クレペリン検査でわかることは?合格ラインや受検対策などを詳しく解説!

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【このページのまとめ】

  • ・クレペリン検査とは、「知能」と「性格」の特徴を測るテスト
  • ・クレペリン検査では、横一列に並ぶ隣同士の数字をひたすら足し算する
  • ・クレペリン検査では、作業量と誤答の数に加え作業曲線をチェックされる
  • ・クレペリン検査の対策として事前に足し算に慣れておくことがおすすめ

クレペリン検査でわかることは何でしょうか?就活中の場合、「どんなテストか気になる」「対策しておきたい」という方も多いでしょう。クレペリン検査は単純な足し算のテストですが、問題数が多く、計算に慣れていない方や集中力がない方は良い結果が出ない可能性もあります。
このコラムでは、クレペリン検査のやり方や押さえておきたいポイントを解説。合格ラインや効率的な受検対策を知って、クレペリン検査を通過しましょう。

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クレペリン検査とは?

クレペリン検査は、計算能力や集中力、注意力などを測るためのテストです。足し算のテストの結果から、「知能」と「性格的な特徴」の両方を測ります。クレペリン検査は、就活でよく利用されるテストの1つですが問題量の多さから、計算に慣れていない方や苦手な方にとっては良い結果が出にくい検査ともいえるでしょう。

クレペリン検査の名前の由来

クレペリン検査の正式名称は「内田クレペリン検査」です。ドイツの精神医学者であるエミール・クレペリンが発見した作業曲線をベースに、日本の心理学者・内田勇三郎が開発したため、この名前がついています。

クレペリン検査の内容

クレペリン検査では、一列に並んだ一桁の数字を隣同士でひたすら足し算をします。解答欄に記入するのは、答えの下一桁の数字。もし答えが一桁ならば、そのまま書いてOKです。

(例)
「39436235…」という問題の場合は、3+9=12、9+4=13、4+3=7…というように繰り返します。下一桁が回答となりますので、答えは「2、3、7、9、8、5、8…」です。

また、数字が「37」と並ぶ場合、3+7=10で下一桁は0なので、解答欄には「0」と書きます。一桁同士の単純な計算なので、特別なスキルは不要。足し算さえできれば問題ありません。

クレペリン検査の所要時間

全体の所要時間は約1時間です。検査前の準備と検査後の回収時間を除くと、検査内容の説明と練習に約10分、本検査と氏名欄の記入に約40分を要します。また、問題の解答時間は前半15分、後半15分の合計30分間。前半と後半の間には休憩が入ります。足し算は、1分につき1行のペースを目安に解いていくと良いでしょう。
クレペリン検査を含む適性テストの種類について知りたい方は、「適性テストで職業との相性が分かる?種類と対策方法」のコラムも併せてご覧ください。

クレペリン検査は世界中で年間70万人が受検!
クレペリン検査は、日本を代表する検査です。心理検査の中でも、作業検査の部類に入り、世界中で年間約70万人もの人が受検しています。クレペリン検査は、言語や文化背景の影響を受けにくいため、多様性を尊重する世の中になりつつある昨今において、あらためて注目が集まっている検査といえるでしょう。

クレペリン検査の結果から分かる3つの性格

クレペリン検査の結果では、3つの観点からそれぞれの性格の特徴を予測します。問題なく物事に取り掛かれるかを測る「発動性」、物事を進める中で気持ちや行動に変化が起きるかを測る「可変性」、物事を進める上で、力の入れ方に強弱を測る「亢進性」です。
ここでは、各特性のレベルによってどんな特徴が分かるかを解説します。

1.発動性

発動性が過度にある人には、「素直」「気軽」といった長所と、「軽はずみ」「先走りしやすい」といった短所があるという傾向が見られるようです。
反対に、発動性が不足している人の特徴として挙げられるのは、長所に「芯の強さ」、短所に「我の強さ」などがあります。

2.可変性

可変性が過度にある人には、「柔軟で気が利く」という長所と、「動揺しがちである」「感情にむらがある」などの短所があると考えられます。
反対に、可変性が不足している人は、「粘り強い」「地道に物事に取り組む」などの長所が、「融通や機転が利かない」といった短所があるようです。

