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ブランクがあってもできる仕事は?ニートから就職を成功させる方法もご紹介
更新日
この記事のまとめ
- ブランクから正社員として就職を目指せる
- ブランクがあってもできる仕事に就くためには、状況に応じて就活や転職活動を行う
- 未経験OKの求人があったり、需要が高かったりする仕事はブランクから挑戦しやすい
- 就職の面接では、ブランクの期間の過ごし方をポジティブに伝える
- ブランクの長さが不安な場合は、職業訓練や就職・転職エージェントの利用を検討する
「ブランクがあってもできる仕事を探したい」と考えている方もいるでしょう。ブランクがある場合、未経験歓迎の求人が出ていたり、人材が求められていたりする仕事を探してみるのがおすすめです。
このコラムでは、ブランクから挑戦しやすい職種や、面接で空白期間について聞かれたときの答え方を紹介しています。「脱ニートを目指している」「自分に合った企業で社会復帰したい」といった方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ブランクがあってもできる仕事に就く方法
「ブランクがあってもできる仕事はある?」と考えている場合は、就業経験の有無に合わせて就活や転職活動を行ってみるのがおすすめです。
ブランクがある方のなかには、学校を卒業してから一度も働いたことがない人もいれば、正規・非正規問わずに働いたことがある人もいるでしょう。自分の状況に合わせて就活や転職活動を行うと、希望の仕事に就きやすくなる可能性があります。
就業経験がある場合
正社員やアルバイトなど、雇用形態を問わず過去に働いたことがある場合は、経験のある仕事と同じ職種や類似する仕事を選ぶのがおすすめです。ブランク後の就活や転職活動においても、スキルや経験をアピールしやすいでしょう。
就業経験がない場合
学校を卒業してから一度も働いた経験がない場合は、自分の適性や強みに合った仕事を選ぶのがポイント。適性に合っていたり、強みを活かせたりすると結果が出やすく、高い評価につながる可能性もあります。
自分の適性や強みを確認するためにも、就業経験がない方は自己分析から始めてみましょう。自己分析とは、性格や特徴、長所、短所、仕事に対する価値観などを分析して「自分の強み」を見つける作業のことです。自分の興味や「将来どうなりたいか」というビジョンを明確にして、それらに合う仕事を選んでみてください。
仕事を探すときは「未経験者歓迎」の求人を中心に応募するのがポイントです。企業も未経験者の採用を前提としているので、手厚い研修やサポートを受けられる場合があります。ただし、闇雲に応募しないよう注意することも大切です。勤務条件や職場環境などをしっかりと見極め、希望の職場を探しましょう。
ブランクから就職を目指す方は「ニート歴3年で就職できる!必要な準備や正社員を目指すポイントを解説」も読んでみてください。
ブランクがあっても挑戦できる職種10選
ブランク後に仕事を探すときは、未経験歓迎の求人が出ていたり、需要の高かったりする職種をチェックしてみましょう。ブランク後から挑戦しやすい主な職種は以下のとおりです。
1.飲食店のスタッフ
飲食業界では人手が必要とされています。厚生労働省のjob tag「ホールスタッフ(レストラン)」によると、レストランのホールスタッフの有効求人倍率は2.96倍。需要が高いので、ブランクから挑戦しやすいといえます。
飲食店のスタッフは、就職時に特別な資格やスキルが求められにくいのも特徴。未経験OKの求人も出ています。コミュニケーションに自信がない場合は、接客の機会が少ない調理スタッフとしての就職もおすすめです。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET) job tag
2.販売職
店舗で商品を売る販売職は、ブランクがある場合も正社員として就職を目指しやすいと考えられています。販売職の採用選考では、専門知識やスキルよりもコミュニケーション力が重視される傾向にあるためです。経験を積むと店長をはじめマネジメント職へのキャリアアップも目指せるでしょう。
3.ドライバー
ルート配送や宅配業などのドライバーは、人材が必要とされている職種の一つ。厚生労働省のjob tag「トラック運転手」によると、トラックドライバーの有効求人倍率は3.43倍です。需要が高い仕事のため、ブランクから正社員として就職を目指せるといえるでしょう。
自分だけで仕事することがあるため、「業務に集中したい」「1人の時間が欲しい」と考えている方にもおすすめです。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET) job tag
4.工場のスタッフ
「黙々と作業に取り組みたい」「ルーティンワークに興味がある」という方には工場の勤務がおすすめです。担当ラインや作業内容が決まっている場合、一度仕事を覚えると心に余裕を持って働ける可能性があります。
工場勤務については、「工場勤務がおすすめな理由とは?製造業の職種名一覧と働くメリットをご紹介」のコラムもご確認ください。
5.施工管理職
