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ニートから飲食業で正社員になれる?準備や就職を成功させるポイントを解説
更新日
この記事のまとめ
- ニートから飲食業への就職は目指せる
- 飲食業の仕事内容には、ホールとキッチンがある
- ニートから飲食業を目指す際は、外出に慣れるという意味も兼ねて外食してみるのも良い
- ニートの方が飲食業への就職を成功させるには、希望条件とのマッチ度を確認しよう
- 一人で就職活動を進めるのが難しいときは、就職エージェントの力を借りるのも手
ニートから正社員就職を目指したいと考えている人のなかには、「飲食業界が気になる」という方もいるでしょう。飲食業はアルバイト経験が生かせたり、求人が豊富にあったりと、ニートからの就職におすすめの職種です。
このコラムでは、飲食業の仕事内容をはじめ、待遇や働くメリットもご紹介。働き始める前にしておきたい準備についてもアドバイスします。
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ニートから飲食業への就職は可能?
ニートから飲食業への就職はそれほど難しくないでしょう。飲食業はスキルよりも人柄が重視される傾向にあるためです。未経験から働きながら経験を積めれば、店長やマネージャーなどへのキャリアアップも目指せるでしょう。
飲食業は未経験歓迎の求人もあります。就活では視野を広げて仕事を探してみましょう。
ニートのままでいると就職活動は難しくなる?
ニートでいた期間が長引くにつれて、就職活動が難しくなる可能性があります。就職活動の場では、年齢が上がるにつれ経験やスキルを求められやすくなるためです。
また、中途採用はスキルや経験が豊富な人材がライバルになることも、就職活動が難航する原因の一つ。就職したいと思ったら、早めに行動したほうが成功しやすくなるでしょう。
ニートの方が飲食業を目指すメリット
ここでは、ニートの方が飲食業を目指すメリットを解説します。飲食業へ就職するか迷っている方は、参考にしてみてください。
人材不足のため採用されやすい
ニートの方が飲食業への就職を目指すメリットは、無資格・未経験から採用される可能性があることです。飲食店は、ホールやキッチンなど、一定のスタッフを必要とします。必要な人員が確保できなければ営業が難しくなるため、飲食業界の経験を問わず積極的に採用を行っている会社が少なくないでしょう。
なお、人手不足になる要因には、シフトが不規則になりやすい点や給与水準が低いイメージがあることなどが関係しているかもしれません。とはいえ、待遇改善に取り組んでいる企業も増えているので、就職の際は応募先の特性を見極めることが大切です。
専門的な知識がなくても始められる
飲食業のなかでも接客スタッフは、専門的な知識がなくても始められるのが、メリットの一つです。そのため、就業経験がないニートの方も始めやすい仕事といえるでしょう。
「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」のコラムでは、飲食業を含めた未経験から始めやすい職種を解説しているので、仕事を選ぶときの参考にしてみてください。
飲食業のアルバイト経験がある場合はそれを活かせる
飲食店でのアルバイト経験がある方は、仕事に活かせるのがメリットといえるでしょう。就職活動時に飲食業界でのアルバイト経験があると伝えれば、アピールポイントになります。経験者は「即戦力になる」と判断される傾向があるため、内定を得やすくなるでしょう。
飲食店以外にも、コンビニやドラッグストアなどの販売・接客業の経験が活かせる場合も。現在ニートの状態の方も、アルバイト経験があれば、強みとしてアピールしてみるのがおすすめです。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
飲食業を目指すニートが知っておきたい仕事内容
飲食業の仕事は、ホールスタッフとキッチンスタッフに分けられるのが一般的です。以下で、それぞれ解説するので、自分の適性にはどちらが合っているか確認してみましょう。
ホールスタッフ
飲食店で、接客と料理の提供を行うのがホールスタッフです。具体的な仕事内容は、来店したお客さまを席に案内する、注文を取ってキッチンに伝える、できた料理を客席まで運ぶ、会計や後片付けをする、などが挙げられるでしょう。実際目にする機会があるため、働く姿をイメージしやすい仕事といえます。
キッチンスタッフ
厨房で調理に当たるのが、キッチンスタッフです。応募する際に資格が必須となっている場合を除き、簡単な業務から教えてもらえるので、高度なスキルがなくても始められるでしょう。具体的には、皿洗いから始め、食材の下ごしらえなどの仕込み、盛り付け、サラダや前菜などの簡単な調理へとステップアップしていく傾向があります。ある程度料理のスキルが身につけば、焼き物や揚げ物などの調理を担当することもあるようです。
