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正社員の手取りとは?平均やフリーターとの違いを解説
この記事のまとめ
- 手取りとは正社員や非正規社員にかかわらず、実際に手にできる金額のこと
- 税金や社会保険料が差し引かれる前の総支給額を額面給与と呼ぶ
- 手取り給与は、一般的に額面給与のおよそ8割
- フリーターから手取りアップを目指すなら正社員になることも一つの手
「正社員の手取りや給与がどのくらいなのか気になる」と疑問に思う方もいるでしょう。給与から税金や保険料を引かれた金額を「手取り」といい、その金額は企業や給与によって異なります。
このコラムでは、正社員の手取りについて解説。また、手取り給与と額面給与の違いや、正社員とフリーターの手取り額の違いも紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
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正社員の「手取り」とは?
「手取り」とは、給与から税金や社会保険料などを引いた額のことで、実際に自分の手にわたる金額を指します。給料明細書には、「差し引き支給額」と記載されていることが一般的です。
また、「額面給与」として記載されている金額は、給与から税金や社会保険料などが差し引かれる前の総支給額のことです。手取りは、この額面給与の8割程度が一般的とされています。
正社員の手取りの平均は?
前述したように、基本的に手取り額は給与の8割程度とされているため、給与額からおおよその手取りを求めることが可能です。
まずは、正社員の平均給与を見ていきましょう。
以下は、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」をもとに、正社員の男女別の平均賃金をまとめたものです。
年齢階級 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
~19歳 | 20万5,200円 | 19万4,100円 |
20~24歳 | 23万8,200円 | 23万5,700円 |
25~29歳 | 27万8,700円 | 26万5,100円 |
30~34歳 | 32万2,900円 | 28万2,200円 |
35~39歳 | 35万9,500円 | 29万9,600円 |
参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査の概況 第6-1表 雇用形態、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び雇用形態間賃金格差」
上記の平均給与をもとに20~24歳の手取り額を計算すると以下のようになります。
20~24歳の男性 | 18万5,760円 |
20~24歳の女性 | 22万4,800円 |
20~24歳の男性の手取り額は「23万2,200円の8割」のため、18万5,760円。女性の場合は「22万4,800円の8割」のため、17万9,840円です。
ただし、手取り額は給与だけでなく、企業が保険料を負担する割合や交通費といった各種手当の支給方法などによっても異なります。また、扶養家族の有無やその人数、地域の給与の違いなども手取り額に影響するので注意しましょう。
正社員の手取りで引かれているものとは?
一般的に給与から引かれるのは、健康保険料や厚生年金保険料、雇用保険料、所得税、住民税です。これらの金額の算出方法は、法律で決められていて、会社が従業員に代わって控除し、納付しています。そのため、控除額を自分で申請したり、計算する必要はありません。
実際の給与から、実際に何の項目が控除されているかは、給料明細で確認しましょう。給与明細の見方や控除項目の詳しい内容は、「給料の控除とは?給与明細の見方やポイントなどを解説」のコラムで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
正社員とフリーターの手取りの違い
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」によると、「正社員・正職員」と「正社員・正職員以外」の平均賃金は以下のとおりです。
年齢階級 | 正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 |
---|---|---|
~19歳 | 20万1,600円 | 17万9,400円 |
20~24歳 | 23万7,000円 | 19万7,300円 |
25~29歳 | 27万2,800円 | 21万9,600円 |
30~34歳 | 30万8,500円 | 22万1,900円 |
35~39歳 | 34万300円 | 22万1,600円 |
参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査の概況(6) 雇用形態別にみた賃金
」
上記の表から分かる通り、一般的に、正社員の方がフリーターよりも手取りが多い傾向にあるようです。正社員は家賃補助や交通費など各種手当の支給がある点や、昇給によって給与自体が上がりやすいことから、フリーターよりも手取り額が多くなる場合があるでしょう。
ただし、状況によっては正社員よりもフリーターの手取り額が多くなることがあります。たとえば、正社員が支払う所得税は、一定額を超えなければ発生しません。そのため、所得税の支払いがないくらいの稼ぎになるよう、出勤日を調整することで正社員よりも手取りが多くなる可能性があるでしょう。
手取りアップを目指すには?
「自分の給与が平均給与に比べて少ない」「将来的に手取り額が上がる見込みがない」とお悩みの場合は、就職・転職を検討することも一つの手段です。正社員を目指したり、現職よりも給与が高い企業を目指すことで、手取りアップが期待できるでしょう。
「正社員になったときの手取りについて詳しく聞きたい」「フリーターから正社員になることで、本当に手取りが上がるか不安…」とお悩みの方は、ハタラクティブの利用にご相談ください。ハタラクティブは、フリーターや既卒、第二新卒などの若年層を対象とした就職・転職エージェントです。給与に関する相談から、企業ごとの面接対策や書類の添削、面接日程の調整まで専任のキャリアアドバイザーが幅広くサポート。サービスはすべて無料です。まずはお気軽にご相談ください。
正社員やフリーターの手取り給与に関するお悩みQ&A
ここでは、正社員・フリーターの手取りに関する疑問に、Q&A形式でお答えします。手取りについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
手取り給与はどのように計算しますか?
一般的には、給与総額の約8割が手取り額になるといわれています。たとえば、給与総額が20万円だった場合、手取り額は約16万円です。逆に、手取り18万円の給与総額は、23万円前後と推測できます。手取り計算の詳しい方法については、「給料の手取りとは?額面の収入から逆算する方法も解説」を参考にしてください。
手取りアップのほかに正社員になるメリットはありますか?
雇用が安定していることが、正社員になるメリットといえるでしょう。また、「昇進や昇給がある」「クレジットカードの作成やローンを組む際の審査に通りやすい」「手当や福利厚生が手厚い」なども正社員として働く魅力と考えられます。正社員になるメリットについて詳しくは、「正社員のメリット・デメリットとは?派遣や契約社員についても解説!」をご覧ください。
フリーターが手取り額を増やすにはどうしたら良いですか?
フリーターの方が手取り額を増やすには、副業や時給の高いアルバイトをするなどの方法が考えられます。しかし、雇用が不安定なフリーターでそのような働き方をしていくのは、将来的に無理が出てくる可能性も。将来を見据えたうえで給与額を増やしたいなら、正社員として就職するのがおすすめです。正社員就職や転職活動が不安な方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにお気軽にご相談ください。専任のキャリアアドバイザーが選考対策を丁寧にサポートします。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。