職務経歴書の「現在に至る」の正しい書き方とは?注意点などとあわせて解説

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この記事のまとめ

  • 「現在に至る」は、主に履歴書で職歴を書くときに使う
  • 「在職中」も「現在に至る」と同じ意味で使うことができる
  • 職務経歴書では働いている期間を明記すれば、必ずしも「現在に至る」を使う必要はない
  • 学歴には「現在に至る」を使わず「在学中」と書く
  • 職務経歴書で入社と書く場合には「退社」「現在に至る(現在)」などをセットで使う

職務経歴書の「現在に至る」の正しい書き方について、知らない方も多いのではないでしょうか。「現在に至る」は、履歴書と職務経歴書で使い方が異なります。また、学歴欄で記載する場合は、「現在に至る」とは違う書き方をするのがマナーです。このコラムでは、「現在に至る」の意味や履歴書と職務経歴書で使用する際の書き方、注意点を説明しています。「現在に至る」の使い方が分からない方は、ぜひ参考にしてみてください。

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職務経歴書の「現在に至る」はどこで使う?

履歴書や職務経歴書に記載する「現在に至る」とは、「今もその状態にある」という意味を表すときに使う言葉です。「現在に至る」の使い方は、履歴書と職務経歴書では、若干異なります。以下で、履歴書と職務経歴書、それぞれの「現在に至る」の使い方を紹介しますので、両者の違いをしっかり頭に入れておきましょう。

履歴書の場合

まず、履歴書での「現在に至る」は、職歴を書くときに使います。在職中に新しい仕事を探しているときや、アルバイトをしながら就職活動をしている場合などに使いましょう。一方で「現在も◯◯株式会社で働いています」という意味となるため、学歴を書くときには使用しません。学歴欄では「現在に至る」ではなく「在学中」と記載するようにしましょう。以下で、「在学中」と「現在に至る」の使用例を挙げています。

学歴欄:「在学中」の使い方

令和X年X月 ◯◯大学△△学部□□学科 入学
令和X年X月 ◯◯大学△△学部□□学科 在学中

職歴欄:「現在に至る」の使い方

平成X年X月 ◯◯株式会社 入社
平成X年X月 一身上の都合により退職
令和X年X月 株式会社◯◯ 入社(アルバイト) 現在に至る(在職中)

繰り返しになりますが、学歴には「現在に至る」は使用せず、「在学中」と書くようにします。また、職歴の書き方としては、在職中の会社に入社したことを記載したあと、その次の行に「現在に至る」と記載する点がポイントです。そうすることで「今も仕事をしている」と伝えることができます。また、「現在に至る」の代わりに「在職中」を使っても問題ありません。入社と書いたら「退職」か「現在に至る(在職中)」をセットで書くようにします。さらに、学歴・職歴欄の最後には「以上」と書くと、文面が引き締まります

職歴が多くて書ききれない場合

「転職回数が多い」「フリーター歴が長く、経験したアルバイトやパートの種類が多い」などの理由から、職歴欄に書ききれないということもあるでしょう。履歴書の職歴欄が長くなってしまう場合は「現在に至る」と「以上」を同じ行に記載しても問題ないとされています。1行にまとめる場合も、「現在に至る」は左端に、「以上」は右端に記載するようにしましょう。「履歴書に職歴を書ききれないときの8つの対処法!書き方の見本付き」では、職歴が多くて履歴書に書ききれないときの対処法や別紙に記載する際の注意点などをまとめているので、参考にしてみてください。

職務経歴書の場合

職務経歴書では、在職期間を明記すれば「在職中」「現在に至る」を書いても書かなくてもどちらも問題ないようです。大切なのは読んでいる相手にきちんと伝わるように書くこと。ひと目でわかりやすくするために「現在に至る」や「在職中」を使用しても良いでしょう。以下では、編年体式の職務経歴書を例に、「現在の至る」の使い方を紹介します。

「現在に至る」の使い方

平成X年X月 ◯◯株式会社 入社(△△本社 □□事業部配属)
【業務内容】 営業、販売戦略の立案(△△の販売等)
【実績】 20XX年度 ◯◯キャンペーンを企画・実施 売上◯◯万円(前年比130%)
平成X年X月 一身上の都合により退社平成X年X年 株式会社◯◯ 入社 (△△本社 □□事業部配属)
【業務内容】新規顧客の開拓
【実績】売上◯◯万円を達成 前年比155%で◯◯を受賞
令和X年X年 現在に至る                      

職務経歴書の場合、分かりやすく左端の列に期間を書き、最後に「現在に至る」や「現在」と書いても問題ないようです。一行設けて「◯◯株式会社 入社」と書くのであれば、それにあわせて「一身上の都合により退社」や「現在に至る」と記載すると見やすいでしょう。退職予定日が決まっているのであれば、日にちを明記しておきます。

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職務経歴書を書くときの注意点

職務経歴書で自分を効果的にアピールするためには、下記のようなマナーを守って書くようにしましょう。

入社とセットで使用する

いつからいつまで働いていたのかを一目で分かるように書く場合は問題ないですが、たとえば「令和X年X月 ◯◯株式会社 入社」で書き始めた場合は、入社と退社、入社と現在に至る(在職中)はセットで書くようにしましょう

会社名は正式名称で書く

株式会社や有限会社などは(株)や(有)などと略さずに、正式名称で書くようにしましょう。

職務経歴書の最後は「以上」と記載する

職務経歴書においても、文章の最後には右端に「以上」と書きましょう。

正しい敬語を使う

謙譲語や尊敬語、丁寧語など、正しく使用できているか、最後に必ず見直しましょう。急いで作成するとミスが多くなるので、時間に余裕を持って作ることが大切です。

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職務経歴書に関するFAQ

ここでは、職務経歴書にまつわる疑問をQ&A方式で解消していきます。

職務経歴書の「現在に至る」はどのようなときに使いますか?

職歴欄に会社名を書いたあと、今もそこで働いている場合に「現在に至る」もしくは「在職中」と記入します。「現在に至る」は、「今もその状態である」という意味なので、すでに退職しているときは使いません。現在退職して仕事をしていない場合は、「以上」とだけ書けばOKです。「以上」と「現在に至る」の詳しい使用法は、このコラムの「職務経歴書の「現在に至る」はどこで使う?」をご覧ください。

有給消化中も「現在に至る」を使うのですか?

有給消化中であっても、会社を辞めていない限りは「現在に至る」や「在職中」を使います。また、正社員ではなくアルバイトとして働いている場合も同様です。フリーランスの方は、現在も職歴欄に記載した仕事を行っている場合は「現在に至る」を使いましょう。

職務経歴書の退職理由は何と書けば良いですか?

退職理由は「一身上の都合により退職」と書くのが一般的です。契約社員や派遣で働いて契約期間が終わった場合は、「契約期間満了のため退職」と書きましょう。また、やむを得ない事情があるときや、会社を短期で辞めているときは、具体的な退職理由を書くと理解を得やすくなります。退職理由の詳しい書き方は「職務経歴書の退職理由、定番フレーズはこれだ!」を参考にしてください。

退職予定日はどこに書けば良いですか?

職務経歴書に退職予定日を書く場合、職歴欄もしくは本人希望欄に記載しましょう。また、退職については、退職を希望する日の1~3ヶ月前に上司に相談し、退職日を決定するのが一般的です。退職の手続きについては、「退職までの流れと手続きを解説!上司にはいつ伝える?転職活動はいつ行う?」で説明しています。

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