- フリーター就職支援「ハタラクティブ」トップ
- お役立ち記事TOP
- 大学中退から受付事務になるには?役立つ資格や就職のコツを解説!
大学中退から受付事務になるには?役立つ資格や就職のコツを解説!
更新日

この記事のまとめ
- 受付事務は未経験歓迎の求人もあるため、大学中退から正社員を目指すことは可能
- 受付は来客や電話などの接客と、資料作成や備品管理などの事務作業の仕事を行う
- 大学中退から受付を目指すなら、基本的なビジネスマナーやパソコンスキルがあると良い
- 大学中退者が就職する注意点は、自分にあった仕事内容かどうか把握しておくこと
- 受付の正社員はチームリーダーや秘書などへのキャリアアップを目指せる
大学中退後に受付事務の仕事に就きたいと考える人もいるでしょう。企業の受付は特別な資格がなくても正社員になれる、接客を伴う事務系の職種です。このコラムでは、企業の受付を目指す方のために具体的な仕事内容や注意点をご紹介。ほかにも、役立つスキルやアピールにつながる資格、就職活動のコツなどについて解説しています。大学中退から企業の受付として正社員就職を考えている人は、参考にしてください。
自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう
性格でわかる
私の適職診断
大学中退後から受付事務を目指せる?
結論から言うと、大学中退後から受付事務になることは可能です。受付事務は未経験者歓迎の求人が多く、特定の資格が不要なことから、比較的挑戦しやすい職種といえます。また、知識や経験の有無よりも、接客や業務を行うなかで必要になるコミュニケーション能力を重視する傾向があるようです。
以下では、大学中退後に受付事務を目指せる主な3つの理由について解説します。
専門性のある知識が不要
受付事務には業務に専門的な知識が必要ないため、未経験から挑戦しやすいでしょう。経験や知識がなくても、人と話すのが好きだったり、初対面の人とスムーズな会話ができたりと、接客に必要なコミュニケーション能力があれば業務が可能です。そのため、大学中退後、社会経験が浅い状態からも比較的チャレンジしやすい職種といえます。
学歴を問わない求人が多い
先述したように、受付事務は専門性のある知識や経験が不要のため、一般的に「学歴不問」の求人が多いようです。大学を中退すると、最終学歴は「高卒」になるため、不安になる方もいるでしょう。しかし、学歴不問の求人が多い受付事務なら、大学中退後も応募できる求人が見つけやすいといえるでしょう。
また、応募者のなかには大学に入ったことのない人も含まれるため、大学を中退していても、「大学に入学できる学力がある」として就職に有利になることもあるようです。
幅広い雇用形態がある
受付事務は正社員だけでなく、アルバイトや派遣社員、契約社員などさまざまな雇用形態があります。これらの非正規雇用の場合、受付事務としての採用を前提に募集している求人が多いようです。一方で、正社員雇用の場合は、入社後にそれぞれの部署に配属され、その部署のうち数名が受付業務に携わる可能性があります。
もし大学中退後、受付事務への正社員就職を考えているなら、応募する前に求人の雇用形態を確認しておきましょう。
受付事務の仕事内容とは
受付は、エントランスで最初にお客さまをお迎えする「企業の顔」です。企業の受付には、お客さまを笑顔でおもてなしすることと、書類作成やデータ管理などの事務作業をこなすことが求められます。
受付の仕事に就くためには容姿が整っていないと不採用になると思われがちですが、実際には清潔感や見た目への気遣いがあれば十分といえるでしょう。また、受付は来客の応対のほかに、以下のような事務仕事を任されることがあります。
来客の応対
受付の主な仕事としてお客さまのお出迎えや取り次ぎ、施設案内が挙げられます。また、荷物を預かるほか、タブレット端末やパソコンを用いた来客情報の入力・管理なども受付の担当です。
来客情報とは、来客者の名前や部署、会社名、人数などを記録します。このような来客者の管理は、何らかの問題が発生した際に来客者を把握するのに必要となるため、重要な仕事の一つです。
電話やメールの対応
