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未経験の第二新卒もSEを目指せる?必要なスキルや転職活動のコツを紹介!
更新日
この記事のまとめ
- SE(システムエンジニア)は、IT業界を中心に活躍する開発業務を担う職種
- SEは、「未経験・第二新卒歓迎」「経歴不問」の企業が増えている
- 第二新卒が未経験でSEになると、将来の転職やキャリアアップもしやすいのがメリット
- SE未経験の第二新卒は専門知識やスキルのほか体力や精神力なども重視される
- SE未経験の第二新卒は転職エージェントに相談しよう
「未経験の第二新卒がSEを目指せる?」と悩む方もいるでしょう。結論からいうと、未経験の第二新卒が、SEへの就職を目指すことは可能です。急激なテクノロジーの発展により、IT業界ではSEの増員が課題とされています。そのため、新卒のほか第二新卒も対象の求人が増加中です。このコラムでは、SE未経験の第二新卒が転職で有利になるスキルや重視されるポイントを解説。転職活動に使える情報をまとめています。
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未経験の第二新卒がSEに就職できる?
専門的な資格やスキルがない第二新卒も、SE(システムエンジニア)への就職は可能です。SEは専門職のため、就職が難しいイメージをもたれがちですが、将来を担うIT人材育成のために未経験者を積極的に受け入れている企業は数多くあります。
そもそも第二新卒とは?
第二新卒とは、大学や専門学校を卒業後に社会人経験があり、新卒入社から約3年以内に転職活動をしている若者を指します。第二新卒の定義について詳細は、「新卒と第二新卒の違いとは?就職難易度の差や転職のコツを解説」のコラムを参考にしてみてください。
未経験の第二新卒がSEに就職しやすい理由
知識の吸収が早く伸びしろのある若年層は、SEの転職市場において有利です。特に、基本的なビジネスマナーがすでに身についている第二新卒は、SEの正社員採用で歓迎されるでしょう。
IT業界の人材不足は今後も続く見込み
経済産業省の資料「IT人材育成の状況等について(5p)」によると、IT人材は2030年には約59万人も不足すると予想されています。また、年代別の人材構成比では、20〜24歳は2010年時点で6.5%しかおらず、高齢化も深刻な課題の一つです。そのため、第二新卒はIT業界にとって需要が高い年代といえます。
参照元
経済産業省
第1回 「第4次産業革命スキル習得講座認定制度(仮称)」に関する検討会
SE未経験を歓迎する求人が豊富
第二新卒者は、未経験からSEへの転職がしやすい傾向にあります。これは、SEの需要が高まっており、その供給が追いついていないため。そのため、多くの企業が研修制度を導入し、未経験者を積極的に採用しているようです。
研修制度が整っている
上記で触れたように、IT業界は人材確保のために未経験者の採用を前提として、手厚い研修制度を用意している企業が多いといわれています。資格取得支援が充実していたり、研修期間を長めに設けていたりすることも。そのため、スキルがなくても意欲や適性があれば採用される可能性は十分にあります。未経験からSEへキャリアチェンジしたい第二新卒者は、手厚い研修制度がある企業を選ぶのがおすすめです。
スクール・セミナー
未経験の第二新卒がSEに就職しやすい理由の一つは、スクールやセミナーの充実です。さまざまな企業が、未経験者向けのプログラムを提供し、そこで基礎から専門知識を身につけられます。これにより、SEとしてのスキルや知識を短期間で習得し、即戦力として活躍できる可能性が高まるでしょう。
クラウドソーシング
未経験の第二新卒がSEに就職しやすい理由として、クラウドソーシングの発達が挙げられます。クラウドソーシングでは、さまざまなプロジェクトに参加できるため、未経験から実践的なスキルを身につけやすくなります。そのため、SEとしてのキャリアをスタートさせやすいといえるでしょう。
文系・理系関係なくSEを採用する企業は増えている
SEと聞くと理系出身者が多いイメージをもつ方もいますが、昨今は需要が高まっていることもあり、文系出身者も積極的に採用されているようです。求人に「未経験者・文系出身者歓迎」と記載する企業も増えており、全くプログラミングスキルがない状態でSEになる方は珍しくありません。文系学部出身でSEへのキャリアチェンジを考えている第二新卒の方も、安心して転職活動に臨めるでしょう。
第二新卒が未経験からSEとして働く醍醐味
SEの仕事は、同僚や先輩と協力してシステムの開発や設計、テストなどを行い次々に新しい知識を身につけられるのが特徴です。ここでは、SEとして働く醍醐味を以下にまとめました。
- ・新しい技術に触れ、ITスキルを身につけられる
- ・キャリアプランを立てやすい
- ・仕事の成果が分かりやすい
SEの仕事は新しい技術・システム・ツールが次々に出てくるため学びが多く、未経験で就職した第二新卒もスキルアップしやすい職種です。技術を身につけるうちに、今後の自分のキャリアが具体的になるでしょう。
また、設計したシステムが正常に起動することやクライアントから感謝の言葉をもらえることが、SEとして働く醍醐味だと感じる方もいます。SEの仕事は成果が分かりやすく、やりがいを感じられる場面もあるでしょう。実際にSEを経験した方から話を聞いて、「第二新卒からWeb業界で正社員の求人に挑戦したい」と思う方もいるようです。
- どの求人に応募すればいい?
