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デザインの仕事を未経験から目指すのは厳しい?必要な能力やなり方を解説!
更新日
この記事のまとめ
- デザインの仕事に未経験から就くことは可能だが、一定の努力は必要
- デザインの仕事の種類は多岐にわたるため、どの職種を目指すかを検討することが大事
- デザインの仕事を未経験から目指す場合、最低限の知識を身につけておくのがおすすめ
- 未経験者がデザインの仕事を目指すなら、WebやDTPに関する資格を取得しよう
- デザインの仕事を探す未経験者の場合は、SNSや就職エージェントを活用しよう
デザインの仕事に興味があるものの、「未経験から就職できるのか?」「専門知識がないと厳しいのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。たしかに、デザインの仕事で活躍する人材には専門知識を備えた人が求められます。しかし、デザインの仕事には未経験者歓迎の求人もあり、努力次第では就職が可能です。このコラムでは、デザインの仕事の種類や未経験者の就職方法を解説します。就職を目指すための参考にしてみてください。
デザインの仕事に未経験で就くのは厳しい?
未経験からデザインの仕事に就くことは可能です。一般的に、デザインの仕事に求められるのは感性やセンスといわれています。また、デザイナーになるには必須資格も特にないため、挑戦できる職種といえるでしょう。
実際、未経験者歓迎の求人も少なくありません。企業から適性があると判断されれば、正社員として採用される可能性は十分あります。
未経験からデザイナーになるには何歳まで?
未経験からデザインの仕事を目指す際は、年齢制限が設けられていません。とはいえ、未経験者向けの求人は、若年層をターゲットとしている傾向にあるのが現状です。30代・40代と年齢を重ねるごとに、採用が厳しくなる可能性も考えられるでしょう。30代以上からデザイナーを目指す場合は、アルバイトや副業などでデザインの仕事を経験し、スキルや知識を身につけた状態で求人に応募するのがおすすめといえます。
努力なしでの就職は難しい
未経験からデザインの仕事への就職を成功させるには、一定の努力が必要です。専門知識や経験が問われない場合でも、最低限のスキルは身につけておかなければ就職は厳しいでしょう。また、就職後は専門知識を持つライバルたちと競い合う場面もあります。自ら学ぼうとする努力が続かなければ、同じ舞台に立つことが厳しくなるでしょう。
デザインの仕事は在宅も可能で未経験OKの求人もあるため、注目されている職種です。憧れだけでは仕事が続かない可能性もあることは、念頭に置いておきましょう。
未経験からデザイナーの就職を目指す際に必要なスキルは、「グラフィックデザイナー未経験での就職は厳しい?正社員を目指すコツとは」のコラムで紹介しています。参考にしてみてください。
未経験から目指せるデザインの仕事の種類
一口にデザインの仕事といっても、その種類は多岐にわたります。漠然と「デザイナーになりたい」と考えている未経験者は、以下のデザインの仕事の種類を確認し、どの職種を目指すのか明確にしましょう。それぞれのデザインの仕事の詳細を以下で解説していきます。
グラフィックデザイナー/DTPデザイナー
グラフィックデザイナーとは、商品のパッケージや雑誌・新聞の広告、ポスターなどの印刷物をデザインする仕事です。近年では、同じく出版物・印刷物をデザインするDTPデザイナーと同義で捉えられる場合もあります。
人々の視覚に訴えるデザインを生み出す仕事であるため、美術的センスや独創性が問われる仕事といえるでしょう。グラフィックデザイナーは未経験では厳しいといわれることもありますが、独自のセンスに自信がある方におすすめの職種です。
Webデザイナー
Webデザイナーとは、Webサイトをデザインする仕事です。見やすさ・使いやすさにこだわるのはもちろん、そのWebサイトのコンセプトや目的に合わせたデザインを行う必要があります。また、Web業界は技術や流行の変化のスピードが非常に速いため、常に最新の知識を吸収する学習意欲が求められるでしょう。
社会のIT化に伴ってWeb関連の仕事の需要は急速に高まっているため、Webデザイナーの求人も探しやすいといえます。ハードルの低さからライバルが多いですが比較的チャレンジしやすいことから、、デザイナーデビューを目指す方は注目してみても良いでしょう。
プロダクトデザイナー
