エネルギー業界の仕事

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エネルギー業界とは

エネルギー業界とは、日常的に使用するエネルギーを扱う業界のこと。エネルギー業界で扱うエネルギーは、大きく分けて電力・ガス・石油の3種類です。エネルギー業界の企業は、それぞれのエネルギーを安定的に供給することにより収益を得ています。

代表的な仕事

エネルギー業界における代表的な仕事は、以下のとおりです。この項では、それぞれの仕事の概要を解説しています。

電力分野

一般家庭やオフィス、工場などに必要な電力エネルギーを安定的に供給するのが主な仕事です。主な事業内容は、発電・送電・配電・販売営業の4つ。発電事業では、火力をはじめ水力や原子力などを用いた発電所を安全に運転するための管理を行います。送配電事業の業務は、消費者のもとへ電力を届けるための送電線と配電線の保守・管理です。
販売営業事業では、消費者向けに電気の契約の提案や手続きの案内を行います。2016年4月には一般向け電力の小売が自由化されたため、ガス会社や総合商社、通信会社など多様な業種が参入しています。

ガス分野

エネルギー業界におけるガス分野の主な事業内容は、ガスの製造や供給、販売営業などです。製造事業の主な仕事は、ガスの製造工場の運営や設備の管理など。供給事業ではガス管の整備だけでなく、一般家庭のガス機器の点検や修理も行います。販売営業事業においては、家庭や工場、一般企業など幅広い層の顧客向けに案内を行うのが特徴です。
電力同様に、2017年から都市ガスの小売自由化がスタート。エネルギー事業の総合化を目指す大手都市ガス会社もあり、価格面やサービス面で今後ますますの競争が予想される分野です。

石油分野

主な仕事内容は、ガソリンや灯油、重油といったさまざまな燃料の開発・製造・販売など。石油分野の仕事のうち、油田の開発や原油採掘などの段階を「上流部門」、以降の精製・販売などの事業を「下流部門」といいます。
日本の石油会社のほとんどは、「下流部門」を担当。採掘された原油を調達し、取引先向けに加工・販売を行います。

エネルギー業界に関連する業界

エネルギー業界に関連する業界としては、鉄道業界や自動車業界などが挙げられます。以下で紹介しているので、ご一読ください。

鉄道業界

電車や駅舎の設備で電力を使用する鉄道業界は、エネルギー業界との結びつきが深いといえます。信号設備や情報システムを正常に動作させて、安全で正確な電車の運行を行うためには、安定した電力供給が必要です。
前述した電力自由化以降、エネルギー業界に参入する鉄道会社も現れ始めています。鉄道業界については、「鉄道業界の仕事」でも紹介しているので、参考にしてみてください。

自動車業界

自動車は燃料としてガソリンや軽油を使うため、エネルギー業界と密接に関係する業界です。ガソリンを中心に、近年では電気自動車の需要も高まっています。自動車業界の今後の動向に合わせて、エネルギー業界も柔軟な対応が求められるといえるでしょう。詳しくは、「自動車業界の仕事」のコラムをご確認ください。

エネルギー業界に必要な資格やスキル

エネルギー業界は分野や職種によって資格が細分化されるため、この項では全体で共通して求められるスキルを解説します。

専門的な知識・技術

エネルギー業界で働くためには、専門的な知識や技術を備えていることが大切です。電力・ガス・石油それぞれのエネルギーの生産・供給設備を維持管理するのに役立ちます。営業やマーケティングといった職種においても、業務をスムーズに進めるためには、自社で扱っているエネルギーに関する専門的な知識は備えておく必要があるといえるでしょう。

コミュニケーション力

エネルギー業界の仕事では、コミュニケーション力が求められます。エネルギーを安定して供給するためには、各部署の技術者や同じ職場の人たちと連携する必要があるからです。エネルギーの消費者と直接やり取りする業務を行っている場合は、相手のニーズを汲み取って動ける対応力も必須です。

エネルギー業界の具体的な職種

エネルギー業界の職種には、エネルギー資源の開発や設備のメンテナンスなどの技術系の職種以外にも、消費者に向けた営業職も含まれます。以下で解説しているので、参考にしてみてください。

開発・研究

発電所やガスの製造工場、製油所などでエネルギー資源の生産・開発を行う職種です。質の良いエネルギーを継続的に供給し続けるための研究も行います。近年では、環境に対する意識の高まりから、新しいエネルギー素材の開発に力を入れる企業も増えているようです。

