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大学中退後のひきこもりから抜け出したい!具体的な方法や支援機関をご紹介
この記事のまとめ
- 大学中退後、人との関わりを避けて6ヶ月以上家にとどまり続けていると「ひきこもり」に該当する
- ひきこもり状態から脱するには、自分から行動を起こしたり周囲に相談したりすること
- 大学中退後にひきこもりとして過ごしても、就職を目指すことは十分に可能
- 若いうちはポテンシャル採用を狙いやすいため、ひきこもりから就職したい方は早めに動くことが大切
- ひきこもりから就職するなら、ハローワークやエージェントなどのサポート機関に相談しよう
あなたにおすすめ!
大学中退後にひきこもりとして過ごす方のなかには、現状を変えたい気持ちはあっても、自分の力では変えられないと悩む方もいるでしょう。ひきこもりから抜け出し前に進むためには、どんなに小さなことでもいいので、行動を起こしてまずは一歩踏み出すことが大切です。
このコラムでは、大学中退後のひきこもりから抜け出す方法や、就職にむけてできることを紹介します。ひきこもりからの就職をサポートしている公的機関やエージェントの解説もしているので、自分に合った相談先を探し、就職活動への一歩を踏み出しましょう。
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大学中退後ひきこもりに…なんとかなる?
大学を中退後ひきこもりとなり、自宅で過ごす期間が長くなると、「このままでは就職できないのでは」と不安に感じる方もいるでしょう。
厚生労働省のひきこもりVOICE STATIONで紹介している「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」によると、ひきこもりとは、「様々な要因の結果として、就学や就労、交遊などの社会的参加を避けて、原則的には6ヶ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態のこと(他者と交わらない形での外出をしている場合も含む)」を指します。
一口に「ひきこもり」といっても、他者と直接交流しないことを前提に趣味や遊びに関して外出する方もいれば、全く部屋から出ない、家族とも接触しない方などさまざまです。
ひきこもりから就職は十分可能
大学中退後、自宅で過ごす期間が長くなると、「このままでは就職できないのでは」と不安に感じる方もいるでしょう。これまでの経験やスキルだけでなく、その人の人柄や意欲を評価して採用する企業もあるため、ひきこもりから就職を目指すことは十分に可能です。
大学を中退し、ひきこもりとして過ごした経験をマイナスと捉え過ぎる必要はありません。ひきこもり経験があるからこそ、困難を乗り越えようとする意志が養われた、自分としっかり向き合う時間を作れたと前向きに捉え、就職活動に臨んでみましょう。
ハローワークやジョブカフェなどの公的な機関や、就活をマンツーマンでサポートしてくれる就職エージェントのサービスもあるので、積極的に活用することをおすすめします。それぞれのサポート機関については後述するので、参考にしてみてください。
ひきこもりの実態
厚生労働省のひきこもりVOICE STATIONでは、ひきこもりになった方の年齢や割合などの情報を公表しています。「ひきこもり状態にある方のすがた」によると、15歳から39歳でひきこもりをしている方のうち、ひきこもり状態になったときの年齢が20歳以上と回答した方が約6割、ひきこもり状態になってからの期間は半年から3年と回答した方は全体の半数でした。7年以上と回答した方は20%以上いるため、ひきこもりの期間が長期化する方も一定数いることが分かります。
参照元:厚生労働省「ひきこもりとは」
就職したい方は早めに動き出そう
年齢が若いとポテンシャル採用を狙いやすいので、「いつか就職したい」と考えているひきこもりの方は、できるだけ早く行動を始めることがおすすめです。まずは、興味があることを探したり、どのような仕事をしたいか考えたりして、自分自身と向き合ってみましょう。そのうえで、就職支援サービスの利用や職業訓練に参加するなど、少しずつ動き出すことが大切です。
最初の一歩は小さなもので構いません。情報収集や相談だけでも、未来を変える可能性になります。就職に向けて踏み出し、納得のいく就職を叶えられるよう進んでいきましょう。
