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3年目の転職は甘え?辞めるか悩むときの解決策や希望の働き方を叶えるコツ
この記事のまとめ
- 入社3年以内での転職は「甘え」とは限らない
- 機会を逃さず自分に合った働き方を叶えるために、入社3年を待たずに転職するのも手
- 第二新卒にあたる入社3年目での転職は、ポテンシャルを武器に未経験の仕事にも挑戦しやすい
- 入社3年目での転職活動では、自己分析や企業研究を行って自分に合った転職先を見つけよう
- 転職エージェントでは、入社3年目での転職活動をプロの目線からサポートしてくれる
「入社3年目での転職は甘え」「3年は働くべき」という意見を耳にすると、不安が大きくなりなかなか転職活動に踏み出せないですよね。しかし、入社3年目での転職は甘えではありません。やりたいことや転職理由が明確なら、自分に合った働き方を叶えるために転職するのは有効な手段です。
このコラムでは入社3年目で転職するメリット・デメリットや、転職するか悩んだときの解決策についてご紹介します。また、希望の働き方を見つけて長く働ける転職先を見つける方法も解説。3年目の転職を成功させるために、ぜひ参考にしてみてください。
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入社3年目での転職は甘え?
入社して3年目での転職は、必ずしも「甘え」とはいえません。現職では解決できない明確な転職理由がある場合、できるだけ早いうちに転職すれば時間やチャンスを無駄にすることを防げるからです。現職を続けるか転職するか適切な判断ができるように、情報を集めることから始めてみましょう。
新卒入社3年目の離職率は約1割
厚生労働省の「学歴別就職後3年以内離職率の推移」によると、2021年に新卒入社した人の3年目での離職率は、高卒者が9.4%、大卒者が10.3%でした。1割近くの人材が3年目に退職しており、決して少ないわけではないことが分かります。
また、3年以内での離職率はそれぞれ38.4%と34.9%で、約3割が入社1~3年目で辞めているということに。早期離職や第二新卒での転職活動が一般的になりつつある現代では、転職理由を明確に説明できれば、3年目での転職を一方的に「甘え」と判断されることは少ないといえます。
職歴の短さが転職で不利になるのか知りたい方は、「職歴3年未満は不利?転職や履歴書の作成で気をつけたいポイント」のコラムも参考にしてみてください。入社3年未満の場合、どのようなアピールが転職成功につながるのかを解説しています。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します
「とりあえず3年働くべき」とされる理由
新卒として入社後に「とりあえず3年間は働くべき」といわれる理由には、一定の経験やスキルを定着させたり、成果を出せるまでに掛かる時間を考慮したりすることが挙げられます。とはいえ、保有しているスキルや仕事によっては早く成果を出せたり、反対に評価されるまで3年以上かかったりすることも考えられるでしょう。
また、「石の上にも三年」のことわざから、「とりあえず3年働くべき」と考える方もいるようです。
入社3年目の転職は難しいわけではない
入社後3年目での転職が、とりわけ難しいわけではありません。採用を行う企業が必ずしも勤続年数を重視しているとは限らないからです。また、企業によっては、「経験が少なくても若い人材が欲しい」「年数よりもポテンシャルや実績を評価する」と考えている場合もあります。
若い人材を求めている企業では応募者の年齢を重視する傾向にあるので、早めに転職活動を進めるのがポイント。仕事を探す際は、「経験不問」「20代活躍中」といった点に着目するのがおすすめです。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
転職する際に入社3年を待つ必要がない3つの理由
「3年目での転職は甘え」「3年は働くべき」といった意見を耳にしたことのある方もいるでしょう。しかし、3年という数字には明確な根拠はありません。ここでは、転職する際に入社3年を待つ必要がない理由を紹介するので、参考にしてみてください。
1.転職は年数より目的が重要だから
転職を通して実現したいことがあるなら、早く転職したほうが目標を達成する時期を早められる可能性が高まります。「ほかにやりたい仕事ができた」「労働環境を変えたい」など、転職の目的や理由が明確にあれば、年数にこだわって同じ職場で働き続けるよりも、転職して自分の希望を叶えられる環境に身を置くほうがメリットが大きいでしょう。
2.転職は機会を逃さないことが大切だから
