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高卒でも取れる資格30選!高収入・キャリアアップを目指せるかも解説

更新日2025/05/02

高卒でも取れる資格30選!高収入・キャリアアップを目指せるかも解説の画像

この記事のまとめ

  • 高卒の方は、資格を取ることで高収入やキャリアアップを目指せる
  • 何の資格を取るか迷ったら、興味があるもしくは需要が高いものを選んでみよう
  • 高卒でも取れる資格を探すなら、「国家資格」と「民間資格」の2種類をチェックしよう
  • 独学で資格を取りたい場合は、予備校や講座を利用するのがおすすめ
  • 自分の性格や適性に合う仕事を探している人は、就職・転職エージェントに相談するのも手

高卒で就職・転職活動をする方のなかには、「高収入・キャリアアップを目指すために資格を取りたい」と考える方もいるでしょう。希望の業種・職種に関連する資格を持っていると、今よりも給与の高い会社に転職できたり、同期よりも早く出世できたりする可能性があります。独学で合格を目指せる資格もあるので、勉強を始めるか迷っている方は行動に移してみましょう。
このコラムでは、高卒で取れる国家資格と民間資格について解説します。資格ごとの難易度や勉強時間の目安も併せて紹介しているので、ぜひご一読ください。

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目次

  • 高卒でも取れる資格はある
  • 高卒から取れる国家資格16選
  • 高卒から取れる民間資格14選
  • 高卒から独学で資格を取れる?
  • 資格以外に知っておきたい高卒の就活事情
  • 「高卒でも取れる資格」に関するよくある質問

高卒でも取れる資格はある

高卒でも取れる資格はあるの画像

高卒者が取得できる資格は多くあります。希望の業種・職種に活かせる資格を取得すれば、スキルや熱意をアピールでき、就職・転職活動時にも役立つでしょう。

高卒者が資格を取るメリット

高卒の人が資格を取る主なメリットは、以下のようなものがあります。

  • ・職業選択の幅が広がる
  • ・選考でのアピール材料になる
  • ・身につけた知識は入社後に活かせる
  • ・資格手当がある企業では収入アップが期待できる

求人のなかには、「資格必須」「有資格者優遇」と記載されているものもあるので、資格を取得すれば選べる仕事の幅が広がるでしょう。

また、資格を取得した理由やその過程で行った努力などをノートやルーズリーフにまとめておけば、選考対策をする際に役立てられます。取得した資格は入社後も活かせるので、身につけた知識を活かして活躍したり、さらなるスキルアップを目指したりすることが可能です。
企業によっては資格手当を支給している場合もあるので、収入アップも期待できるでしょう。

興味があるもしくは需要が高い資格を選ぶのがおすすめ

どのような資格を取りたいか明確に定まっていない場合は、興味があるもしくは需要が高い資格を選ぶのがおすすめです。「需要が高い資格ってどんなものがあるの?」と気になる方は、「就職に有利な資格とは?種類やアピール方法を紹介」のコラムをぜひご一読ください。

資格があると有利になるケースはあるものの、就職・転職において必ずしも必要なわけではありません。応募条件に「資格必須」と書かれていない場合は、働きながら取得を目指すのも選択肢の1つです。しかし、取得までに長期間かかるなら先に就職を目指すほうが望ましい場合もあるので、そのときの状況に合わせて優先度を考えるようにしましょう。資格が不要な仕事については、「資格がなくてもできる仕事はある?おすすめの職種を12種ご紹介!」のコラムで解説しています。

ハタラクティブでは就職・転職に関するサポートを全面的に行っており、「資格を取ったほうが良いのか、就職・転職を優先したほうが良いのか」といったご相談にも親身になって対応します。まずは話を聞くだけでも大丈夫なので、お気軽にご相談ください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

高卒から取れる国家資格16選

国家資格は、法律に基づいて個人の能力・知識を判断する試験に合格することで取得できます。大まかな分類は「業務独占資格」「名称独占資格」「設置義務資格」の3種類です。国家資格がないと就けない仕事もあるため、応募の際に必須条件とされるケースも。
ここでは、高卒で取れる国家資格を16個まとめました。

高卒から取得しやすい国家資格はありますか?
ある場合には、どのような特徴がある資格かを教えてください

ハタラくん

丸井 沙紀

丸井 沙紀

学歴を問わない資格で資格取得のスタートラインに立つことは可能です

国家資格によっては「大卒以上」など学歴が必要なものがあります。しかし、下記で紹介している資格は高卒から取得が目指せる国家資格で、なかには有名なものも。そのほかにも実務経験など、学歴以外の条件がそろえば受験資格が得られるものもあります。資格を目指すための勉強のスタートラインに、学歴に関わらず立てるということが大きなメリットです。

また、どの資格も、目指す過程の学習が実務に即した実践的な内容となっています。資格を取得したあとその仕事に就くことも可能なほか、業界でサポート的な仕事をしながら資格取得を目指す方法もあるでしょう。

しかし、「高卒から取れるから」「国家資格だから」と安易に目指すのは危険です。どの資格を取っても、その先の職業は責任ある仕事であり、常に勉強や自己研鑽が必要になります。就きたい職業に必要であるのか、その職業に興味があり長く続けていけるのかなど、取得後のことも考えることが重要です。

高卒から取れる国家資格

  • 宅地建物取引士
  • 中小企業診断士
  • FP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)
  • 司法書士
  • 行政書士
  • 弁護士
  • 社会保険労務士
  • ITパスポート
  • 基本情報技術者
  • 調理師
  • 製菓衛生師
  • クリーニング師
  • 国内旅行業務取扱管理者
  • 通関士
  • 保育士
  • 介護福祉士

1.宅地建物取引士

不動産関係の仕事で働きたい高卒の方には、宅地建物取引士がおすすめです。宅地建物取引士は業務独占資格で、不動産取引の重要事項を説明したり、説明書や契約書に押印・サインしたりする業務を唯一認められています。
建築や金融の仕事に携わる際も、宅地建物取引士の資格があると業務に役立つでしょう。なぜなら、建築業界では物件の法規制や建築基準などの知識が役に立ち、金融業界では住宅ローンや不動産投資関連の商品を扱う際に不動産の専門知識が求められるからです。

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況(5) 産業別にみた賃金 第5-1表 産業、年齢階級別賃金及び対前年増減率」の「不動産業、物品賃貸業」の平均賃金を見てみると、年齢計で37万1,600円となっています。全産業の中で見ると高めの数値なので、宅地建物取引士を取得してから不動産業界で働くと、高収入を目指せる可能性があるでしょう。
また、宅地建物取引業をする事業所では宅地建物取引士の設置義務があるため、不動産業界において欠かせない存在といえます。

受験資格なし
合格率16%前後
勉強時間の目安独学の場合:300~400時間
予備校に通う場合:200~300時間
キャリアアップファイナンシャルプランナーや管理業務主任者などの資格を併せて取得することで、キャリアアップを目指せる

