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高卒就職はやばい?やめとけと言われる理由や内定率・就職活動のコツを解説
この記事のまとめ
- 2024年の高卒者の就職内定率は98%で大卒者と変わらないため、「やばい」と考える必要はない
- フリーターの期間が長引くほど正社員になるのが難しくなるので、就職したいと思ったら早めに行動を起こそう
- 企業に効果的にアピールするためには、自分のことを深く理解するための「自己分析」が欠かせない
- 一人で就職活動を進めるのが不安な場合は、エージェントの力を借りてみよう
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高卒から就職を目指すのはやばい?やめたほうが良いの?と不安な気持ちになっている方もいるのではないでしょうか。
高卒の就職内定率は98%で大卒と変わらないため、「やばい」と考える必要はありません。ただし、大卒以上を条件とする求人があったり、高卒のほうが給料が低い傾向にあり、生涯年収に差がうまれたりするのは事実です。
このコラムでは、2024年の就職内定率や高卒就職のメリット・デメリット、就職活動のコツなどを紹介します。時間が経ってから「あのとき就職すれば良かった…」と後悔しないためにも、今のうちに行動を始めましょう。
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高卒から就職するのはやばい?「やめとけ」と言われる理由とは
高卒者の就職内定率は高いため、高卒で就職することを「やばい」と考える必要はありません。
文部科学省の「令和7年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況」によると、2024年3月卒業の高卒者の就職内定率は全体で98%。男女別では男性が98.4%、女性が97.3%です。
一方、同年の大卒の就職内定率は、厚生労働省の「令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」によると98%でした。
2024年の高卒と大卒の就職内定率は全く同じ数値なので、高卒の就職をネガティブに捉える必要はないのです。
ではなぜ、「やばい」「やめとけ」などと言われることがあるのでしょうか。この項では、その理由を解説します。
参照元
文部科学省
令和7年3月高等学校卒業の就職状況(令和7年3月末現在)に関する調査について
厚生労働省
令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します
高卒から就職するのがやばいと言われる理由
- 高卒と大卒の生涯賃金に差がある
- 就職・転職先の選択肢が狭まる
- 昇進時に不利になる場合がある
1.高卒と大卒の生涯賃金に差がある
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2024 労働統計加工指標集 21 生涯賃金など生涯に関する指標」によると、高校卒業後にフルタイムの正社員を続けた場合、60歳までの生涯賃金(退職金を除く)は男性が2億880万円、女性が1億5,440万円です。一方、大卒は男性が2億5,150万円、女性が2億190万円となっています。
性別 | 高卒 | 大卒 |
---|---|---|
男性 | 2億880万円 | 2億5,150万円 |
女性 | 1億5,440万円 | 2億190万円 |
参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2024 労働統計加工指標集(p.304)」
注:学校を卒業しただちに就職し、60歳で退職するまでフルタイムの正社員を続ける場合(同一企業継続就業とは限らない)
高卒と大卒の生涯賃金の差は、男性が4,270万円、女性は4,750万円でした。これだけの差があることから、高卒の就職にマイナスイメージをもつ人もいるようです。
しかし、この結果はあくまでも平均であり、すべての人に当てはまるわけではありません。学歴による給料の差がない会社や、資格があれば大卒より高い収入を得られる仕事もあります。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
ユースフル労働統計2024 ―労働統計加工指標集―
大卒と比べると収入が低い傾向にある
高卒と大卒の生涯賃金に差が出るのは、月収の違いによる部分が大きいといえます。厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、20~24歳の賃金(男女計)は高卒21万7,300円、大卒25万800円です。20代前半で約3万円の差があります。
性別・年齢・学歴別の賃金は以下の表をご覧ください。
高卒男性 | 大卒男性 | 高卒女性 | 大卒女性 | |
---|---|---|---|---|
