ニート生活が長い人でも大丈夫?就活を成功させるコツ

ニート生活が長い人でも大丈夫?就活を成功させるコツの画像

この記事のまとめ

  • ニート生活が長いほど、いろいろなデメリットがでてくる
  • ニート生活が長い人は、仕事で困らないように就活前に生活スタイルを整えよう
  • 正社員になるのが不安なニート生活が長い人は、非正規雇用から始めよう
  • スムーズに就活を進めたい人は、就職しやすい業界から探してみよう
  • ニート生活が長い人は1人で就活をしていると挫折感や孤独を感じやすい

「就職したい」と考える一方で、「ニート生活が長いから就職は難しそう」と悩むニートは多いのではないでしょうか。しかし、ニート歴があっても就職をすることは可能です。中でも、年齢が若い人やニート期間が短い人ほど、就活はスムーズに進む可能性が高いでしょう。
ニート生活を続けることに不安を感じた人は、このコラムを参考に就活について考えてみてください。

自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう

性格でわかる
私の適職診断

さっそく診断START

ニートを続けることのデメリットとは

ニート生活が長いために、「ずっとニートで良いのだろうか」「そろそろ仕事をしたほうが良いのでは」など、悩んでいる人もいるでしょう。しかし、なかにはニート生活が楽しいと感じ、就職・転職活動を始めるつもりがない人もいます。

ニートを抜け出すのは難しいことですが、ニート期間が長くなるとさまざまなデメリットが生じます。ニート脱出を考えていない人も、まずはニートのままでいるデメリットについて知っておきましょう。

年相応のコミュニケーション能力が身につかない

人は、学校や会社などで社会生活を送りながら、コミュニケーション能力を身につけていくものです。しかし、人と触れ合う機会が少ないニートは、コミュニケーション能力を磨く機会がなかなか作れません。

ニート期間が長引くほど、年齢に応じたコミュニケーション能力が身につかず、社会復帰したときに苦労してしまうでしょう。コミュニケーションが苦手と感じるニートの方は「社会人に必要なコミュニケーション能力は?苦手な方の向上ポイントを解説!」のコラムを一読ください。

将来的に金銭面で苦労する

社会人は働きながら貯金をして、退職後は退職金や年金で生活するのが一般的です。しかし、ニートは働いていないため収入がなく、貯蓄もできない人がほとんどでしょう。収入がないと年金を納められませんし、退職金も手に入りません。

高齢になって社会復帰しようと思っても、スキルも職歴もない高齢者が働く場所を探すのは非常に難しくなります。頼れる人がいる間に、生活が維持できるように環境を整える必要があるでしょう。

ニートやひきこもり生活を長く続けることによるデメリットをより詳しく知りたいかたは「ニートとひきこもりの違いは?このままだとどうなる?末路や脱出方法を紹介」も参考にしてください。

就職先を見つけにくくなる

就職は、年齢の若い人のほうが有利とされています。「35歳転職限界説」があるように、転職は年齢を重ねるほど難しくなっていくのが現状です。ニート生活が長い状態でも年齢が若ければ、資質や今後ののびしろに期待して採用されることもあるでしょう。

また、企業側は中途採用者には即戦力になる人材を求めているため、ブランクが長い人ほど採用に不利になってしまいます。ニート支援に関するサービスも、若年層のほうが充実しているといえるでしょう。30代以降になるとサポートが全く受けられないわけではありませんが、若年層に比べて選択肢は狭くなってしまいます。

自立できなくなる

貯蓄がなく退職金もないニートの方は、自立した生活を送ることが難しくなります。収入源がないため、家族や周囲の人に援助をしてもらわないと生活ができません。

もし、家族が高齢になり支えきれなくなったときは、生活に行き詰まってしまうことも十分考えられます。周りに頼らず自分の力で生きていく力を身につけることは、ニート生活が長くなればなるほど厳しくなってくるでしょう。

