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「ニートを卒業したいけど仕事ができない」と不安な方がスタートをきるコツ
更新日
この記事のまとめ
- 「ニートから仕事ができない」と不安な場合は、非正規雇用から始めるのも手
- アルバイトのメリットは「自分のペースで働ける」「仕事のある生活に慣れやすい」など
- 企業で実際に働いてみたい場合は、派遣社員からスタートするのもおすすめ
- ニートが仕事探しをする場合は、ハローワークを活用するのがおすすめ
ニート期間が長いと「働き始めても仕事ができないのでは」という不安を感じて、なかなか就活に踏み出せないこともあるでしょう。ニート生活を卒業して働くことに不安を抱いている場合、正社員ではなく、アルバイトや派遣社員などの非正規雇用の仕事に目を向けてみるのも一つの方法です。
このコラムでは、「仕事ができない」と感じているニートの方にアルバイトや派遣社員から仕事を始めるメリットや、求人選びの注意点などを紹介します。
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ニートを卒業したいけど仕事ができないと感じたときは
働くこと自体に不安を感じる場合は、いきなり正社員として働くのではなく、アルバイトや派遣社員などの非正規雇用の仕事からスタートするのも一つの方法です。
ニート生活が長引いてくると、「そろそろ社会復帰しなくては」「無職のままではいけない」などと思い、就職を考える人もいるでしょう。しかし、履歴書の作成や面接を不安に思ったり、働くこと自体にネガティブな気持ちを持っていたりして、なかなか行動に移せない場合があるようです。
また、ニート期間が長いと、「自分にできる業務なんてない」「何もできることがないのでは」と感じてしまうことも。
「自分にできる仕事がない」「仕事が怖い」という不安を乗り越えるためには、小さな成功体験を積むことがおすすめです。まずはアルバイトや派遣社員からスタートし、仕事をすることに慣れ、業務のなかで小さな成功体験を積み重ねて自信をつけていきましょう。
働くことに自信がない方は、「働く自信がないときの対処法!相談先はどこが良い?ニートも卒業できる?」のコラムもあわせてご一読ください。
ニートから就職できる可能性は高い
ニートからの就職は難しいと感じられるかも知れませんが、現在の日本社会では労働人口の減少が続いており、人材確保のために「経験不問」や「職歴不問」で求人を出す企業もあります。
厚生労働省の「若年者雇用を取り巻く現状 年齢別労働力人口の推計」によると、日本の生産年齢人口(15歳 〜64歳)は減少傾向にあり、多くの企業が労働力不足に陥っています。 特に15〜34歳の労働力人口は減少が続き、2030年にはピーク時(1968年)の61%(1439万人)になる見込みです。
その結果、人材確保のために厳しい応募条件を設けない企業もあり、経験や経歴のないニートの方も就職できる可能性があるといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
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仕事が不安なニートの方はアルバイトから始めてみる
ニートからいきなり正社員として働くことに不安を感じる場合、まずはアルバイトから始めるのも良いでしょう。「アルバイトは職歴にはならない」ともいわれていますが、正社員としての職歴がない場合や同業界の場合などは、アルバイト経験を評価してもらえる場合があります。
アルバイトのメリット
アルバイトのメリットは、就業時間や日数などに融通が利くため、自分のペースで働けること。いきなりフルタイムで働くことに不安を感じる場合は、週3日勤務や短時間勤務のバイトから始めて、徐々に日数や時間を増やしていくのもおすすめです。また、決まった時間に起きて出勤したり、翌日の出勤時間に合わせて就寝したりすることで、生活リズムが整うだけではなく、「仕事のある生活」に慣れやすいでしょう。
さらに、アルバイトはいろいろな職種を経験しやすいのも特徴。「自分に合った仕事が分からない」という人は、短期バイトで複数の職種に挑戦してみるのもおすすめです。
ニートの方におすすめのアルバイト
アルバイトを始める際には、自分のスキルや体力、生活スタイルに合った仕事を選ぶことが大切です。以下でおすすめのアルバイトを紹介するので、参考にしてみてください。
軽作業スタッフ
引っ越しスタッフや倉庫での軽作業スタッフは、業務内容がマニュアル化されている傾向にあるため、初心者にとって取り組みやすいアルバイトの一つ。マニュアル化されていることで、仕事の内容が明確で覚えやすいため、仕事に対して不安を感じることも少ないでしょう。
飲食店スタッフ
飲食店のスタッフでは、接客や調理補助などの作業から始められ、働くリズムを整えながらコミュニケーションや実務スキルを身につけられるでしょう。必須となる知識や経験がなく、未経験歓迎の求人が多いので、最初の一歩を踏み出すのにおすすめといえます。
販売職
販売職はコンビニやアパレルショップなどでお客さまに商品を販売する仕事です。レジや品出し、接客が基本的な仕事内容で、商品の知識を身につけながら働けるのが魅力です。
仕事から得た経験やスキルは、必ず社会復帰への自信につながる可能性があります。ニートからバイトを始めるコツや面接通過のポイントは「ニートにおすすめのバイトは?探すときの方法や面接通過のコツも解説」のコラムで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
正社員登用制度とは
正社員登用制度とは、アルバイトやパートなどの非正規雇用から正社員に登用する制度のことを指します。「ニートから正社員を目指すのが不安」という方は、正社員登用制度を導入している職場の求人を探し、アルバイトから将来的に正社員を目指すのも一つの方法です。