2.中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営者からの依頼に応じて、企業の経営内容を診断し、改善方法を提案して支援する仕事です。中小企業診断士の資格を取ると、企業経営理論や財務・会計、マーケティング、法務などの知識を習得できます。将来的に起業したい方にもおすすめの資格です。

中小企業診断士になるには、1次試験と2次試験の両方に合格し、実習を受ける必要があります。1次試験は7科目の選択式筆記試験で、2次試験は4科目の記述式試験と面接です。1次試験と2次試験に合格したのち、15日以上の実務補習または実務経験を経ると、中小企業診断士としての登録申請を行えます。

職業情報提供サイトjob tagの「中小企業診断士」によると、「中小企業診断士」が含まれる「その他の経営・金融・保険の専門的職業」の年齢別年収データは以下のようになっています。

受験資格なし
合格率1次試験:30%前後
2次試験:20%前後(1次試験の合格者のみ受験可能)
ストレート合格率:4~5%
勉強時間の目安1次試験:700~1,000時間
2次試験:300~400時間
キャリアアップ中小企業診断士の資格を取得したあとは、自営やフリーランスとして働く人が57.9%で最多。次いで、正規の職員・従業員として働く人が47.4%

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 中小企業診断士」

20~24歳の平均年収は400万円弱ですが、45~49歳では1,580万200円となっています。中小企業診断士の仕事を続けていると、将来的に高収入を得られるでしょう。

2.中小企業診断士の画像

3.FP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)

FP技能士は、FP技能検定に合格すると得られる技能検定です。1級・2級・3級に分かれており、学科試験と実技試験があります。合格した等級によって、「△級ファイナンシャル・プランニング技能士」というように名乗ることが可能です。
経済的な面から個人もしくは家庭の将来設計についてアドバイスできるので、ファイナンシャルプランナーとして働きたい方は、FP技能士の取得を検討してみましょう。

FB技能士を取得してファイナンシャルプランナーになった場合の年収について解説します。ファイナンシャルプランナーは、前項目の「中小企業診断士」と同じ「その他の経営・金融・保険の専門的職業」に分類されるため、45~49歳では1,580万200円ほどの年収を目指せる可能性があります。

受験資格3級は受験資格なし
合格率3級:学科試験85%前後、実技試験80%前後
2級:学科試験40~60%、実技試験50~60%
1級:学科試験10%前後、実技試験80%前後
勉強時間の目安3級:80~150時間
2級:150~300時間
1級:450~600時間
キャリアアップ独立してファイナンシャル・プランナー事務所を開設するケースは少ないものの、税理士・社会保険労務士と兼業して、一般向けの資産設計セミナーの講師や著作物の執筆などを行う人もいる

FP合格後はステップアップとしてAFP・CFPに挑戦する道もある

FP技能士2級に合格すると、日本FB協会認定資格「AFP(アフェリエイテッド・ファイナンシャルプランナー)」の取得を目指せます。また、AFP認定者になると「CFP(サーティファイド・ファイナンシャルプランナー)」の受験が可能になるため、専門性を極めてキャリアアップしたい方におすすめです。

CFPは世界25カ国・地域で導入されており、世界が認めるFPの頂点と位置づけられています。ファイナンシャルプランナーのスペシャリストを目指したい方向けの資格です。

4.司法書士

司法書士は、不動産登記や商業登記を行える業務独占資格です。司法書士の主な仕事内容は、登記業務や書類作成、供託業務、訴訟代理・支援など。

職業情報提供サイトjob tagの「司法書士」によると、厚生労働省・編職業分類「司法書士」の年齢別年収データは以下のとおりです。

4.司法書士の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 司法書士」

25~29歳で500万円ほどになり、60~64歳では1,790万5,600円になっていることが分かります。そのため、若いうちから経験を積んでいれば高収入を目指せる可能性があるでしょう。

受験資格なし
合格率4~5%
勉強時間の目安3,000時間前後
キャリアアップ司法書士としての経験を積めば、自分の事務所を構えて独立することが可能

5.行政書士

行政書士は、「権利義務関係の書類」「事実証明に関する書類」「官公署に提出する書類」の作成、手続きの代理を唯一行える業務独占資格です。書類作成に関する相談業務も、行政書士が担当します。

職業情報提供サイトjob tagの「行政書士」によると、厚生労働省・編職業分類「他に分類されない法務・経営・文化芸術等の専門的職業」の年齢別年収データは以下のとおりです。

5.行政書士の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 行政書士」

40代後半~50代前半ごろで年収が698万900円になっているため、行政書士も高収入を目指せる仕事といえます。

受験資格なし
合格率10~14%
勉強時間の目安500~1,000時間
キャリアアップ行政書士事務所に所属するほか、独立もできる

6.弁護士

弁護士は、法律の専門知識を活かして民事事件・刑事事件を扱い、依頼者の利益を守り紛争を解決する活動や刑事事件の被告人の弁護活動などを行います。
弁護士になるための司法試験を受けるには、「法科大学院を修了する」「予備試験に合格する」のいずれかの条件を満たす必要があります。予備試験には学歴の制限がないため、高卒から受験が可能です。
ただし、司法試験の受験資格を得るための予備試験も高難易度のため、「1回の受験では資格取得に至らない可能性がある」「資格取得の勉強に膨大な時間を費さなければいけない」などの覚悟が必要になります。

職業情報提供サイトjob tagの「弁護士」によると、厚生労働省・編職業分類「裁判官、検察官、弁護士」の年齢別年収データは以下のとおりです。

6.弁護士の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 弁護士」

「司法書士」のデータと同じく、60~64歳では1,790万5,600円になっていることが分かります。弁護士も高収入を目指せる仕事といえるでしょう。

受験資格なし
合格率予備試験:3~4%
司法試験:40%前後
勉強時間の目安3,000~8,000時間
キャリアアップ弁護士の多くは法律事務所に所属し、民事事件や刑事事件に取り組んでいる。しかし、国や企業、地方公共団体、国際機関などで働く弁護士、国会議員や地方議会議員を務める弁護士も増えている。自ら事務所を立ち上げ、独立する弁護士もいる

7.社会保険労務士

社会保険労務士の資格を取ると、人事労務管理のコンサルティングや、年金・社会保険の手続きサポートなどができるようになります。主な仕事内容は以下のとおりです。

  • ・労働保険、社会保険諸法令、人事労務管理についての専門家として、企業から依頼を受け、法律で定められている申請書、届出書、報告書などさまざまな書類を作成し、行政機関への提出に関する手続きを代行する
  • ・申請書などにかかる行政機関の調査や処分に対する主張、陳述の代理を行う
  • ・従業員の採用から退職までのさまざまな問題についても相談を受け、指導を行う
  • ・賃金や労働時間、休日の定め方、昇進や配置転換の方針、職場の安全衛生や健康管理などについて指導と助言を行い、就業規則や給与規程の作成と整備を支援する