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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大学中退者がひきこもりになる主な5つの原因
大学中退者がひきこもりになる原因はさまざまです。人間関係のトラブルや就活での挫折だけでなく、大学中退の流れでなんとなくひきこもりになるケースも。ここでは、ひきこもりになる主な原因を5つ紹介します。
大学中退者がひきこもりになる主な原因
- 人間関係にストレスを感じた
- 就活に挫折した
- 大学中退の流れでひきこもった
- 大学や家庭内でプレッシャーがあった
- 趣味などにのめり込んだ
1.人間関係にストレスを感じた
大学生活は、友人やサークルの人間関係、教授との関係など、さまざまな人との関わりが増える時期です。人付き合いに疲れを感じたり、特定の人との関係で深く傷ついたりすることが、心を閉ざすきっかけとなることがあります。
また、周囲の学生が楽しそうに見える中で自分だけが孤立しているように感じ、大学に行くのがつらくなってしまうケースもあるでしょう。人間関係による理由でストレスが積み重なった結果、自分の居場所がないと感じてしまい、自宅にひきこもる選択をしてしまうこともあります。
2.就活に挫折した
就職活動は、多くの学生にとって大きなプレッシャーとなります。周囲が次々と内定をもらっていく中で、自分だけが思うように進まず、自信を失ってしまうことも。度重なる不採用通知は、自己肯定感を揺るがすことにつながります。
この挫折経験から、「自分は社会に必要とされていないのでは」と感じ、就職への意欲そのものが薄れてしまう場合もあるようです。結果として社会との接点を絶ち、自宅にひきこもることを選ぶ方もいます。
3.大学中退の流れでひきこもった
大学を中退すると、それまで当たり前だった生活リズムが崩れ、将来への不安が大きくなります。大学中退の理由は、人間関係の悩みや就活での挫折に加え、学校やサークルの雰囲気に馴染めない、大学に通う意味を見いだせないなど、人によってさまざまです。
大学中退の選択が、社会から孤立するきっかけとなり、気づかないうちにひきこもりの状態に陥ってしまうこともあります。
4.大学や家庭内でプレッシャーがあった
「良い成績を出さなければならない」「卒業後は安定した企業に就職しなければならない」といった、大学や家庭からの期待やプレッシャーが重荷となり、ひきこもりにつながることもあります。自分のやりたいことよりも、周囲の期待に応えようとすることで、心に大きな負担が掛かるでしょう。
また、大学中退を相談した際、「今辞めなくてもいいのでは」「中退後に何をするの?」と親や先生から言われるとプレッシャーに感じてしまい、人とのコミュニケーションを避けることも。こうした重圧から解放されるために、自分の世界に閉じこもってしまうことがあります。
5.趣味などにのめり込んだ
ゲームやアニメ、SNSなど、特定の趣味に深く没頭することもひきこもりになる原因の一つです。最初は気分転換や息抜きだったものが、没頭していくことで次第に依存へと変わり、大学への登校や外出の機会自体が減ってしまいます。
その結果、「周りに馴染めない」「単位が取れない」と自信がなくなり、大学を中退する決断に至るケースもあるでしょう。大学中退後、趣味に没頭しさらに依存することでひきこもりの状態となってしまうこともあります。
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大学中退後にひきこもりを続けた場合のデメリット
大学中退後にひきこもりを続けた場合、「期間が長引くほど就職は難しくなる」「人間関係が疎遠になる」などの影響が起こると考えられます。以下で、大学中退後にひきこもりを続けた場合のデメリットについて解説するので、参考にしてみてください。
大学中退後にひきこもりを続けた場合のデメリット
- ひきこもりの期間が長引くほど就職しにくくなる
- 人間関係が希薄になる
- 家族が高齢化し生活に影響が出る
ひきこもりの期間が長引くほど就職しにくくなる
