- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- ベンチャー企業とは?メリット・デメリットや向いている人の特徴を解説!
ベンチャー企業とは?メリット・デメリットや向いている人の特徴を解説!
更新日
この記事のまとめ
- ベンチャー企業とは、独自のアイデアで新たなビジネスを展開する企業を指す
- ベンチャー企業で働くメリットは、勤続年数や年齢に関係なく評価してもらえること
- 大企業と比べて経営者の近くで働けることもベンチャー企業のメリット
- ベンチャー企業には、教育体制が不十分な企業もあるので気をつける必要がある
- ベンチャー企業に向いている特徴は「挑戦意欲がある」「自己管理能力が高い」など
ベンチャー企業で働くメリットを知りたい方はいるでしょう。ベンチャー企業で働くメリットは、自分の裁量で物事を判断したり行動したりできる点です。反対に、経営状態の不安定さや仕事量の多さなどがベンチャー企業のデメリットといえます。このコラムでは、ベンチャー企業へ就職・転職するメリット・デメリットに加えて、向いている特徴も紹介しているので、ぜひ応募先企業を選ぶ際の参考にしてください。
ベンチャー企業とは?
ベンチャー企業とは、独自のアイデアや技術で新たなビジネスを展開する企業を指します。ベンチャー企業の明確な定義や基準は設けられていませんが、設立から数年の小・中規模の企業が多いのが特徴です。
ベンチャー企業については、「ベンチャー企業へ転職したい!向いている人や伸びる会社の見極め方を紹介」のコラムでも詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
ベンチャー企業と中小企業の違い
「中小企業」は上記で紹介したベンチャー企業の意味とは異なり、会社の規模を指す言葉です。実際にベンチャー企業の多くが小・中規模ではありますが、なかには大規模のベンチャー企業も存在します。また、ベンチャー企業には明確な定義がないのに対し、中小企業は「中小企業基本法」によって資本金や従業員数などの定義が決まっていることも相違点の一つです。
ベンチャー企業とスタートアップ企業の違い
独自の技術やアイデアを取り入れて新しいビジネスモデルを展開する点はベンチャー企業と共通していますが、スタートアップ企業はおよそ2~3年の短期間で目標達成を目指していることが多いようです。中長期的なビジネス展開をするベンチャー企業に対して、スタートアップ企業は目標達成におけるスピード感を重視している傾向があります。
社内ベンチャーの意味
社内ベンチャーは、大企業や中小企業内で新たなビジネス展開を行う部署や組織のことを指し、社内起業とも呼ばれています。社員は企業に所属していながら新しい事業にチャレンジでき、会社は利益の拡大や意識改革などにつながり、双方にメリットがある制度です。
昨今は社内ベンチャーを積極的に採用している企業が増加傾向にあります。「起業に興味があるけれど、資金やノウハウのことを考えると不安」という方は、社内ベンチャーを行っている起業を探してみるのも良いでしょう。
ベンチャーキャピタルの意味
ベンチャーキャピタルとは、将来性がある成長段階のベンチャー企業やスタートアップ企業に出資する組織を指します。ベンチャー企業にとっては、重要なビジネスパートナーとなる立ち位置です。
銀行や保険会社などの金融機関や、国や地方公共団体などの政府系の組織などが該当します。
ベンチャー企業には成長ステージがある
ベンチャー企業には、起業前の「シード」、起業後の「アーリー」、事業がユーザーに認知された「エクスパンション(ミドル)」、経営が安定した「レイター」の4つの成長ステージがあります。ベンチャー企業への就職・転職を考えている方は、成長ステージについて知っておくと、理解を深めた状態で求人を探せるでしょう。
ベンチャー企業で働く7つのメリット
ベンチャー企業で働くメリットには、「成長できる環境がある」「経営者との距離が近い」などが挙げられます。ここでは、ベンチャー企業で働く7つのメリットを紹介するので、ベンチャー企業へ就職・転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
