「現在に至る」はどう使う?職務経歴書の書き方について

「現在に至る」はどう使う?職務経歴書の書き方についての画像

この記事のまとめ

  • 「現在に至る」は、主に履歴書で職歴を書くときに使う
  • 「在職中」も同じ意味で使うことができる
  • 学歴には「現在に至る」を使わず「在学中」と書く
  • 職務経歴書には、働いている期間がわかれば必ずしも「現在に至る」を使う必要はない
  • 職務経歴書で入社と書く場合には、「退社」や「現在に至る(現在)」などをセットで使う

就職活動をする中で、履歴書や職務経歴書などを書く際に使用する「現在に至る」。
しかし、この使い方がいまいち分からないという人が多いようです。こちらのコラムでは、「現在に至る」の意味から、書くときの注意点まで詳しくご説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 向いてる仕事なんてあるのかな?
  • 避けたいことはあるけれど、
  • やりたいことが分からない・・・
私たちは「やりたいこと」から一緒に探します!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

求人の一部はサイト内でも閲覧できるよ!

職務経歴書の「現在に至る」はどこで使う?

「現在に至る」の使い方は、履歴書と職務経歴書では、若干変わってくるようです。
履歴書と職務経歴書での使い方の違いをしっかり頭に入れておきましょう。

履歴書の場合

まずは、履歴書での「現在に至る」の使い方をご紹介します。

「現在に至る」は、職歴を書くときに使います。新しい仕事を在職中に探しているときや、アルバイトをしながら就職活動をしている場合などに使用します。
「現在も◯◯株式会社で働いています」という意味となるため、学歴を書くときには使用しません。学歴欄では「在学中」と記載するようにします。間違えないように気をつけましょう。

「在学中」の使い方

       学歴
平成X年X月 ◯◯大学△△学部□□学科 入学
平成X年X月 ◯◯大学△△学部□□学科 在学中
                      以上
「現在に至る」の使い方

       職歴
平成X年X月 ◯◯株式会社 入社
平成X年X月 一身上の都合により退職
平成X年X月 株式会社◯◯ 入社(アルバイト)
       現在に至る(在職中)
                      以上

繰り返しになりますが、学歴には「現在に至る」は使用せず、「在学中」と書くようにします。
また職歴の書き方としては、在職中の会社に入社したことを記載したあと、その次の行に「現在に至る」と記載。そうすることで「今も仕事をしている」と伝えることができます。
また、「現在に至る」の代わりに「在職中」を使っても問題ありません。
入社と書いたら「退職」か「現在に至る(在職中)」をセットで書くようにしましょう。
さらに、学歴・職歴欄の最後には「以上」と書くと、文面が引き締まります。

職務経歴書の場合

次は、職務経歴書での「現在に至る」の使い方についてご説明します。

職務経歴書には、期間を明記すれば「在職中」「現在に至る」などを、書いても書かなくてもどちらでも問題ないようです。
大切なのは読んでいる相手にきちんと伝わるように書くことです。
ひと目でわかりやすくするために「現在に至る」や「在職中」を使用してもいいでしょう。

編年体式を例に、「現在の至る」の使い方をご紹介します。

「現在に至る」の使い方

  期間      職務内容

平成X年X月   ◯◯株式会社 入社(△△本社 □□事業部配属) 
        【業務内容】 営業、販売戦略の立案(△△の販売等)
        【実績】 20XX年度 ◯◯キャンペーンを企画・実施 売上◯◯万円(前年比130%)
平成X年X月   一身上の都合により退社     

平成X年X年   株式会社◯◯ 入社 (△△本社 □□事業部配属)
        【業務内容】新規顧客の開拓
        【実績】売上◯◯万円を達成 前年比155%で◯◯を受賞
平成X年X年    現在に至る

                         
職務経歴書の場合、分かりやすく左端の列に期間を書き、最後に「現在に至る」や「現在」と書いても問題ないようです。一行設けて「◯◯株式会社 入社」と書くのであれば、それにあわせて「一身上の都合により退社」や「現在に至る」と記載すると見やすいかもしれません。
退職予定日が決まっているのであれば、日にちを明記しておきましょう。

未経験OK多数!求人を見てみる

職務経歴書を書くときの注意点

職務経歴書で自分を効果的にアピールできるよう、下記のようなマナーを守って書くようにしましょう。

入社とセットで使用する

ひと目でいつからいつまで働いていたのかわかるように書く場合は問題ないですが、たとえば「平成X年X月 ◯◯株式会社 入社」で書き始めた場合は、入社と退職、入社と現在に至る(在職中)はセットで書くようにしましょう。

会社名は正式名称で書く

(株)や(有)などと略すさずに、正式名称で書くようにしましょう。

職務経歴書の最後は「以上」と記載する

職務経歴書においても、文章の最後には右端に「以上」と書きます。忘れないようにしましょう。

正しい敬語を使う

謙譲語や尊敬語、丁寧語など、正しく使っているのか、最後に必ず見直しましょう。
急いで作成するとミスが多くなるので、時間に余裕を持って作ることが大切です。

職務経歴書の「現在に至る」はどう使う?

職務経歴書で使われる「現在に至る」というフレーズ。意外に分かっていない人が多いこの言葉について、Q&A形式で解説します。

職務経歴書の「現在に至る」はどのようなときに使いますか?

職歴欄に会社名を書いた後、今もそこで働いている場合に「現在に至る」もしくは「在職中」と記入します。
「現在に至る」は、「今もその状態である」という意味なので、すでに退職しているときは使いません。現在退職して仕事をしていない場合は、「以上」とだけ書けばOKです。
「以上」と「現在に至る」の詳しい使用法は、このコラムの「職務経歴書の「現在に至る」はどこで使う?」をご覧ください。

有給消化中も「現在に至る」を使うのですか?

有給消化中であっても、会社を辞めていない限りは「現在に至る」や「在職中」を使います。また、正社員ではなくアルバイトとして働いている場合も同様です。
フリーランスの方は、現在も職歴欄に記載した仕事を行っている場合は「現在に至る」を使いましょう。

職務経書の退職理由は何と書けば良いですか?

退職理由は「一身上の都合により退職」と書くのが一般的です。契約社員や派遣で働いて契約期間が終わった場合は、「契約期間満了のため退職」と書きましょう。
また、やむを得ない事情があるときや、会社を短期で辞めているときは、具体的な退職理由を書くと理解を得やすくなります。
詳しい書き方は「職務経歴書の退職理由、定番フレーズはこれだ!」を参考にしてください。

退職予定日はどこに書けば良いですか?

職務経歴書に退職予定日を書く場合、職歴欄もしくは本人希望欄に記載しましょう。
退職については、退職を希望する日の1~3ヶ月前に上司に相談し、上司と退職日を決定するのが一般的です。
退職の手続きについては、「どんな手続きが必要?退職までの流れとスケジュール」で説明しています。

応募書類に関する相談はハタラクティブへ

応募書類の書き方で悩んでいる方や、不安な部分があるという方は、ハタラクティブにご相談してみてはいかがでしょう。
ハタラクティブでは、経験豊富なアドバイザーが、応募書類の添削や面接対策などのサポートを行っています。
そのため、就職活動が初めての方、ブランクがある方も安心してご利用いただけます。
就職活動で少しでも不安のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。