「自分を一言で表すと」と就活の面接で聞かれたときの対処法や回答例を紹介

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この記事のまとめ

  • 「自分を一言で表すと」という質問を面接でする意図は、就活生の能力を判断するため
  • 自分を一言で表すときは、ポジティブな言葉で長所をアピールしよう
  • 回答には実際の経験を織り交ぜて具体性を持たせ、簡潔にまとめるのがコツ
  • 「自分を一言で表すと」の回答には四字熟語を使うのもおすすめ
  • 自分を一言で表す言葉が思いつかない就活生は、就職エージェントに相談しよう

「自分を一言で表すと」と面接で聞かれたら、どう答えれば良いのか不安を抱く方も多いでしょう。採用に近づく回答をするには、面接官の意図を知ったうえでポイントを押さえて回答することが大切です。このコラムでは、企業側が面接で「自分を一言で表すと」と質問する意図や答えを探すコツなどを詳しく解説。回答例文の一覧や短所をポジティブに言い換える方法もまとめたので、就活を有利に進めたい方はぜひご覧ください。

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「自分を一言で表すと」と面接官が聞く5つの意図

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面接官が「自分を一言で表すと」と聞くのには、「自己分析能力」「判断能力」「表現力や発想力」「コミュニケーション能力」「人間性」などを確認する目的があります。「自分を一言で表すと」という質問は、面接時に就活生が採用担当者からよく聞かれるものなので、以下を参考に事前に対策しておきましょう。

1.自己分析能力を確認するため

面接官や採用担当者は、「自分を一言で表すと」の質問に対する回答から、仕事上で求められる自己分析の能力の有無を確認したいと思っています。「自分を一言で表すと」の質問に答えるためには、自分を客観視して、適切な答えを導き出す優れた自己分析能力が必要です。就活を終え、社会に出て会社に貢献するためには、自己分析能力は重要な要素。一般的な面接にかけられる5分程度の間に、適切な答えを出せれば、問題解決能力の高さも認められるでしょう。

2.判断能力を確認するため

「自分を一言で表すと」という質問をすることで、企業側は就活生の状況判断能力や対応力を確認していることも。社会人として仕事をするときには、与えられた情報から状況を読み取り、適切な判断をしなければいけない場面があります。この質問に対して的外れな回答をしてしまうと、状況判断能力が低いと判断される可能性があるでしょう。

3.表現力や発想力を確認するため

企業が求める「自分を一言で表すと」へ適切な回答ができれば、アドリブ能力や優れた表現力、発想力が高いと判断され、ほかの就活生より有利になる可能性が高まります。実際に仕事をしていくなかでは、トラブルや想定外の事態も多く、発想力を活かして臨機応変に対応する能力が必要となるためです。

4.コミュニケーション能力を確認するため

「自分を一言で表すと」という質問の意図をくみ取った回答ができれば、コミュニケーション能力の高さを強みとしてアピールできます。この質問に対する正解はないとしても、応募先企業の面接官を納得させられれば、交渉能力が高いと評価されるでしょう。仕事をしていくうえでコミュニケーション能力の高さは大きなポイントで、面接官はその点を重視しています。

5.人間性を確認するため

企業側が「自分を一言で表すと」という質問をする意図として、「社風にマッチしているか」や「一緒に働きたい人間か」などを限られた時間で知る目的があります。この質問には多種多様な答えがあるため、企業側は求職者一人ひとりの個性を知る方法と考えているようです。
就活の面接でされる質問の意図や、面接を成功させる方法を知りたい方には、就活の面接について詳しく紹介しているコラム「面談と面接の違いとは?2つの違いや目的について詳しく解説!」がおすすめです。

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「自分を一言で表すと」の回答を探す4つのポイント

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ここでは、「自分を一言で表すと」という質問に対する答えを作成するときに役立つ4つのポイントを紹介します。面接を受ける前に準備しておけば、緊張しないでスムーズに対応でき、採用に大きく近づけるでしょう。以下のポイントを押さえ、回答を考えてみてください。

