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ENTP(討論者)に向いてる仕事・業界を紹介!おすすめの職場や相性は?
公開日

この記事のまとめ
- ENTPには発想力やディベート力、コミュニケーションを能力活かせる仕事が向いている
- 頭の回転が速く、大胆で物怖じしない性格なのがENTPの特徴
- ENTPに向いてるのは営業職やプロジェクトマネージャー、経営コンサルタントの仕事
- ENTPは「ルーティンワーク」「ルールが厳しい」といった特徴がある仕事は向かない
- 仕事においてENTPと相性が良い性格タイプは、「ENTJ」「ESTP」「ENTP」
性格診断でENTP(討論者)と結果が出た方のなかには、自分の性格に合う仕事が分からない方もいるでしょう。ENTPの方は、「討論が得意」「柔軟な発想力がある」といった強みを生かせる仕事がおすすめです。
このコラムでは、ENTPに向いてる仕事や業界を紹介します。また、おすすめの職場や、ほかの性格タイプとの相性もまとめました。ぜひご一読ください。
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ENTP(討論者)の性格の特徴は?
ENTPとは「16Personalities性格診断」の診断結果の1つで、4つの指標をもとに構成されています。
興味・関心の方向 | 内向型(I) | 外向型(E) |
物事の見方 | 観察型(S) | 直感型(N) |
判断の仕方 | 論理型(T) | 感情型(F) |
物事への姿勢 | 判断型(J) | 探索型(P) |
ここでは、上記の表をもとにENTP(討論者)タイプの詳しい性格の特徴を解説していきます。
ENTPの特徴
ENTPは頭の回転が速く、大胆で物怖じしない性格。「違う」と思ったことに対して遠慮なく意義を唱えるタイプです。相手がたとえ目上の人であっても、反対意見を伝えることに躊躇しないでしょう。議論することが好きで、反対意見が出るほど面白さを感じます。したがって、討論や複数人で自由に意見を出し合うブレインストーミングなどが得意です。
ルールに縛られるのを嫌い、自分が進んでいる道を信じて疑いません。社会では「当たり前」といわれていることでさえ、ENTPは疑ってかかります。とはいえ、気難しい性格なわけではなく、好奇心旺盛でユーモアがあり知己に富んでいるため、一緒にいると楽しいでしょう。発想力が豊かで企画力があるため、企業では優れたアイデアの立案者として活躍しているようです。
ENTPは何の略?
ENTP(討論者)は以下の4つの分類によって表されます。
- ・興味や関心の方向...外向型(E)
・物事の見方...直感型(N)
・判断の仕方...論理型(T)
・物事への姿勢...探索型(P)
「外向型(Extroverted)」「直感型(iNtuitive)」「論理型(Thinking)」「探索型(Prospecting)」の頭文字を取って、ENTPと呼んでいます。
ENTP(討論者)の強み弱みは?
ENTPの強みは「討論が得意」「柔軟な発想力がある」などです。一方、弱みは「忍耐力が強くない」「計画性がない」などが挙げられます。
ENTPの仕事における強み
ENTPは討論が得意で柔軟な発想力があります。これらの強みが、仕事でどのように発揮されるのか見ていきましょう。
討論が得意
ENTPが討論が得意とされるのは、論理的な思考力と独自の視点を活かして、議論を進めるのが得意だからです。ENTPは物事を多角的に捉え、反対意見にも柔軟に対応します。特に自分の意見を裏付ける証拠を集めるのが上手で、ときには相手の意見を逆手に取って反論することもあるでしょう。
また、問題解決に向けた新しいアイデアを出すのが得意で、活発な討論を楽しむことができるのです。
柔軟な発想力がある
ENTPは柔軟な発想力に優れており、常に新しいアイデアや解決策を提案することができます。枠にとらわれず、従来の方法や常識を超えた視点で問題を捉えることが得意です。突発的な問題や変化にも素早く適応し、解決策を見つけ出せるでしょう。
また、ENTPは議論を通じてアイデアを発展させることができ、他人の意見を取り入れながら自身の考えを進化させる能力も持っています。この柔軟さは、困難な状況や新しいプロジェクトにおいて、武器となるでしょう。
フットワークが軽い
ENTPは変化や新しい状況に柔軟に対応できるため、フットワークが軽いとされています。新しい挑戦を楽しむ傾向があり、計画を変更したり、予想外の状況に対応するのが得意です。未知の分野にも積極的に関わり、短期間で新しい情報を収集し迅速に行動を起こすことができるでしょう。
