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大卒フリーター3年目はやばい?就職しないリスクや就活成功のコツを紹介
公開日

この記事のまとめ
- 大卒から3年目以降もフリーターを続けると正社員就職が難しくなりやすい
- 25歳のフリーターは就職時に実務経験を求められる場合がある
- 大卒フリーター3年目の方は、新卒枠で応募が認められる可能性がある
- 大卒フリーター3年目なら、早めに就職活動を始めるのがおすすめ
- 就職支援サービスを利用して、大卒フリーター3年目から正社員を目指そう
「大卒フリーター3年目で正社員になれる?」「25歳でフリーターってどれくらいやばいの?」と不安な方もいるでしょう。フリーターを続けると就職が難しくなったり、社会的信用を得られなくなったりする恐れがあります。
しかし、卒業後3年以内は新卒枠で正社員に採用してもらえる可能性があるので、「やばい」とは限りません。このコラムでは、大卒フリーター3年目の実状や就職活動のコツを解説するので、ぜひご一読ください。
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大卒フリーター3年目はやばい?
大卒フリーター3年目の状況は、一概には「やばい」とはいえません。しかし、大卒から3年目以降もフリーターを続けていると、正社員就職のハードルが上がる恐れがあります。
ここでは、大卒フリーター3年目の実状をまとめました。「やばい?」と不安を抱いている方は、ぜひご確認ください。
卒業後3年以内は新卒の扱いを受けられる場合がある
大卒フリーター3年目の方は、大学新卒枠で選考を受けられる場合があります。なぜなら、厚生労働省が若者の雇用機会を確保するため、既卒者の採用について以下のような指針を示しているためです。
- ・卒業後少なくとも3年間は、新卒枠で応募できるように努めること
- ・新卒枠になるべく上限年齢を設けないように努めること
厚生労働省の「労働経済動向調査(令和6年8月)の概況(p.14)」によると、2023年度に新卒枠で正社員を募集した会社のうち、既卒者が応募できたのは72%。その内、採用に至ったのは40%でした。
大卒フリーター3年目の場合、新卒枠で応募できる会社があるうえ、採用してもらえる可能性もあるので、一概に「やばい」とはいえないでしょう。
参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(令和6年8月)の概況
フリーター期間が延びると正社員就職の難易度が上がる
大卒フリーターを3年目以降も続けると、正社員就職の難易度が上がる恐れがあります。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No.213 2022 大都市の若者の就業行動と意識の変容-『第5回 若者のワークスタイル調査』から-」に、フリーター継続期間と正社員になれた方の割合が掲載されていました。
男性 | 女性 | 男女計 | |
---|---|---|---|
1年以内 | 74.7% | 64.6% | 68.8% |
1~2年 | 64.2% | 58.8% | 61.2% |
2~3年 | 68.9% | 47.5% | 56.6% |
3~4年 | 69.0% | 55.8% | 61.1% |
4~5年 | 51.4% | 28.8% | 37.9% |
5年以上 | 44.3% | 24.5% | 32.3% |
参照:独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No.213 2022 大都市の若者の就業行動と意識の変容-『第5回 若者のワークスタイル調査』から-(p.128)」
フリーター歴3~4年目以降は、期間が延びるほど正社員になれた方の割合が低下しているようです。男女計のデータを見ると、フリーター歴4~5年で正社員になれた方の割合が半数を切っていることも分かります。
このことから、フリーター歴3年目の場合、徐々に正社員就職が難しくなるといえるでしょう。フリーター期間と正社員就職の関係を詳しく確認したい方は、「フリーターの期間が長いと正社員への就職は難しい?」のコラムもご一読ください。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
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25歳以降もフリーターを続ける目的を考えてみよう
大卒からフリーター3年目以降も現在の雇用形態で働き続けようと思っている方は、フリーターとして働く目的を考えてみましょう。たとえば、「家族の介護のため」という場合、時短勤務のような制度がある会社を選ぶと正社員として働ける可能性があります。「25歳でフリーターはやばい?」と心配な方は、「今後もフリーターでいたいのか」「正社員として働く方法はないのか」を考えてみるのがおすすめです。