1.自分の長所を知る

「自分を一言で表すと」の回答は、自分の長所を表現する言葉が適切です。前述の通り、能力をアピールするのが大事なので、まずは自分の長所を知りましょう。長所や強みがないからと「口下手」「人付き合いが苦手」などのネガティブな言葉を使うと、自信がない印象を与える恐れがあるので注意が必要です。

長所が見つからないときは第三者に聞いてみよう

どうしても自分の長所や強みが思いつかない場合は、家族や友人などの第三者に教えてもらったり、就職エージェントの面談を受けてみたりするのがおすすめです。「長所は短所に言い換えられるものを選ぼう!自己PRとの違いや書き方例も」のコラムでも長所の見つけ方や伝え方を紹介しているので、自分の長所を探す参考にしてみてください。

2.長所にキャッチコピーをつける

長所を見つけたら、それをキャッチコピーにしてみましょう。たとえば、『既成概念に縛られない「柔軟思考」』といった回答で、臨機応変さや対応力を表現するのが一つの例です。
キャッチコピーを考える際は、四字熟語や座右の銘を参考にしたり、好きな動物や物からヒントを得たりするのも良いでしょう。

3.応募先企業の社風・理念を参考にする

アピールする長所は、応募先企業が求める人物像とマッチしている必要があります。そのため、企業理念や社風などを確認し、長所のなかからマッチ度の高いものを選ぶようにしましょう。
的外れなアピールはミスマッチと判断される恐れがあるため、注意してください。たとえば、企業理念が「伝統を守る」なのに、「チャレンジ精神」「革命家」などの言葉を選ぶのは避けたほうが無難といえます。

4.先人の名言を利用する

「自分を一言で表すと」への良い回答を自分では見つけられないという方は、先人の名言を調べてみるのもおすすめです。有名な作家や起業家、経営学者といった偉人は、心に響く名言を多く残しています。共感できる名言があれば、自分に当てはまりそうな言葉を引用してみましょう。また、先人の名言を活用することにより、勉強熱心という強みのアピールにもなります。

「自分を一言で表すと」を面接でうまく答えるコツ

いざ本番の面接で「自分を一言で表してみてください」といわれると、緊張して説明が長くなってしまったり、抽象的な表現になってしまったりする場合があるでしょう。就活の面接では、説明の仕方も評価の対象になります。どんなに良い答えを用意していても、伝わらなければ評価されません。ここでは、自分を一言で表す言葉をうまく説明するコツについて解説しますので、面接練習をする参考にしてみてください。

1.実体験を用意する

自分を一言で表すときに、実体験を用意しておくと話に説得力をもたせられます。これまで体験したことから、自分の長所や強みに結び付くようなエピソードをピックアップしてください。その際、できるだけ人に興味をもってもらえそうなエピソードを選びましょう。自分には特別な経験がないという場合は、資格やスキルを身につけるために行動した過程を説明する考えだけでも構いません。実際に資格を習得できていれば、専門知識を身につけたことが強みとして大きなアピールになります。

2.内容を簡潔にまとめる

面接では求職者一人ひとりに用意されている時間が限られているため、簡潔にまとめて話すことが大事です。「自分を一言で表すと」のほかにもいくつか質問されることを踏まえて、時間配分をしましょう。「自分を一言で表すと」の質問に対しては、最初に一言で答えを述べるのがポイントです。自分の長所を表す言葉を述べた後に、エピソードなどの説明を付け加えると良いでしょう。

3.具体的な説明を考える

「自分を一言で表すと」への回答は、具体的な言葉で説明するのがポイントです。前述したように実体験を織り交ぜたり、補足情報を加えたりすることにより具体性をもたせましょう。たとえば、「コミュニケーション能力が高いです」という回答は、本当に人付き合いが得意なのか、何を根拠に能力が高いと判断しているのか、面接官には伝わりません。一方、「コミュニケーション能力が高いです。初対面の人とでも1時間以上、会話を続けられます」という説明は具体性があり、面接官の印象に残ります。短い言葉で確実に伝えるためには、時間・人数・件数などの数字を用いて説明するのもおすすめです。

