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ニートの生活費はどのくらい?一人暮らしで必要なお金や就職する方法を紹介
更新日
この記事のまとめ
- ニートが生活費に困らないためには、コツコツ貯金をすることが大切
- ニートで生活費を節約するには、固定費を削減したり支援制度を利用したりしよう
- 生活費を得たい場合、アルバイトやスキルを活かして稼ぐなどの方法がある
- ニートの方が就職活動するときは、人手不足の業界や未経験歓迎の求人を探すのがポイント
- ニートから正社員になるには、ハローワークや就職エージェントの利用がおすすめ
「ニートの生活費はいくら?」「ニートのまま一人暮らしをするにはいくら必要?」のような疑問をお持ちの方もいるでしょう。ニートの方が一人暮らしをするには、十分な貯金をしておく必要があります。また、収入源がないと一人暮らしを続けるのは難しいため、生活費を稼ぐ必要が出てくるでしょう。
このコラムでは、ニートの一人暮らしにかかる生活費をまとめました。また、生活費を節約する方法や就職して稼ぐ方法もご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ニートの一人暮らしにかかる生活費はいくら?
ニートにかかわらず、一人暮らしにかかる1ヶ月の生活費の平均は、約17〜18万円といわれています。ここでは、総務省の「家計調査」を参考に、「一人暮らしにかかる1ヶ月の生活費の平均」の表を作成しました。
生活費(消費支出) | 金額(円) |
---|---|
食費 | 4万2,049円 |
住居(家賃地代) | 2万3,799円 |
光熱・水道代 | 1万9,782円 |
家具・家事用品 | 5,487円 |
被服及び履物 | 5,760円 |
保険医療 | 7,367円 |
交通・通信 | 2万1,654円 |
教養・娯楽 | 1万8,794円 |
その他消費支出 | 3万704円 |
合計 | 17万5,396円 |
参照:総務省「家計調査結果/家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年間収入階級別」
ニートで一人暮らしをしたいと考えている方は、上記のような支出があることを予想しておく必要があるでしょう。ただし、一人暮らしにかかる生活費は人によって変わるため、上記はあくまでも目安としてご覧ください。
また、無職で貯金がないまま一人暮らしを続けるのは厳しいといえます。一人暮らしをするなら、働きながら収入を得ることも考えておきましょう。
参照元
総務省統計局
家計調査年報(家計収支編)2023年(令和5年)
一人暮らしを始めるには初期費用も必要
一人暮らしを始めるには、敷金や礼金といった初期費用も必要になります。不動産会社によっては、入居審査の通過後に初期費用の一部の支払いを求められる場合も。スムーズに引っ越せるよう、初期費用は前もって準備しておきましょう。
無職で生活費に困らない人はどうしてる?
ニートで無職であるにもかかわらず生活費に困らない方は、十分な貯金がある可能性があります。また、実家暮らしをしている方は家賃がかからない場合もあるため、生活費に困りにくいといえるでしょう。
それぞれ以下で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
生活できる貯金がある
お伝えしているように、無職で生活費に困っていない場合、十分な貯金をしている可能性があります。貯金に余裕があれば、ニートのまま一人暮らしができるでしょう。しかし、収入源がなければ、いずれ貯金が底をつくタイミングがきます。そのため、貯金だけで一人暮らしをするのは限界があるといえるでしょう。
また、貯金額が減ると、病気や怪我をした際の医療費が払えなくなるリスクもあります。結婚やマイホームの購入など、将来希望するライフイベントが実現できない可能性もあるので注意しましょう。
働かずに生きるために必要な貯金については、「『働かずに生きる』は可能?必要な貯金や働かない実現方法を解説」のコラムでも詳しく解説しています。
実家で暮らしている
実家暮らしのニートの方は、一人暮らしと比べてかかる食費や水道光熱費といった生活費の負担が少ない傾向があるため、お金に困りにくいでしょう。家族や同居人と「毎月△円ずつ支払う」「生活費を折半する」という約束をすれば、負担が少なく済む可能性があります。
ニートとは?
