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受付事務に向いてる人とは?仕事内容や必要なスキルなどを解説!
この記事のまとめ
- 受付事務の仕事内容は、「来訪者の案内」「電話の取り次ぎ」「備品管理」など
- 「人と関わるのが好き」「柔軟性がある」人は、受付事務に向いている
- 正社員の受付事務の平均年収は340万円程度で、経験やスキルによって上昇する可能性がある
- 受付事務に求められるのは、正しい言葉遣いや清潔感のある身だしなみなど
- 語学力や接客経験などがある場合は、受付事務の業務に活かせる可能性がある
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「受付事務の仕事内容は?」「向いている人の特徴は?」と気になる方もいるでしょう。受付事務の主な仕事は、来客対応やスケジュール管理、事務作業などで、事務処理能力以外にもさまざまな能力が必要とされます。また、人と話すのが好きな方や柔軟な対応力のある方は、受付事務に向いているといえるでしょう。
このコラムでは、受付の仕事内容や向いている人の特徴、メリット、活かせるスキル・経験などを解説します。受付事務の仕事について理解を深め、自分に適性があるかを知りましょう。
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受付事務とは?
受付事務は、企業や施設の「顔」となり、来訪者への第一印象を左右する重要な仕事です。訪問者に対する丁寧な応対から社内調整まで、幅広い業務を担当します。
以下で、受付事務の仕事内容や年収、注目したいポイントを紹介します。
仕事内容 | 来客の訪問目的を確認し、担当者への取り次ぎや案内を行う |
---|---|
平均年収 | 356.4万円 |
向いている人 | ・マナーや振る舞いに気を配って接客できる人 ・人付き合いが好きな人 ・イレギュラーな状況でも慌てない人 |
ポイント | ・業務内容によっては語学力を求められることもある ・秘書検定、TOEIC、MOSなどを取得しておくと活躍しやすい ・企業の印象を左右することもある |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト 受付事務」
受付事務は、基本的なビジネスマナーと臨機応変な対応力が求められる職種です。多くの企業では、オフィスビルの1階やフロア入口に受付カウンターが設置されています。
※ここで紹介した情報は2025年5月時点のものです。最新の情報とは異なる可能性があります。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag
受付事務の仕事内容
「受付」の主な仕事内容には、来客対応、電話・メール対応、スケジュール管理などがあります。会社に訪れる人が最初に接するのが「受付」であり、対応ひとつで企業の印象が変わることもある大切なポジションといえます。
受付事務として働きたいと考えている方は、以下で仕事内容を確認しておきましょう。
受付事務の仕事内容
- 来客への対応
- 電話・メール対応
- スケジュール管理や会議室の予約
- 事務作業・備品管理
来客への対応
受付事務の主な仕事内容の一つが、来客対応です。会社を訪れた方を担当部署へご案内したり、約束のない方を受付できちんと断ったりすることで、セキュリティ上の役割を果たすこともあります。
また、企業によって違いはありますが、来訪者へのお茶出しも業務の一つです。来訪者を気持ちよく迎えることで、企業のイメージアップにもつながるでしょう。
電話・メール対応
受付事務の仕事では、電話やメールの対応をすることもあります。顧客からの要件を確認し、受付で対応可能か、ほかの部署に取り次ぐかを正しく判断しなければなりません。
また、電話対応では、明るくハキハキとした声で、相手の話を遮ることなく最後まで聞くことが大切です。丁寧な言葉遣いを心掛け、顧客に好印象を与えることが求められます。
スケジュール管理や会議室の予約
社員のスケジュール管理や会議室の予約も、受付事務の重要な仕事です。スケジュールの確認がしっかりとできていない場合、顧客とのアポイントが成立しなかったり、会議の予定がバッティングしてしまったりして業務に支障をきたしてしまう可能性も。
また、会議室の予約も、商談やミーティングの予定日時にスムーズに使用できるようにするための重要な業務です。
事務作業・備品管理
来客や電話対応の合間の時間に、来客数の集計や報告書の作成などの事務的な作業をこなすこともあります。WordやExcelを使用する場合もあるため、基本的なPCスキルがあると業務がスムーズに進むでしょう。また、備品の発注や管理に加え、来客の目につくフロント周りや会議室の清掃なども受付事務の業務に含まれる場合があるようです。
受付事務と一般事務の違いは?