20~24歳 | 22万3,300円 | 25万1,500円 | 20万6,900円 | 25万200円 |
25~29歳 | 25万2,600円 | 29万300円 | 22万3,700円 | 27万6,700円 |
30~34歳 | 28万500円 | 34万500円 | 22万9,300円 | 30万円 |
35~39歳 | 30万2,300円 | 39万2,800円 | 23万5,200円 | 33万1,300円 |
40~44歳 | 32万8,200円 | 43万3,300円 | 24万1,600円 | 33万8,900円 |
参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況(3) 学歴別にみた賃金」
男女ともに、年齢が上がるほど高卒と大卒で収入の差が開いていくことが分かります。
参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
2.就職・転職先の選択肢が狭まる
高卒は大卒よりも就職・転職先の選択肢が狭まります。大手企業や専門的な知識が必要な業種では、大卒以上を応募条件としている場合があるためです。
また、高卒者の応募が可能な企業であっても、ライバルとして大卒者が応募してきた場合は不利になってしまうことがあるでしょう。
3.昇進が遅くなる場合がある
高卒は大卒と比べて昇進が遅くなる可能性があります。なかには、業務の経験年数ではなく最終学歴によって昇進時期を判断している企業もあるようです。昇進できなければ給与を上げるのは難しいので、「大学を卒業していれば…」と後悔する人もいるかもしれません。
しかし近年では、学歴ではなく経験と実績をもとに昇進・昇給を判断する企業も増えているようです。職種や企業、経営者の方針などによって昇進の基準は異なるので、高卒と大卒でどちらが有利・不利とは言い切れません。
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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実際に行動を起こすことは、自分に合った働き方へ近づくための大切な一歩です。しかし、何から始めればよいのか分からなかったり、一人ですべて進めることに不安を感じたりする方も多いのではないでしょうか。
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高卒就職の現実
「高卒から就職するのはやばい?「やめとけ」と言われる理由とは」で示したように、高卒の就職内定率は高めです。しかしながら、3年以内に離職する人が一定数いるのも事実。
ここでは、高卒就職の実態を厚生労働省の調査をもとに解説するので、早期離職を回避するための参考にしてみてください。
3年以内の離職率は大卒よりもやや多い
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します」によると、高卒就職における3年以内離職率は38.4%です。大卒は34.9%で、高卒のほうが3.5%高くなっています。
引用:厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します 新規高卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)令和3年3月新規学卒就職者の離職率(p.3)」
しかし、上記のグラフを見ると2年目と3年目の離職率は大卒とほぼ同じです。差があるのは1年以内の離職率で、高卒は大卒よりも4.4%高い水準でした。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します
選べる求人が大卒よりも少ないためミスマッチ回避が難しい
厚生労働省の資料「90年代以降の高卒就職の変化と今後の課題(2019年4月19日)」によると、高卒就職で早期離職が発生する原因の一つに「一人一社制」が挙がっています。高卒の新卒採用では、学業優先の観点から応募先を一社に絞るのがルールとなっており、企業見学も応募する一社とすることがあるため、比較検討しにくいのが課題です。
このデータは新卒に限ったものですが、既卒においてもミスマッチ回避が職場定着の重要なポイントであることは同じといえます。就職活動をする際は、企業研究に力を入れて自分に合う会社を選びましょう。
参照元
厚生労働省
第2回高等学校就職問題検討会議ワーキングチーム(WT)
ブラック企業に気を付ける
高卒は大卒に比べて応募可能な求人数が少ないため、きちんと見極めなければブラック企業に入社してしまう可能性が高いでしょう。
ブラック企業は人の入れ替わりが激しく、「未経験・無資格OK」「学歴不問」と採用の間口を広げていることもあります。求人票だけでブラック企業を見抜く自信がない高卒者は、ハローワークや就職エージェントの力を借りて応募先を選びましょう。
高卒の既卒者を採用する事業所は多い
