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未経験からバスの運転手になる方法!必要な免許や向いている人の特徴も紹介
この記事のまとめ
- バス運転手には、大きく分けて路線・観光・高速・送迎の4種類がある
- バス運転手の仕事内容には、車両の点検や日報の記入など運転以外の業務も多数ある
- バス運転手になるには、普通自動車第一種運転免許や大型自動車第二種運転免許が必要
- 人手不足から求人が多く、未経験から挑戦しやすい点もバス運転手のメリット
- 長時間の運転が苦ではなく、人と接するのが好きな人はバス運転手に向いている
「未経験からバスの運転手になるには?」「バスの運転手に必要な免許はある?」とお悩みの方もいるでしょう。バスを運転する際は、普通自動車第一種運転免許のほか、大きさや乗客の人数に応じた運転免許が必要です。このコラムでは、バスの種類や運転手の仕事内容、必要な免許について解説。また、メリット・デメリットや向いている人の特徴についても触れているので、バスの運転手に興味のある方は、ぜひこのコラムを参考にしてください。
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未経験からバスの運転手になるには?
未経験からバスの運転手になるには、大型自動車第二種運転免許の取得が必要な場合がほとんどです。第二種運転免許とは、バスやタクシーなど商業目的で人を運ぶ車両を運転する際に必要な免許で、路線バスや高速バスなどの運転するためには必須といえます。ただし、バス運転手は人手不足の傾向があるため、資格取得支援制度の導入や研修制度の充実など、未経験者を積極的に採用している企業も多いようです。
バス運転手の種類
バス運転手は、「路線バス」「観光バス」「高速バス」「送迎バス」の4種類に分けられます。会社の規模や運営方法によって多少異なる部分はあるものの、仕事内容自体の違いは少ないでしょう。ここでは、それぞれの特徴を紹介します。
路線バス
路線バスは通勤や通学など、近距離間の移動に利用されています。時間どおりに、決められたルートを運行するのが特徴です。
観光バス
観光バスは修学旅行やツアー、団体旅行などに利用されています。バスガイドが添乗し、観光地周辺や宿泊地から観光地までのルートを貸切バスにて運行。交通の状況に応じてルートを変更することもあります。
高速バス
高速バスは主に旅行や帰省、出張などに利用されます。東京〜大阪といった長距離間の移動になるときは、比較的交通量の少ない夜間に運行することも。その場合、バス運転手は交代制で、運転時間外は仮眠をとることができます。
送迎バス
送迎バスは、利用者の自宅付近や最寄り駅から介護施設や病院、幼稚園までを往復します。利用者だけでなく、スタッフの通勤や来訪者の移動手段として利用される場合もあるでしょう。施設に応じて他職種と連携をとりながら業務にあたります。
バス運転手の仕事内容
バス運転手の主な仕事内容として、以下が挙げられます。
- ・アルコール検査、免許証や健康状態のチェック
- ・法令に基づくバスの点検(計器、タイヤの空気圧、エンジン周り、ライトなど電気系統など)
- ・運行ダイヤに沿った運行
- ・事故やクレームの対応
- ・乗務記録簿(日報)記入
- ・車両の点検や清掃
- ・車内遺留物や車両異常などについての報告書作成
ほかにも「路線データの入力」「利用者の乗降や荷物の積み下ろしなどのサポート」「観光案内」など、バスの種類や企業によって仕事内容はさまざま。
また、同じドライバー業務には、トラックやタクシーの運転手の仕事が挙げられます。バス以外で運転手の仕事に興味がある方は「ニートからトラック運転手になれる?仕事内容や向いているタイプを紹介」や「タクシー運転手はきつい?仕事内容や年収を向いている人の特徴とともに解説」のコラムで紹介しているので、参考にしてみてください。
バス運転手の年収
「バス運転手の年収はいくらくらい?」と気になる方もいるでしょう。厚生労働省の職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「路線バス運転手」「送迎バス等運転手」「観光バス運転手」によると、バス運転手の全国年収平均は453.2万円です。
ただし、就業する地域や雇用形態によって年収は異なるため、応募求人に記載されている賃金をよく確認しておきましょう。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag
バス運転手に求められる免許
バス運転手になるには「普通自動車第一種運転免許」「大型自動車第二種運転免許」が必要な場合が多いようです。ただし、担当するバスの種類や企業によって、応募時に必要な免許が異なる点に注意が必要です。
普通自動車第一種運転免許
普通自動車第一種運転免許では、乗客の人数が10人以下のバスを運転することができます。小型の送迎バス運転手として働く場合は、普通自動車第一種運転免許のみで運転できる場合もあるようです。観光バスなど商業目的での運転は、第二種運転免許が必要になるため、募集要項を確認しておきましょう。
大型自動車第二種運転免許
路線バスや高速バス、大型の観光バスを運転する際に必要なのが、大型自動車第二種運転免許です。
大型自動車第二種運転免許では、30人以上の乗客を商業目的で運ぶことが可能であるため、多くのバス会社で取得が求められています。
ただし、第二種免許の取得には「21歳以上であること」「大型、中型、準中型、普通、大型特殊免許のいずれかの運転免許を取得してから3年以上であること」などの受験資格があります。運転免許を取得して間もない方は、すぐに第二種運転免許に挑戦できない点に注意が必要です。
参照元
警視庁
大型二種・中型二種・普通二種免許試験(指定教習所を卒業された方)
中型自動車第一種運転免許
中型自動車第一種運転免許では、乗客の人数が11〜29人のバスを運転することができます。送迎バスなど商業目的ではないマイクロバス運転手として働く場合は、中型自動車第一種運転免許で運転できることも。
ただし、取得には「20歳以上であること」「準中型、普通、大型特殊免許のいずれかの運転免許を取得後2年以上経っていること」など受験資格がある点に注意しましょう。
参照元
警視庁
中型免許試験(指定教習所を卒業又は検査合格証明書をお持ちの方)
免許なしでバスの運転手に応募できる?
