- 「ハタラクティブ」トップ
- 記事トップ
- 「経歴別」の記事一覧
- 「ニート」についての記事一覧
- 「無職」についての記事一覧
- 無職のまま働きたくない人が就職を目指すべき理由やおすすめの仕事を紹介!
無職のまま働きたくない人が就職を目指すべき理由やおすすめの仕事を紹介!
この記事のまとめ
- 無職で働きたくないまま生活を続けると、将来は引きこもりになる恐れがある
- 無職で働きたくないときは生活リズムを整えて、叶えたい夢や目標をイメージしてみる
- 無職から正社員になると雇用や収入が安定するため、ライフプランを実現しやすい
- 仕事を探すときは、人手不足の業界や未経験者歓迎の求人に注目するのがおすすめ
- 無職で働きたくない状態から正社員を目指すならエージェントの活用を検討しよう
無職の方のなかには、「働きたくないけれど将来が心配」と不安を抱える方もいるでしょう。無職のまま生活を続けると引きこもりになるリスクがあるため、将来を考えて一歩踏み出すことが大切です。早めの行動により、就活が成功する可能性は高まるでしょう。
このコラムでは、無職のまま過ごした場合のリスクやおすすめの仕事を紹介します。就職活動のやり方も解説しているので、無職で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう
性格でわかる
私の適職診断
無職で働きたくないままだとどうなる?
「働きたくない」と考えて無職のまま過ごしていくと、就職するタイミングが遠ざかり、将来的に引きこもりになる恐れがあります。また、今は無職の状態で生活を送れていても、資金が尽きたり支援してもらえなくなったりする可能性があるので注意が必要です。働きたくないのなら、無職のまま過ごすことで、将来どのようなリスクが起こり得るのか把握しておきましょう。以下で起こり得るリスクを3つ解説していきます。
引きこもりになる恐れがある
無職のまま過ごすと、社会との関わりが希薄になって引きこもりになる恐れがあるため注意が必要です。たとえば、部屋から出ないようになると、積極的に外出しようと思う気持ちが芽生えず、次第に引きこもりやすくなる可能性があります。
また、引きこもりになると働くことに対して前向きな気持ちになりにくく、就職のタイミングは遠ざかっていくでしょう。将来を考えるなら、無職から就職を目指して早めに行動を始めることが大切です。
「ニートの末路とは?抜け出す方法や就活を成功させるポイントも解説」のコラムでは、ニートを続けた場合に将来起こり得るリスクや就活を成功させるポイントの解説をしています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
資金が尽きて生活が苦しくなる
暮らしていくためには生活資金が欠かせません。今は問題なく生活を送れていても、無職のままだと基本的には収入を得られないので、将来的に生活資金が尽きて苦しくなる恐れがあるでしょう。また、実家暮らしで家族が支援してくれている場合も、無職で年齢を重ねるごとに両親も高齢化するため、主な収入が給料から年金に変わっていきます。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「『就職氷河期世代』の全体像を把握する-平成29年版『就業構造基本調査』の二次分析から-」では、無職の高齢化による世帯収入の影響について調査を行いました。
グラフでは無職が35歳以降になると世帯主の収入は年金・恩給の割合が増加しています。世帯主が高齢化していくと年金収入の世帯は、少ない収入で生活していると分かるでしょう。無職で過ごすことにより、将来的に生活が苦しくなる可能性があると理解する必要があります。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
問題提起「就職氷河期世代」の全体像を把握する-平成29年版「就業構造基本調査」の二次分析から-
ネガティブな気持ちになりやすい
将来のことを考えたときに、「このままで大丈夫だろうか?」と不安な気持ちになり、精神的に落ち込みやすくなる場合があります。また、周囲は働いているのに、自分だけ無職で過ごしていることに対して焦ったり、劣等感を覚えたりする可能性もあるでしょう。
ネガティブな気持ちになると、心身ともにストレスを抱えてしまいます。将来に不安を抱くなら、就職を目指して早めに行動を始めましょう。
年齢を重ねると就職が難しくなる
一般的に年齢を重ねていくと、就職のハードルは上がる傾向にあります。たとえば、新卒や20代前半の就職活動ではポテンシャルが評価されやすいものの、20代後半や30代になるとこれまでの実績や経験など、即戦力としてのスキルが求められるようになるでしょう。
