大卒フリーター女性の実態とは?将来起こり得る可能性について解説

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この記事のまとめ

  • 大卒でフリーターになる女性は多い
  • 大卒フリーター女性であるために、結婚が遠のくことがある
  • 大卒フリーター女性でも正社員になれる
  • 大卒フリーター女性が就職を成功させるには、早めの行動が大切

大卒で就職せずに、フリーターになってしまった女性は意外と多くいるようです。現在フリーターとして働いており、就職や結婚に不安を抱いている方もいるでしょう。このコラムでは、大卒のフリーター女性が将来起こり得る可能性について解説。あわせて正社員になることを考えた際のポイントについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
 

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大卒でフリーターになる女性は意外と多い

高卒や専門卒と比較して就職に有利とされている大卒者。その多くが卒業後の進路として、新卒で就職することを選びます。
しかし、実際には「就活をしたけど内定が出なかった」「就職した会社をすぐに退職してしまった」などの理由から、大学卒業後にフリーターになる女性は多いようです。中には転職を希望して一時的にフリーターになったものの思うように転職活動が進まず、そのままフリーター期間が長引いている人も少なくありません。
総務省統計局の「平成24年版就業構造基本調査」によれば、大卒フリーター女性の割合は9.8%と男性よりも3.9%も高く、数にして約25万人ということが分かっています。

さらには、「将来結婚するから就職しても意味がない」と最初から就職を検討せずに、フリーターを
続けることを選ぶ女性もいるようです。
男性のフリーターは結婚を敬遠されるイメージが強いですが、共働きが普通とされている昨今では女性も同じ。「フリーターのまま結婚しよう」と安易な考えを持っていては、結婚も就職も遠ざかるばかりです。

参考元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状②― 平成 24 年版「就業構造基本調査」より ―

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大卒フリーター女性が結婚しにくいといわれる3つの理由

厚生労働省が発表した「第9回21世紀成年者縦断調査の概況」によると、初職が正社員で結婚経験のある女性の割合は74.7%で、初職が非正規雇用で結婚経験のある女性の割合が59.4%という結果になっています。
大卒であってもフリーターを続けている女性は、就職している女性と比較して結婚しづらい傾向にあるようです。その理由は以下になります。

参照元
厚生労働省
第9回21世紀成年者縦断調査の概況
 

1.将来を考えていない人だと思われる

フリーターは定職につかずフラフラしている印象を持たれやすく、同時に将来のことを考えていないと判断されがち。
大卒のフリーターだからといって結婚できないわけではないですが、パートナーを選ぶ際にフリーターでいることがマイナスに働く可能性は少なからずあるでしょう。

2.経済的に不安定だと思われる

フリーターは正社員と比較して、雇用や収入が安定していないという印象が強いです。
実家暮らしともなれば、精神的にも経済的にも自立できていない人という印象を持たれることもあるでしょう。
前述したように夫婦の共働きが主流の時代において、一家を養うほどの余裕のある男性ばかりではなく、生活費を分担したいと考える男性は少なくないようです。
また、突然の病気やリストラなど男性側が働けなくなる可能性もゼロではないため、結婚相手に経済的な安定を求めるのは男性も同じであるといえます。

3.相手の親に好印象を持たれない可能性がある

「安定していない」「自立していない」といったイメージから、相手の親によく思われないことはあるようです。
また、「息子の収入をあてにしている」「大学を出ているのになぜ就職していないのだろう」という懸念を抱かれ、相手の親から結婚を反対されることもあるでしょう。
親の意見で結婚することを考え直す男性は少ないと思いますが、フリーターが理由として結婚に結びつかない可能性もあります。

大卒フリーター女性でも正社員になれる?

大卒のフリーターから正社員になることは十分に可能です。
だたし女性の場合、結婚や出産などによる離職を懸念されており、年齢が上がるにつれて就職が難しくなるといわれています。
必ずしも自分のタイミングで就職できるとは限らないので、大卒フリーター女性が正社員を目指すには、できるだけ早く行動することが大切です。

大卒フリーター女性が就職を成功させるには?