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SE(システムエンジニア)の仕事内容と平均年収
SEは顧客の要望をもとに仕様書を作成して、設計・開発・プログラミングを行います。開発したシステムが正常に動くかテストしたり、リリース後の運用・保守を行ったりするのも仕事です。
要件分析と要件定義
顧客の要望を聞いたうえで何が課題なのかを分析し、システム構築の方向性を決めます。要件分析を誤ると完成したシステムが顧客の意図と違うものになってしまうため、SEにとって重要な工程です。
システム設計
要件分析と要件定義にもとづいてシステムに必要な機能を定義し、どう実装するのかを決めるのが設計です。画面のレイアウトや表示する項目を決める基本設計と、プログラムの内容を決める詳細設計があります。設計の内容を顧客に共有し、認識にズレがないか確認するのもSEの役割です。
プログラミング
設計をもとにプログラムを書きます。実際にプログラムを書くのはプログラマーの仕事で、SEは指示を出したり、スケジュール管理を行ったりする場合が多いでしょう。
プログラマーの仕事内容について詳細は「未経験や第二新卒でもプログラマーになれる?仕事内容や就職のコツを紹介」のコラムで紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。
テスト
システムが問題なく稼働するか確認するのがテストです。本番と同じ環境で何度かテストを行い、バグがあれば修正してシステムを完成させます。テスト完了後は顧客へ引き渡しとなるため、全体を通してしっかりと確認し、納品後のリスクを減らすのが大切です。
導入
導入は、完成したシステムをクライアントに提供する作業。これは、エンドユーザーへの影響を抑えるために、夜間や休日に行われるのが一般的です。
SE(システムエンジニア)の平均年収
厚生労働省の「job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」によると、SE(システムエンジニア)の平均年収は660万円であることが分かります。
参照元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
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第二新卒が狙えるIT系職種の仕事内容と平均年収
この項では、IT業界未経験の第二新卒が目指せる、SE以外のWeb系職種の仕事内容や平均年収を紹介します。
サーバーエンジニア
サーバーを動かすアプリケーションの運用・保守を行うのがサーバーエンジニアです。オフィスの電源容量や通信速度に応じて、ケーブルの本数やサーバーの台数、スペックの検討も行います。経験者を求める求人が多いといわれていますが、「未経験歓迎」「経歴不問」とする企業もあるようです。
また、 job tagの「運用・管理(IT)」によると、サーバーエンジニアの平均年収は534万円であることが分かります。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、コンピューター同士をつなぐネットワークの設計や運用を担当します。実際に機器の設置も行い、トラブルがあれば原因を突き止めて対応するのも大事な仕事です。ネットワークエンジニアはスキルに応じて分業制の場合も多く、未経験の第二新卒が挑戦しやすい職種といえます。
また、 job tagの「電気通信技術者」によると、データベースエンジニアの平均年収は534万円であることが分かります。
データベースエンジニア
データを管理するアプリケーションを用い、データベースの設計や管理・運用を行うのがデータベースエンジニアです。データの流出を防ぐためのセキュリティ対策やバックアップなども大切な仕事になります。
IT業界のなかでは求人数が少なめで、経験必須の場合が多いため、SEやプログラマーとして経験を積んでから目指すのが良いでしょう。
また、 job tagの「データエンジニア」によると、データベースエンジニアの平均年収は534万円であることが分かります。
プログラマー
プログラム言語を用いて実際にシステム開発を行うのがプログラマーです。IT系職種のなかでプログラマーからキャリアをスタートさせる人も多いといわれており、第二新卒が未経験からSEを目指すための登竜門と考えても良いでしょう。
また、 job tagの「プログラマー」によると、データベースエンジニアの平均年収は550万円であることが分かります。
社内SEは未経験の第二新卒も挑戦しやすい?
