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一般職へ転職はできない?難しいといわれる理由や総合職との違いを解説!
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この記事のまとめ
- 一般職への転職が難しいのは、求人情報が少ないことが理由の一つ
- 一般職と総合職は、出世のスピードや給与額などが違う
- 一般職へ転職を考える理由は「自由な時間を作りたい」「転勤したくない」などがある
- 毎日同じ作業をするのが好きな方は、特に一般職への転職に向いているといえる
「一般職へ転職は難しい?」と悩んでいる方もいるでしょう。一般職は総合職と比べると求人情報が少ないため、転職は簡単ではありません。
このコラムでは、一般職への転職が難しいといわれる理由や総合職との違いについて解説します。また、一般職と総合職に向いている方の特徴や、一般職へ転職を考えている方の悩み、難しいと感じたときにできることについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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一般職への転職が難しいといわれる理由とは?
一般職への転職が難しいといわれる理由の一つとして、「総合職と比べると求人情報が少ないこと」が挙げられます。大手企業は、中途採用の情報を一般公開していないこともあるため「一般職の求人情報がないから転職できない」と感じることもあるでしょう。
一般職のなかでも、一般事務は比較的残業が少なく、土日祝日が休みの企業が多いため、人気の高い職種です。企業による求人数が少なく、応募者の倍率が上がっている傾向があります。
さらに、近年はAI化が進み、人の手で行われていた作業が減少したことも、一般職への転職が難しいといわれる理由の一つでしょう。
「フリーターから一般職の正社員として就職したい」と考えている方は、「フリーターから一般職の正社員になるには?おすすめの職種や仕事内容を紹介」のコラムも参考にしてみてください。一般職の仕事内容やフリーターから一般職を目指すのにおすすめの職種などを紹介しています。
転職の際に知っておきたい一般職と総合職の違い
ここでは、一般職と総合職の違いについてご紹介します。一般職と総合職は仕事内容だけでなく、勤務場所や待遇面も異なる傾向です。以下で詳しく解説します。
一般職と総合職は仕事内容が異なる
一般職と総合職は、仕事内容が異なります。総合職はプロジェクトの中心となる業務を担当することが多く、会社の幹部候補として採用されることも。
一方、一般職は総合職のサポートを行う事務作業や顧客対応などの業務に就くことが多いようです。
ただし、採用のときに総合職と一般職を明確に分けない企業もあります。そのような企業の場合は転職の際に、一般職と総合職のどちらかに囚われることなく、個人のスキルや経験を活かせるでしょう。
一般職と総合職は勤務場所が異なる
一般職は同じ業務を毎日行うことが多いため、入社後の部署異動や転勤があまりありません。総合職の場合は、営業や企画などさまざまな部署の業務に取り組み、経験を積むことが求められます。そのため、部署異動や国内全地域、あるいは海外へ転勤する可能性も。特に、事務職は、比較的転勤が少ない傾向にあります。
そのため、「転勤したくない」「引っ越したくない」という場合は、転職の際に一般職を選ぶのがおすすめです。
一般職と総合職は待遇が異なる
一般職と総合職は、給与額や昇給などの待遇面も異なります。総合職の場合は定期的に昇級試験があり、合格すると基本給や役職が上がることも。
一般職は全く昇進できないわけではありませんが、担う業務の範囲が限られているため成果の判断基準が難しく、総合職のような昇進が期待できないのが一般的。そのため、給与も一定額以上は望めない傾向にあるでしょう。
一般職で働いている方が、基本給や役職を上げるために総合職へ転職することもあるようです。
一般職と総合職は出世のスピードが異なる
一般職と総合職では、出世のスピードが異なるのも違いの一つです。前述したように、総合職は会社の幹部候補として採用されるため、昇進しやすいでしょう。
一方、一般職の場合は、10年以上かかる場合も。なかには、一般職に対して、昇格可能な範囲に上限を設けている企業もあります。