大学中退後にひきこもりを続けてしまうと、就職が難しくなる恐れがあります。大学を中退すると最終学歴は「高卒」となるため、大卒以上を条件とする求人には応募できません。また、学歴や職歴がない空白期間が生まれてしまい、懸念や難色を示される可能性も考えられます。
ニートやひきこもりなどの空白期間は、短ければ短いほど就職に影響が出ないとされています。就職を希望するのであれば、ひきこもり期間の長期化は避けるのが無難です。
人間関係が希薄になる
ひきこもりが続くと、それまで交流があった友人や知人との関係が次第に途切れてしまうことがあります。自室にひきこもっているため友人関係はほぼなく、家族との関係も険悪になってしまうケースがあるようです。
人は社会の中で他者と関わることで、自分を肯定したり、新しい価値観に触れたりできます。社会との接点がなくなってしまうと、困ったときに相談できる相手がいなくなり、自分一人で悩みを抱え込むことになりかねません。また、人間関係が希薄になることで孤独感を感じ、ひきこもりが長期化してしまう恐れもあるでしょう。
家族が高齢化し生活に影響が出る
大学中退後のひきこもり生活が長くなると、自分が歳をとるのと同時に家族も高齢化していきます。親が高齢になると、経済的に頼ることが難しくなるでしょう。やがて親が働けなくなったり、病気になったりした際に、生活を維持していくことが困難になる可能性もあります。
将来的に自分の力で生きていくためにも、若いうちから自立に向けて準備を始めることが、家族の安心にもつながるでしょう。
大学中退後のひきこもりから抜け出すには
大学を中退後ひきこもり状態が続くと、「このままではいけない」と思いつつも、何から始めていいか分からず悩むこともあるでしょう。ひきこもりから抜け出すには、どんなに小さくても構わないので、まずは行動を起こしてみることが大切です。また、周囲や専門機関に相談し、アドバイスやサポートをしてもらう方法もあります。以下で解説しているので、今の状態を抜け出して前に進みたいと考える方は、参考としてお役立てください。
まずは行動を起こしてみる
大学中退のひきこもりで「このままではいけない」と思っても、何から始めていいか分からず、立ち止まってしまうことがあるでしょう。しかし、ひきこもりから抜け出すためには、何か行動を始める必要があります。たとえばどのような行動を起こすべきなのか、具体的な例を以下で解説します。
生活リズムを整える
ひきこもり生活では、昼夜逆転になりやすく、生活リズムが乱れがちです。まずは、決まった時間に起き、決まった時間に寝ることを意識してみましょう。しっかりと睡眠時間を確保し、規則正しい生活を送ることで、心身ともに安定しやすくなります。
生活リズムが整うと、日中の活動時間が増え、新しいことに挑戦する気持ちが自然と湧いてくることも。焦らず、少しずつ自分のできる範囲で試してみましょう。
外の空気に触れる
自宅にこもりがちになると、気持ちが塞いでしまうことがあります。気分転換のためにも、意識して外に出てみましょう。外に出るときは、遠出をする必要はありません。近所のコンビニまで歩いてみる、近くの公園で少しの間ベンチに座ってみるなど、短い時間でも外の空気に触れるだけで、気持ちに変化が生まれることがあります。
晴れた日に太陽の光を浴びるだけでも、心身のリフレッシュにつながるでしょう。
家の手伝いやボランティアに参加してみる
自分の役割や居場所があることを感じるのは、自信を取り戻すうえで大切です。まずは、自宅でできることから始めてみましょう。たとえば、家族のために料理を作ったり、部屋の掃除をしたりするだけでも、誰かの役に立っている実感が得られます。
もし可能であれば、地域の清掃活動や福祉施設のボランティアなどに参加し、社会とのゆるやかな接点を持ってみるのもおすすめです。人の役に立つ経験は、就職に向けた自信につながります。
周囲や専門機関に頼ってみる
「一人でどうにかしないと」「ひきこもりの状態から早く抜け出さなければ」と自分を追い込んでしまうと、解決策が見えにくくなるでしょう。自分一人で現状を変えることに難しさを感じたら、周囲や支援機関に頼ってみましょう。勇気を出して頼ってみることで、抱えている悩みを整理し、新しい道を見つけるきっかけになることがあります。
家族や友人など信頼できる人に相談する
自分のことを大切に思ってくれている家族や友人など、身近な人に今の気持ちを話してみることも大切です。相談するときは、すべてを話す必要はありません。ほんの少しでも、心の内を打ち明けることで、気持ちが楽になることがあります。信頼できる人の存在は、自分が抱える不安を和らげ、前に進むための心の支えになるでしょう。