プロダクトデザイナーとは、世の中のあらゆる「モノ」をデザインする仕事です。生活用品や家具、家電、自動車などをデザインするため、見た目だけでなく使いやすさも考慮する必要があります。機械製品のデザインをメインに行うのはインダストリアルデザイナー、家具のデザインをメインに行うのはインテリアデザイナーなど、呼称が細かく分類される場合も。未経験者が求人を探す際は、何をデザインしたいのか明確にしておきましょう。
ファッションデザイナー
ファッションデザイナーとは、洋服や靴、バッグなど服飾品をデザインする仕事です。個人の注文を受けて商品をデザインする「オートクチュールデザイナー」もいますが、未経験者であればアパレル・繊維メーカーに就職し、「企業デザイナー」として働くのが一般的といえます。未経験者の多くは、入社後にアシスタントとして経験を積んでから専門的なデザインに携わる流れになるでしょう。
デザインの仕事で求められる9つの能力
デザインの仕事は、センスや色彩感覚のほか、トレンドを捉える情報収集力なども必要です。以下で、具体的に求められる能力について確認していきましょう。
デザインの仕事で求められる能力
1.デザインセンス
デザインの仕事において、デザインセンスは欠かせません。どのようなデザインの職種であっても必要とされる能力といえるでしょう。デザインセンスは、経験や知識で磨けるスキルです。クライアントの要望を汲み取って制作物に落とし込むためには、個人の感性ではなく知識に基づいたデザイン能力が必要になるでしょう。
2.色彩感覚
目につきやすい配色や企業のイメージカラーに合うデザインを提案するためには、色彩感覚が必要です。見た人の目を引き印象に残るデザインを考えるためには、色彩に関する知識が必要不可欠といえるでしょう。
色彩感覚があることをアピールするためには、色彩検定を取得するのも一つの手段です。デザインの仕事に役立つ資格については、このコラムの「未経験者に有効なデザインの仕事に役立つ8つの資格」でも後述するため、ぜひ参考にしてみてください。
3.デザインソフトを扱う技術力
デザインの仕事は電子データで納品することが多く、グラフィックソフトやイラストソフトなどを問題なく扱えるスキルが必要とされます。PhotoshopやIllustratorなど、デザイン業界で必須とされるデザインソフトは一通り使いこなせるようにしておくと良いでしょう。求人の募集要項として「デザインソフトの使用経験」が求められることもあるため、資格を習得しておくのも効果的です。
4.トレンドの情報収集力
流行りのデザインや最新技術の情報を集めるスキルも、デザインの仕事に求められます。トレンドの移り変わりが激しい現代社会では、常にアンテナを張り巡らせ、世の中の流れを察知する能力が必要です。情報収集のためには、SNSや動画配信サイトをはじめとしたインターネットのほか、デザイン関連の書籍などを活用すると良いでしょう。
5.マーケティングスキル
デザインの仕事には、「実際にデザインを目にする人が何を求めているか」を分析するマーケティングスキルも欠かせません。商品やサービスを購入してもらうにはどうすればいいか、という点に注目した市場リサーチができれば、効果的なデザインを考えられるでしょう。集客効果が高いデザインを作成できるデザイナーであれば、就職・転職に有利に働きます。
6.コミュニケーション能力
デザイナーは幅広い人と関わりながら仕事を進めるため、コミュニケーション能力が必要です。たとえば、クライアントからデザインの要望を聞き取るためのヒアリングや、デザインの草案をプレゼンする際の発信力など、あらゆる場面でコミュニケーション能力が求められるでしょう。
7.論理的思考力
デザインの仕事には、物事の筋道を立てて分かりやすく整理する論理的な思考力も必要です。センスや色彩感覚といった芸術的な能力とは対照的だと思いがちですが、クライアントの意図を汲み取ってデザインに反映するためには必要な能力といえるでしょう。また、「何を目的としたデザインか」を明確にクライアントへ伝えるためにも、論理的思考力は役立ちます。
8.根気強さ
案件にもよりますが、デザインの仕事は何度も修正を繰り返し、なかなかクライアントから了承がもらえない場合もあります。リテイクが続いても諦めない心や、粘り強く仕事を続けられる忍耐力も求められるでしょう。真面目に仕事をやり抜く責任感の強さなどを含めて、根気強さが大切な仕事です。
9.スケジュール管理能力
