面接で将来の夢を聞かれたときの例文!好印象を与える答え方や注意点を解説

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この記事のまとめ

  • 将来の夢を面接で質問するのは、企業との適性やキャリアビジョンを確認するため
  • 面接で将来の夢を答えるときは、企業にとって採用メリットがあることを伝える
  • 面接官に将来の夢を聞かれたら、結論から話し始めて内容が伝わりやすいよう配慮する
  • プライベートな将来の夢や退職を連想させる回答は控える

就職面接で質問されることがある将来の夢。どう答えたら良いか困った経験がある人もいるでしょう。就職面接で聞かれる将来の夢は、企業との適正やキャリアビジョンを確認する意図で質問される場合が多いようです。このコラムでは、評価につながる答え方や避けたほうが良いとされる回答例について解説します。希望する職種別の例文も紹介するので、面接を受ける際の参考にしてください。

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職種別!面接で「将来の夢」を聞かれた際の例文

将来の夢を聞かれたときの回答例を職種別に紹介します。職種の特徴も踏まえた回答作成のポイントも併せてお伝えするため、チェックしてみてください。自分の回答を作成する前に、まずは具体的な回答のイメージを掴みましょう。

事務職の例文

「私の将来の夢は、周囲の人から頼りにされて支える存在になることです。
大学時代に長く続けたアルバイト先で「この仕事は〇〇さんに聞けば分かるよ」と言ってもらったのが嬉しかったためです。
書類の作成や準備などで、作業が正確で効率が上がったと言っていただいたこともありました。
ゆくゆくは業務の効率化や生産性の向上にも貢献できるような人材を目指したいです。
社員の支えになれるよう、まずはマイクロオフィスエキスパートの資格を取得し、パソコンのスキルアップから始めたいと考えています。」

事務職の仕事を通して実現させたいことを基本に文章を作り上げましょう。事務職の将来の夢の回答例については「事務職の面接で将来の夢を聞かれたときの回答例と伝え方のポイントを紹介」のコラムにも掲載されているため、参考にしてみてください。

営業職の例文

「私の将来の夢は、お客さまに寄り添った提案が出来る営業になることです。
前職ではコミュニケーションが重要な業務に携わっておりましたが、お客さまのニーズに合ったサービスを提供し喜んでいただけたときにはとてもやりがいを感じました。
御社で扱っているサービスは種類が多くそれぞれ特徴があります。多くのサービスの中からお客さまのニーズを把握し、気持ちに寄り添いながらより良いものをご提案出来るようになりたいです。
そのためにも、相手が何を求めているのかを常に意識し、ニーズを汲み取る力を身に付けられるよう意識していきたいと考えております。」

営業職は、業務において営業目標が課せられる場合が多いようです。上記のような例のほかにも「いずれは新規契約数ナンバーワンを目指します」など、数字や実績を盛り込んだ具体的な夢を挙げても良いでしょう。
【例文付き】営業職のキャリアプランの立て方&面接突破のコツ」のコラムでも、営業職希望の方の面接対策がまとめられているので、参考にしてみてください。

販売職の例文

「私の将来の夢は、世代を問わず誰からも親しまれる販売員になることです。
通っていた専門学校の近くにあるスーパーには、いつも明るく対応してくれる店員さんがいます。
困っているお客さまにいち早く気づき、さりげなくサポートしていました。年配の方から子ども連れのご家族まで、さまざまな方に寄り添い、笑顔で接客している姿に憧れます。
私もマナーやコミュニケーションを積極的に学び、お客さまにご満足いただけるサービスを提供出来る販売員になりたいです。」

ほかにも、「販売員として実績を積み、ゆくゆくは店長を目指したい」など前向きな回答も良い例でしょう。「接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」のコラムでも販売や接客業の面接で役に立つアピールポイントなどを解説しているため、参考にしてみてください。

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会社側が面接で「将来の夢」を質問する意図は?

