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SPI性格検査とは?無料でできる対策法や問題例を解説
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この記事のまとめ
- SPI性格検査とは、企業が就活生の性格的思考を確認するための適性検査のこと
- SPI性格検査の結果は企業のみ確認でき、受検者は知ることができない
- SPI性格検査を行うことで入社後のミスマッチを防ぎ、面接での判断材料にもなる
- スムーズに回答できるようにするためには、自己分析や練習問題を解くことが大切
- 受検方法は、企業で受ける以外にWebやテストセンターなどの方法もある
SPI性格検査を企業選考で受けるものの、「どんな受検対策をすれば良いか分からない」と悩んでいる方は多いでしょう。本番に落ち着いて回答するためには、自己分析や類似問題で練習することが有効です。
このコラムでは、SPI性格検査で落ちない答え方のコツや問題例などを紹介しています。これからSPI性格検査を受ける方は、ぜひ参考にしてみてください。
SPI性格検査とは
SPI性格検査とは、就活生の性格的思考を確認するために行われている適性検査です。約300もの問題に答えることで、就活者の考え方や行動、向いている業務などを数値化できます。多くの企業が就活生に対して実施している適性検査であり、検査結果が採用に影響することもあるでしょう。
受検者は結果を知ることができない
SPI性格検査の受検結果は、企業のみ確認することができます。そのため、不採用で「適性検査の結果が原因かもしれないから知りたい」と思ったとしても、受検者は知ることができません。しかし、受検結果を知ることができなくても、過去の出題例やどのような回答をすると落ちやすいかなどは調べられます。後述する「SPI性格検査で落ちないための5つの注意点」をチェックして、事前にできる対策を行いましょう。
企業がSPI性格検査を実施する理由
ここでは、企業が就活生に対してSPI性格検査を行う理由を紹介します。企業がSPI性格検査を通して何を知りたいのかを理解して、受検対策に役立てましょう。
就活生が企業にマッチする人材か知るため
SPI性格検査が適性検査として活用されている理由は、就活生が企業にマッチする人材かを判断するためです。企業は、多くの就活生のなかから企業の求める人材を選ばなければいけません。
しかし、就活生一人ひとりをじっくりと見極める時間を確保するのは難しいため、SPI性格検査を活用して効率的に就活生を評価します。
また、SPI性格検査は、面接での評価を助ける参考材料としても役立てることが可能です。SPI性格検査の結果があれば、その情報をもとに就活生に合わせて面接の視点を変えることができ、より質の高い選考が行えます。特に、人物像に関する評価は客観的に判断するのが難しく、面接官により視点のズレが生じてしまう場合もあるでしょう。そのため、SPI性格検査により数値化された情報を評価基準に加えることで、面接官による評価の違いも起きにくくなります。
入社後の教育に役立てるため
SPI性格検査は選考のためだけに行われているのではなく、入社後の教育にも活かされています。SPI性格検査で分かった性格的特徴を考慮すれば、一人ひとりに合った教育ができるでしょう。向いている業務や苦手な業務も結果から予測できるため、仕事の任せ方や配属の判断にも役立ちます。
SPI性格検査の問題例
SPI性格検査では、以下のような問題が出題されます。
A:1人で旅行するのが好きだ
B:みんなで旅行するのが好きだ
上記の例題のような2択に対して、「Aに近い」「どちらかといえばAに近い」といった回答のなかから自分の考え方や行動に近いものを選択する形式です。
そのほかにも、「立ち直りは早いほうだ」といった問題に対して、自分の考え方に近いものを以下の選択肢から選ぶタイプもあります。
・あてはまる
・どちらかといえばあてはまる
・どちらともいえない
・どちらかといえばあてはまらない
・あてはまらない
深く考え過ぎると時間が足りなくなるため、直感的に選びましょう。
SPI性格検査の受検対策
ここでは、SPI性格検査の受検対策についてご紹介します。SPI性格検査の受検対策をしておけば、決められた時間内で精度の高い回答ができるでしょう。
自己分析をする
SPI性格検査で回答をスムーズに選ぶためには、自己分析が有効です。自分の性格や考え方、能力などの認識に迷いがあると、回答するのに時間がかかってしまいます。時間内にすべての問題に回答できなければ、落ちる可能性も上がってしまうでしょう。SPI性格検査を受験する前にしっかりと自己分析をして、自分に対する理解を深めておくことが重要です。
どのように自己分析をすれば良いか分からない場合は、「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」のコラムでやり方をチェックしてみてください。
無料のWebサイトやアプリで練習する
SPI性格検査の受検対策として、無料のWebサイトやアプリを使用して問題を確認したり、類似した適性検査を受けたりする方法もあります。本番に落ち着いて問題を解けるように、類似の適性検査で練習をしておきましょう。
いつまでに対策しておけば良いか