「一般職とは?」「総合職との違いは?」とお悩みの方は、「一般職とは?総合職との仕事内容の違いや向いている人の特徴を解説」のコラムも、ぜひご一読ください。一般職と総合職について、仕事の範囲や待遇の違いなどを解説しています。
一般職へ転職したいと考える理由
「一般職へ転職したい」と考える理由は人によってさまざまです。よくある理由を以下で紹介します。
自由な時間を作るため一般職へ転職したい
一般職に転職したいと考えている方のなかには、「一般職は自由な時間を作りやすい」というイメージが理由の場合もあるでしょう。ハタラクティブの「若者しごと白書2025(p.22)2-5. 仕事で一番大切にしている価値観」によると、仕事で一番大切にしている価値観はフリーターも正社員も「プライベートを大切にできること」であることが分かります。
一般職は残業が比較的少なく、仕事帰りや休日などに趣味を楽しむ時間を作りやすい場合も。総合職で働く方のなかには、「心身ともに疲労が重なり、プライベートを楽しむ余裕がない」という意見もあるようです。
転勤したくないので一般職へ転職したい
「転勤したくないから一般職へ転職したい」という意見もあります。主な理由は以下のとおりです。
- ・引っ越しを伴う転勤をしたくない
- ・出産したあとも同じ職場で働きたい
- ・育児中に転勤したくない
「将来、結婚や子育てを経験し、仕事と家庭を両立させたい」という希望から、転勤を伴う総合職ではなく、転勤のない一般職の選択を考える人もいるようです。
理由の1つには、家族への影響が挙げられます。転勤は、本人だけでなく、配偶者や子どもにも大きな負担を強いる可能性があります。特に、子どもがいる場合は、新しい環境への適応や、学区の変更による影響などが懸念されます。
また、経済的な負担も無視できません。引っ越し費用や、新しい住居を探す手間、生活費の増加など、転勤に伴う経済的な負担は少なからず発生します。特に、子育て中の場合は、経済的な余裕がない場合、転勤は大きな負担となる可能性があります。
転職を考える際には、自分のライフプランをしっかりと見据えることが大切です。結婚や出産、子育てなど、将来のライフイベントを考慮し、自分にとって何が大切なのかを明確にすることで、より適した選択ができるでしょう。
総合職とはどのような仕事か知りたい方は、「総合職とは?一般職との違いやキャリア選択のコツを解説!」のコラムもぜひご一読ください。詳しい業務内容や待遇について解説しています。
転勤を懸念して転職する場合の注意点
企業が転勤をさせる理由としてはさまざまですが、「生産性向上」「マンネリ化の防止」「不正防止」などが挙げられます。転勤を断ることができても、そのぶん勤務地が固定されてマンネリ化してしまったり、昇格のチャンスを逃してしまったりするデメリットも考えられるでしょう。職場の雰囲気や風土は、個人の働き方やキャリアに影響を与える可能性もあります。転勤がある企業に就職する際は、必ず「どこに支社を置いている企業なのか」「現時点で転居場所として可能性の少しでもある場所はどのあたりなのか」「会社都合での転居の費用は負担になるのか」など細かい部分を事前に調べておくのがおすすめです。将来のライフプランを考慮しながら職場選びをしましょう。
参照元
若者しごと白書2025
一般職への転職に向いている方の特徴
一般職への転職に向いている方の特徴をご紹介します。
- ・毎日同じ作業をすることが好き
- ・丁寧で几帳面
- ・地道にコツコツ努力できる
- ・誰かのサポートをしたい
- ・事務作業が得意
一般職は他部署と連携し、業務が円滑に進むようサポートする場面もあるので、コミュニケーションスキルやチームワークを求められることもあるでしょう。
自分に合った仕事を知りたい方は、「自分に合う仕事が分からない!適職の上手な見つけ方と注意点を解説」のコラムもぜひご一読ください。自分に合う仕事を判断するポイントや仕事探しの注意点をチェックしてみましょう。
一般職への転職が難しいと感じるときにできること
以下の行動をすると、転職先の選択肢が広がりやすくなります。一般職への転職が難しいと感じるときは、ぜひ参考にしてみてください。
一般職以外への転職も視野に入れる
一般職以外の職種へ転職することも、一つの選択肢として視野に入れてみるのがおすすめです。いくつかの職種と、主な仕事内容をご紹介しますのでご参照ください。
- ・営業職:顧客のニーズを調査、商品やサービスをプレゼンし納品、課題を改善する
- ・事務職:書類作成、電話応対、受付、データ集計、お金の管理などをする
- ・編集職:書籍作成の企画、予算の管理、取材、編集などをする