3.亢進性

亢進性が過度にある人には、「行動力がある」「頑張り屋である」という長所がある反面、「強引である」「無理をしがち」という特徴が見られるようです。
一方、亢進性が不足している人は「温和」「穏やか」などの長所や「妥協しやすい」「持久力があまりない」という短所があります。

クレペリン検査の結果に表れる上記の特徴から、企業側は受検者の個性を知り、自社に合う人材であるか判断したり、適したポジションへの配置を行ったりします。

クレペリン検査の3つの合格ライン

クレペリン検査の結果で評価される主なポイントは、「作業量」「誤答」「作業曲線」です。この3つの結果によって、受験者の働き方について判断します。ここでは、その3つのポイントについて紹介します。

1.作業量

作業量から分かるのは、能力面の特徴です。全体でどれだけ足し算の式を解いたかを測り、効率の良さや速度などを見ています。

2.誤答

誤答からは受検者がどんな行動をとる人かが分かります。間違いの数やミスの発生箇所から、受検者が仕事や作業をするときの癖をチェック。実際に働くときにどんな仕事の仕方をするのか予測するのに役立ちます。計算ミスのない回答が良いのはもちろん、ある特定の行で誤答が多発すると低評価になることがあるので注意が必要です。

3.作業曲線

作業曲線とは、各行の最後に記載した数字を線で繋ぐとできる折れ線グラフのこと。1分あたりの計算量の変化がグラフに現れます。
そのため、作業曲線からも受検者の性格や働きぶりが分かり、先述した「発動性」「可変性」「亢進性」について細かく分析することで、その人の行動の特徴を知るのです。

定形曲線とは

定形曲線とは、平均的な作業曲線のことで、その曲線と比べることによって、企業が求める人材と受検者の性格や能力に差が生じていないかを判断するものです。
定形曲線は、前半は、下に進むにつれて徐々に作業量が減少し、途中から再び増えるU字曲線になります。また後半は、前半よりも作業量が増えるのが特徴的です。

クレペリン検査の事前練習に活かせる4つのコツ

ここでは、クレペリン検査を解く4つのコツを解説します。下記を参考に、クレペリン検査の事前練習に役立ててみてください。

1.桁上がりのない場合はそのまま書く

クレペリン検査は、隣り合う一桁の数字を足して記入していく検査方法です。この隣り合う数字を足した際、二桁の数字にならない場合は、そのままその数字を記入します。つまり、12345と並んでいる場合には、1+2で3を記入、2+3で5を記入という流れで書いていきます。

2.桁上がりのある場合は下一桁のみ書く

隣り合う数字を足した際、二桁になる場合もあります。その場合には、下一桁のみを書きましょう。たとえば、56789と並んでいる場合には、5+6で11となり、1を記入、6+7で13となり3を記入という流れで書いていきます。

3.同じ数字が連続する場合は計算しなくてよい

隣り合う数字が同じ数字の場合、計算する手間がないため楽に先に進められます。たとえば、33356という並びの場合には、3+3で6を記入し、その後も3+3のため、計算なしに6と書けば良いわけです。つまり、同じ数字が連続する場合には、最初に計算して出した数字を連続して記入すれば良いということになります。

4.消しゴムはタイムロスになるので使わない

消しゴムで誤答を消す時間はロスになります。誤答が多過ぎるのはマイナスになりますが、計算量が多いため多少の誤答があるのは仕方がないこと。もし誤答した場合は先へ進めることを優先して書き直さないか、「×」や斜線で訂正して新たな回答を記載するのが良いでしょう。
転職時の適性検査について注意しておきたいことは、「転職の際の適性検査における注意点」のコラムでも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。

クレペリン検査に合格する6つの対策

クレペリン検査で失敗しないために、テスト当日に向けて準備しておきたい6つのポイントを紹介します。多くの足し算を続けるクレペリン検査ですが、しっかりと準備しておけば検査当日も緊張し過ぎることなく力を発揮できるでしょう。

