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ニートから事務職の正社員になれる?押さえておきたいポイントを紹介
更新日
この記事のまとめ
- 事務職には一般事務や営業事務、医療事務などさまざまな種類がある
- ニートから事務職に就くなら、パソコンスキルやコミュニケーションスキルなどが必要
- 事務職で求められる人材は、縁の下の力持ちや仕事を正確にこなし、細部に気づける人
- ニートから事務職を目指すには、資格取得や非正規で事務経験を積むのがポイント
- ニートの人は、就職活動でハローワークや民間の就活エージェントを活用してみよう
ニートから就職を考えている人のなかには、事務職を希望する人もいるでしょう。しかし、事務職は人気があり、未経験から正社員に就職するのは難しい可能性があります。
このコラムでは、事務職とはどんな仕事なのかや必要なスキル、正社員を目指すためのポイントなどをまとめています。ニートから事務職の正社員として働きたい人は、ぜひ参考にしてください。
ニートから事務職は目指せる?
事務職は長期的に安定して働きやすいことから、一般的に人気職種とされています。なかには、医療事務や貿易事務など専門的なスキルや資格が必要なものもあります。
しかし、ニートから正社員として事務職に採用されるのは、段階を踏んでポイントを押さえれば不可能ではありません。
「ニートはどんなときに不安を感じる?将来や就職で悩んだときの対処法」のコラムではニートから正社員就職したいと考えている方に向けて、効率的に就職活動をする方法を解説しています。あわせてご覧ください。
ニートから事務職を目指す難易度が高い4つの理由
ここでは、ニートから事務職になるのが難しいといわれる理由をまとめました。事務職に正社員就職したい方は必見です。
1.一般的に事務職の人気が高いから
まず、人気の高さが挙げられます。事務職は一般的にほかの求人より倍率が高いことが多いうえ、経験のある転職者が優遇されがちです。
そのため、実務経験のないニートの方は不利になりやすいでしょう。
2.細かい気配りや効率の良さが求められるから
事務職には、人に対する細かい気配りや業務を効率良くこなすことが求められます。なぜなら、事務職は他部署のサポートが主な業務なので、業務量が多いうえに多くの部署から仕事を頼まれるからです。
よって、会社内の人たちと円滑に仕事を進めるための気配りや、多くの仕事を次々にこなしていくための効率が必要不可欠といえます。
3.多くの人への対応を求められるから
事務職は、担当する部署全体の人を相手にする仕事です。そのため、対応する人数が多く企業内の人と円滑に業務を進める必要があります。
もし、ニートになった理由が対人関係への不安であれば、克服する必要があるでしょう。
4.人間関係に変化が起こりにくいから
事務職は、職場によって比較的人間関係が固定されやすい傾向にあります。部署移動が比較的少ないうえ、少人数の職場では人員の入れ替わりが少ないからです。人員が入れ替わらない状況が続く事務職は、部署内で円滑な人間関係を築くことが重要といえます。他人と関わる機会が少ないニートの人は、事務職で働く難易度は高いかもしれません。
しかし、一度定着すれば長く働ける職場ともいえます。
事務職の5つの主な種類
事務職とひとくちに言ってもその種類は多く、専門的な知識やスキルを必要とする職種でもあります。会社にとって、事務職はなくてはならない仕事です。事務職の職種は会社の業種によって多岐にわたりますが、以下に一部を紹介します。
1.一般事務
事務職と聞いて多くの人がイメージするのが一般事務でしょう。書類の作成や管理、電話や来客の対応、郵便物の仕分けなど、ほかの社員が仕事に集中できるよう、細かい作業を請け負ってサポートをする仕事です。
2.営業事務
営業職の人たちが、スムーズに仕事を進められるように支えるのが営業事務です。見積書や請求書といった書類を作成したり、商品自体を管理したりするのが主な業務です。営業職の人たちが社外で営業を行うのに対し、社内で電話対応を行い契約が滞りなく進むようサポートをします。営業職と二人三脚で仕事を行うため、人から信頼される正確な仕事と細かい気配りが必要です。
3.貿易事務