3年目以降も大卒フリーターを続けるリスク
大卒から3年目以降もフリーターを続けた場合、収入や雇用の安定性などにリスクがあります。大卒フリーターを3年目以降も継続しようか考えている場合は、将来的に後悔しないようにリスクを理解しておきましょう。
ここで大卒フリーターを3年目以降も続けるリスクを解説するので、働き方について考える際の参考にしてみてください。
生涯賃金が上がりにくい
大卒フリーターを3年目以降も続けた場合、正社員として働く方と比べて生涯賃金が下がる恐れがあります。独立行政法人 労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計 労働統計加工指標集 2024」をもとに、大学卒業後から60歳まで働いた場合の生涯賃金(退職金を含めない)を表にまとめました。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
正社員 | 2億5,150万円 | 2億190万円 |
非正社員 | 1億4,750万円 | 1億2,050万円 |
参照:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計 労働統計加工指標集 2024(p.312)表21-1 生涯賃金注(定年まで、退職金を含めない)」「ユースフル労働統計 労働統計加工指標集 2024(p.319)表21-4生涯賃金 (非正社員定年まで注、退職金を含めない、2023 年) 生涯賃金 (非正社員定年まで注、退職金を含めない、2023 年)」
データによると大学卒業後から60歳の定年まで非正社員として働いた場合、正社員と比べて男性で1億円以上、女性で8,000万円以上生涯賃金が下がってしまいます。正社員と収入差が出るのは、大卒3年目以降もフリーターを続けるリスクの一つといえるでしょう。
正社員とフリーターは、平均月収にも差があります。雇用形態による賃金格差は、「フリーターと正社員の生涯賃金格差は約1億円!現状を変えるべき理由とは」のコラムで解説しているので、ぜひご覧ください。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
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雇用が安定しにくい
雇用が安定しにくいことも、大卒フリーターを3年目以降も続けるリスクの一つです。基本的に正社員は無期契約ですが、アルバイトやパートは有期契約の場合があります。有期契約の場合、契約期間終了時に双方で合意に至らなければ、同じ職場で働き続けられません。
フリーターを継続すると、将来的に雇用に不安を感じる可能性が考えられるでしょう。
休むと収入が減る恐れがある
フリーターは基本的に時給制で働いているため、休むと収入が減るのもリスクといえます。勤務先で社会保険に加入していなければ、病気や怪我で仕事を休んだときに傷病手当を受け取れません。フリーターを続けると、万が一のときに収入が減って経済的に困る恐れがある点には注意が必要です。
社会的に信用を得るのが難しい
フリーターは、社会的に信用を得るのが難しい傾向にあります。先述のとおり、正社員と比べて収入が低かったり雇用が安定していなかったりするためです。社会的に信用が低いと、以下のような事態に陥る可能性があります。
- ・クレジットカードの審査に通りにくい
- ・車や家を買うときにローンを組むのが難しい
- ・賃貸物件の入居が認められない場合がある
25歳以降もフリーターを続けると、マイカーの購入や引っ越しなどの行動が制限されてしまうことも。リスクを確認したうえで、大卒フリーターを3年目以降も続けるか検討してみましょう。
大卒フリーターから正社員になると、「収入や雇用が安定する」「ライフプランを立てやすい」などのメリットがあります。就職すべきか迷っている方は、「25歳でフリーターを続けるのはあり?就職すべき理由とおすすめの職種!」のコラムで正社員になるメリットをご確認ください。
大卒フリーターを3年目以降も続けるメリットは?
大卒フリーターを3年目以降も続ける場合、次のようなメリットがあります。
- ・自由な時間を確保しやすい
・自分に合った働き方を選びやすい
・多様な仕事に挑戦して経験を積める
また、短期のアルバイトをしたり仕事を掛け持ちしたりして、複数の業界や職種で経験を積めるのも大卒フリーターを続けるメリットでしょう。業界や職種の異なるアルバイトに挑戦すると、自分に合う仕事を見つけられる可能性もあります。
フリーターのメリットは、「フリーターのメリットとは?デメリットや正社員を目指す方法もご紹介」のコラムで解説しているので、正社員を目指すか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。25歳フリーターの就職活動ってどのくらいやばいの?