受付事務と一般事務は同じ「事務職」ですが、異なる点が多くあります。
以下で、受付事務と一般事務の違いをまとめました。
受付事務 | 一般事務 | |
---|---|---|
中心となる業務 | 来客対応、電話対応 | データ入力、書類作成 |
業務の進め方 | 突発的な業務が多い | ルーティンワークが中心 |
人との関わり | 社外の人が中心 | 社内の人が中心 |
求められるスキル | 接客マナー、柔軟な対応力、コミュニケーション能力 | PCスキル、正確な事務処理能力 |
受付事務と一般事務では、業務の中心や求められるスキルが異なることが分かります。自分の適性や好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
受付事務で働くやりがい・メリット
受付事務の仕事には、ほかの職種にはないやりがいやメリットがあります。スキルアップの機会が多く、社内外の人との関わりを通じて成長できる点が魅力です。
ここでは、受付事務で働くやりがいやメリットについて詳しく解説します。
受付事務で働くやりがい・メリット
- 正しいビジネスマナーを身につけられる
- コミュニケーション能力を高められる
- 臨機応変な対応ができるようになる
- 社内外の人に感謝される
正しいビジネスマナーを身につけられる
受付事務で働くメリットの一つは、働くなかで正しいビジネスマナーを身につけられることです。受付の仕事は、企業の「顔」として来訪客のイメージを左右する立場でもあるため、正しい言葉遣いやビジネスマナーでの対応が必須といえます。
そのため、マナーや言葉遣い、立ち振る舞いなどは研修や先輩社員からの指導により自然と身についていくでしょう。正しいビジネスマナーは、転職を考える際にもさまざまな職種に活かせるスキルとなります。
コミュニケーション能力を高められる
受付事務で働くことで、コミュニケーション能力を高められる点もメリットです。受付の仕事では、毎日さまざまな相手に対応します。相手の話を聞いたり、分かりやすく案内をしたりするなかで、傾聴力や情報を伝える力などが鍛えられるため、コミュニケーション能力が高まるでしょう。
臨機応変な対応ができるようになる
受付事務の仕事では取り次ぎや案内、クレーム、問い合わせなど、来訪者のさまざまな要望に応える必要があります。また、イレギュラーな事態であっても、落ち着いて適切な対応をとることが求められるため、臨機応変な対応が身につくでしょう。
社内外の人に感謝される
社内外を問わず多くの人とコミュニケーションをとる受付事務の仕事では、直接感謝の言葉を掛けられることも多く、モチベーションにつながりやすいのもメリットです。自分の対応が相手の役に立ったことを実感しやすいため、やりがいを感じながら仕事に取り組めるでしょう。
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受付事務に向いてる人の6つの特徴
受付事務に向いている人の主な特徴は、「笑顔でコミュニケーションが取れる」や「臨機応変な対応ができる」などです。以下で詳しく解説するので、仕事選びの参考にしてみてください。
受付事務に向いている人の特徴
- 人と関わるのが好きで気配りができる
- 冷静に臨機応変な行動ができる
- 規則正しいリズムで働くことを希望している
- 笑顔で礼儀正しくコミュニケーションがとれる
- 清潔感がある
- 事務処理や語学のスキルを持っている
1.人と関わるのが好きで気配りができる
人と関わるのが好きで気配りができる人は、毎日多くの方と接する受付事務の仕事に向いているでしょう。受付事務は社内の人だけでなく、外部の人や初対面の人と関わることも多い仕事です。また、来訪者の都合や社員のスケジュールなど、さまざまな面に配慮した対応が求められます。
受付事務を目指す場合は人見知りをせず、来客者の都合や要件を踏まえて失礼のないよう対応ができるのが望ましいでしょう。
2.冷静に臨機応変な行動ができる
急なトラブルが発生しても慌てず、状況に合わせて臨機応変な対応ができる方も、受付事務に向いているといえます。アポイントメントの把握はもちろん、イレギュラーの訪問などにも冷静に対処する力があると、日々の仕事をスムーズにこなせるでしょう。