SEのなかには「社内SE」という企業内で使うシステムを自社開発する業種もあります。社内SEは社員のITサポートが主な仕事で、中途採用の場合は経験者を募集することが多いようです。しかし、教育体制が整っている企業では新卒・第二新卒を歓迎する場合もあるので、未経験から転職を成功させるチャンスはあります。
ただし、一口にSEといっても役割や業務は多岐にわたるので、応募の際は仕事内容が希望に沿っているか確認しましょう。「社内SEとは?システムエンジニアとの違いや必要なスキルについて解説」では社内SEについて詳しく解説しているので、システムエンジニアとの違いを知りたい方は参考にしてみてください。
参照元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
ホームページ
倍率が高い社内SEを目指す方法
社内SEは、パソコンのトラブルシューティングやシステム開発、マネジメントを担当する仕事です。なかには、待遇が良くない環境で働くSEの方もいるため、比較的待遇が良い社内SEを目指す場合があります。
社内SEの求人探し
社内SEの業務内容は企業によって異なるため、IT系に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。IT業界を熟知した転職エージェントなら、企業ごとの傾向や対策をアドバイスしてくれ、応募者のスキルを企業に適切に伝えられるでしょう。
社内SEの求人は未経験可の場合もありますが、SE経験者が有利になることも考えられます。しかし、第二新卒の場合は経験や実績よりも、やる気やポテンシャルが重視されるでしょう。
未経験からSEを目指す第二新卒に必要な4つのスキル
ここでは、未経験からSEを目指す第二新卒者に必要な4つのスキルについて解説します。以下のスキルをもつ第二新卒者は、若手のSEを求める企業から重宝されるでしょう。
1.プログラミングの知識
実務経験がなくても、プログラミングの知識がある第二新卒者は選考で有利になります。未経験者を歓迎する企業では、入社後にプログラミング研修を行う場合がほとんどです。そのため、プログラミングの知識がなくてもSEへの転職は可能です。あらかじめプログラミングの知識を身につけておくとスムーズに研修を終えられるでしょう。
基礎がしっかりしていれば、分からないことがあっても臨機応変に対応できることも。転職活動にも活かせるので、余力があればITパスポートや基本情報技術者といったWeb系の資格取得をおすすめします。
勉強しておくと役に立つプログラミング言語
JavaやJavasucript、Python、C言語などを勉強しておくと転職に有利になります。さまざまなプログラム開発で使われるスタンダードな言語なので、習得していると転職の成功率が上がるでしょう。また、スキルが評価されれば、雇用条件が良くなる可能性もあります。「Java資格があると就職が有利になる?種類や役立つ職業を紹介」で資格取得のメリットを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.体力・精神力
納期直前や繁忙期には、残業や休日出勤が続くこともあるため、SEには体力・精神力が求められます。SEになるには、ある程度タフさを求められるでしょう。納期直前や繁忙期といった忙しい状況で安定した仕事をこなすには、体調管理能力や気持ちの切り替えの速さが必要になります。
3.社会人としての常識やマナー
未経験の第二新卒をSEとして歓迎する企業は、社会人としての常識やマナーが身についていることを期待しています。
どの職業においてもビジネスマナーは重視されるので、転職活動を行う際は改めて復習しておくと良いでしょう。
4.新しい知識や技術を吸収できる素直さ
社会人経験が浅い第二新卒は、新しい知識や技術を素直に吸収しやすい世代です。すでに経験がある社会人は先入観や固定概念から仕事を覚えられない可能性があり、転職先で苦戦することも。第二新卒を歓迎する企業は柔軟性を期待している場合があるため、面接の際は「SEとして意欲的に新しいことを覚えていきたい」という姿勢をアピールするのがおすすめです。
SEに向いている未経験・第二新卒の特徴
「未経験でSEになれるか不安…」という方は、以下の特徴に当てはまる部分があるかチェックしてみましょう。十分なスキルがなくとも、性格や考え方がSEに向いている可能性があります。
情報収集が得意
SEの仕事は調べ物が多いため、情報収集が得意な第二新卒は未経験から活躍できる素質があります。分からないことがあったときはまず自分で調べる習慣がついていて、加えて問題解決能力が高い人材は、チーム内の戦力として活躍が期待されるでしょう。
