ディスプレイ業界の仕事

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ディスプレイ業界とは

ディスプレイ業界とは、店舗や展示会ブース、オフィスなど、幅広い範囲で内装や展示に関するデザインを行う企業のことです。駅や空港といったパブリックスペースや、医療施設、美術館などの空間デザインも行います。

代表的な仕事

ディスプレイ業界の代表的な仕事は、店舗設計や展示会のブース作りです。業界大手といわれる乃村工藝社や丹青社では施設の分野を問わず、市場調査から施工管理、販促まで総合的な空間づくりを担います。

店舗設計

多くのお客様が足を運ぶお店づくりを目的とし、飲食店、アパレルショップ、美容院など、さまざまな店舗の飾り付けを行っています。
ディスプレイ業界ではこの分野を主な事業とする企業が多く、小規模な企業では専門分野として取り扱っている場合もあるようです。

特殊店舗設計

企業ショールームやミュージアム、図書館などの空間デザインを特殊店舗設計といいます。
ミュージアムの場合、プロジェクトの立ち上げから工事完了まで、年単位で仕事に携わることもあるようです。

展示会

モーターショーやギフトショーなどの短期間の展示会における企業ブースの飾り付けを行っています。来場者の目を引くブース作りだけでなく、商品の効果的なアピール方法までを考えて、総合的にデザインするのが仕事です。

上記はディスプレイ業界の代表的な仕事の一部です。大がかりなプロジェクトでは、施設に隣接する公園までデザインすることもあります。ディスプレイ業界は、人々の暮らしに関わる重要な仕事を任されているといえるでしょう。

ディスプレイ業界に関連する業界

ディスプレイ業界は幅広い分野の空間づくりを手掛けるため、プロジェクトによって関連業界も変わるでしょう。この項では、特に関連が深い業界について紹介します。

不動産業界

不動産業界のなかでも、土地や施設の開発を手掛けるディベロッパーはディスプレイ業界と関連が多いです。ディベロッパーとは土地を選定・購入し、どのように活かすのかを考える仕事です。空間のコンセプトを決めるのがディベロッパーで、コンセプトに沿って具体的なデザインを考えるのがディスプレイ業界といえます。たとえば、ディベロッパーが購入した土地を大型マンションや商業施設にしたいとなった場合、ディスプレイ業界へデザインや施工管理を依頼するでしょう。
ディベロッパーを含めた不動産業界の詳細については「不動産業界に就職する5つのメリットとは?仕事内容や働き方について」のコラムをご覧ください。

鉄道業界

鉄道会社の開発部門はディスプレイ業界と関連があります。鉄道会社では駅ビルの開発や、沿線のまちづくりも事業の一つ。ディベロッパーとの違いは、自社で保有している土地を扱う点です。

行政

国・自治体が管理している文化施設の補修やリニューアルを、ディスプレイ会社が手掛けることもあります。老朽化した施設をリニューアルし、観光施設としての価値を高めて保存につなげるといった工事を行っているようです。また、震災や火災の歴史を後世に伝えるための、震災遺構や復興展示などを行政から頼まれることもあります。

上記のほか、小さな設計事務所や個人の建築家などとも関わりながら仕事を進めることが多いようです。

ディスプレイ業界に必要な資格やスキル

ディスプレイ業界に必須の資格はないものの、適性やスキルは重要です。ディスプレイ業界は人気が高く、美術系の大学や専門学校を卒業した人が応募することも多いといわれています。そのため、以下で紹介するスキルがあることを選考でアピールするのが就活成功のポイントです。この項では、どのような職種でも必要とされるスキルについて解説します。

企画力

手掛ける空間によっては、予算が足りなかったり、狭過ぎたりと条件が厳しい場合もあります。それでも、クライアントの要望に応えるには企画力が必要です。また、コンペ形式の依頼では、競合他社と差別化を図り、選ばれるための企画を考えなければならないでしょう。
設計や施工は企画に沿って進むため、企画力はプロジェクトの成功を左右する大事な能力といえます。

コミュニケーション能力

プロジェクトを進めるには、クライアントのほかデザイナーや施工管理者など、さまざまな人との協力が欠かせません。ディスプレイ業界の仕事はクライアントと現場をつなぐ役目でもあるため、コミュニケーション能力は必須です。進捗報告やトラブル対応などを迅速・適切に行うことで、メンバーと信頼関係を構築し、プロジェクトを成功に導きます。