脱ニートをしたい人がまずすべきこと

ニート脱出の意思が固まったら、就活を始める前に以下のことに取り組んでみましょう。

生活習慣を見直しリズムを整える

ニートは自由に生活できるため、長い無職期間を経て昼や夕方に起きる夜型生活や、好きなときに食事をする不規則な生活になっている人も多いでしょう。しかし、一般企業に勤める社会人は朝から夜にかけて働くのが通常です。また、一日の大まかな業務スケジュールや昼食の休憩時間も決まっています。

そのため、「好きなタイミングで出退勤する」「好きなときに食事をする」というのは現実的ではありません。もちろん夜勤のある仕事やある程度出退勤時間を調整できる職場もありますが、より選択肢を広げるためには朝方の生活に戻し、生活リズムを整えておいたほうが良いでしょう。

日中は筋トレやウォーキングなど体が疲れることをしておくと、夜スムーズに寝られるようになります。食事の時間も決め、大きなズレがないよう生活すると、生活リズムを整えやすくなるでしょう。

ニート歴が10年以上になり、社会復帰できるか不安に感じている方は「10年ニート歴がある場合も就職できる!面接対策のポイントを解説」でやるべきことを確認しましょう。

体力をつける

外出や運動をすることが少ないと、体力は失われていきます。仕事内容に関わらず、働くのは体力がいるものです。就職後「体力的に辛いから辞めたい…」とならないように、就職活動をする前から意識して体力をつけておきましょう。

体力づくりというと、筋トレやランニングを思い浮かべがちですが、いきなり本格的に運動することに抵抗を感じる人は、まず近所のウォーキングから始めるのもおすすめです。日中に行えば、生活リズムを整えることにも繋がります。

人と会う機会を作ってみる

ニート生活脱出のためには、家に引きこもらずに家族以外の人とコミュニケーションを取ることが効果的です。社会復帰をすると、さまざまな人とかかわる機会が増えます。家族以外の人とかかわりを持たないニート生活が長いと、多くの人とかかわるだけで疲れてしまうでしょう。社会人として働いている友人や学生時代の先輩など、身近な人から声をかけることから始めてみるのがおすすめです。

ニートや無職が就職するためにはどのような行動を起こせば良いのか、具体的な対処方法については「ニートから就職するには?おすすめの職種や支援サービスをご紹介!」で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

正社員としての労働より非正規雇用からがおすすめ

事前に生活リズムや体力などを整えても、ブランクが長いとフルタイムでの勤務をきつく感じるニートもいます。不安な人はいきなり正社員として働くのではなく、まずアルバイトや派遣社員など、フリーターとして働いてみるのもおすすめです。

アルバイトや派遣社員の就業は、「職歴にならない」「正社員への転職が難しくなりそう」などと考えて避けてしまう人もいるでしょう。しかし、非正規雇用を経験することで、正社員として働き始めたときに早期退職を防げるというメリットも。主に以下の理由が挙げられます。

  • ・スキルや経験、ビジネスマナーなどが身につく
  • ・自分に合う仕事、合わない仕事が分かる
  • ・自分のペースで労働のある生活に慣らしていける
  • ・働いた経験を面接でアピールできる

アルバイトと派遣社員どちらを選ぶのかは、やりたい仕事や自分の能力、身につけたいスキル、金銭面、経験などから考えてみましょう。

ニートから就職しやすい仕事

ニート生活が長い場合、就職を成功させるのは難しいと考えている人も多いでしょう。しかし、業種にこだわりがなければ、就職しやすい仕事もたくさんあります。就職しやすい仕事を見つけるためには、下記のポイントを参考にしてください。

人手不足の業界から探す

人手不足で未経験者を歓迎している業界の求人から探してみるのも良いでしょう。特に、介護やITの業界は需要に人材確保が追いついていないため常に人材を募集しており、採用される可能性が高いといえます

これらの業界では、入社後に人材を育成していく体制が整っているのが特徴。まったくの未経験でもスキルを身につけやすい環境なので、今まで就労の経験がなくても挑戦しやすいでしょう。