新卒入社から3年未満で転職を決断すれば、第二新卒の枠で転職活動ができます。ポテンシャルが重視される傾向にある第二新卒は若さや将来性を評価されやすく、経歴を問わず転職できるチャンスです。社会人経験を重ねるほど未経験の業界や職種への転職は難易度が高くなりやすいため、「新しいことに挑戦したい」という場合は3年を待たずに転職したほうがおすすめといえます。
「第二新卒とはいつまで?転職するメリットや就職を成功させるコツを解説!」では、第二新卒が転職を成功させるための方法を紹介しています。あわせて参考にしてみてください。
3.無理して合わない仕事をするのはストレスになりやすいから
今の職場が合わないと分かっていながら仕事を続けることは、ストレスが溜まる原因になり得ます。職場の人間関係や仕事内容、社風などは仕事のパフォーマンスやモチベーションに影響を与えやすく、我慢して働こうとすることで心身の負担につながることもあるでしょう。
ミスマッチの原因が自分の力で解決できない内容の場合、新しい環境を求めて転職を検討するのも手といえます。
「入社3年目を含む若年層」が転職を考える5つの理由
ハタラクティブの「若者しごと白書2025 4-7. 転職したい理由」によると、18〜29歳の若年層を対象としたアンケートで割合が多い転職理由は以下の通りでした。回答者のすべてが入社3年以内ではありませんが、若年層の考えを参考にそれぞれの転職理由を掘り下げてみましょう。
「入社3年以内を含む若年層」が転職を考える主な理由
- 今より多くの収入を得たいため(63.4%)
- 新しい経験やスキルを得たいため(22.9%)
- 今よりもやりがいのある仕事がしたいため(20.3%)
- 福利厚生が充実したところで働きたいため(17.6%)
- 残業時間を減らしたいため(12.1%)
1.今より多くの収入を得たいため(63.4%)
「現在よりも高い収入を確保したい」「今後、収入が上がるか不安」といった理由で、入社3年目に転職を検討する方もいます。収入アップを実現している同世代を目の当たりにしたり、今の会社にいても将来的に大幅な昇給は望めないことを知ったりすると、「今のままで良いのか」と悩むこともあるでしょう。
また、昇給にかかわる評価基準が不透明だったり、成果に対して適正な評価が得られなかったりすると、将来的な収入に不安を感じることも。結果的に、収入アップを目指して3年目での転職を考えるようです。
2.新しい経験やスキルを得たいため(22.9%)
「これまでとは違った経験やスキルを得たい」という意欲から、入社後3年目に転職を検討する場合もあります。職場によっては、業務のルーティンワーク化により、新しい業務やスキルアップに取り組みにくいことも。転職によって専門的なスキルに磨きをかけたり、新たな体験から刺激を受けたりすることを望み、職場を変えるための行動に移す人もいます。
3.今よりもやりがいのある仕事がしたいため(20.3%)
「今の仕事にやりがいやモチベーションがない」「興味のある仕事をしたい」という場合、転職で仕事内容を変えたいと思うでしょう。「入社後に希望の部署に配属されなかった」「2年目で部署異動になった」というように、やむを得ない理由で仕事にやりがいが感じられない、興味がもてないと感じることも。また、「業務経験を通じてやりたいことが見つかった」という前向きな理由で転職を考える方もいるでしょう。
4.福利厚生が充実したところで働きたいため(17.6%)
現在の待遇に不満があると、「福利厚生を重視したい」という理由で入社3年以内の転職をする方もいます。新卒入社で働き始めると、他企業に入社した友人と福利厚生を比較することもあるでしょう。また、将来的に結婚や子育てすることを考え、ライフステージが変わっても働きやすい環境を求めて転職活動をする方もいます。
「福利厚生とはどんな制度?目的や適用条件を分かりやすく解説します!」では、福利厚生のメリットや種類について紹介しているので、参考にしてみてください。
5.残業時間を減らしたいため(12.1%)
「残業時間を減らしたい」と、転職によりワーク・ライフ・バランスの改善を目指す方もいます。特に、長時間残業が日常的になっている場合は、休む時間が減ったりプライベートを充実させられなかったりして仕事へのモチベーションが下がることも。また、残業により体力的な厳しさやストレスを感じたり体調不良を引き起こしたりして、転職を決意する場合もあります。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
入社3年目に転職するメリットとデメリット
入社3年目での転職には、「第二新卒として未経験の仕事にも挑戦しやすい」というメリットがあります。一方で、企業や採用担当者によっては経験・スキル不足を不安視されることも。3年目での転職を成功させるには、メリット・デメリットの両面を知ったうえで慎重に判断することが大切です。
入社3年目に転職するメリット