3.規則正しいリズムで働くことを希望している
受付事務の仕事は企業の休日に合わせて休みがとれるので、規則正しいリズムで働きたい人にも向いているでしょう。施設やイベントなどの受付は土日祝以外に休みがとれる場合もあるので、「家事・育児と両立させたい」「プライベートの時間を十分に確保したい」など自分に合った働き方ができるところを選びましょう。
4.笑顔で礼儀正しくコミュニケーションがとれる
誰とでも笑顔でコミュニケーションをとるのが得意な人にも、受付事務の仕事はおすすめといえます。年齢や性別、立場がさまざまな来訪客に接する機会があるうえに、受付の対応がそのまま企業のイメージになる可能性もある重要なポジションのため、常に礼儀正しさを意識することが不可欠です。そのため、誰に対しても感じ良くコミュニケーションがとれる人は適性があるといえるでしょう。
5.清潔感がある
受付事務の仕事では、常に清潔感のある身だしなみでいることも重要です。受付が清潔感に欠けていると、来訪者の企業イメージが下がってしまう恐れも。会社の「顔」となる仕事であることを意識し、特に髪形や服装、ネイル、立ち振る舞いなどに配慮できる人は受付の仕事に向いているといえます。
6.事務処理や語学のスキルを持っている
来客対応のほかに事務作業も行う受付の仕事では、事務処理のスキルを持っている人も向いているといえます。来客者の情報管理や入館証の受け渡しを記録するなど、事務的な作業も行う必要もあるため、事務処理能力があると業務をスムーズに進められるでしょう。
また、来訪者に外国人が多いなどのグローバルな企業の場合、語学スキルを求められることもあるでしょう。
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受付事務に向いてない場合の特徴
先述のとおり、受付事務には臨機応変な対応やコミュニケーション能力が求められます。そのため、「ルーティンワークが好き」「自分のペースで仕事がしたい」という方にとっては「向いていない」と感じる可能性も。
以下で「向いていない」と感じる主な理由を解説するので、参考にしてみてください。
「受付事務に向いていない」と感じる理由
- 臨機応変な対応が苦手
- 人の顔や名前を覚えるのが苦手
- コミュニケーションや気配りが苦手
- 自分のペースを守って仕事をしたい
- 焦ったり慌てたりしやすい
1.臨機応変な対応が苦手
受付事務のしごとは、来客対応、電話応対、郵便物の受け渡し、簡単なデータ入力などは、日々の決まった流れの中で行われることが多いです。ただ、予定外の来客や問い合わせで計画が崩れることも多く、決まった手順で淡々と進めたい方には不向きといえるでしょう。たとえば、集中して資料作成をしたいときに急な来客対応が入るなど、予測不能な状況が日常的に発生します。
イレギュラーな事態に柔軟に対応するより、決まった順序で進められる事務作業が好きな方は、一般事務や経理事務など別の職種を検討するのがおすすめです。
2.人の顔や名前を覚えるのが苦手
受付では常連の来客や取引先の方の顔と名前を覚えることが期待されています。なかには付き合いの長い取引先や自社サービスの会員など、定期的に来訪する人もいるでしょう。名前を覚えるのが苦手だと、相手に不快感を与えたり、社内での情報伝達に支障が出たりする可能性も。
記憶力に自信がない場合は、何度も訪れている顧客の特徴をメモしたり、積極的にコミュニケーションをとったりするなど、顔や名前を覚えるための工夫が大切です。
3.コミュニケーションや気配りが苦手
受付は会社の「顔」として、常に笑顔で丁寧な対応が求められます。来訪者が困っている様子であれば積極的に声を掛けるなど、相手の様子を見て気配りする必要もあるでしょう。また、企業によっては1日で何人もの来訪者の対応をすることもあり、コミュニケーションが苦手な場合は精神的な負担を感じてしまう可能性も。
4.自分のペースを守って仕事をしたい