発想力

「老若男女が集まる施設にしたい」「ほかの商業施設とは違うものにしたい」など、クライアントのさまざまな要望に応えるためには発想力が大事です。ほかの人が思いつかなかったアイデアを出し、それが結果に結びつけば顧客満足度も高まるでしょう。予算や納期のことも考慮しつつ、良いアイデアを出すためには発想力が必要です。

上記のほか、デザイン系の職種ではデザインに関する専門知識や技術も必要です。就活では自身の制作物を紹介するポートフォリオの提出を求められることもあります。Photoshopやillustratorなどのソフトが使えることや、パースが描ける技術があると就活に役立つでしょう。
デザインの仕事に就く方法や役立つ資格などは「未経験からデザインの仕事に就ける?職種や目指し方を解説!」のコラムで詳しく紹介していますので、ご覧ください。

ディスプレイ業界の具体的な職種

ディスプレイ業界では、「営業」「企画」「デザイン」「制作」の4つが基本的な職種の分類となります。

営業

ディスプレイ業界における営業は、企業に売り込んで契約を獲得する役割と、ほかの職種をまとめるプロジェクトリーダー的な役割を担っています。
一般的な営業のように商品として形になったものを売り込むのではなく、アイデアやデザインをアピールするという側面が強いようです。
出身学科や資格などの制限はありませんが、コミュニケーション能力がある方、責任感の強い方、リーダーシップのある方が求められるでしょう。

企画

ディスプレイ業界の企画職は営業と協力してクライアントと話し合い、プロジェクトの具体的な内容を考え、提案する仕事です。
話し合いがまとまった後は、デザイナーにクライアントの要求を伝え、形にしてもらいます。
特に応募制限はありませんが、クライアントやデザイナーにプロジェクトの内容を分かりやすく伝える力が要求されるため、コミュニケーション能力は必須でしょう。
また、企業によっては企画書を書く場合もあるため、文章力とある程度のスケッチ力が必要となることもあるようです。

デザイン

企画が固めたプロジェクトのアイディアを形にする役割を担います。
クライアントが納得するまで修正や変更に対応することが求められるため、美術的な技術だけでなく、体力も要求される側面が強いようです。
主に美術やデザイン系の学科や大学・専門学校の出身者を募集することが多いですが、企業によってはそういった制限がない場合もあります。ただし、その分出身者に負けないくらいの準備をする必要があるでしょう。未経験からデザインの仕事を目指す方法を「未経験からデザインの仕事に就ける?職種や目指し方を解説!」のコラムで紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。

制作

デザイナーが考えたビジュアルを実際に立体として形にするのが制作になります。
ディスプレイ業界では企業によって自分で直接ものづくりに携わる場合と、監修・指示をする側に回って職人さんに作ってもらう場合に分かれるようです。
現場に関わる仕事のため、ものづくりに関する知識や技術だけでなく、体力も必須といえます。
基本的には美術・デザイン系、あるいは建築系の学科や学校の出身者が求められる傾向にあるようです。

企業によっては、デザイン部門のなかでも「デジタルデザイン」「ビジュアルデザイン」と細かく分かれていたり、演出技術に特化した部署があったりするようです。

ディスプレイ業界の現状と課題

業績が順調だったディスプレイ業界ですが、新型コロナウイルス感染症の流行により売上は減少傾向にあります。今後は、オンラインでの魅力的な空間づくりをどのように実現するかが課題です。

ディスプレイ業界の市場規模

ディスプレイ業界の市場規模の変遷をたどると、経済産業省の2003年の調査「特定サービス産業実態調査」では、年間売上高は4169億円で、2000年に比べて14.6%も伸びていました。その後、2010年以降はインバウンド需要の拡大によって、ホテルや商業施設、イベントなどの分野で売上が伸びていたようです。さらに、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて市場規模は拡大傾向にありました。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行により、外国からの観光客が激減したうえ、人が集まるイベントは中止・延期が相次いでいます。また、小売業の業績悪化にともない、商業施設に関する仕事も減っているようです。

参照元
経済産業省
平成15年特定サービス産業実態調査

ディスプレイ業界の現状

新型コロナウイルス感染症の流行が少しずつ落ち着いてきた現在、ディスプレイ業界の売上も回復の兆しが見えているといわれています。しかし、インバウンド需要やイベントの開催が元のように戻るのかは見通しが立たない部分も多く、業績が回復するかは不透明なようです。
また、今後はオンラインでのイベント開催や、VR(仮想空間)・AR(拡張空間)を活用した商業施設の増加が見込まれることから、ディスプレイ業界は変革を迫られているといえるでしょう。