名前のとおり、輸出や輸入に関するあらゆる手続きを行う事務のこと。書類の作成や申請、海外とのやりとりも行うため、英会話や英文を作成するスキルや輸出入に関わる知識が必要な専門性の高い仕事です。
4.経理事務
経理事務は、売上の管理や支払い・経費の精算・社員の給与計算や年末調整など、社内のあらゆるお金を扱う事務です。経理事務で働く場合、仕事の正確さはもちろん簿記などの知識やスキルが求められるでしょう。
5.医療事務
病院内で働く事務職の仕事は、医療事務と呼ばれます。カルテの管理や受付などでの対応・会計、健康保険組合への医療費請求など知識が必要な専門性の高い仕事です。
「事務員の仕事内容とは?事務職との違いや向いている人の特徴を紹介」のコラムでも、事務職の業務内容や向いている人のタイプを解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
ニートから事務職を目指す際の4つのポイント
ニートから事務職を目指すには、事務職に関する資格をとることや若いうちから就職活動を始めることが有効です。以下、それぞれ解説します。
1.事務職に関する資格をとる
目指したい事務職があれば、必要な資格を取得するための勉強をしてみると良いでしょう。その職種が自分に向いているかを知ることができますし、資格を持っていれば就職活動や転職の際に有利になる可能性もあります。後述する、MOSや簿記、英検、秘書検定など、応募したい事務職に関する資格を勉強するのも一つの手です。
しかし、資格を持っていれば評価はされますが、事務職では資格以上に実務経験を重視される傾向があり、経験者のほうが有利になりやすいことも覚えておきましょう。
2.バイトや派遣から働き始める
経験を重視される職種なので、まずはアルバイトや派遣で事務職を経験してから正社員を目指す方法もおすすめです。経験を積みながら資格の勉強をすれば、正社員への転職・就職活動が有利に進められます。
ニートの人はまず働くことに慣れるのも重要
ニートから事務職を目指す際、「絶対に正社員になる」と頑張り過ぎないことが大切です。ニートの人が社会復帰すると、働くことによって一日のタイムテーブルや人間関係などが大きく変化するでしょう。いきなり環境を変えると疲れてしまうため、最初はアルバイトから始め、段階的に正社員を目指すという方法も有効です。働き続けるモチベーション維持のためにも、まずは規則正しい生活や「働くこと」を習慣づけましょう。
3.若いうちに就職活動を始める
年齢が若ければ、未経験者も採用される場合があります。経験やスキルがなくても、一から育てることで長期的に活躍してくれる若い人材を求めている会社が多いようです。
近年では、第二新卒の需要が高まっていることもあり、同じような年代の若者であればやる気と熱意を重視している会社から採用されることもあります。
4.企業研究と自己分析をする
就職活動で大切なのは、自分自身と応募先の会社を深く理解することです。自己分析をすると自分を客観的に見られるようになり、説得力のあるアピールポイントや強みを見つけられます。また、ニート期間についてきちんと見つめ直すことで、面接の際の「なぜニートになったのか」「働いていない期間に何をしていたのか」といった質問に答えられるようになるでしょう。
企業研究では、仕事内容だけでなく企業理念や社風、働き方などを研究し、会社が求める人物像を確認することが重要。一人で企業研究や自己分析を実施するのが難しい場合は、就職エージェントを活用するのも一つの方法です。
ニートから事務職を目指すのに必要なスキル
ここでは、事務職全体で必要なスキルをご紹介します。ただし、求められるスキルは企業によって異なるので、求人の内容をよく確認することも忘れないでください。
パソコンスキル
事務職の主な仕事である書類の作成や事務処理、メールのやりとりなどはすべてパソコンを使用しているため、最低でも基本操作は身につけておく必要があります。また、パソコンが使えるというだけではなく、同じ会社内の他部署との連携や期日を守るためには、正確さやスピードも大切です。
就職活動でアピールポイントを増やすのであれば、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)といった、パソコンの基本操作を身につけていることが証明できる資格を取得すると良いでしょう。
