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「働きたい…!」ニートを卒業するために始めるべき準備とは?
更新日
この記事のまとめ
- ニートから働きたい人は、生活リズムの見直しや自己分析といった事前準備が重要
- ニートから働きたい人におすすめなのは、人手不足の業界や未経験歓迎の仕事
- 今すぐ「働きたい」と思えなくても、就職することで意欲的になれる可能性もある
- ニートから働きたい人は、就職サポートを受けるのがおすすめ
働きたい気持ちはあるものの、ニートの期間やブランクが多く就職活動に一歩を踏み出せない人もいるのではないでしょうか。ニートから就職を目指すことはできます。そのためには事前に準備を始めていくことが大切です。
このコラムでは、就職活動前に始めたい事前準備を6つご紹介します。ニートからの就職におすすめな仕事の特徴も解説するので、参考にしてみてください。
働きたいニートが就職を成功させるための6つの準備
ニートから就職を成功させるためのポイントは、事前準備にあります。ここでは、就職成功のためにやっておきたい事前準備を6つご紹介するので、参考にしてください。
働きたいニートが就職を成功させるための準備
- 規則正しい生活を心がける
- 友達と会ってみる
- アルバイトをしてみる
- 自己分析をする
- 資格を取得する
- 情報を集める
1.規則正しい生活を心掛ける
就職を成功させるためには、生活のリズムを整え、規則正しい生活に慣れることが大切です。仕事をしていないと、毎日決まった時間に起きて支度をしなくても問題ありません。しかし、好きな時間に寝て好きな時間に起きる生活に慣れてしまっていると、いざ仕事が始まったときに体がついていかないこともあります。
就職を希望するなら、スムーズに就業できるよう「1日3食食べる」「毎日同じ時間に就寝・起床する」「軽い運動をして体を動かす」などを心掛けると良いでしょう。
2.友達と会ってみる
自分にとって話しやすい人と会ってみるのも、ニートから就職するための第一歩です。就職活動では面接があり、面接では採用担当者とのコミュニケーションが不可欠。また、職種によって差はあるものの、仕事をするには基本的にほかの社員とコミュニケーションをとることが必要です。
ニート状態にある人の中には、最近家族としか話していないという方もいるのではないでしょうか。話しやすい人と会って会話に慣れておくと、就職活動へのハードルが下がるでしょう。
3.アルバイトをしてみる
いきなり正社員としてフルタイムで働くことに不安がある人は、アルバイトやパートから始めてみるのも1つの方法です。アルバイトは正社員よりも勤務時間や出勤数の融通が利くため、自分のライフスタイルに合わせて無理のない範囲で働くことができます。正社員へのステップとして、期間を決めて行うと良いでしょう。
4.自己分析をする
働きたいと思っているニートの方は、就職活動に向けて自己分析を行ってみましょう。自己分析とは、自分を客観的に見るための作業です。自分についてゆっくり振り返ってみることで、強みや弱み、やりたいことなどが見えてきます。どのような仕事に興味を持っているのか、自分の適性はどこにあるのかを知ることができれば、求職活動の際に明確な目標を持って求人を探せるでしょう。
モチベーションが上がるポイントを見つけよう
自己分析では、モチベーションが上がるのはどんなときかを考えてみてください。困っている人を助けるときや、誰かのために頑張るときなど、自分が積極的に行動できるシチュエーションを思い出しましょう。
モチベーションが上がるポイントには、やりたいことや得意なことが隠れている可能性があります。仕事探しの方向性を決めるのに役立つので、「どんな風に働きたいか分からない」というニートの方におすすめです。
自己分析とあわせて適職診断をするのもおすすめ
適職診断をすれば、自分に向いている仕事を理解することが可能です。どのような職種に適しているかが掴めれば、求人を探す際の参考になります。ただし、適職診断の結果がすべてではないので、あくまで参考程度に留めることが大切です。
5.資格を取得する
働きたいニートの方は、就職先で活かせる資格を取っておくのも良いでしょう。資格の勉強をするときは、希望する職種に関連する資格がないかをチェックしてみてください。ニート期間中で時間がある今だからこそ、集中して資格取得を目指せます。資格があれば企業にスキルの証明や学習意欲をアピールできるほか、自分に自信がつくのもメリットです。