繁忙期の残業や休日出勤が苦にならない
第二新卒の新人も、繁忙期は残業や休日出勤が増える可能性があります。残業や休日出勤を求められることはあらかじめ覚悟しておきましょう。「休日出勤があっても、別の日に補填があれば構わない」と思える方はSEに向いているといえます。
流行に敏感
日々新しい技術が出るSEの仕事では、流行への敏感さは重要な資質です。社会的なニーズや動向を一早く把握できる方は、新しい技術を取り入れるのも得意な場合があるでしょう。
ユーザビリティを意識したアプリケーション開発やシステム設計において、「今何が求められているのか」を理解していることは重要です。流行に乗っている情報を積極的に取り入れることで、効率良く仕事を進められ生産性の向上につながるでしょう。
覚悟と根気がある
SEは覚えることが多く、知識量や要領の良さなども求められるため、覚悟と根気がある方でないと長続きしにくい職業です。また、トラブル発生時には問題が解決するまで原因を追及しなければならないため、音を上げず地道に努力できる方が求められます。
第二新卒を採用する企業は多いといっても、ある程度の戦力として成長できないと、後々自分がつらくなってしまうでしょう。
仕事が好き
SEは、仕事が好きな方に向いているといえるでしょう。SEは、クライアントの要望を理解し、提案書の作成やソフトウェアの設計・開発を行います。プログラミングは主にプログラマーが行いますが、完成したソフトウェアのテストもSEの仕事。SEの仕事は多岐にわたるため、楽しみながら取り組める方におすすめです。
コミュニケーション能力がある
SEには、優れたコミュニケーション能力が求められます。これは、良好なコミュニケーションがクライアントの要求を理解し、適切なシステム開発につながるからです。SEは、クライアントとの会話を通じてニーズを把握し、それを解決するシステムを構築する仕事。そのため、コミュニケーション不足では、クライアントの要望を正確に把握できず、高品質なシステム開発が難しくなります。
また、プログラマーとの密な連携も重要であり、コミュニケーション能力の高さが求められるでしょう。
マネジメント能力がある
SEにはマネジメント能力が不可欠。なぜなら、SEはプロジェクトの中心的存在であり、クライアントとのコミュニケーションからプログラマーへの指示、開発のスケジュール管理まで幅広い役割があるからです。プロジェクトごとにチームが変わることもあるため、柔軟で効果的なマネジメント能力が求められるでしょう。
SE未経験の第二新卒に企業が求める条件
SE未経験の第二新卒に企業が求める条件には、「社会人経験がある」「若年層である」「SEに対する適性」などがあります。以下でそれぞれについて詳しく紹介します。
社会人経験がある
SE未経験の第二新卒者に企業が求める条件として、「社会人経験がある」ことが挙げられます。第二新卒は、ビジネスマナーや仕事の進め方など、基本的なスキルを身につけていると考えられるため、即戦力として期待されるでしょう。
若年層である
若年層であることは、SE未経験の第二新卒者に企業が求める条件の一つです。第二新卒は比較的若く、新しく学ぶ意欲が高いため、急速な成長が期待されます。柔軟性があり、新しい環境や仕事に適応しやすい傾向があるといえるでしょう。
SEに対する適性
未経験の転職の際には、高度なSEスキルは必要ありません。しかし、パソコンの基本的な操作や、プログラミングへの抵抗感の有無が重視され、SEに対する適性が求められるでしょう。
未経験の第二新卒がSEの仕事に転職する8つのメリット
SEの仕事は将来性が高く、キャリアアップしやすいのが魅力です。自由な社風の会社が多かったり、給与が高めに設定されていたりするのも、転職するメリットといえるでしょう。
1.仕事を通して新しい技術や知識に触れられる
IT業界では日々新しい技術が誕生しているため、最先端のテクノロジーに触れたい第二新卒の方にとって、SEはメリットの大きい仕事といえます。SEになれば、仕事を通して常に最新のIT技術や知識に触れられるでしょう。
2.比較的給与が高く安定している
専門職であるSEは高いスキルや知識を求められるため、未経験の入社であっても正社員の給与は比較的高めに設定されています。特に、アプリ開発も行うベンチャー企業は、業務が多忙な代わりに給与を多めに支給している場合があるようです。
残業や休日出勤が多いぶん、収入が高くなりやすい傾向になるので、給与を重視する方にとってSEはおすすめの仕事といえます。
SEの賞与はどれくらい?
