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フリーター同士の結婚、周囲の理解は得られるの?
更新日
この記事のまとめ
- フリーター同士の結婚は、経済的な不安が大きい
- フリーター同士の場合、周囲からの理解を得られず結婚できないケースもある
- 収入が不安定なフリーター夫婦の生活は、節約や節税が必要
- フリーター同士で結婚するなら、配偶者控除や社会保険を活用しよう
- フリーター同士で結婚後、子供を持つことを考えているなら正社員になるのがおすすめ
フリーター同士で結婚する場合「周囲に反対されるのでは?」「結婚しても子供は難しい?」と不安に思っている人も多いでしょう。収入が不安定なフリーターが結婚生活を送るには、節約や節税などの対策をとることが重要です。このコラムでは、フリーター同士での結婚を考えている方に向けて、実現の可能性や節税術などを解説します。フリーターから正社員を目指す方法についても触れているので、ぜひ参考にしてください。
フリーター同士で結婚できる?
婚姻関係を結ぶにあたって職業の制限は設けられていないため、フリーター同士での結婚は可能です。「結婚後に正社員になる予定がある」「将来は家業を継ぐ計画がある」など、人によって状況はさまざまで、今はあえてフリーターをしているという人もいます。
しかし、双方がフリーターでの結婚は、経済面や社会的な信用といった面で壁にぶつかることが多いでしょう。収入や立場の不安定さを理由に、親や親族の反対を受けるケースも多く、周囲の理解を得られず結婚に至らなかったカップルも少なくないようです。また、フリーター同士で結婚する方の中には、子供は考えていないという人もいます。
いずれの場合もフリーター同士での結婚は収入が不安定になりやすいので、節約を心がけた生活が基本と考えてください。「フリーター同士で結婚や子育ては可能?共働きの現状について解説」のコラムでは、フリーター同士で結婚や子育てをする際のポイントを解説しています。
フリーター同士で結婚した場合の節税術
フリーター同士で結婚した場合、配偶者控除を使うと節税できるためおすすめです。また、社会保険の扶養に入り、どちらかの保険料を節約することもできます。正社員同士で結婚した場合も、配偶者控除を受けることは可能ですが、収入面からフリーターのほうが節税額が大きいといえるでしょう。
配偶者控除を活用する
結婚した時に節税効果が大きいのが「配偶者控除」です。配偶者控除とはパートナーがいる人の、税金の負担を軽くする制度。配偶者がフリーターである場合、収入が一定の金額以下であれば、最大で38万円の控除を受けられます。
国税庁の「No.1191 配偶者控除」によると、配偶者控除を受けるための条件は以下のとおりです。
- ・民法に規定された配偶者である
・納税者と同一生計である
・年間の合計所得金額が48万円以下(給与だけなら給与収入が103万円以下)
・青色申告の専従者給与を受け取っていない、もしくは白色事業専従者の対象でない
・納税者の合計所得金額が1,000万円以下
民法に規定された配偶者とは、婚姻の届出がある者です。内縁関係のカップルやフリーターで付き合っている場合は、配偶者控除を受けられないので注意してください。
参照元
国税庁
No.1191 配偶者控除
社会保険の扶養に入る
フリーター同士で結婚した場合は、配偶者控除に加え夫婦のどちらかが社会保険の扶養に入るのも、節約になります。たとえば、夫が会社の社会保険に入っている場合、妻を扶養家族にすると被保険者となり保険料を負担することなく、健康保険の加入や将来の年金受給が可能です。
国民健康保険では扶養の概念がないため、家族の人数分の保険料を払います。しかし、会社を通して加入する社会保険であれば、保険料の支払いは夫の分のみになるため、手取り額を増やすことができるでしょう。また、被保険者でも出産手当金や出産育児一時金が支給されるため、結婚後に子供を持ちたいと考えているフリーターの方にも安心です。
ただし、フリーターが社会保険に入るには、所定の労働時間や日数を満たす必要があります。フリーターのままで結婚を考える場合は、シフトを増やすなどして社会保険の条件を満たす働き方を検討すると良いでしょう。社会保険の加入については「社会保険とはどんな制度?アルバイトやパートでも加入対象になる?」で紹介しているので、参考にしてください。
参照元
厚生労働省
社会保険適用拡大特設サイト
フリーターから正社員になれば結婚も安心!
夫婦でフリーターのままでは節約や節税をしたとしても、もともとの収入が低く満足のいく生活を送るのは難しい場合があります。
「フリーターの平均年収は?20代・30代の年齢別に正社員の収入と比較!」のコラムでも解説しているように、フリーターを含む非正規社員の平均年収は200万円ほど。もちろんフリーターも働き方によっては、これより多く収入を得ることは可能です。しかし、将来子供のことや、共働きで安定した雇用や収入を得たいならフリーターから正社員になるのがおすすめです。
正社員は雇用期間の定めがないため、契約満了で職を失う恐れがありません。安定的な収入や昇給、ボーナスも期待できます。年齢を重ねても昇給に期待できなかったり、雇用が途切れたりする可能性の高いフリーターに比べて、安心感が強いといえるでしょう。
収入を安定させたい、自信をもって結婚したいという方は、正社員を目指すのがおすすめです。
「フリーター経験しかないのに、今さら就職できるの?」と思う場合も、年齢が若ければチャンスはあります。特に人手不足の業界や若手人材を求める企業では、未経験求人を出すことも多く、「入社後1から教える」という方針をとっている場合もあるでしょう。
1人で就活するのが不安なら、若年層の就職支援に特化したハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブではカウンセリングから求人提案、書類・面接の対策で正社員を目指す方を全面的にバックアップいたします。企業とのやりとりも代行するので、面接の日程調整などもご自身でする必要はありません。経験豊富なアドバイザーが、あなたにぴったりの仕事を探します。
フリーター同士の結婚に関するお悩みQ&A
ここでは、フリーター同士の結婚に関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。
フリーターのパートナーと付き合い続けるべき?
自分のパートナーがフリーターという方は、まずはその理由を尋ねてみてください。将来について考えておらず、なんとなくフリーターをしているような状態が続いている場合は、お付き合いを考え直したほうが良いこともあります。詳しくは「フリーターの彼氏と結婚を考える際の不安とは?正社員を目指す方法も紹介!」で紹介しているので、チェックしてみてください。
フリーター同士の結婚にデメリットはある?
フリーター同士で結婚することのデメリットは、収入が不安定であることや、年齢を重ねるほど仕事の選択肢が少なくなることなどです。特に大きなデメリットとしては、雇用の不安定さ。アルバイト先や社会情勢次第では仕事を失い、生活が困難になる可能性もあるでしょう。
デメリットについては「フリーターは結婚できる?できない?後悔しないためのポイントを紹介」をご確認ください。
女性のフリーターは結婚できませんか?
結婚できないとは言い切れませんが、難しくなる可能性はあります。近年では共働きを希望する男性も増えており、フリーターと正社員では価値観に相違を感じることも。フリーターで結婚する方も多くいますが、将来のことを考えると正社員として働くのが良いでしょう。「フリーター女性は結婚できない?リスクや正社員を目指しやすい7業種を紹介」で詳しく解説しています。
正社員にはどうやったらなれますか?
就活方法が分からなければ、エージェントを利用しましょう。アルバイトの面接と正社員採用は異なります。正しい就活方法が分からない、正社員になりたいけど仕事の探し方が分からない、という方はプロの力を借りるのがおすすめです。
就職エージェントのハタラクティブでは、フリーター向けの就職支援を積極的に実施しています。ぜひ一度ご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。