- ・企画職:商品やサービスの企画、販売戦略や知名度を上げることを考える
ほかにも、人事の仕事へ転職する選択肢もあります。人事は、社内で多くの方と接する機会がある職種のため、コミュニケーション能力が高い方に向いているでしょう。
一般職へ転職する際に活かせる資格を取得する
資格を取得しておくと企業へ熱意や即戦力をアピールできるため、転職が成功しやすくなるでしょう。以下で、一般職へ転職する際に活かせる資格をいくつかご紹介します。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSを取得していれば、パソコンスキルがどの程度あるかを証明できます。パソコンを使う業務に就くことがある一般職で、この資格を活かせるでしょう。事務職や営業職などの職種でも活かせる資格です。また、なかにはMOS資格取得を応募の必須要件としている企業もあります。
簿記検定
簿記検定にはいくつか種類がありますが、最も一般的なのは「日商簿記検定」です。
簿記とは、会社が行う取引や経営活動を記録し、貸借対照表や損益計算書などの財務諸表作成を指します。日商簿記検定は初級から順に受験できますが、業務に通用するのは3級以上であることが多いようです。日商簿記検定3級以上を取得していれば、業務で活かせる基本的な知識があることを証明できるでしょう。
TOEIC
TOEICは、知識として身につけた英語ではなく、会話によってどの程度コミュニケーションが取れるかを証明する資格です。
海外事業を展開している企業や、顧客に海外の方がいる企業に転職する場合は、必要なスキルであるといえるでしょう。 なお、TOEICの満点は990点ですが、400点台が初心者レベル、500点台が平均とされています「500点以下は履歴書に書いてはいけない」というわけではありませんが、転職の際にアピールするのであれば、600点以上を目指すのがおすすめです。
TOEIC600点台は英検準2級〜2級に匹敵し、航空業や旅行業で求められるレベルといわれています。日常的に業務で英語を使用する場合は、700点以上を必要とするのが一般的なようです。
上記で紹介した資格は、取得していればアピール材料になりますが、必ず希望の企業へ転職できるとは限りません。また、取得するまでに長期間を要する場合は、転職活動が後手にまわってしまうことも考えられます。 資格取得を目指す際は、必要性をよく考えることが大切です。
総合職について興味がある方は、「第二新卒は総合職になれる?必要な要素や転職のコツを解説!」のコラムもチェックしてみてください。第二新卒が総合職になるために必要な情報をご紹介しています。
一般職への転職を成功させるポイント
応募先の会社について念入りに調べたり、転職エージェントを利用したりすることで、一般職への転職成功を叶えやすくなります。以下で詳しく解説するので、一般職への転職を希望している方は参考にしてみてください。
応募する会社について徹底して調べる
一般職と一口に行っても、会社によって業務内容や待遇などは異なります。職種だけで応募先を判断してしまうと、「思っていた以上に担当業務が多くてつらい」「人手不足で有給を取得しにくい」といった事態に陥る可能性も。ミスマッチのリスクを回避するためには、あらかじめ下記について調べておくことが大切です。
- ・会社概要
- ・仕事内容
- ・待遇
- ・福利厚生
- ・教育体制
自分に合った職場環境であれば長期的に働ける可能性が高いため、昇給による収入アップやキャリアアップを目指すことも可能といえます。一般職への転職の際は、応募先の会社が自分の希望に合うかどうかをしっかりと調べておくことが、転職成功の近道でしょう。
転職エージェントに相談する
「一人で企業研究をしてもうまく情報収集ができない」「そもそも自分が一般職に向いているかわからない」という人は、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
転職エージェントとは、転職を考えている求職者と人材を探している企業の橋渡しを行う就職支援サービスの一つ。求人紹介だけでなく、転職に関する相談や応募書類の添削、面接練習といったサポートを受けられる点がメリットです。転職エージェントについては、「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く活用するコツ」のコラムで詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。