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残業が多い会社の特徴とは?仕事を乗り切るための対処法も解説
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この記事のまとめ
- 残業が多い会社の特徴は、「社員が少ない」「業務量が膨大」など
- 残業が多い会社で働く人は、優先順位をつけることを苦手に感じる傾向がある
- 残業が多い会社で働く人は、残業が発生する原因を明確にすることが大切
「残業が多い会社に見られる特徴はある?」と気になっている方もいるでしょう。残業が多い会社には、人手不足や残業が多い、長時間労働や残業時間が多いことが評価される風潮がある、などの特徴があります。
このコラムでは、残業が多い会社に見られる特徴やそこで働く人の特徴をまとめました。業務量の多さを乗り切る方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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残業が多い会社に見られる5つの特徴
残業が多い会社には、「社員が少ない」「業務量が膨大」などの特徴が見られます。ここでは、残業が多い会社に見られる特徴をまとめました。
残業が多い会社に見られる特徴
- 社員が少ない
- 業務量が膨大
- 業務を任せられる人がいない
- 上司のマネジメントが適正ではない
- 長時間労働が評価される風潮がある
1.社員が少ない
リストラ・雇止めなどで大幅に人員が減ったり、そもそも従業員が少なかったりする会社では、少数の社員で業務をこなすため、一人当たりの業務量が多くなることに。対応すべき業務が多いにもかかわらず従業員が少なければ、所定労働時間内で仕事が終わらないことも増えるでしょう。
人手不足が起こる原因について「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリットデメリットも解説」のコラムで解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
2.業務量が膨大
十分な従業員数を確保していても、それ以上に業務があれば必然的に残業が増えることに。優良といわれる企業でも、高収入を得られる代わりに業務量が多く、長時間の残業が発生する場合があります。
3.業務を任せられる人がいない
特定の業務に対応できる従業員が少ないと、需要に対して供給が間に合わない状態となるため残業が多くなるでしょう。専門職など、特定の知識や経験を必要とする職種で起こりやすいようです。
4.上司のマネジメントが適正ではない
上司が部下の状況を把握しておらず、従業員の能力や仕事量に応じた適正な人員配置ができないことが要因で残業時間が多くなる問題もあるようです。部下をまとめる上司は、個人の業務遂行能力や業務進捗、残業の時間を把握しておく必要があります。
5.長時間労働が評価される風潮がある
一部の会社では、長時間労働や残業時間が多い従業員に対して「業務を多くこなし会社に貢献している」と評価する風潮があるようです。また、上司が残業をしていると先に帰りづらいと感じる従業員もいるでしょう。
一方で、本来なら不要にもかかわらず残業代を目的に残業を行う「生活残業」が問題になることも。働き方改革によってワークライフバランスを重視する企業も増えていることから、ノー残業dayの設定や効率化を図るために業務の進め方を見直すなど、会社全体で問題の改善を図る必要があります。
残業時間が多い業界や職種はある?
外食産業、IT業界、施工管理、営業職、コンサルタントなどは、来客やクライアントの要望によっては残業が発生しやすいと考えられるでしょう。
ただし、残業時間の多さは企業や業務内容、時期によって異なります。転職を検討する際は、残業時間だけでなく、仕事内容ややりがいなど総合的に判断することが重要です。
残業が多いと悩む人にありがちな特徴
業務量が多いことや優先順位をつけるのが苦手なことにより、残業が発生してしまう場合もあります。ここでは、残業が多いと悩む人の特徴をまとめました。
1.業務量が多い
業務量が多いことで納期に間に合わず、残業が発生してしまうようです。人手不足により一人当たりの業務量が多過ぎると、就業時間内に業務を終えることが難しくなり、残業時間が増えてしまいます。
周りの社員と比べて自分だけ業務量が多い場合は、適性な業務分担をしてもらえるように上司に相談してみましょう。
2.役割分担するのが苦手
周囲に仕事を割り振らず一人で引き受けてしまうと業務量が増え、残業につながってしまいます。一般的に業務はチームで協力して行うため、一人だけで進めず分担をすることが重要です。
ただし、相手の状況を把握せずに任せると任せた相手の業務量が増え過ぎてしまうこともあるので、周囲の進捗状況を把握したうえで分担をする必要があります。
3.優先順位をつけるのが苦手
仕事は、納期までにどのような手順で業務を進めていくかスケジュールを立て、優先順位をつけることが大切です。たとえば、「今週中に終わらせてください」と任されていた業務を後回しにすると、週末に終わらせることになり残業が発生してしまいます。複数の業務を並行して行う際は、緊急度の高い業務から行いましょう。
優先順位をつけて業務を進めると今日やるべきことが明確になり、効率良く進められるでしょう。優先順位のつけ方が分からない方は、「仕事の進め方が上手い人とは?効率を上げる方法も紹介」のコラムもあわせてご一読ください。
4.進捗状況の把握が苦手
進捗状況が把握できないと、気づいたら納期が目前まで迫っていて残業をせざるを得なくなる恐れがあります。仕事の優先順位をつけたとしても、「今はどんな状況か」「あとは何が必要か」といった進捗把握ができなければ、結果的に納期に間に合わなくなるでしょう。
業務を細分化し、細分化したタスクを納期までにどれくらい時間を掛けて進めていくか、事前にスケジュールを立てることがポイント。そうすることで、今どこまで進められていていつごろに終わるのか、目途を立てられるでしょう。
5.仕事を断るのが苦手
仕事を頼まれたときに断れないと、業務量が増えて残業につながる恐れがあります。現在の業務だけで手がいっぱいであるにもかかわらず「この人も困っているから…」と断れないでいると、一人で抱え込むことになるでしょう。
残業時間を増やさないためには、頼まれた仕事をきっぱりと断ることも大切です。ただし、一方的に断るのではなく対応できない理由と自分の状況を伝え、納期までに終えるのが難しい旨を上司に相談するなど、代案も提案すると良いでしょう。
平均の残業時間が少ない仕事はある?
