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就職で志望動機を魅力的にする書き方とは?例文やコツも詳しく解説!
更新日
この記事のまとめ
- 就職活動における志望動機の書き方のコツは、自分の言葉で伝えることなど
- 就職活動の志望動機から、企業は応募者の「適性」や「入社意欲」を確認している
- 就職における志望動機の構成は「企業の魅力」「結論の理由」「入社後の展望」の順
- 就職における志望動機を魅力的にするには、「なぜこの企業が良いのか」を伝えること
- 就職の志望動機は面接と履歴書の内容が同じでOK
就職活動をするにあたって「志望動機を作成するコツを知りたい…」と悩んでいる方もいるでしょう。志望動機を作成する際には、自分の言葉で伝えることが大切です。志望動機は、企業に自身の熱意や人柄をアピールする要素の一つ。このコラムでは、企業が志望動機から知りたいことや例文を紹介します。志望動機の書き方のコツを掴み、自分の入社意欲が伝わる志望動機に仕上げましょう。
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【志望動機の書き方】就職活動に役立つ4つのコツ
就職活動における志望動機(志望理由)の書き方のコツは、「自分の言葉で伝える」「会社の特色と就職を決意した理由を絡める」「提出方法に応じた文章量にする」「経験やスキルを業務内容と結びつける」などです。それぞれのポイントを以下で確認し、自分の志望度がより伝わるよう工夫しましょう。
1.志望動機を掘り下げて自分の言葉で伝える
就職活動の志望動機は、「自分がなぜその会社に興味をもったのか」「就職や転職で何を成し遂げたいのか」といった点を掘り下げ、自分の言葉で説明することが大切です。どこかで聞いた言い回しやほかの応募者と似た内容の志望動機では、採用担当者の記憶に残すことは難しいといえます。書籍やWebサイトに掲載されている志望動機の例文は参考程度に留め、模倣するのは避けましょう。
2.志望動機は企業の特色と就職を決意した理由を絡める
志望動機(志望理由)は、「その企業ならでは」の特色と就職を決意した理由を絡めるのがおすすめです。企業風土や事業内容と自分が就職する理由がマッチしていると、より説得力のある志望動機になるでしょう。そのためにも、就職活動では企業研究を入念に行うことが重要です。「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」のコラムを参考に、自分が志望する会社の情報収集を徹底しましょう。
3.志望動機の文章量は提出方法に応じて調整する
志望動機の文章量は、提出方法に応じた調整が必要です。履歴書や職務経歴書は記載欄が小さいため、300字程度で簡潔にまとめましょう。別紙で志望動機書を提出する場合は、A4用紙1枚程度が適しています。就職活動で志望動機を書く際に押さえるべきポイントについては、「履歴書の志望動機の書き方とは?例文とともに転職時のポイントを解説」のコラムも参考にしてみてください。
4.自分の経験やスキルを業務内容と結びつけると効果的
就職活動の志望動機は、自分の経験やスキルを応募先企業での業務内容と結びつけるのが効果的です。「自分がもつ◇◇のスキルを、御社の△△業務で活かしたい」のように伝えると、志望動機の説得力が増すだけでなく、自分の採用メリットや熱意もアピールできるでしょう。
就職活動における志望動機とは?