受付は常に周囲に気を配り、来訪者の対応を優先する必要があります。空いた時間に事務作業や清掃を終わらせようと思っても、来訪客が来れば作業を中断しなければなりません。そのため、「自分のペースを守って仕事をしたい」という方にとっては、落ち着かない環境となり得るでしょう。
5.焦ったり慌てたりしやすい
受付では複数の来客や電話が同時に入ることがあり、冷静な判断力と対応力が求められます。焦りやすい性格だとミスが増えたり、来客に不安を与えたりする可能性があるでしょう。プレッシャーのなかでも落ち着いて対応する力が必要です。
また、イレギュラーやトラブルが発生した場合も、周囲に協力を求めながら冷静に対処することが受付には求められます。緊張しやすい方や焦りが表情に出やすい方には、精神的に負担を感じることも少なくありません。
トラブルが起きても慌てずに対応できるよう、先輩からアドバイスをもらったり、よくあるトラブルとその対処法を学んだりしておくと、精神的にも余裕が生まれるでしょう。
受付事務の平均収入
受付事務の収入は、勤務先の業界や企業規模、経験年数、雇用形態によって大きく異なります。正社員として働く場合は賞与や福利厚生が充実している企業も多く、安定した収入を期待できるでしょう。一方、パート・アルバイトや派遣社員の場合は時給制が基本となり、勤務時間に応じた収入となります。
また、未経験から始める場合と経験者では初任給に差がつくこともあるため、キャリアを積むことで収入アップを目指すことも可能です。職場によっては語学力や資格に応じて手当がもらえるケースもあります。
なお、以下で紹介する年収・月収・賞与は、厚生労働省の「job tag 職業情報提供サイト 受付事務」などから算出した参考値です。数値は参考程度に捉え、求人情報や企業の公式サイトなどからも情報を収集しましょう。
平均年収
受付事務の全国平均年収は約300万円〜400万円程度です。ただし、これはあくまで目安であり、業界や勤務地域によって大きく異なります。
男性(正規雇用) | 男性(非正規雇用) | 女性(正規雇用) | 女性(非正規雇用) | |
---|---|---|---|---|
20代 | 326万円 | 216万円 | 286万円 | 216万円 |
30代 | 372万円 | 228万円 | 332万円 | 228万円 |
40代 | 414万円 | 252万円 | 374万円 | 252万円 |
50代 | 444万円 | 264万円 | 404万円 | 264万円 |
平均月収
受付事務の月収も、雇用形態によって大きく異なります。正社員の場合は、月25万円〜35万円程度が平均的な水準です。
なお、非正規雇用の数値は東京都の時給相場(時給1,100~1,400円)をもとに、20代の時給を男女ともに1,100円として計算しています。
男性(正規雇用) | 男性(非正規雇用) | 女性(正規雇用) | 女性(非正規雇用) | |
---|---|---|---|---|
20代 | 27万円 | 18万円 | 23万円 | 18万円 |
30代 | 31万円 | 19万円 | 27万円 | 19万円 |
40代 | 34万円 | 21万円 | 31万円 | 21万円 |
50代 | 37万円 | 22万円 | 33万円 | 22万円 |
平均賞与
受付事務の賞与(ボーナス)は雇用形態や企業によって大きな差があります。正社員として働く場合、年間賞与の相場は月給の2〜4ヶ月分程度です。
一方、派遣社員やパート・アルバイトの場合は、基本的に賞与の支給はないか、あっても少額となることが一般的です。ただし、長期勤務の派遣社員には「長期就業手当」などの名目で一時金が支給されるケースもあります。正社員登用制度がある企業では、登用後に賞与が支給されるようになるため、キャリアアップの選択肢として検討する価値があるでしょう。
男性(正規雇用) | 女性(正規雇用) | |
---|---|---|
20代 | 54万円 | 46万円 |
30代 | 62万円 | 54万円 |
40代 | 68万円 | 62万円 |
50代 | 74万円 | 66万円 |
受付事務のスケジュール
受付事務の仕事は、規則正しいスケジュールで進められることが多いようです。企業やオフィスビルの開閉時間に合わせて勤務するため、比較的安定した生活リズムを保ちやすいのも特徴。また、ほかの職種と比べて、急な残業や休日出勤が少ない傾向があります。