平均的に残業が少ないとされる職種は、事務、ビルメンテナンス、BtoBメーカーの営業、公務員、工場作業員などがあります。これらの職種は、業務が計画的に進められる傾向があり、緊急対応が少ないため、平均して残業時間は抑えられやすいでしょう。ただし、業種や企業の方針、繁忙期の勤務によっても残業時間は変わるため、就職の際には職場環境や業務内容をよく確認することが大切です。
残業が多い会社で仕事を乗り切るための方法
残業が発生する原因を明確にしたり、業務に優先順位をつけたりすることで、残業時間の多さを改善できるでしょう。ここでは、残業が多い会社で仕事を乗り切るための方法をまとめました。
1.残業が発生する原因を明確にする
なぜ業務が終わらないのか現状を調査・整理し、残業が発生する原因を明確にしましょう。「業務に優先順位をつけられず月末に追い込まれてしまう」など自分自身に問題があれば個人で対処できますが、「業務分担が適正ではなく業務が多過ぎる」など会社の体制に問題がある場合は組織的に改善する必要があります。
原因を明確にすれば、自分自身の業務の進め方を見直す、上司に相談するなど、改善点を見つけられるでしょう。
2.業務に優先順位をつける
業務を細分化したり、緊急性の高いタスクから取り組んだりして、業務に優先順位をつけることが大切です。締め切りが近いタスクや時間が掛かるタスクを優先し、集中力が切れた隙間時間などに簡潔なタスクを行うと効率が良くなります。
また、タスク管理ツールを活用して業務を可視化するのも良いでしょう。
3.作業の手順を見直す
闇雲に進める前に、まずは自分が担当している業務を調査・整理しましょう。業務を可視化することで、自分がやるべき作業が明確になります。また、いつまでに何を終えないといけないのかも把握できるでしょう。
作業を見直すと不要な作業に気づき、残業時間を減らすことにつながります。
4.業務を分担できないか検討する
周囲に比べて自分だけ業務量が多過ぎる場合は、業務を分担できないか検討してみてください。任せても問題がない業務であれば、手伝ってくれそうな従業員やアシスタントがいないか声を掛けてみましょう。
業務はチームで進めていく必要があるため、自分に余裕があるときは周囲をサポートし、自分の業務量が多過ぎるときは周囲を頼るのも大切です。
「仕事の効率化に効果的な3つのテクニックをご紹介!」のコラムでは業務を効率的に進めるための工夫を紹介しているので、参考にしてみてください。
5.改善できない場合は残業が多い会社から転職する
上司に相談したり進め方を見直したりしても改善できない場合や「残業が多くて辞めたい...」と考えている方は、転職を検討してみましょう。自分に合った環境で業務に取り組むことで、さらなる成長につながります。
転職活動をどのように進めたら良いか分からない場合は、転職エージェントに相談するのが有効です。転職エージェントでは、これまでの経験を踏まえたうえで、プロのアドバイザーが自分に合った求人を紹介してくれます。面接対策や履歴書の添削などのサポートも受けられるため、転職活動に不安や疑問を抱えている方にぴったりのサービスです。
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残業が多い会社のお悩みに関するQ&A
残業が多い会社に関して抱かれがちな疑問や質問をまとめました。残業が多い会社に関して分からないことがある方は、ぜひ参考にしてください。
残業時間は、何時間からきつくなりますか?
一般的に、月45時間(1日約2時間)を超えると負担が大きくなるようです。「36協定」により、残業時間の上限は原則として月45時間・年360時間と定められています。特に、月80時間を超える残業時間は、健康リスクが高まり、仕事のパフォーマンスも低下しがち。ただし、業務内容や個人の体力によっても感じ方は異なります。長時間労働が続き、睡眠不足やストレスが溜まるようなら、働き方を見直すサインかもしれません。
参照元
厚生労働省
労働基準に関する法制度 1 労働基準法
残業が多い会社で働くメリットはありますか?
一部の業界では、残業が多いことで収入が増えるメリットがあります。特に残業代が適正に支払われる環境であれば、短期間で収入を増やすことも可能です。また、成長期の企業やプロジェクト型の仕事では、経験を積む機会が増え、スキルアップにつながることも。ただし、過度な残業は健康やワークライフバランスを損ないかねません。将来的なキャリア形成を考え、長期的に続けられる働き方かどうかを冷静に判断することが重要です。
毎日残業がある会社はおかしいですか?
毎日残業があること自体が違法ではありませんが、会社の運営体制に問題がある可能性が高いでしょう。慢性的な残業が発生する原因として、人手不足や非効率な業務フロー、管理職のマネジメント不足などが考えられます。特に残業が「前提」となっている企業は注意が必要。仕事の負担が一部の社員に偏っていないか、適正な労働環境が整っているかを確認し、必要なら転職を視野に入れるのも一つの選択肢です。 「転職を考えたいけど忙しすぎて何から手をつけたらいいかわからない」という方は、ハタラクティブへご相談ください。あなたにあった転職・就職先をご紹介するだけでなく、プロのアドバイザーが面接対策や書類の添削をしあなたをサポートします。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。