3年目で転職するメリットは、若さならではのポテンシャルをアピールできたり経歴にかかわらず新しい仕事に挑戦しやすかったりすることです。また、「合わない」「今の仕事がつらい」という気持ちがある場合、転職することで悩みが解消する可能性もあります。
第二新卒として転職できる
第二新卒として転職できることが、3年目で転職する大きなメリットです。第二新卒とは、一般的に新卒入社してから3年以内に転職を目指す人のこと。若手人材が不足しやすい昨今では、新卒だけでなく既卒や第二新卒の人材を積極的に採用しようとする企業が増えているようです。
第二新卒の強みは、若さならではの柔軟性や将来性と、新卒入社した会社で得たビジネスマナーや社会経験の両方を兼ね備えていること。若手人材を求めている企業にとって、魅力的な存在といえます。
また、社会経験があるぶん、自己分析や企業研究がやりやすくなる効果も。新卒入社した会社から転職を考えている理由を整理することで、より自分に合った転職先を見つけやすくなるでしょう。
異業種や未経験の職種にも挑戦しやすい
3年目での転職では、異業種や未経験の職種にも挑戦しやすいメリットもあります。なぜなら、若いうちは新しい仕事に対する柔軟性や吸収力が高い傾向があるためです。
また、職歴が短いぶん仕事に対するこだわりがなかったり、前職の企業文化に染まり切っていなかったりする点もポイント。「仕事を積極的に覚えてくれそう」「すぐに環境に馴染んでくれそう」などの評価を得やすく、経験にかかわらず挑戦できるチャンスといえます。
合わない仕事や環境から解放される
合わない仕事や環境から解放されることも、3年目で転職するメリットの一つ。「とりあえず3年」という気持ちで仕事をこなすだけでは、仕事のモチベーションが保てずスキルアップや自己成長につながらないことも。「自分のスキルを本格的に向上させたい」「ほかにやりたいことがある」という場合は、転職することで悩みや不満が解消する可能性があります。
入社3年目に転職するデメリット
3年目での転職は、社会人経験や職歴の短さといった点が転職活動でのデメリットになることも。また、転職後の環境の変化を負担に感じる場合もあるでしょう。
スキル・社会人経験不足と思われる可能性がある
スキルや社会人経験が不足していると思われる可能性があることが、3年目での転職のデメリットです。企業や採用担当者のなかには、ある程度の実務経験や仕事のスキルが身につく期間の目安を「3年程度」としているところも。そのような場合、3年目での転職は「仕事のスキルが身についていない」「社会人経験が足りておらずビジネスマナーが備わっていないのでは」といった懸念を抱かれる可能性があります。
また、企業によっては新卒採用以外のタイミングでフォロー体制を確保するのが難しかったり、研修制度が整っていなかったりすることも考えられるでしょう。
転職後は一時的にキャリアダウンすることもある
3年目での転職では、一時的にキャリアダウンすることもあります。転職活動では、前職での経験やスキルを踏まえてポジションや待遇が決まるのが一般的。3年目以内の転職ではスキルや社会人経験が不足していると判断されやすく、新卒入社と同じような立ち位置から再スタートする場合があるためです。
そのため、「今の会社でのポジションや待遇を維持したい」という方は、希望条件に合う求人がなかなか見つからない恐れがあります。反対に、「待遇よりもやりがいを重視したい」「一時的にキャリアダウンしても自分に合った環境で再出発したい」という場合は、転職することで悩みを解決できる可能性があるでしょう。すぐに辞めてしまうと思われる可能性がある
採用担当者は、短期間で転職をする求職者に対して「またすぐに辞めてしまうかも…」と不安を抱く可能性があります。企業は採用のために時間と費用を投じているため、「一度採用した人材には長期間働いてほしい」と考えているのです。
ただし、アピールによって企業側の不安を払拭できる可能性はあります。3年以内の転職を検討する場合、採用担当者を納得させられるよう「今後は応募先で長期的なキャリアを築きたい」という意志を示しましょう。
人間関係を一から構築しなければならない
転職すると、新しい職場で一から人間関係を構築する必要があります。新卒時とは異なり、気軽に話せる同期がいなかったり、年下の先輩や上司に指導してもらったりすることもあるでしょう。そのため、やりづらさや居心地の悪さを感じる可能性があります。
新しい職場で良好な人間関係を築くためには、積極的なコミュニケーションを行い信頼関係を築くことが大切です。上司や同僚と積極的に会話をしたり、会社のイベントや研修などに参加したりすることで、新しい職場に馴染む努力をしましょう。
第二新卒の転職活動のメリットやデメリットは、「第二新卒は新卒扱いになる?就活を成功させるための方法を解説」のコラムでも解説しています。あわせて参考にしてみてください。
新卒で3年働いてから転職するメリットは?