年間休日数
受付事務の年間休日数は、一般的に120日前後です。企業の休日カレンダーに準じるため、土日祝日休みの企業であれば週休2日制が基本となるでしょう。年末年始やゴールデンウィーク、夏季休暇などの長期休暇が充実している企業もあるようです。
また、シフト制を採用している職場では、平日に休みをとることができる柔軟性が魅力。たとえば、医療機関や商業施設などでは土日も営業していることが多いため、平日に休日が設定されることもあります。
ただし、年間休日数や休日の取得しやすさは職場環境によって大きく異なるため、求人情報や面接時に確認しておくのがおすすめです。
1日の流れ
受付事務の1日のスケジュールは、勤務先によって異なりますが、一般的な流れは以下のようになっています。
時間 | 主な業務内容 |
---|---|
8:30〜9:00 | 出社、受付準備(清掃、備品確認など) |
9:00〜10:30 | 朝の来客対応、メール確認、電話応対 |
10:30〜12:00 | 会議室準備、スケジュール管理、資料作成 |
12:00〜13:00 | 昼休憩(交代制の場合あり) |
13:00〜15:00 | 午後の来客対応、電話応対 |
15:00〜16:30 | 郵便物の仕分け、事務作業 |
16:30〜17:30 | 締めの作業、翌日の準備、退社 |
受付事務の業務は時間帯によって忙しさが変わります。一般的に来客が多い10時前後と15時前後は特に忙しくなりやすいでしょう。また、終業時間に近づくと郵便物の最終チェックや翌日の準備などを行うことが多いようです。
受付事務に必要なスキル・経験はある?
受付事務に必須のスキルや経験はありませんが、あると業務で役に立つスキルがいくつかあります。
この項では、受付事務に役立つスキル・経験をご紹介します。
コミュニケーション能力
受付事務にとって、コミュニケーション能力は重要なスキルの一つです。来訪者や電話の相手に対して、分かりやすく丁寧な対応ができることが求められます。また、相手の要件を正確に聞き取り、適切な部署や担当者に取り次ぐ必要があるので、「笑顔で対応できる」「初対面の人とも自然に会話できる」といった長所を持つ人は、受付事務の業務に活かせるでしょう。
語学力
外国人の来訪客に対応する機会が多い企業もあります。その場合、複数の外国語を習得していたり、語学に堪能だったりすると重宝されるでしょう。語学力があることは、受付の仕事に限らず幅広い仕事で強みになるもの。たとえば、英語が得意であれば、TOEICなどの英語能力テストにチャレンジしてみるのもおすすめです。
接客経験
ショップや飲食店のスタッフ、ブライダルスタッフなど接客業での勤務経験は、受付事務の仕事に活かせる可能性があります。接客業では顧客満足度を高めるための対応力や笑顔での応対、クレーム処理など、受付業務にも通じるスキルを身につけられるからです。また、ビジネスマナーが身についていると判断され、即戦力として有利になる可能性もあります。
接客経験がなくても受付事務として採用される可能性は十分にありますが、何らかの形で人と接する仕事の経験があると、採用面接でアピールポイントとなります。
事務経験
パソコンスキルや事務処理能力も、受付事務には欠かせません。受付事務の仕事では、来客対応のほかに来訪者の情報管理や備品管理、電話・メール対応、清掃などさまざまな業務を行います。来訪客が多かったり、人事異動の多い時期だったりすると、事務処理や備品発注の量が増えることも。
また、事務作業ではPCを使用することが多いため、WordやExcel、PowerPointなどの基本的な操作スキルがあると選考で有利になる可能性もあります。
受付事務に役立つ資格
受付事務の仕事に直接必要な資格はありませんが、以下のような資格を持っていると採用面接でアピールポイントになる可能性があります。
- ・秘書検定
・ビジネス実務マナー検定
・TOEIC
・MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
受付事務の働き方は?