志望動機とは、「その企業や仕事に就職したいと考えた理由」です。企業は志望動機から応募者の適性や熱意を見極めようとする傾向があります。「なぜその会社を志望したか」の根拠を示し、採用担当者が納得する志望動機を目指しましょう。
就職活動の志望動機から企業が知りたいこと
志望動機(志望理由)をとおして企業が知りたい主なポイントは、「自社とのマッチ度」と「応募者の入社意欲」です。企業が志望動機から何を判断しているのかを知ることで、就職活動でよりアピール力の高い志望動機を作成しやすくなるでしょう。
自社とのマッチ度
企業は志望動機の内容から、応募者が「自社と合っているか」を確認している可能性があります。同じ業界・業種でも、会社が変われば社風や業務方針などは変わることが一般的です。能力面はもちろん、応募者の人柄や考え方が企業カラーと一致しているかどうかは、ミスマッチによる入社後の早期退職やトラブルを避けるためにも、就職活動で企業が注視するポイントといえるでしょう。
自社への入社意欲
就職活動の志望動機では、企業への「入社意欲」も評価対象になるようです。どれだけ優秀な人材でも、「自社に対する志望度が低い」と見なされれば、内定辞退や仕事へのやる気を懸念され、採用を見送られる可能性があるでしょう。志望動機では「入社したらやりたいこと」「その会社で自分にできること」を具体的に伝え、自身の入社意欲を示すことが大切です。
企業が志望動機で注目しているポイントについてさらに詳しく知りたい方は、「志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」のコラムもぜひご覧ください。
就職活動で使える志望動機の3つの構成ステップ
就職活動における志望動機の構成は、最初に「会社の魅力的な箇所」を述べましょう。続いて、「結論を根拠付ける理由」「入社後の展望」の順でまとめるのがおすすめです。以下を参考に、相手にとって「読みやすい」「理解しやすい」志望動機を心掛けましょう。
構成ステップ1:書き出しで魅力的な箇所を述べる
就職活動の志望動機は、結論から書き出します。「志望理由=その会社に魅力を感じた理由」を簡潔に述べましょう。結論から書き始めると着地点が明確になるため、採用担当者が内容を理解しやすくなります。
構成ステップ2:結論の根拠となる理由を示す
結論を述べたら、その根拠を示しましょう。根拠のない曖昧な志望動機だと、就職活動で採用担当者から「志望度が高くない」と評価される恐れがあるため注意が必要です。
以下に、例をまとめました。
上記のように、競合との違いや応募先企業の具体的な取り組みを掲示すると、採用担当者の納得感を得やすいでしょう。
構成ステップ3:締めくくりで入社後のビジョンを伝える
志望動機の最後に、「自分が入社した後の展望」を伝えるのが有効です。企業はさまざまな応募者のなかから、会社にとってより有益な人材を採用したいと考える傾向があります。就職後のビジョンを示し、会社や仕事に対する熱意をアピールすれば、採用担当者から貢献意欲を評価してもらえる可能性があるでしょう。
構成は「なぜその企業に惹かれるのか」に重きを置く
志望動機の構成は、「企業のどこに魅力を感じているか」を3割程度、「なぜ魅力を感じているか」を7割程度にするのが望ましいでしょう。企業に魅力を感じている「自分だけの理由」を詳しく書くことで、志望動機にオリジナリティが生まれ、就職活動で自身の入社意欲や人となりが伝わりやすくなるようです。
就職活動で志望動機を魅力的に感じてもらう方法
就職活動において志望動機を魅力的に感じてもらうためには、「なぜこの会社が良いのか」を伝えることが有効です。志望動機を魅力的に伝えるためには、まず企業のビジョンや強みを調べ、自分が共感できる点を見つけましょう。そのうえで、自分のこれまでの経験やスキルが、会社の求める人物像や事業にどのように貢献できるかを具体的に伝えるのがおすすめです。
また、業界全体や競合他社についても理解し、「なぜその会社を選んだのか」を説明することで、説得力が増す可能性があります。さらに、説明会やインタビューなどで得た社員の声を参考に、会社の雰囲気に合った具体的な理由を盛り込むと、企業とのマッチ度が強調され、魅力的な志望動機になるでしょう。
「採用担当者が惹かれる志望動機。そのポイントとは」のコラムでは、採用担当者の目に留まりやすい履歴書について解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
就職の志望動機は面接と履歴書の内容が同じでOK
志望動機は、面接と履歴書で同じ内容で問題ありません。ただし、履歴書では簡潔にまとめ、面接ではその内容をもとに、具体的なエピソードや深掘りした説明を加えると、さらに良いでしょう。面接では相手の反応に応じて柔軟に話すことで、履歴書の内容をさらに魅力的に伝えられる可能性があります。
「面接の志望動機は履歴書と同じ内容で良い?」と疑問に思う方は、「面接の志望動機は履歴書と同じ内容で良い?意識すべきポイントも解説」のコラムも参考にしてみてください。
面接で志望動機を伝える際のポイント