3年働いてから転職するメリットは、スキルや経験を評価される可能性があることです。一定期間同じ職場で働けば、幅広い業務経験を積めるため、培ってきたスキルを次の職場でも活かせる可能性があるでしょう。
また、3年間で自分の向き・不向きを判断できるのもメリットの一つです。3年の間に業務で必要な経験を積み、自分にとって本当に適した仕事かどうかを見極めるのも手です。入社3年目での転職を慎重に判断すべきパターン
ここでは、入社後3年目での転職を慎重に判断すべきパターンをご紹介します。今の職場を辞めるか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職の目的が明確ではない場合
「友達が転職しているから何となく」「今の職場をとにかく辞めたい」というように、あいまいな理由で転職するのは避けましょう。転職で実現したいことが明確でなければ、再びミスマッチを起こすリスクがあるからです。転職理由が明確でない状態での転職は避け、まずは転職の目的をはっきりさせることから始めてみましょう。
今の会社でやりたいことが実現できる場合
転職を考える理由によっては、退職せずに現在の会社に在籍したままで改善を図れる可能性があります。たとえば、部署内の人間関係が合わなかったり、会社内でやりたい仕事があったりする場合は、部署異動によって実現できることも。今の会社の方針や社風に満足している場合は、すぐに転職するのではなく、上司や人事に相談してみるのも手です。
専門スキルやマネジメント力が必要な仕事を目指す場合
専門的なスキルやマネジメント経験が必要な仕事の場合、ある程度の勤続年数があるほうが有利になる可能性があります。特に専門職や技術省の求人のなかには、「実務経験3年以上」といった条件が設けられていることも。業界や職業を変えずに転職したい場合は、3年以上の経験を積んだほうが選択肢が広がる可能性があります。
また、マネジメント職も同様に、勤続年数や仕事への理解度、マネジメント経験などが求められやすいでしょう。今の仕事を続けることで仕事への理解が深まったり、リーダーやマネジメントの仕事を経験できる可能性があったりするのであれば、今の会社に残るのも手といえます。
ただし、いずれの場合も未経験から挑戦できる求人や、若手人材を積極的に求める企業はあるでしょう。希望する職業の求人情報を検索して未経験可の求人数や待遇、キャリアプランを確認し、辞めるのと今の仕事を続けるのではどちらがメリットが大きいかを確認するのがおすすめです。
「まだ転職するのは早い?」と悩む方は、「入社2年で退職は早い?甘え?後悔しないポイントや転職方法を紹介」のコラムもチェックしてみてください。
入社3年目に転職したいと思ったときの5つの解決法
入社3年以内で転職したいと思ったときは、すぐに決断するのではなく現職で問題が解決できないか検討したり、信頼できる人に相談したりするのがおすすめです。仕事を辞めることを後悔しないように、以下の5つの解決法を検討してみてください。
入社3年目に転職したいと思ったときの解決法
- 転職で解決できる問題かどうか見直す
- 人事異動の申し出を検討してみる
- 転職してやりたいことを説明できるか考える
- 信頼できる周囲の人に相談する
- 第二新卒として転職活動をする
1.転職で解決できる問題かどうか見直す
まずは現在の職場で抱えている悩みや不安を冷静に分析し、その内容が転職しないと解決できない問題かどうかを振り返ってみましょう。転職には時間と手間がかかるだけでなく、必ずしも自分の理想的な環境を得られるとは限りません。
「仕事の難易度が自分に合っていない」「仕事量が多くつらい」などの理由の場合、上司に相談することで担当業務や仕事量の調整を行ってくれる場合も。今の職場で悩みを解消できる可能性があるなら、一度立ち止まってみるのも手です。
ただし、パワハラやセクハラ、いじめなどで心身に悪影響を及ぼしているとき、または及ぼしかねないときは、無理して仕事を続けようとせずに転職を検討しましょう。また、長時間残業やサービス残業が当たり前になっているなど自分で環境を改善するのが難しい場合も、転職で働き方を変えることが解決策になる可能性があります。