会社は、就職面接で聞く「将来の夢」の回答から、応募者と会社のマッチ度を確認しています。適性や意欲の有無、社会人としてふさわしい将来の夢を設定できているかどうかから、キャリアビジョンを描ける人材かどうかも判断しているようです。中学生や高校生の受験の際に質問される将来の夢とは異なるため、質問の意図を理解したうえで回答しましょう。
ここでは、会社が将来の夢を質問する意図について詳しく解説します。

将来の夢から適性を判断している

将来の夢の内容が応募先の会社で叶えられるか、企業理念や事業内容に合っているかを確認し、適性のある人材かどうかを判断しています。どんなに立派な夢を持っていても、応募先の会社で叶わなかったり、理念と合わなかったりすれば「適性がない」と評価を受けるでしょう。

適性とは

仕事における適性は、仕事の好き嫌いではなく「仕事に活かせる能力があるか」「価値観が企業と合っているか」などで判断します。適性がある場合は仕事をしやすく、またやりがいを感じやすくなります。適性については「自分の適性に合う仕事の探し方とは?」のコラムもご確認ください。

将来の夢から仕事への意欲を確認している

応募先の会社において叶えたい夢があれば、仕事に対して意欲的に取り組める人材と評価されるでしょう。また、具体的な将来の夢があることで、仕事においても自分で目標を立てて達成できる能力があると判断される可能性もあります。

将来の夢から具体的にキャリアを描けるか確認している

後述しますが、単に夢を持っているだけでは評価されません。将来の夢があり、さらにその夢をどうやって叶えるかまで伝えることで、「自分で目標を立てて、実現に向けて具体的に道筋や方法を考えられる」という評価になります。これにより、仕事においても具体的なキャリアが描けるかを確認しているのでしょう。

将来の夢と志望動機が合っているか判断している

将来の夢の内容が志望動機や自己PRと矛盾していないかを確認する意図もあります。面接で伝える内容は、項目が異なっても一貫していることが大切です。矛盾があれば「本心ではない」「考えが一貫していない」とネガティブな評価につながってしまいます。

矛盾のない回答にするには、就活の軸をしっかり定めることが大切です。「就活の軸の決め方を解説!考え方や答え方の例文を確認しよう」のコラムを参考に、自分が仕事に求めることや仕事を通して叶えたいことを考えてみましょう。

面接で「将来の夢」を伝えるときのポイント3つ

ここからは、面接官に将来の夢を答える際に気を付けたいポイントを3つご紹介します。同じ内容でも、伝え方一つで印象が変わるものです。ポイントを押さえて面接官に良い印象をもってもらえる回答を目指しましょう。

1.結論から話す

将来の夢に限らず、面接では結論から述べるのが鉄則です。結論から話し始めることで「伝えたいことがしっかり伝わる」「話のゴールが分かるので端的に話せる」「簡潔で伝わりやすい構成になる」といった効果が期待できます。結論から話すことは、就職してからも上司への報告などで使える伝え方です。今のうちに慣れておきましょう。

2.夢を抱いたエピソードを伝える

その将来の夢を持った理由を、具体的なエピソードと合わせて伝えましょう。「なんとなく」「テレビで見たから」など根拠に欠ける回答では、信憑性や信頼性のない印象を与えてしまいます。エピソードを入れることで、回答に説得力を持たせることができるでしょう。

具体的なエピソードを盛り込むためには自己分析を行い、夢を抱くきっかけになった出来事や経験について深掘りしてみるのがおすすめです。自己分析については「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムが参考になります。ぜひチェックして自己分析を進めてみてください。

3.夢の叶え方を具体的に述べる

夢の内容だけではなく、叶えるためにしたいことや叶え方まで具体的に伝えましょう。「いつか叶うといいな」など他力本願な考え方では会社に良い印象を持ってもらうことはできません。「この夢を叶えるには◯◯を行い、次に△△を実施して~」と、具体的な叶え方まで述べましょう。

冒頭で述べたように、単に夢を抱くだけではなく「どうしたら叶えられるか」を自分で考えて実行できる人材を会社は求めています。応募先の事業内容やビジョンと絡めた回答を用意することができれば、さらに高評価につながるでしょう。

面接で好印象を与える「将来の夢」の答え方は?