ニートに明確な定義はありませんが、厚生労働省の「よくあるご質問について」では、「15〜34歳で、非労働力人口のうち家事も通学もしていない人」をニートと定義しています。
働いていなくても家事をしていたり、仕事に必要な資格の勉強をしている方などは、ニートに当てはまらないでしょう。
参照元
厚生労働省
よくあるご質問について
ニートの生活費を節約する方法
ニートとして生活するには、生活費が厳しくなることもあるでしょう。ここでは、生活費を節約する方法について解説します。
固定費を削減する
生活費を節約したいニートの方は、家賃や水道光熱費といった固定費を削減できる方法を考えてみましょう。たとえば、水道光熱費は、「使わない電化製品のコンセントを抜く」「食器類はなるべく付けおき洗いをする」といったことが挙げられます。
固定費を削減しても、一度に大幅な節約をすることは難しいでしょう。しかし、毎月少しずつ減らしていけば、長い目で見ると大きな差になる可能性があります。
支援制度を利用して生活費に充てる
国の支援制度を利用するのも、選択肢の一つです。生活費を節約したいニートの方は、以下で利用できる制度がないかチェックしてみてください。
保険料免除・納付猶予制度
「保険料免除・納付猶予制度」は、国民年金保険料を納めるのが経済的に難しい場合、保険料の納付が免除されたり猶予されたりする制度です。公的な保険料が生活費を圧迫していると感じる場合は、制度の利用について居住地を管轄する自治体へ相談してみましょう。
保険料免除・猶予制度や税金に関しては、「ニートは年金の支払いをどうしてる?払えない場合や免除申請について解説」のコラムでも詳しくご紹介しています。
失業保険
退職して無職になった場合は、失業保険の基本手当(失業手当)を受給できる可能性があります。失業手当を受け取るには、「就職する意思がある」「就職できる状態であるものの働けない」という状態であることが前提です。受給条件を満たしていれば一定期間給付を受けられるため、仕事を辞めたら早めにハローワークで申請しましょう。
失業保険の受給条件やもらえる金額について知りたい方は、「失業保険の受給条件は?給付日数やもらい方などもあわせて紹介!」のコラムも参考にしてみてください。
ニートが生活費を得るための4つの方法
現在ニートをしている方が生活費を得る方法は、「アルバイトをする」「身の回りのものを売る」などが挙げられます。以下を参考に、自分に合う方法があるかを考えてみてください。
ニートが生活費を得るための方法
- アルバイトで生活費を稼ぐ
- 身の回りのものを売って生活費を稼ぐ
- スキルを活かして稼ぐ
- 在宅勤務が可能な仕事で生活費を稼ぐ
1.アルバイトで生活費を稼ぐ
生活費を稼ぎたい方は、アルバイトをするのがおすすめです。アルバイトは勤務日を自分で決められるため、ワークライフバランスの実現もしやすいでしょう。将来的に正社員として就職したい仕事がある場合は、アルバイトで身につけたスキルを就活時にアピールできるメリットもあります。
アルバイトと就活をうまく両立したいニートの方は、「就活中のバイトはいつまでにやめるべき?有利になる職種や両立のコツを解説」のコラムもチェックしてみてください。
単発のアルバイトもおすすめ
職場で人間関係を築くのが苦手な場合は、単発のアルバイトを探すのも方法の一つです。単発のアルバイトであれば、特定の職場にいる期間が短いため、人間関係で悩むことは少ないでしょう。
2.身の回りのものを売って生活費を稼ぐ
生活費を稼ぐために、身の回りのものを売るという手段もあります。リサイクルショップやフリマアプリを通じて不要なものを売れば、生活費の足しになるでしょう。
3.スキルを活かして稼ぐ
プログラミングや動画編集、翻訳といったスキルのあるニートの方は、それらを活かして稼ぐ方法もあります。個人がサービスやスキルの売買を行えるWebサイトを利用すればクライアントと会わずに仕事を進められるため、「対人ストレスが少ない環境で生活費を稼ぎたい」というニートの方におすすめです。
4.在宅勤務が可能な仕事で生活費を稼ぐ
通勤のストレスを感じやすいニートの方は、在宅勤務ができる仕事を探すと良いでしょう。「アンケート」や「データ入力」といった仕事は特別な知識が必要ないため、比較的始めやすいといえます。文章を書くのが好きな方は、「記事制作」の仕事もおすすめです。
社会人からニートになりたい場合の3つの対処法
仕事をしていると、仕事の疲れや人間関係などさまざまな理由から「会社を辞めてニートになりたい」と思うこともあるでしょう。しかし、安易に仕事を辞めるのは生活費に困るリスクもあるため、おすすめしません。