今は「働きたくない」と思っていても、この先「働こう」と考えが変わって就職活動を始めたときには、思うように仕事が決まらない可能性があるので注意が必要です。就職活動はなるべく早いうちに始めることをおすすめします。
希望の条件で働けない場合がある
お伝えしているように、就職活動は年齢とともに経験や実績が重視されやすくなります。たとえば、挑戦してみたい仕事が20代のうちなら未経験から応募できるのに対し、30代以降になると経験者のみを募集する企業や求人もあるようです。自分が希望する条件に合っていても、経験者を募集している求人には応募が難しいでしょう。無職の期間が長くなると、就職活動を始めたときに応募できる求人の種類が限られる可能性があるので、早いうちから動き始めることが大切です。
なるべく空白期間は作らないことがおすすめ
無職として過ごすと、その間は空白期間(ブランク)となります。理由なく空白期間が長引くと、就職活動に影響を与えやすくなるでしょう。たとえば、就職活動を始めたときに、応募先の企業から「空白期間は何をして過ごしていたんだろう?」と疑問に思われる可能性があります。面接では空白期間に対して深く質問されたり、「働く意欲がないのでは?」と判断されたりする場合もあるでしょう。就職活動でマイナスの印象を与えかねないので、空白期間はなるべく作らないことをおすすめします。
働きたくない無職から正社員就職を目指すべき理由
無職から就職して働き始めると、毎月安定した収入を得られます。趣味にお金を使えたり、一人暮らしを始めたりするなど、自分の好きなように生活を送れるでしょう。また、貯金もできるため、ライフプランの実現に向けて行動しやすくなるメリットがあります。
ここでは、働きたくない無職から正社員就職を目指すべき理由の解説をするので、働くか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
雇用や収入が安定する
無職から正社員に就職すると、雇用や収入が安定します。正社員は「無期雇用契約」を結ぶため、会社の倒産や自身が何か問題を起こすことがない限り、基本的に雇用契約は解除されません。毎月安定した収入を得られるため、金銭面において不安を抱えずに済むでしょう。
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」では、年齢別に正社員と非正社員の賃金を調査しました。男女含めたそれぞれの賃金平均は以下のとおりです。
年齢 | 正社員 | 非正社員 |
---|---|---|
全年齢平均 | 34万8,600円 | 23万3,100円 |
~19歳 | 20万1,600円 | 17万9,400円 |
20~24歳 | 23万7,000円 | 19万7,300円 |
25~29歳 | 27万2,800円 | 21万9,600円 |
30~34歳 | 30万8,500円 | 22万1,900円 |
35~39歳 | 34万300円 | 22万1,600円 |
40~44歳 | 36万6,800円 | 22万2,600円 |
表を確認すると、正社員の賃金平均は非正社員より高いと分かるでしょう。年齢別に分けた場合も、正社員は年を重ねるごとに賃金が上がっているのに対し、非正社員は30歳を過ぎると上がり幅が落ち着いていると分かります。雇用と収入が安定しており、賃金もアップしやすいため、就職するなら正社員を目指すのがおすすめです。
参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
社会的信用がある
社会的信用を得やすくなるのは、無職から正社員になるメリットの一つです。たとえば、大きな買い物をする際にローンを組んで支払いをする場合があります。正社員は雇用や収入の安定から、支払い能力があると判断されるため、ローンの審査が通りやすくなるでしょう。クレジットカードを作るときも同様に、審査が通りやすくなります。
「趣味や自己投資したい」「海外旅行でさまざまな国を訪れてみたい」のように叶えたい夢や目標があるなら、実現に向けて正社員に就職することをおすすめします。
キャリアアップのチャンスがある
無職から正社員に就職して働くと、キャリアアップのチャンスに恵まれやすいでしょう。正社員は責任のある仕事を任せてもらえるため、幅広い業務を担当して経験を重ねながらキャリアを築いていけます。新しいプロジェクトに参加したり、チームのリーダーとして昇進したりすることも目指せるのは、正社員として就職する魅力といえるでしょう。
また、正社員で働くと、昇進・昇給による収入アップも期待できます。キャリアアップに向けたモチベーションをもちながら、正社員として経験を積んでいけるでしょう。
「正社員とは?メリット・デメリットやほかの雇用形態との働き方の違いを紹介」のコラムでは、正社員で働くメリットや目指す方法を紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
