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ハローワークで資格取得は可能?教育訓練給付制度について詳しく解説
更新日
この記事のまとめ
- ハローワークでは雇用保険の手続きや求職支援のほかに資格取得サポートも行っている
- ハローワーク指定の資格取得の講座を修了すると最大10万円の給付金が受け取れる
- ハローワークで資格取得してから再就職すると、最大で168万円を受給可能
- ハローワークで受講できる講座で、民間資格から独占業務資格まで取得を目指せる
- 資格取得に悩んだらハローワーク専用の窓口や民間の求職サービスを利用するのも手
ハローワークで資格取得のサポートを受けられることを知らない方も多いのではないでしょうか。さまざまな就職支援を行っているハローワーク。資格を取るには独学したり各種学校に通ったりするのが一般的ですが、ハローワークでも資格取得のサポートが受けられます。このコラムでは、ハローワークで取得を目指せる資格の種類や受けられる給付についてまとめています。資格取得を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
ハローワークで資格取得はできる?
ハローワークは、誰でも利用できる公共職業安定所(職安)です。失業したときに失業保険を申請したり新しい仕事を探したりと、「仕事に困ったときに使う」というイメージが強い場所ですが、実際は、資格取得のサポートをはじめ、さまざまな就職支援を行っています。そのハローワークの就職支援の1つで、資格取得を目指せるのが、「教育訓練給付制度」。以下では、ハローワークの「教育訓練給付制度」について解説していきます。
教育訓練給付制度とは
ハローワークインターネットサービスの「教育訓練給付制度」によると、教育訓練給付制度は、労働者の能力開発やキャリア形成支援を目的に、厚生労働省が指定する講座の受講に対して給付金が受け取れる制度です。講座を修了した場合には、教育訓練経費(授業料など)の20%相当額がハローワークから支払われ(最大で10万円)、その講座が専門的なもの(看護師や介護福祉士などの資格を必要とするもの)であれば、50%相当額(最大120万円)を受給することができます。さらに、専門実践教育訓練を修了したのちに決められた資格を取得して就職すれば、20%を追加で受給することが可能。基本の50%と合わせると、最大で168万円を受給できることになります。ただし、受給には雇用保険に加入していた期間などの条件があるため、詳しくはハローワークに問い合わせると良いでしょう。
ハローワークには資格取得以外にも支援制度がある
ハローワークでは、資格取得のサポート以外にも、職業紹介や求職相談、雇用保険の手続きなど、7つの就職支援サービスが提供されています。また、求職活動を専門としたハローワークプラザや新卒者の就職支援に特化した新卒ハローワーク、概ね35歳未満で正社員就職を目指す若者を対象としたわかものハローワークなど、さまざまな関連施設があることも特徴。自分の状況や希望に合わせて、適したサービスを活用すると良いでしょう。「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」では、ハローワークで利用できるサービスや求職活動の流れなどを解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
参照元
ハローワークインターネットサービス
教育訓練給付制度
ハローワークで資格取得が可能なものとは
ハローワークで受講できる講座は、一般教育訓練、専門実践教育訓練に分けられており、それぞれ取得できる資格が異なります。また、専門実践教育訓練の場合は、独占業務資格や名称独占資格の取得を目指すことが可能です。では、ハローワークの教育訓練給付金制度を利用すると、どのような資格を取得できるのでしょうか。以下で、代表的なものを抜粋して掲載しているので参考にしてみてください。
一般教育訓練
・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
・シスコ認定資格
・日商PC検定試験
・Webクリエイター能力認定試験
・建築CAD検定
・通訳案内士試験
・TOEIC
・日本語教育能力検定試験
・税理士
・中小企業診断士試験
・マンション管理士試験
・公認会計士
・証券アナリスト
・総合旅行業務取扱管理者試験
・インテリアコーディネーター
・大型自動車第一種免許 など
専門実践教育訓練
・看護師
・介護福祉士
・臨床工学技士
・調理師
・建築士
・航空運航整備士 など
ハローワークでの資格取得に悩んだら
特に目指している職業がない場合は、企業のニーズやこれからのキャリアを考えて自分に必要な資格を選ぶ必要があるでしょう。「早く就職したい」「キャリアアップしたい」などの理由で資格取得を考える人は多いですが、希望する仕事に資格が必須になるとは限りません。資格がなくても就職できる可能性があることを踏まえ、自分がやりたい仕事には本当に資格が必要なのかを考えて行動を起こすのが得策といえます。また、悩んだらハローワークの専門の支援窓口で相談してみるのも一つの方法です。「ハローワークの使い方は?利用の流れとポイントを徹底解説」では、ハローワークを利用する際の流れを解説しているので、参考にしてみてください。
職業訓練も活用してみよう
ハローワークには、教育訓練給付制度以外にも「職業訓練」という制度があります。失業保険の受給有無により、受けられる訓練が異なりますが、基本的な訓練期間は約3ヶ月~2年程度。また、自費はテキスト代のみで、無料で受講が可能なため、失業保険を受け取りながら就職に向けたスキルや知識を身につけることができます。「ハローワークの職業訓練を受けるには?具体的な内容や申し込みの流れを解説」では、職業訓練の種類や申し込み方法、メリットなどを解説。働きながら受けられる「在職者訓練」などについても紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。