面接で将来の夢を聞かれたとき、好印象を与える回答をするには、前項で紹介した「会社の質問意図」を理解する必要があります。そのうえで、応募先の会社に合った内容を考えましょう。

企業にメリットを与える回答

自分本位の夢ではなく、応募先の会社に貢献し、メリットを与えられる将来の夢を述べましょう。なぜなら、会社は自社に貢献してくれる人材を求めているからです。会社の利益につながらないような内容では、面接官に高く評価してもらうことは難しいでしょう。会社の事業内容や方向性などをあらかじめ確認しておくと、回答を用意しやすいためおすすめです。

企業理念に合致している回答

「チャレンジを続ける」といった企業理念に対し、「現状を維持する」など保守的な夢を述べても会社にマッチしているとは評価されないでしょう。企業研究をしっかり行い、同じ方向性を向いている将来の夢を答えましょう

企業研究は、応募書類の作成や面接の準備において欠かせないものです。企業研究についてやり方がよく分からない人は「企業研究のやり方をマスターして理想の転職を勝ち取ろう」のコラムを参考にしてみてください。

応募先企業で叶う回答

海外展開しておらず、その予定もない会社に対して「世界で活躍したい」と伝えるなど、応募先で叶わない夢を述べても評価にはつながりません。「どうしてうちの会社に応募したんだろう」「それならうちの会社じゃなくてもいいよね」と思われることのないように、応募先の事業内容や社風に合わせ、会社で叶えられる将来の夢にしましょう。

面接で「将来の夢」を聞かれたときの注意点

採用面接では、仕事とは関係ないプライベートな夢を答えるのは企業の意図を理解していないと判断されてしまうため、避けた方が無難です。また、曖昧な回答や退職を思わせる答えもマイナス印象につながるので避けるべきでしょう。以下でNG回答の詳細について紹介します。

プライベートな内容は避ける

「いつかは結婚したい」「世界一周旅行をして世界を見て回りたい」など、仕事に全く関係のないプライベートな夢は、採用面接では評価対象にはなりません。このようなプライベートな内容の夢からは、企業への貢献度やビジネスにおける将来ビジョンの捉え方を確認することができないためです。
質問の意図を理解していないと評価される可能性も高いため、面接で将来の夢を聞かれたらビジネスや仕事に関する「夢」を答えましょう。

退職につながる内容は避ける

「将来は独立して会社を立ち上げたい」「この会社で経験を積んでフリーランスになりたい」など、退職につながる将来の夢もマイナス印象が強いため、避けた方が良いでしょう。
独立する夢は「仕事に対して高いモチベーションがある」「仕事に貪欲に取り組む」といった印象を与えますが、ほとんどの企業がコストをかけて採用・教育した人材には長く働いてほしいと考えるものです。将来的に企業に利益をもたらさないと判断される可能性があるため、注意しましょう。

ただし、転職が当たり前となっている外資系企業や、独立を後押しする社風のあるベンチャー企業などでは、肯定的に捉えられることもあるようです。

抽象的すぎる内容は避ける

「世の中の人を笑顔にしたい」「明るく過ごせる世界にしたい」など、抽象的すぎる曖昧な夢では、何を目指すのか、何を叶えたいのかが伝わりにくい可能性があります。
また、曖昧な回答は「しっかり物事を捉えられない」「企業に利益をもたらすか分からない」という評価になる恐れも。「夢は◯◯で、叶えるためには△△をします」と具体的な回答を心がけましょう。

「将来の夢はありません」と伝えるのは避ける

「将来の夢はありません」という回答は、仕事に対してモチベーションがない、物事に意欲的に取り組めないといったネガティブな印象を与えかねません。どのような企業でも、仕事に対して意欲を持って取り組める人材を求めています。書類を含め、就職活動では空欄や「特になし」といった回答は避けてください。

面接で答える将来の夢がない場合の対処法

将来の夢が決まってない場合は、自己分析をしてみましょう。過去の経験の中で達成感を得た出来事や印象的だった出来事が将来の夢のヒントになることがあります。
これまでの経験や物事に対する価値観や考え方などを洗い出す自己分析の方法は「自己分析が大事!『やりたいこと探し』の方法とは」のコラムにも詳細が説明されています。参考にして自分の将来の夢を見つけてみてください。

「どのような夢を語るのが正解なのか」と悩んだときには、就職エージェントを活用して第三者の意見を参考にしてみましょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブに在籍しているプロのキャリアアドバイザーは、就活に関する悩みや相談、サポートなどを実施。どうやって就活における「将来の夢」を決めればいいのか、より企業に高印象を与える回答にするにはどうしたらいいのか、具体的にお伝えいたします。

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