大卒フリーター3年目の場合、年齢は25歳前後でしょう。25歳フリーターの方は、就職活動で企業側から実務経験を求められたり、ネガティブな印象をもたれたりすることがあります。そのため、正社員経験がない方は「やばい」と感じることもあるでしょう。
しかし、25歳のフリーターの方は、アルバイト経験やポテンシャルをアピールすると正社員として採用してもらえる可能性もあります。ここでは、25歳フリーターの就職活動について解説するので、「25歳でフリーターってどれくらいやばいの?」と気になる方はご覧ください。
実務経験を求められやすい
25歳フリーターの方の就職活動では、企業側に実務経験を求められる場合があります。正社員として働いた経験がない場合、基本的なビジネススキルが身についている同年代の方と比べて選考で不利になる恐れがあるでしょう。
ただし、アルバイトで経験のある業種や職種で正社員を目指す場合は、フリーターの経歴が有利になる可能性も。また、企業によっては経験よりポテンシャルや仕事に対する熱意を重視している場合もあるようです。そのため、選考の際はアルバイトで努力したことや仕事へのやる気をアピールしてみましょう。
企業側にネガティブな印象をもたれることがある
25歳フリーターの方が就職活動を行うときは、企業側にネガティブなイメージをもたれる恐れがあります。たとえば、複数のアルバイトを経験している場合、「採用してもすぐに辞めて転職するのでは」と思われてしまう可能性も考えられるでしょう。
大卒フリーターが正社員を目指す場合は、書類選考や面接で採用担当者がもつネガティブなイメージを払拭することが大切です。後述の「大卒フリーター3年目で就職を目指す場合の面接対策」や「大卒フリーター3年目で就職を目指す場合の書類選考対策」を参考に、選考対策をしてみてください。
大卒フリーター3年目で正社員就職を成功させるコツ
大卒フリーター3年目で正社員を目指す際は、「本当に就職できる?」と不安になる方もいるでしょう。正社員になるには、就職活動のコツを知っておくことが大切です。
ここでは、大卒フリーター3年目で就職を成功させるコツを紹介するので、正社員になりたい方は参考にしてみてください。
大卒フリーター3年目で正社員就職を成功させるコツ
- 早めに就職活動を始める
- いつまでに内定を獲得するか目標を決める
- 自己分析を徹底する
- 人材不足の業種に注目する
- 未経験から挑戦しやすい職種を検討する
- なるべくアルバイトをしながら就職活動を進める
早めに就職活動を始める
大卒3年目で正社員を目指すなら、早めに行動を起こすのがおすすめです。先述したように、フリーター歴が長くなるほど、正社員就職は難しくなります。年齢が上がるにつれて経験が求められる傾向もあるので、なるべく早いうちに就職活動を始めるのが大切です。
企業が若い人材を求める理由
企業が20代の若い人材を求める理由の一つに、将来の幹部候補を確保したいことが挙げられます。企業の中核を担う人材を育てるためには時間が必要です。ジョブローテーションで時間を掛けて幹部として必要なスキルを身につけさせるため、企業は若い人材を採用する傾向にあります。
また、社会人経験が浅いほうが職場の風土に馴染みやすいと考えられているのも企業が若い人材を求める理由です。職場の風土や仕事のやり方を積極的に吸収して成長する若手は、企業にとって魅力的な存在といえるでしょう。
いつまでに内定を獲得するか目標を決める
正社員を目指して就職活動を始める場合は、いつまでに内定が欲しいか考えておきましょう。「△ヶ月以内に就職する」「△月から正社員として働き始める」など具体的な目標を立てるのが就職活動成功のポイントです。
目標が決まったら、逆算して就職活動のスケジュールを決めます。余裕をもって筆記試験の準備や面接対策を進めましょう。
自己分析を徹底する
就職活動では、自分自身と向き合い、徹底的に自己分析を行いましょう。具体的には、以下のことについて考えてみてください。
- ・正社員になりたい理由
- ・得意なことと苦手なこと
- ・理想の働き方
- ・将来のプラン
自己分析を行うことで、強みや仕事に対する価値観が明確になります。求人選びの基準を設定しやすくなったり、自己PRにつながったりとさまざまなメリットがあるでしょう。
人材不足の業種に注目する
就職活動の際は、人手不足の業種に注目してみましょう。一般的には、以下の業種は人材不足の傾向にあるといわれています。
- ・建設業
- ・運輸業