たとえば、顧客からの急な仕事の変更や予期しない問題にも対応できるのがENTPの強みとなります。
ENTPの仕事における弱み
ENTPの弱みは、忍耐力や計画性がない傾向にある点です。以下で詳しく解説していきます。
忍耐力が強くない場合もある
ENTPの弱みの一つとして、忍耐力が強くないことが挙げられるでしょう。ENTPは自分の意見を相手に伝えたりアイデアを出したりするのは得意ですが、実行するに至らない場合があります。好奇心旺盛なため、すぐ違うアイデアで頭がいっぱいになったり、興味が違う方向に行ったりするでしょう。仕事では、自分が出したアイデアを実際に具体化できる人との相性が良さそうです。
計画性がない傾向にある
ENTPは計画性がない傾向にあるのが、弱みの一つだといえます。ENTPは頭の回転が速く大体のことはその場で判断できることから、先々の計画を立てずに行動する傾向があるようです。
仕事をするうえで、計画的にリスク管理をしておいたり、長期的な目線であらゆるトラブルを想定していたりすることは重要です。そのため、ENTPの計画性のなさが、仕事において弱みとなる場合があるでしょう。
ルールに従うことが苦手なこともある
ENTPは規則に従うことが苦手な場合があります。ENTPは自分の意思を強く持つ傾向にあり、細かいルールに縛られるのを嫌う傾向にあるようです。特に、ルールが厳しく決められている仕事は、ENTPにとって窮屈に感じるでしょう。
仕事において、ルールは職場のメンバーが心地良く働いたり効率的に業務を進めたりするためのものです。必ず守るべきルールが何かをしっかり把握することで、ENTPの独自性を活かしつつ職場に溶け込んで働けるでしょう。
ENTP(討論者)に向いてる仕事の特徴
ENTPに向いている仕事の特徴は、「コミュニケーション能力が活かせる」「ディベート力を発揮できる」「発想力や思考力を反映できる」です。それぞれ、どのような点がENTPに向いているのか見ていきましょう。
コミュニケーション能力が活かせる仕事
コミュニケーション能力が活かせる仕事は、ENTPに向いているといえます。ENTPは社交的で人と関わることが好きな性格のため、コミュニケーション能力が活かせる仕事では強みを発揮できるでしょう。たとえば、営業職や接客業といった顧客と直接的に関わる仕事は、ENTPに向いている傾向にあるようです。
ディベート力を発揮できる仕事
ENTPはディベート力を発揮できる仕事に向いている傾向にあります。ENTPの論理的思考力と頭の回転の速さは、仕事でのプレゼンやディスカッションなどがある場合に役立つでしょう。
周囲を納得させられる説得力や、新しい視点をもたらす発想力などは、ディベート力を発揮できる仕事において重要です。たとえば、顧客に提案をしたり自分のアイデアを発表したりする機会が多いコンサルタントや企画の仕事などは、ENTPに向いているといえるでしょう。
発想力や思考力を反映できる仕事
ENTPは仕事に対し「評価されること」を求める性格タイプ。したがって、自分の働きが結果に出て、反映される仕事が向いているでしょう。ENTPは柔軟な発想力があり、自分に自信がある性格のため、仕事でアイデアが認められて反映されることにやりがいを感じます。そのため、自分が関わった仕事が目に見える形として残る開発やデザインといった仕事は向いている傾向にあるようです。
ENTP(討論者)に向いてる仕事10選
ここでは、具体的にENTPに向いている仕事を紹介していきます。なお、以下にまとめたすべての職業がENTPに向いているとは限りません。あくまで参考としてご覧ください。
1.営業職
営業職はENTPに向いている仕事の一つ。営業職とは、顧客に自社の商品やサービスを購入してもらえるよう働き掛ける仕事のことです。
営業職のなかでも広告営業の資料を例に、詳しい仕事の情報を紹介します。
平均年収 | 5,795,000円 |
必要なスキル | データを的確に読み取る力、世の中の動きを見通す洞察力、コミュニケーション能力 |
関連資格 | なし |
営業の仕事に就くには | 制作部門やマーケティング部門、媒体部門などほかの部門で経験を積んだのちに、営業部門に異動する場合も。入職にあたっては特に学歴や資格は必要とされない傾向にある。 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「広告営業 - 職業詳細」