職業情報提供サイトjob tagの「社会保険労務士」によると、厚生労働省・編職業分類「社会保険労務士」の年齢別年収データは以下のようになっています。

7.社会保険労務士の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 社会保険労務士」

45~49歳の平均年収が最も高く、1,580万200円です。社会保険労務士として経験を積むと、将来的に高収入を得られるでしょう。

受験資格基本的に高等専門学校卒や短大卒、大学卒の学歴が必要だが、3年以上の実務経験があれば高卒者も受けられる。また、厚生労働大臣が認めた社労士試験以外の国家試験の合格者も受験が可能
合格率5~8%
勉強時間の目安800~1,000時間
キャリアアップ事務所を独立開業するほか、社会保険労務士事務所に従業員として所属したり、大企業や団体などの従業員として労働・社会保険関係の仕事をしたりする人もいる。独立している場合は定年がないので、何歳まででも働くことができる

8.ITパスポート

ITパスポートとは、IT(情報技術)を利用する際の基礎知識が備わっていることを証明できる国家資格です。取得する過程で、技術や管理、経営など幅広いIT知識を身につけられるでしょう。

あらゆる業界でIT化が進んでいる昨今では、多くの企業でITリテラシーの高さが評価されます。企業によっては、IT業界でなくても従業員にITパスポート取得を推奨する場合もあるようです。IT関連の勉強をする入門編として、取得しておくのもおすすめです。

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況(5) 産業別にみた賃金 第5-1表 産業、年齢階級別賃金及び対前年増減率」の「情報通信業」の平均賃金を見てみると、年齢計で39万1,000円となっています。全産業の中で見ると3番目に高い数値なので、ITパスポートを取得してからIT業界で働くと、高収入を目指せる可能性があるでしょう。

受験資格なし
合格率50%前後
勉強時間の目安100~180時間
キャリアアップITパスポートを持っていれば必ずキャリアアップできると断言はできないものの、ITの基礎知識だけでなく、経営戦略や法務などビジネスに関する幅広い知識も身につく試験といえる。取得すればビジネスの基礎が身についていることを証明でき、IT関連の仕事はもちろん、Web関連の仕事や事務職にも活かせる

9.基本情報技術者

基本情報技術者とは、IT(情報技術)社会を支えるために必要な、基礎知識・技術・活用能力を備えた人材であると証明する国家資格です。「ITパスポート」の上位試験ともいわれています。
基本情報技術者の試験は、年に2回、上期・下期に1回ずつ実施されます。試験は午前と午後の2部制で、選択問題をマークシートで回答する方式です。

基本情報技術者試験に合格していると、IT技術職の就職が有利になるケースもあります。そのため、IT技術職を目指す高卒の方におすすめの資格といえるでしょう。

職業情報提供サイトjob tagの「システムエンジニア(受託開発)」によると、厚生労働省・編職業分類「ソフトウェア開発技術者(WEB・オープン系)」の年齢別年収データは以下のようになっています。

9.基本情報技術者の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag システムエンジニア(受託開発)」

59~60歳ごろに平均年収が732万1,700円になっているため、基本情報技術者を取得してからシステムエンジニアとして働くと、高収入を目指せる可能性があるでしょう。

受験資格なし
合格率40~50%
勉強時間の目安50~200時間
キャリアアップシステムエンジニアとして働いた場合、データサイエンティストやIoTエンジニア、AIエンジニアなど、今後需要が高まる職種に転職する道がある

10.調理師

調理師免許は、飲食店のキッチンで働く際にあると役立つ国家資格です。調理師免許がなくてもキッチン業務に従事することは可能ですが、応募時の必須条件としている求人もあります。料理人として働きたい高卒の方は、知識やスキルを証明するために取得を目指してみるのも手です。
資格手当がつく職場もあるので、飲食業界でのキャリアアップや収入アップを目指す高卒の方は、受験を前向きに検討してみましょう。

職業情報提供サイトjob tagの「西洋料理調理人(コック)」によると、厚生労働省・編職業分類「西洋料理調理人」の年齢別年収データは以下のようになっています。

10.調理師の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 西洋料理調理人(コック)」

年収のピークは54~55歳ごろの404万200円となっており、ここまで紹介した職業と比べると低めの数値といえるでしょう。ただし、この数値はあくまでも平均なので、参考程度に捉えるのがベターです。

受験資格調理師学校に通って取得する方法が一般的だが、2年以上調理業務を行った場合は学校に通わなくても受験が可能
合格率60~70%
勉強時間の目安100~360時間
キャリアアップ高い技術を身につけることで、将来的に「シェフ(料理長)」になれる。あるいは独立・開業も可能

11.製菓衛生師

製菓衛生師は、パティシエを目指す際に取得しておくと役立つ資格です。製菓衛生師の資格があると、飲食物を扱う職場に必要な「食品衛生責任者」になれます。店舗運営にも役立つ資格なので、取得して損はありません。

職業情報提供サイトjob tagの「洋菓子製造、パティシエ」によると、厚生労働省・編職業分類「パン・菓子製造工」の年齢別年収データは以下のようになっています。

11.製菓衛生師の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 洋菓子製造、パティシエ」

35~39歳ごろから45~49歳ごろまで年収はほぼ横ばいになっています。平均額のピークは408万4,300円で、やや低めの数値といえるでしょう。

受験資格指定の製菓専門学校で1年以上勉強するか、「菓子製造営業」の営業許可を得ている施設で2年以上成菓業務に従事すれば受験が可能
合格率60~80%
勉強時間の目安専門学校では、1年以上かけて930時間以上の必須科目を習得する必要がある
キャリアアップいろいろな種類の菓子作りを習得するために、フランスなどの海外も選択肢に、いくつかの店に勤務して技術を磨く人もいる。また、何年か働いてから独立して自分の店を開く人もいる

12.クリーニング師

クリーニング所には必ず1人以上のクリーニング師がいなくてはいけないため、クリーニング所の数だけ需要のある資格です。「クリーニング所」とは、クリーニング業の営業者が、洗濯物の処理や受け取り・引渡しのために設ける施設のことで、いわゆる「クリーニング店」も含まれます。

試験内容は、学科試験と実技試験で構成されています。洋服のクリーニングに必要な知識と技術だけでなく、公衆衛生への理解度もチェックされるようです。

職業情報提供サイトjob tagの「クリーニング師」によると、厚生労働省・編職業分類「クリーニング職、洗張職」の年齢別年収データは以下のようになっています。

12.クリーニング師の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag クリーニング師」

平均額のピークは320万6,800円で、やや低めの数値といえるでしょう。グラフを見ても分かるように、年収はあまり増えない可能性があるため、高収入を得たい方には向いていないかもしれません。

受験資格中学校卒業以上の学歴、または学力があること
合格率50~70%
勉強時間の目安300~500時間
キャリアアップ現場で技術や経営法を学んだのち、独立開業が可能