独立行政法人労働政策研究・研修機構の2023年の資料「若年既卒者の雇用動向(p.24)」によると、高卒においては、卒業後3年以内の既卒者を中途採用する事業所の割合が多いとされています。学校を卒業後3年以内の既卒者を採用した事業所のうち、大卒を採用したのは43.7%。高卒は49.9%です。
高卒者は卒業後3年目でも21〜22歳と若く、早いうちから育成したいと考える企業にとっては魅力的な人材といえます。高卒は新卒枠でなくても就職できる可能性が十分にあるといえるでしょう。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
若年既卒者の雇用動向―厚生労働省「雇用動向調査」二次分析―
就職に失敗しやすい人の特徴
高卒に関係なく、就職に失敗しやすいのは、選考対策が十分にできていない人です。自己分析や企業研究をしっかりとしていても、選考対策を怠ってしまうと内定をもらうのは難しいでしょう。志望度が高いほど面接で緊張しやすいため、模擬面接を行って緊張感に慣れておくことが重要です。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、キャリアアドバイザーがマンツーマンで模擬面接を行います。家族や友人に面接官役をお願いするよりも緊張感があり、本番を想定した練習ができます。「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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高卒で就職しないままでいるとフリーターを続けることに
高卒で就職しないまま過ごしていると、徐々に正社員になるのが難しくなっていきます。独立行政法人労働政策研究・研修機構の資料によると、「フリーター継続期間と正社員になれた割合」は以下のとおりです。
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から― 図表4-33 男女別 フリーター継続期間と正社員になれた割合(p.128)」
男女ともに「3~4年」から「4~5年」にかけて数値が大きく下がっています。高卒から就職を目指す場合は、遅くても3~4年以内に行動を始めましょう。
高卒就職のメリット・デメリット
高卒から就職するメリット・デメリットをそれぞれまとめました。
メリット
高卒就職には以下のメリットが挙げられます。
- ・学費がかからない
- ・大卒者よりも4年早く社会人経験を積める
- ・第二新卒枠に応募できる可能性がある
高卒で就職すると、当然ですが大学の学費がかかりません。また、同年代の大卒者が入社するまでに4年あるので、その間に経験を積み実績をつくれば、学歴に関係なく活躍の場を広げられる可能性があるでしょう。
高卒就職者向けのサポート体制を整えている企業もあるため、教育体制がしっかりしている会社を選べば大卒との違いを気にすることなく働き始められます。
高校を卒業後3年以内であれば、第二新卒枠に応募できる可能性があります。第二新卒枠ではポテンシャルを重視して採用してもらえるので、スキルや知識がなくても内定をもらえる可能性が高いです。
デメリット
高卒就職のデメリットとして考えられる点は、以下のとおりです。
- ・応募要件に「大卒以上」と記載がある求人への応募ができない
- ・高卒は大卒よりも給料が低い傾向にある
- ・就職後に大学で学びたくなった場合、学業と仕事の両立が必要になる
最終学歴を採用の判断材料の一つとしている企業もあります。いくら興味があり就職したいと思っても、企業の求人の応募要件に「大卒以上」と記載がある場合、高卒者は応募することができません。
また、就職後に「やっぱり大学で学び直したい」と考えたとき、仕事と受験勉強の両立には一定の大変さがあることが考えられます。社会人になってから通信や夜間の大学で学ぶ人もいますが、授業や課題提出と仕事を両立させるのは心身ともに負担がかかるでしょう。
高卒就職で後悔する人としない人の違い
「高校の勉強だけに集中したい」「幅広い選択肢から就職先を選びたい」と考える人が高卒就職をすると、後悔してしまう可能性があります。反対に、「1年でも早く経済的・社会的に自立したい」「学費をかけたくない」と考える人は、高卒就職しても後悔しない可能性が高いでしょう。自分がどちらの考え方に該当するか、見つめ直してから判断することが大切です。
ここでは、高卒就職で後悔しやすい人としない人の特徴をご紹介します。以下で挙げる特徴はすべての方に当てはまるわけではないので、参考としてご覧ください。
高卒就職に後悔しやすい人
高卒就職に後悔しやすい人には、以下のような特徴があります。
大卒以上の求人が多い業界を志望している人
特定の業界に絞って探すのは良くないことではありませんが、学歴重視の業界ばかりを選んでいると、就活がうまく進まない恐れがあります。高卒就職を成功させるためには、学歴不問の求人が多い業界にも目を向けて幅広く応募先を探すのがおすすめです。