ここでは、ニートになりたいと感じたときにできることをご紹介します。
社会人からニートになりたい場合の対処法
- 仕事に疲れてニートになりたい場合
- 働くのが嫌でニートになりたい場合
- 職場の人間関係に悩みがありニートになりたい場合
1.仕事に疲れてニートになりたい場合
仕事に疲れてニートになりたいときは、「職場に問題があるのか」もしくは「仕事のモチベーションが下がったのか」をよく考えることが大切です。自分で答えが出せない場合は、友人や家族に相談してみましょう。ただし、ブラック企業や社内でパワハラがあるなど、職場の環境に問題がある場合は、早めの転職を考えても問題ありません。
将来の目標を考える
仕事のモチベーションが下がっていると感じるときは、将来の目標を考えてみると良いでしょう。目標を考えることで、自分が働く意味や今やるべきことが明確になります。
「△△の資格を△△年までに取る」「△△歳までに△△円貯金をする」といった具体的な目標を決めてみてください。その目標を達成するために、「現在の自分はいつまでに何をする必要があるか」を逆算して考えることがポイントです。仕事をする意味が明確になれば、自然とモチベーションも上がるでしょう。
2.働くのが嫌でニートになりたい場合
働くこと自体が苦痛でニートになりたい場合は、「具体的に何が嫌なのか」を細かく分析することが重要です。「朝の満員電車がストレス」「長時間座っていることに疲れる」「ほかの仕事がしたい」など、人によって仕事が嫌になる原因は異なるため原因に応じた対策を講じる必要があるでしょう。たとえば、満員電車がストレスに感じる場合、出勤時間をずらしてラッシュ時間を避けたりすれば、つらい気持ちが解消される可能性があります。
改善するのが難しい場合やほかにやりたいことが見つかった場合は、退職を検討してみるのも方法の一つです。退職する際は、できるだけニートの期間を作らないのがポイント。空白期間が長引くと、就業意欲の低さを不安視されて再就職が難しくなる可能性があるので注意が必要です。次の仕事を探す際は、自分にとっての「嫌な要素」がなるべく発生しないものを基準にしましょう。
3.職場の人間関係に悩みがありニートになりたい場合
仕事をしていると、職場の人間関係で悩むこともあるでしょう。人間関係で悩んだときは社内の相談窓口を頼るのも手です。異動によって人間関係の悩みが改善される場合もあるため、状況によっては異動願いを提出することも検討してみましょう。
ただし、相談しても状況が改善されない場合は転職を考えるのも選択肢の一つ。ハタラクティブの「若者しごと白書2024(p.20)」では男女ともに正社員が仕事に満足している理由として「人間関係のよさ」を1番に挙げています。この結果から、職場の人間関係の良さは仕事の満足度に直結するため、改善されないまま仕事を続けるのは難しいといえるでしょう。
「仕事に疲れた」「職場の人間関係で悩んでいる」という方は、「仕事が辛いのは甘え?辞めたいと感じる原因と対処法」のコラムで我慢を続けるリスクや対処法を解説しているので、あわせてご参照ください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
ニートで生活費が不安なときは就職先を探そう
ニートとして過ごすための生活費が不安になった場合は、正社員就職を目指してみることをおすすめします。「ニートから就活を成功させられる?」「どのようなことに取り組めば良い?」と不安な方は、下記を参考に、ニートから就活をする際のポイントを取り入れてみてください。
人材不足の業界に注目する
人材不足の業界は、経歴やスキルよりもやる気や人柄を重視して採用する傾向があります。たとえば、IT系の技術職は技術の発展によって人手不足が深刻化しており、年齢や経験に関係なく人材を募集している企業が少なくありません。
企業によっては、無資格・未経験から働けるように教育制度を整えている場合もあるでしょう。働きながらスキルを見つけたり資格を得たりすればキャリアアップを目指せるのも魅力です。
また、日本の伝統工芸品を生み出す「職人」も、後継者不足が課題となっている職種の一つ。「気の済むまで存分に打ち込みたい性分」「ものづくりが好き」は、職人を目指すのも良いでしょう。
業務に役立つスキルを身につける
業務に活かせる資格を取得すると、就職で有利になることがあります。応募するために資格やスキルが必要とは限りませんが、仕事で活かせるものがあれば選考が有利になることも。特にやりたい仕事がない場合は、自分の得意分野の資格で就職につながるものがないか調べてみるのも良いでしょう。
