面接で「自分を動物に例えると」と聞かれたときの答え方は?

面接で「自分を動物に例えると」と聞かれたときの答え方は?の画像

この記事のまとめ

  • 「自分を動物に例えると」という質問をする意図は人物像や対応力を見極めるため
  • 「自分の性格や強み」「企業の求める人材」を把握し、両方を満たす動物を探そう
  • 「自分を動物に例えると」の回答は内容ではなく、自分を理解しているかを見ている
  • 「自分を動物に例えると」の質問には「結論(動物)から」伝えるようにしよう

面接で「自分を動物に例えると?」と聞かれたら、悩む方は多いでしょう。「自分を動物に例えると?」といった質問は、企業側が応募者の人物像や対応力を見極めるためにされることがあります。質問の意図を理解し、事前に対策しておきましょう。このコラムでは、企業が「自分を動物に例えると」といった質問をする意図や回答のポイントを解説。また、動物の選び方や伝える際のポイントをまとめています。

こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 向いてる仕事なんてあるのかな?
  • 避けたいことはあるけれど、
  • やりたいことが分からない・・・
私たちは「やりたいこと」から一緒に探します!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

\もう学歴・経歴に困らない!/

自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう

性格でわかる
私の適職診断

さっそく診断START

面接で「自分を動物に例えると」と聞かれる理由

面接の際、採用担当者から「自分を動物に例えると?」という質問をされることがあります。なぜ企業側はこのような質問をするのでしょうか。以下で理由を考察していきます。

応募者の性格を知りたい

「自分を動物に例えると?」という質問に回答するには、自己分析を十分に行う必要があります。質問をとおして、応募者の性格をしっかり確認するためと考えられるでしょう。

応募者の「素」や適応力が知りたい

面接官は奇抜な質問によって、応募者の素の部分を引き出したいと考えています。「自己PR」や「長所」のような定番の質問は応募者も事前に準備して臨みますが、「自分を動物に例えると?」などの奇をてらった質問は、多くの応募者は準備していないもの。その場で考えて回答する必要があるため、より応募者の「素の姿」を確認できるといえます。また、合わせて「予想外の質問にどう答えるのか」といった対応力も測られていると考えられます。仕事では予期せぬ出来事に遭遇することも珍しくありません。そういったとき、落ち着いて冷静に適切な行動を取れる人物かどうか、そのポテンシャルを見極めようとしているといえるでしょう。

柔軟な発想力を持っているか知りたい

「動物」という、就職とかけ離れた要素と回答をどう結びつけるのかといった発想力も見られているポイントとして考えられます。そのため、柔軟な思考力や豊かなアイデア力を感じられる回答は評価される可能性があるでしょう。

論理的に説明できる能力があるか知りたい

「なぜその動物を選んだのか」「どこが自分に合っていると思ったのか」などを論理的に説明できるかどうかを確認されていることもあるようです。仕事では、相手が納得できるような説明力が不可欠。その能力があるかどうか、「自分を動物に例えると?」という質問から確認していると考えられるでしょう。

リラックスしてもらいたい

「自分を動物に例えると?」という質問は、応募者にリラックスしてもらう目的で聞かれることもあるようです。アイスブレイクの一種として質問されている場合、カジュアルに回答しても問題ありません。ただし、面接の場であることは忘れず、適当な回答や態度は控えましょう。

上記のように、企業は「自分を動物に例えると?」の質問から、応募者の性格や説明力など、さまざまな部分を確認していると考えられます。質問の意図を意識した回答を心がけましょう。

未経験OK多数!求人を見てみる

「自分を動物に例えると?」の答えを見つけるポイント

「自分を動物に例えると?」の質問に対する回答では、単純に好き嫌いで動物を選ぶことは避けましょう。まずは自分の性格をしっかり把握するために自己分析を行い、動物の特徴も理解したうえで最も合致する動物を選ぶ必要があります。動物を選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。

自分について深く理解しておく

自分に合った動物を見つけるためには、まずは自己分析を行い、自分自身を知る必要があります。過去の出来事や興味のある事柄を振り返りながら、自分の性格や特徴を浮き彫りにしましょう。「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」では、自己分析のやり方や1人でするのが難しいときの対処法などを紹介しているので、参考にしてみてください。