賞与は企業によって基準が異なり、また業績次第で支給されない年もあるなど流動的です。ここでは、参考までに厚生労働省の「賃金構造基本統計調査の職種別賃金額」より、2013〜2015年のSE(一般労働者)の賞与をまとめました。
支給年 | 年間賞与その他特別給与額 |
---|---|
2013年 | 111万3,000円 |
2014年 | 91万8,800円 |
2015年 | 111万6,000円 |
引用:厚生労働省「賃金構造基本統計調査の職種別賃金額」
同資料によると賞与が100万円以上の職種は少ないことから、SEの賞与は高めといえるでしょう。ただし、年俸制など賞与がない企業もあるので、年収を重視する第二新卒の方は応募前に詳細を確認するのが大切です。
参照元
厚生労働省
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3.風通しが良く自由な社風の会社が多い
流動的なIT業界は、ほかの業界に比べて風通しが良く、自由な社風の会社が多い傾向にあります。大手企業から創業間もないベンチャー企業まで、古い慣習にとらわれず柔軟性を重視した会社が多いのが特徴です。
上下関係を意識せず発言しやすい環境が整っていたり、服装や髪色が自由だったりと昨今の世情に合わせた働き方ができる企業も数多くあります。未経験の第二新卒として入社して、のびのびと働けるでしょう。
4.多くの人と関われる
システム開発にはSEのほかにも多くの方が関わります。多種多様な立場の方と仕事をする機会が多いSEは、刺激を得られたりさまざまなことを学べたりするのがメリットです。自分とは異なる価値観や考え方に触れられる経験は、自身の成長やSEの仕事にも役立つでしょう。
5.SEから転職・キャリアアップがしやすい
SEをはじめIT系の職種は、転職やキャリアアップがしやすいのも大きなメリットです。SEのなかには、最初にプログラマーになり数年後SEに転身する方もいます。
未経験の第二新卒者がしっかり経験を積んだSEに成長したあとは、「実績を伴ってより大きな企業へ転職する」「フリーランスになり独立する」など、選択肢はさまざま。もちろん、同じ企業のなかで責任のある立場を目指すのも、描きやすいキャリアプランの一つです。
6.技術を身につければ学歴に関係なく働ける
SEは学歴が影響しにくい職種のため、努力次第で自身の実力を発揮できるでしょう。IT技術やコミュニケーション能力などがあれば、企業にとって必要な人材として評価される可能性があります。
7.会社に固執せずキャリアチェンジしやすい
SEの業務では、一度入社した会社に固執する必要はありません。なぜなら、SEのスキルはIT業界全体で役立つため、ほかの会社でも活躍できるからです。第二新卒者がキャリアチェンジをする際は、最初の第一歩を踏み出しやすい会社を選ぶことも選択肢の一つです。
8.変化が多い
IT業界は常に新しい技術が登場し、5年経つと業界が変化することが一般的です。シニアも若手も、常に最新のトレンドに対応する必要があります。経験年数だけが重要なわけではなく、自身の能力を最大限に活かしながら働くことが重要といえるでしょう。
チームプレーだけでなく1人で作業する時間も多い
SEはチームで協力する仕事である一方、1人でコツコツと作業する時間も長いのが特徴です。そのため、「困ったときに助け合える」「一丸となって大きな目標を目指せる」といったチームの良さもありながら、個人の裁量もある程度認められるのが魅力の一つ。チームワークと単独作業のどちらも経験できるのは、SEのメリットといえます。
SEのやりがい
第二新卒者がSEとして働くうえでのやりがいは、自分が開発したシステムが完成した瞬間といえるでしょう。プロジェクトを成功させた際には、さまざまな方との協力があったことを実感するからです。
また、新しい知識を身につけることもやりがいの一つです。第二新卒のSEは、キャリアのある先輩や新卒の方とともに開発を行いながら、新しい技術や知識を習得できます。こうした過程で自己成長を実感することがやりがいにつながるでしょう。
SEに転職するデメリットと失敗しないための対策
メリットの多いSEの仕事ですが、残業が多かったり日々勉強し続ける必要があったりと、大変な面もあります。下記で詳しく紹介します。
日々新しい技術が出るので勉強し続ける必要がある
IT技術は日々進化しているため、最新技術の動向を追ったり能動的に勉強したりする必要があります。目まぐるしく変化するIT業界では、古い技術は使われなくなり、新しいシステムへと次々に移行することが日常茶飯事です。
せっかく覚えた技術がすたれることも多く、業務に関する勉強は避けられません。「一度覚えた技術をずっと使いたい」「できるだけ勉強するのは避けたい」という第二新卒の方には、やや不向きな仕事といえます。