保守・メンテナンス

エネルギー生産施設や供給ラインが正常に稼働するように保守・メンテナンスを行う職種もあります。使用中の設備の点検や修理、維持管理などが主な業務です。具体的な業務例として挙げられるのは、古くなったガス管の入れ替えや、電気配線の点検・交換など。エネルギーを消費者のもとへ確実に供給し続けるために不可欠な職種であるといえるでしょう。

営業

消費者に対して、自社のエネルギーを提案する仕事です。エネルギー業界の営業職は、一般家庭を対象とした個人営業と、企業向けの法人営業の2つに分けられます。製品を売り込むだけでなく、問い合わせへの対応や使用に関するアドバイスといった契約成立後のアフターフォローも、営業職の大切な業務です。

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エネルギー業界の現状と課題

電力とガスが自由化され、異業種の参入が可能となったため、エネルギー業界の競争は激しくなりつつあります。また、エネルギー自給率が低い日本でどのように安定供給を続けていくかが今後の課題です。

エネルギー業界の市場規模

資源エネルギー庁の「令和3年度(2021年度)におけるエネルギー需給実績(確報)」によると、令和3年度のエネルギー消費量は12,276PJで、前年度比1.6%増でした。前年度と比較すると増加に転じてはいるものの、エネルギー消費量は2005年度以降緩やかに減少していることが分かります。

最終エネルギー消費の推移の画像

引用:資源エネルギー庁「令和3年度(2021年度)におけるエネルギー需給実績(確報)

また、同調査の「エネルギー源別最終エネルギー消費の動向」によると、都市ガスの消費量は前年度比4.3%増、電力は1.1%増なのに対して石油は0.9%減。主要エネルギー源の中で唯一消費量が減少しました。

参照元
資源エネルギー庁
総合エネルギー統計

エネルギー業界の現状

エネルギーは生活や工業に必要不可欠なものであるため、安定した業界であるといわれてきましたが、近年では競争が激化しています。前述したように、2016年には一般向け電力、2017年には都市ガスの自由化がスタートしました。以降、通信や鉄鋼、総合商社などの異業種がエネルギー業界に参入。大手電力・ガス会社によるエリアごとの供給だったときと比較すると、競争が激しくなったと考えられます。
経済産業省の「電力・ガス小売全面自由化の進捗状況について」によると、全販売電力量に占める新電力のシェアは、2022年12月時点で約18.7%。家庭用を含む低圧分野では、新電力が約25.4%を占めています。今後、新電力の価格面やサービス面での改善がさらに進めば、エネルギー業界のあり方が大きく変化する可能性もあるでしょう。

参照元
経済産業省
電力・ガス小売全面自由化の進捗状況について

エネルギー業界の課題

日本はエネルギー資源が乏しいため、どのように安定供給を続けていくかが今後のエネルギー業界の課題です。主なエネルギー資源である石油や石炭、天然ガスといった化石燃料のほとんどを、日本は海外から輸入しています。資源エネルギー庁の「2021−日本が抱えているエネルギー問題(前編)」によると、2019年度の時点で、日本のエネルギーの化石燃料への依存度は84.8%です。
エネルギー資源の大部分を海外からの輸入に頼っていると、国際情勢の影響を受けて価格や供給量が変動しやすくなります。資源エネルギー庁の同調査によると日本のエネルギー自給率は12.1%のため、早期の改善が急がれます。

参照元
資源エネルギー庁
2021−日本が抱えているエネルギー問題(前編)

エネルギー業界の将来性

エネルギー業界は、再生可能エネルギーの分野において今後発展することが予想されます。競争が激しくなるエネルギー業界の中で成長を続けるには、新しい資源や技術の開発や研究に着手することが重要といえます。

エネルギー業界の今後の動向

日本のエネルギー業界で今後鍵となるのが、再生可能エネルギー分野の拡大です。再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、地熱といった自然由来のエネルギー資源のこと。エネルギー自給率が低く、多くを輸入に頼っている日本においては、今後成長を目指すべき分野であるといえるでしょう。
資源エネルギー庁の「2021−日本が抱えているエネルギー問題(後編)」によると、日本の再生可能エネルギー発電設備の導入率は2020年の時点で世界6位で、太陽光発電に限ると世界3位。しかし、発電電力量に占める再生可能エネルギーの割合は18.0%で、欧米諸国と比較すると依然として低いままです。また、再生可能エネルギーの発電量は天候や季節に左右されるため、安定供給できる仕組みを整える必要があるでしょう。