資格取得や勉強方法については「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!」のコラムも参考にしてみてください。
6.情報を集める
業界や職種についての情報を集めるのも準備の一つです。たとえば、営業職といっても、新規営業やルート営業、法人営業など、さまざまな種類があり働き方も異なります。イメージだけで「営業職は実力主義で辛そう」と避けるのではなく、長所・短所を調べたうえで自分に合うかどうかを判断するのが大切です。
情報収集をするときは、求人サイトを活用するのがおすすめ。どのような条件で募集が出ているのかを見ておくと、求められるスキルや人物像が分かります。また、ブランクがあって就職活動が心配な場合は、ニートから就職した人の体験談から、成功のヒントを見つけられる可能性も。「27歳で就職するには?職歴なしのニートやフリーターから正社員になる方法」のコラムには体験談が紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
ニートから就職するには働きたい理由を明確にしよう
ニートやフリーターから就職する場合は、働きたい理由をはっきりさせると、面接対策や書類作成の役に立ちます。
ニートだった人を採用する会社側は、求める人材像にマッチするかどうか、「働くことに意欲があるのか」といった要素を確認しています。採用しても意欲を持って仕事に取り組まなかったり、早期離職につながったりすると、企業側は再び採用活動を行う必要があるからです。採用活動や採用後の人事教育にはコストがかかるため、長く働いてくれる人を採用したいと考える企業は多いでしょう。自信を持って答えられるよう、自己分析を通して働きたい理由を明確にしておくことをおすすめします。
自己分析の方法がよく分からない人は「フリーターが自己分析するのは何のため?やり方がわからない方へのヒント集」のコラムをご覧ください。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
ニートからの就職は怖い?踏み出せない8個の理由
社会人経験がなかったり、ブランクがあったりすると、就職活動への不安が大きくなってしまいます。この項では、就職活動を始めたいものの、なかなか一歩を踏み出せないという人が不安に感じる理由をまとめました。
ニートが就職に踏み出せない理由
- ブランクがあるから
- 職歴自体がないから
- コミュニケーションに自信がないから
- 仕事を続けられる自信がないから
- 正社員の仕事ができるか不安
- ニート期間について厳しいことを言われそうだから
- 同僚や上司とうまくやっていけなさそうだから
- ブラック企業に応募してしまうかもしれないから
1.ブランクがあるから
ニート生活によるブランクを、面接でどう説明しようか心配している人もいるでしょう。無職期間が長ければ長いほど、面接で事情を聞かれる可能性は高くなります。しかし、ニート期間が1〜3ヶ月程度の短期間であれば、それほど問題視されません。
ただし、空白期間の過ごし方やニートになった事情によっては、「採用してもすぐ辞めるのでは?」とマイナスな印象を与えてしまう可能性も。志望動機や自己PRの内容を充実させ、適性や意欲を示すことでイメージを挽回していきましょう。
2.職歴がないため採用されるか不安
学校卒業後、一度も就職していないニートの場合、職歴がないことが不安になる原因の一つです。職歴がない状態が長期化していると、社会人としての基本的なスキルや知識が不足していると判断され、就職が難しくなる場合もあります。
職歴がないことで就職に不安を感じるなら、基本的なビジネスマナーを身につけて自信をつけるのがおすすめです。たとえば、ハローワークや就職エージェントの講座を利用するのも良いでしょう。
また、希望する業界が決まっているなら、職業訓練を受けておくのもおすすめ。職業訓練については「ジョブカフェや職業訓練の利用を検討する」でも解説しているため参考にしてください。
3.コミュニケーションに自信がないから