1.成長できる環境がある
ベンチャー企業は、大企業や中小企業よりも成長できる環境に身を置きやすいのがメリットです。所属する業界全体のなかで見ると会社自体が成長途中のため、入社後は自分で試行錯誤しながら働く力が必要になるでしょう。経験を重ねるなかで問題に対する対応力や解決力、マルチタスク能力などが身につきやすく、社会人として成長できます。
2.自分の裁量で仕事ができる
個人に任される範囲が広く、自分の裁量で仕事ができるのもベンチャー企業に勤めるメリットの一つです。
ベンチャー企業は少人数な分、1つの案件において任される範囲が広かったり、1つの案件を1人で担当したりすることもあります。そのため、自主的に新しいことに挑戦したり、これまで身につけてきたスキルを積極的に活かしたりしやすい環境です。
任される裁量が多いと経営者目線で仕事に取り組みやすい
仕事で任される裁量が多いと、経営者の目線で仕事に取り組みやすくなります。個人の裁量が多いということは、自分の判断で進める場面が多くなるということです。その際は会社の方針をきちんと理解している必要があり、会社軸での判断を求められることにもなります。
経営者としてのノウハウを培っていきたい方にとって、ベンチャー企業は適した環境といえるでしょう。
3.経営者との距離が近い
大手企業や老舗の企業と比較すると、ベンチャー企業は従業員と経営者の距離が近いというメリットがあります。経営者と従業員が一緒に一つの業務に取り組んでいるベンチャー企業もあるでしょう。
ベンチャー企業では、経営者に自分の意見や提案を伝えやすく、認められれば経営方針の決定や事業展開に関われる可能性があるといえます。企業のために試行錯誤し成功体験を得るという経験は、自分の成長にもつながるので、将来ほかの企業へ転職する場合にも役立つでしょう。
4.勤続年数や年齢に関係なく評価してもらえる
ベンチャー企業のメリットは、勤続年数や年齢に関係なく評価してもらえるという点です。ベンチャー企業では、仕事において個人の能力や成果を重視する傾向があります。自分の裁量を認められて企業に利益が出れば年功序列や勤続年数に関わらず、早期での昇進や収入アップが期待できるでしょう。
実力次第で高収入を目指せる
ベンチャー企業は、自分の実力次第で高収入を目指せるのもメリットです。年功序列や勤続年数で昇給・昇進を判断する企業とは異なり、若くて経験が浅くても能力が認められれば、同世代の平均収入を大きく超えられる可能性があります。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
5.幅広い業務に携われる
ベンチャー企業では、幅広い業務に携われるのもメリットといえます。小・中規模のベンチャー企業では、大企業のように「営業部」「広報部」「総務部」などの部署が細かく分かれていない場合も。そのため、事務や営業、広報、人事、マーケティング、カスタマーサポートなど、さまざまな業務に携われます。
6.意思決定の提案から行動までのスピードが早い
ベンチャー企業の大きなメリットの一つは、大企業と比べて意思決定の提案から行動までのスピードが早い点です。小・中規模のベンチャー企業では社員の数が少ないので、一人ひとりに与えられる裁量権が大きい傾向にあります。新入社員や若い従業員も自分の意思で仕事の方向性を決めたり、経営者にアイデアを直接提案したりできるので、早く行動を起こせるのです。
大企業では、一つの意思決定をするために、何度も会議を行ったり何人もの承認を得たりすることがあります。そのため、提案から実際に行動を起こすまでに長期間掛かってしまうことも。なかには「◇◇さんは承認したけど△△さんが拒否した」と、提案そのものが頓挫してしまう場合もあるでしょう。「自分の裁量でスピード感をもって仕事をしたい」と考える方にとっては、ベンチャー企業への就職や転職は大きなメリットがあるといえます。
7.柔軟な発想でルール作りができる
ベンチャー企業では、柔軟な発想でルール作りができるのも大きなメリットです。会社としての歴史が浅く従業員数も少ない場合が多いので、固定概念に捉われず、必要に応じて社内ルールを作ったり変えたりできるでしょう。