ディスプレイ業界の課題

前述のとおり、商業施設やイベントのあり方が変わっていることから、ディスプレイ業界ではIT技術と融合した新しい空間づくりが課題です。たとえば、ARを活用し、自宅にいながら美術館やショッピングモールを体感できたり、音声ガイダンスを聞きながら商品を選べたりするなどが考えられます。また、デジタルマーケティングを強化し、オンライン上で消費者のニーズを掴む技術も必要です。
そのほか、ディスプレイ業界では環境問題への取り組みも課題でしょう。空間づくりには多くの木材を使うことや、演出のためエネルギーを消費することなどが問題となっているようです。

さらに、社員の働き方も課題に挙げられます。ディスプレイ業界は残業や休日出勤が多く、ハードワークになりやすいといわれてきました。そのため、ライフワークバランスの実現が求められています。

ディスプレイ業界の将来性

ディスプレイ業界は変革期にあり、オンライン化に対応できるかどうかが将来を左右するといえます。リアルでのイベントや商業施設の空間づくりでは豊富な実績があるので、それを活かして新しい空間の価値を生み出せるかがポイントでしょう。

ディスプレイ業界の今後の動向

ディスプレイ業界の今後は、リアルでの体験をオンラインでどのように実現するかがポイントになるでしょう。ディスプレイ業界には、これまでに培った豊富な実績があります。どのようにして商品を魅力的に見せるか、人が集まる空間にするか、消費行動を促す動線を作るか、といった点において、アイデアや技術を持っているのが強みです。今後は、それらの経験をオンラインで活かし、リアルとバーチャルの融合に注力すると考えられます。

環境問題においては、木材のリサイクルや合法材の使用を進めたり、電力の消費を押さえられる演出をしたりするなどの取り組みが進むでしょう。
そのほか、障がいのある人でも利用しやすいように、ユニバーサルデザインを取り入れた空間づくりも進める必要があります。

ディスプレイ業界のメリット・デメリット

ディスプレイ業界は人気が高く、主に美術や建築関係の大学を卒業した方の志望が多いようです。しかし、残業や休日出勤が多く、ハードワークとなる傾向が強いため、労働者の熱意が要求される業種であるといえます。

ディスプレイ業界の魅力とやりがい

ディスプレイ業界の魅力は、自分が企画した案が形となり、将来にわたって残る点です。完成までに1年以上かかるプロジェクトもありますが、苦労が多い分、達成感も大きいでしょう。また、手掛けた施設にたくさんの人が訪れるのを実際に見ることもできます。子どもが喜んでいる姿を目にしたり、クライアントの期待通りに商品が売れたりするのは大きなやりがいになるようです。

ディスプレイ業界の大変なところ

前述のとおり、空間づくりには設計士やデザイナー、現場監督やクライアントなど、さまざまな人が関わります。そのため、スケジュールを調整したり、意見をまとめたりするのに苦労するようです。また、残業や休日出勤が多いのもデメリット。夜間工事の現場を見に行くことや、クライアントの都合で土日に打ち合わせをすることもあります。

ディスプレイ業界の志望動機

ディスプレイ業界の志望動機を考えるうえで適性を考慮するのは大切です。この項では、ディスプレイ業界に向いている人の特徴を紹介するので、自身に当てはまるかを確認しましょう。また、適性を踏まえた志望動機の例文も紹介します。

ディスプレイ業界に向いている人

先述したように、営業・制作・デザイン・企画と、それぞれ求められる技術は違いますが、どの職種も人と関わることが多く、クライアントや他職種と協力し合う必要があるため、コミュニケーション能力は共通の必須事項といえます。それらに加え、空間デザインやインテリアなどに興味がある方に向いているでしょう。

協調性がある人

ディスプレイ業界の仕事は常に人と関わるので、協調性は必須です。多くの人と関わりながら、衝突せずに自分の意見を述べる能力が求められるでしょう。良いものを作るためには、相手の意見に合わせるばかりではなく、自分のアイデアを伝えるのも大事です。お互いに意見を交換しながら、一つの目標に向かって進められる人は、ディスプレイ業界に向いています。

枠にとらわれない人

アイデアを出すときは、あるべき姿や常識といった枠を取り払うのが重要です。経験が増えると、前の成功体験や、今ある技術のなかでできることから考えてしまいがちですが、それでは新しいアイデアは生まれにくいでしょう。クライアントの無理難題に応えたり、他社とは違った提案をしたりするためには、枠にとらわれない新しい発想が必要です。

