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履歴書の得意科目の書き方は?教科・職種別に例文をご紹介
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この記事のまとめ
- 履歴書の得意科目は、「得意」の根拠がある教科や仕事に関連するものを記載する
- 履歴書の得意科目欄では、企業は応募者の人柄や適性などをチェックしている
- 履歴書の得意科目は、結論から述べて理由や具体的なエピソードを書く
- 履歴書の得意科目は、自分の長所やアピールしたい内容から考えるのも一つの手
就活中の方の中には、「履歴書の得意科目の書き方が分からない…」という方もいるでしょう。履歴書の得意科目は、具体的なエピソードや仕事への活かし方を書くことで、自分の強みを効果的にアピールできます。
このコラムでは、履歴書の得意科目欄に書く内容や思いつかないときの対処法を紹介します。国語・数学などの教科別や事務職・医療系・営業職といった職種別の例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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履歴書の得意科目に書く内容
履歴書の得意科目は、「得意といえる根拠がある」「深い理解がある」「仕事に活かせる」といった点に着目して選ぶと良いでしょう。ここでは、履歴書の得意科目欄を書くうえで押さえておきたいポイントを解説します。
「得意」の根拠がある科目
履歴書の得意科目欄は、「得意」であることを説明できる科目を記載しましょう。成績が良かったことや周りから認められたことを示せる教科・科目を書くことで、説得力のある内容になります。「得意」と「好き」は異なることを念頭に置き、根拠のある得意科目を記載して採用担当者にアピールしましょう。
深い理解がある科目
履歴書の得意科目欄には、大学や専門学校で専攻した科目を記載するのも一つの手です。国語や数学などの教科ではなく、心理学や統計学といった大学・専門学校での専攻科目を書くことで、ほかの応募者と比べて深い理解があることを示せます。
志望する仕事に関連性の高い科目
履歴書の得意科目欄は、志望する仕事に活かせる科目を記載する方法もあります。たとえばマーケターを志望しているなら統計学、法務関連の事務職なら法律の科目といったイメージです。仕事に直結するものを得意科目として記載すれば、入社後に即戦力として活躍できることをアピールできるでしょう。
「履歴書作成の基本!学歴や志望動機の書き方と封筒を使うときのマナー」のコラムでは履歴書作成時に押さえておきたい基本のマナーを紹介しているので、就活成功のためにぜひ参考にしてください。
得意科目欄がない履歴書もある
履歴書によっては、得意科目欄がなかったり志望動機欄と一緒だったりする場合があります。特に転職者向けの履歴書は得意科目欄がなく、職歴欄や資格欄が大きい傾向があるでしょう。職歴が浅い方の場合、職歴欄が大きい履歴書を選ぶと空白が目立つ可能性があるため、得意科目欄があるものを選んで自分の強みをアピールするのがおすすめです。
履歴書の得意科目欄から企業が見ているポイント
就活の履歴書の得意科目欄において、企業は応募者の人柄や適性・相性をチェックしています。履歴書で効果的に自己PRできるよう、どのような観点で企業側が得意科目を確認しているかを把握しましょう。
応募者の人柄
履歴書の得意科目欄では、学歴や資格だけでは分からない応募者の人柄をチェックしています。たとえば心理学を得意科目として記載した場合、「人の行動を理解し、気持ちに寄り添える」といったアピールにつなげられるでしょう。そのほか、得意科目の根拠やエピソードから、採用担当者は応募者のモチベーションの源を確認しています。
適性や相性
履歴書の得意科目欄では、企業や職種への適性・相性も確認しています。たとえば得意科目が簿記で経理職を希望している場合、「適性がある」と判断してもらえるでしょう。また、海外関連の業務がある企業で得意科目が英語や中国語などの外国語であれば、「即戦力として活躍できそう」と印象アップにつながります。
「エントリーシートと履歴書の違いとは?同じ内容でも良い?書き方の例も紹介」のコラムではエントリーシートと履歴書の違いや企業のチェックポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