電話やメールの対応も受付の仕事です。受付は「企業の顔」ともいえますが、見た目の印象だけでなく、社会人としての基礎的なスキルがあることも求められます。会社によっては社内や提携先だけでなく、顧客からのお問い合わせに対応することもあるでしょう。
また、電話やメールでの正しい言葉遣いについては、面接の段階から気をつけることで、面接担当者にポジティブな印象を与えられる可能性があります。
備品管理などの事務作業
応対業務がないときは会議室の予約管理や資料作成、備品管理などの事務作業を行います。会議室の予約は、会議の日時や人数、場所が決まったら会議室を予約しておく業務です。宅配の受け取りや発送依頼、社員のスケジュール管理なども求められるため、受付の業務は接客と事務の両方をこなさなければなりません。
大学中退後に受付事務になる場合に求められるスキル
受付事務の求人のなかには未経験歓迎のものも多くあり、大学中退の方も受付の仕事に就くことは可能です。しかし、企業の受付の正社員は接客と事務の両方を担当するため、さまざまなスキルを身につけておく必要があります。
スキルを身につけておくと、大学中退の方も就職活動でのアピールポイントになるでしょう。具体的には、実践で活かせる以下のようなスキルがあれば内定獲得に一歩近づけます。
ビジネスマナー
社会人には、正しい言葉遣いや身だしなみなどのビジネスマナーが欠かせません。受付は「企業の顔」なので、取引先の社員や配達員などさまざまな人に見られる機会が多く、より一層ビジネスマナーを求められます。入社後の研修や働きながら習得できる部分もありますが、企業の受付の正社員へ応募する前にビジネス書を読んだり、ビジネスマナー検定を受けたりして事前に学習しておくのがおすすめです。
パソコンスキル
受付は事務作業も行うため、パソコンの基本操作をはじめとしたWordやExcelのスキルが身についていれば、選考で有利に働く可能性があります。実力を証明するために、「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」や「Word(文書処理技能検定試験)」などの資格を取得するのも良いでしょう。
臨機応変な対応力
正社員の受付として働くうえで、臨機応変な対応力を求められる場面は多々あります。受付業務では急な来客対応や、スケジュール変更といったトラブルはつきもの。そのため、受付には状況に応じて冷静で的確な指示を出したり、周囲のスタッフと協力したりして迅速に対応する力が必要です。
コミュニケーション能力
受付は「企業の顔」なので、印象を損なわないために適切なコミュニケーションを取る必要があります。お客さまと接する時間は限られているため、短時間で好印象を与えるためにはコミュニケーション能力が欠かせません。コミュニケーション能力は一朝一夕で身につくものではないので、日頃から相手の気持ちを考えた気配りを心掛けましょう。
企業の受付の正社員になるためには上記のようなスキルがあると有利ですが、未経験で資格やスキルがない方も就職を目指すことは可能です。大学中退の方や高卒者も企業の受付を目指せますので、詳しく知りたい方は「高卒から受付の正社員に就職するには?詳しい業務内容を確認しよう」をあわせてチェックしてみてください。
大学中退者が受付事務を目指す場合に役立つ資格
受付事務として働くうえで必要な資格はありませんが、資格を取得していることでアピールにつながる場合があります。以下では、受付事務の就職活動に活かせる資格を3つご紹介。採用率アップを目指すために挑戦してみるのもおすすめです。
ビジネス実務マナー検定
ビジネス実務マナー検定とは、ビジネスパーソンとしてのマナーや基本的な知識を身につけている証明になる資格です。一般常識を知っており、判断や行動できる人材であることの証明は、就職活動でアピールポイントになります。
ビジネス実務マナー検定は3級から1級まで、3つの難易度があり、3級は最も基礎的なマナーに関する出題内容です。
大学を中退して社会経験がない方は、資格勉強を通してビジネスの常識を身につけることで就職活動に活かせるでしょう。
秘書検定