新しいルールが上手くいかなければ再度話し合って元に戻すのも比較的容易にできる一方、大企業では、社内ルールを大きく変えようとすると、社員への通達や浸透までに時間と労力が掛かる傾向があります。より良い環境になるよう模索しながら働けるのは、ベンチャー企業ならではのメリットといえるでしょう。
中小企業に就職するメリットについては「中小企業に就職するメリットは?後悔しない優良企業の探し方をご紹介」のコラムも参考にしてみてください。
ベンチャー企業で働く5つのデメリット
ベンチャー企業には前述したメリットがある一方、「給料や福利厚生に不満を感じる場合がある」「教育体制が不十分な企業もある」といったデメリットもあります。ベンチャー企業のメリットとあわせてデメリットも理解しておくと、就職・転職活動の際に役立つでしょう。以下で、ベンチャー企業で働く5つのデメリットを紹介します。
ベンチャー企業で働くデメリット
- 給料や福利厚生に不満を感じる場合がある
- 教育体制が不十分な企業もある
- 独自性の高い経営方針になじめない場合がある
- 大企業と比べると経営が不安定
- 人員不足により仕事量が多い可能性がある
1.給料や福利厚生に不満を感じる場合がある
大企業に比べて給料や福利厚生が整備されていない傾向があることが、ベンチャー企業のデメリットです。特に大企業での勤務経験があったり、同業種や同業界で実績をもっていたりする状態でベンチャー企業に転職すると、「給料が少ない」「福利厚生が充実していない」と感じることもあるでしょう。
先述したように、ベンチャー企業は成果次第で高収入が期待できます。しかし、就職・転職直後に高い給料を受け取れるとは限りません。資金力が不安定なベンチャー企業では、大企業や中小企業ほどの給料や手厚い福利厚生を得られない可能性があることも考えておきましょう。
2.教育体制が不十分な企業もある
ベンチャー企業のなかには、研修や教育体制が不十分な企業があるのもデメリットです。特に、設立から間もないベンチャー企業は業績が不安定な場合があり、教育のノウハウも少ないと考えられます。すべてのベンチャー企業に当てはまるわけではないものの、時間と労力をじっくり掛けて新人教育をするのが難しい側面があるのも実情です。自ら進んで学び、主体的に考えて行動を起こす姿勢がないと、ベンチャー企業で働くのは難しい可能性があるでしょう。
3.独自性の高い経営方針になじめない場合がある
ベンチャー企業のなかでも独自の経営方針を打ち出している職場の場合、それになじみにくいことがあるのもデメリットの一つです。ベンチャー企業の経営方針や社風は、良くも悪くも経営者の個性に強く反映されます。それらに共感できれば問題ありませんが、経営者のやり方になじめない場合、長く働き続けるのはなかなか難しいでしょう。
4.大企業と比べると経営が不安定
設立から日が浅いベンチャー企業は、大企業と比べると経営が不安定な場合があります。そのため、成長が著しい会社も社会的信用が低い可能性があり、就職・転職は慎重にしたほうが良い側面があるのはベンチャー企業のデメリットといえるでしょう。経営が不安定である以上、倒産してしまう可能性も。ベンチャー企業に就職・転職する場合、入社後早々に会社が潰れたりリストラされたりするリスクも考えておく必要があります。
5.人員不足により仕事量が多い可能性がある
ベンチャー企業は、人員不足によって1人当たりの仕事量が多い可能性があります。人件費軽減のために必要最低限の人材のみを採用している場合、人手が足りない状態のまま業務を回していることも。「多くの仕事を1人でこなすのは荷が重い…」「専門外の業務はできない…」と感じる場合は、デメリットになるでしょう。
デメリットを知らずにベンチャー企業へ入社すると、「思っていたのと違った」と早期離職をしてしまうこともあります。「新卒でベンチャー企業はやめとけ?」「危ないって本当?」とお悩みの方は「新卒でベンチャー就職はあり?やめとけといわれる理由や働くメリットを解説」のコラムでも、ベンチャー企業のメリットとデメリットについて紹介しているので、就職・転職を検討している方はご覧ください。
ベンチャー企業に向いている人の特徴とは?