2.人事異動の申し出を検討してみる
人間関係や仕事内容で悩んだ場合、人事異動の相談をするのも一つの方法です。転職を急いだり、感情に任せて退職したりするのは避けましょう。信頼できる上司や人事部に相談するのがおすすめです。
3.転職してやりたいことを説明できるか考える
自分のやりたいことや理想の状況を明確に説明できるか考えてみましょう。曖昧な転職理由では、新しい職場で同じような悩みに直面する可能性があります。転職を通じてどのような目標を達成したいのか、どのようなキャリアを築きたいのかを明確にすることで、転職するべきかどうかを判断しやすくなるでしょう。
将来の目標が明確な場合は早めに行動するのがおすすめ
明確な将来のビジョンや熱意があるのなら、柔軟性を評価される若いうちが転職に有利といえます。たとえ第一志望の会社に入社したとしても、入社後にほかにやりたいことができる可能性はあるので、今の自分の気持ちや目標を大切にして転職に向け行動することがおすすめです。
「本当に転職して良いのかな…」「後悔のない転職ができるかどうか不安…」と悩む方は、「転職してよかったことは?満足度の高い会社や職業を見つけるポイントを解説」のコラムも参考にしてみてください。
4.信頼できる周囲の人に相談する
転職について悩んだ際は、信頼できる友人や家族に相談してみましょう。一人で考えるより視野が広くなったり、客観的な視点から転職すべきかどうかや転職活動についてのアドバイスをもらえたりする可能性があります。
また、現在の悩みを周囲に話すだけでも、状況を整理できたり、気持ちが落ち着いて「退職せずに頑張ろう」と思えたりすることも。ただし、信頼できる上司や同期がいても、社内の人と転職の相談をするのは避けましょう。転職が決まる前に噂が流れたり、良い印象をもたれなかったりすることもあるからです。
5.第二新卒として転職活動をする
新卒入社後3年目であれば、先述したように「第二新卒」として求職活動を進めることが可能です。第二新卒は若さが大きな武器になるので、3年目での転職を決めたら早めに行動に移すことがポイントといえます。
この項で紹介した段階を踏んだうえで転職するかどうかを決めることで、3年目で転職するかどうかの選択をしやすくなり、後悔するリスクを下げられるでしょう。「24歳で転職するのは遅い?おすすめの職種や仕事探しのコツを紹介」のコラムでは、第二新卒での転職活動のポイントやおすすめな業界・職種について紹介しているので、参考にしてみてください。
また、「転職しない選択にリスクはある?求職活動のポイントも紹介!」のコラムでは、転職しない選択のリスクや転職するかどうか決めるときのポイントを解説しています。
入社3年目の転職が失敗につながりやすい例
ここでは、入社3年目の転職が失敗につながりやすい例を紹介します。転職は、人生を左右する大切な決断です。転職後に後悔しないためにも、この項で転職活動への心構えや注意点をきちんと確認しておきましょう。
「自分は一切悪くない」と考えてしまう
今の仕事に不満がある場合も、「自分は一切悪くない」「転職するのは周囲や環境のせい」と考えるのは避けましょう。入社3年目での転職活動では、転職を決意した理由を聞かれることが多いもの。態度や言葉づかいから「周囲のせい」という考えが伝わってしまうと、人柄や仕事への姿勢の面を不安視され、良い評価を得られない可能性があります。
また、転職すると、職場になじめなかったり、成果を出すまでに時間がかかったりして悩むこともあるでしょう。他人や環境を理由にして何もしないままだと解決にはつながらず、結果的に早期離職につながるリスクが考えられます。
転職が最終ゴールになっている
転職そのものがゴールになっていることも、失敗につながる要素となり得ます。単に「職場を変えたい」という理由から、キャリアプランや実現したいことを設定せずに転職を検討している場合は注意が必要です。
転職自体が目的になってしまうと内定を得た時点で満足してしまい、入社後に「何をすれば良いか分からない」「この会社での長期的なビジョンが見えない」と悩んでしまう恐れも。長期的な目線でキャリアプランを立て、自分らしく長く働ける環境を見つけることが大切です。