営業の仕事はENTPのコミュニケーション能力や、フットワークの軽さが活かせる仕事だといえるでしょう。営業職について詳しく知りたい方は、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」を参考にしてみてください。
2.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、ENTPに向いている仕事の一つだといえます。プロジェクトマネージャーはチームの責任者として、プロジェクト実行計画の作成や予算、要員、進捗の管理などを行う仕事です。
ここでは、IT関連のプロジェクトマネージャーの資料をもとに、詳細を見ていきます。
平均年収 | 6,849,000円 |
必要なスキル | 専門分野の知識、マネジメントスキル、コミュニケーションスキル |
関連資格 | プロジェクトマネージャ試験 |
プロジェクトマネージャーになるには | 仕事に就くためには、特別な資格や学歴は必要ない傾向にある。ただし、特定の分野での経験が求められるため、実績を重ねてからマネジメントの立場となる場合が多い。 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「プロジェクトマネージャ(IT) - 職業詳細」
プロジェクトマネージャーは仕事を進めるうえで、さまざまな人と会議をしたりディスカッションをしたりする必要があります。そのため、ENTPの「討論が得意」という強みを活かして、有意義な議論を交わせるでしょう。
3.広報
広報とは、会社の理念や活動内容などを多くの人に伝える仕事です。ENTPの柔軟な発想力は、広報活動のアイデアを出すうえで重要になるでしょう。
平均年収 | 4,934,000円 |
必要なスキル | 客観的な視点、分析力、柔軟さ、判断力、説得力、マスコミに関する基本的な知識 |
関連資格 | なし |
広報になるには | 学歴や資格は必要とされないことが多い。実務経験が重要視され、自社の経営方針や戦略、ビジョンなどの企業コンセプトをよく理解している人材が求められる。 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「広報・PR担当 - 職業詳細」
広報として働くには、豊富な情報と知識を持ちつつ、その場面に合うより良い表現方法を選択する柔軟さが必要となります。ENTPの持つ知的好奇心と柔軟性は、広報の仕事と相性が良いと考えられるでしょう。広報の仕事について、「広報の仕事内容とは?役割についても解説」のコラムでも紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
4.経営コンサルタント
経営コンサルタントは、企業に対して経営の戦略や業務改善、マーケティングなどをアドバイスする仕事です。
平均年収 | 9,476,000円 |
必要なスキル | さまざまな分野の情報収集力、論理的思考力、分析力、表現力 |
関連資格 | 公認会計士 税理士 中小企業診断士 経営士 |
経営コンサルタントになるには | 新卒の場合、経営学部や商学部などの大学や大学院を卒業して経営コンサルティング会社に就職するのが一般的。 財務や人事などの専門業務を経験したあと、経営コンサルタントに転身する人もいる。 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「経営コンサルタント - 職業詳細」
経営コンサルタントは課題を考え改善策を生み出していく仕事のため、顧客によって対応はさまざま。新しいことに挑戦するのが好きなENTPにとって、発想力を発揮できる経営コンサルタントの仕事は向いているといえます。
5.キャリアカウンセラー
キャリアカウンセラーは、ENTPに向いている仕事の一つです。キャリアカウンセラーとは、求職者の職業相談を専門に受けているカウンセラーのこと。就職や転職を考えている人に、適切な求人を紹介します。
平均年収 | 5,514,000円 |
必要なスキル | 労働についての情報や制度、能力開発の手法の知識、相手に寄り添える思いやり、適切なアドバイスができるスキル |
関連資格 | 1級キャリアコンサルティング技能士 2級キャリアコンサルティング技能士 キャリアコンサルタント |