ニートに限らず、「人と話すことが苦手」「面接が苦手」「学校や職場で人間関係を築けない」など、コミュニケーションに対して苦手意識を持つ人は少なくありません。しかし、組織は人の集まりなので、多くの選考でコミュニケーション能力をチェックされる可能性が高いでしょう。
ただし、コミュニケーション能力とは、性格の明るさや「おしゃべり上手」のことを指すのではありません。「挨拶をきちんとする」「聞かれたことに丁寧に答える」というように、基本的な行動ができていれば問題ないので、苦手意識を持ち過ぎないのが大切です。また、コミュニケーションの取り方は社風によって異なるので、自分の適性に合った職場を選ぶことで不安を少なくできるでしょう。
4.仕事を続けられる自信がないから
「バイトが長続きしなかった」「そもそも働いたことがない」といった理由で、正社員の仕事を続けられる自信がない場合もあるでしょう。なかには、「自分に出来る仕事がないかもしれない」と不安になってしまう人もいます。しかし、どのような仕事でも初めから完璧にこなせる人はいません。多くの仕事は働きながら覚え、身に付けていくものです。
仕事を続ける自信がない人は、サポートを受けながら就活を進めてみてください。自分の適性に合った仕事を紹介してもらえば、長く働けるでしょう。
5.正社員の仕事ができるか不安
自分に正社員の仕事が務まるか不安に思うニートの方もいるでしょう。就業経験がない場合、働くことに対して不安を覚えるのは自然な感情です。
ニートであるかどうかに関わらず、初めてやる業務がうまくいかないのも当たり前のこと。入社して間もないころはミスが続いたり、うまくいかないこともあったりすることもあります。このような悩みは仕事に慣れていくことで解消できるので、行動に移すことを意識しましょう。
まずは派遣社員から始めるのも手
働きたい気持ちはあるものの、「最初から正社員は不安」というニートの方は派遣社員から始めるのも一つの手です。派遣社員は雇用期間に期限があるため、正社員に比べて仕事の難易度が低い傾向にあります。また、週3日や短時間勤務など、希望に合わせた働き方が選びやすいのもメリット。
少しずつ働くことに慣れてから正社員を目指すと、生活の変化にもスムーズに対応しやすくなります。
6.ニート期間について厳しいことを言われそうだから
面接でニート期間を責められるのではという不安から、就職に踏み切れない方もいるでしょう。面接で「なぜ今まで働かなかったのか」と聞かれる可能性は高いですが、それはニートであることを叱責したいからではありません。
面接官は、応募者の人柄やニートだった事情を知りたいと思って質問しています。過度に怖がる必要はないので、これから頑張りたいことやニート期間の反省などをアピールすることが大切です。
なぜニートになったのかを説明できるようにしておこう
面接でニートになった理由を聞かれても、しっかりと説明できるように準備しておきましょう。この質問で面接官が確認したいのは、働く意欲です。このとき、「なんとなく…」と曖昧な回答をしてしまうと、就職への本気度を疑われてしまいます。
仮に、ニートになった理由が「働きたくなかった」だとしても、「自分と向き合うのに必要な時間だった」と前向きに回答するのがポイントです。そのうえで、今後は長く働きたいという意欲をアピールしてみてください。
面接はお互いを知るためにあると理解しよう
面接は企業が応募者を一方的に評価するものではなく、お互いを知るためのステップであることを理解しておきましょう。面接官は応募者を不合格にするために質問しているわけではないので、会話をするつもりで答えてみてください。会話のキャッチボールがうまくできればお互いの理解が進み、マッチ度を見極めやすくなります。
7.同僚や上司とうまくやっていけなさそうだから
人間関係を築くのが苦手で、「同僚や上司とうまくやっていけなさそう」と就職に踏み出せないこともあるでしょう。働くうえでは報告・連絡・相談や助け合いなど、人との関わりが欠かせません。職種によっては最小限のコミュニケーションで問題ない場合もありますが、仕事を教えてもらったり、決裁を仰いだりと同僚や上司と関わる場面は多々あります。
しかし、ニートであったかどうかに関わらず、人間関係を築くのには一定の期間が必要です。最初は慎重に周囲をうかがっていても、挨拶やお礼、業務上の連絡などを介して少しずつコミュニケーションをとるうちに、接し方が分かるようになっていくでしょう。