忙しく残業が多い傾向がある
IT業界では人手不足のため、一人当たりの仕事量や残業が多い傾向があります。また、クライアントの納期に合わせてシステム開発をするので、納期直前には非常に忙しく連日長時間労働が続くのも珍しくないようです。
できるだけ残業したくない、業務量の多さに耐えられないという第二新卒の方には、SEの仕事はあまり向いていないでしょう。
ブラック企業に転職しないよう労働条件を確認しよう
「SEは残業が多い」というイメージから、転職先の勤務時間が過剰でもブラック企業だと気づきにくい場合があります。ブラック企業に明確な定義はありませんが、「残業時間が月80時間を超えている」「有給休暇が取得できない」といったことがあれば疑う必要があるでしょう。
転職の際は、インターンシップ制度を利用したり、OB・OG訪問をしたりして勤務実態の詳細や労働条件を確認するのがおすすめ。転職エージェントを利用すれば、あらかじめブラック企業を排除して求人を紹介してくれるので安心です。
SEに適性があるかインターンで確認しよう
機会があれば、転職する前に企業で短期のインターンシップやアルバイトを経験することをおすすめします。会社の雰囲気や文化を理解するだけでなく、システムエンジニアとしての仕事を具体的に想像しやすくなるでしょう。
転職エージェントを活用して人間関係を確認しよう
転職を検討している場合、エージェントによる社内状況のヒアリングを活用するのがおすすめです。社会人が会社の人間関係に悩むことは珍しくありません。入社後に初めて分かることもありますが、事前に客観的な情報を収集することでリスクを軽減できるでしょう。
SE未経験の第二新卒に対し面接官が見るポイント
SEを目指す第二新卒の面接で採用担当者がチェックするポイントは、以下のとおりです。要点を押さえてあらかじめ回答できるようにしましょう。
短期退職を繰り返さないか
第二新卒は、新卒で入社した企業を短期間で辞めているので、「せっかく正社員として雇っても、うちも短期間で辞めてしまうのでは」と疑念を抱かれる場合があります。したがって、短期退職を繰り返す人と思われないよう、前職の退職理由や応募先企業の志望動機について明確に説明できるようにしておく必要があるでしょう。
職場の人間関係でうまくやっていけそうか
前職を短期間で辞め、第二新卒になった理由が人間関係でないかという点も、採用担当者にとっては大事なポイント。人間関係が原因の場合、また同じような理由で退職してしまう可能性があるからです。したがって、第二新卒の面接では、職場の方と円滑な人間関係を築けることをアピールできるかどうかもポイントになります。
第二新卒でSEを目指す方は、新卒枠の求人を受けることも視野に入れると良いでしょう。「第二新卒は新卒扱いになる?就活を成功させるための方法を解説!」で解説しているとおり、社会人経験の浅い第二新卒は新卒枠の採用も受けられることも。転職活動の成功率を高めるためにも、チャレンジしてみましょう。
SE未経験の第二新卒におすすめのプログラミング言語
SE未経験の第二新卒におすすめのプログラミング言語として、「Java」「JavaScript」「Python」などが挙げられます。下記で詳しくまとめました。
Java
Javaは、幅広く利用されているプログラミング言語です。さまざまなIT企業が採用しており、Webサービスや業務ツール、アプリケーション開発など多岐にわたる用途に使われています。柔軟性と汎用性が評価されていることから、人気のプログラミング言語といえるでしょう。
JavaScript
JavaScriptは、ウェブブラウザ上でさまざまな動作を実現するための言語です。Node.jsやAngular.js、React.jsなど、多様なフレームワークやライブラリが開発されており、サーバーサイドやクライアントサイドでの開発に広く活用されています。今後も新たな開発が期待される言語であり、プログラミングスキルの一環として習得しておくと良いでしょう。
Python
人工知能やビッグデータの解析・開発が急速に進化しており、そのなかでも、Pythonが注目を集めています。従来の日本では、JavaやPHPが主流であり、Pythonはあまり目立ってはいませんでした。しかし、Pythonはアメリカで古くから知られている主要なプログラミング言語です。特に、ディープラーニングやlot、ロボティクスなどの分野でPythonの需要が高まっているといえるでしょう。
第二新卒が未経験からSEへの転職を成功させる方法
未経験からSEへの転職を成功させるには、コツを押さえて行動することが大切です。第二新卒でSEへのキャリアチェンジを考えている方は、以下で紹介する内容を転職活動の参考にしてみましょう。