キャリアカウンセラーになるには | キャリアカウンセラーになるには資格は必要ない。ただし、「キャリアコンサルタント」と名乗るには国家資格が必須。キャリアコンサルタントの試験を受けるには、実務経験3年以上か、養成講習を修了する必要がある。 そのほかの資格も、実務経験が必要な場合がある。入社後は先輩のもとでカウンセリングのノウハウを学び、経験を積んでから独り立ちする。 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント - 職業詳細」
キャリアカウンセラーは、求職者の仕事に対する悩みや希望などを聞き出すことが求められます。ENTPはコミュニケーション能力が強みのため、こうしたヒアリングにも真摯に取り組めるでしょう。キャリアカウンセラーの仕事を詳しく知りたい方は、「キャリアカウンセラーの仕事」のコラムを参考にしてみてください。
6.マーケター
マーケターは、消費者の関心や他社・業界の動き、広告の効果や販売戦略など、クライアントが必要としているさまざまな市場の情報を集め、分析し報告する仕事です。
平均年収 | 6,455,000円 |
必要なスキル | 文章力、プレゼンテーション力、探求心 |
関連資格 | 社会調査士 |
マーケターになるには | 資格は必要されないが、大卒の採用がほとんど。入職後に実務経験を通して仕事を覚えていく場合がある。統計や社会調査の手法、経済・流通について学んでいると仕事に役立つ。 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「マーケティング・リサーチャー - 職業詳細」
マーケターの仕事では、どのような戦略を立てたら自社の商品やサービスが売れるのかを考えることが求められるため、ENTPの論理的思考力が発揮できるでしょう。マーケターの仕事内容について、「マーケティングに向いている人とは?仕事内容や業務のやりがいも解説」のコラムでも紹介しています。ぜひご一読ください。
7.企画・調査担当
企画・調査担当は、新しい商品やサービスを開発する際に、企画をしたり市場の動向を調査したりする仕事です。好奇心旺盛な性格のENTPにとって、常に新しい情報を追い求める企画・調査担当の仕事はやりがいを感じられるでしょう。
平均年収 | 6,455,000円 |
必要なスキル | 論理的思考力、マーケティングの基本知識、パソコンスキル、洞察力 |
関連資格 | 特になし |
企画・調査担当として働くには | 資格や学歴は必要とされないが、大学や大学院卒業後に就職する人が多い傾向にある。最近ではMBA(経営学修士)などの資格を保有する人材もいる。 企画・調査担当として2年間程度の実務経験を経て、コンセプトの作案から商品化に向けての購買調査までを担当できるようになる |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「企画・調査担当 - 職業詳細」
企画・調査の仕事内容について詳しく知りたい方は、「企画職の仕事内容とは?やりがいや向いている人の特徴、必要なスキルを解説」をチェックしてみてください。
8.コピーライター
コピーライターは、ENTPに向いている仕事の一つだといえます。コピーライターとは、商品やサービスを魅力的に宣伝するための文章を考える仕事。依頼主と打ち合わせを重ね、商品やサービスの特徴を理解し、購買に繋がるようなキャッチフレーズを考えることが求められます。
平均年収 | 5,717,000円 |
必要なスキル | 文章力、最先端のトレンドを先取りするセンス、情報収集力、斬新で柔軟な発想力 |
関連資格 | 特になし |
コピーライターになるには | 学歴や資格は特に求められない。新卒として採用される場合は文章力やさまざまな分野の専門知識が求められる。コピーライター専門養成所から就職する場合もある。 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「コピーライター - 職業詳細」
「一人でできる仕事25選!在宅勤務OKなどタイプ別におすすめの職種を紹介」では、コピーライターの仕事について解説していますので、気になる方はぜひご一読ください。
9.弁護士
弁護士は、頭の回転が速く議論が得意なENTPに向いている仕事だといえます。弁護士は、法律の専門知識を活かして被告人の弁護を行ったり、依頼主の紛争を解決する仕事です。
平均年収 | 11,217,000円 |
必要なスキル | 法律の知識、論理的思考力、知識欲 |
関連資格 | 司法試験 |