無職から就職に向けた4つのステップ
無職から就職するためには、生活リズムを整えて規則正しく暮らすことが大切です。生活リズムが乱れていると、体調を崩してしまう恐れがあるため気をつけましょう。また、働くうえで「これだけは避けたい」と思うポイントを明確にしておくと、就職活動で仕事や会社を選ぶ際に役立つ可能性があります。
ここでは、無職から就職に向けたステップを4つに分けて紹介していきます。
1.生活リズムを正す
規則正しい生活を心掛け、リズムを整えることから始めましょう。無職で過ごしていると生活リズムが乱れやすくなるため、夜遅くまで起きて日中に起床するなど、昼夜逆転で過ごしている場合があります。リズムが乱れると体調を崩しやすくなるため、早めに就寝して起床する朝型の生活スタイルに正しましょう。
また、職種や会社によるものの、就職後に働く時間帯は基本的に日中の時間帯です。リズムが乱れたまま働き始めると、仕事や体調に影響を及ぼす恐れがあります。不規則な生活を送っている場合は、日ごろから規則正しい生活を送る意識をしてみてください。
「昼夜逆転の治し方を詳しく解説!大人でも治せる?原因別の対処法をご紹介」のコラムでは、昼夜逆転生活の直し方や予防するための過ごし方を紹介しています。生活リズムを整えたいと考えているかたは、ぜひ参考にしてみてください。
2.身だしなみを整える
就職して働く場合、ビジネスマナーの一つとして清潔感が求められます。ビジネスシーンではTPOに合わせ、清潔感のある身だしなみに整えなければなりません。無職から就職活動を始める際は、髪型や爪の長さ、髭などの身だしなみを整えておきましょう。清潔感のある見た目を意識して、きれいな長さに整えることがポイントです。
なお、就職活動ではスーツや靴、バッグの準備が必要となります。スーツにシワがないか、靴やバッグに汚れはないか注意しつつ、清潔感のある身だしなみで就職活動に臨みましょう。
3.やりたくないことを洗い出してみる
無職から就職を目指す際は、仕事探しをするときに「やりたくないこと」を洗い出してみましょう。やりたくないことを明確にしておかないと、就職してから仕事に違和感を覚える可能性があります。「土日祝は働きたくない」「個人で進める仕事はしたくない」のように、自分のやりたくないと思うことをすべて洗い出しておくのがポイントです。やりたくないことを洗い出しておくと、自分に合った仕事に出会いやすくなるでしょう。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025」では、18~29歳の正社員とフリーターを対象に、仕事選びで最も重視していることを調査しました。調査結果は以下のとおりです。
順位 | 正社員 | フリーター |
---|---|---|
1位 | 希望する仕事内容かどうか(31.9%) | 希望する仕事内容かどうか(31.6%) |
2位 | 理想的な勤務時間や休日数か(12.7%) | 希望する収入が得られるか(20.0%) |
3位 | 希望の労働時間で働けるか(12.3%) | 理想的な勤務時間や休日数か(7.7%) |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2025『2-6. 仕事選びで最も重視していること(p.24)』」
正社員とフリーターのどちらも、仕事選びで重視していることの1位は「希望する仕事内容かどうか」でした。希望する内容に合わず、やりたくない仕事やポイントがあると、働き始めてから違和感を覚えたりギャップを感じたりする場合があります。
就職活動に向けてやりたくないことを洗い出して、仕事選びで重視するポイントを見つけておきましょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
4.ライフプランをイメージする
無職から就職に向けて行動を始める際は、ライフプランのイメージをしてみましょう。ライフプランとは、将来の夢や目標の達成に向けて、資金面を含めたうえで計画することを指します。たとえば、「30歳までに海外旅行をして世界遺産を見たい」「稼いだお金を貯めて、40代でマンションを購入したい」のように、自分のライフプランをイメージしてみてください。
ライフプランをイメージすることで、将来の目標が明確になります。「いつまでに」「何をすべきか」など、目標に向けてやるべき内容が見えてくるため、働くことに対するモチベーションが自然とアップするでしょう。
女性の場合は結婚や出産などのイベントも考慮しておく