キャリアプランを立てる方法は、「キャリアプランとは?簡単に解説!面接での回答例や立て方のポイントも紹介」のコラムでまとめています。
下調べが足りず新卒時と同じやり方で転職活動をしている
3年目の転職活動では、新卒時と同じやり方で転職活動をしないように注意しましょう。転職では、基本的なビジネスマナーや前職での経験などが評価対象に入ります。そのため、「就職後の経験をベースに自己分析をやり直す」「ポテンシャルに加えてビジネススキルをアピールする」など新卒時とは異なる対策が必要です。
新卒1~3年目の転職活動のアピール内容については、「新卒1年目で転職したい!成功させるコツや転職した人の体験談を紹介」のコラムで詳しくまとめています。
この項では、転職に失敗しやすい例について紹介しました。転職活動が上手くいかないと感じるときは、一度転職活動の進め方や企業の探し方を見直してみるのがポイントです。「転職がうまくいかないのはなぜ?年齢別の原因や疲れたときの対処法を解説」のコラムでは転職がうまくいかない原因や対処法を紹介しているので、第二新卒での転職を失敗しないための参考にしてみてください。
ただし、転職が初めてだと不安も大きく、「第三者のサポートが欲しい」「自分だけでは難しい」と感じることもあるでしょう。そのような場合は、ハローワークや転職エージェントなどのプロに相談してみるのも有効です。転職活動に精通した職員やキャリアアドバイザーが、1人ひとりの状況や希望に合ったアドバイスをしてくれます。
入社3年目で転職を成功させる8つの方法
入社3年目での転職活動を成功させるには、今の状況や転職すべきかどうかを客観的に確認したうえで、主体的にスケジュール管理や自己分析などを行うことが重要です。ただ転職するだけでなく、自分らしく長く働き続けられる職場を見つけるためにも、ぜひ以下の項目を意識してみましょう。
1.転職活動のスケジュールを立てる
転職活動を始める前に、スケジュールを立てることが重要です。「△月までに内定を得る」というように具体的な目標を立て、そこから逆算してスケジュールを設定するのがおすすめ。明確なスケジュールの設定は、転職活動が長引くのを防げることにもつながります。
また、転職活動のスケジュールを立てるうえで、「在職中と転職後のどちらに活動すべき?」と悩む方もいるでしょう。それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分に合ったやり方を選ぶことが大切です。
在職中に転職活動を行う場合
転職活動を在職中に行えば、「職歴にブランクができない」「収入が途切れない」といったメリットがあります。収入があるぶん経済面や精神面に余裕をもって取り組めるため、在職中に転職活動を行うのがおすすめです。
一方で、仕事と転職活動の両立をしなければならない点はデメリットといえます。仕事のあとや休みの日に選考準備をしたり、面接日程によっては休みを取ったりする必要があるため、スケジュール管理を難しく感じてしまうこともあるでしょう。
働きながら転職活動をするコツは、「仕事しながら転職活動するのは辛い?無理なく成功させるやり方を紹介」のコラムで詳しく解説しています。
退職後に転職活動を行う場合
現職を辞めてから転職活動するメリットは、予定を立てやすく、多くの時間を割けることです。転職活動にじっくりと向き合い、自己分析や企業研究に時間を使ったり、複数の企業の選考を受けたりできるでしょう。
ただし、収入が途切れる点はデメリットです。転職活動が長期化すると、貯蓄が減る焦りからミスマッチの職場に就いてしまうリスクも考えられます。そのため、現職を辞めてから転職活動を行う場合は、ある程度の貯金を用意して収入の不安を解消できるようにしておきましょう。
転職活動には、一般的に1~3ヶ月ほど掛かるようです。「転職活動にかかる期間とは?準備の目安や早めに終わらせるコツを知ろう」のコラムで転職活動の流れと準備期間の目安を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.自己分析で強みや大切にしたい価値観を洗い出す