弁護士になるには | 法科大学院に入学し3年もしくは2年間勉強し、司法試験に合格、司法修習生として研修を受けたうえで、日弁連の弁護士名簿に登録されると弁護士として活動できる。法科大学院に通えない人も、予備試験に合格できれば司法試験を受験することが可能。 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「弁護士 - 職業詳細」
弁護士は、案件ごとに適切な法律の知識を用いるため、常に学び続けなければいけません。そのため、知的好奇心が強いENTPには向いているといえるでしょう。
10.ソフトウェア開発
ソフトウェア開発の仕事は、既存の仕組みに捉われない柔軟性や独創性を発揮できるため、ENTPに向いているといえます。ソフトウェア開発は企画や設計を行い、利用するユーザーを想定した開発、プログラミングを行う仕事です。
平均年収 | 5,576,000円 |
必要なスキル | コミュニケーション能力、ITの知識、マーケティングスキル、学習意欲 |
関連資格 | 基本情報技術者試験 C言語プログラミング能力認定試験 |
ソフトウェア開発の仕事に就くには | 学歴や資格は必須ではないものの、ITに関するスキルは必要になる。実務を通して経験を積んでいき、一人前と認められるには4〜5年かかるとされている。 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「ソフトウェア開発(パッケージソフト) - 職業詳細」
ソフトウェア開発はユーザーの使い方や利便性に配慮する想像力や、どのような製品が求められるか考える発想力も求められます。ソフトウェア開発といったIT系の職種について詳しく知りたい方は、「Web系の仕事を10種類紹介!SIer企業との違いや必要なスキルも解説」をチェックしてみてください。
ENTPの仕事あるある
ENTPは意思が強い傾向にあるため、仕事において他者の意見が耳に入らない場合があります。新しい知識を身につけ、周囲と情報共有することを楽しみますが、自分の考えに夢中になるあまり視野が狭くなることもあるでしょう。
基本的には柔軟な性格なので、自分のアイデアに固執し過ぎず受け入れる意識をするのが大切だといえます。
ENTPに向いてる業界5選
ENTPに向いている業界は、「コンサルティング業界」「マーケティング業界」などが挙げられます。どのように向いているのか、詳しく見ていきましょう。
1.コンサルティング業界
コンサルティング業界は、ENTPの頭の回転の速さや知見の広さが活かせるため、向いているといえます。コンサルティング業界は仕事によってさまざまな専門知識が必要です。クライアントに合った課題の解決策を提示することが求められるため、ENTPの知的好奇心や説得力といった強みが発揮できるでしょう。
また、コンサルティング業界の仕事は激務になりやすく、フットワークの軽さも求められるようです。そのため、状況に合った行動を素早く取れるENTPは、実力を発揮しやすい傾向にあります。「コンサルタントの仕事内容とは?3つの分野における業務を紹介!」では、コンサルタント業界について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.マーケティング業界
マーケティング業界は、ENTPのコミュニケーション能力が活かせる仕事だといえます。マーケティング業界は、商品やサービスを顧客へ浸透させていくための販促を行う仕事。社内のさまざまな部署と話し合う機会が多いため、コミュニケーション能力は必須です。
また、業務においては「マーケティング施策の結果、軌道修正が必要かを判断する」といった、状況に合わせて臨機応変に対応するスキルも必要となります。フットワークの軽さや頭の回転の速さを強みとするENTPにとって、向いている業界だといえるでしょう。
3.IT業界
ENTPが向いている業界の一つに、IT業界が挙げられます。IT業界は常に新しいサービスが生まれており競争率の激しい業界のため、そのなかでも生き残れるような革新的なアイデアや発想力が求められるでしょう。
サービスを発売し運用するためには、多くの人に力を発揮してもらう必要があります。立場の違う人を納得させられるような説得力も求められるため、コミュニケーション能力が強みのENTPに向いている業界だといえるでしょう。
4.R&D業界
ENTPにはR&D業界が向いているといえます。R&Dとは「Research and Development」の頭文字を取った言葉で、日本語に訳すと「研究開発職」です。新しいサービスや商品の研究開発を行う業界となります。
