大卒フリーター女性の実態とは?将来起こり得る可能性について解説

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この記事のまとめ

  • 大卒でフリーターになる女性も一定数いる
  • 大卒のフリーター女性は、将来プランや経済面を懸念され結婚が遠のく可能性がある
  • 大卒フリーター女性も、卒業後3年以内であれば新卒で応募できる可能性がある
  • 大卒フリーター女性が正社員として就職するには、早めの行動が大切

大卒で就職せずに、フリーターになった女性は意外と多くいるようです。現在フリーターとして働いており、就職や結婚に不安を抱いている方もいるでしょう。就職を検討している場合は、できるだけ早めに動き出すのがおすすめです。このコラムでは、大卒のフリーター女性に将来起こり得る可能性について解説。また、正社員になることを考えた際のポイントについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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大卒でフリーターになる女性は意外と多い

大学卒業後の進路として、新卒で就職することを選ぶ人は多い傾向にあります。しかし、なかには「就活をしたけど内定が出なかった」「仕事でしたいことがなくて就職しなかった」などの理由から、大学卒業後にフリーターになる女性もいるようです。また、転職を希望して一時的にフリーターになったものの思うように転職活動が進まず、そのままフリーター期間が長引いている人も少なくないでしょう。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No.213 2022(105p、図表4-4)」によると、25〜29歳の大学・大学院卒業者でフリーターを経験した女性は18.6%いることが分かりました。

将来結婚することを見据えて「就職しなくても良いのでは?」と最初から就職を検討せずに、フリーターを続けることを選ぶ女性もいるかもしれません。しかし、昨今は共働き世帯も増えています。「フリーターのまま結婚しよう」という考えだけでは、思うように物事が進まない可能性も。自身の現状や将来プランを明確にしたうえで、今後についてよく考えてみることも大切です。

参照元
独立行政法人 労働政研究・研究機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―

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大卒フリーター女性が結婚しづらいといわれる3つの理由

厚生労働省が発表した「第13回21世紀成年者縦断調査(平成14年成年者)の概況(p6‐図1)」によると、初職が正社員で結婚経験のある女性の割合は80.2%で、初職が非正規雇用で結婚経験のある女性の割合が67.1%という結果になっています。

大卒かどうかに関わらず、雇用や収入が不安定な傾向にあるフリーターに対して、「結婚しづらいのでは?」と考える人もいるようです。フリーターを続けている女性の場合、以下のような理由から就職している女性と比較して結婚しづらい可能性があるでしょう。

参照元
厚生労働省
第3回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)及び第13回21世紀成年者縦断調査(平成14年成年者)の概況

1.将来を考えていない人だと思われる可能性がある

フリーターのまま年齢を重ねると、将来就職したいと思ったときに就職の幅が狭まってしまったり、家や車のローンを組むのが難しくなったりする可能性があります。このような理由から、フリーターは「目的意識が低いのでは?」という印象を持たれやすく、同時に「将来のことを考えていない」と判断される場合もあるようです。
大卒のフリーターだからといって結婚できないわけではないですが、パートナーを選ぶ際にフリーターでいることがマイナスに働く可能性は少なからずあるでしょう。

2.経済的に不安定だと思われる

フリーターは非正規雇用のため、正社員と比較して雇用や収入が安定していない傾向にあります。特に実家暮らしの場合は、「経済的に自立できていない人」という印象を持たれることもあるでしょう。
前述したように、共働き世帯が主流になりつつある現代では、男性・女性に限らずパートナーと生活費を分担したいと考える人は少なくないようです。突然の病気やリストラなどで配偶者が働けなくなる可能性もゼロではないため、結婚相手に経済的な安定を求める男性・女性は一定数いると考えられます。

フリーターと正社員の収入の違いを知りたい方は「フリーターと正社員の収入の違いはどれくらい?就職のためのコツも解説」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

3.相手の親に好印象を持たれない可能性がある

フリーターは「働き方が安定していない」「経済面で自立していない」といったイメージを抱かれやすいことから、相手の親に結婚を不安視されることもあるようです。「生計を維持するのが厳しいのでは?」「大学を出ているのになぜ就職していないのだろう」といった懸念を抱かれる場合もあるでしょう。そのため、フリーターでいることが要因となり、結果として思うように結婚の話が進まない可能性もあります。

大卒フリーター女性も正社員になれる?

大卒のフリーターから正社員になることは十分に可能です。独立法人 労働政研究・研究機構の「労働政策研究報告書No.213(p126‐図表4‐30)」によると、大卒・大学院卒のフリーター女性の52.1%の人が正社員になれたことが分かりました。

ただし、就職は年齢が上がるにつれて難しくなるといわれています。また、結婚や、女性の場合は出産などによりキャリアプランの変更が必要になることもあるでしょう。必ずしも自分のタイミングで就職できるとは限らないので、大卒のフリーター女性が正社員を目指すなら、できるだけ早く行動することが大切です

参照元
独立行政法人 労働政研究・研究機構
労働政策研究報告書No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―

フリーターは何歳まで?

フリーターの年齢は、厚生労働省が定める定義上、15歳〜34歳の若年者のことをいいます。35歳以上のフリーターについては「高齢フリーター」と呼ばれることがあるようです。
フリーターに年齢制限はありませんが、フリーターとして年齢を重ねていくと就職しにくくなるというリスクが出てくるでしょう。また、年齢が上がるにつれて体力のいる仕事に就くことが厳しくなり、求人も少なくなっていく傾向があります。現状や将来について不安を感じている場合は、できるだけ早めの就職がおすすめです。

参照元
厚生労働省
―平成16年雇用管理調査結果の概況―(IV フリーターについて)

大卒フリーター女性が就職を成功させるには?