- ・情報通信業
- ・医療福祉事業
人手不足の業種は、求職者数に対して求人数が多い傾向にあるため、経歴に自信がない方も正社員就職に挑戦しやすいといえます。
人材が求められている業界については、「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」のコラムで解説しているのでご一読ください。
未経験から挑戦しやすい職種を検討する
正社員経験のない大卒フリーターの方は、未経験から挑戦しやすい職種を検討してみましょう。「未経験歓迎」「経歴不問」などと書かれている仕事は、入社時にスキルを求められにくいようです。たとえば、以下の職種は未経験から挑戦しやすいといわれています。
- ・営業職
- ・事務職
- ・販売職
- ・工場作業員
未経験歓迎の仕事は、研修制度が整っていたり、働きながらスキルを身につけられたりする傾向にあります。大卒フリーターから正社員として就職し、経験を積んでいくと成果を出せる可能性があるでしょう。
なるべくアルバイトをしながら就職活動を進める
フリーターの方は、なるべくアルバイトをしながら就職活動を進めるのがおすすめです。アルバイトを辞めると安定的に収入を得られません。なかなか就職先が決まらなかった場合、生活費の確保が難しくなるので、できるだけアルバイトと就職活動を両立しましょう。
ただし、就職活動中は選考や説明会とスケジュールが重なり、アルバイトのシフトに入れないこともあります。周りに迷惑を掛けないためにも、事前にアルバイト先に相談しておくことが大切です。
就職活動するときは、時間の融通が利きやすいアルバイトを選ぶのもおすすめ。「就活しながらバイトするのは無理?上手に両立させる方法を解説!」のコラムでは、就職活動しながら続けやすいアルバイトをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
就職活動に必要なものは?
就職活動にはリクルートスーツや靴、ビジネスバッグなどが必要です。面接官に好印象を与えられるように、ビジネスシーンにふさわしいアイテムを用意しておきましょう。大学の卒業証明書や成績証明書の提出が求められることもあるので、あらかじめ選考に必要なものを確認しておいてください。大卒フリーター3年目で就職を目指す場合の面接対策
大卒フリーターの面接では、「なぜフリーターになったのか」や「正社員になりたい理由」などの質問が定番です。面接当日に焦らないよう事前に受け答えの内容を考えておきましょう。
ここでは、大卒フリーター3年目で就職を目指す場合の面接対策の方法を解説します。面接に不安がある方は、ぜひご一読ください。
フリーターになった理由を前向きに整理する
大卒フリーター3年目で就職を目指す場合、正社員として就職しなった理由を前向きに整理してみましょう。面接でなぜフリーターをしていたか聞かれたときに、「なんとなく」「会社に縛られたくなかった」などの理由を話すと採用担当者にネガティブな印象を与えてしまいます。
会社側にポジティブな印象をもってもらうためにも、前向きな姿勢をアピールできる回答を考えておくことが大切です。たとえば、やりたいことが見つからずにフリーターになった場合は「適性を見つけるため、飲食のホールスタッフや事務などさまざまな仕事に挑戦しました」と言い換えてみましょう。
就職活動に失敗してフリーターになった方は、「失敗をバネにスキルを磨いた」といったアピールをするのもおすすめです。
正社員になりたい理由を考える
大卒フリーター3年目で就職を目指す場合は、正社員になりたい理由を考えることも大切です。面接では、正社員を希望する理由を聞かれることがあります。なぜ正社員になりたいかを考え、就業意欲をアピールできる回答を用意しましょう。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025」によると、フリーターの方が正社員になりたい理由は表のとおりでした。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025(p.42)」
正社員になりたい理由として、75.8%の方が「今より多くの収入を得たいため」と答えていました。しかし、選考の場で志望動機に収入を第一に挙げると、採用担当者に「お金が目的で仕事に興味がない?」「安定して給与を得られるようになったあとも仕事のモチベーションを保てる?」と思われてしまうことも。また、「給与が高い企業があると短期離職するのでは」と懸念される恐れもあります。