人手不足や未経験者歓迎の業界には、主に以下のものが挙げられます。

  • ・事務
  • ・工場
  • ・運送業
  • ・建設業

ニートがチャレンジしやすい職業については「ニートの方におすすめの職業14選!就職に近づくための方法も解説」でも紹介していますので、あわせてご覧ください。

未経験で挑戦しやすい業界や職種から探す

未経験でも挑戦しやすい業界から探してみるのもおすすめです。特別な資格や経験が必要ない仕事であれば、ニート生活が長い人や未経験者も採用されやすいです。

職種によっては、同じ作業の繰り返しが多いため、基本的な仕事の流れを覚えれば良いこともメリット。未経験者への教育体制が整っている会社も多いです。

未経験でも挑戦しやすい業界や職種には、主に以下のものがあります。

  • ・営業
  • ・サービス業
  • ・販売

いずれもコミュニケーションスキルは必要といえますが、実務経験やそのほかの高度なスキルなどは要求されにくいです。

ニートの就活は限界を感じやすい

一般的な転職活動であっても、体力や精神力を消耗するものです。特に、社会人経験が浅く、経験者よりも不利な状況にあるニートの就職活動は、挫折感や孤独を感じやすいといえるでしょう。

孤独を感じてしまう原因の一つに、就職活動に1人で取り組まなければならない点が挙げられます。同時期に友だちが就職活動をしていれば、相談相手になってくれたり、情報を教え合ったりできるでしょう。しかし1人では、モチベーションを保つのが難しく、就職活動に対する意欲が薄れていってしまう可能性があります。

ニート向けの就職支援サービスを知りたい方は「ニート向けの就職支援サービスとは?おすすめの支援機関や就活のコツを紹介」を参考にしてください。ハローワークやジョブカフェなど、さまざまな支援サービスを紹介しています。

現在はインターネットが発達しているため、悩みや不安があっても1人で解決できると思う人もいるでしょう。しかし、結局は自分の気に入った答えや情報だけを探してしまいがち。就活を始めるなら、1人で頑張ろうとするのではなく、求人探しから就職までサポートしてくれるサービスを利用するのがおすすめです。

ハローワークや転職エージェントを活用すれば、直接悩みを相談できるうえ、的確なアドバイスをもらえるため就職活動が進めやすくなるでしょう。

ハタラクティブでは、就職活動をしたことがない人や、社会人経験がない人も、就職まできめ細やかにサポートしています。

就職活動アドバイザーが1対1のカウンセリングを行い、キャリアプランに合った求人を提案。アドバイザーがあなたにマッチしている仕事を一緒に考えるので、やりたいことが分からない人にもおすすめです。

ニート生活が長い人の就活に関するQ&A

ここでは、ニート生活が長くなり、再び働けるか不安に感じている方に向けて、疑問に感じていることや対処方法をQ&A方式で回答します。

ニート生活が長いと正社員としては働けない?

ニートや無職生活が長いからといって正社員として働けなくなるわけではありません。未経験歓迎や年齢不問とする求人も多くあるため、ニートや無職の期間が長かった人でも就職は可能です。ただし、ニート生活が長くなり年齢を重ねると就職成功率が下がる傾向にあるため、なるべく早く就活を始めましょう。脱ニートに向けての就職活動のコツについて知りたい方は「何がしたいかわからないニートから脱却!悩む理由や就職のポイントとは」のコラムを参考にしてみてください。

就職しても朝早く起きられる自信がありません

ニートや無職生活が長くなると生活習慣が乱れがちになるため、就活を始める前にまずは生活習慣を正すことから始めましょう。たとえば、夜は24時までに寝ると自分の中でルールを決め、規則正しい生活を心がけます。生活習慣が整えば、就活してからも早寝早起きが続けられ、仕事に行きやすくなるでしょう。

就活に向けた一歩が踏み出せません

ニートや無職生活が長くなると、就活のために何から始めればいいか分からなくなってしまうでしょう。間違った就活をしないためにも、第三者からアドバイスをもらうのがおすすめです。ハタラクティブでは、就業経験のない方やブランクのある方の就活支援を行っています。求人探しや選考対策などもサポートしますので、お気軽にご相談ください。

ハタラクティブ
のサービスについて
こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

目次