動物の習性や特徴を調べる

本を読んだりインターネットを使ったりして、動物の習性や特徴を調べましょう。「自由気ままだからネコ」「従順だからイヌ」などのイメージだけで答えを固めてしまうと、説得力に欠ける回答になりかねません。一般的な固定観念にとらわれず、きちんと調べることをおすすめします。

質問の本質を見失わないように注意しよう

企業は、「自分を動物に例えると?」という質問から、動物に関する知識を知りたいと思っているわけではありません。また、動物に詳しいかどうかを知りたいわけでもないため、動物に対する知識は一般的なもので十分。あまり動物の特徴を深掘りしてしまうと、伝わりづらい内容になってしまうので、注意しましょう。

「自分を動物に例えると?」の質問にはアピールしたい要素で選ぼう!性格別の動物

この項では、アピールしたい性格に合わせて、おすすめの動物を紹介します。誰もが知っている定番の動物をまとめたので、参考にしてみてください。

責任感:ライオン

責任感をアピールしたい場合は、集団で行動し家族のために献身するライオンがおすすめです。また、群れを守って戦うオスには「闘争心」、狩りを担当するメスには「判断力」などが備わっています。責任感に加え、チャンスを狙う嗅覚や獲物をしとめる実行力、競争意識などのアピールにも最適な動物です。

発想力:チンパンジー

柔軟な発想力で勝負したい場合は、チンパンジーを選びましょう。チンパンジーは身近にあるものを道具として使いこなすなど、柔軟な発想力の持ち主といわれています。固定観念にとらわれず、革新的な発想で新しいアイデアを次々に生み出せるタイプにおすすめな動物です。

瞬発力:チーター

瞬発力に自信がある場合はチーターが向いています。獲物を見つけたときのチーターの加速力は陸上最速と評価されるほど。ただ、チーターがトップスピードで走れるのは200~500メートル程度の短距離です。そのため、短期決戦で好機をつかむのが得意な場合におすすめな動物といえるでしょう。

好奇心:イルカ

好奇心旺盛なタイプにはイルカが最適です。興味のある事柄に対して、積極的にコミュニケーションを取れる人に向いています。また、イルカはどんなときでも遊び心を忘れない動物です。明るく前向きに仕事に取り組むイメージにも繋げやすいといえるでしょう。さらに、イルカには仲間と協力して外敵から身を守ったり、物事を成し遂げたりといった協調性も備わっています。チームプレイを重視する企業でのアピールにもおすすめです。

リーダーシップ:ゴリラ

リーダーシップが強みの人に薦めたいのはゴリラです。リーダーといっても、ゴリラの場合は力を誇示することはありません。温和で仲間を大切にするゴリラのリーダーは、パワーシステムでのし上がったボス型ではなく、チームに選ばれ支持されるタイプです。自分の持つ能力や強さを「仲間の期待に応える」ために使えるタイプに向いているといえるでしょう。

献身さ:ペンギン

献身さをアピールしたいならペンギンがおすすめです。水陸を行き来しながら集団で暮らすペンギンには、「ファーストペンギン」と呼ばれる献身的な習性があります。ファーストペンギンとは、外敵の有無を確かめるため、最初に水中に飛び込むペンギンを指します。犠牲になるかもしれない状況にあえて飛び込むのは、群れ全体の生存率を少しでも上げるためです。自分をペンギンにたとえることで、チームのために身を投じる行動力や、リスクを恐れない勇気をアピールできるでしょう。

真面目さ:イヌ

イヌには、「真面目」で「忠実」という側面のほか、「素直」で「人懐っこい」という部分も存在しています。「初対面であってもコミュニケーションが問題なく取れて、関係構築ができる」「物事を最後まできちんとやり遂げることができる」というタイプに向いているでしょう。

冷静:ネコ

ネコを選ぶと、冷静さをアピールできます。また、「冷静」に加えて「客観的」「自分の芯を持っている」「マイペース」という意味も含んでいます。ネコは基本的に集団ではなく、個別に行動をする習性があるため、「自分をきちんと持っていて、周囲の意見に流されない」というタイプにおすすめの動物です。

落ち着いている:ゾウ

ゾウを選んだ場合、「少しのことでは動じない」という意味を伝えられます。また、ゾウには世間一般的に「温和」や「優しい」という印象を持っている人が多いようです。ゾウは、大きな体をゆっくりと動かします。そのため、「物事に対して、焦ることなく構えることができる」という人には、最適な動物といえるでしょう。たとえば、トラブルにも動じず、冷静に対応する力がある人や他人が感情を乱しているときにも相手を思いやれる人などは、ゾウを選ぶのがおすすめです。