スケジュール管理能力も、デザインの仕事で求められる能力です。特にフリーランスや在宅勤務のデザイナーの場合は個人で業務を進めるため、進捗やスケジュール管理が必要になります。チームプロジェクトのデザインの仕事でもスケジュール管理は必須なので、タスクリストやガントチャートなどを活用し、スキルを磨くと良いでしょう。
未経験からデザインの仕事を目指すための7つの方法
未経験からデザインの仕事へ就職することは十分可能です。しかし、デザインの仕事について一切の知識や経験がなければ、すぐに採用されることは難しいでしょう。ここでは、未経験者がデザインの仕事を目指す際に準備しておきたいことを解説します。
1.書籍や動画サイトなどで良いデザインを研究する
未経験のうちは、「良いデザイン」がどういったものなのか判別が難しい可能性もあるでしょう。はじめは書籍や動画サイトなどで紹介されているデザインをチェックし、傾向を研究するのが効果的です。良いデザインの構成を分析し、要素を取り入れることでデザインの仕事に役立てられます。
幅広いデザインをインプットし、制作物へのアウトプットを繰り返すことで、徐々に「良いデザイン」の構成が理解できてくるでしょう。
2.デザイナーに求められる適性を理解する
未経験者はデザインの仕事を探す前に、デザイナーに求められる適性を正しく理解しましょう。一般的に、デザイナーに求められるのは柔軟性です。センスや感性はもちろん大切ですが、デザインの仕事には流行や市場の動向、クライアントからの要望なども取り入れていく必要があります。
自分の価値観に固執し過ぎたり流行に興味がなかったりする人は、クライアントの要望に応えられないことも。憧れや自分のイメージだけで、デザインの仕事への就職を目指すのは避けた方が良いでしょう。
3.スクールや独学で最低限の知識を身につける
未経験者歓迎のデザインの仕事に応募する場合も、最低限の知識は身につけておきましょう。たとえば、デザインの基本や仕事で使用するパソコンソフトの操作方法などはあらかじめ勉強しておくのがおすすめです。
同じ未経験者でもスキルや知識が全くない人より、基礎知識を備えている人の方が採用されやすく、学習意欲も認めてもらいやすいでしょう。独学でも習得可能ですが、より幅広く仕事で通用する知識を備えたいのであれば、専門学校やオンラインスクールへの通学するのも選択肢の一つです。
職業訓練校を利用するのも手段の一つ
未経験者がデザインについて学ぶには、公共機関が運営する職業訓練校を利用する方法もあります。基礎知識を身につけたり資格を取得できたりと、デザインの仕事に役立つスキルが身につくでしょう。職業訓練校によっては就職支援を行っている場合もあるため、未経験からデザインの仕事を目指す際も就活を有利に進められます。ただし、職業訓練校ではカリキュラムが決められていることも多いため、「自由にデザインについて学びたい」といった要望は叶えにくい可能性があるでしょう。
4.デザインや画像編集ソフトの機能を覚える
デザインソフトや画像編集ソフトを使いこなせるようにしておくと、未経験の場合も就職・転職で有利に働くでしょう。デザインの仕事において、PhotoshopやIllustratorなどは使用頻度が高いソフトです。さまざまな機能があるため最初は戸惑う可能性もありますが、基礎的な使用方法やショートカットだけでも覚えておけば、スムーズに研修や実務をこなせるでしょう。
5.クラウドソーシングを活用して仕事の経験を積む
クラウドソーシングとは、案件を依頼したい人と仕事を探している個人事業主や副業ワーカーを、マッチングするWeb上のサービスをいいます。在宅でできるものも多く誰でも利用できるので、少しでも「仕事」としてデザインの経験を積んでおきたいという方におすすめです。クラウドソーシングサイトでは未経験者歓迎のデザインの仕事もあるので、積極的に受注してみましょう。
6.アルバイトやアシスタントとして経験を積む
未経験からデザイナーの仕事を目指す方は、アルバイトやデザインアシスタントとして就職するのも選択肢の一つです。アシスタントであれば未経験者歓迎の求人が多く、いきなりデザイナーとして就職を目指すよりも内定率が高まるでしょう。また、学校に通わずとも働きながらデザインの知識やスキルを学べるのもメリットといえます。
7.「未経験可」の求人を探す
デザインの仕事を探す際、「未経験可」の求人が含まれていることも少なくありません。そういった求人の場合、未経験者向けの研修を行ってくれたり、スキルアップのための支援制度が整っていたりするため、安心してデザインの仕事に必要な能力を身につけられるでしょう。