そのため、収入を増やしたい場合も「給料が多いから正社員になりたい」という待遇面の回答はなるべく控えましょう。「責任のある仕事に挑戦したい」といった熱意が伝わる回答を心掛けることをおすすめします。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
柔軟性や忍耐力をアピールする
大卒フリーター3年目の方は、就職活動で柔軟性や忍耐力をアピールすると採用担当者に好印象を与えられる可能性があります。なぜなら、会社は正社員経験がない応募者の将来性を見ているためです。
会社の風土に馴染める柔軟性をもっていたり、長年仕事を続けられる忍耐力があったりすることをアピールすれば、採用担当者に好印象を与えられる可能性があります。
就職活動の面接では、受け答えの内容だけでなく身だしなみもチェックされるようです。「フリーターの正社員面接でよくある質問は?ふさわしい服装についても解説」のコラムを参考に、服装や髪型を整えてみましょう。
大卒フリーター3年目で就職を目指す場合の書類選考対策
就職活動では、履歴書や職務経歴書の提出を求められるのが一般的。志望企業から内定をもらうには、魅力的な書類を作成する必要があります。
ここで、履歴書や職務経歴書を書くときのマナーや志望理由の書き方を確認して、選考突破につながる応募書類を作成しましょう。
履歴書や職務経歴書を準備する
大卒フリーターから正社員を目指して就職活動を行うときは、履歴書や職務経歴書を準備しましょう。以下のマナーを押さえて、自己PRにつながる書類を作成してみてください。
- ・読みやすく丁寧な字で書く
- ・誤字脱字に注意する
- ・間違ったら新しい用紙に書き直す
- ・経歴を詐称しない
正社員経験がない方は、応募書類の職歴欄にアルバイト経験を書きましょう。ただし、学生時代のアルバイト経験は職歴に含まれないと考えられているので、自己PR欄に書くのがおすすめです。
フリーターの職務経歴書の書き方
大卒フリーター3年目で正社員経験がない場合、職務経歴書にはアルバイトの経験を書いても問題ありません。アルバイト経験が多い場合は、応募先に関連した業種や職種の経歴を中心に書きましょう。具体的なエピソードや数字を盛り込み、実績をアピールしてみてください。
大卒フリーターの方が職務経歴書を作るときは、「強みをアピールできるフォーマットを選ぶ」「空白を作らない」なども意識してみましょう。
職務経歴書の書き方は、「フリーターに職務経歴書は必要?書き方のコツや項目ごとの例文をご紹介」のコラムでご確認ください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
アルバイト経験をもとに志望動機を作成する
大卒フリーターの方が志望動機を作成する際は、アルバイト経験を盛り込んでみましょう。アルバイトで得たスキルや経験を、応募先の仕事でどのように活かせるか考えてみてください。「入社後、どのように貢献できるか」を伝えると、採用担当者に働く姿をイメージしてもらいやすいでしょう。
大卒フリーター3年目の就職活動で利用できる支援サービス
大卒フリーターから正社員を目指して就職活動をすると、求人の選び方や選考対策に悩むことがあるでしょう。就職活動について困ったら、支援サービスを利用してみるのがおすすめです。
ここでは、大卒フリーター3年目の方が利用できる就職支援サービスをまとめました。自分一人で就職活動を進めることに不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
ハローワーク
ハローワークは国が運営する就職支援機関です。ハローワークでは、以下のような支援を受けられます。
- ・就職活動の相談
- ・キャリアコンサルティング
- ・求人紹介
- ・就職活動に関わるセミナー
- ・職業訓練の受講案内
ハローワークは、全国各地に設置されており、地域に密着した就職支援を実施しているのが特徴です。地元で正社員就職を目指す大卒フリーターの方も仕事を探しやすいといえるでしょう。
また、大卒フリーター3年目で正社員を目指す方は、わかものハローワークも利用できます。わかものハローワークは、正社員を目指すおおむね35歳未満のフリーターを対象とした就職支援サービスです。担当制の個別支援や正社員雇用に向けた就職プランの作成など、就職活動に役立つサービスを受けられます。