ENTPの発想力は、開発を行うにあたって役立つスキルとなるでしょう。専門知識を身につけることで、R&B業界でより活躍しやすくなる傾向にあります。R&B業界について詳しく知りたい方は、「研究職の種類には何がある?文系・理系の就職先や向いている人の特徴も解説」を参考にしてみてください。
5.クリエイティブ業界
ENTPは常に新しい発想を生み出す能力があります。創造力が活かせたり、自由な発想が求められたりするクリエイティブ業界が向いているでしょう。革新的なアイデアを生み出すのが得意なENTPは、たとえばデザイナーやプロダクト開発のマネージャーなど、ゼロから何かを作り上げる仕事に携われる業界が向いていると考えられます。
「クリエイティブな仕事がしたい!おすすめの職種20選や向いている人を解説」では、クリエイティブ業界の具体的な職種を解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
ENTP(討論者)が向いてない仕事の3つの特徴
ENTPには、「一つの作業に集中する必要がある」「ルールが厳しい」といった特徴がある仕事は向かない傾向にあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.一つの作業に集中する必要がある仕事
ENTPは議論好きで、話の論争点が次から次へと変わる討論に興味が沸く傾向にあります。一方で、一つの作業に集中する必要がある仕事は向いていないでしょう。思考をさまざまな方面へ巡らせるのが好きなENTPは、一つのことだけに集中する仕事はストレスを感じると考えられます。
2.ルールが厳しい仕事
ENTPは、創造性や自由な発想が阻害されると、モチベーションが下がるためルールが厳しい仕事に向いていないでしょう。発想力があるENTPは次々と革新的な発想をするのが得意です。せっかく生み出したアイデアを活かせない場合、企業のやり方に対して不満を募らせることもあるでしょう。
行動力があるENTPも、会社のルールを変えることは容易ではありません。ルールが厳しい仕事は、避けるのが無難だといえます。
3.細心の注意がいる仕事
ENTPは長期的な目線で物事を捉えるのが得意な反面、細かい部分に注意が必要な仕事は向いていないでしょう。たとえば、経理の仕事は1円でも金額が合わないと、会社にとって損害が出てしまいます。ENTPが細心の注意がいる仕事をする場合は、ダブルチェックをしてもらうといった工夫が必要になるでしょう。
ENTP(討論者)の仕事の相性一覧
ここでは、ENTPの仕事の相性を一覧にまとめました。あくまで一例ですので、必ずしも図表どおりの相性とは限りません。参考までにご覧ください。
性格タイプ | 相性 | 相性の特徴 |
---|---|---|
INTJ(建築家) | ★★★★☆ | INTJは独創性があり戦略的な思考の持ち主。ENTPも独自性を持って自分の仕事を進めたいタイプなので、相性は良いといえます。 |
INTP(論理学者) | ★★★☆☆ | ENTPは外向的にアイデアを広げ、他者との議論を重視する一方、INTPは内向的に深く考察し、静かな環境で集中します。この違いを理解し、互いの強みを活かすことで、補完し合いながら効果的に仕事を進められるでしょう。 |
ENTJ(指揮官) | ★★★★★ | ENTJは強い野心と決断力を持つ性格タイプ。周囲をまとめて導く力があります。ENTPの思考力が発揮できるよう、指示してくれるため、相性が良いでしょう。 |
ENTP(討論者) | ★★★★★ | ENTP同士も相性が良いといえます。会議で論理的思考力を発揮し合い、議論の質を高められるでしょう。また、知的好奇心が強く業務を覚えるのが得意なため、仕事をスムーズに進められます。 |
INFJ(提唱者) | ★★☆☆☆ | INEJは理想主義的で、鋭い洞察力と共感力があるタイプ。INFJが理想を掲げるのに対し、ENTPは実現可能性を訴えてしばし対立することもあるでしょう。 ただし、この討論は企業にとって生産性が高まる場合もあります。 |
INFP(仲介者) | ★★☆☆☆ | INFPも理想主義で、倫理観と創造性がある性格。思考力がある2人なので、仕事に対しての考え方は同じです。外向的、内向的の違いはあれど、仕事の相性は良いでしょう |
ENFJ(主人公) | ★★★☆☆ | ENFJは共感力やニーズの引き出しが得意なタイプ。ENTPの理解者となってくれて、仕事がスムーズに進むでしょう。 |
ENFP(運動家) | ★★★★☆ | ENFPは感情が豊かで、人々と深く繋がろうとします。ENTPとは似た性格であり、それぞれが独創的なアイデアを出し合いながら切磋琢磨できるでしょう。役割分担をすることで、業務の効率を上げられる可能性もあります。 |