大卒以上の求人が多い業界としては、教育業界や金融業界、コンサルティング業界などが挙げられます。しかし、高卒者はこれらの業界を諦めなければならないというわけではありません。たとえば金融業界を目指すなら、学歴不問の求人が多い保険会社が狙い目です。
また、働きながらスキルや資格を身に付け、将来的に希望の業種へ転職するという方法も考えられます。
スキルを身に付けるのが先と考える人
「まずはスキルを身に付けなければ」と思い込み、資格取得にこだわり過ぎると、就職活動が長引きやすくなります。正社員になる前にスキルを身に付けることは大切ですが、勉強に時間をかけ過ぎて就職活動が遅れると、「あのとき就職すれば良かった…」と後悔することになるでしょう。
一般的に、年齢が若いほど就職は成功しやすいです。選考では「スキルアップに向けて勉強中」という事実もアピールになるので、行動を始めるのが遅くならないようにしましょう。
応募先に求める条件が多過ぎる人
応募先に求める条件が多過ぎるのも、就職活動が思うように進まず後悔する原因になります。「在宅で働きたい」「フレックスタイムは必須」「残業なし」などさまざまな条件を求めたくなる気持ちは分かりますが、理想を求め過ぎると選択肢を狭めてしまいます。
応募先に求める条件には優先順位を付け、妥協点を決めておくのがポイントです。
高卒就職に後悔しない人
高卒就職に後悔しないのは、学歴を気にせず「早く社会に出て経験を積みたい」といった前向きな考えをもつ人でしょう。以下で詳しく解説します。
学歴を気にし過ぎない人
高卒の学歴を気にし過ぎず、前向きに就職活動に取り組める人は、後悔しない可能性が高いといえます。学歴を気にしない人は、選考で不採用になっても「高卒だから落ちたんだ…」とネガティブになるのではなく、次に向けて改善点を見つけようとするでしょう。
また、学歴以外の面を大事にする傾向があるため、自信をもって面接に臨むことができます。そういった姿勢は面接官にも伝わり、結果的に就職が成功しやすくなるでしょう。
自立心が強い人
自立心が強い人は、高卒で早めに就職することに充足感をおぼえるでしょう。大卒よりも早く社会に出るぶん、「貯金ができる」「スキルが身に付く」といった点にメリットを感じるようです。
そのため、「もっと遊びたかった」「時間に余裕がある大学生が羨ましい」といった後悔は少ない傾向にあります。
学費をかけたくない人
スキルを身に付けたい気持ちはあるものの、「学費をかけたくない」「学校に通うのは時間がかかる」と考える人は高卒就職をしても後悔しないでしょう。
大学や専門学校で理論的に学ぶことが向いている人もいますが、経験から学んだほうが早い人もいます。社会人になると責任や成果を求められますが、実務経験のなかで主体的に学べるなら早めに就職するのがおすすめです。
高卒から就職するのにおすすめな職業
ここでは、高卒から就職するのにおすすめな職業を4種類ご紹介します。高卒で正社員になる場合、未経験OK・学歴不問といった職業が狙い目です。
この項でご紹介する職業はあくまでも一例なので、参考までにご覧ください。
高卒就職におすすめの職業
- 飲食・サービス業
- IT業界
- 建設業界
- 公務員
1.飲食・サービス業
飲食・サービス業は専門的な知識や資格が必要な場合もありますが、無資格・未経験者も応募可能な求人が多いのが特徴です。たとえば、レストラン・アパレル・会社の受付・娯楽施設のスタッフといった仕事が挙げられます。
正社員
店舗運営スタッフ
年収 324万円 ~ 454万円
-
大手企業,未経験OK,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
2.IT業界
IT業界はスキルを重視する傾向にあるので、未経験者歓迎や学歴不問の求人が多くあります。仕事内容は、Webサイトの制作・スマホアプリの開発・オンラインショップの運営などさまざま。
パソコンやプログラミングに関する資格を取得しておくと、就職の際に役立つでしょう。
3.建設業界
体力に自信のある高卒の方には建設業界もおすすめ。マンションや一戸建て、橋やトンネルといった、さまざまな建造物の建設に携わる仕事です。少子高齢化により人手不足が続く建設業界では、体力のある若年層を求める企業が増えています。
また、施工管理の仕事もおすすめします。オフィスビルや工場などの建築現場において、施工が適正かつ計画どおりに行われるよう、建築工事の監督・指導を行うのが主な仕事です。
実際に建設の業務を行うことは少ないようですが、工事の進行状況管理や事故が起きないよう安全管理などを担う重要な仕事といえます。
正社員
施⼯管理補助業務
年収 330万円 ~ 510万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
4.公務員
高卒で就職を目指すなら、公務員試験を受けたうえで公務員になるのもおすすめです。公務員は、比較的収入が安定している仕事の一つ。
一口に公務員といっても、国家公務員や各市区町村役場の職員、警察官など種類はさまざまあります。職種によっては学歴や専門的な資格を求められる場合があるので、高卒から目指せるかは事前に確認しましょう。