13.国内旅行業務取扱管理者

国内旅行業務取扱管理者とは、旅行業界における唯一の国家資格です。旅行代理店が商品(旅行プラン)を販売するには、旅行業務取扱管理者を1名以上配置しなくてはなりません。

販売できる旅行商品の範囲によって、資格は「総合旅行業務取扱管理者(海外旅行含む)」「国内旅行業務取扱管理者」「地域限定旅行業務取扱管理者資格」の3種類に分類されます。試験によって実施元が変わるので注意しましょう。

旅行業務取扱管理者の資格を所有していれば、「旅行業を熟知している」という証明になります。そのため、旅行業界での就職・転職に役立ったりキャリアアップにつながったりするでしょう。

国内旅行業務取扱管理者を取得して、旅行会社カウンター係として働いた場合の年収を見てみましょう。職業情報提供サイトjob tagの「旅行会社カウンター係」によると、厚生労働省・編職業分類「その他の営業・販売関連事務の職業」の年齢別年収データは以下のとおりです。

13.国内旅行業務取扱管理者の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 旅行会社カウンター係」

平均年収は、50代後半で589万6,200円になっています。しかし、このデータは「旅行会社カウンター係」に限った数値ではないため、あくまでも参考と捉えてください。

受験資格なし
合格率30~40%程度
勉強時間の目安150~200時間
キャリアアップ旅行会社だけでなく、航空会社や鉄道会社などの運送業、ホテルや観光案内所などの観光関連施設でも働ける。また、観光業に関連する教育機関の講師として働くこともできる

14.通関士

通関士とは、輸出・輸入などの手続きに関する国家資格で、貿易のスペシャリストであることを証明できます。取得できれば、貿易業界での就職を有利に進められるほか、海外との取引がある商社やメーカーなどの選考において、優秀な人材として判断される可能性があるでしょう。

職業情報提供サイトjob tagの「通関士」によると、厚生労働省・編職業分類「他に分類されない法務・経営・文化芸術等の専門的職業」の年齢別年収データは以下のとおりです。

14.通関士の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 通関士」

49~50歳ごろに698万900円になっているため、高収入を目指したい方にとってはおすすめといえます。

受験資格なし
合格率10~20%程度
勉強時間の目安400~500時間
キャリアアップ通関士として経験を積んで、役職を目指す道がある

15.保育士

保育士とは、児童の保育や保護者への保育指導を行う国家資格です。保育所には0~6歳までの子どもがいるため、担当する子どもの年齢によって仕事内容や対応方法が異なります。保育士の多くは保育所で働いていますが、認可保育所や認可外保育施設、事業所内保育所などさまざまな職場があります。

職業情報提供サイトjob tagの「保育士」によると、厚生労働省・編職業分類「保育士」の年齢別年収データは以下のとおりです。

15.保育士の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 保育士」

年収は24~25歳ごろが350万円ほどで、その後は若干上がるものの、ほぼ横ばいになっていることが読み取れます。「子どもが好き」「保育に興味がある」などの気持ちがあっても、高収入を目指したい方にとっては向いていない可能性があるでしょう。

受験資格高卒の場合、児童福祉施設での実務経験が2年以上(2,880時間以上)があれば受験が可能
合格率20~30%程度
勉強時間の目安100~180時間
キャリアアップ主任保育士や所長になる道がある

16.介護福祉士

介護福祉士は、介護業界で唯一の国家資格です。身体が不自由な高齢者や、身体・精神に障害があり日常生活を送るのが困難な人の、身辺の介護や毎日の健康管理などの生活支援をする仕事。介助をするだけでなく、本人の能力や気力を引き出すように働きかけ、レクリエーションを計画したりコミュニケーションをとったりして、前向きに暮らせるようにすることも大切です。

介護福祉士の資格を取得して、「施設介護員」として働いた場合の年収を見てみましょう。職業情報提供サイトjob tagの、「施設介護員が属する主な職業分類」の年齢別年収グラフは以下のようになっています。

16.介護福祉士の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 施設介護員」

20代から緩やかに上がり、ピークは40~44歳・45~49歳ごろの406万3,700円となっています。仕事をするうえで給与を重視する方には、施設介護員の仕事は合っていない可能性があるでしょう。

受験資格3年以上の実務経験があり、実務者研修を修了した人のみ受験可能
合格率70~80%程度
勉強時間の目安200~250時間
キャリアアップケアマネジャー(介護支援専門員)や生活相談員、認定介護福祉士、社会福祉士などさまざまな道がある

「取りやすい国家資格とは?取得するメリットや選ぶときのポイントを解説」でも挑戦しやすい国家資格をまとめているので、就職・転職のために取得を検討している高卒者は、併せてチェックしてみてください。国家資格の試験情報については、厚生労働省の「資格・試験情報」からも確認できます。

参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
職業情報提供サイトjob tag
厚生労働省について

丸井 沙紀

丸井 沙紀

国家資格保持者しか名乗れない職業やできない仕事があるため、一定水準の技術・知識が求められます

国家資格は、法律に基づいて能力や知識を判断する試験のため、一定水準の法律や理論・技術を学ばないと取得できません。

また、資格を持っていないと職業を名乗る・その業務に携わることができないほか、「職場に必ず資格取得者が×名いないといけない」と決まっている資格もあります。資格保持者には責任が伴うため、資格もある程度難易度が高いのです。

さらに、近年は法律やその業種にまつわる知識の変化に伴い、学ぶ範囲が多くなっていることも難易度アップにつながっている要因の一つと考えられます。

資格によっては取得後も勉強の継続が必要であったり、講習を受けて最新の情報をアップデートしたりしないと更新や維持ができないものもあるでしょう。

国家資格取得を目指す場合には、勉強の難易度や学習時間、合格率の確認はもちろんですが、取得した後の責任や専門家として学びを深めていくという覚悟も必要です。だからこそ、資格取得が条件となり、歓迎される形で就職や転職のときに有利になりやすくなります。

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高卒から取れる民間資格14選

ここでは、高卒の方におすすめの民間資格を紹介します。民間資格とは、企業や民間団体が独自の審査基準で認定を行う資格です。国家資格と同レベルで知名度が高かったり合格が難しかったりする民間資格もあるので、キャリアプランに合わせて受験することをおすすめします。

高卒から取れる民間資格

  • 秘書技能検定
  • MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
  • 日商簿記検定
  • インテリアコーディネーター
  • ベビーシッター(JADP認定)
  • 調剤事務管理士技能認定試験
  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
  • ネイリスト技能検定試験
  • JNAジェルネイル技能検定試験
  • パーソナルトレーナー(NSCA認定)
  • TOEIC
  • 登録販売者試験
  • すし検定
  • あんまマッサージ指圧師

1.秘書技能検定

秘書技能検定は、秘書として働く場合はもちろん、事務職にも役に立つ民間資格です。敬語や名刺の扱い方といったビジネスマナーなど、社会人として備えておくべき能力が身についていることを証明できます。