参照元
資源エネルギー庁
2021−日本が抱えているエネルギー問題(後編)

エネルギー業界のメリット・デメリット

エネルギー業界は人々の暮らしや産業と密接に関わっていることから、貢献度の高さを実感しやすい仕事です。一方、24時間エネルギーを安定供給するために、勤務時間が不規則になったりプレッシャーを感じやすいという側面もあります。

エネルギー業界の魅力とやりがい

エネルギー業界の魅力は、「貢献度が高い」ことと「達成感を得られる」ことの2点です。以下で詳しく解説します。

貢献度が高い

エネルギーは人々の生活に欠かせないものであることから、「役に立っている」という実感を得やすいといえるでしょう。家庭で使う電気や車を動かすのに必要なガソリン、工場でのものづくりで使用するガスなど、エネルギー業界のニーズは多様です。自分の仕事が役に立っている場面を目にする機会も多く、高いモチベーションを保って仕事に取り組めます。

達成感を得られる

エネルギー業界の仕事は社会基盤を根底から支えているだけにプレッシャーもかかりますが、事業が成功した際には大きな達成感を得られます。技術職以外でも、たとえば大口の取引先との契約が成立した際には、充実感を得られるでしょう。小さなミスが事故や不利益につながる緊張感のある仕事なだけに、「やり遂げた」という満足感は仕事のやりがいにつながります。

エネルギー業界の大変なところ

エネルギー業界の大変なところは、「勤務形態が不規則になる場合がある」ことと「プレッシャーのかかりやすい仕事である」ことです。

勤務形態が不規則になることがある

人々の生活に必要不可欠なエネルギーは、絶え間なく製造・供給され続けています。よって、エネルギーの開発施設で仕事をする人の勤務形態も不規則になりがちです。夜勤に出る必要があったり休日を考慮しないシフト編成になったりして、生活リズムが崩れることも。また、担当する業務によっては台風や地震が起きた際のトラブルへの対処や設備点検によって、臨時出勤が必要になる場合もあるようです。

プレッシャーを感じやすい

エネルギー業界の仕事は、プレッシャーを感じやすいといえるでしょう。エネルギーを製造・供給する過程でトラブルが起きた場合、多くの人々の生活や行動に支障をきたす恐れがあるからです。「ミスを起こさない」「トラブルを未然に防ぐ」という強い責任感をもって、正確な作業を行う必要があります。

エネルギー業界の志望動機

ここでは、エネルギー業界に向いている人の特徴と、志望動機の例文を紹介しています。仕事探しや選考対策をする際の参考にしてみてください。

エネルギー業界に向いている人

エネルギー業界に向いているのは、自身のスキルを向上させる意欲のある人やコミュニケーションが苦にならない人です。また、課題や新しい環境に積極的に挑戦できる人も歓迎されるでしょう。

技術や能力を高める意欲のある人

技術や能力を高める向上心のある人は、エネルギー業界に向いているといえます。エネルギー業界では、安全な管理・供給を行ったり、新しいエネルギーを開発したりするために、常に最新の技術や知識を取り入れる必要があるからです。特に、開発やメンテナンスを行う技術職では、自分から率先してスキルを磨いたり、新しいことに挑戦する意欲のある人が求められています。

コミュニケーション力に自信のある人

エネルギー業界では、コミュニケーション力の高さも評価されるでしょう。エネルギーを製造して消費者のもとへ供給する過程には、多くの人が関わります。スムーズに仕事を進めるためには、部署を超えて連携することが大切です。
また、営業職やマーケティング職などの事務系の仕事でも、コミュニケーション力は必須。一般家庭や企業など、さまざまな人を相手に商品を紹介したり、何が必要かをリサーチしたりするため、礼儀やマナーがしっかりと身に付いているのはもちろん、明るく相手と接することが重要です。