自己分析を行い、自分の強みや特性、大切にしたい価値観などを明確に把握しましょう。自己分析でこれまでの経験や実績を振り返り、自分がどのような仕事で力を発揮できるかを理解することが重要です。
好きな仕事が必ずしも得意とは限らないため、客観的に自分のスキルや価値観を整理したうえで、どの業界や職種で自分の能力を発揮できるか検討してみましょう。
今までの経験を振り返りスキルの棚卸しをする
入社3年目で転職活動をする場合は、入社から今までの仕事の経験を振り返ってスキルを棚卸しするのがおすすめ。まずは「好きな仕事」「得意なこと」「苦手なこと」など、さまざまな視点でこれまであったことを書き出してみましょう。
一通り書き出したら、それぞれの内容や思い出深いエピソード、その経験を通して学んだことなどを掘り下げます。「なぜそう感じたのか」「出来事を通してどう成長したか」を深掘りすることで、社会人経験で得たスキルや自分なりの強みが見えてくるでしょう。
自己分析のやり方については、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムで詳しく解説しています。
3.徹底した企業研究で転職先について調べる
入社後3年目で転職する際は、応募する企業について入念に企業研究をする必要があります。企業研究が不十分だと、ミスマッチを起こす恐れがあるからです。
企業研究では、企業のWebサイトやリクルートサイト、求人情報などをチェックし、社風や企業文化、業績、事業内容、仕事内容などを丁寧にリサーチしましょう。企業の社風や仕事内容をよく理解したうえで転職先を決めれば、入社後のミスマッチを防げます。
憧れだけでなく仕事の苦労や大変さも理解しておく
やりたいことを仕事にするときは、苦労や大変さといったデメリットも踏まえて転職するのがポイントです。新しい仕事に対して期待や希望ばかりを抱いていると、企業研究をした際に良い部分しか目に入らなくなる可能性があります。その仕事のデメリットを十分に理解し、企業や職種との相性を冷静に判断しましょう。
「未経験歓迎」の求人も準備は必要
「未経験者歓迎」の求人に応募する場合も、自己分析や企業研究といった準備はしっかり行いましょう。「未経験者歓迎=誰でも採用される」というわけではなく、採用担当者は企業との相性や性格などを判断して採用可否を決めます。そのため、企業研究や選考対策が疎かなまま選考に挑むと、「志望度が低いのでは」「自社には合わなさそう」と評価されてしまう可能性があるでしょう。
また、「未経験歓迎」だからこそ、積極的な姿勢や意欲が重要な評価ポイントになる場合も。入念な準備を行うことで志望度の高さややる気をアピールでき、好印象につながります。4.やりたいことと今できることのバランスを考える
入社後3年目の転職を成功させるためには、「転職してやりたいこと」と「今の自分にできること」のバランスが重要。なぜなら、目指す仕事によっては一度の転職で自分のやりたいことすべては叶えられない可能性があるためです。
たとえば、未経験から営業事務を目指す場合、求人の倍率が高かったり経験者採用の求人が多かったりすると、現時点では難易度が高く挑戦しにくいでしょう。そのような場合は、まずは経験不問の一般事務や受付事務などに職種を変えて挑戦してみるのも手です。「やりたいこと」は中長期的な目標として据え、まずは今できることから徐々にステップアップしていけば将来的に叶えられる可能性が高まります。
5.将来のビジョンを明確にし自分の現在地を把握する
転職活動で重要なのは、自分が望むキャリアを実現することです。そのためには、5年後、10年後になりたい自分と、現在の自分の立ち位置を理解する必要があります。
たとえば、「5年後に○○のポジションに就くには△△の資格が必要」というように、現在の自分に足りていないもの、将来的に必要になるものを分析することが大切です。叶えたいキャリアに対して不足している要素があるなら、それらを追求できる転職先を探してみましょう。
6.転職理由や自己PRをポジティブに伝える
入社3年目に転職する場合は、「新しいスキルを身につけたい」「自分の専門知識を活かしたい」のように前職の退職理由や自己PRをポジティブに伝えることが重要です。仕事に対する前向きな姿勢を採用担当者に示せば、採用担当者に好印象を与えられる可能性があります。