秘書として働いた場合の年収を見てみましょう。職業情報提供サイトjob tagの「秘書」によると、年齢別年収データは以下のとおりです。

1.秘書技能検定の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 秘書」

平均年収のピークは、59~60歳ごろの565万8,700円となっています。低い数値とはいえませんが、高収入を目指したい方にとっては「もっと稼ぎたい」と思える金額かもしれません。

秘書の仕事に興味がある方は、「秘書に向いてる人の特徴を紹介!仕事内容の一覧や求められるスキルも」のコラムで自分に向いていそうか確認してみてください。

受験資格なし
合格率3級:70%前後
2級:50~60%
準1級:40%前後
1級:30%前後
勉強時間の目安3級:30~50時間
2級:50時間程度
準1級:100時間程度
1級:150時間 程度
キャリアアップ幅広い知識を身につけ、上位役員や社長担当の秘書を目指す道がある

2.MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、パソコンを使う仕事に就く方におすすめの民間資格です。WordやExcel、PowerPointなどの基礎知識やスキルを証明できます。WordやExcelを利用した資料作成業務は、職種を問わず多くの社会人に必要なスキルです。MOSを取得していれば、基本的な操作やスキルを証明できるため、就職・転職に役立つでしょう。

MOSの試験は、コンピューターで行う実技試験です。MOSの試験区分は全23種類。WordやExcel、PowerPointといったソフトがバージョンごとにレベル分けされているので、自分の能力に応じて受験しましょう。
毎月1〜2回開催されている「全国一斉受験」のほか、認定のパソコン教室や試験会場で随時募集している「随時試験」があります。どちらで受けても試験内容は同じなので、自分に合った方法で受験しましょう。

MOSを取ったからといって給与が上がるわけではないものの、将来的に高収入を目指すにあたり、取っておいて損はないといえます。また、MOSを取ることで資格手当がもらえる企業もあるため、高度なパソコンスキルを身につけたい方は取得を目指してみましょう。

受験資格なし
合格率一般レベル:80%前後
上級レベル:60%前後
勉強時間の目安一般レベル:30~60時間
上級レベル:40~80時間
キャリアアップIT業界や事務職でのキャリアアップにつながる可能性がある

丸井 沙紀

丸井 沙紀

IT業界は需要拡大により慢性的に人材が不足しているため、関連する資格があると有利になりやすい傾向にあるでしょう。

なかには未経験可の企業もありますが、プログラムやサーバーなど民間のベンダー資格や情報系の資格を持っていることが採用条件の企業も一定数あるようです。

また、資格取得の学習過程でITの基本的なスキルを習得できるため、入社後もスムーズに業務に入れるメリットもあります。ただし「転職に有利だからITスキルを上げる」ということより、「IT業界に転職したいのか?」「長く続けられそうか?」ということを最初にしっかり考えましょう。

3.日商簿記検定

日商簿記は、企業の経営に関わる活動を記録して整理し、財政状況や経営成績を把握する技能を証明する資格です。幅広い職種で活かせる資格ですが、特に経理事務を目指す方は取得することをおすすめします。

日商簿記検定は1~3・初級の4段階に分かれています。「簿記の資格を取りたいけれど、知識が全くない状態から勉強するのは不安」という方は、初級で基礎的な知識を身につけるところから始めるのも1つの方法です。3級は簿記の基礎知識、2級は経営管理に役立つ高度な知識を身につけられます。1級は、公認会計士や税理士を目指す人の登竜門ともいわれるようです。

経理事務として働いた場合の年収を見てみましょう。職業情報提供サイトjob tagの「経理事務」によると、年齢別年収データは以下のとおりです。

3.日商簿記検定の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 経理事務」

45~49歳・50~54歳ごろに平均年収が550万4,900円になっています。さらに高収入を得たいと考えている場合は、経理事務の仕事を続けて社内で昇進を目指したり、経理・財務の専門家になったりする道も検討してみましょう。

受験資格なし
合格率3級:30~40%
2級:20%前後
1級:10%前後
勉強時間の目安3級:100~150時間
2級:250~350時間
1級:500~1000時間
キャリアアップ社内で昇進する、もしくは公認会計士や税理士の資格を取り、経理・財務の専門家になる道がある

4.インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、お客さまの要望を聞きインテリアに関するアドバイスを行うほか、メーカーや建築士とお客さまの間に入り、家づくりの手伝いなどを行います。インテリアショップや工務店、家具メーカー、住宅メーカーへの就職を検討している方はインテリアコーディネーターの取得を目指してみましょう。

インテリアコーディネーターとして採用されやすい傾向があるのは、建築や空間デザインを学んでいる大学生や専門学生です。無資格の高卒者は選考で不利になる可能性も考えられるので、インテリアコーディネーターの資格を取ったりスクールに通ったりすることをおすすめします。

職業情報提供サイトjob tagの「インテリアコーディネーター」によると、厚生労働省・編職業分類「その他のデザイナー」の年齢別年収データは以下のとおりです。

4.インテリアコーディネーターの画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag インテリアコーディネーター」

平均年収のピークは50代後半ごろで、684万1,300円となっています。高収入を目指したい方は、インテリアコーディネーターの仕事を視野に入れるのも選択肢の1つです。

受験資格一次試験:なし
二次試験:過去3年以内に一次試験に合格している人
合格率一次試験:30%前後
二次試験:50%前後
勉強時間の目安一次試験・二次試験合わせて300時間程度
キャリアアップ独立して開業をしたり、建築の専門家になったりする道がある

5.ベビーシッター(JADP認定)

ベビーシッターは、保育に携わるスペシャリストとしての知識やスキルを証明する資格です。日本能力開発推進協会(JADP)が運営しています。
ベビーシッターとして働くのに、学歴や資格を求められることは少ないでしょう。そのため、無資格の高卒の方もベビーシッターになれますが、信用できる情報がなければ依頼を得るのは難しいのが現実です。客観的にベビーシッターとしての能力を証明するために、資格が役立ちます。

JADPのほかにも、「公益社団法人全国保育サービス協会」が運営する「ベビーシッター認定資格試験」という資格もあるようです。受験には、指定の研修を受講して修了証を有していなければなりません。ベビーシッターとして信頼度を高めたい方は、資格の取得をおすすめします。

職業情報提供サイトjob tagの「ベビーシッター」によると、厚生労働省・編職業分類「その他の家庭生活支援サービスの職業」の年齢別年収データは以下のとおりです。

5.ベビーシッター(JADP認定)の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag ベビーシッター」

20代前半では300万円ほどですが、40代後半~50代前半ごろには433万5,900円になっています。年齢が上がるにつれて年収は上がるものの、「さらに稼ぎたい」という方はフリーランスとして働いたり副業として選んだりするのも選択肢の1つです。