ISTJ(管理者) | ★☆☆☆☆ | ISTJは変化を嫌う性格。ENTPの革新的な考え方とは相性が合わない可能性があります。 ISTJは堅実な計画性があるため、ENTPの発想力と合わされば、良い相性を発揮できるでしょう。 |
ISFJ(擁護者) | ★☆☆☆☆ | ISFJは安定志向で感情豊か、献身的な性格です。ENTPとは性格が真反対であり、仕事の進め方で対立することもしばしば。ISFJがENTPを支えられる立場になることで、仕事でうまくいく可能性があります。 |
ESTJ(幹部) | ★★★☆☆ | ENTJは伝統を重んじる性格タイプ。対話好きな2人ですが、考え方の違いが軋轢を生む可能性もあるでしょう。一方で、自分にない考えを持っているESTJを尊敬できると、仕事でもスムーズにコミュニケーションを取れて生産性が上がることも考えられます。 |
ESFJ(領事) | ★★★☆☆ | ESFJは社交的で伝統を重んじ、組織やルールを重視する性格。思いやりがあるため、ESFJの良き理解者となるでしょう。また、サポート役にもなってくれる傾向にあります。 |
ISTP(巨匠) | ★★☆☆☆ | ISTPは冒険心旺盛で論理的な思考の持ち主。仕事に黙々と取り組むタイプですが、コミュニケーションが苦手な一面もあります。ENTPは基本的に会話しながら仕事を進めたい性格のため、相性が良くない傾向にあるでしょう。 行動派な部分は合うので、役割分担することで仕事を円滑に進められると考えられます。 |
ISFP(冒険家) | ★★★☆☆ | ISFPは感性豊かで柔軟な思考の性格タイプです。内向的なため、外向的なENTPとは仕事の進め方が異なるでしょう。一方で、高い理想を持ちお互いに刺激し合う関係を築ける傾向にあります。 |
ESFP(エンターテイナー) | ★★☆☆☆ | ESFPは社交的で活気みなぎるタイプ。ENTPとコミュニケーションをしっかり取れますが、ESFPは「楽しく働きたい」気持ちが強いため、仕事に対するマインドが異なります。 ですが、現実的で実行派な一面もあり、ENTPと協力関係を築ければ仕事で成果を上げられるでしょう。 |
ESTP(起業家) | ★★★★★ | ESTPは知的で行動力がある起業家タイプ。ENTPと性格や強みが似ているため、仕事において非常に良い相性です。 ESTPはリスクを恐れず挑戦できる性格のため、ENTPが思い付かないような発想をすることもあるでしょう。 |
ENTPは仕事ができない?
ENTPは独特な思考回路と高いコミュニケーション能力を武器に、仕事で優れた成果を上げる可能性がある一方、ルーティンワークが苦手な部分があります。ENTPの弱みは、ルーティンワークが苦手で飽きっぽい部分です。ルールに縛られるのが苦手な性格なので、細かい業務や規則正しい作業を行う際には途中で投げ出すことも。こういった一面があるため、「仕事ができない」とみられる原因になるようです。
ENTP(討論者)の仕事のスタイル
ENTPによくみられる仕事のスタイルを、「上司」「同僚」「部下」のそれぞれの立場に合わせて紹介します。ここで挙げるのは一例ですので、あくまで参考にご覧ください。
ENTPが上司の場合
ENTPが上司の場合、創造的で革新的な挑戦を重視します。計画通りに物事を進めるのではなく、新たな挑戦やアイデアの探求を楽しむため、柔軟で自由な職場環境を大切にするでしょう。部下に自由を与え、さまざまな方法を試すことを促しますが、意見の対立や混乱が生じることもあります。
また、ENTPは客観的な評価力に優れており、効率的な方法を見極めることに長けているようです。周囲の反応に左右されませんが、その分、個々の感情には疎いことも。そして、既存の目標や責任よりも新たなプロジェクトに興味を持ちがちで、チームメンバーが進行中の業務に集中できるようサポートする点が課題となるでしょう。
ENTPが同僚の場合
ENTPが同僚の場合、議論やブレインストーミングを好み、創造的なアイデアを生み出す一方で、現実的なタスクを重視する同僚にはもどかしい気持ちを抱かれることがあります。たとえば、会議中に賛成された計画に、あとから反対するENTPの姿勢を好ましく思わない同僚もいるでしょう。また、討論者は客観的かつ正直なフィードバックを重視するため、無神経だと受け取られることもあります。
討論者は新しい視点を提供し、革新的な解決策を考案しますが、その過剰な分析や議論が「仕事の進行を遅らせる」と感じる人もいるでしょう。
