履歴書の免許・資格欄はどう書けば良い？記入例とあわせて紹介

「履歴書の免許や資格欄の書き方が知りたい」と考えている方は多いでしょう。履歴書の免許・資格欄も、転職活動では大切なアピール項目の1つ。取得している資格の中から応募先企業の業務で活かせるものを選び、マナーを守って記載することが大切です。このコラムでは、履歴書に書く免許や資格の選び方や書き方について解説。記入例と注意点などもあわせて紹介しています。

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履歴書には仕事に役立つ免許や資格を書こう

履歴書の免許・資格欄には、基本的に仕事に役立つものを書きます。不動産会社であれば宅地建物取引士、外資系企業であれば英検やTOEIC、介護職であれば、介護福祉士やケアマネージャーなど、就職を目指す企業や業界に関連するものを書くことが大切です。ただし、業務に直結しないような資格であっても、語学資格や運転免許は評価対象となる場合が多いので記入するようにしましょう。また、珍しい資格を持っている場合は、履歴書に記入しておくと面接の際に話のきっかけになることもあるようです。

履歴書の免許・資格欄を書く際の注意点

履歴書の免許・資格欄を書く際には、以下のような点に注意しましょう。

一定以上のレベルの資格を書く

履歴書に書く免許や資格は、一定以上のレベルのものを記載するようにしましょう。たとえば、英検は2級以上がビジネスシーンでアピールできるレベルとされています。一般的に、3級以下は履歴書の資格欄には書かない方が良いとされているため、注意が必要です。また、取得している資格に、1級、2級と段階がある場合は、より上位の級だけを書くようにしましょう。

持っている資格をすべて書くのは要注意

前述したように、履歴書の免許・資格欄に書く資格は、業務に活かせるものを書くのがおすすめです。資格が多いからといって、必ずしもアピールにつながるわけではありません。持っているだけ書き込むと、「方向性が定まっていない」「会社の仕事について理解が浅いのではないか」などと思われかねないため、避けたほうが良いでしょう。書きたい資格がいくつかある場合は、仕事により役立つ資格から順番に書いていきます。

履歴書に書く免許や資格は正式名称で記入しよう

学歴や職歴などと同様、資格を履歴書に書く際は略称を使わず、必ず正式名称で記入しましょう。代表的な資格の正式名称は以下のとおりです。

例
「英検」→「実用英語技能検定　～級」
「宅建」→「宅地建物取引士」
「MOS」→ 「Microsoft Office Specialist」

上記のほか、履歴書に書く際は取得年と月、級やスコアまできちんと書きましょう。取得年月が分からないからといって、空欄のまま提出するのはおすすめしません。もしも分からなくなった場合、合格証や認定書を確認してみましょう。それらを紛失している場合は、資格を管理している団体などに問い合わせてみるのも手です。

履歴書の免許証の記入例

前述したように、運転免許証は評価対象となることが多いので、取得している場合は必ず記載するようにしましょう。履歴書に免許証を書く際は、以下のように記載します。

例
20○○年　◯月　普通自動車第一種運転免許（AT限定）　取得
20○○年　△月　大型自動車第二種運転免許　取得予定

まず、免許証の「種類」欄で自分が何の免許を持っているのかを確認します。「普通」と書かれている場合は、上記の例のように表記しましょう。普通免許の場合、「種類」欄の左隣にある「他」と書かれている日付が、普通免許の取得日です。もし、普通免許のほかに大型や中型免許を取得している場合は、免許証に書かれている取得日がどの免許の年月日か分からないため、警察署や運転免許センターで確認しましょう。免許の取得日が分かったら、時系列順に記載します。「履歴書の資格取得日の書き方と注意点」では、免許や資格の取得日の書き方や注意点を解説しているので、参考にしてみてください。

免許の種類

四輪車の免許は普通免許のほか、中型や大型などさまざまな種類があります。それぞれの運転免許の略称と正式名称を、以下で表にしてまとめました。

どの免許を書くにしても、履歴書には必ず正式名称で書きましょう。なお、一般的な運転免許の正式名称は「普通自動車第一種運転免許」です。AT限定で取得している場合は、その旨も忘れずに記載しましょう。履歴書に運転免許を記載する際の書き方については、「運転免許は履歴書に正式名称で書こう！原付免許を含めて書き方を解説！」のコラムでも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

資格を持っていないときはどうすればいい？

履歴書に書く資格を持っていない場合、「特になし」と記載するようにしましょう。空欄で提出するのはあまりおすすめできません。また、取得していない資格を取得したと偽造するのもやめましょう。内定後に嘘が発覚し、最悪の場合、内定取り消しになる恐れもあります。
企業が資格取得欄でチェックするのは、どのようなことに関心があり、結果を残してきたかということや、向上心、成長意欲などです。そのため、もしも勉強中の資格があれば、その旨を「〇〇取得に向けて勉強中」「◯月に取得予定」というように記載しましょう。希望の職種を目指して学んでいることがあれば、向上心や働く意欲をアピールできます。勉強中の免許や資格の記載方法については、「履歴書にある免許・資格欄の「勉強中」の書き方とは？」のコラムでも紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

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