受験資格JADP指定の講座受講が必要。試験は、カリキュラム修了後に自宅にて行う
合格率80~90%
キャリアアップフリーランスとして活躍する道がある

6.調剤事務管理士技能認定試験

医療系の民間資格に興味がある高卒の方には、調剤事務管理士技能認定試験の受験がおすすめです。調剤薬局で働く事務員は、処方箋受付や保険請求分の調剤報酬明細書の作成、そのほかの事務作業を行い薬剤師をサポートします。未経験・無資格歓迎の求人もありますが、調剤薬局の事務員は専門性の高い仕事なので、資格があると就職・転職の際に評価されやすいでしょう。

調剤事務管理士技能認定試験は学科試験と実技試験に分かれています。試験は年6回実施されるので、好きなタイミングで受験が可能です。

職業情報提供サイトjob tagの「調剤薬局事務」によると、厚生労働省・編職業分類「調剤薬局事務員」の年齢別年収データは以下のとおりです。

6.調剤事務管理士技能認定試験の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 調剤薬局事務」

年収のピークは、55~59歳ごろの566万3,200円となっています。さらに高収入を得たいと考えている方は、調剤事務管理士や医療保険調剤報酬事務士など関連資格を取るのも選択肢の1つです。

受験資格なし
合格率60%前後
勉強時間の目安40~60時間
キャリアアップ調剤事務管理士や医療保険調剤報酬事務士などの資格を取り、より高度な業務に携わる道がある

7.医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

「医療事務技能審査試験」とは、医療事務の基礎的な知識・スキルを確かめる試験です。医療事務の仕事自体は資格が必須ではなく、無資格の方も働けます。しかし、未経験や無資格者の求人は倍率が高くなるため、資格を取得しておいたほうが就職で有利に働くでしょう。

医療事務の知識があれば、病院や診療所に就職しやすくなります。そのほか、歯科や美容クリニック、調剤薬局など、幅広い施設で需要のある仕事です。医療事務の仕事内容については、「医療事務に高卒からなるには?求人選びのコツや役立つ資格もご紹介!」のコラムで詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

「医療事務技能審査試験」の試験内容は、学科と実技です。学科試験では、医療制度や医事業務などに関する問題が出題されます。実技試験を突破するには、窓口・電話対応や、カルテとレセプトの正誤チェックの技術が必要です。受験資格は不問なので、高卒の方も試験を受けられます。専門学校に行かなくても独学で取れる民間資格なので、興味がある方はチャレンジしてみてください。

職業情報提供サイトjob tagの「医療事務」によると、厚生労働省・編職業分類「医療事務員(調剤薬局を除く)」の年齢別年収データは以下のとおりです。

7.医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 調剤薬局事務」

「調剤事務管理士技能認定試験」と同じく、年収のピークは55~59歳ごろの566万3,200円となっています。「診療報酬請求事務能力認定試験」といった関連資格を取得し専門性を極めれば、年収アップにつながる可能性があるでしょう。

受験資格なし
合格率70%前後
勉強時間の目安200時間程度
キャリアアップ診療報酬請求事務能力認定試験といった関連資格を取り、難易度の高い症例に対応したり、課長補佐として業務・経営の改善に取り組んだりする道がある

8.ネイリスト技能検定試験

美容系の仕事に興味がある方は、ネイリスト技能検定試験の取得がおすすめです。ネイリスト技能検定試験には1級・2級・3級があります。

ネイリストとして働くのに資格は必須ではありません。しかし、資格があれば選考の際に有利になる可能性があるため、ネイリストを目指している方は取得を検討してみましょう。

職業情報提供サイトjob tagの「ネイリスト」によると、厚生労働省・編職業分類「ネイリスト」の年齢別年収データは以下のとおりです。

8.ネイリスト技能検定試験の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag ネイリスト」

ネイリストの年収のピークは50~54歳ごろの395万5,700円となっています。さらに高収入を得たい場合は、店長として独立・開業する道を考えてみましょう。

受験資格3級:義務教育を修了していれば誰でも受験可能
2級:3級に受かっていれば受験可能
1級:2級に受かっていれば受験可能
合格率3級:80~90%
2級:50~60%
1級:50%前後
キャリアアップ店長として独立・開業する道がある

9.JNAジェルネイル技能検定試験

JNAジェルネイル技能検定は、お客さまが安心して施術を受けられるジェルネイルの知識と技術を持っていることを証明する資格です。
ジェルネイルとは、爪に直接ゲル状の樹脂を塗ってUVライトで固める施術方法のこと。仕上がりの美しさや軽いつけ心地によって高い人気を得ています。

JNAジェルネイル検定には初級・中級・上級があり、初級はネイルケアやジェルネイルに関する基本的な知識・スキルを問う問題が出題されるようです。中級・上級から受けることはできないため、まずは初級から受けましょう。

受験資格初級は受験資格なし
合格率初級:70%前後
中級:60%前後
上級:45%前後
勉強時間の目安初級:60時間程度
中級:60~120時間
上級:120時間以上
キャリアアップ店長として独立・開業する道がある

10.パーソナルトレーナー(NSCA認定)

パーソナルトレーナーは、性別や年齢、経験を問わず、幅広い層の人々に健康や体力に応じた適切なトレーニング指導を行える知識とスキルを持った人材であることを認定する資格です。トレーニング指導のスキルのほか、専門的な科学知識を持ち合わせていることも証明できるため、パーソナルトレーナーやフィットネスインストラクター、理学療法士などを目指したい方にもおすすめします。

受験資格受験資格はないが、「NSCA認定パーソナルトレーナー」の資格を取るにはNSCAの会員になる必要がある
合格率80%前後
勉強時間の目安40~180時間(事前知識がある場合とそうでない場合で幅がある)
キャリアアップフィットネスジムなどに所属する正社員以外に、業務委託やフリーランスとして働く道がある

11.TOEIC

TOEICは、日常生活や仕事における英語のコミュニケーション能力を測定する世界共通のテストです。聞く・読む能力を測定する「Listening & Reading Test」、話す・書く力を測定する「Speaking & Writing Tests」、話す力を測定する「Speaking Test」で構成されています。

TOEICに合否や等級はなく、スコアで評価されるのが特徴です。一般的に就活でアピールできるのは600点からとされているため、スタートラインとして600点を目指してみましょう。英語を使用する仕事に就きたい方は、TOEICで高得点を取っておくと就職で有利になる可能性もあるでしょう。
TOEICで高スコアを取ることが高収入につながるわけではないものの、翻訳・通訳や中学・高校英語教師など高スコアを取っている人にしか就けない仕事もあります。

翻訳の仕事に就いた場合の平均年収を見てみましょう。職業情報提供サイトjob tagの「翻訳者」によると、厚生労働省・編職業分類「翻訳家」の年齢別年収データは以下のとおりです。

11.TOEICの画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 翻訳者」

55~59歳ごろがピークで806万2,700円になっています。20代から右肩上がりになっているため、高収入を目指している方にはおすすめの仕事といえるでしょう。

受験資格なし
点数ごとの取得率900点以上:3~4%程度
800点以上:13~16%程度
700点以上:30%程度
勉強時間の目安100点上げるためには200~300時間が必要といわれている