面接で伝える際は、自分の志望動機に自信をもち、はっきりとした声で堂々と伝えることが大切です。話すスピードも意識して、早口にならず適度な速さで伝えましょう。
また、面接官と適度にアイコンタクトを取ることも効果的です。その際は笑顔も忘れず、明るく前向きな印象を与えられるよう心掛けましょう。
就職活動の面接や履歴書で志望動機を伝える際の例文
ここでは、就職活動で役立つ志望動機の例文をご紹介します。以下の例文を参考に、自分なりの志望動機を作成してみましょう。
【例文1】社風や事業内容・商品に魅力を感じた場合
社風や事業内容、商品に魅力を感じた場合の例文では、志望動機の根拠として自身の実体験を挙げることがポイントです。
また、御社(貴社)のチームワークを重視する社風や社員一人ひとりが互いに支え合いながら成長していく環境に惹かれました。過疎化した地域を中心に開発事業を進めている御社(貴社)で、人々の生活の利便性や豊かさの向上に貢献したいです」
上記のように、内容に具体性をもたせることによって、「なぜこの仕事を選んだのか」が伝わりやすい文章になるでしょう。
【例文2】先輩社員の働く姿に魅力を感じた場合
先輩社員の働く姿に魅力を感じた場合の志望動機の例文をご紹介します。説明会やOB訪問などの具体的な体験を挙げることで、志望動機に具体性をもたせられるのがポイントです。
この例文は、先輩社員に対する憧れを通じて、企業文化や環境に対する魅力を伝えています。
自身のスキルをアピールしつつ、成長意欲を示すことで、相手にポジティブな印象を与えやすいでしょう。
【例文3】業務の進め方や評価・教育制度に魅力を感じた場合
以下では、業務の進め方や評価・教育制度に魅力を感じた場合の志望動機の例文をご紹介します。企業の評価制度や教育制度に対する具体的な魅力を挙げ、自身の成長意欲と会社への貢献意識をアピールすることがポイントです。
上記では、特に若手社員も挑戦しやすい環境に魅力を感じていることをアピールして、会社の文化にマッチしていることを示しています。
【例文4】自分の業務経験をアピールする場合
自分の業務経験をアピールする場合の志望動機では、アルバイト経験で得た気づきやスキルを業務内容とうまく結びつけることがポイントです。
上記の例文は、就職活動で企業に自身の採用メリットをアピールできる志望動機といえるでしょう。
【例文5】未経験の業種に転職する場合
未経験業種に転職する場合は、志望動機で「なぜこの会社を志望したのか」を明示することがポイントです。
上記の例文では、企業の具体的な特徴が挙げられているため、自身の入社意欲が採用担当者に伝わりやすいでしょう。
【例文6】第二新卒の場合
第二新卒の場合の志望動機では、前職での経験を基に新たな挑戦への意欲を示すことが大切です。
この例文では、基礎的なビジネススキルが身についていることをアピールしつつ、社風に共感することで、会社とのマッチ度を強調しています。第二新卒としての柔軟性や学ぶ姿勢をアピールすることで、ポジティブな印象を与えられるでしょう。
【例文7】フリーターから正社員を目指す場合
フリーターから正社員を目指す場合、これまでの経験をどのように活かせるかを示すことがポイントです。
この例文では、「安定した環境でキャリアを築きたい」という志望動機を明確にし、企業の業務内容や社風に共感し、自分が会社に合った人材であることをアピールしています。
「志望動機の書き方が分からない…」と悩んでいる方は、「志望動機の書き方とは?企業に好印象を与える例文をご紹介」のコラムでも志望動機の例文を紹介しているので、ぜひご一読ください。
就職活動で志望動機を作る際の注意点
就職活動で志望動機を書くにあたって、「根拠のない理由」「商品・サービスの感想」などに終始するのは避けるのが無難です。志望動機を作る際の注意点を、以下で確認しましょう。
1.志望動機と就職を目指した理由を一貫させる
志望動機と就職理由は、内容に一貫性をもたせましょう。志望動機と就職理由が矛盾しないように、自分の目指す方向性を明確にしておくことが大切です。
たとえば、会社のビジョンや事業内容に共感する理由と、「自分がその会社でどのように貢献したいか」をつなげることで、一貫したメッセージを伝えられるでしょう。志望動機が企業への興味や関心を反映するだけでなく、自分自身のキャリアビジョンと直結していると示すことが、説得力を高めるポイントです。
2.根拠なく「共感しました」を使わない
就職活動の志望動機で、根拠なく「御社(貴社)の経営理念に共感しました」とアピールするのは控えたほうが良いでしょう。志望動機では、「なぜ共感したのか」「どのような点に共感したのか」を説明することが重要です。面接で共感した理由について具体的に説明できないと、面接官への印象が悪くなるリスクも考えられます。「共感」という言葉を使う場合には、自分の言葉でその理由を説明できるかを考えたうえで使用しましょう。
3.商品やサービスの感想に終始しない
「商品を使ってみて便利だと感じた」「サービスが使いやすかった」のように、志望動機が商品やサービスの感想に終始しないよう注意しましょう。志望動機には感想ではなく、その影響や改善点を盛り込むのが効果的です。