今は予定がなくても、今後結婚や出産のライフイベントを迎える可能性があります。たとえば出産する場合、「一時的に会社を休む」「子育てをしながら時短勤務する」のように、ライフイベントに合わせて働き方が変わってくるでしょう。福利厚生や子育てをしながら働きやすい環境が整っている会社は、ライフイベントを迎えた場合も働きやすいと考えられます。無職から就職を目指す場合は、将来のライフイベントも考慮しておくと、働き方や企業選びをする際に役立つでしょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
無職から就職活動を始める基本的な流れ
1.自己分析を行う
自己分析とは、自分の適性を知るために経験や思考を深掘りする方法を指します。長所や短所、大切にしている価値観などが分かるので、自己分析を行ったあとは自分に対する理解が深まるでしょう。たとえば、「人とコミュニケーションを取るのが好き」「トレンドに敏感で、SNSを利用して情報収集するのが得意」のように、自分の強みや好きなことが自己分析によって分かります。自分の個性や特徴を理解できるので、就職活動で自己アピールする際に役立つでしょう。
なお、自己分析をするときは、時系列ごとにエピソードを深掘りするのがおすすめです。高校時代・大学時代などに分けて振り返りをしましょう。「高校時代はバスケ部に所属していた。入部した同級生が多かったので、レギュラーになるため部活後は毎日2時間の自主練習を行った。練習の成果が実り、3年生のときにレギュラーとして地区の大会に出場できた」のように、なるべく内容を深掘りしながら自己分析をしてみてください。
「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムでは、自己分析を行うメリットや一人で分析するのが難しいと感じたときの対処法について解説しています。詳しく知りたい方は、こちらのコラムもぜひご覧ください。
2.情報収集する
幅広い業界や企業の情報収集を徹底し、就職活動に向けて理解を深めておきましょう。情報収集をすると、客観的な視点をもって企業の比較ができるようになります。また、業界や職業に対する理解が深まるので、自分の適性に合った仕事を見つけやすくなるでしょう。情報収集を徹底して行うことで、「△△の仕事はパソコンスキルが必要」「□□企業は事業の拡大にともない、積極的に若年層の採用を行っている」のように、求められるスキルや企業ごとの特徴などが分かります。
なお、業界や企業について調べるときは、業界の動向が分かる「業界地図」や企業の概要が分かる「会社四季報」を活用すると理解が深まり、仕事選びの際に役立つでしょう。ほかには、インターネットを活用し、企業のWebサイトにアクセスして企業理念や事業内容などを確認する方法もあります。自分に合った方法を見つけて情報収集を徹底しましょう。
3.求人を探す
自己分析や情報が終わったら、希望の条件をもとに求人を探してみましょう。条件を絞らずに探すと、自分の適性に合わないミスマッチした求人に応募する恐れがあるので注意が必要です。求人を探す際の希望条件の例は以下のとおりです。
- ・勤務地
- ・業界
- ・職種
- ・給料
- ・休日
無職から就職する際に譲れない希望の条件をいくつか出してみましょう。希望の条件を出したら、「一番大切なのは勤務地、その次は給料」のように、優先順位をつけてみてください。優先順位をつけることで、希望の求人を探しやすくなるだけでなく、同じ職種の求人を見つけた場合に比較する際も役立つでしょう。
4.履歴書を準備する
希望の求人を見つけたあとは、応募に向けて履歴書を準備します。履歴書の種類は、JIS規格や一般用を選ぶのがおすすめです。「学歴・職歴」の欄が少ないものや、「志望動機」「趣味・特技」のスペース欄が多いものなど、履歴書の種類によって仕様が異なります。履歴書に誤字脱字がないよう、よく確認しながら記入していきましょう。
企業から履歴書について指定がなければ、パソコンを使用して作成したりWebでダウンロードしたりする履歴書も使えます。手書きの場合と比べて編集しやすいため、時間を有効に使いながら就職活動を進められるでしょう。
「就活の履歴書の選び方は?書き方の基本や気をつけたいことを解説」のコラムでは、履歴書を選ぶときのポイントや基本的な書き方について解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
5.面接対策を行う
無職から就職の成功に向けて、入念な面接対策を行いましょう。面接本番は緊張しやすいため、焦ったり分からなくなったりしないよう、練習を重ねることが大切です。入退室の仕方や面接官に対する受け答えの仕方など、面接におけるマナーを把握しておきましょう。
また、面接対策として質問内容を想定しておき、回答する内容はあらかじめ考えておくのがポイントです。面接で聞かれやすい質問の例に以下の種類があります。
- ・自己紹介をお願いします
- ・当社を志望した理由は何ですか?