12.登録販売者試験

登録販売者は、薬剤師不足を補うために創設された公的資格です。公的資格とは国家資格に準ずる民間資格のことで、登録販売者試験は各都道府県が実施しています。もともとは薬剤師がいなければ薬の販売が禁止されていましたが、法改正により登録販売者がいれば第2類・第3類医薬品の販売が可能になりました。そのため、市販薬を扱う薬局やドラッグストアでは、登録販売者の資格を持つ人材は重宝されやすいでしょう。

大学の薬学部を卒業しなければ取得できない「薬剤師」と違い、登録販売者試験に受験資格はなく、高卒から取得を目指せます。キャリアアップや高収入につながる資格なので、取得して損はないでしょう。ドラッグストア勤務を検討している方は、登録販売者試験の受験をおすすめします。

職業情報提供サイトjob tagの「医薬品販売/登録販売者」によると、厚生労働省・編職業分類「医薬品販売店員」の年齢別年収データは以下のとおりです。

12.登録販売者試験の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag 医薬品販売/登録販売者」

年収の伸びは小さめで、45~49歳ごろの409万6,400円がピークとなっています。登録販売者から店舗管理者やスーパーバイザーなどを目指す道もあるため、さらに高収入を得たい方はそのようなキャリアパスも考えてみましょう。

受験資格なし
合格率40~50%
勉強時間の目安250~400時間
キャリアアップ店舗管理者やスーパーバイザーなどを目指す道がある

医薬品業界に興味がある方は、「医薬品業界の仕事とは?将来性やメリット・デメリットもご紹介」のコラムをぜひご一読ください。代表的な仕事だけでなく将来性や今後の動向についても解説しているので、業界に対する理解が深まるでしょう。

13.すし検定

寿司職人になるのに必須の資格はありませんが、「すし検定」という検定があるようです。すし検定は、1〜3級があり、主にオンラインでの実技・筆記試験が行われます。

寿司職人を目指している人は、すし検定を持っておくのもおすすめです。しかし就職するお店によっては、すし検定を持っているかに関係なく、職人になるまでに長い修行を要する場合もあるため、その旨を理解しておくことが必要といえます。

職業情報提供サイトjob tagの「すし職人」によると、厚生労働省・編職業分類「日本料理調理人」の年齢別年収データは以下のとおりです。

13.すし検定の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag すし職人」

年収の伸びは小さめで、50~54歳ごろの404万200円がピークとなっています。ただし、このデータはあくまでも「日本料理調理人」に対応するものなので、参考程度に考えてみてください。

受験資格なし
合格率3級:80%前後
2級:60~70%前後
1級:20%前後
キャリアアップ独立する道がある

14.あんまマッサージ指圧師

あんまマッサージ指圧師は、体の痛みやこりなどの症状がある人たちに対して、主に手や指を用いて押し・揉み・叩きなど力学的な刺激を身体に与える指圧・マッサージにより身体のこりをほぐし、血行を良くする仕事です。また、脊椎のゆがみを矯正することにより、症状の緩和・改善、体力回復、健康増進を図ります。

職業情報提供サイトjob tagの「あんまマッサージ指圧師」によると、厚生労働省・編職業分類「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師」の年齢別年収データは以下のようになっています。

14.あんまマッサージ指圧師の画像

引用:厚生労働省「職業情報提供サイトjob tag あんまマッサージ指圧師 賃金分布(グラフ)※全国のみ」

年収のピークは、50~54歳ごろの554万9,600円であることが分かるでしょう。「高収入」の基準は人によって変わるものの、「1,000万円以上稼ぎたい」といった願望がある方には向いていない可能性があります。

受験資格高校を卒業後、文部科学大臣または厚生労働大臣が指定する学校・養成施設(大学、短期大学、専門学校など)で3年以上学ぶ必要がある
合格率80~90%
勉強時間の目安2,860時間(養成施設で3年間学ぶ場合)
キャリアアップ経験を積んだのちに独立・開業する人もいれば、嘱託職員(ヘルスキーパー)として働く人もいる

警察官や消防士などの公務員になる道もある

高卒から警察官や消防士などの公務員になる道もあります。警察官や消防士などの公務員試験は、要件を満たしていれば高卒の方も受験が可能です。採用試験合格後に学校へ入り、研修や訓練を受けて、卒業後に現場へ配属されます。

高卒から公務員を目指したい人は、「高卒者が公務員になる方法とは?大卒との年収差や後悔しない試験対策も紹介」のコラムで仕事内容や公務員の目指し方を詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

武田 さゆり

武田 さゆり

資格を活かせる仕事探しは、求人情報検索サイトで資格名を入力してキーワード検索するほか、資格関連団体のウェブサイトや業界団体主催の就職イベントなどを活用してみましょう。ハローワークや民間職業紹介会社に相談し、求人情報の紹介を受ける方法もあります。

ただし、資格を活かせる仕事は、応募条件で資格が必須ではない場合もあります。まずは、職務内容やスキル要件を確認しましょう。自分の強みをアピールできるように準備しながら、将来的なキャリアアップにつながる職場を選ぶ視点をもつことが大切です。

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高卒から独学で資格を取れる?

高卒から独学で資格を取れる?の画像

高卒で取れる国家資格・民間資格のなかには、独学で勉強して取得できるものもあります。独学なら学習費用を抑えられるので、経済的な理由で資格取得をあきらめる必要はありません。「毎日△時間」のように決めて学習時間を確保し、参考書や過去問題集を活用して勉強に取り組みましょう。動画配信サイトや学習アプリを利用して、繰り返し動画を視聴したり、問題を解いたりするのもおすすめです。

職種によっては、社会人になってから資格取得を目指す場合もあるため、学習習慣を身につけることは社会に出てからも役立ちます。勉強時間を確保する方法は「社会人が勉強時間を確保するには?意識したいポイントなどもあわせて解説」のコラムで紹介しているので、ぜひご覧ください。

資格を取るには、独学と予備校どちらのほうが良いでしょうか?