8.ブラック企業に応募してしまうかもしれないから
「選んだ就職先がブラック企業だったらどうしよう」という不安から、就職に踏み切れないニートの方もいます。せっかく働きたいと思っても、サービス残業やハラスメントなどが横行している職場に就職してしまう不安は誰にでもあるものです。
ブラック企業に就職しないためには事前の情報収集が大切。求人情報だけでなく、企業のWebサイトや社長のプロフィール、会社の口コミなどに目を通しましょう。また、万が一ブラック企業に就職してしまっても、会社に明らかな問題がある場合は短期間での転職が不利になることはありません。転職して環境を変えることは可能なので、不安になり過ぎないようにしましょう。
ニートに対する一般的なイメージやフリーターとの違い
先述した「6.ニート期間について厳しいことを言われそうだから」のように、企業がニートに対してどのようなイメージをもっているのか気になる方もいるでしょう。ここでは、ニートに対する一般的なイメージやフリーターとの違いについて解説します。
企業側がニートに抱えているイメージ
企業側は、応募者にこれまでどのような就業経験があるのかを見ています。ニートの応募者に対しては、「入社後すぐに辞めてしまうかも」「なぜ今まで働かなかったのだろう」という不安や懸念を抱かれる可能性が高いのが実情です。
このようなイメージを払拭するには、ニート期間を反省していたり、入念な企業研究をもとに強い入社意欲を示せたりすると、採用の道が開けるでしょう。
フリーターとニートの異なるポイント
フリーターとニートで異なるポイントは、「アルバイトの仕事をしているか」「就業意欲があるか」です。ニートは無職のまま働く意思がない人を指しますが、フリーターは実際にアルバイトをしているか、一時的に無職であっても働く意思がある人を指します。
企業側が応募者について「フリーターなのかニートなのか」を厳密に問う可能性は低いですが、「働きたいと考えていたのか、そもそも働く気がなかったのか」をチェックされる可能性はあるでしょう。
既卒や第二新卒に該当する場合もある
学校を卒業後3年以内で一度も働いた経験がない場合は、「既卒」とされるのが一般的です。また、新卒で一度就職したものの、就職からおよそ3年以内に退職した人は「第二新卒」とされます。既卒や第二新卒は新卒採用枠で応募可能とする企業もあるので、ニートとして中途採用枠に挑戦するよりハードルが低くなる可能性も。ただし、卒業してから何年以内を既卒や第二新卒と見なすかは企業によって異なるため、事前の確認が必要です。
働きたい意欲がないニートも就職するのがおすすめ
たとえ、「今すぐ働きたい」という意欲が湧かなくても、就職はできるだけ早いうちにするのがおすすめです。以下では、なぜニートから就職するべきなのかについて解説するので、ぜひご一読ください。
年齢が若いほうが就職に有利になる
一般的に、年齢が若いほうが就職に有利といわれています。20代であれば、職歴がなくてもポテンシャル採用を狙えるでしょう。
30代以上のニートが就職できないわけではありませんが、年齢が上がるほど経験や即戦力を求められる傾向にあります。そのため、できるだけ早めに就職のための行動を起こしたほうが有利です。
経済的な余裕が生まれる
現在家族の援助を受けて暮らしているニートの方は、就職することで自立でき、経済的な余裕が生まれます。今は家族からの支援で生活できていても、両親が定年を迎えたり、病気や怪我で収入が途絶えたりしたときに、生活が困窮する恐れがあるでしょう。就職して毎月の収入があれば貯金もできるため、いざというときの備えにもなります。
人生が豊かになる
経済的な余裕が生まれると、結婚や出産、引越しなどを自分で選択できるため人生が豊かになります。また、スキルアップのための自己研鑽ができたり、人との交流を広げたりすることも可能になり、仕事にも良い影響があるでしょう。働くことに抵抗があるニートの方は、「収入を得ればやりたいことができるようになる」と前向きに考えてみてください。
正社員になれば社会的信用を得られる
ニートから正社員になることで社会的信用を得られるのも、就職の大きなメリットです。たとえば、クレジットカードを作ったりローンを組んだりするとき、支払い能力がないニートは審査に通らない可能性があります。働いていないことによるこれらの不自由を避けるためにも、就職はしたほうが良いでしょう。