デザインに興味がある人

ディスプレイ業界には多種多様な職種がありますが、どのような職種でもデザインに興味があることは大事です。クライアントとの商談でも、社内のデザイナーとの打ち合わせでも、ある程度の知識は必要になります。日ごろから、デザインやインテリアの雑誌を見たり、新しい商業施設を見に行ったりして、見る目を養うのも大事でしょう。

志望動機では上記のような適性がある点をアピールしつつ、ディスプレイ業界を選んだ理由や、入社後の展望を明確にする必要があります。

未経験者の志望動機

未経験者の場合、ディスプレイ業界に興味を持ったきっかけを具体的に述べると志望度の高さが伝わります。

「私は空間デザインに興味があり、大学ではデザイン科を専攻しました。空間デザインを学ぶなかで、デザインとは単におしゃれにすることではなく、より良い体験を生むものだと感じました。同級生に足の不自由な人がいましたが、空間デザインによって得られる体験や喜びに大きな差があるのを目の当たりにしたことがあります。その経験から、私はユニバーサルデザインを取り入れた空間づくりがしたいと思うようになりました。
御社は環境問題への取り組みや、ユニバーサルデザインの開発にも力を入れているため志望いたしました。御社に入社できた際は、インテリアや空間デザインを通し、クライアントの方や店舗に足を運ぶすべてのお客さまに楽しみや満足を提供したいと考えています。」

ディスプレイ業界に興味を持ったきっかけが自身の体験にもとづいており、説得力があります。また、その体験から入社後にやりたいことが明確になっている点も、意欲や熱意を感じさせるでしょう。

経験者の志望動機

ディスプレイ業界の経験者は、前職での実績や身につけたスキルをアピールするのが大事です。また、前職をなぜ辞めたのか、今後はどのような仕事がしたいのかを説明する必要があります。

「私は前職で営業職を経験しました。クライアントの要望を聞き、それをデザイナーや設計士に伝えて形にしていくのは楽しかったのですが、自分が制作できるわけではない点が物足りなく感じるようになり、転職を決意いたしました。今後はデザイナーとして、アイデアを自分の手で形にする仕事がしたいと考えております。
前職では営業の仕事をしながら、Photoshopやillustratorのスキルを身につけ、パースの描き方も学びました。また、営業で培ったコミュニケーション能力を活かして、クライアントの意向も汲み取れるデザイナーになりたいと考えております。新しいことに積極的に挑戦している御社で、営業出身だからこそ出せるアイデアを発揮したいと思います。」

前職を辞めた理由が明確であり、今後やりたい仕事に向けて勉強もしている点がポイントです。また、ディスプレイ業界で必須とされるコミュニケーション能力があることもアピールできています。
面接で強みをアピールする際は、上記のように応募先企業に合った強みを伝えるのが大事です。詳しくは『アピールポイントを逃さない!「長所」の伝え方と例文』のコラムで解説していますので、参考にしてみてください。

ディスプレイ業界に関するFAQ

ディスプレイ業界への就職に関する疑問や悩みをQ&A方式で解消します。

社会貢献度が高い仕事?

ディスプレイ業界は社会貢献度が高いといえます。たとえば、文化施設の建築によって地方創生に貢献したり、医療機関のバリアフリー化を手掛けたりするなどの例があるようです。また、今後はVR(仮想空間)・AR(拡張空間)などの技術を駆使することにより、人々の暮らしを大きく変える可能性も秘めています。人の役に立つ仕事にはどのようなものがあるか知りたい方は「人の役に立つ仕事に就く方法は?おすすめ資格や高卒者向けのコツをご紹介」のコラムをご覧ください。

企画力を磨くには?

リサーチ力や論理的思考力を高めましょう。企画力を磨くためには、メディアから情報を集めて分析し、根拠を明確にする能力が必要です。また、アイデアを論理的に説明し、納得してもらうためのプレゼン能力も大事でしょう。「企画職の仕事内容とは?向いている人の特徴や未経験から目指す方法も解説」のコラムで、企画職に求められるスキルについて解説していますので、参考にしてみてください。

未経験者にはハードルが高い?

職種によっては未経験でも問題ありません。デザインや制作の仕事ではスキルや経験が重視されるようですが、事務職や営業職なら未経験でも採用される可能性はあります。また、業界未経験でも、異業種で企画の経験があれば、就職可能な場合もあるようです。「未経験でも大丈夫?異業種への転職を成功させるには」のコラムでは、異業種への転職を成功させるコツを紹介しています。また、未経験から正社員就職を目指したい方はハタラクティブへご相談ください。あなたの強みを見出し、応募先企業に合わせてアピールする方法をアドバイスします。

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