基本的なPCスキルを身につける
一部の企業では、未経験の第二新卒向けに研修プログラムを提供しています。ただし、一般的には基本的なパソコンPC操作に関する知識は前提とされることがほとんど。PCスキルが不足している場合、研修についていけない可能性があるため、入社前にある程度のPCスキルを身につけておくのがおすすめです。
IT用語の学習
未経験からSEに挑戦する際には、基本的なIT用語を理解しておくことが重要です。IT関連の資格取得を目指すことで、スキルアップが図れるだけでなく、転職時に有利なポイントになることも。初心者には、ITパスポートや基本情報技術者試験、MOSなどの資格取得を目指すことをおすすめします。
SEに活かせるスキルや経験を洗い出す
SE未経験の第二新卒者は、経験のある中途採用者と比べて実績が少ない傾向があります。しかし、これまでに培った経験やスキルのなかで、SEの業務に活かせるものがあれば、積極的にアピールしましょう。コミュニケーション能力や交渉力、忍耐力などは、SEにとって不可欠なスキルです。また、基本的なIT資格をもっていれば、SEとしての経験がなくても、優位性をもつ可能性があります。
第二新卒ならではのアピールポイントを見つける
第二新卒者が転職活動の際に、比較されがちなのが新卒者です。即戦力を求める企業側に対しては、「若手でありながらも、社会人経験を経てビジネスマナーに自信がある点」を前面に出すのが転職成功のコツ。知識やスキルだけでなく、第二新卒者ならではの社会人経験をアピールして差別化するのがおすすめです。
また、SE未経験でも、仕事の知識を貪欲に吸収していくことをアピールするのも忘れないようにしましょう。
第二新卒や未経験者歓迎の求人を探す
正社員のSEを目指すなら、未経験・第二新卒歓迎の求人を出している企業を探しましょう。
第二新卒の最大の強みは、新卒に近い若手でありながら社会人経験があること。SEは未経験であるものの、ビジネスマナーや仕事をするうえでの基本事項など社会人の基礎は身についているという点を、選考で積極的にアピールするのがおすすめです。
独学やプログラミングスクールで知識を身につける
第二新卒が未経験からSEに挑戦する場合は、関連資格の取得やプログラミングについて勉強をするのが大切です。未経験歓迎・経歴不問の求人を出す企業では、ITへの興味や関心は問われます。これまでプログラミングに触れたことがなくても、独学やプログラミングスクールで知識を身につけていればやる気と熱意が伝わるでしょう。
反対に、「企業の研修制度で勉強したい」というような受け身な態度は避けるのがおすすめ。企業は学びの場でなく、あくまで利益を求める場です。「学ばせてほしい」という態度では学生気分だと思われてしまう可能性もあるので、自分から積極的に学び、仕事に活かす姿勢を貫くようにしましょう。
複数の転職エージェントを活用する
第二新卒者がSEの転職を考える際には、複数の転職エージェントに登録することが有効です。各エージェントのキャリアアドバイザーと面談し、自分に合ったエージェントを中心に転職活動を進めるのが良いでしょう。
また、第二新卒が効率良く自分に合った求人を探すためには、企業の採用情報に詳しい転職エージェントを活用するのも一つの手。SEの未経験者を歓迎する求人や、第二新卒がチャレンジしやすい仕事などを紹介してもらえます。SEとして自分のやりたい仕事内容を明確にしてから、エージェントに相談してみると良いでしょう。
加えて、未経験からSEの正社員になるのであれば、社内でしっかり育成を行ってくれる企業を選ぶことが必要です。その際に考慮すべき点は、「どのような育成方法なのか」「平均年齢は何歳か」「若手の意思が通りやすい社風か」など多岐にわたります。しかし、1人ですべてを把握するのは難しいため、企業の情報に詳しい転職エージェントの力を借りるのがおすすめです。
転職エージェントのアドバイザーは事前に企業へ取材を行っており、職場環境や欲しい人材といった情報を得ています。そのため、アドバイザーのカウンセリングを受けることで、マッチ度の高い求人と出会える可能性が高まるでしょう。
さまざまな視点からアドバイスを受けられる
複数のキャリアアドバイザーから添削や面接のアドバイスを受けられることはメリットの一つです。それぞれのアドバイザーの視点から、自分のキャリアを相談することで、自身の強みや弱みを明確にできます。特に、初めての職種への転職を考えている方や、自分の潜在的な強みを見つけたい方は、複数の転職エージェントに登録し、さまざまなアドバイスを受けるのが良いでしょう。
自分に合ったキャリアアドバイザーが見つかる
