- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- 新卒で契約社員になるのはもったいない?メリット・デメリットをご紹介
新卒で契約社員になるのはもったいない?メリット・デメリットをご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 新卒で契約社員になる理由は、希望する会社に正社員の求人がないから
- 新卒で契約社員になるメリットは、業界や職種が自分に合っているか見極められること
- 新卒で契約社員になるメリットは、ライフプランに合わせて働けること
- 新卒で契約社員になっても、正社員に転職できる
新卒で契約社員になる理由には、どのようなものがあるのでしょうか。「希望する会社に正社員の求人がなかった」「比較的自由な環境で働きたい」など、新卒で契約社員になる理由はさまざまです。
このコラムでは、新卒で契約社員になるメリット・デメリットを解説します。また、新卒の契約社員から正社員を目指すことはできるのかについてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
新卒で契約社員になる理由
新卒で契約社員になる理由には、「希望する会社に正社員の求人がなかった」「比較的自由な環境で働きたい」といったものがあるでしょう。新卒で契約社員になる理由を、詳しくご紹介します。
希望する会社に正社員の求人がなかった
就活の際に雇用形態よりも志望企業で働くことを重視し、契約社員として就職するという方もいるようです。「どうしてもこの会社で働きたい!」と思っても、新卒の就活時期に希望職種の正社員を募集していないこともあります。「希望している企業が契約社員の募集しかしていなかった!」という場合は、契約社員として働く選択も必要です。
また、非正規職員として一定期間を勤務したあとに正社員として登用してくれる企業もあります。契約社員でも志望企業で経験を積みながら、正社員を目指すという選択もおすすめです。
比較的自由な環境で働きたい
体力や精神面を考慮して、週5日・フルタイムではない働き方を選択する方もいます。正社員になるとアルバイトや契約社員、派遣社員などよりも責任は大きいと感じやすいでしょう。また、労働時間が長くなることも考えられます。
自分の時間を大切にしたい、比較的自由な環境で働きたいという方は、正社員としての勤務を難しく感じるかもしれません。
新卒で契約社員になった人の割合は?
割合としては低いですが、実際に新卒で契約社員になった人もいます。文部科学省によると、令和5年3月の大学(学部)卒業者のうち、有期雇用労働者(雇用契約期間が1ヵ月以上から1年未満)は1%です。参照元
文部科学省
令和5年度学校基本統計(学校基本調査の結果)確定値
新卒で契約社員になるメリット
新卒で契約社員になるメリット
- ビジネスマナーを身につけられる
- 業界や職種が自分に合っているか見極められる
- ライフプランに合わせて働ける
- 新卒の正社員よりも給料が高くなる場合もある
新卒で契約社員になると、「業界や職種が自分に合っているか見極められる」「ライフプランに合わせて働ける」などのメリットがあります。新卒で契約社員になるメリットについて、詳しく見ていきましょう。
ビジネスマナーを身につけられる
新卒で契約社員になれば、正社員でなくてもビジネスマナーを身につけられます。ビジネスマナーはWebサイトや本でも学べますが、実際に身につくかは別の問題です。実践を通してみないと、身につかない場合もあるでしょう。
また、契約社員でも正社員と同程度の対応が求められるため、研修や業務を通してビジネスマナーを身につけられる環境が整っています。正社員として働くことに自信がなくても、ビジネスマナーを習得したいと考えるのであれば、契約社員を選択するのもおすすめです。
業界や職種が自分に合っているか見極められる
契約社員は雇用期間に規定があるため、契約内容や更新の状況によっては、さまざまな業界や企業が見られます。そのため、自分に合う働き方や業務内容を見極め、正社員として就職するときの軸を立てやすくなるでしょう。
ライフプランに合わせて働ける
契約社員は正社員より比較的自由なことが多く、ライフプランに合わせて働きやすいでしょう。正社員になると、各種有給休暇制度や福利厚生は充実しているものの、留学のように長期間におよぶ休暇を取ることは難しいと考えられます。
また、入社してすぐに結婚や出産をして寿退社するというのも、新人教育にかかる時間や資料などをふまえれば、社会人としての常識に欠けていると思われるかもしれません。
このように、留学や結婚、出産などのライフプランが決まっているのであれば、契約期間が限定されていることはメリットとなるでしょう。