施工管理職は建設現場で作業を監督する仕事です。採用選考時に経歴や資格が問われないことがあるので、ブランクからも挑戦しやすいといえます。就職後は現場で経験を積むと、マネジメント力を身につけられるでしょう。国家資格の施工管理技士を取得すれば、年収アップやキャリアアップも目指せます。
6.清掃員
清掃の仕事もブランク後に挑戦しやすいといわれています。採用時に特別な資格や経験が求められにくいためです。「卒業後ずっとニートで就業経験がない」「ブランク後に未経験の仕事をしたい」といった場合にもおすすめといえます。
一口に清掃員といっても、利用者の自宅や商業施設、駅など働く場所はさまざまです。希望の勤務地を選びやすいでしょう。体を使って働く傾向にあるので、体力に自信がある方にも向いています。
清掃員の仕事内容は「清掃員になるには?あると便利な資格や仕事内容について解説」で確認してみてください。
7.警備員
警備員の役割は、ビルや商業施設、駐車場などで安全を守ることです。採用時にスキルが問われにくく、体力や集中力、正義感があれば未経験からも就職を目指せます。勤務時間中は警備に集中するため、ブランク明けでコミュニケーションに自信がない方にもおすすめです。
8.一般事務職
一般事務の仕事は、書類作成や電話応対から経理や受付までさまざま。幅広い業務への対応力が求められます。コミュニケーションスキルやPCスキル、ビジネスマナーがあると、ブランク明けから正社員として就職を目指せるでしょう。
9.営業職
営業職の仕事内容は、顧客に自社の商品やサービスを提案すること。コミュニケーション力や分析力などが求められる傾向にあります。頑張り次第でインセンティブをもらえることもあるので、ブランク後に年収の高い仕事に就きたい場合にも向いているでしょう。
10.公務員
ブランク後も、公務員として就職できる可能性があります。公務員の採用では、公務員試験の結果と人柄が重視される傾向にあるためです。ニートでブランクがある場合、勉強に時間を費やしやすいので、合格を目指しやすいといえるでしょう。
ニートからの就職に資格やスキルは必要?
ニートでブランクがある場合、資格やスキルがなくても正社員として就職を目指せます。しかし、資格やスキルがあれば選考でアピールできるでしょう。ニートの方におすすめの職業と必要なスキルについては「ニートにおすすめの職業とは?仕事内容や必要なスキルなどをご紹介」で詳しく解説しています。また、「ニートの方におすすめの職業14選!就職に近づくための方法も解説」では別の職種も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ブランクが長いほど就職や転職で不利になる?
ブランクが長いほど、就職や転職で不利になる恐れがあります。なぜなら、働いていない期間が長い求職者に対して、企業側は「なぜ働かなかったのか」「雇用して問題ないか」といった懸念を抱くことがあるためです。
しかし、ブランクがあっても不利になるとは限りません。ここでは、ブランクの長さと就職や転職の関係を解説します。
ブランクがあっても不利になるとは限らない
ブランクが長かったとしても、就職できる可能性はあります。後述のように語学留学や資格取得などの自己研鑽(じこけんさん)、家庭事情といったやむを得ない場合のブランクは、不利になりにくいとされているためです。
たとえブランクがあっても、仕事に対する意欲や姿勢、今後の展望がしっかりとしていれば、採用につながることもあります。ブランクの伝え方については、コラム内の「ブランクの理由を聞かれたときの3つの回答ポイント」をご確認ください。
理由によっては高評価を期待できる
ブランクの理由によっては、就活や転職活動において高く評価してもらえる可能性があるでしょう。「語学学習のために海外留学していた」「資格取得を目指してスクールに通っていた」といった場合、高評価を得られることがあります。
経歴を問わない企業がある
応募者の経歴を問わない企業の採用選考では、ブランクがある方も不利になりにくいと考えられます。たとえば、「経歴を問わず求める人物像に合う求職者を探している」「ニート期間がある場合もポテンシャルを見て採用する」といった企業があるようです。
また、人材確保を望む企業では、ブランク後の方も正社員として採用される可能性があるでしょう。
若年層は経歴よりもやる気が重視されやすい
年齢が若い場合、経験やスキルよりも熱意や意欲を重視される傾向にあります。そのため、多少のブランクがあっても就職先は見つかりやすいといえるでしょう。再就職を目指す場合は、少しでも早く行動することが大切といえます。
空白期間にはボーダーラインがある
採用選考時に不利になりにくい空白期間の目安は、3ヶ月程度のようです。一般的に、転職活動を始めてから入社までに必要な期間は3ヶ月前後といわれています。よって、3ヶ月前後の空白期間は気にしない採用担当者がいるようです。ただし、あくまでも目安であり、半年以上のブランクがあっても不利にならないこともあります。
また、空白期間の長さに加え、何をして過ごしていたかも重要です。たとえば、3ヶ月何もしていなかった方と、1年間留学や資格取得のためにブランクがある方では、面接官からの印象は異なります。たとえブランクが長くても、充実した時間を過ごしていると、就活や転職活動で不利になりにくいでしょう。
10年以上働いていない場合も再就職を目指せる?