4.自己PRと関連付ける

「自分を一言で表すと」という質問に対する回答のなかで、企業や志望職種と関連することを伝えられると大きなアピールになります。入社後の業務と関連づけられる内容にして、企業にとって強みとなる魅力的な就活生だと思ってもらえるように心がけましょう。

面接で想定していなかった質問をされたとき、どのように回答すれば良いか知りたい方は、対処法が詳しく書かれているコラム「面接で変わった質問をされる意図と予想外の問いに対する回答例を解説」をチェックしてみてください。また、面接でよくされる質問を知りたいという方には、面接成功のコツなども詳しく紹介されているコラム「面接でよくある質問と回答例!転職者と新卒では内容が違う?」をおすすめします。

「自分を一言で表すと」に対する4つのNG回答

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ここでは、「自分を一言で表すと」の質問への回答にふさわしくない内容について解説します。以下の3つに挙げる回答にならないように注意しましょう。

1.嘘の内容を伝えている

「自分を一言で表すと」という質問に対し、真実を伝えることを心がけてください。咄嗟についた嘘は、多くの求職者を見てきた面接官には簡単にバレてしまうでしょう。たとえば、経歴を詐称して、それが後に虚偽だと判明した場合は、懲戒解雇になってしまう可能性もあります。その後の就活に悪影響を与える恐れもあるので、素直に本当のことを伝えましょう。面接で嘘を伝えた場合のリスクや回避方法を「面接で嘘をついてしまった?バレたらどうなる?考えられるリスクとは」のコラムで紹介しています。自分のことは、自信をもって回答できるように参考にしてみてください。

誇張した表現に注意しよう

誇張した表現も、嘘と似たリスクがあります。面接官が「即戦力になれそう」と期待してしまい、実力に合わない難しい仕事を任される可能性も。採用後にバレるとトラブルになるリスクがあるため、自分を大きく見せるのは避けましょう。

2.抽象的な答え方をしている

「自己分析能力やコミュニケーション能力などが足りない」と判断されないためにも、その場しのぎで抽象的な回答にならないようにしましょう。前述の通り、実体験にもとづいた具体的なエピソードを述べて、伝わりやすい回答にするのが大切です。

3.アピールポイントがズレている

「自分を一言で表すと」への答えは、志望業界・職種とマッチしている内容であることが大切です。たとえば、営業職を志望しているのに、「高い集中力があって一つの場所で黙々と作業することが得意です」などと回答しても、面接官は積極的に採用したいと思わないでしょう。企業が求職者に求めている要素を事前に確認しておき、それにマッチした答えを考えてください。
就職面接を成功させるための方法を知りたい方は、面接のポイントや注意点などを詳しく紹介しているコラム「就職面接を成功させる方法!基本的マナーやよく聞かれる質問例などを解説」を参考にしてみてください。

アピールポイントは一つに絞ろう

採用担当者は多くの就活生の面接を行っています。印象に残るアピールをするには、ポイントを絞ることが大切です。できるだけ簡潔にまとめて、最も伝えたいポイントを端的に伝えるようにしましょう。一つに絞ることで、伝え漏れや齟齬を防ぐメリットもあります。

4.自虐的な回答になっている

謙遜のつもりで「スピード感がなくてのんびりしています」「不器用です」など、自分を一言で表すときにいわゆる「自虐ネタ」のような言葉を述べると、自信がないと見なされる可能性があります。面接は、自分を採用するメリットをアピールする場なので、ネガティブな言葉はポジティブに変換しましょう。たとえば、スピード感がないことは「着実に仕事をこなす」と言い換えることができます。また、不器用はデメリットのように見えて、「工夫するのが得意」という長所につながる場合もあるでしょう。自分を一言で表すときに短所ばかりが思いついてしまうなら、視点を変えてポジティブに変換してみてください。

「自分を一言で表すと」でアピールしやすい7つの能力

「自分を一言で表すと」でアピールしやすい7つの能力の画像

「自分を一言で表すと」と質問されたときの答え方が分からないという方のために、ここでは自分の強みや長所として活用できる7つの能力を紹介します。これらの能力を交えて回答することにより、企業の採用担当者から高評価を得られやすくなるでしょう。当てはまる能力があれば、ぜひ就活で活用してください。