- ・自己PRをしてください
- ・長所や短所を教えてください
- ・当社でどのような仕事をしたいですか?
あらかじめ回答する内容を考えて練習しておくことで、心に余裕が生まれやすくなるでしょう。面接本番にできるだけ焦らないよう、当日をイメージしながら何度も練習しておくと安心です。
「面接対策のやり方は?押さえておきたいポイントと注意点を解説」のコラムでは、面接対策で押さえておきたいポイントや気を付けることについて解説しています。面接対策のやり方を詳しく知りたい方は、あわせてご一読ください。
無職から就職を目指す際におすすめの仕事10選
無職から就職を目指すなら、自分の適性や価値観に合った仕事を探すことが大切です。「デスクワークがメイン」や「現場で働く」など、仕事内容と特徴は職種によって異なります。職種ごとの特徴を理解すると、自分に合った仕事が選びやすくなるでしょう。
ここでは、就職を検討している方に向けて、無職から目指せる仕事の例を紹介していきます。どのような仕事があるのか把握し、就職活動を進める際の参考にしてみてください。
1.警備員
警備員とは、オフィスビルや商業施設、病院、学校、イベント会場などで警備を行う職業です。施設を巡回して、不法侵入者や不審物がないか確認を行い、犯罪および事故の発生を未然に防いで人々の安全を守ります。
警備員は経歴を問わず、未経験者を歓迎している傾向にあるため、無職から挑戦しやすい仕事といえるでしょう。なお、警備員は入社後に警備業法で定める20時間以上の新任教育や、会社が行っているOJTや研修を受けます。警備に関する知識や実践的な技能を身につけてから、実際の現場に配属されるようです。
平均年収 | 376.1万円 |
求められるスキル | ・責任感 ・判断力 ・行動力 |
参照:職業情報提供サイト(job tag)「施設警備員」
2.清掃員
清掃員とは、オフィスビルや病院などの施設において掃除を行う職業を指します。施設内の床や窓、トイレ、玄関、階段の掃除を行いきれいに保つ仕事です。仕事の仕方は現場によってさまざまで、一人で担当したりチーム制で担当したりする場合があります。
未経験から挑戦できるため、無職から就職を目指す際におすすめの職業です。掃除をしてきれいになった様子や、施設を快適に利用する人たちの姿を実際に見られるので、仕事にやりがいを感じながら働けるでしょう。
平均年収 | 278.4万円 |
求められるスキル | ・几帳面さ ・協調性 ・一定の体力 |
参照:職業情報提供サイト(job tag)「ビル清掃」
「清掃業の仕事内容とは?メリット・デメリットと向いている人の特徴もご紹介」のコラムでは、清掃の仕事をするやりがいと魅力を紹介しています。清掃業の仕事が気になる方は、こちらもあわせてご覧ください。
3.工場スタッフ
工場スタッフとは、工場で搬入や製品の組み立て、梱包、検査などを行う仕事を指します。作業内容は工場によって異なるのが特徴です。単純作業を繰り返す傾向にあるため、コツコツと集中しながら仕事に取り組みたい方に向いているでしょう。
工場スタッフは未経験から挑戦できる仕事として挙げられます。無職から就職を目指しやすく、未経験の場合も業務をこなしながら仕事を覚えていけるでしょう。
平均年収 | 340.1万円 |
求められるスキル | ・仕事を的確にこなす正確さ ・集中力 ・一定の体力 |
参照:職業情報提供サイト(job tag)「工場労務作業員」
4.トラック運転手
トラック運転手とは、目的地に向かって指定の日時までにトラックで荷物を運ぶ職業です。トラックには「大型・中型・小型」の種類があり、大きさや用途によって輸送距離が異なります。近年はインターネット通販による影響で物流のニーズが高まり、トラック運転手の人材確保が課題になっているようです。
未経験から挑戦しやすく、「資格取得支援制度」を設けて免許の取得を支援している企業もあります。無職で免許を保有していない場合も、トラック運転手を目指しやすいでしょう。
平均年収 | 485.3万円 |
求められるスキル | ・責任感 ・集中力 ・一定の体力 |
参照:職業情報提供サイト(job tag)「トラック運転手」
5.コールセンター