受付事務の働き方は多様で、自分のライフスタイルや希望に合わせた選択ができるのも魅力の一つです。正社員からパート・アルバイトまで、さまざまな雇用形態があります。
働く場所
受付事務が活躍できる職場は多様にあります。
主な勤務先として、以下が挙げられます。
- ・一般企業のオフィス
- ・医療機関(病院/クリニック)
- ・ホテル/旅館
- ・公共施設(市役所/図書館など)
業種や企業によって、仕事内容や環境は大きく異なります。自己分析や企業分析をとおして自分に合った職場を選ぶことが大切です。
働くスタイル
受付事務の雇用形態もさまざまで、自分のライフスタイルに合わせた選択ができます。
主な働き方は以下のとおりです。
- ・正社員
- ・契約社員
- ・派遣社員
- ・パート・アルバイト
また、受付事務の仕事は、土日祝休みで残業が少ない求人が多い傾向があるため、ワークライフバランスのとれた働き方が可能です。
受付事務のキャリア形成
企業の顔として多くの人と接し、社内のさまざまな部署とも連携する受付事務は、ビジネススキルを広く身につけられるポジションです。適切なキャリア形成を意識することで、将来の可能性を大きく広げることができるでしょう。キャリアアップには主に「専門性を高める道」と「マネジメントへ進む道」の2つがあります。
ここでは、受付事務のキャリアアップ・キャリアチェンジについて解説します。
未経験からのステップアップ図
受付事務は、未経験からでも着実にキャリアを築ける職種といえるでしょう。
入社直後は、基本的な受付業務や電話対応でビジネスマナーやPCスキルを習得します。次に来客対応や会議室調整、備品管理などをとおして問題解決能力や社内連携力を磨き、社内知識を深めることで、将来的な部署異動への強みにもなるでしょう。
その後、新人教育やマニュアル作成、イベント対応などを担当することで、リーダーシップや業務効率化能力を培うことができます。また、受付チームのマネジメントや社内プロジェクトへの参加を通じて、マネジメントスキルや提案力を発揮できるようになるでしょう。
受付事務から異業種・異職種へキャリアチェンジをするには
受付事務で培われるスキルは多岐にわたり、さまざまな職種へのキャリアチェンジに役立ちます。
具体的なキャリアチェンジ先としては以下の職種が挙げられます。
職種 | 活かせるスキル・経験 |
---|---|
秘書職 | 柔軟な対応力やスケジュール管理能力を活かし、高度なビジネススキルを習得できる |
総務・人事 | 社内外の調整業務や文書作成など、受付業務と共通するスキルが多く、社員サポートや制度運用に携われる |
カスタマーサポート | 顧客対応力を活かして、お客さまの問題解決をサポートできる |
営業アシスタント | 営業担当者のサポートを通じて、営業活動を円滑に進められる |
イベントコーディネーター | 来客対応スキルを活かし、展示会やセミナーなどの企画・運営に携われる |
異業種・異職種への転職を成功させるには、現在の業務内容を「1日50件の電話対応をこなしながら正確に情報を伝達できる」といったように、具体的な数字や成果を含めてスキルとして言語化することが重要です。また、希望する職種に必要な資格や知識を事前に学んでおくことも、キャリアチェンジの成功につながります。
未経験から受付事務になれる?