1.行動力

行動力があることは企業にとっては大きな魅力であり、短期間で戦力になってくれると期待される可能性が高いです。「自分を一言で表すと」の回答に、何事にもチャレンジ精神があることを伝えて、自己アピールを行いましょう。

2.向上心

仕事で能力を発揮するために、向上心は大きな要素です。向上心がある社員は、スキルアップやキャリアアップに積極的というイメージを持たれやすく、就活で評価されるでしょう。「自分を一言で表すと」の回答で向上心をアピールすると、将来の幹部候補として期待される場合もあります。

3.忍耐力

「自分を一言で表すと」の回答で忍耐力をアピールすると、仕事でトラブルに直面しても、最後まで諦めず結果を出してくれると判断されやすくなります。厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)を公表します」によると、大卒で新卒入社した社員の約3割が3年以内に離職している実態があり、企業側も忍耐力は重視しているポイントです。
早期に会社を辞めてしまう若者が多い状況において、忍耐力が強みであれば就活を有利に進められる可能性があるでしょう。

参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)を公表します

4.協調性

チームで仕事をするうえで協調性は大事な要素です。企業は多種多様な人の集まりなので、誰とでもうまく付き合える人材は重宝されるでしょう。「自分を一言で表すと」の回答に協調性を使うときは、「ただ周りに合わせる人」と思われないように、「自分の意見を述べたうえで、相手を尊重することができる」とアピールするのがおすすめ。伝え方によっては、主体性がないと捉えられる恐れがあるため注意してください。

5.即決力

即決力は、優柔不断でないことのアピールにもなり、仕事をスピーディーにこなせる人間だと判断されやすくなります。今後仕事をしていくうえで必要な能力なので、「自分を一言で表すと」の回答で積極的にアピールしてください。ただし、「即決した結果、失敗も多いのでは」と思われないように、「日ごろから情報にアンテナを貼り、よく考えているので即決できる」などとアピールするのが良いでしょう。

6.責任感

社会人にとって責任感は信頼を得るために必須の能力です。これまでの人生経験で得た具体的なエピソードを交えて伝えることにより、面接官に好印象を与えられます。「自分を一言で表すと」では、学生時代のアルバイトや部活で、最後まで責任を持ってやり遂げたエピソードなどを加えると良いでしょう。

7.負けず嫌い

負けず嫌いは伝え方によっては短所にもなりますが、「多少のことがあってもくじけない気持ちの強い人間である」とアピールすれば長所として評価されます。同期の社員と切磋琢磨する気持ちや、「負けて悔しい」という思いをバネに頑張れることは、成果を出せる重要な人材になる可能性が高いと判断されるでしょう。「自分を一言で表すと」の回答では、負けず嫌いであることの長所を伝えるようにしてみてください。

自分を一言で表す言葉の例一覧

ここでは、自分を一言で表す言葉の例を一覧にまとめました。以下を参考にして、自分の長所をどのような言葉で表現するか考えてみましょう。

長所をアピールする場合

自分を一言で表す言葉アピールできる長所
旗振り役リーダーシップ、統率力
努力家勤勉、真面目、目標達成力
カメレオン柔軟性、対応力
ハヤブサスピードの速さ、行動力
負けず嫌い競争力、向上心
応援団長元気、ムードメーカー
兄貴分、姉御肌優しい、面倒見が良い

短所を長所にしてアピールする場合

自分を一言で表す言葉長所への変換
特快電車せっかちに気をつけて冷静沈着になった
頑固さを自覚して柔軟性を身につけた
優柔不断TPOに合わせた時間の使い方に注意している