たとえば、パソコンが得意であれば、仕事に役立つプログラミングを習ったり、事務に活かせるパソコンスキルを磨いたりするのも有効です。設計の仕事に興味があるニートの方は、CADオペレーターの資格を取ると「即戦力になる」と判断される可能性があるでしょう。
「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!」のコラムでは、ニートの方が資格を取得するメリットやおすすめの職種と資格をご紹介しているので、気になる方はあわせて読んでみてください。
不安な場合はアルバイトから始める
すぐに正社員就職するのに抵抗があるニートの方は、アルバイトから始めるのがおすすめです。アルバイトで体力やコミュニケーションスキルを身につければ、正社員として働く際に役立つでしょう。
ニートから安定した生活費を目指して就職する方法
ニートから正社員になるには、以下の就職支援機関を利用する方法もあります。それぞれのサービス内容や特徴をまとめたので、ご覧ください。
ハローワーク
ハローワークは、各地の自治体が主体となって就職支援や職業紹介を行っています。ハローワークで受けられるサービスには「窓口相談」「応募書類作成のサポート」「面接対策」「就活セミナーの受講」などがあり、誰でも利用可能です。厚生労働省の「全国のハローワーク」で居住地を管轄するハローワークを調べられるので、最寄りの施設を探してみましょう。
「ハローワークが初めてのニートも仕事を探せる!利用方法や支援内容を解説」のコラムでは、ハローワークの利用方法や必要な持ち物にご紹介しています。
参照元
厚生労働省
雇用
就職エージェント
ニートから正社員を目指すなら、民間の就職エージェントを利用するのもおすすめです。就職エージェントを利用すれば、応募書類の添削や面接の練習などをマンツーマンでサポートしてもらえるので、一人での就活が不安な方は安心して就職活動を進められるでしょう。
「ニートから就職できるか不安」「就活の進め方が分からない」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、フリーターなど若年層に特化した就職エージェントです。
専属のキャリアキャリアアドバイザーが、これまでの経験や希望を把握したうえで求人をご紹介するので、自分に合った仕事を見つけやすいでしょう。また、1分程度でできる適職診断をすることも可能です。企業とのやり取りもエージェントが行うので、就活が初めての方も安心です。サービスはすべて無料なので、ぜひご相談ください。
ニートの生活費に関するQ&A
ここでは、「ニートの1ヶ月の生活費はどのくらい?」「無職から脱出するために何ができるの?」といったお悩みを、Q&A形式で解消します。生活費に不安があるときの対処法について触れているので、ぜひチェックしてみてください。
ニートが生活費を節約する方法を知りたいです
固定費を削減したり、国の支援制度を利用したりする方法があります。とはいえ、固定費を大幅に節約するのは難しいため、毎月少しずつ減らすことを意識しましょう。節約する方法について興味がある方は、「貯金がない人はどれくらいいる?年代別の貯蓄額や効果的な節約術」のコラムも参考にしてみてください。
無職から脱出したいけど何から始めれば良いですか?
いきなり正社員への就職に抵抗がある場合は、週に何日かアルバイトをしたり、単発のアルバイトから始めたりするのがおすすめです。通勤が苦痛に感じて働く意欲が湧かない場合、自宅でできる仕事を探すのも良いでしょう。
「ニートを脱出して働く方法やメリットとは?きっかけや得るものも紹介」のコラムでは、脱出のために必要な準備を解説しています。興味のある方はぜひ読んでみてください。
1ヶ月ニートをして貯金が尽きたけど働く先がなくてやばいです…
生活費が足りない場合、早めに就職したほうが良いでしょう。ニートから正社員を目指すときは、人手不足の業界や未経験から働ける職種を目指すのがおすすめです。
「ニートからの就職のコツを紹介!支援機関を使って就活を有利に進めよう」のコラムでは、ニートから就職するためのポイントをご紹介しているので、参考にしてみてください。
ニートで生活費に不安があるときはどうすれば良いですか?
生活費に不安がある場合は、就職エージェントに相談しながら就活を進めるのがおすすめです。就職エージェントでは、求人の紹介や応募書類作成のサポートを実施しています。カウンセリングの際に、現在かかえている不安や将来のキャリアビジョンについて相談してみると良いでしょう。
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2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。