就職すると意欲が湧きやすくなる
今は働きたいと思えなくても、仕事を始めると意欲が沸いてくる可能性があります。仕事を通してできることが増えると楽しくなり、自然とモチベーションが上がるものです。
また、上司に褒められたり、お客さまに感謝されたりすることで「人の役に立っている」とやりがいも感じるでしょう。次第にキャリアの方向性や身につけたいスキルが明確になり、目標を持って意欲的に働けるようになります。
人との出会いが増える
就職すると人との出会いが増え、自分の考え方や価値観が広がります。新たな価値観に触れることで、今まで気づかなかった自分の強みを発見したり、働くことへのイメージが変わる場合もあるでしょう。
また、コミュニケーション能力が高まり、私生活でも充実した人間関係を築けるといったメリットも。仕事でなければ出会えないような人とつながりができ、自分の可能性を広げられるのも就職の魅力といえます。
働きたいニートにおすすめな職場の特徴
ニートから就職する場合、どのような職場環境が適しているかを解説します。求人を探すときの参考にしてみてください。
丁寧な研修がある
初めて就職するニートの方は、研修を丁寧に行ってくれる職場がおすすめです。そのような職場を探すためには、「研修制度あり」と記載されている求人に注目してみましょう。
制度の内容は企業によって異なり、1〜2週間程度で業務内容を教えてもらう場合もあれば、実務をこなしながら1年に渡って教育を受けるOJT研修の場合もあります。いずれにしても、研修制度のある企業は人材育成に積極的な傾向にあるため、職歴がないニートの方も安心です。
ただし、研修の充実度は、求人票だけでは分かりにくい側面もあります。自分で見極めるのが難しい方は、就職エージェントに求人を紹介してもらうのが良いでしょう。就職エージェントを利用すれば、研修の実態を確認したうえで応募に踏み切ることができます。
人間関係が良い
職場の人間関係は働きやすさに大きく影響します。分からないところを気軽に相談できる会社なら、ニートからの就職であっても仕事を進めやすいでしょう。反対に、「パワハラを行う上司がいる」「周りに質問できる人がいない」ような会社では、せっかく入職しても長く働き続けられないと考えられます。
休みがしっかり取れる
働きたいと考えているニートの方は、休みがしっかり取れる仕事を選ぶことが大事です。社会経験が少ない場合、仕事のある生活に慣れるまでが大変といえます。休日にゆっくりと体を休ませられる会社なら、体力的にも無理なく働き続けることが可能です。
人手不足である
人手不足の業界や職種は、ニートからの就職におすすめです。人手不足の仕事は学歴や経歴を問わず、積極的に採用する傾向にあります。また、人材確保のため手当や福利厚生を充実させている企業もあり、良い条件で就職できる可能性も。
ただし、離職率が高くて人手不足となっている場合は、ブラック企業の恐れがあるため注意が必要です。自分の適性に合い、かつ職場環境に問題がないようであれば、人手不足の職種を積極的に検討してみましょう。
人手不足の業界は需要が伸びる可能性がある
人手不足の業界は、今後さらに需要が伸びる可能性があります。たとえば、介護業界やIT業界、運送業界などが良い例です。これらの業界では需要が急速に拡大したため人手不足となっており、若い人材を積極的に採用して育てようと考える企業が多いといわれています。
特にIT業界は、2030年に最大で約79万人の人材が不足すると経済産業省の調査「IT人材需給に関する調査(概要)(IT人材需要の試算結果、2p)」で試算を出しているほどです。
そのため、人手不足の業界に就職すれば、将来的に雇用の安定や収入アップが見込めるといえるでしょう。
参照元
経済産業省
デジタル人材の育成
働きたいニートにおすすめな職種一覧
「ニートから採用されやすい仕事は何か」「どのような仕事なら携わりやすいのか」が分からない方もいるでしょう。ニートの方におすすめなのは、経験がなくても始めやすい仕事です。たとえば、最初はマニュアルに沿った業務からスタートできる仕事や適性が合えば成果を出せる職種は、経験に関係なく活躍しやすいといえます。
ニートからの就職におすすめの職種の例は、以下のとおりです。
- ・清掃員
- ・事務職
- ・工場でのレーン作業
- ・販売職
- ・営業職