しかし、ENTPの直感的に新しいアイデアを試す姿勢は、一緒に働く人にとって刺激的でインスピレーションを与えられます。社交的でユーモアのセンスもあり、周囲を和やかにするので、チーム作りの面において頼られる存在になるでしょう。
ENTPが部下の場合
ENTPが部下の場合、自由な発想と独自のアイデアを大切にします。ルールやガイドラインに縛られることを嫌い、しばしば上司の指示に異議を唱えることも。しかし、鋭い知性と旺盛な好奇心を活かして新しい方法を積極的に取り入れ、ほかの人にもその変化を促すことが得意です。また、論理的で業績に関する批判は素直に受け入れ、改善を試みます。単純で反復的な作業や変化の少ない業務には不満を感じるため、挑戦的な課題を求めるようです。
もし上司が要望を理解し、刺激的な仕事を与えれば、ENTPはより良いパフォーマンスを発揮するでしょう。
向いてる仕事の見つけ方
ENTPは多くのアイデアを持ちがちですが、仕事探しでは自分に合った「軸」を見つけることが重要です。自己分析を通じて、譲れない条件を明確にし、効率的に自分に合った仕事を見つけましょう。ENTPに向いてる仕事の見つけ方は、具体的に以下のとおりです。
- ・自己分析を行う
・業界の動向分析を行う
・仕事の見本となる人を見つける
ENTPタイプは変化を好むため、変化に富んだ業界での仕事が向いています。業界動向やトレンドを常にチェックし、適切な仕事環境を見つけましょう。また、キャリアに迷う場合は、ロールモデルとなる人を見つけて話を聞くことが有効です。目標とする人の経験をもとにて、自分に合う仕事を探したり、転職の必要性を判断したりするのがおすすめでしょう。
性格タイプで仕事を選ぶときの注意点
ENTP(討論者)の強みや向いている仕事・業界についてご紹介しましたが、MBTIや16Personalitiesといった性格診断テストを活用して仕事を探すときは、いくつかの注意点があります。
診断結果はタイミングや経験で変化し、ほかの診断テストと必ずしも一致するとは限りません。また、ENTPの「討論が得意」「ルールに従うことが苦手」といった特徴はすべての人に当てはまるわけではないため、結果と自身の性格に違和感があれば別の方法で適職を探す必要があります。
あくまで自己理解のツールとして活用し、複数の情報と併せて視野を広げて仕事探しを行うようにしましょう。
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※このコラムは16Personalities(16タイプ診断)の解説であり、MBTI®とは無関係・別物です。 MBTI診断は、資格を持つ専門家から行われる必要があります。このコラムの内容は、16タイプ診断に基づく一般的な情報の一例としてご覧ください。
※「MBTI®」は一般社団法人日本MBTI協会に商標登録されています。
ENTP(討論者)に関するよくある質問
「ENTPはモテる」といわれる理由は?
「ENTPはモテる」といわれる理由は、知性に溢れ冗談のセンスがあり、周囲を楽しませられるからです。
職場では、リーダーシップを発揮しつつ周囲を引っ張っていける頼もしさもあるでしょう。こういったENTPの強みが、人を惹きつける要因となっているのです。 ENTPの性格について、「ENTP(討論者)の性格は?相性や向いてる仕事を解説!」のコラムでも解説しています。ぜひご一読ください。
ENTP-TとENTP-Aの違いは?
ENTP-TとENTP-Aの違いは、ポジティブかどうかに関係しています。 ENTP-Aは物事をネガティブに捉えがちですが、慎重さがあるのが特徴です。一方、ENTP-Tはポジティブで前向きに物事を捉え、嫌なことがあっても引きずらず、自己肯定感が高い傾向にあります。 「どちらが優れている」という視点ではなく、自分の性格を理解するための参考として捉えるのがおすすめです。
ENTPに向かない職業は?
ENTPに向かない職業は、「一つの作業に集中する必要がある」「ルールが厳しい」「細心の注意がいる」仕事です。 「ENTP(討論者)が向いてない仕事の3つの特徴」でも解説したように、ENTPは次々とアイデアを生み出すことが得意な反面、規則に縛られると不満を感じることがあります。また、細かい注意が求められる仕事や集中が求められる仕事も苦手で、ミスが起きやすいでしょう。 「ENTPに向いてる業界5選」で紹介したような、ENTPの強みを発揮できる職業を選ぶのがおすすめです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。