ジョブカフェ
ジョブカフェは、都道府県が設置している就職支援機関です。正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」で、就職相談や職業紹介などの就職支援を一ヶ所で行っています。カフェに行くような感覚で気軽に利用できるのが特徴です。
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーションは、厚生労働省に委託を受けた団体が運営する就職支援サービスです。働くことに悩みがある15~49歳の方を対象に、お悩み相談から就職後の定着支援まで幅広いサポートを実施しています。
ジョブトレ(就業体験)やビジネスマナー講座も実施されているので、正社員として働くことが不安な大卒フリーターの方に適しているといえるでしょう。
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントは、人材を求める会社と求職者のマッチングをサポートする民間のサービスです。一般的に、就職活動や転職活動のノウハウを知るキャリアアドバイザーが、求職者の希望に合った求人を紹介したり、就職・転職活動をサポートしたりします。
エージェントごとに取り扱う求人の種類やターゲットが異なるので、フリーター向けのサービスを選ぶのが望ましいでしょう。
「フリーターは就職支援機関を活用しよう!おすすめのサービスを紹介」のコラムでは、大卒フリーターの方が利用できる就職支援サービスを詳しく解説しています。利用時に心掛けたいことも解説しているので、ぜひご覧ください。
大卒フリーターから就職を成功させた人の体験談
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フリーター3年目の就職に関するよくあるお悩み
ここでは、フリーター3年目での就職に関するお悩みにQ&A形式で回答します。「大卒フリーターを続けるべき?」「フリーターから就職できる?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
高卒フリーター3年目はやばい?
「やばい」とは限りません。
高卒3年目でフリーターをしている20代前半の方は、就職活動でポテンシャルや若さを評価してもらえる可能性があります。年齢が上がるほど実務経験やスキルが求められる傾向にあるため、なるべく早めに就職活動を始めましょう。
高卒フリーターの方が正社員になるためには、採用担当者にアルバイト経験やバイタリティをアピールするのが大切です。正社員になる方法は、「高卒フリーターから就職できる?不利といわれる理由や正社員になる方法を解説」のコラムで詳しくご確認ください。
何年フリーターを続けようか迷っています
早い段階で正社員を目指すのがおすすめです。大卒の場合は、3年以内を目安に就職活動を始めましょう。
大学卒業後、3年以内は新卒枠で応募できることがあります。フリーター期間が長いほど就職のハードルが上がる傾向にあるので、正社員を目指す場合は早めの行動が肝心です。
「フリーターはいつまで許される?就職が早いほど良い理由も紹介」のコラムでは、フリーターのメリットやデメリット、正社員就職の方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
無職期間が3年あっても就職できますか?
就職できる可能性はあります。
しかし、半年以上無職の期間があると採用担当者にネガティブな印象をもたれる恐れも。経験不問の求人に応募したり、面接対策をしたりすることが大切です。
「ニート歴3年で就職できる!必要な準備や正社員を目指すポイントを解説」のコラムも参考に、正社員就職に向けて行動してみましょう。
24歳フリーターから就職を成功させるポイントを教えてください
自己分析や企業研究をしたり、面接でフリーターになった理由を答えられるように準備したりすることがポイントです。
24歳の方は会社側にポテンシャルを見てもらいやすいため、若さや熱意をアピールしてみましょう。24歳のフリーターの方が正社員になるための方法は、「24歳フリーターの正社員就職は厳しい?就活のポイントと心構え」のコラムでご確認ください。
ハタラクティブは、フリーターの方を対象にした就職・転職エージェントです。就職活動に不安がある方は、ぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。