- ・トラックドライバー
- ・校正や校閲
- ・プログラマー
- ・介護職
- ・警備員
- ・コールセンター
これらの仕事は慢性的に人手不足であったり、ニートを含む未経験者歓迎の求人が多かったりする職種です。「ニートにおすすめの職業11選!就職するための方法も解説」のコラムでは、おすすめの職種についてさらに詳しく解説していますので、自分が何の仕事をしたいか分からないときは参考にしてみてください。
「採用されやすい=条件が良くない」ではない
採用されやすい仕事は、条件が良くないから応募者が少ないのではと不安に思う人もいるでしょう。しかし、雇用条件は企業によって異なる部分が多く、職種だけで良し悪しが決まるものではありません。上記の職種でも、大企業の下請けで好条件の求人や、人手不足を解消するため働き方改革が進んでいる職場もあります。未経験歓迎の求人は条件が良くないと決めつけず、企業の実態をしっかりと調べることが大切です。
働きたい…!ニートからの就活を進めるポイント
社会人経験が少ないため、ニートやフリーターは書類選考や面接で不利になりやすい傾向があります。働く意欲を積極的にアピールして内定を掴み取るためには、プロの手を借りながら就活するのがおすすめです。ニートからの就活を進めるポイントについて解説します。
まずはサポステで就活前のサポートを受ける
サポステとは、正式名称を「地域若者サポートステーション」といい、主に就活に一歩踏み出すための支援を行っている機関です。たとえば、人との関わり方を学ぶコミュニケーション講座やビジネスマナー講座、生活改善のための集中プログラムなどがあります。そのため、就業経験がなく、今すぐ「働きたい」と思えないニートの方におすすめです。
サポステは全国に拠点があり、無料で利用できるので気軽に相談してみましょう。
参照元
厚生労働省
地域若者サポートステーション
ジョブカフェや職業訓練の利用を検討する
ニートから正社員への就職を目指すなら、ジョブカフェや職業訓練を活用する方法があります。ジョブカフェや職業訓練は、就職活動を支援してくれる公的なサポートです。
ジョブカフェ
ジョブカフェは「若者のためのワンストップサービスセンター」のことで、カフェのような感覚で気軽に立ち寄れます。受けられるサービスは以下のとおりです。
- ・応募書類の添削
- ・就職セミナーや企業説明会への参加
- ・グループワーク
- ・職場体験
- ・職業適性診断
- ・求人紹介
- ・面接対策 など
ジョブカフェでは、就職活動を一貫してサポートするサービスを行っています。若年層を対象としているため、同年代の求職者が多く利用しているのも心強いでしょう。
参照元
厚生労働省
ジョブカフェにおける支援
職業訓練
職業訓練はハローワークに登録している人が受けられる職業訓練です。IT系や介護系といった分野ごとに講座が用意されており、就職前のステップとして利用できます。自信をつけてから就職したい人におすすめです。
参照元
厚生労働省
ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)
未経験者歓迎の求人から探す
ニートから就職する場合は、未経験者歓迎の求人に注目しましょう。
業界のスキルや知識を持っていることを前提に募集している会社では、経験のなさから良い結果が得にくい可能性があります。そのため、ニートから就職を目指すのであれば、未経験から応募できる求人の方が受かりやすいでしょう。
ただし、アルバイトなどの経験を活かせる業界に就職を希望する場合は、その限りではありません。
企業研究をして意欲を示す
企業研究とは、自分の適性と合うかどうかを見極めるために企業への理解を深めることです。企業理念や事業の内容、業界内での位置づけなどを調べます。企業についてよく理解することで面接で入社意欲をアピールでき、入社後のミスマッチもなくせるでしょう。また、書類の作成や面接対策で企業への理解や意欲を示せるため、おすすめです。
企業研究の方法については「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」を参考にしてみてください。
選考対策を徹底する
ニートから就職を目指すのであれば、選考対策を徹底して行うことも大切です。志望動機や自己PR、入社意欲、空白期間は何をしていたのかなどは、答えられるようにしておきましょう。なお、空白期間の理由が病気やケガ、家族の介護などやむを得ない事情の場合は、面接でそのまま伝えてOKです。