ひきこもり地域支援センターに相談する
どこに相談すればいいか分からない方は、居住地の自治体が運営している「ひきこもり地域支援センター」に相談してみるのも一つの方法です。ここでは、ひきこもり経験者の社会参加を支援するための専門的なサポートを受けられます。現在の状況や悩みに合わせて、専門家ならではの視点から、自分に合った解決策を見つける手助けをしてくれるでしょう。
厚生労働省の「ひきこもりVOICE STATION」では、全国の相談窓口を紹介しています。気になる方は、こちらも参考にしてみてください。
参照元:厚生労働省「ひきこもり支援に関する取組」
焦らずできることからはじめよう
大学中退後のひきこもりから抜け出すには、大きな変化を一度に起こそうとする必要はありません。大切なのは、焦らず、自分のペースで進めていくことです。まずは、生活リズムを整えてみる、家の周りを少し散歩してみるなど、自分が「これならできる」と思える小さなことから始めてみましょう。小さな成功体験を積み重ねることが、自信につながり、次の一歩を踏み出す勇気につながります。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
大学中退後のひきこもりから就職に向けてできること
大学中退後のひきこもりから就職するために、自己分析や企業研究、履歴書作成、面接練習など、就活に向けた準備や対策を行いましょう。また、就活ではひきこもり期間について質問される可能性があるので、聞かれたときはスムーズに答えられるよう伝え方を考えておくと安心です。以下でそれぞれ解説するので、就職しようと考えているひきこもりの方は、参考としてお役立てください。
大学中退後のひきこもりから就職に向けてできること
- 自己分析で「やりたいこと」を見つける
- 業界・企業研究で職種に対する理解を深める
- 未経験から挑戦しやすい仕事に注目する
- ひきこもり期間の伝え方を考えておく
- 完成度の高い履歴書を準備する
- 面接対策を行い自信をつける
自己分析で「やりたいこと」を見つける
大学中退後のひきこもりから就職する際には、自己分析が大切です。自己分析とは、自分の長所や短所、価値観などの特徴を把握し、自分の強みを見出すこと。自己分析を行うことで、どのような職業が合っているのか、何に対して興味・関心をもつのかが分かります。
また、履歴書や面接で自分をアピールするときにも役立つため、自分と向き合いながら入念に自己分析をしましょう。自己分析により、漠然と「働きたい」と思う気持ちを、具体的な「この仕事をやってみたい」といった目標に変えられるでしょう。
業界・企業研究で職種に対する理解を深める
大学中退したひきこもりの方のなかには、「どのような業界・仕事があるのか分からない」と悩む方もいるでしょう。業界研究とは、特定の業界全体について深く調べることです。業界研究では市場規模や将来性、ビジネスモデル、トレンドなどを幅広く分析します。
一方、企業研究とは、業界ではなく企業について調べることです。企業研究では特定の企業について調べ、事業内容や社風、強みなどを掘り下げていきます。
興味を持った業界や企業について、Webサイトや専門書籍、求人情報などを活用しながら詳しく調べてみましょう。その仕事が具体的にどのような業務なのか、何のスキルを求められるのかを理解することで、自分に合った職種を見つけやすくなります。
一つの職種だけでなく、関連するさまざまな仕事に目を向けてみることで、新たな可能性に気づくこともあるでしょう。
未経験から挑戦しやすい仕事に注目する
大学中退後のひきこもりから正社員を目指す就職活動では、これまでの職務経験がないことを不安に思うこともあるでしょう。しかし、企業によっては、スキルや経験よりも人柄や意欲を重視し、未経験者を積極的に採用しているところもあります。
たとえば、営業や販売職などは未経験から挑戦しやすい仕事の一つで、働きながらスキルを身につけていくことが可能です。まずは「社会に出る」ことを目標に、人柄を評価してくれる企業や仕事に注目してみるのも一つの方法といえます。
ひきこもり期間の伝え方を考えておく