新卒の正社員よりも給料が高くなる場合もある
新卒の契約社員は、有期雇用契約であることで時給が高めに設定されている場合があります。そのため、1カ月の給料が一般的な新卒の正社員より高くなる会社もあるようです。
新卒で契約社員になるデメリット
新卒で契約社員になるデメリット
- 有期雇用契約である
- 福利厚生が適用されるとは限らない
- スキルアップや昇給・昇格の機会が少ない
メリットが豊富に感じられる契約社員ですが、デメリットもきちんと理解したうえで選択しましょう。新卒で契約社員になるデメリットを詳しくご紹介します。
有期雇用契約である
契約社員は有期雇用契約のため、契約期間が満了になると更新されないことがあります。期間満了後は再び就活をしなければならず、収入が不安定になる可能性もあるでしょう。
福利厚生が適用されるとは限らない
基本的に、会社が導入している福利厚生は正社員向けに作られた制度のため、契約社員に適用されるとは限りません。企業によって、契約社員に福利厚生が付与されるかは異なります。
スキルアップや昇給・昇格の機会が少ない
正社員と同程度の能力を求められることもある契約社員ですが、責任の大きな仕事は正社員に割り振られることもあるでしょう。実績を残せる業務やスキルアップが目指せる仕事に携われる場面が、正社員に比べ少ないと考えられます。そのため、昇給や昇格を期待しにくいうえ、能力面でも大きな成長は見込めないこともあるでしょう。
新卒で契約社員になるか迷ったらすること
新卒で契約社員になるか迷ったらすること
- 正社員と契約社員の差について理解する
- 入社の意思を明確に示したうえで不安点は相談する
- 同業界・同業種で正社員採用を探す
新卒で契約社員になるか迷ったら、正社員との差を理解したり、契約社員になる不安点を解消したりする必要があるでしょう。新卒で契約社員になるか迷っている方は、不安や疑問を解消できるようにしてみてください。
正社員と契約社員の差について理解する
契約期間や賞与条件、福利厚生、業務内容などについて、正社員と契約社員の相違を理解しておくと良いでしょう。大きな差はなくても、正社員と契約社員の差について理解しておかないと、契約社員になったことを後悔する可能性があります。どちらが良い悪いではなく、差について納得したうえで選択しましょう。
将来のキャリアプランを見据える
契約社員になるか迷ったら、将来のキャリアプランも見据えて検討する必要があるでしょう。正社員は契約期間に定めはありませんが、契約社員は1年更新など契約期間が決まっています。長期的に安定して働きたい方は、正社員を目指したほうが良いかもしれません。また、将来的に給与があまり上がらなかったり、役職に制限があったりする可能性もあります。目先のことだけでなく、将来のキャリアプランも見据えて選択しましょう。
入社の意思を明確に示したうえで不安点は相談する
契約社員で内定をもらえた場合、入社の意思を明確に示したうえで、不安点は内定先の企業に相談する方法もあります。内定を出した企業は、不安材料を少しでも減らし安心して入社してもらいたいと思っているはずです。不安点を相談すれば、入社後のミスマッチも防ぎやすくなるでしょう。
契約社員制度の導入理由を聞く
新卒で契約社員になるか迷っている方は、採用担当者などに契約社員制度の導入理由を聞いてみる方法もあります。はっきりとした回答が得られるとは限りませんが、雇用の調整がしやすい、人件費が抑えられるなど、企業側のメリットも認識しておくと良いでしょう。同業界・同業種で正社員採用を探す
希望している求人に契約社員しかない場合、同業界や同職種の正社員採用を探してみる方法もあります。同業界や同職種に選択肢を広げれば、正社員採用の求人が見つかるかもしれません。就活では幅広い視野を持って、求人を探してみると良いでしょう。
新卒契約社員の男性の将来
新卒で契約社員になること自体に問題はありませんが、将来を考えると不安に思う男性もいるでしょう。契約社員は正社員よりも給料が高い可能性もありますが、契約期間が決まっていて更新されない可能性もあります。
将来的に結婚や子育てと仕事の両立を考えている男性は、正社員として安定した給料や待遇がある環境を選んだ方が不安は解消しやすいでしょう。
新卒契約社員の女性の将来
男性と同じく、女性も長期的なキャリアを見据えると、正社員の方が不安を解消しやすいです。新卒で契約社員になった場合は、サポート業務を中心に担当する可能性もあります。自発的に行動できる業務が少ないと、スキルの習得やキャリアアップもしにくいでしょう。
また、正社員のほうが雇用が安定しているため、結婚や子育てを経てもキャリアを継続しやすい可能性があります。契約社員の働き方は自由度が高い部分もありますが、契約期間には限りがあると認識しておくと良いでしょう。
新卒の契約社員から正社員への登用はある?