10年以上働いていない場合も、再就職を目指すことは可能です。ブランクが10年以上ある場合は、未経験歓迎の企業や人材不足の業界の求人を幅広く確認してみましょう。
10年以上のニート状態から脱却して再就職を目指す方は、「10年ニート歴がある場合も就職できる!面接対策のポイントを解説」のコラムもご一読ください。
ブランクがある求職者に対する企業の懸念
ブランクがある方に対して、企業は「働く意欲」「学びに対する姿勢」「即戦力となる知識やスキル」の有無を懸念する傾向にあります。正社員として採用するにあたり、業務を遂行できる人材かどうかを確認する必要があるためです。
内定をもらうためにも、以下で企業が抱く懸念について確認しておきましょう。
働く意欲の有無
企業は、長期間就業していなかった方に対して働く意欲があるか疑問を持つことがあります。ニートの期間があると、働く意欲が削がれてしまう可能性があるためです。
また、働く意欲はあったとしても「企業が求める水準」であるかどうかも重要なポイント。ブランクが長くなれば、「意欲が下がって生産性も低下しているのでは」と考える企業もあるでしょう。
変化や学びに対する姿勢
ブランクが長い場合、前職で得た知識やスキルがアップデートされていない可能性があります。そのため、仕事を始める際は新たに学び直すことが大切です。ブランクがあれば、「変化への柔軟な対応力や新しい事柄を習得する意欲が低下しているのでは」と懸念する企業もあると考えられます。
仕事で活かせるスキルの衰え
前職と同じ職種に転職する場合、ブランクでスキルが衰えていないかどうかも懸念されるでしょう。ただし、企業が求める条件をクリアしていれば、即戦力として採用される可能性もあります。
ブランクができる5つの主な理由とアピールのコツ
ブランクに行ったことの伝え方が就活や転職活動の成功に大きく影響することがあります。たとえブランクが長かったとしても、面接官が納得する理由があれば就活や転職活動で不利になる可能性は低いでしょう。
以下で、採用担当者に理解してもらいやすい5つの理由を紹介します。面接だけでなく、履歴書や職務経歴書を作成する際にもお役立てください。
ブランクができる主な理由
- スキルアップや資格取得
- 家庭の事情
- 自分の病気やケガ
- 転職活動
- 就職浪人
1.スキルアップや資格取得
ブランクの理由として説得力があるのは、スキルアップや資格取得です。ブランクができるポジティブな理由なので、企業からも評価されやすいでしょう。
たとえば、国家資格や難関資格を取得するために勉強に励んでいた場合、3ヶ月以上のブランクがあったとしても納得してもらえることも。応募企業の仕事に関係する資格であれば、やる気を評価してもらえる可能性もあるでしょう。
仮に資格が取得できていないとしても、ブランクの過ごし方を適切に伝えれば好印象を与えられることがあります。
ブランクが必要だった理由を話せるようにしよう
正社員として働きながら資格取得を目指す方もいるため、長期間のブランクが必要だった理由を説明できるようにしておく必要があります。司法試験や公認会計士といった超難関資格以外の場合、いかに短期間で集中して取得したかを説明できれば、面接官に理解してもらえる可能性があるでしょう。
また、取得した資格やスキルを「仕事でどのように活かせるか」もあわせて説明できれば、就活をより成功させやすくなります。ブランクに勉強したことを、自分が志望する企業の業務内容に関連づけることが重要です。
ブランクの説明方法をさらに知りたい方は、「職歴の空白期間はどう説明する?病気や介護の場合の履歴書の書き方も解説」もあわせてご覧ください。
2.家庭の事情
家庭の事情ゆえに働けないこともあります。たとえば、女性であれば妊娠や出産が挙げられるでしょう。また、子育てや介護など、性別を問わず理由として考えられるものもあります。「子育てのために10年間働いていなかったけれど、もう一度仕事をしたい」という方もいるでしょう。
上記の理由ではブランクが長くなるのは仕方ないので、面接官に理解してもらえるように話すことが重要です。子育てや介護がブランクの理由だと伝えるだけではなく、「今はどのように状況が変化したか」という点を付け加えると、面接官の不安を解消できるでしょう。
「空白期間が半年から1年以上あると転職に不利?履歴書にはこう書く!」は、ブランクが1年以上ある方におすすめのコラムです。家庭の事情で1年以上働けなかった方は、ぜひ参考にしてみてください。
