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空白期間は「リフレッシュしていた」と伝える?企業に伝えるブランクの理由
更新日
この記事のまとめ
- 空白期間をリフレッシュ期間と答えるのは問題ない
- 空白期間ができる理由は人によって異なるが、面接では正直に伝える
- 空白期間が長いと就業意欲を不安視される可能性が高まる
- 前職で疲れてしまったら、空白期間をリフレッシュに充ててから再就職に臨もう
長すぎる残業や人間関係のトラブルなどで仕事に疲れてしまい、退職後すぐに転職活動をスタートできないこともあるでしょう。再就職まで期間が空く場合は、経歴上の「空白期間」となり、空白期間があると面接で過ごし方を聞かれます。理由や答え方によってはマイナスイメージを与えてしまうこともあるため注意が必要です。コラムでは、空白期間の伝え方や転職活動に与える影響をまとめました。
空白期間を「リフレッシュに充てていた」と答えるのはアリ?
職歴の空白期間があったとき、「何をしていたか」と面接で聞かれて「リフレッシュしていた」と答えることは問題ありません。
ただし、勤務歴が短い場合は注意が必要です。業務量が多くストレスの大きな職場や長い経歴の場合は仕事に対する責任も大きく、リフレッシュの必要性が高いと判断されることもあるでしょう。しかし、勤務歴が短いにもかかわらずリフレッシュを目的に空白期間を設けていると、「適切ではない」と判断される可能性が高まります。
実際、福利厚生としてリフレッシュ休暇を設けている企業は、「勤続3年で5日、勤続5年で7日、勤続10年で10日」のように、一定期間を超えた従業員を対象としていることも珍しくありません。このことから、勤続年数が短いにも関わらずリフレッシュ目的で空白期間を過ごしている場合は、リフレッシュ期間を設ける必要があった明確な理由を伝える必要があるといえるでしょう。
勤続年数が3年未満で転職を考えている方は「職歴3年未満は不利?転職や履歴書の作成で気をつけたいポイント」で気を付けるポイントを解説していますので、参考にしてください。
空白期間は正直に伝えるのが鉄則
空白期間の説明で大切なのは、嘘をつかず正直に伝えることです。空白期間ができた理由を正直に伝えたうえで、仕事に対する意欲やスキル面が低下していないことを前向きにアピールすると良いでしょう。
たとえば、「アルバイトで△△の業務に関する知識やスキルを身につけた」「△△のスキルアップを図りたいと考え、△△の資格取得に向けて勉強をしていた」など、仕事に関することで時間を使っていたのなら、アピール材料になります。
また、空白期間中は転職前のリフレッシュ期間として過ごしていても、転職活動に向けての情報収集はしていたという方もいるでしょう。
たとえば、「在職期間中はまとまった時間をとることが難しかったため、書籍やインターネットで情報収集し、キャリアの見直しを行った」というのも転職活動の1つです。仕事に対しての前向きさが伝わるように回答できると、企業側の印象も良くなるでしょう。
空白期間の伝え方については、「空白期間を面接で聞かれたら?『何もしてない』はOK?答え方や例文を紹介」のコラムも参考にしてください。
よくある空白期間の理由
空白期間ができてしまう原因は人によって異なりますが、直近で就業経験があると「少し休んでから再就職したい」などリフレッシュを目的とする方も少なくないでしょう。そのほか、資格取得に向けた勉強時間の確保ややむを得ない事情なども当てはまります。
リフレッシュしていた
「前職ではあまり休暇を取れなかった」「リフレッシュしてから転職活動をしたい」「なかなかいけなかった海外旅行へ行きたい」などの思いから、空白期間が長引いてしまうこともあるでしょう。
なかには失業保険を満額受給してから再就職をする、という方もいるようです。しかし、空白期間は長くなるほど再就職にマイナスの影響を与えるため、できるだけ早く転職活動を始めるのがおすすめといえます。リフレッシュすること自体は問題ありませんが、たとえば1週間や2週間といったように、期限を決めるのが良いでしょう。
資格の勉強をしていた
資格の勉強に注力するために就職を選ばなかった、という方もいるでしょう。特に難易度の高い国家資格や公務員試験は勉強時間が膨大になるため、理由として納得されやすい傾向があります。
ただし、業務に関係のない資格や趣味の範囲と判断できる資格などは「遊んでいた」と思われることもあるため、伝える際には注意が必要です。
再就職の際におすすめの資格については「再就職におすすめの資格はある?取得するメリットを確認しよう」をご一読ください。
やむを得ない事情
家族の介護や生活のサポートなど、本人に就職の意思があってもやむを得ない事情から空白期間ができてしまうこともあるでしょう。
この場合は応募者に要因があると考える企業は少ないため、正直に伝えて問題ありません。ただし、「家族は快復したため今後はサポートの必要がない」といったように、入社後業務に支障が出ないことを伝えるのがポイントです。
病気や家族の介護などの場合に関する答え方は「職歴の空白期間はどう説明する?病気や介護の場合の履歴書の書き方も解説」をご一読ください。
空白期間があると転職や就職に影響が出る?
一般的に、転職活動には3ヶ月ほどかかるといわれています。そのため、3ヶ月程度の空白期間であれば大きな影響はないといえるでしょう。半年以上の空白期間になると、「計画性がないのでは」「再就職の意欲が低い」などネガティブな印象が強まります。就業できなかった理由があれば必ず伝え、仕事に対して意欲的であることをアピールしましょう。
採用する企業側は、スキルや経験以上に応募者が仕事に対してどれだけ意欲的に取り組めるかを重視しています。どれだけ輝かしい実績やスキルがあっても、空白期間が1年近くあれば「働くことに消極的では」「採用しても主体的に取り組んでくれなさそう」といった印象になるでしょう。
転職にかかる期間については「転職はどれくらいかかる?準備期間の目安や早めに終わらせるコツを解説」のコラムでも確認できます。
転職活動を始めるまで2年近く空白期間があるときは?