ベンチャー企業に向いている特徴には、「新しいことへの挑戦意欲がある」「仕事を楽しめる」「自分で考えて行動したい」などが挙げられます。ベンチャー企業への就職・転職を検討している方は、
「自分はベンチャー企業に向いているのか?」と考えてみるのも大切です。
ここでは、ベンチャー企業に向いている特徴を6つ紹介するので、該当するかどうかをチェックしてみましょう。
ベンチャー企業に向いている人の特徴とは
1.新しいことへの挑戦意欲がある
ベンチャー企業では、新しい商品やサービスを展開することが多いので、前例のないことにも果敢に挑戦する意欲があると向いているといえます。また、固定概念に囚われず、新しい価値観や自分の意見を臆せず提案するような積極性がある場合も、ベンチャー企業に向いているでしょう。
ベンチャー企業では、これまで経験したことがない分野のプロジェクトに参加したり、企画・開発を任されたりすることもあります。「失敗を恐れずに新しいことに挑戦したい」という方は、ベンチャー企業で活躍できる可能性が高いでしょう。
2.仕事を楽しめる
ベンチャー企業への就職は、仕事を楽しめる方も適性があります。ベンチャー企業では、これまでに経験がない仕事を任されたり、突然プロジェクトの方向転換を行ったりする場合が多々あるからです。そのような仕事に対して、「やることが多くて大変」「責任が重過ぎる」と考えるのではなく、「成長の機会が増える」と捉えて楽しめると、ベンチャー企業に向いているでしょう。
3.自分で考えて行動したい
上司からの指示を待つだけでなく、自分で考えて行動したいと思っている場合はベンチャー企業に向いているでしょう。ベンチャー企業では、扱っている商品やサービスの問題点に気づき、改善のために自ら行動を起こせる人材を求めています。常に向上心をもって、新しいものを生み出したいと考えている方は、斬新なアイデアを求められるベンチャー企業に向いているといえるでしょう。
4.将来的に独立や起業を考えている
ベンチャー企業では経営者と一緒に働く場合が多いので、将来的に独立や起業を考えている方にも向いています。会社を経営するには多様な知識と経験、ノウハウ、人脈などさまざまな能力が必要です。先述したように、ベンチャー企業は経営者との距離が近いため、経営のノウハウを学べる可能性も。また、自らの判断で物事を決定しなければならない機会も多いので、独立や起業をするために必要なスキルを身につけられるでしょう。
企業について知りたい方は「企業とは?会社や法人との違いや定義をわかりやすく簡単に解説!」もコラムをご一読ください。企業の定義や会社・法人との違いも紹介しています。
5.プレゼンテーションが得意
ベンチャー企業は取引先や市場に対して売り込みをしていく必要があるため、プレゼンテーションが得意な方も適性があります。また、相手に伝わりやすい話し方をして、メリット・デメリットを効果的に提示できる場合も、ベンチャー企業で活躍しやすいでしょう。ベンチャー企業での面接の際は、プレゼンテーション能力を活かした自己アピールをするのもおすすめです。
6.自己管理ができる
ベンチャー企業では、業務進行のマニュアルが明確に決められていない場合も多いので、自己管理がしっかりできる方に向いています。ベンチャー企業は大企業よりも自由に働ける側面がある一方、自己管理能力がなければ滞りなく業務をこなすことは難しく、仕事とプライベートの境界線が分かりにくくなってしまうことも。そのため、ベンチャー企業でワークライフバランスを実現するには、高い自己管理能力が必要となるでしょう。
7.成長や学びへの意欲がある
「ベンチャー企業で働く7つのメリット」でも述べたように、ベンチャー企業は個人に任される裁量が大きく、新しいことに挑戦しやすいため、成長や学びへの意欲が高い方に向いています。
ベンチャー企業は幅広い業務に挑戦でき、場合によっては大きなプロジェクトを担当できたり、若いうちに重要なポジションにつけたりすることも。そのため、向上心がある方は活躍していけるでしょう。
ベンチャー企業に向いていない可能性のある特徴とは?