3.自分の病気やケガ
自分が病気やケガをして退職せざるを得ず、ブランクができることもあります。このような場合、病気やケガは完治したのか、再発のリスクはないのかといった点を面接官は懸念するようです。病気やケガで離職しブランクがある場合は、仕事に復帰できることを証明するために診断書を用意するのが望ましいでしょう。
一方、まだ病気やケガが完治しておらず、通院や治療の必要があるならば、仕事にどのような影響が出るかをあらかじめ伝えておくのが得策です。「病気やケガが就職に不利になるかも…」と不安に感じても、入社後ではなく面接時に伝えておきましょう。
4.転職活動
在職中に転職活動をする時間がなかったために、ブランクが長くなることもあります。たとえば、企業の業績悪化に伴う急なリストラで早期退職になった場合には、在職活動に転職先を見つけるのが難しいでしょう。
また、予想しなかったタイミングで解雇されるケースも考えられます。そのようなケースでは、転職活動の準備を行う間もなく面接を受けなければならず、ブランクの期間が伸びてしまうことがあるのです。
このような状況では、面接で前の会社の悪口や愚痴を言わないように注意しましょう。会社都合の理不尽な理由で転職せざるを得なかったとしても、前の会社の悪口を言うと面接官から好印象を持たれないことも。「ブランクにどのような準備をしてきたか」「就活と並行してスキルアップのために何を行っているか」などをアピールしたほうが効果的です。
5.就職浪人
新卒で卒業し、就活浪人をしたためにブランクがある方もいるでしょう。その際は、「志望する業界・職種にどうしても就きたかったから」「自分が本当に就職したいと思える企業を探していたから」などのアピールが可能です。または、前述した「資格取得のため」という理由にも関連づけられるでしょう。
就職浪人をした理由が明確でない場合は、相手にネガティブな印象を与えてしまうこともあるので注意が必要です。就活浪人については「就活浪人とは?留年との違いや就職への影響を解説!不利になるのは本当?」のコラムで解説しているので、ぜひ確認してみてください。
ブランクの理由を聞かれたときの3つの回答ポイント
面接では、「働く意欲があるか」「スキルを持っているか」などを判断するために、ブランクの理由を聞かれることがあります。理由を聞かれたら、企業の懸念を払拭できるようなポジティブかつ具体的な回答を心掛けましょう。
ブランクの理由を聞かれたときの回答ポイント
- 働く意欲があることを伝える
- 業務に活かせるスキルや資格をアピールする
- 事実を素直に伝えて今後の取り組み方を説明する
1.働く意欲があることを伝える
企業は、働く意欲の高い方を求める傾向にあります。「なぜブランクができたのか」「その間に何をしていたのか」「得たものはあるのか」などを説明しながら、仕事に対する意欲的な姿勢を示しましょう。「就職に向けて△△の勉強をした」のように具体的な行動が伴うとより説得力が増します。
2.業務に活かせるスキルや資格をアピールする
業務で役立つスキルや資格がある場合、積極的に伝えましょう。一般的にブランクを経て就職する場合、中途採用の選考を受けます。企業は、中途採用の人材に対して即戦力を求める傾向があるため、業務に活かせるスキルや資格があることを早い段階でアピールするのが大切です。
3.事実を素直に伝えて今後の取り組み方を説明する
ブランクがあることに対して嘘や言い訳をせずに、事実を伝えることが好印象を与えるコツです。面接官はプロなので、嘘をついてもその後の質問で見抜かれてしまうこともあるでしょう。
面接で嘘をつくことのリスクに関しては、「面接で嘘をついたら調べられる?バレたらどうなる?考えられるリスクとは」のコラムで解説しています。
「病気療養をしていた」「長年の目標だった海外留学をしていた」「転職活動をしていたがなかなか結果につながらなかった」など、まずは事実を伝えることが重要です。また、以下のように今後の仕事への取り組み方や意欲を付け加えると、好印象につながります。
- ・病気は完治し、療養中に次の仕事につなげたいという思いから××の資格を取得した
- ・海外留学で語学だけでなく仕事に対する考え方が改まり、今後は××を意識した働き方をしたい
- ・転職活動が成功しないのは××が原因と考えており、改善のために△△を実施している