リーダーシップ:オオカミ

「リーダーシップ」「団結力」などをアピールしたい場合は、オオカミを選ぶのがおすすめです。オオカミは、群れで狩りを行うなど集団での行動が基本となります。そのため、部活動などで集団競技を行っている人にはおすすめといえるでしょう。集団競技をしていたという経験に加えて、後輩や仲間をまとめた経験などをアピールできます。

「自分を動物に例えると」を答えるときの3つの注意点

質問の答えを作るときは、以下の3点に注意してください。

1.マイナーな動物は避ける

あまり知られていないマニアックな動物を答えるのは避けましょう。ポピュラーな動物の方が面接官もすぐにイメージでき、性格や強みが伝わりやすいためです。

2.短所を例えるのは避ける

面接は「この人を採用したい」と思ってもらえるように売り込む場所です。「あなたの短所は?」と聞かれない限り、わざわざネガティブな要素を伝える必要はありません。「ワガママで自分勝手なところがあるのでネコです」などのように、印象を下げる内容は避けましょう。

3.結論から簡潔に伝える

面接で答えるときは、「私を動物に例えると◯◯です」と結論から簡潔に述べましょう。動物を示したあとで、その裏付けとなるエピソードを伝えます。気をつけてほしいのは、「私は□□な部分があり(強みの説明)このことから、私を動物に例えるとイヌだといえます」といった展開方法。このように結論を最後に伝える構成は、回りくどく分かりにくい印象を与えかねません。この質問に限らず、面接の回答は「まず結論」が基本と覚えておきましょう。
面接の基本はこれ!好印象を与えるコツとは」では、面接での話しの伝え方をはじめ、入退室や服装など、面接の基本的なマナーを紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

正解や不正解はない質問

「自分を動物に例えると?」という質問に正解はありません。重要なのは、回答内容ではなく、自分自身をきちんと理解ができているかどうかです。前述したように、ただ単に「〇〇です。」ではなく、「〇〇です。なぜなら〜だからです。」と、動物を選んだ理由と自分の共通点を、論理的に回答できるよう準備しておきましょう。

「自分を動物に例えると」の回答例をチェックしよう

では、実際にどのような形で回答するのが理想的なのでしょうか。以下で回答例を紹介するので、参考にしながら、自分なりの回答を構成してみてください。

「シカ」の回答例

私を動物に例えると「シカ」です。野生のシカはなかなか人に懐かず、何をするにも慎重に行動します。私は物事を始めるときは入念に計画を練ってから実行に移すタイプです。そのため、リスクを最小限に留める慎重さが、シカとの共通点といえます。

「ネズミ」の回答例

私を動物に例えると「ネズミ」です。私は予期せぬシチュエーションでも臨機応変に対応できるのが強みです。状況に応じた思考力と、フットワークの軽さが持ち味のネズミと似ています。

「パンダ」の回答例

私を動物に例えると「パンダ」です。私はよく周りから「親しみやすい」と評価されます。実際に、ギスギスした場面ではよく場の空気を和ませるよう努めてきました。この特性はパンダの愛嬌に通じるものがあると感じています。

「自分を動物に例えると?」以外にも、面接ではイレギュラーな質問をされることがあります。質問には色々なパターンがあるため、すべてを対策するのは難しいのが実情です。しかし、ほとんどの場合、回答の基本となるのは自己分析。自分自身のアピールポイントをきちんと把握しておけば、急な質問にも対応できるでしょう。「面接で変わった質問をされる意図と予想外の問いに対する回答例を解説」では、面接で変わった質問をされる意図や回答例、答えるときのコツなどを紹介しているので、あわせて確認してみてください。

面接で聞かれやすい質問やイレギュラーな質問への対策を考えているなら、就職支援サービスのハタラクティブの利用を検討してみませんか。
ハタラクティブは、就職事情に詳しいアドバイザーによる各種サポートを実施しているエージェントです。面接の基本的な流れや質問に対する答え方を、専任スタッフが細かくお伝えいたします。また、求職者一人ひとりの希望や適性に合った求人の紹介や書類の添削なども実施。サービスはすべて無料で利用できるので、ぜひお気軽にご相談ください。

ハタラクティブ
のサービスについて

こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

この記事に関連するタグ