コールセンターの仕事は、オペレーターとして電話対応を行う職業です。お客さまからの問い合わせ対応や商品の受注などを行うインバウンド業務と、勧誘やアンケート調査などを行うアウトバンド業務があります。企業によって業務が異なるため、気になる方は求人票の内容を確認してみてください。
コールセンターは学歴や経歴を問われないため、無職から挑戦しやすいでしょう。入社後にオペレーター業務で経験を重ねていくと、将来的に管理者であるスーパーバイザーを目指すこともできます。
平均年収 | 367万円 |
求められるスキル | ・コミュニケーションスキル ・傾聴力 ・丁寧な言葉遣い |
参照:職業情報提供サイト(job tag)「コールセンターオペレーター」
6.販売員
販売員とは、お客さまに商品やサービスの販売を行う職業を指します。店舗で販売や取り扱いを行う商品は、企業によってさまざまなのが特徴です。学歴や経歴などを問われにくく、無職から挑戦しやすい職業といえるでしょう。
商品の提案やレジ対応、在庫管理など、販売員の仕事内容は多岐にわたります。お客さまから「ありがとう」と感謝の言葉を掛けてもらえる場合があり、仕事にやりがいを感じながら働けるでしょう。
平均年収 | 361万円 |
求められるスキル | ・コミュニケーションスキル ・丁寧な言葉遣いやマナー ・柔軟な対応 |
参照:職業情報提供サイト(job tag)「衣料品販売」「デパート店員」
7.データ入力
データ入力とは、パソコンを使用して文字や数値を入力していく仕事です。請求書や調査データ、申込書など、さまざまなデータを入力していきます。経験を積むとデータ入力だけでなく、入力されたデータの検査や確認も行うようです。
データ入力の仕事は未経験から挑戦できます。しかし、会社によってはブラインドタッチやプログラミングスキルを求められる場合もあるでしょう。無職から目指す際は、ブラインドタッチを身につけて、プログラミングの勉強をしておくと安心です。
平均年収 | 341.9万円 |
求められるスキル | ・仕事を的確にこなす正確さ ・集中力 ・キーボード入力の速さ |
参照:職業情報提供サイト(job tag)「データ入力」
「データ入力の仕事内容とは?役立つスキルや正社員求人の有無を解説」のコラムでは、データ入力の仕事内容を正確にこなすコツや役立つスキルについて解説しています。気になる方は参考としてご一読ください。
8.一般事務
一般事務とは、バックオフィスとして周囲をサポートする職業です。パソコンを使用してデータ入力や書類作成、電話対応、メール対応、来客対応、郵便物の仕分け、備品管理などを行います。業務内容は多岐にわたるものの、仕事がルーティン化されているため、やり方を覚えれば自分のペースで取り組みやすいでしょう。
一般事務は未経験から目指せるため、無職の場合も挑戦しやすい職業として挙げられます。また、一般事務は残業が発生しにくく、終業後や休日にプライベートの時間を確保しやすいのも魅力です。ワークライフバランスを重視している方に向いているでしょう。
平均年収 | 510.9万円 |
求められるスキル | ・パソコンスキル ・コミュニケーションスキル ・ビジネスマナー |
参照:職業情報提供サイト(job tag)「一般事務」
9.IT系の技術職
IT系の技術職とは、企業のシステム開発や運用、保守などを行う職業です。仕事内容によっては自社だけでなく、他社の受注を受けて対応する場合もあります。就業場所は自社や客先企業など、仕事内容によって異なるのが特徴です。
仕事ではITに関する知識やスキルを求められるものの、未経験の場合も挑戦できます。無職から就職を目指す際は、「ITパスポート」や「基本情報技術者」などの資格取得がおすすめです。ITに関する基礎知識を身につけられるだけでなく、就職活動や実際の業務で役立つ可能性があるでしょう。
平均年収 | 557.6万円 |
求められるスキル | ・ITに関する専門的な知識やスキル ・ITリテラシー ・パソコンスキル |
参照:職業情報提供サイト(job tag)「プログラマー」
10.公務員(行政事務)