得意科目をアイスブレイクに活用することもある
履歴書に記載した得意科目は、面接のアイスブレイクとして活用されることもあります。面接官が得意科目をアイスブレイクで尋ねる際は、応募者の緊張をほぐすとともに、説明スキルをチェックしている場合もあるでしょう。得意科目を深掘りされた際に根拠やエピソードなどを簡潔に述べられるよう、事前に回答を考えておくと安心です。
履歴書の得意科目欄の書き方
履歴書の得意科目は、結論から述べて理由や具体的なエピソードを記載しましょう。印象アップにつなげるために、得意科目と希望する仕事の関連性を述べることも大切です。ここでは、履歴書の得意科目欄を記入する際のポイントを解説します。
結論から書く
履歴書の得意科目欄は、「私の得意科目は〇〇です」「私は〇〇が得意です」と結論から書くようにしましょう。冒頭で結論を述べることで、採用担当者は得意科目のアピール内容を理解しやすくなります。
理由と具体的なエピソードを書く
冒頭で結論を述べたら、得意科目といえる理由やエピソードを記載しましょう。「大学の〇〇学科では成績が〇人中〇位だった」など具体的な数字を盛り込むと、説得力のある内容になります。
仕事と関連づける
得意科目を志望先企業・職種で活かせるのであれば、その旨を述べて熱意を伝えましょう。仕事に直接関係のない場合でも、得意科目の学習で得た強みや心掛けた工夫を述べると、入社意欲の高さをアピールできます。
一言で得意科目を書くときは?
履歴書の得意科目欄が小さく、一言で書く必要があるときは「経営学 市場戦略」「心理学 認知心理学」といったように科目と知見のある分野を記載しましょう。「経営学」「心理学」などの科目に加えて「市場戦略」「認知心理学」と具体的な分野を記載することで、採用担当者の印象に残りやすくなります。
履歴書の得意科目の例文
ここでは国語や数学といった教科別に、履歴書・エントリーシートに記載する得意科目の例文を紹介します。就活で希望の企業に就職・転職できるよう、ぜひ参考にしてください。
履歴書の得意科目を国語にする例
「私の得意科目は国語です。特に作文が得意で、中学・高校時代は自分の作文が学年通信に〇回掲載されました。教員からは「表現が分かりやすい」「読み手の立場に立って書けている」と褒められることが多くありました。分かりやすく書く文章スキルを活かし、貴社の〇〇の仕事で貢献したいと考えております」
履歴書の得意科目を数学にする例
「私の得意科目は数学です。高校時代の数学では、問題集の解き方を暗記するのではなく、自分で効率的な解き方を考え、数学科の先生に積極的に質問しました。すると、数学の授業で私の解き方を先生が紹介してくださり、テスト前にクラスメートから頼られる機会が増えました。貴社に入社した際も、一つの方法にとらわれるのではなく、より良い手段を考えて課題解決を図りたいと考えております」
履歴書の得意科目を英語にする例
「私の得意科目は英語です。大学入学後は英字新聞を毎日読み、自分の考えたことを英語でまとめて読み書きのスキルを磨きました。貴社で働く際は、大学時代に身につけた英語のスキルを〇〇の仕事に活かしたいと考えております」
履歴書の得意科目を体育にする例
「私の得意科目は体育です。高校のダンスの授業でグループごとに発表する機会があり、私はリーダーとして練習の計画を立てたり意見交換の時間を設けたりしました。結果として、私のグループは10グループの中で生徒投票1位を獲得でき、チームワークを発揮できたと感じています。貴社の〇〇の仕事においても、リーダーシップを活かして貢献したいと考えております」
履歴書の得意科目を情報系・プログラミングにする例
「私の得意科目はプログラミングです。大学時代に「自分でゲームを作る」という目標を設定し、独学で〇〇を習得しました。ゲーム制作では〇〇といったトラブルが起きたこともありましたが、友人のアドバイスを参考に試行錯誤を重ね、完成することができました。貴社に入社した際は、〇〇の知識・スキルを活かして貢献したいと考えております」
履歴書の得意科目を美術にする例
「私の得意科目は美術です。中学・高校時代は美術部に所属し、文化祭や体育祭がある際にポスターを作成しました。スローガンに合わせたポスターにするため、実行委員と意見交換して作成したところ、行事のアンケートで「イメージにぴったりのポスターが印象に残った」と高評価を得ることが度々ありました。貴社に入社した際も、お客様とのコミュニケーションを大切にし、ご要望に合わせたデザインを制作したいと考えております」
