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職務経歴書への休職期間の書き方は?ブランクを書かないのはOK?
更新日
この記事のまとめ
- 休職の事実を積極的に職務経歴書へ書く必要はない
- 職務経歴書に虚偽内容を書くことは経歴詐称となるため、休職の記入には注意する
- 休職を職務経歴書に書く際は、前向きな理由や取り組んだことなどを明確にすると良い
- 企業側との信頼関係を損なわないよう、働く意欲をアピールできる内容にしよう
職務経歴書に休職を書くと、マイナスな印象を与えるかもしれない…そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、休職期間がある職務経歴書の書き方や例文、書く際の注意点などをご紹介。休職理由だけでなく、休職期間中に何をしたかを明確にすると、企業側へのアピールにつながります。休職が不利にならない転職活動がしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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休職は職務経歴書に書く必要がある?
職務経歴書には休職期間を書く必要はありません。その理由は、休職は会社の内部情報にあたるため。業務を休んでいても職場には在籍しているので、あえて職務経歴書で休職期間に触れなくても問題にはならないのです。
しかし、履歴書や職務経歴書などの公的書類に虚偽の内容を記載するのは詐欺にあたります。そのため、休職期間があるにも関わらず、その期間に「元気に働いていた」「しっかりと業務を行っていた」と偽った内容を記入し、「ばれるまで言わないでおこう......」と考えるのは避けましょう。
職歴の空白期間に不安を感じる方は、「履歴書でブランクを前向きに伝える書き方!空白期間が長い場合はどうする?」のコラムをあわせてご覧ください。
職務経歴書に休職していたことを書かないとどうなる?
休職の事実を書かなかった場合、その理由や期間によっては経歴詐称と判断される可能性があります。「休職理由を書かないと内定が取り消されるかもしれない…」と不安を抱く場合は、職務経歴書に休職理由を記載したうえで、面接時に採用担当者へ具体的な内容を伝えると良いでしょう。正直に話せば働くことへの意欲や誠意が伝わり、企業側に良い印象を与えられる可能性があります。
休職後の転職活動については、就職アドバイザーに詳しくヒアリングしている「休職後の転職は不利?タイミングと就職成功のポイントを解説」をチェックしてみてください。
職務経歴書に休職を記したほうが良いケース
職務経歴書に休職についての記載はする必要はありませんが、伝えておいたほうが良いケースもあります。事前に休職歴があると伝えておけば、心証を損なったり働きにくくなったりする事態を避けられるでしょう。
休職から期間が経っていない場合
選考から1年以内など、休職から期間が経っていない場合は源泉徴収などから発覚する可能性が高いです。冒頭で休職について積極的に伝える必要はないと述べたものの、やはりあとから休職していたと分かると気まずくなることも。休職中は労働していないため給与が支払われず、年収が大きく減ります。休職から日が浅い状態で転職するなら、事前に申告しておいたほうが心証を損なう可能性は低いといえます。
休職理由が解決していない場合
病気や怪我を理由に休職しており、転職時も回復していない場合も、事前に申告すべきといえます。特に、体調が優れなかったり定期的な通院が必要だったりすると、業務に大きな影響を及ぼします。伝えておけば、企業も自分も気持ち良く働けるでしょう。
休職中の基本的な職務経歴書の書き方と例文
休職を職務経歴書に書く場合は、休職理由を明確に記入しましょう。病気や家庭の事情など、人によってさまざまな休職理由が存在します。理由を曖昧な内容にすると、採用担当者に「入社後も休職する可能性がある」とマイナスに捉えられてしまう場合も。
転職活動で休職が不利にならないためにも、転職先では現在と同様の状態にならない旨を、具体的な理由を述べて記載するのがポイントです。
病気療養で休職していた場合
病気や怪我などによる休職は誰でも起こりうる可能性があり、やむを得ない事情です。
しかし、場合によっては採用担当者にマイナスな印象を与えてしまうこともあります。そのため、職務経歴書内では簡潔にまとめ、面接時に具体的な説明ができるようにしておきましょう。また、現在の状態と今後の仕事に影響がない旨を記入すれば採用担当者への印象も良くなります。
<例>
☓年4月~10月 病気療養のため休職(現在は完治しており、業務に支障はありません)
退職後にブランクがある場合
まず、なぜ前職を退職したのかを説明しましょう。たとえば、「仕事が辛かった」「働くのが嫌だった」などのネガティブな理由は「転職後もまた辞めてしまうのではないか」と不信感をもたれてしまう恐れがあります。悪い印象を与えないためにも、前向きな転職理由を記入することが重要です。
また、休職期間中に何をしていたのかを説明するのもポイント。たとえば、ステップアップに向けた勉強や取得した資格などを記入すると、良い自己アピールにつながるでしょう。
<例>
私は、営業職を通じてマーケティングの仕事に興味をもち、ステップアップすることを決意して前職を退職しました。その後の時間を利用して、独自に市場や世間のトレンドをチェックすると同時に、マーケティング・ビジネス実務検定A級を取得しました。新たに身につけたスキルとあわせて、これまでの営業職で培った経験や実績を活かし、貴社で存分に力を発揮したいと思っています。
退職理由の書き方については、就職アドバイザーが詳しく解説しているコラム「職務経歴書に退職理由を書く必要はある?例文付きで書き方をご紹介!」をチェックしてみてください。
休職中に転職活動をするのは問題ない?