次の項では、上記の言葉を使った回答例文を紹介します。

「自分を一言で表すと」の長所別回答の例文一覧

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面接で「自分を一言で表すと」の質問をされたときには、前述したように自分の長所や強みを交えて答えます。長所を答える際は、入社後に企業にとってプラスになることを、面接官がイメージできる内容にしましょう。一方、面接では短所を聞かれることも。短所を答える際は、短所を長所に言い換えながら回答することがポイントです。以下に、長所に対する6つの回答例と短所への代表的な回答例を3つ記載します。例文のポイントも解説しているので、参考にしてください。

長所をアピール!6つの回答例文

「自分を一言で表すと」では、社風や業務内容に合った長所をアピールしましょう。前述したとおり、アピールポイントが企業の求めることとマッチしていることが重要。企業研究を行い、アピールする長所を考えてみてください。

1.リーダーシップ

「自分を一言で表す言葉は、リーダーシップです。理由の1つは中学高校と生徒会長をしていたからです。2つ目の理由は、大学生のときに非営利団体を立ち上げて、約30名のリーダーとして団体を運営した経験あるからです。」

リーダーシップを持ち合わせていることは、企業にとっても将来有望な人材で、利益をもたらしてくれる可能性が高いと高評価を得やすいです。

2.努力家

「私を一言で表すと努力家です。努力することでは、誰にも負けない自信があります。大学1年生のときにはクラスでも真ん中以下の成績でしたが、最終的には首席で大学を卒業しました。」

仕事で成果を出すために努力は不可欠です。結果を求めて達成したエピソードがプラスされると、評価を得られる可能性が高くなるでしょう。

3.柔軟な対応力

「自分を一言で表すとカメレオンです。幼児教室で子どもたちを相手にアルバイトをしていたため、何事にも対応できる柔軟な対応力が身についています。信念をもって物事に取り組み、器用さを活かして結果を出すことにこだわります。」

自分をカメレオンと称してしまうと優柔不断なイメージをもたれやすいですが、信念をもって物事に取り組み結果を出すことを付け加えることにより、柔軟な対応力を強みとしてアピールできます。

4.迅速な行動力と几帳面さ

「自分を一言で表すとハヤブサです。素早く行動に移すことができ、周りをしっかり観察する几帳面さも持ち合わせています。前職では、部署内でモチベーションに差が出てきているのを感じたとき、すぐに定例ミーティングを提案して、『みんなの頑張ってるエピソード』を話す時間を作ったことがあります。お互いに刺激を受け、活気が生まれたと上司に褒められました。」

素早く行動するだけなら大きなアピールにはなりませんが、アクティブさと几帳面さの両方を兼ね備えていることは、面接官に好印象を与える可能性が高いでしょう。

5.負けず嫌い

「私は上がいればいるほど挑戦したくなる負けず嫌いです。これまで一番になるための努力を惜しんだことはありません。学生時代はテニス部で、部内では一番良い成績でしたが、練習時間はほかの部員の3倍でした。」

負けず嫌いだけを伝えても、面接ではアピールになりませんが、その後の補足で好印象を持たせることができます。ただし、冗長な説明は避けて、話を短くまとめることがポイントです。

6.元気がある

「私を一言で表すと応援団長です。実際に高校3年生のときは応援団長をしていました。また、大学のゼミでは教授から周りを常に元気にする理想的なリーダーだと言われていました。」

元気があるだけでは大きなアピールにはなりませんが、実体験での成果を伝えられると印象を良くします。

7.優しさと面倒見の良さ

「私を一言で表す言葉は『姉御肌』です。困っている人を見捨てることができないので、部活やアルバイトでは自分のことよりメンバーのサポートを優先していました。誰かがミスをしたら、同じ失敗が起きないようにするために、自分にできることは何かを考えるようにしています。自分が評価されるより、同僚や後輩が褒められたり、チームで結果を出せたりすることに喜びを感じます。」

「自分を一言で表すと」の回答が「優しい」というのは悪い答えではないものの、それだけだとアピールとして弱い可能性があるので、面倒見の良さと関連付けると良いでしょう。チームワークを重んじる社風の会社では、みんなで成果を出そうとする姿勢が評価されます。

短所を長所に言い換える!3つの回答例文

「自分を一言で表すと」の質問に対して、短所を長所に言い換えることでポジティブな回答ができます。また、短所を改善するために努力したエピソードは、「向上心がある」「努力家」といった印象を採用担当者に与えられるでしょう。