ハタラくん

武田 さゆり

武田 さゆり

目標や状況に応じて独学と予備校を使い分けよう

資格を取る際に、独学と予備校のどちらが適しているかは、目指す資格の難易度や自身の学習スタイル、生活環境によって異なります。

独学は費用を抑えられる点が魅力です。比較的難易度が低い資格や参考書や問題集が充実している資格であれば、独学でも十分合格を目指せるでしょう。一方で、自己管理能力や計画性が求められます。

予備校は費用がかかるものの、プロの講師による指導や体系的なカリキュラム、仲間との学習環境が得られるため、難易度の高い資格や専門性の高い資格を目指す場合に有効です。また、独学では理解が難しい分野や、モチベーションの維持が課題となる場合にも予備校が役立ちます。試験対策のノウハウや最新の情報を得られる点もメリットです。

どちらを選ぶにせよ、まずは自分の目標や状況を整理し、必要な学習時間やサポートを考慮して選択することが大切です。場合によっては、独学と予備校を組み合わせる方法も効果的です。

効率的に資格を取りたいなら予備校や講座の利用もあり

経済的に余裕があるなら、予備校や通信講座を利用するのも選択肢の1つです。予備校や通信講座は資格取得のために必要なカリキュラムが組まれているため、効率良く勉強を進めていけます。「独学では不安」「一人では勉強がはかどりにくい」などの場合は、予備校や通信講座の利用も検討してみてください。

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資格以外に知っておきたい高卒の就活事情

ここでは、知っておくのが望ましい高卒の就活事情を紹介します。「高卒で就職・転職活動をするときは何から始めたらいい?」「高卒の就職・転職活動は何に注意したらいい?」などと不安に感じている方は、ぜひご覧ください。

高卒からの就活基礎知識

高卒からの就活基礎知識として覚えておきたいポイントは、履歴書の書き方と面接時のアピール方法です。以下で解説するので、就職・転職活動を考えている方はチェックしてみましょう。

履歴書は中学卒業から書く

履歴書の学歴欄は、中学校卒業から書きましょう。「小学校から書いたほうが良いのでは」と思う方もいるかもしれませんが、小学校の学歴は就職に大きく関わるものではないため、記載が不要です。

履歴書の書き方を詳しく知りたい方は、「履歴書の書き方!【見本付き】職歴・学歴・志望動機などの作成方法を解説」のコラムを併せてご一読ください。履歴書の見本を載せているので、参考にしながら書くことができます。

面接は就職意欲と強みをアピールする

就職・転職活動では、大卒者や社会人も同じ求人に応募してくる可能性があるため、アピール内容が重要になります。そのためには、企業研究と自己分析を徹底的に行い、応募先企業で自分の強みやスキルがどのように活かせるかをアピールできるようにする必要があります。

企業研究と自己分析の方法について知りたい方は、「企業選びの軸はどう見つける?人柄や社風から探すべき?例文も紹介」と「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムをご一読ください。

高卒者が不安になりやすいポイント

高卒の就職・転職活動で不安になりやすいポイントに、「将来性」が挙げられます。高卒の方は、正社員にはなれるものの、大卒と比べると給与や生涯賃金などが低いのではないかと不安になる方もいるようです。たしかに、高卒者は大卒者と比べて給与が低い傾向にあります。しかし、高卒だからといって必ずしも生涯賃金が低いとは限りません。
高卒者のなかには資格を取ったりスキルを磨いたりして高収入を得ている人もいるため、学歴をコンプレックスに思わずさまざまなことに挑戦していくのが重要といえます。

仕事をするうえで給与を重視する方には、「高収入の仕事ランキング!無資格・未経験から年収アップを目指す方法を解説」のコラムがおすすめです。おすすめの資格も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

高卒で就職するメリット・デメリット

高卒で就職するメリットとして、若いうちから社会人経験を積める点が挙げられるでしょう。社会人経験が長いと、その分多くの仕事を経験できます。同年代の大卒が入社するころには、ある程度の経験を積んで昇進している可能性もあるでしょう。

一方デメリットは、大卒以上を募集している求人に応募ができず、選択肢の幅が狭まるケースがあることです。しかし、そのような求人があっても、高卒から受け入れている企業で業務経験を積んだのちに転職する方法もあります。高卒から転職を検討する際は、将来のキャリアを考慮したうえで、どの選択が自分の目標に近づけるものなのかを見極めることが重要です。

「資格を活かせる仕事を知りたい」「高卒から応募できる求人を紹介してほしい」という方は、ハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは若年層向けの就職・転職エージェントで、学歴や経歴が問われない求人を多数取り扱っています。一人ひとりに合った求人の紹介だけでなく、応募書類の添削や面接対策など幅広くサポート。自分に合う仕事が分からない人に向けた、所要時間1分程度でできる適職診断もご用意しています。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。

武田 さゆり

武田 さゆり

高卒者がエージェントを活用する際の効果的な3つのポイント

高卒の方がエージェントを活用する際の重要なポイントをお伝えします。
まず、高卒採用に対応しているエージェントを選ぶのがおすすめです。たとえば、ハタラクティブなど、高卒採用に強みを持つエージェントを利用することで、より多くの求人情報にアクセスできます。

エージェントを効果的に活用するポイントは、以下の3つです。

【1】複数のエージェントを併用する
各エージェントで取り扱う求人が異なるため、複数社の利用を検討しましょう。ただし、利用するエージェントが多過ぎると管理が大変になるので、注意が必要です。

【2】保有資格や希望条件を明確に伝える
資格を活かせる求人や、自分の希望に合った求人を紹介してもらうために、キャリアアドバイザーにしっかりと経歴・スキルや希望する条件を共有しましょう。

【3】面談での質問を準備する
キャリアアドバイザーとの面談では、業界の最新動向や企業の採用傾向など、積極的に質問することで有益な情報を得られるでしょう。

エージェントは求人紹介にとどまらず、履歴書の添削や面接対策なども提供しています。これらのサービスも積極的に活用するのがおすすめです。

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「高卒でも取れる資格」に関するよくある質問

ここでは、「高卒者の資格」についてよくある質問をご紹介します。

高卒からの就職には資格があったほうが有利ですか?

一般的に、有資格者は無資格者に比べて優遇される傾向にあります。特に、業務に活かせる資格を持っている場合は、採用される可能性が上がるでしょう。また、就職後に資格手当がついたりキャリアアップしやすかったりするなどのメリットもあります。

就職に向けて資格を取得するべきか悩んでいる方は、このコラムの「高卒から取れる国家資格16選」「高卒から取れる民間資格14選」をご一読ください。

高卒でも取得できる女性におすすめな資格は?

結婚や出産、子育てなどライフスタイルの変化を視野に入れた資格を選ぶのもおすすめです。たとえば、保育士や介護職は職場に女性が多い傾向にあるため、産休・育休の理解を得やすいでしょう。また、医療事務や登録販売者は全国に病院やドラッグストアがあり、地域を問わず就職しやすい傾向があります。
これらの仕事では有資格者や経験者が重宝されやすく、職場復帰しやすいでしょう。

女性におすすめの資格については、「手に職をつけたい女性におすすめの仕事一覧!就職や転職のコツもご紹介」のコラムでもご紹介しています。

資格のない高卒でも正社員になれる?

業種・職種や希望条件などを絞り過ぎなければ、なれます。無資格の高卒者が正社員を目指すなら、営業職や介護職など学歴不問・未経験者歓迎の求人が多い仕事を中心に探してみましょう。

若年層に特化した就職・転職エージェントのハタラクティブでは、正社員就職の支援を行っています。求人紹介から入社後のフォローまでマンツーマンでサポートするので、お気軽にご相談ください。

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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績
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