空白期間の答え方については「ニートの就職面接対策!ブランクの説明の仕方や自己紹介の例文を紹介」で解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。
就活サポートを受ける
ニートやフリーターの人は、アドバイスをもらいながら就職活動を進めることを検討しましょう。
就職エージェントは、就職を希望する人に役立つサービスを提供しています。専門のアドバイザーがあなたの適性に合った会社をご紹介。具体的なサービス内容は以下のとおりです。
- ・適性診断
- ・応募書類の添削
- ・面接対策
- ・非公開求人を含めた求人紹介
- ・応募代行
- ・面接のセッティング
- ・面接日調整
- ・就活イベントやセミナーの開催
- ・キャリア相談 など
就活には、自己分析や志望企業の絞り込み、応募書類の作成、面接対策など、やるべきことが多くあります。サポートを受けることで、不安点や疑問点を解消しながら就活を進められるでしょう。
就職活動に関するお悩みはハタラクティブにお任せください。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、専任の就活アドバイザーがあなたの就活をサポートします。書類の添削や面接対策について基礎から丁寧にレクチャーするので、本格的な就活は初めてというニートの方にもおすすめです。採用後のアフターフォローも行い、職場定着までサポートしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
今はニートだけど働きたい!就職の不安を解消するQ&A
ここでは、就職を目指すニートの方に向けて、就職の疑問や不安を解消するQ&Aをまとめました。
ニートからの就活が不安…どうすれば良いですか?
いきなり正社員として働くのが不安なら、アルバイトや派遣で働いてみるのがおすすめです。
仕事には向き・不向きがあるので、まずはいくつかの仕事にチャレンジしましょう。派遣社員の種類や特徴については「派遣社員とは?正社員との違いや勤務時間・雇用形態などを解説」のコラムをご覧ください。
ニートが働きやすい仕事はありますか?
人手不足の業界や自分の性格に合った仕事を選ぶと働きやすいでしょう。
介護業界やIT業界、飲食業界などは人手不足の企業が多く、未経験者歓迎の求人が多い傾向にあります。ただし、働きやすいと感じる仕事は適性によって異なるものです。自分に合う仕事を探す方法は「自分に合う仕事が分からない!適職の上手な見つけ方と注意点を解説」のコラムを参考にしてみてください。
ニートが就職するためには資格や免許が必要ですか?
必須ではありません。ただし、資格によって一定のスキルや意欲を示せるため、職歴なしをカバーできる可能性はあります。また、求人によっては資格必須の場合もあるので、志望職種に応じて取得したほうが良いことも。一方で取得に時間がかかるようなら、まずは就職するのが無難という見方もあります。自分に合った選択をすることが大切です。
職歴がない30代のニートも就職できますか?
30代のニートの方も就職できます。人手不足の業界や未経験歓迎の求人に着目し、選考では働く意欲をアピールしましょう。30代で就職が初めてなら、就職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。年齢を重ねるほど就職のハードルが上がるので、1日も早く行動しましょう。
「30代ニートが職歴なしから就職できる?社会復帰や仕事探しのコツを紹介」では、30代の就職アドバイスをしています。こちらも参考にしてみてください。
ニートの仕事探しの方法は?
求人サイトやハローワークを活用する方法があります。
また、ニートを対象とした就職エージェントもおすすめ。未経験歓迎の求人を紹介してくれるほか、応募先企業に合わせた書類作成や面接対策もサポートしてもらえます。ハタラクティブは若年層向けエージェントなので、ニートの方も利用しやすいのがポイント。自分に合ったサポートを受けながら就活を進めましょう。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。