ただし、「未経験OK」「経歴不問」「研修あり」などの求人であっても、デザインの仕事をさせてもらえなかったり、実費で研修を受けなければならなかったりする場合もあるようです。仕事探しの際は詳細の見えない求人を避け、信頼できる求人サイトやエージェントを利用すると良いでしょう。
正社員
デザインエンジニア
-
年収 550万円 ~ 851万円
-
大手企業,未経験OK,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり
デザイナーの主な就職先を確認しておこう
グラフィックデザイナーの就職先には広告代理店や出版社、デザイン事務所などが挙げられます。WebデザイナーはWeb制作会社、プロダクトデザイナーは家電や自動車などのメーカーが主な就職先です。ほかにも、フリーランスとして活躍する方法もあります。自分が目指すデザインの仕事の職種を見極め、就職先を探すと良いでしょう。
デザイン未経験者向けのポートフォリオの作り方
デザインの仕事を目指すときは、「ポートフォリオ」を用意すると就職活動に有利に働くのでおすすめです。デザイン業界におけるポートフォリオとは、いわゆる「作品集」のこと。これまでデザインしたものをまとめ、仕事の実績や自分のセンス、力量などをアピールするために使われます。
未経験者歓迎の求人であればポートフォリオの提出は不要な場合もありますが、用意しておけば大きな強みになるはずです。以下では、デザインの仕事が未経験の方におすすめのポートフォリオの作り方を紹介します。
PowerPointでPDFにまとめる
未経験の場合、制作したデザインをPowerPointでまとめるのがおすすめです。PowerPointはプレゼン資料作成にも使われるツールのため、使い慣れている人もいるでしょう。ただし、動画のようなファイルサイズの大きい制作物をまとめる際には、動作が遅くなってしまう可能性もあるため注意が必要です。
Web上で紹介する
動きのあるデザインやWebサイトのデザインを成果物としてまとめる場合、Web上で紹介する方法があります。Webページ全体のデザインスキルもアピールできるため、Web系のデザイン職を目指す場合は特におすすめです。
未経験者に有効なデザインの仕事に役立つ8つの資格
「デザインの仕事に未経験で就くのは厳しい?」で解説したように、デザイナーになるための必須資格は存在しません。しかし、未経験からデザインの仕事を目指すのであれば、知識や学習意欲をアピールするために資格を取得しておいて損はないでしょう。この項では、デザインの仕事に役立つ資格を8つ紹介するので、スキルアップの参考にしてみてください。
未経験者に有効なデザインの仕事に役立つ資格
1.ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定は、厚生労働省の指定を受けた国家資格です。その名のとおり、Webのデザインに関する知識や技能などを証明する資格であるため、Webデザイナーを目指す方には特に有効といえます。未経験者の場合は、難易度が低い3級から挑戦すると良いでしょう。なお、2級と1級は受検条件に一定の実務経験が設けられているため、仕事を始めてからキャリアアップを図る際に目指すのがおすすめです。
参照元
特定非営利活動法人 インターネットスキル認定普及協会
ウェブデザイン技能検定
2.Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験はWebサイトの制作能力を測る資格で、「世界標準に対応した初めての試験」といわれています。取得すれば、Webデザインやコーディングなどの知識・スキルを証明することが可能です。等級はエキスパートとスタンダードの2つで、いずれも受験資格はないので、未経験者も挑戦しやすい資格といえます。
3.Webデザイナー検定
Webデザイナー検定は、コンセプトメイキングから運用まで、Webサイト制作の一連の流れを学べる資格です。デザインだけでなく、企画やWebサイト完成後の運用法まで把握しておきたい未経験者におすすめの資格といえます。等級はエキスパートとスタンダードの2つで、エキスパートの出題内容はより専門性が高いため、未経験者はベーシックから挑戦するのがおすすめです。
4.DTPエキスパート