2年近く空白期間ができた場合も、転職活動で伝える際に気を付けることは同じです。空白期間の理由を明確にし、嘘をつかず答えましょう。また、空白期間に活動した内容や今後目指しているキャリアのために取り組んだことを、ポジティブに表現します。空白期間があることは必ずしも不利にはなりません。その期間をどのように過ごしたか、そしてそれをどのように次のステップに活かすかが重要です。空白期間の伝え方については「半年以上の無職期間はどう説明すればいい?面接での上手な答え方」を参考にしてみてください。好印象を与える空白期間の伝え方
空白期間に対してネガティブな印象を持つ人も少なくないため、懸念を払拭するような伝え方を意識しましょう。具体的には「仕事に対して意欲があることを伝える」「空白期間を認めて振り返る」ことがポイントになります。
今後の展望や熱意をアピールする
前述したように、企業は仕事に対して熱意のある人材を採用したいと考えています。そのため、空白期間を説明するときは仕事に対する意欲や熱意をしっかりと伝えましょう。仕事に対しての前向きさが伝わるように回答できると、好印象を与えられます。
空白期間ができたことに対する振り返りをする
企業は基本的に空白期間に対してネガティブに捉えがちなので、空白期間ができたことを振り返り、反省を示すことで働く意欲を示せます。「空白期間の理由を上手く説明する方法とは?例文とあわせて解説」のコラムでは、空白期間を説明する例文を掲載しているので、参考にしてみてください。
空白期間にリフレッシュして再就職に取り組もう
前職を退職してからすぐに転職活動に取り組めないこともあるでしょう。特に、人間関係や労働環境を理由に退職していると、気持ちが転職に向かないことも。そのようなときは無理に転職活動を行わず、休養を取ってリフレッシュするのがおすすめです。「転職活動に疲れたときはどうする?うまくいかない場合の対処法を解説!」で紹介しているように、誰かに悩みを相談したり気分転換を行ったりすると、気持ちが切り替わって転職活動に意欲的になれる場合があるでしょう。
休んだりリフレッシュしたりしても転職活動に関する悩みが解決しないときは、プロが相談に乗るハタラクティブを利用してみませんか?
ハタラクティブでは、ご利用者に対して転職アドバイザーの専任担当制を採用しています。身近な人に相談しづらい内容や、専門的な回答が欲しい悩みならお任せください。また、相談だけでなく転職先の探し方やアピール材料の見つけ方、書類の書き方、面接のコツなどのサポートを受けられるのも特徴。専任アドバイザーと細かく相談しながら、自分に合った転職先を探してみませんか?
もちろん、空白期間があってもご利用いただけます。空白期間の説明方法や伝え方についてもご相談ください。
就活や転職で気になる空白期間に関するお悩みQ&A
仕事をしていない空白期間が長いと就活で不利になるのではと不安になる人が多いでしょう。ここでは、就職や転職を考えている人に向けて、空白期間に関するお悩みにQ&Aで答えます。
空白期間が許容されるのは何ヶ月までですか?
平均的な転職活動期間は2〜3ヶ月といわれています。
会社によって考え方は違いますが、2〜3ヶ月を超えると就活が難航する可能性があるでしょう。離職期間が半年を超えてリフレッシュしていると、多くの採用担当者に「何か特別な事情があるのでは」と思われてしまう恐れがあるので、注意が必要です。詳しくは「転職で空白期間が1ヶ月以上ある場合の健康保険や年金の手続きとは?」をご覧ください。
空白期間が長引いたときの対処法はありますか?
空白期間や離職期間が半年を超えてリフレッシュしていた場合、応募する仕事に関連の資格を取得したり、フリーランスで働いて実績を作ったりするなど、就職に向けた活動をすると良いでしょう。そのような理由であれば、面接官に「空白期間が長引いても仕方がない」と納得してもらえる可能性があります。
空白期間で嘘をついたらばれる?
空白期間で嘘をついても、バレることが多いようです。面接官はこれまで何十人もの面接をしてきているため、言動からすぐに見抜かれてしまうでしょう。仮にバレなかったとしても、空白期間中に行っていたことをごまかすことは経歴詐称にあたる危険もあり、バレた場合は内定取り消しや減給・降格処分、最悪の場合は懲戒解雇になる可能性もあります。そのため、空白期間は嘘をつかず、正直に伝えましょう。
働く意欲をアピールするためには?
「アルバイトをしながら経験を積んでいた」「新聞や業界誌などで情報収集は欠かさなかった」など、空白期間中も就職後のことを考え行動していたアピールが効果的です。空白期間があると面接官に「やる気がないのでは」と思われかねないので、具体的な行動で意欲を示す必要があります。「ニートの就職に役立つ!意欲が伝わる志望動機とは」で紹介している「業界研究のやり方」が参考になるでしょう。
空白期間があっても就職しやすい職種は?
人手不足の業界や、安定して求人数が多い職種がおすすめです。
介護業界やIT業界は人手不足のため、スキルや経験がない状態から就職しやすいといわれています。また、営業職はどのような業界でも存在するため、安定して求人数が多い職種。学歴や経験よりも、人柄やポテンシャルで採用されやすいのが特徴です。「ニートから就職しやすい職種とは?おすすめの仕事をご紹介!」で、そのほかの職種も紹介しています。
ハタラクティブでは、経験よりも人柄を重視する企業も紹介していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。