秘書検定は、秘書として働くうえで身につけておきたい技能や知識などを問う試験です。秘書を目指す以外の方も秘書検定に合格すると、電話対応や書類の作成、社会人としての振る舞いができることを証明できます。基本常識が問われる3級から上級の1級まで、4つの難易度に分かれており、2級以上に合格すると就職活動のアピールポイントとして使えるでしょう。
秘書検定の3級と2級は筆記試験のみの試験内容となり、独学の場合、勉強時間は約20〜70時間程度が目安とされています。
大学中退後に社会人経験がなくても、秘書検定における知識や技能が証明できれば、就職活動において大きな強みになるので、ぜひ挑戦してみてください。
MOS(マイクロオフィススペシャリスト)
MOS(マイクロオフィススペシャリスト)とは、WordやExcelといったマイクロソフト社製のオフィス系ソフトの使用スキルを証明する資格です。取得することで、ある程度のパソコンスキルがある証明になります。
MOSは全国の試験会場で受験可能です。パソコン初心者の場合、取得までの期間は1〜2ヶ月程度が目安とされています。
資格勉強のなかでパソコンを操作するスキルも身につけられるため、事務職への就職を検討している方は仕事で活かせるでしょう。
受付事務に向いている人の特徴とは?
企業の受付事務の仕事は、接客と事務のどちらの業務も行います。この項では、企業の受付事務に向いていると考えられる適性をご紹介しますので、正社員として就職を目指している方は参考にしてください。
冷静沈着
企業の受付では、冷静沈着に対応できる人が重宝されるでしょう。スケジュールの急な変更や予定にない来客の対応などイレギュラーな出来事が起きたとき、冷静な対応ができる人は、受付事務の適性があるといえます。
口が固い
企業の受付の正社員という立場上、社外秘として扱われる業務を任されることもあるでしょう。お客さまの個人情報を管理するのも仕事の一つなので、口が固い方は受付に向いているといえます。
人と関わるのが好き
企業の受付の仕事は、人と関わるのが好きな方に向いている仕事といえます。企業規模や事業規模によってはさまざまな業界の人と関われるので、コミュニケーション能力に自信がある人や接客が好きな方におすすめです。
大学中退から受付事務を目指す際の注意点
大学中退後から受付事務になりたい場合、求人を探す際の注意点があります。ミスマッチによる短期離職につながらないよう、以下のような点に注意して就職活動に挑みましょう。
大学中退の理由は正直に話し前向きな印象を伝える
大学中退の経歴があると、面接で中退理由について聞かれる可能性があります。その際に、答えられる範囲で中退理由を正直に伝えることがポイントです。ただし、経済的事情や病気の療養などといったやむを得ない理由は、すでに解決済みであることをしっかりと説明しましょう。
どの理由も、現在は働く意欲があることを伝えて、前向きでポジティブな印象を伝えることが大切です。
中退理由の伝え方については、「大学中退の理由ランキング!面接や履歴書での伝え方・書き方も紹介」で理由別に紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
求人に掲載されている雇用形態を確認する
大学中退後から受付事務への就職を目指すなら、目的に合った雇用形態の求人を選びましょう。「幅広い雇用形態がある」で紹介したように、受付事務にはさまざまな雇用形態があります。まずは経験を積むためにアルバイトや契約社員から挑戦するのか、最初から正社員就職を目指していくのかによって選ぶ就職先も異なるでしょう。雇用形態によって働き方や配属先などが異なる場合もあるため、応募する前は求人に掲載されている内容をしっかりと確認することが重要です。
自分に合った仕事内容かどうかを把握しておく
受付事務は、どのような会社に就職するかによって仕事内容が異なる場合があります。そのため、求人を探す際は、自分が希望する仕事内容かどうかをよく確認しておくのがおすすめです。
たとえば、オフィスビル全体の受付と1つの会社の受付では、働き方に違いがあります。同じ受付事務の求人でも、会社の規模感などによって業務内容が大きく異なる場合があるため、事前に求人票を確認したり会社についてよく調べたりしておきましょう。
受付事務を経験したあとのキャリアアップ
企業の受付事務に正社員で就職したのち、どのようなキャリアアップが望めるか知りたい方も多いでしょう。将来を見据えて、受付事務の経験を活かせる職種を考えてみることも大切です。