「運転免許を持っていないけど、バスの運転手になれる?」と疑問に思う方もいるでしょう。一部のバス会社では、入社後に資格取得支援制度を利用して働きながら免許を取得することが可能です。免許取得時の自己負担額を軽減できるため、免許を取得していない方は資格取得支援制度を導入している企業を選ぶのがおすすめです。
バス運転手のメリット・デメリット
ここでは、バス運転手のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
ドライバーのメリットとして、乗車している時間は上司や同僚との接点が少なく、職場の人間関係によるストレスが少ない傾向にあることが挙げられます。また、路線バスや送迎バスは運行ダイヤが決まっているという理由から残業が少なく、ワークライフバランスの充実も図れるでしょう。
バス運転手は人手不足なため、正社員としての求人が豊富。バスの運転に必要な大型自動車第二種運転免許を持っていない方のために、免許取得支援制度を設けている会社も多数あります。研修制度が整っている企業も多く、高卒や既卒、フリーター、第二新卒などの方が、これまでの職種経験を問われずに正社員に就職・転職しやすいこともポイントです。
デメリット
バス運転手のデメリットとして、長時間労働による肉体的な負担が大きいことが挙げられます。企業によっては不規則な勤務形態や急な代行出勤が求められる場合もあり、精神的な負担を感じる可能性があるようです。また、人の命に関わる仕事のため、気が抜けないことをデメリットとして感じる人も。事故や何らかのトラブルに巻き込まれた際も、冷静で迅速な対応が求められるでしょう。
バス運転手に向いている人の特徴
バス運転手に向いている人の特徴として「長時間の運転が苦ではない」「人と接するのが好き」が挙げられます。以下で詳しく紹介しているので、「バス運転手に興味があるけど、向いているか不安…」という方は参考にしてみてください。
長時間の運転が苦ではない
バス運転手は、長時間の運転が苦にならない人が向いています。ドライブが好きなだけではなく、正確な運転技術と時間管理能力が求められるでしょう。
人と接するのが好き
バス運転手には、運転中もお客さまに対し「トラブルや困りごとがないか」など広い視野を持つことも求められます。さらに、乗車・降車時においては、お客さまと直接会話をすることもあり、状況に合わせた対応が必要です。人と接することや、喜んでもらうことが好きな方に向いている職業といえるでしょう。
「未経験からバスの運転手になれるか不安」「車に関わる仕事がしたいけど、どう探せばいいのか分からない」とお悩みの方は、就職・転職エージェントを利用するのもおすすめです。就職・転職エージェントとは、就職・転職者の希望に合った求人を紹介する民間のサービス。プロのキャリアアドバイザーから求人の提案や転職活動のアドバイスがもらえるため、就職・転職が成功しやすくなるでしょう。
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バスの運転手に関するQ&A
ここでは、バスの運転手に関するよくある疑問にQ&A形式で回答していきます。不安や悩みを感じている方は、参考にしてみてください。
バスの運転手は何歳からなれる?
バス運転手の求人では、年齢制限が設けられていない場合が多いようです。ただし、バスを運転するために必要な大型自動車第二種運転免許には、年齢制限が設けられている点に注意しましょう。警視庁の「大型二種・中型二種・普通二種免許試験(指定教習所を卒業された方)」によると、「21歳以上」であることが、大型自動車第二種運転免許の受験資格であるようです。
なお、道路交通法の改正により令和4年5月13日から、「19歳以上で、かつ、大型免許、中型免許、準中型免許、普通免許又は大型特殊免許のいずれかの運転免許を受けていた期間が1年以上」の方も、特例教習を受講すれば大型自動車第二種運転免許の取得が可能になりました。
参照元
警視庁
大型二種・中型二種・普通二種免許試験(指定教習所を卒業された方)
大型二種免許取得支援制度(養成制度)とは?
大型二種免許取得支援制度(養成制度)とは、大型自動車第二種運転免許の取得を支援するため、各バス会社が導入している制度です。入社後に大型二種免許を取得した際、費用の補助などの援助を受けることができます。制度の内容や条件は企業によって異なるため、あらかじめ求人情報を確認しておきましょう。
大型免許第二種運転免許を取得するための費用はいくらくらい?
一般的に30万〜50万円程度必要です。ただし、大型免許第二種運転免許を取得する際、すでに取得している免許の種類や教習所によって異なります。会社の大型二種免許取得支援制度(養成制度)を利用すると、費用負担を軽減できる場合も。入社希望の会社に取得支援制度がある場合は、積極的に利用しましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。