休職中に転職活動をすること自体は問題ありませんが、できるだけ控えるのがマナー。というのも、そもそも休職は社外活動または病気・怪我の療養を目的に設けられている制度だからです。賃金は発生しないものの雇用関係は継続しており、企業は給食している従業員の社会保険料も折半している状態です。
あくまでも復帰を前提としている制度のため、休職中に転職活動を行い、休職の終了とともに転職するのは印象が良くないでしょう。
休職中の転職活動なら応募先に正しく伝えよう
病気や怪我、家庭の事情などのやむを得ない理由で休職中に転職活動を行うときは、応募先に休職中だと正直に伝えましょう。休職は悪いことではありませんが、採用する側は退職リスクができるだけ低い人材を採用したいと考えています。休職の理由や業務への影響をしっかりと説明し、双方が納得したうえで採用の有無が決まるのが理想といえるでしょう。
職務経歴書の書き方や休職後の転職活動について悩んでいる方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブまでご相談ください。専任のキャリアアドバイザーがあなたの転職活動をマンツーマンでサポートいたします。就職カウンセリングや適性に合った求人のご紹介、提出書類の添削、面接練習などを行っています。
在職中の方はもちろん、すでに退職していてブランクがある方もご利用可能です。「スムーズに転職をしたい」「自分に合った求人を知りたい」「ブランクを前向きに説明する方法が知りたい」という方におすすめです。サービスのご利用はすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
職務経歴書に記載する休職期間に関するFAQ
ここでは、職務経歴書に記載する休職期間に関する質問に答えていきます。
職務経歴書や履歴書に休職の事実を書くのが不安です
不安を感じるのは当然です。
しかし、前向きな言葉で記載すればあなたの誠実さを示せますし、企業側との信頼関係を築く機会にもなります。休職期間を記載する際は、「隠さず正直に事実を伝える」「ポジティブに表現する」「休職の理由を具体的に伝える」「現在の状態の説明する」などのポイントを押さえて記載しましょう。
休職期間の書き方をさらに詳しく知りたい方は、「空白期間の理由を上手く説明する方法とは?例文とあわせて解説」も参考にしてください。
休職期間が1ヶ月しかない場合、職務経歴書や履歴書に書かなくてもいい?
期間に関係なく、職務経歴書や履歴書に休職理由を書く必要はありません。なぜなら、休職は会社の内部情報であり、在籍中であれば職務経歴書に休職期間を触れなくても問題はないとされているからです。
ただし、休職期間中に何をしていたか、どのような活動を行っていたかなど、面接時に質問された場合は正直に答えるのが大切です。「ばれるはずがないから」と嘘を伝えるのはやめましょう。
職務経歴書や履歴書に休職期間について上手く書けない......
履歴書や職務経歴書に休職期間を記載する際は、その期間に何をしていたかを正直に伝えるのが重要です。休職理由が病気や家族の介護などやむを得ない事情である場合は、その期間に自己啓発やスキルアップしたことなどをアピールするのも良いでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。