1.特快電車

「昔からせっかちなところがあり、中学、高校時代は周りから『特快電車』と呼ばれていました。せっかちであることから、大学生になるまではテストでよくケアレスミスをしていました。それではいけないと思い、一呼吸おいて考えて確認作業を怠れないようにしてからは、ミスをすることがほぼなくなりました。」

せっかちな点をきちんと理解して、短所を補っていることが伝われば強みに変えられます。

2.石

「高校時代はクラスメートから『石』と呼ばれていました。私が何事にも頑固で譲らないところからつけられたニックネームです。人の意見を取り入れるようにし、今はそこに柔軟性も備えられたと思っています。ただし、自分の信念を貫くことは変わっていません。」

頑固さは、柔軟性が欠けていると思われてしまうところがありますが、柔軟性を身に付けたことをアピールすることで、真面目な点を魅力にできます。「自分を一言で表すと」という質問に「真面目」と答えるのではなく、「石」と答えて印象に残るよう工夫しているのもポイントです。

3.優柔不断

「私はよく周りから優柔不断と言われていました。当時はあまり自覚がありませんでしたが、確かに好きなものが複数あるときには迷ってしまい、レストランのメニューなどもすぐに決められませんでした。今では短所を改善しようと思い、TPOに合わせて注意しています。ただ、肝心なことはしっかり考えて判断しています。」

優柔不断さは短所として見られがちですが、慎重に物事を判断している点や優しさをアピールできれば長所にもなります。面接で自分の弱みを聞かれたときの対処法を知りたい方には、短所を上手く活かして回答するコツなどが書かれているコラム「面接で聞かれる弱みや短所…どう答えるのが正解?」がおすすめです。

印象に残る表現を心がけよう

「自分を一言で表すと?」の回答で印象に残る表現を使用すると、採用担当者へ好印象を与えられるでしょう。ただし、無理に面白い表現にしようとすると自分の良さを十分に伝えられない可能性もあります。まずは、自分の長所を考え、それを基にユーモアのある表現に言い換えると良いでしょう。たとえば、「長所をアピール!6つの回答例文」の例文で使用している「カメレオン」や「ハヤブサ」などの動物を交えると、わかりやすく印象深くアピールができます。

「自分を一言で表すと」に四字熟語を使用した回答の例文

「自分を一言で表すと」に四字熟語を使用した回答の例文の画像

「自分を一言で表すと」への質問には、四字熟語で回答するのもおすすめです。四字熟語は、「一言で」という指定にピッタリ。また、四字熟語で表現すると語彙力もアピールでき、柔軟性や発想力なども評価される可能性があります。
たとえば、頑固さや負けず嫌いを表す四字熟語には「頑固一徹」「初志貫徹」「一心不乱」などがあり、これらの言葉は長所にも短所にも応用可能です。ほかにも、目的を果たすためにあらゆる苦難に耐えるという意味を持つ「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」や、よく考え十分に検討したうえで実行に移すという意味を持つ「熟慮断行(じゅくりょだんこう)」、勇気を持って目的に向かって突き進むという意味を持つ「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」などがあります。
ここでは、「自分を一言で表すと」の質問で四字熟語を活用したときの例文を紹介するので参考にしてください。

1.七転八起

「自分を一言で表すと『七転八起』です。私の信条は粘り強さで、多少のことにもくじけない自信があります。大学の卒論研究でも、なかなか結果が出なかったのですが、試行錯誤を繰り返して最後まで諦めませんでした。」

何度失敗しても挑戦するという分かりやすい言葉で、粘り強くやる気がある姿勢を示すのには最適です。研究職など、すぐに結果が出ない職種では高評価になる可能性もあるでしょう。