最後に、大卒フリーター女性が押さえるべき就職成功のヒントを解説します。

20代のうちに就活する

前述したように大卒フリーター女性の就職は、早ければ早いほど就活で有利になります。
20代前半であれば、未経験・職歴なしでも応募条件を満たす求人が多く、選考においてスキルや経験を問われることが少ないです。また、学歴を選考材料の一つとする企業は少なくないため、大卒であることでより広い選択肢から自分に合った仕事を選べます。
「教育しやすい」「未婚の方が融通が利きやすい」などといった理由から、若い人材を採用したいと考える企業も多く、20代の若手を対象とした求人も豊富。就職において「若さ」は立派な武器であり、20代であれば高確率で正社員になれるでしょう。

25歳以下なら第二新卒枠での応募が可能

既卒3年以内もしくは25歳以下の場合には、第二新卒で正社員を目指せます。
第二新卒とは、若手人材を確保するために企業が独自に設定している採用方法の一つ。大学を卒業後に就職したものの、1~2年ほどで退職した25歳以下の人を対象とします。
年齢的にも十分な育成期間が持てることから、新卒採用同様にポテンシャル重視で採用を行う企業が多いです。

就職に強い転職エージェントを活用する

正社員を確実に目指すなら、就職支援のプロである転職エージェントの力を借りるのも1つの手です。
大学時代であれば同じ境遇の中、同級生と励まし合いながら就活に立ち向かうことができますが、フリーターの場合には基本的に自分一人で就活を進めなければなりません。その孤独感から思うように就活が進まず、なかなかフリーターから抜け出せずにいる人は多いようです。
転職エージェントを利用するメリットは、プロのキャリアアドバイザーから無料で就職支援サービスを受けられるところ。就職に関する不安や悩みを相談できるほか、面接対策や履歴書・職務経歴書の書き方など手厚いサポートを受けられるため、安心感を持って就活を進められるでしょう。

また、フリーターや女性の転職に特化した転職エージェントを利用することで、より自分に合う求人に出会う可能性が高くなります。

こんなときどうする?大卒の女性フリーターが抱えるお悩みQ&A

大学を卒業しても就職しない方は、一定数存在します。フリーターになる理由は人それぞれですが、このまま就職しなくても大丈夫でしょうか。以下に、女性の大卒フリーターが抱えるお悩みをまとめました。
 

自分がよければ一生フリーターでも大丈夫?

フリーターとして生活していくのは厳しいのが実情です。
たとえ自分が納得していても、年齢を重ねるごとに正社員との差は広がります。「女性が一生フリーターのままでいるメリットはあるの?」では、フリーターのメリットとデメリットを紹介していますので、参考にしたうえでご自身にとってベストな選択をしてください。

いつまで正社員を目指せますか?

明確な年齢リミットはありませんが、卒業から3年以内が理想です。
大卒フリーターにリミットはあるの?正社員になるコツ」で触れているように、厚生労働省では、既卒者に対して卒業後3年以内は新卒として扱うよう各企業に通達しています。
また、労働政策研究・研修機構のデータによると、フリーター期間が短いほど正社員として雇用されやすく、フリーター期間3年を境に50%を下回ることも判明しているので、早いうちに就職を目指しましょう。

東京ならフリーターでも生活できますか?

確かに東京は時給が高いですが、家賃などの生活費も高いのが実情です。
東京には多くの企業や仕事が集まっており、競合が多いため給与水準は高い傾向に。しかしその一方で、家賃や食費といった生活費も高いため、余裕のある生活ができるとは限りません。「東京なら就職できる?ニートが上京するときの注意点とは」のコラムでは、東京での生活費用や上京費用について説明していますので、参考にしてください。

正社員就職を成功させるコツはありますか?

就職のプロに相談して、サポートを受けるのがおすすめです。
フリーターから正社員を目指す就活は、新卒時とは異なる情報収集やアプローチが必要です。さらに、中途採用枠となるためライバルは経験者。1人で対策するには難しい部分が多いため、就職のプロと一緒に対策するのが一番です。就職に関するお悩みなら、既卒やフリーターの支援に強いハタラクティブにご相談ください。

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