DTPエキスパートは、グラフィックデザイナーのような印刷物のデザインに携わりたい方におすすめの資格です。印刷技術や色彩、マーケティングと印刷物の関係など、DTP制作に関する知識を幅広く身につけられます。受検資格は特に設けられていないため、デザインの仕事が未経験の方も挑戦しやすいでしょう。なお、資格の取得後は2年に1度の更新が必要なので、定期的に勉強する姿勢が求められます。
5.Photoshopクリエイター能力認定試験
Photoshopクリエイター能力認定試験は、Photoshopを活用できるスキルがあるか測定する資格です。スタンダードとエキスパートの2種類があり、未経験者の場合は基礎的なスキルを認定してもらえるスタンダードの合格を目指すのがおすすめです。エキスパートでは知識問題だけではなく実技問題も出題されるため、取得すればより実践的な知識があることを評価してもらいやすいでしょう。
6.Illustratorクリエイター能力認定試験
Illustratorクリエイター能力認定試験は、Illustratorを用いて、DTPファイルやWebデザインパーツを作成できる能力があるか認定する資格です。与えられた指示に従って、新規ドキュメントから時間内にコンテンツを制作する「操作スキル」と「問題解決力」などが求められます。未経験者はまず基礎的なスキルを認定するスタンダードから目指してみましょう。
7.アドビ認定プロフェッショナル
アドビ認定プロフェッショナルは、デザインの仕事でよく使われるアドビ製品の操作スキルがあるか認定する資格です。PhotoshopやIllustrator、Premiere Proなど、デザイナーとして必須のデザインソフトを実際に使用して試験を行います。
未経験者が取得するメリットとしては、デザインや画像作成の基本スキルが身につき、ツールを使いこなすことで作業効率アップの効果が挙げられるでしょう。また、世界共通の国際資格であるため、世界中で通用する資格であることも魅力です。
8.色彩検定
色彩検定は、色の基礎や配色方法など、色彩に関する理論を身につけられる公的資格です。目を引くデザイン制作のためには、色彩に関する知識が欠かせません。デザインの仕事が未経験であれば、基礎からしっかりと知識を固めていくために色彩検定の勉強をするのもおすすめです。
色彩検定は現在の知識やレベルに合わせて1、2、3級、UC級と分かれています。未経験であれば、まずは色彩の理論や法則を基礎から学べる3級への挑戦がおすすめです。
参照元
公益社団法人 色彩検定協会
色彩検定
将来のためにどのような資格を取れば良いか分からないという方は、「手に職が付く資格は?男女問わず安定して働ける仕事の見つけ方」のコラムもご一読ください。社会で必要とされやすい資格についてまとめています。
未経験から就けるデザインの仕事を見つける方法
未経験から就けるデザインの仕事を見つけるには、SNSを活用したり就職・転職エージェントを利用したりするのがおすすめです。以下を参考に、自分に合った方法を見つけましょう。
SNSを活用する
未経験から就けるデザインの仕事を見つけるには、SNSを活用するのも有効な手段の一つといえます。近年では、ブログやSNS上で自身の作品を公開し、仕事の依頼を呼び掛けるデザイナーも少なくありません。
デザイン業界では未経験者もセンスや力量を評価してもらえる場合があるので、積極的に情報発信してみるのが効果的です。業務未経験者も仕事の依頼を受けられたり、企業の採用面接でポートフォリオとともに自身をアピールする材料になったりするでしょう。
求人サイトを利用する
未経験からデザインの仕事を探すときは、求人サイトで「未経験可」の項目をチェックして絞り込みましょう。求人に申し込む際は、研修期間の長さや必要とされる経験・資格などを確認しておきましょう。仕事としては未経験であっても、デザインソフトの使用経験があれば選考で有利に働く可能性もあるため、履歴書や面接でアピールすると好印象につながります。
就職・転職エージェントに登録する
「自分に合ったデザインの仕事が見つからない」「SNSがうまく活用できない」といった方は、就職・転職エージェントにサポートしてもらうと良いでしょう。プロのキャリアアドバイザーが相談者の希望や適性に合わせて求人を紹介してくれるため、未経験者がデザインの仕事を探す際は頼もしい存在となるはずです。
未経験者がデザインの仕事の面接を受ける際のコツ
未経験からデザインの仕事の求人に応募して面接に挑む際は、採用担当者の質問の意図を汲み取り、的確な回答をすることが大切です。