大学中退後のひきこもりから就職活動するときは、ひきこもりとして過ごしていた期間の伝え方も考えておくことがポイントです。面接で空白期間について聞かれた際は、事実を簡潔に伝えつつ、現在は就職に向けて前向きな気持ちでいることを示しましょう。
たとえば、「大学在学中に、自分の本当にやりたいことが分からなくなり、一度立ち止まるため中退しました。半年ほど自宅で過ごす中で、自分自身と真剣に向き合い、今後のキャリアについて深く考える貴重な時間となりました」のように、前向きな言葉で伝えられるように考えておきます。これまでの反省点を伝えつつ、具体的な意欲を話すことで、採用担当者はあなたの「今」を評価してくれるでしょう。
完成度の高い履歴書を準備する
履歴書は、応募者の第一印象を左右する大切な書類です。特に自己PRや志望動機は、応募者がどのような人物で、なぜその会社で働きたいのかを伝える重要な部分となります。大学中退後のひきこもり期間に学んだことや、就職への熱意を具体的に盛り込むことで、採用担当者の興味を引くことができるでしょう。
履歴書の書き方が分からない、自分で作成するのに自信がない場合は、就職支援サービスなどを利用し、添削してもらう方法がおすすめです。
面接対策を行い自信をつける
面接は誰でも緊張するものですが、事前の対策で不安を減らせます。まずは、自己紹介や志望動機、大学中退をしてひきこもりをしていた空白期間の理由など、聞かれる可能性のある質問への回答を準備しておきましょう。
回答を文字に書き出し、声に出して面接練習することも効果的です。家族や友人に面接官役を頼んで、本番を想定した受け答えの練習をするのもいいでしょう。練習を重ねていくことで、自然と自信がつき、本番で落ち着いて話せるようになります。
不安なときは非正規雇用から挑戦するのも手
大学中退後のひきこもり状態からいきなり正社員で働くのが不安なら、アルバイトや契約社員などの非正規雇用から始めるのも一つの方法です。非正規雇用であれば、自分のリズムに合った働き方ができるため、就労のハードルも低くなります。
また、社会との接点を持ち、少しずつ生活リズムを整えながら、自分に合っている仕事や働き方を探ることも可能です。非正規雇用として働いた経験は、今後の本格的な就職活動でも役立ちます。無理なく社会とつながる第一歩として、非正規雇用の選択肢も視野に入れてみましょう。
大学中退のひきこもりから就職活動するときのポイント
ここでは、大学中退のひきこもりから就職活動するときのポイントを3つ紹介します。就職活動では時間や労力が掛かるだけでなく、思うように選考が進まないこともあるでしょう。前向きな気持ちで取り組み、自分に合った仕事を探したい方は、以下で紹介するポイントを参考にしてみてください。
大学中退のひきこもりから就職活動するときのポイント
- 就職しようと決めた自分に自信をもつこと
- 諦めずに挑戦を続けること
- 無理はしないこと
就職しようと決めた自分に自信をもつこと
大学を中退してひきこもりとなり、長期間社会から離れて過ごした人が、「就職しよう」と決意することは、とても大きな勇気のいることです。その決断自体が、就職に向けた大きな一歩といえます。
就職活動にあたり、過去の自分を責めたり、他人と比べたりする必要はありません。まずは、自分の意志で立ち上がり、これから就職して働こうと決めた自分を褒め、自信を持って就職活動に臨みましょう。
諦めずに挑戦を続けること
就職活動を始めると、面接で不採用になったり、書類選考で落ちてしまったりすることもあるでしょう。たとえ不採用になったとしても、気にし過ぎる必要はありません。不採用は自分の人間性を否定するものではなく、ただ応募した企業との相性が合わなかっただけだと捉えるようにしましょう。
落ち込んでしまったときは、一度立ち止まって、また次の挑戦に向けて気持ちを切り替えることが大切です。諦めずに挑戦を続けることで、いつか自分に合った仕事に出会えるでしょう。
無理はしないこと
「早く就職しなければ」と焦り、無理なスケジュールで就職活動を進めてしまうと、心身ともに疲れてしまいます。就職活動は長期戦になることもあるため、焦らず、自分のペースを大切にしましょう。
就職活動に疲れたと感じたら、思い切って休むことも重要です。休憩を挟むことで、気持ちをリセットし、再び前向きな気持ちで活動に臨めるでしょう。完璧を目指すのではなく、今の自分にできることから着実に進めることが、就職を成功させる近道となります。