具体的な取り組み方を伝えると、仕事への意欲が評価されやすいでしょう。
ブランク後の就職や転職を成功させるコツ
就職を成功させるためには、就活や転職活動の期間を設定したり、ブランクを前向きにとらえたりすることが大切です。以下でブランク後の就職や転職を成功させるコツを押さえておきましょう。
就活や転職活動の期間を決める
就活や転職活動を始める際は、期間を決めることが大切。期間を決めなければ、ダラダラと就活や転職活動を行ってしまい、ブランクがさらに延びる可能性があるためです。3ヶ月程度を目安に目標を設定すると、自己分析や面接対策などにも集中して取り組めるでしょう。
過去の経験や実績を徹底的に洗い出す
就活や転職活動でまず行うことは、過去の経験や実績の洗い出しです。再就職の際は、働いていた時期の実務経験や実績が有利になることも。また、企業によって評価される経験や実績は異なります。自己分析と企業研究を十分に行い、アピールポイントを見つけましょう。
自己分析のやり方に関しては、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムも参考にしてみてください。
ブランクのなかでアピールポイントを見つける
ブランクのなかで何かアピールポイントを見つけられれば、就職の成功につながる可能性があるでしょう。スキルアップや資格取得などをアピールすると、仕事に対する意欲が伝わり、企業から高く評価されることがあります。
まだブランク期間中であれば、就活を続けながら勉強したり、経験を積んだりする方法を探してみましょう。ブランクに自分が何をしていたのか、そこから何を得たのかを振り返ってアピールすることが大事です。
ブランク後に就職を目指すときに活用できるサービス
ブランクの長い方は、就職支援サービスを利用するとスムーズに仕事が見つかる場合もあります。「なかなか仕事が見つからない」「ブランクを短期間で終わらせたい」という方は、就職支援サービスの利用も検討してみましょう。
ハローワーク
ハローワークは、厚生労働省の管轄下にある職業安定所の通称です。全国に設置されており、就職相談や求人の紹介、就職に関するセミナーや職業訓練などの支援を無料で利用できるほか、雇用保険の申請も受け付けてもらえます。
若年層に向けた「若者ハローワーク」もあるため、年齢に合わせた支援を受けられるでしょう。ハローワークの利用を考えている場合は、「ハローワークを利用する流れは?求職者登録や失業保険の申請方法も解説!」もチェックしてみてください。
職業訓練でスキルアップを目指す
ブランクが長い方は、ハローワークが提供している職業訓練を利用するのがおすすめです。講座の内容は幅広く、簿記や介護、建築、パソコンなどさまざまなコースが用意されています。
職業訓練を通じて必要な知識やスキルを身につけることで、即戦力として採用される可能性があるでしょう。
職業訓練の受講条件
職業訓練(公共職業訓練)の主な対象は、失業保険受給者です。受講料は無料で、3ヶ月〜2年と幅広い期間のコースがあります。内容は造園や調理、美容といった専門分野から総務や事務など汎用性の高い分野までさまざま。興味のある方は、管轄のハローワークに問い合わせてみましょう。
職業訓練に関してさらに詳しく確認したい場合は、「ハローワークの職業訓練を受けるには?具体的な内容や受講給付金制度を解説」もご一読ください。就職・転職エージェント
民間企業が行っている就職支援サービスのことです。就職相談や求人紹介、応募書類の添削や面接練習などを実施しています。
就職・転職エージェントは、求人の質が高かったり、早期退職を防ぐために入社後のサポートが充実していたりするのが特徴。電話やメール、チャットツールなどで相談に対応してくれることもあります。エージェントによって対象者やサービス内容が異なるので、自分に合った支援を受けられるサービスを探してみましょう。
若年層の就職先探しの手段
ハタラクティブが、ユーザーを対象に行った調査で「企業探しの手段・利用サービス」を尋ねると、フリーター、正社員ともに「求人・転職サイト」が1位でした。
※回答者数:高卒フリーター271人、大卒フリーター326人、高卒正社員263人、大卒正社員288人
高卒フリーター | 大卒フリーター | 高卒正社員 | 大卒正社員 | |
---|---|---|---|---|