SPI性格検査は問題数が多いため、1~2ヶ月前から受検対策を始めることをおすすめします。SPI性格検査などの適性検査は、企業説明会や一次面接のあとに行われることが多いです。企業の選考スケジュールを把握して、計画的に受験対策を行いましょう。就活のスケジュールについては「就活の準備はなにからすればいい?成功させるコツとは」のコラムで解説しているため、あわせてチェックしてみてください。
SPI性格検査で落ちないための5つの注意点
SPI性格検査の結果が原因で選考に落ちる可能性はゼロではありません。ここでは、SPI性格検査で落ちないための5つの注意点を解説します。
1.集中できる場所と時間を確保する
SPI性格検査で落ち着いて回答するためには、集中できる場所と時間を確保することが必要です。周りが騒がしいと気が散ってしまい、精度の高い回答が難しくなるでしょう。SPI性格検査は受検場所を選べる場合があるため、落ち着いて回答できる環境を選ぶことが大切です。試験時間は30分なので、焦らずに受検ができるよう時間に余裕をもってスケジュールを調整しましょう。
2.正直に回答する
SPI性格検査では正直に回答することも重要です。企業研究を進めていくと、企業の求める人材を想像できるようになります。
しかし、企業の求める人材を意識し過ぎた回答をすると、自分の考え方とは異なる回答になってしまうでしょう。自分の考え方とは異なる結果で採用されたとしても、性格的に向いていない部署に配属されたり、社風に合った働き方ができなかったりするリスクが考えられます。このような入社後のミスマッチを防ぐためにも、自分なりの答えを正直に選ぶようにしましょう。
極端な質問はライスケールの可能性が高い
SPI性格検査の問題には、「ライスケール」という嘘の回答をしていないかを見極める質問があります。「今まで人に迷惑をかけたことがない」のような極端な質問はライスケールの可能性が高いです。企業への印象を意識し過ぎて、嘘の回答になってしまわないように注意しましょう。3.一貫性のある回答にする
SPI性格検査では似た質問が言葉や表現を変えて何度も出題されるため、一貫性のある回答を心掛けましょう。答え方に矛盾があると「嘘をついている」と捉えられ、落ちる原因になってしまうかもしれません。問題によって答え方を変えず、毎回自分の考え方に合う答えを選びましょう。
4.「どちらともいえない」ばかりにしない
「どちらともいえない」ばかりを選ぶと、検査から性格的特徴を読み取るのが難しくなってしまいます。優柔不断な印象を与えてしまう恐れもあるため、曖昧な回答ばかりにならないように意識してみてください。
5.極端な回答ばかりにしない
SPI性格検査では、極端な回答ばかりしないようにすることも大事です。たとえば、「我慢強いか」「立ち直りは早いほうだ」などの質問に対して、「全くあてはまらない」ばかり選んでしまうと、「入社後にうまくやっていけないのでは」というイメージを与える可能性があります。極端な回答は、質問によってはマイナス評価につながることを念頭に置きましょうましょう。
SPI性格検査の受検方法は?
ここでは、SPI検査の受検方法をまとめました。SPI性格検査は、企業により受検方法が異なります。適性検査といえば、企業の会場にてマークシート方式で回答するペーパーテスティングを思い浮かべるかもしれませんが、それ以外の方法もあるのです。
Webで受ける
SPI性格検査はWebでも受けられます。インターネット環境に接続できる自宅や学校など、指定の受検機関で受検する方法です。自宅であればほかの受検者を気にする必要がなく、集中して受けやすいでしょう。
テストセンターで受ける
SPI性格検査はテストセンターでも受けられます。指定の受検期間内で、自分の都合の良い日時と会場を予約して受検する方法です。専用会場のパソコンで受検する方法と、自宅などのパソコンで受検する方法とがあります。テストセンターは、性格検査のほかに能力検査や英語能力検査と構造的把握力検査にも対応しており、応募先の企業によって実施する検査は異なるようです。
「検査が増えるからテストセンターは避けよう」と考える人もいると思います。
しかし、SPIの受検方法は企業側から指定されるほか、検査の種類も企業によって異なり自分で選ぶことはできません。受検内容は、SPIの受検案内のメールに記載されていたり、テストセンターのWebサイトにログインしたりすることで分かるため、早めに内容を確認して対策を行いましょう。
テストセンターで受ける性格検査については「テストセンターでの性格検査に対策はある?回答のポイントとあわせて解説」でも詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
インハウスCBTで受ける
企業のパソコンで行う「インハウスCBT」も受検方法の一つです。面接と同じ日に行われることが多いでしょう。
「性格検査が苦手…」「SPIの対策方法を詳しく知りたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブには、多くの求職者をサポートしてきたキャリアアドバイザーが在籍しており、マンツーマンでサポートを受けられます。SPI検査対策だけでなく応募書類の書き方など、就職に関することは何でも相談可能です。お気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。