1.計算に慣れておく

クレペリン検査の足し算のやり方を把握したうえで、計算に慣れておきましょう。
クレペリン検査では高度な計算を求められることはなく、解くのはあくまで単純な足し算です。しかし、普段集中して計算する機会がない人は、いきなりテスト用紙を前にすると焦ってしまうこともあるでしょう。素早く足し算をして、一桁の数字を書く練習をしておくのがおすすめです。
また、前述した定型曲線ができることを意識して進めないと、精神状態が不安定な人と判定されてしまうことも。定型曲線をイメージしながら問いてみましょう。

2.睡眠をしっかりとる

前日はしっかりと睡眠をとって体調を整えておきましょう。クレペリン検査では計30分間ひたすら問題を解かなければならないので、次第に集中力も切れてきます。睡眠をしっかりととり、なるべく眠気に襲われないようなコンディションを作っておくことも重要です。

3.問題集を解いておく

クレペリン検査の問題集を解いておくのもおすすめです。問題集はクレペリン検査について正しく理解できるうえ、実践模擬に挑戦できる仕組みになっています。問題集を利用して、問題形式や解き方のコツを掴んでおきましょう。

4.緊張し過ぎない

クレペリン検査にリラックスして取り組めるように、テスト前は深呼吸をして、緊張をほぐしましょう。気持ちが焦ってしまうと、本番でうまく問題が解けません。適度な緊張は良いパフォーマンスにつながりますが、緊張し過ぎてしまうと逆効果になります。必要以上に自分を追い詰めることなく、多く計算するのを楽しむくらいの気持ちで望みましょう。ほかにも、自分なりのリラックス方法を見つけておくのがおすすめです。

5.自分の弱点を意識しておく

クレペリン検査の練習をして自分の弱点を把握しましょう。ミスしてしまったときの気持ちの切り替え方を確立しておくと焦らずに済みます。
また、ミスを頻発してしまう場合は集中力が切れ始めた証拠です。クレペリン検査は多くの計算をしなければならないため、気持ちが先走ってしまうことも。深呼吸をしたりペンを替えたりすることで、気持ちをリフレッシュさせるのも良いでしょう。

6.筆記用具は複数用意する

筆記用具は複数用意しておきましょう。検査の最中に鉛筆の芯が折れたり、シャープペンシルの芯が切れたりして焦ってしまうのは想定の範囲内です。しかし、芯の入れ替えをしていては時間のロスにつながります。複数の筆記用具を用意しておけばすぐに計算作業に戻れるため、集中力が途切れることが少ないでしょう。
適性検査の対策方法を系統別に詳しく解説した「適性検査の対策方法とは?種類や行う意味を解説」のコラムもおすすめです。ぜひあわせてチェックしてみてください。

クレペリン検査が苦手な人の4つの特徴

クレペリン検査が苦手な人には、4つの特徴が挙げられます。テストに向けて改善できるところがないかチェックしましょう。

1.集中力がない

クレペリン検査では集中力が必要とされます。計算を解いていくにつれて作業スピードが落ちていくこと自体は問題ありませんが、急激に落ちると集中力がないと見なされることもあるため注意が必要です。

2.計算が不得意

クレペリン検査に合格ラインは定められていないものの、1行の半分以上を解いていることが望ましいとされています。そのため、計算が苦手で回答数が少ない場合は落ちてしまうこともあるでしょう。また、企業によって合否のレベルはそれぞれですが、計算能力や処理のスピードが必要とされる職種では、より多く解答する必要があります。

3.作業の仕方が非効率

作業の効率やテンポが悪い人も、クレペリン検査に通らない可能性があります。1つの計算式に執着し過ぎて何度も書き直したり、1分ごとに次の行へ進まずに1行の解答だけにこだわったりしていると効率が悪いと見なされるためです。ミスに引きずられないよう、ある程度のテンポを保って問題を解いていくこともポイントになるでしょう。

クレペリン検査を含む筆記試験には種類がある

クレペリン検査は、集中力や正確な判断力を必要とされる医療や福祉関係の法人、鉄道会社、公務員などの採用試験で実施されることの多い検査です。しかし、就活で実施される検査は、ほかにも一般常識テストやSPI総合検査、論文などさまざま。どれだけ面接で高評価を得ても、試験に失敗してしまうと、先に進めないこともあるでしょう。就職のためには、それぞれの試験の特徴を確認して、対策をしておくことも大事です。

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