正社員の場合、ホールやキッチンの仕事を経験したうえで、店長やマネージャーといった店舗経営に関わるポジションを任せられることも。希望するキャリアビジョンを考えておけば、就活でも好印象を得やすくなるでしょう。
飲食業界の仕事について詳しく知りたい方は、「飲食業界の仕事」のコラムも参考にしてください。
ニートの方が飲食業で働き始める前にするべき準備
ニートの方が飲食業を目指す際は、スムーズに業務に取り組めるよう準備をしておくのがおすすめです。以下で、飲食業で働き始める前にしておくと良い準備を解説するので、参考にしてみてください。
体力をつけておく
飲食業を目指す際は、体力をつけておきましょう。飲食店での業務には、忙しく動き回ったり重い食材を運んだりと、体力が求められることがあります。
ニート期間が長く、体に自信がない場合は、いきなり始めるのは「きつい」と感じるかもしれません。簡単なウォーキングや筋力トレーニングなど適度な運動を行っておくのがおすすめです。
コミュニケーションスキルを磨く
コミュニケーションスキルを磨くのも、就職前にしておくと良い準備の一つです。ニートや引きこもりをしている場合、人との関わりが減ることもあるでしょう。
飲食業では店内に複数のスタッフが配置され、ホールとキッチンで協力しながら円滑に業務を進めていくことが大切です。特に、ホールスタッフはキッチンスタッフと比べてお客さまとのやり取りする機会が多くあります。コミュニケーション能力に自信がない人は、なるべく人と会話する機会を増やしておきましょう。
外出する習慣を増やす
飲食業を目指す際は、外出する習慣を増やすのもおすすめです。外出に慣れるという意味も兼ねて、外食をしてみるのも良いでしょう。
ニートから社会復帰する前にしておきたい準備については、「「働きたい…!」ニートを卒業するために始めるべき準備とは?」をご参考ください。
ニートが飲食業への就職を成功させるポイント
飲食業に就職できても、「思っていた業務内容と違う」「職場の雰囲気が自分には合わないかも」とミスマッチが起きる可能性があります。ミスマッチを感じるとモチベーションが低下し、早期退職につながる恐れがあるため注意しましょう。
以下で、飲食業への就職を成功させるために押さえておきたいポイントを解説します。後悔しない選択をするために、就活を始める際はチェックしてみてください。
業態や規模などを確認する
飲食業への就職を目指す際は、業態や規模などを確認しましょう。飲食店にはラーメンや寿司、中華料理など、メニューでの分類のほか、ファストフードやファミリーレストラン、居酒屋など、業態でも分類することができます。全国チェーンなのか個人経営の店舗なのかといった規模の違いも知っておく必要があるでしょう。
また、価格や手軽さを重視するのか、おいしさやホスピタリティにこだわるのかという姿勢の違いにも着目してみるのがおすすめです。複数の飲食店を比較してみると、それぞれの特徴がはっきりしてくるでしょう。
待遇面をチェックする
飲食業への就職を目指す際は、業務内容のほかに、待遇面をチェックすることも大切です。飲食店は、平日休みやシフト勤務になっていることもあります。勤務時間や休日のほか、残業の有無なども確認することで、就職後にミスマッチを感じるリスクを防げるでしょう。
また、給与の面も就活で仕事探しをするときの基準になるため、確認しておくことをおすすめします。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」によると、宿泊業・飲食サービス業における男性・女性の平均年収は以下のとおりです。
平均年収 | |
---|---|
男性 | 29万100円 |
女性 | 22万1,700円 |
男女計 | 25万9,500円 |
参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況 (5) 産業別にみた賃金 第5-1表 産業、年齢階級別賃金及び対前年増減率(p.10)」「第5-2表 産業、性、年齢階級別賃金及び対前年増減率」
飲食業の平均賃金は、男性が約29万円、女性は約22万円です。同資料(p.6)によると、一般労働者の賃金は約31万円なので、全産業で見ても給与水準は低いといえます。自分がどのくらいの収入を得たいかどうかを明確にしておけば、仕事を選ぶ軸になるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
公的支援を受ける
ニートから就職を目指したい場合、公的支援を受けるのもおすすめです。ニートに向けた公的支援を行っている機関には、ハローワークや地域若者サポートステーション(サポステ)などが挙げられるでしょう。以下で、それぞれ解説します。
ハローワーク