受付事務の仕事は、未経験や資格がない場合も目指せる職種です。しかし、企業によっては求められるスキルも高い傾向にあるのも現状。そのため、フリーターから正社員の受付スタッフを目指すなら、ビジネスマナー検定や秘書検定などの資格を取得し、ある程度の知識を備えておくことも必要となるでしょう。
入社後に改めて受付を目指せることも
企業によっては、正社員として入社したあとに受付スタッフとして任用される場合もあります。しかし、最近では契約社員や派遣社員が受付業務を担う企業も多いようです。そのため、フリーターから受付事務に挑戦する場合は、派遣会社などを利用してみるのも一つの手といえるでしょう。
ほかにも、事務や経理など別の職種に就職後、経験を積んでからキャリアチェンジをする道も。さらに、「企業の受付」というスタイルにこだわらなければ、さまざまな受付スタッフの求人があります。サービス系やイベント/施設系の業種まで範囲を広げて、自分の興味のあるジャンルで探してみるのもおすすめです。
就職・転職する前に必要な準備
受付事務への就職・転職には準備が重要です。未経験からの挑戦であっても、以下の点を押さえれば採用の可能性は十分にあります。
受付事務の仕事では、正しい敬語やビジネスマナー、基本的なPCスキルが求められます。入社後に業務を通じて身につけることもできますが、入社前に習得しておくと、選考で有利になることもあるでしょう。
また、応募書類では、これまでの接客経験など受付に活かせる点を強調し、「人と接することが好き」といった適性をアピールしましょう。
面接では、清潔感ある身だしなみと明るい笑顔を心掛け、質問への回答を準備しておくことが大切です。第一印象が重要なので、面接官に「受付にふさわしい人物である」と思ってもらえるよう意識しましょう。
まとめ
受付事務は企業の「顔」として重要な役割を担う、やりがいのある職種です。来客対応から電話・メール対応、スケジュール管理、事務作業まで幅広い業務をこなす必要がありますが、多様なスキルを身につけられます。特に人と接することが好きで、気配りができ、笑顔で礼儀正しく対応できる方に向いている仕事といえるでしょう。清潔感のある身だしなみや臨機応変な対応力も求められます。一方で、コミュニケーションが苦手な方や自分のペースを守って仕事をしたい方には向かない面もあります。
受付事務は「人と接することが好き」「細やかな気配りができる」「笑顔で対応できる」という方にとって、スキルを磨きながらキャリアを築いていける魅力的な職種です。自分の特性や希望する働き方に合わせて、最適な職場を見つけてください。
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受付事務に関するFAQ
ここでは、受付事務を目指したいときによくある疑問や質問をまとめました。受付事務になりたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
受付事務に向いてる人の特徴は?
このコラムの「受付事務に向いてる人の6つの特徴」の項で紹介したとおり、コミュニケーション能力がある人や、臨機応変な対応ができる人は、受付事務に向いているといえるでしょう。日々多くの人と関わる受付業務では、スムーズなやり取りが必要です。
また、受付スタッフの種類によっては、英語ができると即戦力として評価される可能性もあります。
病院やクリニックの受付事務になるには?
正社員で病院やクリニックの受付スタッフになるために、必須の資格はありません。ただし、民間の医療事務資格を取得していると就職・転職活動時に有利になることもあるでしょう。
受付事務は「しんどい」ですか?
受付事務の業務では、複数のタスクスケジュール管理能力や状況に応じた臨機応変な対応を求められることがあるため、「しんどい」と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、職場環境や個人の適性によって「しんどい」と感じるかどうかは大きく異なります。複数人で受付業務を担当する職場や社内のサポート体制が整った環境では、「働きやすい」と感じることもあるでしょう。自分に合った職場を選ぶことが重要です。
受付事務の正社員求人はどこで確認できますか?
受付事務の正社員求人は、ハローワークや求人サイト、就職・転職エージェントなどで確認できます。「大手企業で受付で正社員になるためにはどうしたら良い?」「転職して受付事務で正社員になりたい」とお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。