コミュニケーションスキル
事務職は、ほかの社員のサポートや社外の人とのやりとりが求められる仕事です。他者の間に入って橋渡しのような仕事をすることもあるため、相手が何を望んでいるのかを察知できるスキルが重要とされています。また、相手を不快にさせない話し方や相手に分かりやすく説明する力なども求められるでしょう。
ニートから事務職になれるのはこんな人
事務職の主な仕事は、ほかの社員のサポートです。そのため、ほかの人たちの仕事を成功に導くことにやりがいを感じられる人は向いているでしょう。また、細かい作業や同じことを繰り返す業務が苦にならない人も適性があります。
正確さを必要とする仕事なので、ミスを極力起こさない集中力も必要です。効率良く作業をこなし、小さなミスや違和感などにも気づける人に向いている仕事といえるでしょう。
ニートから事務職を目指すなら就職支援サービスの活用もおすすめ
ニート期間の長い転職者や就職が初めての方は、第三者のサポートを受けるのもおすすめです。ハローワークや就活エージェントといった就職支援サービスでは、求人の紹介はもちろん、就職活動に必要な情報やアドバイスを受けられます。
ハローワークを利用すれば、就職に必要なスキルや知識を身につけられる職業訓練校に通うこともできます。また、エージェントでは、より絞った求人のなかから自分に合う会社を選んで応募することが可能です。
就職活動の進め方が分からないと時間がかかってしまいがちですが、就職支援サービスのサポートを受ければ就職の成功率を上げられるでしょう。就職エージェントについて詳しく知りたい方には、「就職エージェントとは?活用するメリットやデメリットを知ろう」のコラムがおすすめです。
就活エージェントのハタラクティブでは、20代に特化した就職サポートを行っています。若年層向けに特化しているため、ご紹介するのはポテンシャル採用に力を入れている会社が多く、多くの正社員経験のない方が就職に成功しています。経験豊富な就活アドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、一人ひとりの適性を把握して求人をご紹介。ご紹介する求人は取材を行った企業のみなので、応募企業ごとに応募書類の添削や模擬面接のアドバイスを行えます。「自分には事務職が合っているのか」「適性を知りたい」など、就職活動に関する疑問や不安のある方はハタラクティブにご相談ください。
事務職を目指すニートの方に向けたお悩みQ&A
最後に、事務職に関するよくある質問をQ&A形式でご紹介します。
事務職はなぜ人気なの?
転勤の可能性が低く、安定している点が理由のようです。一般的に、事務職は転勤の可能性が低く、営業職などに比べてノルマやプレッシャーなどの負担も少ないと考えられます。また、内勤なので長期間働ける点や残業が少ないのも人気の理由でしょう。詳しくは「大卒に人気の事務職!平均初任給や月給は?向いている人の特徴も紹介」をご覧ください。
事務職に近い仕事を教えてください
同じ内勤として、経理や総務が挙げられます。経理は会社の財務管理を行う仕事で、出納管理や伝票入力、税金関連といった金銭に関わる業務。総務は電話や会社への来客の対応、備品管理、社内文書の作成といった社員のサポートを行う仕事です。
経理については「経理って何をするの?仕事内容ややりがいまとめ」、総務については「総務とはどんな仕事?具体的な仕事内容や身につくスキルをご紹介」でそれぞれ説明しています。
事務職に応募する際の志望動機はどうしたらいい?
事務職の業務内容や求められるスキルを把握することが大切です。事務職は人気が高く、書類選考で不採用になることも珍しくありません。業務経験が少ないニートの方が書類選考を突破するには、事務の仕事を理解したうえで自分の強みをアピールすることが重要です。
「事務職の志望動機を解説!未経験からの転職はどうする?例文を確認しよう」で志望動機の例文をご紹介していますので、参考にしてみてください。
ニートの経歴が気になって就活できません
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。