「ハローワーク」は求人紹介や職業相談のほかに、就職に役立つスキルを身につけられる職業訓練を受けられます。利用者に制限はないため、ニートや引きこもりの方も利用可能。ハローワークを利用するときの流れや必要な持ち物は「ハローワークが初めてのニートも仕事を探せる!利用方法や支援内容を解説」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。
地域若者サポートステーション
「地域若者サポートステーション」は「サポステ」と呼ばれ、働くことに悩みを抱えている15~49歳までのニートや引きこもりの方を対象に、就労に向けてサポートをする機関です。就職活動はもちろん、就職後のキャリア構築も相談可能。求職者にとって心強い味方となってくれるでしょう。
参照元
厚生労働省
雇用・労働
就職エージェントに優良企業を紹介してもらう
ニートから就職したい場合、就職エージェントに優良企業を紹介してもらうのも手です。複雑な業態の違いや待遇面の実態などを個人で調べるのは難しいと感じる場合もあるでしょう。
また、就職を成功させるためには企業研究を行い、企業ニーズに合った書類作成や面接対策を行う必要があります。企業研究が足りないと、ブラック企業に入社するリスクもあるので、注意しなければなりません。
就職エージェントに相談すれば、自分の適性にマッチした求人を紹介してもらえます。また、応募書類の添削や面接対策の相談ができるため、選考が有利に進みやすくなるでしょう。
「ニートから飲食業に就職できるか不安」「就活の進め方が分からない」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、ニートやフリーターなど若年層の支援に特化しています。
専属のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、適性にあった仕事をご紹介。未経験歓迎の求人を豊富に用意しているので、ニートからの就職にぴったりの求人を探せます。ご提案する企業はすべて担当者が足を運んだ優良企業なので、社風や業務内容を詳しくお伝えすることが可能です。入社後のミスマッチを防ぎたい方はぜひお気軽にご相談ください。
また、応募書類の添削や面接対策、日程調整といった企業とのやり取りも担当者が行うので初めての方も安心して就職活動に臨めます。サービスはすべて無料なので、お気軽にご相談ください。
ニートから飲食業への就職を目指すときによくある疑問Q&A
ここでは、飲食業に就職したい人に向けて、働く前に解決したい疑問をQ&A形式で解決します。
飲食店の正社員はきついって本当?
「きつい」と感じるポイントは人によって異なるため、一概にはいえません。たとえば、「高級レストランはマナーに厳しい」と感じる人もいれば、「静かな空間で仕事ができて良い」と感じる人もいるでしょう。自分にとってどのような働き方が合っているかを明確にすることが大切です。
自分に合った就職先の選び方は、このコラムの「ニートが飲食業への就職を成功させるポイント」で詳しく解説しています。
働きやすい職場を見極めるコツはありますか?
就職先の候補になってる店舗を客として実際に訪れてみるのがおすすめです。
接客の質やスタッフの雰囲気、スタッフ同士のコミュニケーションなどを観察してみましょう。雰囲気の良いお店だと感じられたら、働きやすい職場である可能性があります。ただし、客として利用するだけでは実際の働き方は分からないこともあるでしょう。不明点は必ず面接時に確認するのがおすすめです。
飲食業ではどのような人材が求められますか?
飲食業ではコミュニケーション能力が求められる傾向があります。特に、ホールスタッフは直接お客さまと接触する仕事のため、コミュニケーション能力が役立つでしょう。人とコミュニケーションをとるのが好きな人は、楽しみながら接客できる傾向があります。
「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムでは、コミュニケーション能力を鍛える具体的な方法を解説しています。
飲食業のやりがいは何ですか?
お客さまから感謝の言葉をかけられたり、「おいしかった」と言われたりする機会があれば、大きなやりがいを感じられるでしょう。また、正社員は、店長やエリアマネージャーなどのキャリアパスがあることにやりがいを感じる場合も。店長職に就いた際は、アルバイトや新人を育てたり、リーダーとしてお店をまとめたりすることにやりがいを感じる場合もあるでしょう。
飲食業に就職するにはどうすれば良いですか?
飲食業の経験がない場合、未経験者歓迎の求人に応募しましょう。アルバイト経験があり入社後に活かせるスキルがある場合は、面接でアピールすると即戦力として評価される可能性があります。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、サービスの一環として面接対策も行っているので、アピール方法が分からない方はご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。