「履歴書の書き方!【見本付き】職歴・学歴・志望動機などの作成方法を解説」のコラムでは、項目ごとに見本つきで履歴書の書き方を解説しているので、就活成功のためにぜひ参考にしてください。
職種ごとにおすすめの得意科目の例文
ここでは事務職・医療系・営業職といった職種別に、履歴書・エントリーシートの得意科目の例文を紹介します。希望職種に合わせた得意科目の書き方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
事務職を志望するときの履歴書の得意科目
「私の得意科目は英語です。大学3年時に1年間カナダに留学して英語の勉強に力を入れたため、英語での日常会話やメールの読み書きは問題なく行えます。貴社で事務職として働く際は、英語の知識・スキルを活かして海外スタッフとの連携を深めたいと考えております」
医療系を志望するときの履歴書の得意科目
「私の得意科目は心理学です。大学のゼミでは行動心理学について学び、人が無意識にとる行動について理解を深めました。看護助手として働く際は、患者さまとのコミュニケーションを大切にしつつ、大学での学びを活かして個々のニーズに合う対応をしたいと考えております」
営業職を志望するときの履歴書の得意科目
「私の得意科目は英語です。大学入学時は英会話に苦手意識を感じていたのですが、留学生と友人になったことをきっかけに、ほぼ毎日英語で会話をしてスキルを磨きました。現在は英語検定〇級を取得しています。貴社で営業職として働く際は、海外のお客様への提案も積極的に行って事業拡大に貢献したいと考えております」
「履歴書の志望動機の書き方とは?例文とともに転職時のポイントを解説」のコラムでは、履歴書の志望動機の書き方や状況別の例文を紹介しているので、就活を進める際の参考にしてください。
履歴書に書く得意科目がないときは?
「履歴書に書ける得意科目がない…」と悩んでいる場合、自分の長所・強みや成績が良かった科目から考えてみましょう。ここでは得意科目が思いつかないときに実践したいことを解説するので、ぜひ参考にしてください。
「なし」と記載するのは避ける
履歴書に書く得意科目が思いつかないとき、「なし」と記載するのはやめましょう。得意科目を何も書かないと、採用担当者に「入社意欲が低いのでは」と判断される場合があります。たとえば国語で漢字を覚えるのが得意なら得意科目を国語とするなど、特定の分野だけであっても得意なことがあれば、得意な教科・科目として記載するのも一つの手段です。
長所や強みから考える
履歴書に記載する得意科目が思い浮かばない場合、自分の長所や強みから考える方法があります。たとえば論理的に考えることが得意なら、数学を得意科目として記載できるでしょう。「そもそも自分の長所・強みが分からない…」というときは、家族や友人などに聞いてみるのもおすすめです。
成績が良かった科目から考える
履歴書の得意科目は、成績が良かった科目から考えるのも一つの手です。テストの点数が高かった教科や、高校・専門学校・大学などで教員から褒められた科目を思い出してみましょう。自分では得意だと思っていなかったとしても、高得点・高評価を得られたのであれば得意科目としてアピールできます。試験勉強の取り組み方や授業の受け方などを振り返り、成績が良かった理由を踏まえて得意科目欄に記載しましょう。
アピールしたい内容から考える
履歴書の得意科目は、アピールしたい内容から考える方法もあります。たとえばリーダーシップがあることをアピールしたい場合、「体育の〇〇の授業ではチームメンバーに積極的に声を掛けて勝利につなげられた」といった書き方ができるでしょう。アピールする内容は、希望職種に求められるマインド・スキルを踏まえて考えることが大切です。
「履歴書の志望動機が思いつかない…書き方のコツは?例文でポイントを解説」のコラムでは履歴書の志望動機の組み立て方や例文を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
履歴書の作成で悩んだらプロに相談するのがおすすめ
就活中で履歴書を作成している方の中には、「履歴書のマナーが分からない」「自分の強みをアピールできる自信がない…」といった方もいるでしょう。履歴書は第一印象を左右する選考書類のため、正しい書き方を把握し、印象アップにつながる内容を記載することが大切です。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。