転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーとの面談で相性が合わない場合もあるでしょう。しかし、キャリアアドバイザーとの相性は、質の高い転職活動において重要です。
相性の良いキャリアアドバイザーは、求職者のニーズを的確に理解し、適切な求人提案をしてくれます。複数の転職エージェントに登録、キャリアアドバイザーを比較することは、転職活動を成功させるうえで重要といえるでしょう。
ITに特化したエージェントに出会える
転職エージェントは、それぞれが得意な分野が異なるのが一般的です。幅広い業種に対応するエージェントがあれば、IT関連の求人に特化したエージェントも存在します。複数のエージェントを活用し、それぞれの得意分野に合わせて使い分けることで、効率的に転職活動を進められるでしょう。
SEでIT大手を目指す第二新卒はエージェントに相談しよう
大手のIT企業を目指したい第二新卒は、転職エージェントのサポートを受けましょう。SEは未経験から挑戦しやすい職種ではあるものの、大手IT企業は人気が高く転職は狭き門。SE未経験の第二新卒は、スキル不足をほかのアピールポイントで補わなければなりません。転職エージェントなら応募先企業に合わせた選考対策ができ、ライバルに差をつけるコツも教えてもらえるのでおすすめです。
SEを目指しているものの「新卒をライバルに就活をするのは不安」という方は、20代向け転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。IT業界のなかでも、SEは開発の上流工程で活躍できる人気の職種です。求人数が多く未経験の第二新卒にとってチャンスが多いのは魅力的ですが、自分に合った企業を選ぶのが難しい側面もあるでしょう。
ハタラクティブでは経験豊富な就活アドバイザーが一人ひとりに合った求人を探し、第二新卒がSEとして就職するためのコツもご紹介します。所要時間1分程度でできる、性格を分析して適性を明らかにする適職診断もおすすめです。第二新卒歓迎・経歴不問の求人も多く取り揃えていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
未経験でSEを目指す第二新卒の方に向けたQ&A
未経験の第二新卒でSEを目指す方に向けて、よくある質問と回答をまとめました。
未経験からSEを目指せますか?
十分に可能でしょう。IT業界での需要に対しSEの人材が不足しているので、経験・スキル不問で採用して社内で育成する企業も増えているからです。
よって、「未経験可」「第二新卒歓迎」といった求人を探してみるのをおすすめします。「SEは未経験から目指せる仕事?」のコラムでは未経験の方がSEを目指す際のポイントの詳細を解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
SE未経験の第二新卒は資格が必要ですか?
資格はそれほど重視されないことがほとんどです。ただし、SEは常に新しい技術を学び続ける必要があるため、資格を取得をアピールすることは有効になるでしょう。
大手IT企業への転職でデメリットはありますか?
ベンチャーや中小企業に比べて、スキルが身につきにくい可能性があります。
大手IT企業は、下請けの企業へのマネジメントを担当する場合が多く、オールマイティなエンジニアを目指す方には向いていません。また、大手企業の社内SEに転職した場合、全国に勤務地があり転勤する可能性も。転職の際は企業規模だけで選ぶのではなく、自分に合った働き方ができる会社を選びましょう。
大手企業の特徴について詳細は「大手企業とは?基準や定義はある?大企業や中小企業との違いも解説」のコラムを参考にしてみてください。
SEの勤務時間は不規則になりがちですか?
担当する仕事や転職先によります。
たとえば、社内SEは他部署と同じ勤務時間で不規則なわけではないでしょう。一方、運用・保守や開発を担当するSEの場合、繁忙期やトラブル対応のため勤務時間が不規則になる場合もあります。「SEは激務って本当?忙しいといわれる背景と仕事内容を紹介!」のコラムで、SEが多忙な時期について解説していますのでご覧ください。
新卒や転職者と比べられるので転職活動が不安です…
SEを目指しているけれど転職活動に不安を抱いている方は、転職支援サービスの活用がおすすめ。第二新卒は年齢が若くポテンシャルが期待できるうえ、基本的なビジネスマナーを身につけているのが強みです。ハタラクティブでは、第二新卒の方に向けて人柄やポテンシャルを重視する企業の求人をご紹介していますので、一度ご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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