ひきこもりからの就職をサポートしてくれる機関4選
大学中退のひきこもりから脱出し、正社員に就職するためには、就職をサポートしてくれる機関を活用するのがおすすめです。一人で就職活動をするのは多くの時間と労力を費やします。どのようなサポート機関があるのかを知り、就職に向けて相談してみるのは就活の大きな一歩です。
ここでは、ひきこもりからの就職をサポートしてくれる機関を4つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ひきこもりからの就職をサポートしてくれる機関
- ハローワーク
- 地域若者サポートステーション
- ジョブカフェ
- 就職エージェント
1.ハローワーク
ハローワークは職業の紹介事業を取り扱う国の行政機関で、全国各地に拠点があり、誰でも無料で利用可能です。ハローワークでは、職業紹介や職業相談などの就職に関する支援のほか、履歴書の書き方や面接対策のアドバイスといった就職活動の対策指導も実施しています。個別相談を利用すれば「大学中退からひきこもりとなってしまい、面接に不安がある」といった悩みも話しやすいでしょう。
就職活動を始めたいけれど、いきなりハローワークへ行くのはハードルが高いと感じる方は、ハローワークインターネットサービスを利用する方法がおすすめ。このサービスでは、全国の求人情報を自由に検索でき、希望する職種や勤務地、給与などの条件を入力するだけで、自分に合った仕事をじっくり探せます。パソコンやスマートフォンから利用できるため、自分のペースで進められるでしょう。
わかものハローワーク
わかものハローワークとは、正社員就職を目指す、おおむね35歳未満の方が利用できるハローワークのサービスを指します。通常のハローワークよりも、個別の相談に時間を掛け、キャリアプランを丁寧に立ててくれることが特徴です。
社会人経験がなくても安心して利用できるよう、就職支援ナビゲーターという専門の職員にマンツーマンでサポートしてもらえます。履歴書の作成や添削、面接指導だけでなく、仕事への不安や悩み相談にも対応してもらえるので、就職活動の第一歩として相談してみるのも選択肢の一つです。
職業訓練校
仕事に必要な知識やスキルを身につけたいと考えているなら、職業訓練校の利用を検討してみましょう。厚生労働省の「ハロートレーニング」では、ハローワークの求職者を対象に、受講料が無料の職業訓練を行っています。
基本的なパソコンスキルやプログラミング、デザイン、介護など、さまざまなコースがあり、資格の取得を目指すことも可能です。また、ハロートレーニングを受講すると、就職サポートも受けられます。知識やスキルを習得しながら、希望する職種への就職を目指せるでしょう。
2.地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーションは、厚生労働省に委託された企業が運営する就労支援機関です。サポステとも呼ばれ、15歳から49歳までの就職に悩みを抱える若年層を対象に、キャリアコンサルタントが相談に応じます。
職業紹介を主に行っているハローワークに対して、地域若者サポートステーションは就職するための必要なプログラムを提供し、自立支援を促すのが主な目的です。就職したけど自信がないと悩む人も、焦らず、自分のペースで社会復帰を目指せます。
3.ジョブカフェ
ジョブカフェは、地方自治体が運営する、若者のための就職支援施設です。正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」で、地域の特性を活かした就職セミナーやカウンセリング、職業紹介などを無料で受けられます。
相談やセミナーの参加だけでも利用可能です。就職相談からアフターフォローまでを行ってくれるため、大学中退後に就職活動がうまく進まず、ひきこもりになってしまった方も活用しやすいでしょう。
4.就職エージェント
就職エージェントは、就職活動の支援に特化した民間のサービス機関です。就活を熟知したキャリアアドバイザーがマンツーマンで対応し、相談者の希望やスキルだけでなく、大学中退をしてひきこもりを経験した背景も理解したうえで、適切な求人を探してくれます。就活に欠かせない応募先企業とのやりとりから入社した後のフォローまで、包括的なサポートを受けられるのが魅力です。