ベンチャー企業に向いていない可能性がある特徴には、「安定した企業で働きたい」「マニュアルに沿って働きたい」「特定のスキルを身につけたい」などが挙げられます。入社後のミスマッチや早期離職を避けるためには、ベンチャー企業に向いている特徴と同様に、向いていない特徴を知ることも大切です。以下で詳しく紹介するので、ベンチャー企業に向いているかどうかを検討する際の参考にしてください。
安定した企業で働きたい
安定した企業で働きたいと考えている方は、ベンチャー企業に向いていない場合があります。先述したように、大企業と比べるとベンチャー企業は経営が不安定なため、満足のいく給料や福利厚生を得られない可能性があるからです。
実績重視のベンチャー企業の場合は、大きな収入を望める一方で安定した収入を得られるとは限らないというリスクも考えられます。「年齢や勤続年数に応じて給料を増やしてほしい」「定年まで同じ仕事をしたい」といった安定志向の場合は、ベンチャー企業以外を選ぶことも考えるのが良い方法です。
マニュアルに沿って働きたい
マニュアルに沿って働きたい場合も、ベンチャー企業には向いていない可能性があるでしょう。ベンチャー企業では、新規事業の立ち上げや新商品の開発、それに伴うルールの構築など、マニュアルのない仕事を任されることが多くあります。そのため、経験のない物事に対しても、自ら考えて失敗と成功を繰り返しながら日々の仕事と向き合わなければなりません。
「マニュアルのあるルーティンワークをこなしたい」と考えている場合は、ベンチャー企業のような働き方にストレスを感じやすい可能性があるので、ベンチャー企業に就職や転職をするのは避けるのが無難でしょう。
特定のスキルを身につけたい
特定のスキルだけを身につけたい場合も、ベンチャー企業に向いていない可能性があります。特に、少人数で運営を行うベンチャー企業では、一人ひとりに任される業務が多岐にわたることがほとんどで、自分の専門外である業務や対応を行うといった場合も。そのため、マルチタスクが苦手な人や専門外の仕事に抵抗がある人がベンチャー企業に入社すると、ミスマッチから早期離職につながってしまうことがあります。
ベンチャー企業に向いている特徴と向いていない特徴については、「ベンチャー企業に向いている人とは?就職活動を成功させるコツ」のコラムでも紹介しているので、あわせてご参照ください。
ベンチャー企業へ就職・転職する際の5つのポイント
ベンチャー企業へ就職・転職する際は、「将来性を見極める」「事業内容や社風が自分に合うかを考える」「社長と面談する」という5つのポイントがあります。以下で紹介するので、ぜひ企業選びの参考にしてください。
ベンチャー企業へ就職・転職する際のポイント
- 将来性があるかを見極める
- 事業内容や社風が自分に合うかをよく考える
- 社長と面談する
- 自己分析を徹底的に行う
- 将来のキャリアビジョンを明確にしておく
1.将来性があるかを見極める
ベンチャー企業へ就職・転職する際は、企業の将来性を見極める必要があります。その際は現在の業績と同時に、過去数年間の業績の伸び率を確認することも重要です。伸び率が低いベンチャー企業は、将来性に不安が残るでしょう。「事業展開やビジネスモデルをどのように考えているか」「ベンチャーキャピタルから投資を受けているかどうか」などを調査することにより、ベンチャー企業の将来性を判断できます。
2.事業内容や社風が自分に合うかをよく考える
ベンチャー企業で長く仕事を続けるためには、事業内容や社風が自分に合うかをよく考えることも重要です。自分が入社したいと思ったベンチャー企業にメリットが多くても、扱う商品やサービスに対し興味や熱意をもてなければ、働き続けるのは難しいでしょう。事業内容や企業が属する業界については、事前に詳しく把握しておくことが大切です。
また、応募するベンチャー企業の社風が、自分に合うかどうかを考えるのも大きなポイント。事業内容に熱意をもっていても、社風が合わないと居心地の悪さを感じる可能性もあります。なかには、和気あいあいとした雰囲気の会社もあれば、業務に集中しやすいよう静かな空間で働く社風の会社もあるでしょう。事前に企業が運営するWebサイトの社員紹介を見たり社内見学に行ったりして、社内の雰囲気を知るのがベターです。
待遇面も確認しておこう
ベンチャー企業への就職・転職を考えている方は、給料や福利厚生などの待遇面も事前に確認しておきましょう。ベンチャー企業は待遇面が不十分な可能性があるほか、採用担当者が決まっておらず待遇面の説明が曖昧になっている場合もあるからです。入社後のミスマッチを防ぐためにも、社内見学や面接の際にきちんと確認しておきましょう。
3.社長と面談する