2.初志貫徹

「自分を一言で表すと『初志貫徹』です。どんなことに対してもコツコツと最後まで諦めません。それは高校受験と大学受験にも発揮できました。」

初志貫徹には「謙虚な心を忘れず地道に頑張る」という意味があり、真面目さを伝えることもできます。

3.創意工夫

「自分を一言で表すと『創意工夫』です。新しいことを考えるのが好きで、前職では作業効率を上げるために、進捗管理表や掲示板などを自ら作り、部署内で使ってもらいました。先輩や同僚から、作業の見える化ができてスピードが上がったと感謝されました。」

比較的簡単な言葉ですが、今後与えられる仕事に対して自分なりの工夫ができることを強みとして伝えられます。

4.知行合一

「自分を一言で表すと『知行合一(ちこうごういつ)』です。正しい知識を得るためには実際に行動してみることを信念にしていて、行動力には自信があります。前職は営業職でしたが、競合他社の商品を積極的に利用したうえで自社商品の長所をお客さまに伝えるなど、経験することを大事にしていました。」

「本質を知るには、知識と行動が伴わなければ叶わないことを」を意味している言葉で、知識の量と実践力をアピールできます。

5.遠慮近憂

「自分を一言で表すと『遠慮近憂(えんりょきんゆう)』です。以前は優柔不断な性格に苦しんでいた時期もありましたが、この言葉を知ってから、きちんと準備をして物事に臨むのは長所だと思えるようになりました。御社を志望するにあたっても、2年かけて●●の勉強をし、資格を取得いたしました。」

「先のことを考えて行動しなければ、急な心配事が起こり苦しむことになる」という意味を持つ言葉なのでネガティブに捉えられる場合もありますが、視点を変えれば慎重さや計画性があるというアピールになります。

面接対策に不安がある方は、ハタラクティブに相談してみませんか。面接では「自分を一言で表すと」のほかにも、答えに悩む難しい質問をされる可能性があります。企業側の意図を理解し、好印象を残す回答をするためには準備が必要です。一人で考えていて行き詰まったときには、就職・転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめ。
若年層を対象としたハタラクティブでは、これまで多くの就職・転職を成功に導いてきた経験豊富なアドバイザーが、あなたの悩みや不安に寄り添います。「自分を一言で表すと」のほかにも、面接マナーや志望動機をはじめとする面接対策にも対応可能。サービスは完全無料なので、まずはお気軽にハタラクティブまでお問い合わせください。

「自分を一言で表すと」の質問に関するQ&A

「自分を一言で表すと」の質問で想定される疑問にお答えします。

自分の長所を見つけるには?

第三者に聞いてみると良いでしょう。当たり前にこなせていることに、長所が隠れている可能性があります。そのほかにも、インターネット上の診断ツールや就職支援サービスを利用して、長所を見つける方法も。長所の見つけ方や就活での活かし方について「長所の診断方法には何がある?見つけ方やアピールのコツもご紹介!」で解説しているので、あわせて確認してみてください。

自己紹介で自分を表す言葉を入れても良い?

自己紹介に入れるのもOKです。面接官から「自分を一言で表す言葉を入れて、自己紹介をしてください」といわれる可能性もあるので、回答を考えてみましょう。「面接の自己紹介のポイントを解説!採用担当者に好印象を残す伝え方と例文」のコラムで、自己紹介に入れるべき基本項目や、答え方のポイントを解説していますので、参考にしてみてください。

面白い回答でなければいけない?

面白さを重視しなくても良いでしょう。大事なのは長所を伝えることと、応募先企業で役立つ能力をアピールすることです。ただし、印象に残るための工夫は必要なので、ありきたりでない言葉を考えるように意識してみてください。また、自己PRと関連付けるのも大切なポイント。「面接の自己PRの答え方とは?例文や長所の効果的なアピール方法を紹介!」のコラムで例文を紹介していますので、参考にしてみてください。

具体的なエピソードのネタがありません

今までに褒められた経験を振り返ってみましょう。エピソードは特別な出来事でなくても構いません。部活やアルバイト、インターンなどで「●●が上手だね」「おかげで助かった」といわれたことがあれば、長所を活かしたエピソードに活用できる可能性があります。
自分の回答に不安がある場合は、ハタラクティブの就活アドバイザーに意見をもらうのもおすすめです。

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