契約社員として一定期間を勤務したのちに、正社員として登用してくれる会社もあります。その場合は、基本的に契約書に記載があるため、確認してみると良いでしょう。契約書に記載がない場合は、正社員登用の見込みを立てるのはおすすめできません。
新卒で契約社員として働いたあとに転職活動をすると「第二新卒」となります。「第二新卒可」の求人は多くあるので、新卒の契約社員から正社員を目指すことは難しくないといえるでしょう。
正社員の就職を目指すか、契約社員になるかでお悩みの方は20代・30代向け就職エージェントのハタラクティブへご相談ください。がんばる就活生を全面バックアップしているハタラクティブでは、書類作成・面接指導を行っているほか、カウンセリングによって適職やあなたにぴったりの企業をご紹介しています。企業とのやり取りはすべてアドバイザーが行ううえ、これらのサービスを無料でご利用可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
未経験OKの求人も多数ご用意しています。ぜひこの機会にご連絡ください。
新卒で契約社員になることのお悩みQ&A
新卒者は就職で有利というイメージもありますが、正社員にならず契約社員として働く場合もあるでしょう。ここでは、新卒で契約社員になることに関して想定される疑問をQ&A方式で解決していきます。
新卒が契約社員になる理由を教えてください。
「志望先から内定が出なかった」「正社員で働きたい企業が見つからない」などで契約社員を選ぶ場合が考えられます。
ほかにも、最初から「残業時間が少ないほうが良い」という理由で契約社員を選ぶこともあるでしょう。詳しくは、このコラムの「新卒で契約社員になる理由」をご覧ください。
正社員と契約社員の違いを教えてください。
大きな違いは、雇用期間の定めです。正社員の雇用期間に定めはありませんが、契約社員には契約期間があります。
契約期間が満了したあとは更新されない可能性もあり、再就活をすることになるでしょう。また、正社員は責任のある仕事を任されやすくスキルアップや昇格がありますが、契約社員は少なめです。
そのほかの違いは「契約社員と正社員の違いとは!」でも詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
新卒で契約社員になるリスクはありますか?
一度契約社員として働くと新卒扱いにならないため、仕事選びの幅が狭まりやすいでしょう。
「新卒で契約社員になるのは避けるべき?」でも説明していますが、転職を考えた際、正社員としての経験がないため周囲より不利になる恐れも。
「大卒=新卒入社」というイメージを持つ企業もあり、面接では「正社員ではなく契約社員として働いたのか」という質問に上手く答えなければなりません。
契約社員から正社員になる方法が知りたいです。
契約社員の経験で得た知識やスキルなどを十分にアピールできれば、正社員を目指すことも可能です。
そのためには、日々モチベーションを維持し、積極的に仕事に取り組むことが求められます。しかし、転職時の選択肢は正社員経験者より少なめなのが現状です。
「正社員として働きたい」と考えている場合、まずは自身の目標やビジョンなどを改めて見つめ直しましょう。ハタラクティブでは、経験豊富な就活アドバイザーが、あなたに合った職場をご提案いたします。マンツーマンで転職活動をサポートします。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。