フリーターとして働いて正社員登用制度を利用する方法もある
就職したい業界にアルバイトとして入社し、経験やスキルを積んでから正社員登用制度で正社員就職を狙う方法もあります。知識だけではなく、実際に働くうえでの技能やノウハウを身に付けられる可能性があるでしょう。
ただし正社員登用制度を利用したい場合は、正社員登用制度の実績があるかを募集要項で確認したり、採用担当者に直接聞いたりして実情を把握しておく必要があります。制度自体はあるものの登用実績がないという事例もあるので、きちんと確認することが大切です。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
高卒者が就職活動を成功させる6つのコツ
高卒者が就職活動を成功させるためには「自己分析」が欠かせません。自己分析をしっかりと行うことで、企業選びのミスマッチを防ぐことにつながるうえ、面接で説得力のあるアピールができるようになります。
なお、希望する業種や職種によっては、仕事で役に立つ知識やスキルを入社前に身に付けることも検討してみましょう。
ここでは、高卒者が就職活動を成功させるコツを6つまとめました。
高卒者が就職活動を成功させるコツ
- 自己分析を行い得意なことを見つける
- 専門的な知識やスキルを身に付ける
- 就職エージェントを利用する
- 身近な人の意見を聞く
- 職業訓練を受ける
- 通信教育や専門学校を活用する
1.自己分析を行い得意なことを見つける
高卒で就職活動をする際は、自己分析を行い、自分の強みや長所を明確にしましょう。自分の内面と向き合うことによって、やりたい仕事・やりたくない仕事がはっきりと見えてきます。
また、就職後のミスマッチや早期離職を避けることにもつながります。
自己分析は就職活動において欠かせない工程の一つです。なぜなら就職活動では、企業に対して自分の強みや長所をアピールし、採用を決めてもらう必要があるから。自分で自分のことを理解していなければ、企業に対して効果的なアピールをすることは不可能でしょう。
ハタラクティブでは求人の紹介だけでなく、自己分析のサポートも行っています。プロのアドバイスを受けながら就職活動をしたい方は、ぜひご相談ください。
2.専門的な知識やスキルを身に付ける
希望する仕事によっては、専門的な知識やスキルを身に付けてから選考に臨むのも選択肢の一つです。たとえば、事務職なら「MOS」、IT業界なら「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」のように仕事によって求められる資格やスキルは異なります。自分の希望職種ではどのような人材が求められるかを調べてみてください。
履歴書には、取得済みの資格だけでなく、勉強中の資格も記入することができます。面接の際に意欲を示すアピールポイントにもなるので、積極的に取り組みましょう。
3.就職エージェントを利用する
高卒で就職することに不安を感じている場合は、就職エージェントを利用するのも一つの手です。就職エージェントにはプロのキャリアアドバイザーが在籍しているので、疑問や不安に対し的確なアドバイスをもらうことができます。たとえば、「自分にどのような仕事が向いているのか分からない」という場合は、アドバイザーと一緒に自己分析を行うことが可能です。
就職エージェントを利用する流れ
就職エージェントを利用する際のおおまかな流れは、以下のとおりです。
就職エージェントを利用する流れ
- Webサイトやアプリから登録する
- 対面またはオンラインでカウンセリングを受ける
- 求人を紹介してもらう
- 書類添削を受ける
- 面接を受ける
- 内定を得る
カウンセリングでは、これまでの経歴や就職先の希望などを聞かれます。その内容をもとにアドバイザーが求人を紹介してくれるので、希望に合う会社があれば応募の意思を伝えましょう。
応募先が決まったら、履歴書の作成や面接対策についてアドバイスを受けます。面接後にアピールのフォローをしてくれたり、内定獲得後に入社準備を教えてくれたりするなど、丁寧にバックアップしてくれるので安心です。
高卒者は学歴不問の求人が多いエージェントを使うのがおすすめ
エージェントにはさまざまな種類があるため、高卒者は学歴不問の求人を多く扱っているエージェントを選びましょう。自分の状況に合うエージェントを選ぶことで、理想の職場を見つけられる可能性が高まります。また、高卒者向けのエージェントではキャリアアドバイザーが高卒の就職活動についてよく理解しているため、悩みを解決してもらいやすいでしょう。
4.身近な人の意見を聞く
自己分析を行ったら、家族や友人にも意見を聞いてみましょう。客観的に分析したつもりでも、周りの人から見ると偏った内容になっている可能性があります。
また、自分が見落としている良さを教えてもらえる場合もあるので、第三者の意見は大切です。
応募先を決める際も、どのような会社が自分に合いそうか意見を求めてみましょう。最終的に判断するのは自分ですが、複数の意見を参考にしたほうがミスマッチを回避しやすくなります。
正社員として働くイメージを膨らませよう