履歴書の作成や面接対策のセミナーも実施しているため、就活スキルに不安があり「ひきこもり期間があるので就職できるか不安」「大学中退の経歴から自信がない」と悩んでいる方も安心して利用できます。
参照元:厚生労働省「雇用」
参照元:厚生労働省「ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)」
【まとめ】一人で悩まず相談しながら踏み出してみよう
ひきこもりから抜け出す最初の一歩は、とても勇気がいるものです。しかし、その一歩を踏み出すことで、少しずつ状況は変わり前に進んでいけます。まずは「生活リズムを見直し、外に出る機会を増やしてみる」「自分がやりたいことや興味のあることを探してみる」「求人をいくつか見てみる」といった、小さな目標から始めてみましょう。
ハローワークや就職エージェントなど、あなたの再出発を心から応援してくれる専門家や機関は数多く存在します。今の状態を一人で悩まず、周囲や専門機関に相談しながら、自分のペースで進めていきましょう。
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大学中退とひきこもりに関するQ&A
ここでは、大学中退をしてひきこもりになった方によくある疑問や質問をまとめました。現状を打開したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
大学中退後のひきこもりから就職できる?
大学中退後のひきこもりから就職することは十分可能です。大学中退後にブランクがあっても、あなたのポテンシャルを評価してくれる企業は存在します。大切なのは、ひきこもり期間を「空白」ではなく、自分と向き合い、今後のキャリアについて深く考えた「準備期間」として捉えることです。自己分析を丁寧に行い、就職への熱意を具体的にアピールできれば、採用担当者に意欲や真剣さが伝わるでしょう。
大学中退者の現実を教えてください
文部科学省の「令和6年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」では、大学中退者の割合と人数を公表しています。資料によると、令和6年度は全体の2%にあたる50,516人の方が大学を中退しているようです。中退する理由は、進路変更や人間関係、経済的な問題など、人によって異なります。
中退後はすぐに正社員として就職する方もいれば、アルバイトをしながら次の進路を探す方、社会との接点が減ってひきこもりになる方もいるでしょう。大学を中退した事実だけで将来が閉ざされるわけではありません。自分の状況に合った目標を見つけることが大切です。
参照元:文部科学省「学生支援」
大学中退後何もしたくない状態が続いています
「何もしたくない」状態が続いても、自分を責める必要はありません。無理にモチベーションを上げようとするよりも、まずは生活の土台を整えることが大切です。決まった時間に起きる、バランスのとれた食事をとるなど、基本的な生活リズムを少しずつ取り戻しましょう。そうすることで、心にゆとりが生まれ、次に向けた一歩を踏み出せる可能性があります。
ひきこもりとニートは何が違うの?
ひきこもりとニートの大きな違いは、「社会とのつながりを避けているかどうか」です。
ひきこもりとは、仕事や学校に行かず、人との交流を避けて、おおむね6ヶ月以上自宅にいる状態を指します。
一方、ニートは15歳から34歳で、通学や就業をしていない人を指しますが、友人との交流をするなど、社会活動への参加はある状態です。重複する部分があるものの、定義は異なります。
ひきこもりから就職するにはどこに相談すればいい?
ひきこもりからの就職には、さまざまなサポート機関が役立ちます。たとえば、すぐに就職活動を始めるのが不安な場合は、「わかものハローワーク」や「地域若者サポートステーション」に相談してみましょう。相談者が就職して自立できるよう、専門の職員がサポートしてくれます。
「ハローワーク」や「ジョブカフェ」などのサポート機関でも職業相談や求人紹介を行っているので、まずは気軽に利用してみましょう。
専門的なサポートをマンツーマンで受けたい場合は「就職エージェント」の利用もおすすめです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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