最後に、大卒フリーター女性が押さえるべき就職成功のヒントを解説します。

20代のうちに就活する

前述したように、大卒フリーター女性の就職は、早ければ早いほど就活で有利になるといえます。
20代前半であれば、未経験や職歴がなかったとしても挑戦しやすい求人が多く、選考においてスキルや経験を問われることが少ない傾向です。また、学歴を選考材料の一つとする企業も存在するため、大卒であることでより広い選択肢から自分に合った仕事を選べる可能性もあるでしょう。

「教育しやすい」「長期的な活躍が見込める」などといった理由から、若い人材を積極的に採用したいと考える企業は多い傾向にあります。就職において「若さ」は立派な武器であり、20代であればフリーターから正社員になれる可能性も高いといえるでしょう。
フリーターから就職する方法は?正社員になるメリットとおすすめの職種!」のコラムで正社員になるための就活方法が紹介されているので、ぜひ参考にしてください。

25歳前後なら第二新卒での応募ができる可能性もある

新卒入社後3年以内もしくは25歳前後の場合には、第二新卒で正社員を目指せる可能性があります。
第二新卒とは、若手人材を確保するために企業が独自に設定している採用方法の一つ。大学を卒業後に就職したものの、1〜3年ほどで退職した25歳前後の人を対象とします。年齢的にも十分な育成期間が持てることから、新卒採用同様にポテンシャル重視で採用を行う企業が多いようです。

卒業後3年以内であれば新卒扱いになる場合も

大学卒業後3年以内であれば、新卒扱いでの就職活動ができる可能性があります。
厚生労働省は2010年に「青少年雇用機会確保指針」を改正し、「卒業後3年以内の既卒者は、「新卒枠」での応募受付を!」にもあるように
卒業後3年以内の既卒者を新卒枠で採用するよう、企業に対して呼びかけを行っているのです。
ただし、大学卒業後3年以内の既卒者を新卒扱いとするかどうかは企業の判断によって異なるため、すべての企業が新卒枠で応募できるとは限らない点に注意しましょう。

新卒とはいつまで?第二新卒や既卒との違いを解説」のコラムでも新卒枠について詳しく解説していますので、不安な方はご一読ください。

参照元
厚生労働省
若者雇用促進法に関するリーフレット集 事業主等指針について

就職・転職エージェントを活用する

正社員を確実に目指すなら、就職支援のプロである転職エージェントの力を借りるのも一つの手です。
大学時代であれば同じ境遇の中、同級生と励まし合いながら就活に立ち向かうこともできますが、大卒フリーターの場合は基本的に自分一人で就活を進めなければならないことも。思うように就活が進まず、なかなかフリーターから抜け出せない状況に悩む人もいるでしょう。

就職・転職エージェントを利用するメリットは、プロのキャリアアドバイザーから無料で求人情報の紹介や就職支援サービスを受けられる点です。就職に関する不安や悩みを相談できるほか、面接対策や履歴書・職務経歴書の書き方など手厚いサポートも受けられるため、安心感を持って就活を進められるでしょう。
また、フリーターや女性に特化した就職・転職エージェントを利用することで、より自分に合う求人に出会う可能性が高くなります。

ハタラクティブは若年層向けの就職・転職エージェントで、フリーターや未経験からの就職を徹底的にサポートしています。
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こんなときどうする?大卒の女性フリーターが抱えるお悩みQ&A

大学卒業後に就職しない方は、一定数存在します。フリーターになる理由は人それぞれです。以下に、女性の大卒フリーターが抱えやすいお悩みをまとめました。

自分が良ければ一生フリーターでいい?

どのような働き方を選ぶかは人それぞれのため、一概に「△△がいい」とは言えません。ただし、将来後悔しないためにも、フリーターでいるリスクも踏まえたうえで選択することをおすすめします。

フリーターとして生活を続けた場合、生計の維持が難しくなるリスクがあるでしょう。年齢を重ねるごとに正社員との年収差も広がる傾向にあります。「フリーター女性は正社員になれる?おすすめの仕事や就活のコツもご紹介」では、フリーターのメリットとデメリットを紹介していますので、参考にしたうえでご自身にとってベストな選択をしてください。

いつまで正社員を目指せますか?

明確な年齢リミットはありませんが、卒業から3年以内に目指すのがおすすめです。
大卒フリーターの割合は?就職活動の進め方やおすすめの職種をご紹介」で触れているように、厚生労働省では、既卒者に対して卒業後3年以内は新卒として扱うよう各企業に通達しています。

また、独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No.213 2022(p128‐図表4‐33)」のデータによると、正社員になれた割合はフリーター期間1年以内だと男女計で70%弱と高めですが、フリーター期間4年を境に40%を下回っているので、早いうちに就職を目指しましょう。

参照元
独立法人 労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―

東京ならフリーターも生活できますか?

東京も状況によっては生活が難しい可能性があります。東京はほかの地域に比べて時給が高めですが、家賃などの生活費も高い傾向にあるのが実情です。

東京には多くの企業や仕事が集まっており、競合が多いため給与水準は高い傾向に。しかしその一方で、家賃や食費といった生活費も高いため、余裕のある生活ができるとは限らないでしょう。「東京なら就職できる?ニートが上京するときの注意点とは」のコラムでは、東京での生活費用や上京費用について説明していますので、参考にしてみてください。

正社員就職を成功させるコツはありますか?

就職のプロに相談して、サポートを受けるのがおすすめです。

フリーターから正社員を目指す就活は、新卒時とは異なる情報収集やアプローチが必要といえます。さらに、中途採用枠となるためライバルは経験者。1人で対策するには難しい部分が多いため、就職のプロと一緒に対策するのが有効でしょう。就職に関するお悩みなら、既卒やフリーターの支援に強いハタラクティブにぜひご相談ください。

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