たとえば、「御社(貴社)のサービスを通じて、自分も日常生活の利便性を向上させる業務に携わりたいと思った」と書けば、より説得力のある志望動機になるでしょう。また、サービスの具体的な改善点を挙げると、「商品やサービスについてよく分析している」と評価してもらえる可能性もあります。志望動機を作成する際は、ユーザーの感想ではなく、「会社に貢献したい」気持ちが伝わるよう意識しましょう。
4.「学びたい」の伝え方に注意する
志望動機では、「学びたい」「成長させてほしい」などの伝え方にも注意が必要です。企業は「自ら行動し、積極的に業務に携わる人材を獲得したい」と考える傾向があります。そのため、企業から教えてもらうことを期待する受け身の応募者は歓迎されない場合もあるようです。就職活動では、採用担当者に受け身の印象を与えないよう、「良いものは積極的に取り入れていきたい」「自分からも積極的に知識や技術を学びに行く姿勢がある」ことを志望動機に盛り込みましょう。謙虚さや真摯さをアピールする際にも、自分の積極性が伝わる文章にすることが重要です。
志望動機の書き方についてさらに知りたい方は、「履歴書の志望動機の書き方とは?例文とともに転職時のポイントを解説」のコラムもご覧ください。
5.待遇面のことを志望動機にしない
給料や休日数などの待遇面を志望動機に含めるのは避けましょう。待遇面の魅力を志望動機として伝えてしまうと、「うちの事業や仕事内容についてはどうでもいいのか」「もっと条件の良い企業があればすぐに辞めそう」と思われてしまいます。志望動機では主に企業の理念やビジョン、業務内容、自身の成長に対する意欲を中心に伝えましょう。
就職活動の志望動機が思いつかないときの対処法
志望動機が思いつかないときは、まず自己分析を行い、これまでの経験や価値観を整理して自分の強みを明確にしましょう。次に、企業研究を行い、企業のビジョンや事業内容、社風を調べて興味をもてるポイントを見つけます。そして、過去の具体的なエピソードを振り返り、企業にどのように貢献できるかを整理してみましょう。自分の将来のキャリアビジョンを考え、それに合った企業の志望動機を作ることが重要です。
採用担当者に響く志望動機を作成するには、自己分析や企業研究といった下準備が大切。志望動機の作成でお悩みの方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、第二新卒や既卒、フリーターなどの若年層に向けた就職・転職活動の支援を行っています。求人紹介に加え、専任のキャリアアドバイザーが相談に乗りながら、志望動機の書き方や面接対策をサポート。志望動機をうまくまとめられず就職活動に不安を感じている方は、ぜひお気軽にハタラクティブへお問い合わせください。
就職活動の志望動機に関するよくある質問
ここでは、就職活動で志望動機を作成する際によくある疑問やお悩みについて、Q&A形式で回答していきます。
志望動機で競合他社を引き合いに出しても良い?
問題ありません。客観的な比較分析のもと、競合他社にはない「応募先企業の特徴や魅力」を伝えれば、就職活動で自身の志望度の高さを示せるでしょう。ただし、知識量の多さや業界・企業研究の成果を誇示するような言い方は避けるのが無難です。面接では謙虚な態度で志望動機を述べましょう。面接における志望動機の伝え方は、「中途採用の志望動機の伝え方とは?例文や注意点をご紹介」のコラムもあわせてご覧ください。
就職活動を成功に導くような志望動機にするコツは?
就職活動で志望動機を作成する際のコツは、「その企業ならではの志望理由」を挙げることです。どの企業でも通用するような志望動機では、採用担当者の心を掴むことは難しいでしょう。自分の経験や価値観と絡めながら根拠のある志望動機を伝えるのがおすすめです。志望動機を作成するコツについては、「履歴書の志望動機が思いつかない…書き方のコツは?例文でポイントを解説」のコラムもぜひ参考にしてみてください。
志望度にかかわらず「第一志望」と伝えるべき?
就職活動の志望動機で、志望順位について言及する必要はありません。本命企業ではないのに志望動機で「第一志望です」と伝えると、面接で深追いされた際に不自然な対応になるリスクがあるためです。採用担当者のほうから「内定を出したら入社する意思はあるか」と聞かれた場合は、「転職面接の質問例を紹介!好印象につながる回答の仕方やコツなども解説」のコラムを参考に、先方に失礼がない受け答えを心掛けましょう。
就職活動で給与や福利厚生を志望動機にするのはOK?
志望動機で給与や福利厚生などの待遇面に終始するのは避けましょう。採用担当者から仕事への意欲を不安視される恐れがあります。待遇面について触れたいときは、「仕事に集中しやすい環境が整えられている」など、あくまで仕事中心であることを伝えるよう心掛けましょう。
ハタラクティブでは、経験豊富なキャリアアドバイザーが応募書類の書き方や面接対策のアドバイスを行っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。