チームリーダーを目指す
企業の受付は1つのチームで働くのが一般的です。そのため、チームをまとめるリーダーや受付全体の指揮を執るプロジェクトマネージャーが存在します。受付業務で経験を積み、管理職へのキャリアアップを目指すことも可能です。
秘書に転職する
受付業務で培った経験やスキルは、秘書の仕事に通じる部分があるため、転職するケースも少なくありません。秘書への転職を目指す場合は、「秘書検定」の資格を取得するのがおすすめです。秘書の仕事は、ビジネスマナーやお客さまへの高い対応スキルが求められるため、しっかり経験を積んでキャリアアップを目指しましょう。
ビジネスマナーの講師になる
企業の受付は接客やビジネスマナーを高められる仕事です。正社員で企業の受付として働いた経験を活かして、研修講師やマナー講師になる道も考えられます。正しいビジネスマナーを理解することで、その道のプロになることも可能です。
企業の受付の将来性については「受付の仕事内容とは?種類ごとに違う?向いている人や身につくスキルを紹介」でも紹介しているので、正社員就職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
大学中退者が受付事務に就職するためのコツ
大学中退後に受付事務に就職するには、事前準備や求人の選び方などのコツをおさえておきましょう。この項では、大学中退者が就職するためのコツを3つ解説します。
自己分析を行う
まずは徹底した自己分析を行いましょう。自己分析することで、自分の長所と短所を認識して就職活動における強みを見つけることができます。自分の過去の経験を振り返ることで、応募先で活かせるアピールポイントを見つけたり、より具体的な志望動機や自己PRを作成したりできるでしょう。
また、自分を客観的に見られると、会社とのミスマッチによる短期離職の可能性も下げられます。自己分析の方法については「自己分析の方法9選!就活や転職を成功させるためのやり方を解説」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
学歴・経験不問の求人に応募する
大学中退後から受付事務を目指す際は、学歴・経験不問の求人を探してみましょう。大学を中退して就職活動を始める場合、中途採用の求人に応募することになります。「学歴を問わない求人が多い」でも解説したように、大学中退後の学歴は高卒になりますが、学歴不問の求人であれば大学中退の経歴があっても応募が可能です。
また、「経験不問」や「未経験者歓迎」といった求人は、学歴よりも人柄や働く意欲、ポテンシャルなどを重視する傾向にあるため、大学中退後からも採用されやすいといえるでしょう。
就職支援サービスを活用する
就職活動に不安があり、何から始めれば良いのか分からない方は、就職支援サービスを利用する方法もあります。
就職支援サービスとは、求人紹介をはじめ、志望理由や自己PRなどの応募書類の添削、面接練習といったサポートを行っている機関です。就職支援サービスに登録することで、効率的に就職活動が進められます。専任の担当者によるヒアリングによって、自分に向いている求人を紹介してもらえるため、今までは気付けなかった新たな強みが見つかる可能性もあるでしょう。
大学を中退すると、大学のキャリアセンターを利用できなくなるため、自分に合った就職支援サービスの利用を検討してみてください。
大学中退から会社の受付の正社員就職を目指すなら、ハタラクティブを利用してみませんか?ハタラクティブは20代の既卒や第二新卒、フリーター向けの就職・転職支援サービスです。
ハタラクティブではキャリアアドバイザーが個別にカウンセリングを行い、あなたの希望に沿った求人をご紹介。未経験から正社員へ就職できる求人も取り扱っています。
面接対策や応募書類の添削など、就職に必要なサポートもキャリアアドバイザーが担当するので、スムーズに転職活動を進めることが可能です。「経歴に自信がない」「大学中退から就職できるか不安」という方は、お気軽にハタラクティブにご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。