1位 | 求人・転職サイト (63.1%) | 求人・転職サイト (66.9%) | 求人・転職サイト (56.7%) | 求人・転職サイト (50.0%) |
2位 | ハローワーク (22.9%) | ハローワーク (15.0%) | ハローワーク (18.6%) | 就職・転職エージェント (25.3%) |
3位 | 紙媒体 (3.0%) | 就職・転職エージェント (9.5%) | 就職・転職エージェント (10.6%) | ハローワーク (8.0%) |
4位 | 就職・転職エージェント (2.6%) | 企業ホームページ (3.1%) | 企業ホームページ (4.2%) | 企業ホームページ (5.9%) |
5位 | 友人からの紹介 (2.6%) | 友人からの紹介 (2.8%) | 友人からの紹介 (4.2%) | 友人からの紹介 (3.8%) |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2024(p.34) 企業探しの手段・利用サービス【学歴別】」
全体的に「求人・転職サイト」「ハローワーク」の割合が多いものの、大卒正社員では「就職・転職エージェント」が2位になっています。仕事探しの手段やサービスに迷っている方は、こちらの結果も参考にしてみてください。
若年層特化型のハタラクティブは、ニートやフリーターの就職支援に力を入れているエージェントです。未経験者歓迎や学歴不問の求人が多く、ブランクがある方も安心して利用できます。
「やりたいことが分からない」「ニート期間が長く、就職が不安」など、漠然とした悩みにも専任のキャリアアドバイザーがしっかりと対応。サービスはすべて無料のため、お気軽にご利用ください。
参照元
若者しごと白書2024
ブランク後の就職や転職に関するQ&A
ブランク後に就職する場合によくあるお悩みをQ&A方式で解決していきます。「ブランクがあってもできる仕事を見つけたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
ブランクがあるので面接が不安です。
面接が不安な場合、就職に対する心構えが万全でなかったり、モチベーションが下がったりしている可能性が考えられます。就職に向けて生活リズムを整え、適度な運動をするとモチベーションを保ちやすいでしょう。また、資格取得に向けて励んでいると具体的な目的ができ、履歴書や面接でアピールできます。
「ニートの面接対策を解説!空白期間の答え方や自己紹介の例文を紹介」では、面接対策のやり方を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブランクがある場合は資格を取得すべき?
資格を取得すると選考でアピールできたり、スキルを認めてもらえたりする可能性があるでしょう。しかし、無資格で応募できる求人も出ています。状況によっては資格取得に時間を費やすよりも、書類選考や面接の対策に専念したほうがスムーズに就活や転職活動が進む場合もあるようです。
資格取得について悩んでいる場合は、「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!」もご一読ください。
ブランク後に挑戦できる年収が高い仕事は?
ブランク後に年収の高い仕事に就きたい場合は、インセンティブ制度のある仕事を検討してみるのがおすすめです。成果に応じて報酬が変わり、結果を出すと年収アップを目指せます。
ブランクからの就職で年収が気になる方は、「ニートから就職した場合の給料はどのくらい?就職と給与アップの方法とは」もチェックしてみてください。
求人の「ブランクOK」とは?ニート状態から応募できる?
求人情報に書かれている「ブランクOK」は、働いていない期間がある方も応募できることを意味しています。そのため、ニート状態から就職や転職を目指せるでしょう。
ブランクがあると就職できない?
ブランクがある場合も、就職できる可能性があります。特に若年層の場合、働く意欲を見せると採用選考で高く評価してもらえることがあるようです。ブランク後の就職や転職に不安がある場合は、ニートやフリーターの方のサポートに力を入れているハタラクティブにご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。