公務員(行政事務)とは、県庁や市役所などの地方自治体が管轄する施設で働く仕事です。地域住民が安心して生活できるように、行政事務の仕事をとおして貢献していきます。各種証明書の発行や補助金・助成金の申請受付、地域住民の相談対応など、幅広い業務を担当するのが特徴です。
公務員は無職から就職を目指せます。ただし、公務員になるためには各都道府県が実施している「地方公務員採用試験」への合格が必要です。公務員試験は、「教養・専門・論文」で構成されている筆記試験と面接が実施されます。公務員を目指す方は、学習のスケジュールを立てながら、入念な試験対策を行いましょう。
平均年収 | 478.3万円 |
求められるスキル | ・コミュニケーションスキル ・奉仕の精神 ・誠実さ |
参照:職業情報提供サイト(job tag)「地方公務員(行政事務)」
参照元
職業情報提供サイト(job tag)
トップページ
「働きたくない」無職から就職を成功させるコツ
無職から就職の成功を目指すなら、未経験から応募できる求人を探したり、人手が足りない業界に注目したりする方法がおすすめです。一人で就職活動に取り組む自信がないときは、ハローワークやエージェントなどの就職支援サービスの利用を検討してみましょう。
ここでは、就職成功に向けたコツを紹介していきます。就職活動を始める際の参考としてお役立てください。
未経験者を歓迎している求人を探す
無職から就職を目指すときは「経歴不問」や「未経験可」など、未経験者を歓迎している求人を探してみましょう。未経験者を歓迎している求人は、やる気やポテンシャルが評価される傾向にあり、初めての場合も挑戦しやすいでしょう。入社後は業務をこなしながら仕事を覚えていけるため、就業経験がなくても安心して働けます。
人手不足の業界に注目する
無職から就職を成功させるなら、人手不足の業界に注目して検討する方法も選択肢の一つです。人手不足の業界は人材を確保したいと考えているため、未経験者の採用を積極的に行っている可能性があるでしょう。
たとえば、インターネットショッピングによってニーズが高まっている物流業界は、トラックドライバーの人材確保が課題となっています。技術の誕生や発展にともない成長が著しいIT業界は、専門知識や経験を問わず未経験者を募集している会社もあるようです。就職の成功に向けて、人手不足の業界に注目しながら仕事探しをしてみてください。
「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」のコラムでは、人手不足になりやすい業界や就職するメリットについて解説しています。気になる方はこちらもあわせてご覧ください。
福利厚生も重視すること
就職活動で会社選びをする際は、仕事内容や給与のほかに福利厚生も確認しておきましょう。福利厚生とは、会社が従業員やその家族に対して提供する、給与や賞与などを除いた報酬サービスを指します。福利厚生の例は以下のとおりです。
- ・健康保険
・厚生年金保険
・介護保険
・雇用保険
・通勤手当
・住宅手当
・時短勤務制度
・結婚・出産祝い金
ハローワークを利用する
無職から正社員就職を目指すなら、ハローワークを利用して進める方法があります。ハローワークとは、厚生労働省が運営している総合的な雇用サービス機関です。仕事探しや職業紹介などのサービスを無料で利用できます。全国に500ヶ所を超える拠点があるので、気軽に利用しやすいでしょう。
ハローワークの開庁時間は、原則として平日の午前8時30分から午後5時15分までです。一部の施設では、平日の夜間や土曜日に利用できる場所もあるため、利用する際は最寄りのハローワークを確認してみてください。
なお、ハローワークに行くのが難しい方は、ハローワークインターネットサービスの活用がおすすめです。インターネットで求人情報の検索や求職の申し込みができるため、時間を気にせず利用できるでしょう。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
ハローワークインターネットサービス
就職エージェントに相談する