身近に正社員として働いている人がいれば、その人たちの話を聞いて就職活動のモチベーションを上げてみましょう。たとえば、以下のようなイメージをするのがおすすめです。- ・趣味や食事にお金をかける
・ボーナスをもらって、欲しいと思っていた家具や服を買う
・毎月の貯金額を増やす
・スキルアップをして、任せてもらう仕事の幅を広げる
5.職業訓練を受ける
ハローワークで紹介されている職業訓練を活用するのも方法の一つ。職業訓練は、就職に役立つスキルを身に付けるための講座です。
プログラミングや介護、Webデザインといった就職につながりやすい講座が豊富にあるので、利用する価値はあるでしょう。
6.通信教育や専門学校を活用する
一人で勉強するのが苦手な高卒者は、通信教育や専門学校を利用する方法もおすすめ。どうしても資格が必要な仕事に就きたい場合は、まずは勉強に集中するのも選択肢の一つです。
ただし、ダラダラと勉強を続けて就職するのが遅くなるのは避けたいため、期限を決めて取り組みましょう。先述しているように年齢が上がるほど就職が難しくなるので、「半年後には内定をもらう」「25歳までには正社員になる」と具体的な期限を決めてください。
【ハタラクティブユーザー】高卒から就職した人の体験談
航空自衛隊として3年間勤務した後、ハタラクティブを利用して施工管理技士へ転職した、23歳・Tさんの体験談の要約を紹介します。
3年間自衛官として働きましたが体力的に限界を感じたので、施工管理技士に転職しました。
-施工管理技士としてご活躍されているなか、転職を決意したのはなぜですか?
祖母との同居生活がスタートすることになったからです。祖母は介護が必要なので、介護をしながら働くのであれば、今の職場では難しいだろうなと考えたのがきっかけでした。
-転職活動はどのように始めましたか?
ネットで検索したところ、ハタラクティブが上位に出てきたので相談することにしました。
-利用後、転職活動の状況はいかがでしたか?
応募した1社だけで内定をいただけました。
-応募1社ですぐ内定が出たのはすごいですね!どのくらいの期間でしたか?
紹介されてから内定までは2週間ちょっとだったと思います。
アドバイザーの方の対応は丁寧で、細かく対応していただけたのが良かったです。こまめにSNSチャットで連絡をいただいてたので、その都度状況を報告してアドバイスを受けられたのは心強かったです。
-では最後に、Tさんご自身と同じように、第二新卒として転職する方に向けて何か一言いただけますか?転職ってなかなか勇気が出ないですけど、まずはスタートさせることが大切じゃないかなと思います。意外に始めてみたらスムーズに進むかもって今回の転職で感じました。
高卒の就職に関するまとめ
高卒の就職はネガティブなイメージをもたれることが多いようですが、実際にはそのようなことはありません。自己分析や企業研究、選考対策など就職活動の準備をきちんと行い、企業の採用担当者に「この人と働いてみたい」と思ってもらえるように自分を売り込みましょう。
若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブでは、求人紹介をはじめ、応募書類の添削や面接対策、入社後のフォローなど就職活動全般のサポートを行っています。就活のプロがあなたに合った求人を5~6社に絞ってご紹介するので、「学歴に自信がない...」「自分にできる仕事はあるのかな」とお悩みの方も安心して利用できます。カウンセリングは専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで行うので、ぜひ一度ご相談ください。
高卒就職に関するよくある質問
ここでは、高卒で就職することに関するよくある質問をQ&A形式でまとめています。
高卒は大卒より給料が低くてやばいの?
統計上は高卒のほうが収入が低くなっています。しかし、調査結果はあくまで平均データのため、選ぶ企業や身に付ける技術によっては大卒よりも多い収入を得られる仕事もあります。
高卒女性の就職は不利ですか?
そのようなことはありません。「高卒女子の就職事情!未経験におすすめの職種や就活のコツを解説!」のコラムでご紹介しているように、高卒女性の就職内定率は97.3%というデータがあります。高卒と大卒の就職内定率に大きな差はなく、多くの人が内定を獲得しています。
ただし、高卒で就職に成功しているのは、高校在学中に就活をした人が多数です。卒業後、ニートやフリーターを経て就職活動をする場合は、在学中に内定を得た人と比べるとハードルはやや高くなると考えられます。
自分に合った仕事が分かりません...
自己分析を行い、自分の得意な分野や興味のある分野を見つけてみましょう。一人で就職活動をするのが不安な場合は、就活のプロである就職エージェントを活用するのも手段の一つです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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