志望動機や自己紹介以外にデザイナーの面接で聞かれやすいのは、「好きなデザイナー」「作品を制作した背景」「好きな映画・小説」「印象に残っているデザイン」などの質問が挙げられます。想定できる質問に対しては回答内容を事前に準備しておき、面接本番でスムーズに答えられるようにしておきましょう。具体的な作者名や作品名を答えられることはもちろん、「なぜ好きなのか」を明確にできると、デザインの仕事に対する意欲の高さを評価される可能性があります。
中途採用なら明確なキャリアビジョンを伝えよう
未経験から中途採用でデザインの仕事を目指す場合は、「今後どのようなデザイナーになりたいか」という明確な目的や目標をアピールすると良いでしょう。中途採用の場合、デザインスキルも大切ですが、仕事のやり方や適性などを見られることもあります。明確なキャリアプランを考え、採用担当者に伝えられるようにしておくのが効果的です。
「未経験だがデザインの仕事に対する熱意がある」という前向きなアピールで、面接を有利に進めましょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
デザインの仕事を探すために就職・転職エージェントの利用を検討している方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層を中心に支援を行っている就職・転職エージェントです。未経験者歓迎の求人を数多く取り揃えており、プロのキャリアアドバイザーが相談者一人ひとりに合った案件を紹介します。
また、面接対策や応募書類の添削といった就活サポートも実施。「なかなか選考を通過できない」と悩んでいる方も安心です。サービスはすべて無料なので、お気軽にご利用ください。
未経験でデザインの仕事に挑戦するときのFAQ
デザインの仕事を未経験から目指す場合、その方法や収入が気になる方もいるでしょう。ここでは、Q&A方式でよくある疑問や不安を解消します。
未経験の新卒がデザイナーを目指すための方法は?
デザイナーになるために、特別な資格は必要ありません。デザインの知識を学び、技術を身につければ目指せる職種のため、独学やスクールで基礎的なデザインスキルを磨きましょう。デザイナーに就職する際は、「未経験可」の求人を探すことも手段の一つ。なかなか未経験者向けの求人が見つからないときは、アルバイトでアシスタントから始めてみるのも、実績を積む手段としては有効です。未経験からデザイナーを目指す方法は、このコラムの「未経験からデザインの仕事を目指すための7つの方法」でも紹介しているので参考にしてみてください。
未経験デザイナーの平均年収は?
デザイナーは職種や働き方、スキルなどによって平均年収が大きく異なります。厚生労働省のデータによると、「グラフィックデザイナー」や「Webデザイナー」の平均年収は約509万円でした。ただしこれは未経験者に限らない金額のため、参考程度に留めてください。
また、比較的未経験者の多い若年層のデータを確認すると、20~24歳の平均年収は約329万円でした。経験を重ねて実績を積んでいくことにより年収アップが期待できることが分かるでしょう。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト jobtag
デザイナーに向いている人の特徴を教えてください
デザインに関する興味や好奇心が強い人が向いているでしょう。独自性やセンスも大切ですが、クライアントの意向に沿うデザインを提案できる発想力も大切です。また、「なぜこのデザインか」を分かりやすくまとめられる論理的思考力がある人や、リテイクが重なっても諦めない根気強さがある人もデザイナーに向いています。
自分の適性が分からず悩んでいる方は、「適職の見つけ方を解説!好きなことだけでなく得意なことを探そう」のコラムもあわせてご覧ください。
デザインの仕事は未経験ですが在宅で働けますか?
デザインの仕事は基本的にパソコンを使用するため、在宅勤務が可能です。ただし、未経験からいきなり在宅で勤務するのは難易度が高いといえるでしょう。デザイナーの仕事を在宅で行うには即戦力の技術が求められる傾向にあるため、実務経験がないと在宅ワークが認められない可能性があります。未経験から在宅のデザイナーを目指すのであれば、スクールに通って知識を得たり、ポートフォリオで作品をまとめたりすると良いでしょう。
在宅の仕事を探している方は、「在宅の仕事にはどんな種類がある?自宅で働く方法や求人の探し方も解説」のコラムもぜひ参考にしてみてください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。