「働きたくない」無職から就職を目指すなら、就職エージェントに登録して相談する方法がおすすめです。エージェントでは、プロの視点をもったキャリアアドバイザーに自分の適性に合った求人を紹介してもらえます。「仕事内容が想像と違った」「社風が自分に合わなかった」のような入社後のギャップが起きにくいのは、就職エージェントを活用するメリットといえるでしょう。
就職エージェントを利用すると、基本的な履歴書の書き方や添削、面接対策などの就職にまつわるサポートを受けられます。キャリアアドバイザーのサポートを受けながら進められるので、スムーズに就職活動を進められるでしょう。
エージェントについて詳しく知りたい方は、「就職エージェントとは?利用できるサービスやおすすめの活用方法を解説!」のコラムをあわせてご覧ください。就職エージェントを利用する流れや選び方について解説しています。
「無職から正社員に就職できるか不安」「就職活動を自分一人で行う自信がない」と悩んでいる方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、ニートやフリーターを含む20代の若年層に特化している就職エージェントです。キャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを実施のうえ、あなたの適性に合った求人を厳選してご紹介します。
履歴書の書き方や面接対策のほか、適職診断なども行っているので就職活動が初めての方も安心です。キャリアアドバイザーのサポートを受けられるので、不安を解消しながらスムーズに就職活動を進められるでしょう。ハタラクティブのサービスはすべて無料でご利用いただけます。まずはお気軽にご相談ください。
無職や働きたくないと考える方が抱えるお悩みQ&A
ここでは、無職や働きたくないに関するお悩みや質問をQ&A形式にまとめました。無職の状態に不安を抱えている方や就職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
無職期間が長いとどうなりますか?
外出したり体を動かしたりする機会が減り、部屋に引きこもりやすくなるでしょう。部屋から出ない生活が続くと、将来的に引きこもりになる恐れがあります。部屋に引きこもることで働く意欲が沸きにくく、就職のタイミングは遠ざかるでしょう。
また、年齢とともに就職の難易度は上がりやすい傾向にあります。働こうと決意して就職活動を始めても、希望の仕事に挑戦できない可能性があるので注意が必要です。就職を視野に入れているなら、早めに行動を始めることをおすすめします。
「無職の不安を解消するには?7つの対処法や就活を成功に導くコツを紹介」のコラムでは、無職期間中に感じやすい不安や正社員就職を成功させるためのコツを紹介しています。無職の状態で悩んでいる方は、こちらのコラムもあわせてご覧ください。
無職で一人暮らしはやばいですか?
「生活資金に余裕がある」「支援してくれる家族がいる」のように、金銭的に困ることがなければ賃貸で一人暮らしはできるでしょう。しかし、この先も資金に余裕があり、支援を続けてもらえるとは限りません。無職で収入のないまま生活を送ると、家賃や水道光熱費、食費などの支払いができなくなる恐れがあります。
一人暮らしに関して不安を抱えず生活するなら、正社員就職を目指しましょう。正社員に就職すると雇用や収入が安定し、資金を確保しながら生活できるので、一人暮らしの場合も安心です。
無職の働きたくない状態から就職を目指したいです
無職から就職を目指すなら、エージェントに相談して就職活動を始めてみましょう。エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーに就職活動をサポートしてもらえます。自分の適性に合った求人紹介のほか、応募書類の添削や面接対策など、幅広いサポートを受けられるのが魅力です。分からないことがあればキャリアアドバイザーにすぐ相談できるので、一つずつ不安を解消しながら就職に向けて取り組んでいけるでしょう。
正社員に就職したいと考える方は、ハタラクティブにぜひご相談ください。キャリアアドバイザーがあなたの就活に寄り添い、丁寧にサポートいたします。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。