ただし、正社員登用制度を導入していても、登用実績がほとんどない企業もあるため、事前に確認しておくことが大切。制度の具体的な内容や正社員登用されるポイントなどは「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。ニートから派遣社員にチャレンジするのも一つの方法
派遣社員は、アルバイトや正社員とは違った働き方が特徴です。給与体系や福利厚生などにも違いがあるため、事前に確認しておきましょう。以下では、派遣社員の概要やメリットなどについて解説しています。
派遣社員とは
派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結び、就業する企業に派遣され、派遣先で業務内容を指示されるのが特徴。アルバイトと同じ非正規雇用ですが、実際に働く会社と直接雇用契約を結ばない点に違いがあります。
給与は派遣会社から支払われ、保険加入の手続きや派遣先企業でトラブルが起きた場合の相談、年末調整、福利厚生などもすべて、就業する企業ではなく、契約した派遣会社で行います。
派遣社員のメリット
人気企業や大手企業、有名企業などでは、正社員の募集をしていなくても派遣社員の募集をしていることがあります。そのため、正社員として入社するのは難しい企業で、派遣社員としてなら働ける可能性が高いことがメリットです。
また、勤務する期間や場所、勤務時間など、自分の希望に合った仕事を選べるため、プライベートの時間を確保しやすい点もメリットの1つ。短期契約の仕事でいろいろな企業で働いたり、興味のある職種を選んだりすることで、自分に合った仕事が見つかる可能性もあるでしょう。
派遣社員の注意点
派遣社員は、最初に決められた契約期間が終わるたびに契約更新するかどうかが決まります。自分の意思で続けられないため、雇用が不安定なことがデメリットといえるでしょう。
また、給与形態は時給制が多いので、祝祭日が多い月は収入が減ってしまうことも。ほかにも、正社員と比べて責任の少ない仕事を任されることが多いので、やりがいがないと感じる場合もあるでしょう。
ニートから正社員を目指す際の求人選びの注意点
求人を探すときは、希望する条件が漠然としたまま衝動的に選ばないようにしましょう。入社後に後悔しないように、仕事内容や雇用形態、給与額など、重視するポイントを具体的に考えておくことが大切です。
労働条件をよく確認する
求人を見るときは、職種や給与だけではなく、勤務時間や残業の平均、転勤の有無、勤務形態なども確認しましょう。「希望の職種だから」「給与が良いから」という理由で求人を選ぶと、入社後に希望の働き方ができなかった際にギャップを感じ、早期退職につながる恐れがあります。
求人票のチェック方法や確認するポイントは「仕事探しで迷わない!自分に合った求人の選び方や失敗しないポイントを解説」で紹介しているので、参考にしてみてください。
休日の記載に注意
求人を見るときは、休日の記載にも注意が必要です。「完全週休2日制」ではなく「週休2日制」と記載されている場合は、すべての週において週休2日もらえない可能性も。
さらに「土日休み」と明記されていなければ、土日が休日だとは限りません。自分の条件と合っているか、募集要項を細かく注意しましょう。
「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いは「完全週休二日制とは?土日祝日が休みになる?週休二日制との違いも解説」のコラムで解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
ニートが仕事を探す際はハローワークの活用がおすすめ
ニートからの就活をスムーズに進めるために、ハローワークのサービスを活用するのもおすすめです。以下で、ハローワークの概要やサービス内容などを解説します。
ハローワークとは
ハローワークは、正式には「公共職業安定所」と呼ばれており、国によって運営されている施設です。人材を探している企業に求職者を紹介するため、求職者に対して、職業紹介や雇用に関する相談、職業訓練などを行っています。
求人の申込みをする企業側、求人を探す求職者側どちらも無料で利用できるのが特徴です。
サービス内容
ハローワークでは、求職者に求人を紹介するだけではなく、自己分析や履歴書の書き方のサポート、面接対策、相談窓口での相談、雇用保険の手続きなどを行っています。
また、職業訓練の相談や申込みも可能。職業訓練には、ExcelやPowerPointといったパソコンスキルのように、実務に役立つさまざまなコースがあるため、スキルを身につけてから就活したいと考えている場合は、利用するのもおすすめです。
営業時間
ハローワークの営業は、基本的に平日の午前8時30分から午後5時15分までです。しかし、場所によっては午後5時以降に営業している施設や土曜日に営業している施設もあるため、一度最寄りのハローワークの営業時間を確認してみましょう。
ニートを脱出して就職を目指す場合は早めに行動を起こそう
ニートから就職を目指す場合は、早めに行動を起こすことを心がけましょう。20代であれば、入社意欲や将来性を評価されやすく、「ポテンシャル採用」が期待できるので、正社員としての就職を目指しやすいでしょう。
しかし、30代以降になると、経験やスキルが重視される傾向にあり、未経験歓迎の求人が少なくなる場合もあります。
また、空白期間が長いほど採用担当者に「働く意欲はあるのか」と懸念されてしまう恐れも。早い時期から正社員として働くことで、以下のようなメリットもあります。
- ・スキルを身につけてキャリアアップが目指せる
- ・職歴を積むごとに、昇給やボーナスアップが期待できる
- ・勤続年数が長いほど退職金が増える可能性がある
上記のようなメリットを踏まえて、就職したいと思ったときは早めに行動することが大切です。空白期間があり就活に不安がある方は、空白期間の上手い説明や具体的な対策を解説している「ニートの空白期間を就活で説明!面接での答え方や就職成功のポイントを解説」を参考にしてみてください。
「ニート期間が長くて仕事ができるか自信がない」「就活に関してアドバイスをもらいたい」という場合は、公的機関とあわせて、就職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。