ベンチャー企業へ就職・転職する際、可能であれば社長と面談してみるのもポイントです。特に小規模のベンチャー企業は、経営者の好みや将来のビジョンなどが、現在の社風に強く表れる傾向にあります。入社後のミスマッチを避ける方法として、応募したいベンチャー企業が決まったら、社長との面談が可能かどうかを問い合わせてみても良いでしょう。
「会社の雰囲気を見極める方法を知りたい」という方は「会社の雰囲気を見極める方法をご紹介!働きやすい企業の特徴とは?」のコラムも参考にしてみてください。会社の雰囲気を見極めるための、働きやすい企業の特徴をご紹介します。
SNSを活用して企業の情報を集めよう
ベンチャー企業の情報は、Webサイトや求人サイトだけでなく、経営者のSNSもチェックしてみましょう。ベンチャー企業に勤めている人の話を聞くためにも、企業説明会やインターン開催の情報を幅広く積極的に集めることが大切です。4.自己分析を徹底的に行う
ベンチャー企業を検討している場合だけでなく、就職・転職活動をする際は自己分析を徹底的に行いましょう。
学生生活やアルバイトなど、自分のこれまでの経験を振り返って整理することで、強みや弱み、仕事をするうえで譲れないことなどが見えてきます。紙に書き出すと、内容を整理しやすくなるのでおすすめです。
自己分析の詳しいやり方については、「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」のコラムをあわせて参考にしてみてください。
5.将来のキャリアビジョンを明確にしておく
ベンチャー企業への就職・転職を考える際は、将来のキャリアビジョンを明確にしておきましょう。
たとえば、「幅広い業務に携わって多様なスキルを身につけたい」「将来的に起業したいので、仕事を通して経営のノウハウを身につけたい」など、入社後にどうしていきたいか、どうなりたいかを具体的にイメージします。
将来のビジョンを明らかにしておけば、自分にマッチした会社を見つけるための指標になるでしょう。
ベンチャー企業のメリットに関するQ&A
ここでは、ベンチャー企業に関する疑問をQ&A方式で解決します。ベンチャー企業に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
ベンチャー企業に就職・転職するメリットは?
ベンチャー企業のメリットには、「年齢や勤続年数にかかわらず実力主義で評価してもらえる会社が多い」「幅広い業務を行うことで社会人としてスキルアップできる」などが挙げられます。ただし、「教育体制があまり整っていない」「大企業よりも経営が不安定」といった面もあるので、メリットとデメリットの両方を加味したうえで検討する必要があるでしょう。企業を深く知るための企業研究の方法については、「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」をご覧ください。
ベンチャー企業は危ないって本当ですか?
全てのベンチャー企業が危ないということはありません。一部で「人手不足で業務量が多過ぎて長時間労働が常態化している」「労働に対して給料が見合わない」といった企業が存在する可能性はゼロではないでしょう。しかし、それはベンチャー企業だけに限ったことではありません。
自分にマッチしない、ブラックな労働環境といった企業を避けるために、自分の適性や企業の情報などをチェックしておきましょう。
ベンチャー企業に向いている特徴は?
ベンチャー企業に向いているのは、新しいことへの挑戦意欲がある・仕事を楽しめる・積極性があるなどの特徴をもっていることが多いようです。また、仕事の優先順位やスケジュールをきちんと把握できる自己管理能力の高い方も、ベンチャー企業に順応できる可能性が高いでしょう。詳しくは、このコラムの「ベンチャー企業に向いている人の特徴とは?」も参考にしてみてください。
高い年収を得るには上場企業に就職するのが良い方法ですか?
安定した収入や将来性を重視して就職したい場合は、上場企業への就職を目指すのも良い方法でしょう。上場企業について詳しく知りたい方は、「東証一部上場とは?正しい意味や就職メリットとデメリットにも言及」のコラムをぜひご覧ください。現在の東証プライム上場についても紹介しています。
ホワイトなベンチャー企業で働くには?
ベンチャー企業のなかでホワイト企業を見つけるには、その会社の業績をチェックするのはもちろん、転職エージェントを利用して求人を紹介してもらうのもおすすめです。ハタラクティブでは、キャリアアドバイザーが厳選したホワイト企業をあなたの希望に合わせてご紹介します。まずは就職・転職のご相談だけでも問題ありませんので、お気軽にお問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。