ってみましょう。
5.できたところを褒めて自信をつける
できたことに対して意識して自分を褒め、自信をつけましょう。日常のなかの小さなことで良いので、できたことや目標を達成したことを積み重ねましょう。日々成功体験を積んでいくと、自己評価が高まっていきます。
6.得意なことを書き出してみる
自分自身をあらためて見つめ直し、得意なことや好きなことを書き出してみましょう。楽しく取り組めることや好きな時間でも構いません。得意なことや好きなことを挙げていくなかで、自分の取り柄につながるキーワードが見えてくるでしょう。
7.成功体験を振り返る
自分の取り柄が思い浮かばないときは、今まで褒められたことや成功したことを思い出してみましょう。人から評価してもらった経験を思い出せれば、取り柄を見つけるチャンスです。複数の人から褒めてもらったことや、成功した要因になったことは、取り柄といえるでしょう。
8.前向きな人を真似てプラス思考を取り入れる
周囲にいる前向きな人を真似して、物事をプラスに捉える癖をつけてみましょう。「悪いところばかり目がいく」「何事もネガティブに捉える」といった考え方の癖によって、良いところが見えていない場合があります。前向きな人と一緒に過ごすことで、自分もプラス思考でものを考えられるようになるでしょう。
9.必要以上に自分を評価しない
必要以上に自分を評価していると、人と比べて落ち込むきっかけになってしまう恐れがあります。また、「自分に取り柄なんてないんだ」と諦めて投げやりになったり、考えるあまり行動に移せなかったりすることもあるでしょう。
自己評価を過信して「自分はこういう人間だから」と決めつけず、自分の好きなことや興味のあることには気軽に挑戦してみるのがおすすめです。そうすることで、前向きに物事に取り組む姿勢が身につき、自分の考え方の癖や長所が見えてくる可能性があります。
適職診断で自分に合った仕事を知ることも大切
「自分に取り柄がなくて就職・転職活動がつらい…」と感じている場合は、きちんと適職診断ができていない可能性があります。自分の性格を診断し、向いている仕事が分かれば、就職・転職活動を進めやすくなるでしょう。適職を診断する具体的な方法は、「自分に向いてる仕事とは?性格タイプ別の向いてる仕事や診断方法をご紹介!」で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。また、このコラムの上部からも1分程度で結果が分かる適職診断を受けられます。ぜひ活用してみてください。
「自分一人ではなかなか取り柄を見つけられない」「自分に向いている仕事が分からない」という人は、就職・転職エージェントを利用するのがおすすめです。ハタラクティブは、若年層向けの就職・転職エージェント。専任のキャリアアドバイザーが一人ひとりに丁寧なヒアリングを行い、希望に合った求人をご紹介します。応募書類の添削や面接対策も丁寧にサポート。すべてのサービスは無料で利用できるため、お気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。