チャレンジ精神のある人

エネルギーの小売自由化による競争の激化や、環境に優しい新エネルギーの開発など、エネルギー業界には課題が多くあります。そのため、課題解決に向けて新しい発想をもってチャレンジできる人が向いているといえるでしょう。また、海外事業に力を入れる企業では、どのような環境でも臨機応変に対応できる人や、海外の企業と渡り合える人が求められています。

未経験者の志望動機

エネルギー業界未経験者の志望動機では、「なぜこの仕事を選んだのか」を明確に述べることが大切です。エネルギー業界未経験者の志望動機としては、以下のような例文が考えられます。

「電気の小売自由化のニュースを見たことがきっかけで、エネルギー業界に興味を持ちました。自由化がスタートして電力会社の選択肢が増えたことを知り、より便利で快適な暮らしを提案する1人として社会に貢献したいと考えるようになりました。御社を希望した理由は、新しい取り組みにチャレンジする姿勢や、安全、快適、便利に電力を供給しようと常に工夫している点に魅力を感じたからです。エネルギー業界未経験ですが、一刻も早く戦力として貢献できるように、基本知識やスキルを身につけたいと思っています。」

未経験者の場合、業界や企業を志望した理由には、具体的なエピソードを盛り込むのがおすすめです。説得力が増すだけでなく、熱意も評価してもらいやすくなるでしょう。「未経験者が履歴書の志望動機を書くコツとは?作成方法を例文付きで紹介」では、未経験の業界や仕事に挑戦する際の志望動機の書き方を解説しているので、併せてご覧ください。

経験者の志望動機

経験者の志望動機では、「なぜ転職するのか」を説明する必要があります。自身のスキルをアピールするだけでなく、同じエネルギー業界の中で転職する理由をしっかりと伝えましょう。

「私はガス会社で3年間営業を担当していました。日々お客さまと接する中で、新しいエネルギーへの期待の高まりを肌で感じ、従来のエネルギー開発に加えて再生可能エネルギー分野への展開も進める御社への転職を決意した次第です。お客さまのニーズを汲み取る提案力や、問い合わせへの柔軟な対応力には自信があります。前社で培ったスキルを活かしつつ、新領域の知識も身につけて御社に貢献したいと考えています。」

エネルギー業界の経験者として転職後に活かせるスキルを伝えることで、即戦力として好待遇で迎えられる可能性も高まります。志望動機を書く前に、自分のスキルを一度整理しておくと良いでしょう。詳しくは、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムをご覧ください。

エネルギー業界に関するFAQ

ここでは、エネルギー業界に関する疑問にQ&A方式で回答します。

エネルギー業界とは何をする仕事?

エネルギー業界では、生活に必要なエネルギーを扱います。エネルギー業界の主な分野は、電力・ガス・石油の3つ。扱う種類は異なるものの、エネルギーを製造して消費者のもとへ供給するという仕事の流れは共通しています。技術職だけではなく、消費者に対して提案やフォローを行う営業職も、エネルギー業界の中では大切な仕事です。詳しくは、このコラムの「エネルギー業界とは」をご一読ください。

エネルギー業界に向いている人は?

エネルギー業界に向いているのは、自分自身のスキルを常に向上させる意欲のある人や、円滑なコミュニケーションをとれる人などです。新しい技術を取り入れながら成長する業界なので、チャレンジ精神のある人も歓迎されるでしょう。エネルギー業界が自分に向いているか分からずお悩みの方は、「自分に向いている仕事が分からない!自己分析や適職診断を活用しよう」のコラムも参考にしてみてください。

エネルギー業界の将来は?

天然ガスや石炭といった従来の資源以外に、風力や太陽光といった再生可能エネルギーの重要性がより高まるでしょう。エネルギー自給率が低く、資源の大部分を輸入に頼っている日本にとって、自然由来の再生可能エネルギーは今後注力すべき分野です。再生可能エネルギーは自然条件に左右されやすいという課題もあるため、解決のための研究が行われています。詳しくは、このコラムの「エネルギー業界の将来性」をご一読ください。

エネルギー業界の志望動機が思いつかない…

未経験の場合は、「エネルギー業界を選んだ理由」を志望動機の中で示しましょう。具体的なエピソードがあると、説得力が増します。経験者の場合は、前向きな転職理由を述べることが大切です。転職先で活かせるスキルをアピールすることで、好印象につながる可能性もあります。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、応募書類の添削や面接練習といった選考対策を行っているので、お気軽にご相談ください。

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