過去に転職経験のある人が転職する場合
短い期間で転職経験がある場合は、採用担当者の不安を払拭させるためにも、転職の軸に一貫性があることを示すのがポイントです。一見関連のなさそうに見える職歴の場合も、「人と関わる分野で働いている」「提案力や企画力が活かせる仕事で活躍している」と一貫性を伝えられれば、採用担当者の理解を得られる場合があります。
短期間での転職経験を採用担当者に伝える際のポイントは、「短期離職を繰り返すリスクとは?転職回数をカバーする方法や伝え方をご紹介」のコラムで詳しく解説しています。
入社してすぐに転職する場合
入社してすぐに転職活動をする場合、「忍耐力がない」「飽きっぽい」というマイナスな印象を抱かれることもあります。ただし、給与の未払いやパワハラといった正当な退職理由がある場合は、事情を伝えたうえで応募企業への前向きな入社意欲をアピールしましょう。
入社後のミスマッチが原因で転職する場合は、退職理由を聞かれたときに職場のせいにしないように注意が必要。「入社前の下調べが足りなかった」のように、原因はあくまで自分にあると謙虚に反省する姿勢を示すと好印象です。
退職理由の答え方は、「早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例を9つ紹介!」のコラムも参考にしてみてください。
転職先で長く働きたいという意欲をアピールしよう
3年目での転職活動では、転職先で長く働きたいという意欲を積極的にアピールしましょう。具体的には、短期離職を繰り返さないために企業選びの際に意識したことを伝えたり、自己分析や企業研究の結果をもとに入社後の長期的な展望を述べたりするのがおすすめです。企業は社会人3年目の若い人材に対し、長く活躍してくれることを期待しています。そのため、根拠を示しつつ前向きな姿勢ややる気をアピールすることで、好評価を得られる可能性があります。
「第二新卒の自己PRには何を書く?書き方のコツや職務経歴書での例文を紹介」のコラムでは、第二新卒の自己PRで意欲やキャリアビジョンをアピールするコツを紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
7.転職エージェントに相談する
転職活動で「自分のアピールの仕方が分からない…」と悩んでいる場合は、就職・転職エージェントを利用してみるのも一つの手です。就職・転職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーが求職活動をマンツーマンで支援する民間のサービス。カウンセリングをもとに自分に合った求人を紹介してもらえるだけでなく、自己分析や選考対策などのサポートも受けられるのが魅力です。
「3年目で転職を考えているけど、自分1人で進めるのは不安…」と悩んでいる方は、ぜひ若年層向け就職支援エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層の既卒・第二新卒・フリーターなどに特化した就職・転職支援を行っています。
専任のキャリアアドバイザーが丁寧にカウンセリングを行い、利用者一人ひとりにマッチした求人をご紹介。実際に取材した会社の求人のみを扱っているので、職場の雰囲気や実際の仕事内容などの情報もお伝え可能です。「次の仕事は長く続けたい」「自分に合った働き方を叶えたい」という方も、充実した情報をもとに希望や適性に合った求人を見つけられるでしょう。
また、面接対策や応募書類の添削、選考スケジュールの調整などもアドバイザーがサポートするので、1人で求職活動をするのが不安な方も安心です。サービスはすべて無料で受けられるので、まずはお気軽にご登録ください。
入社3年目での転職に関するQ&A
ここでは、入社3年目での転職を迷っている方に向けて、よくある疑問をQ&A形式で解説します。「新卒3年目で転職を繰り返すのは避けたほうが良い?」「大手を目指すのは難しい?」といった質問にもお答えしているので、ぜひ参考にしてみてください。
社会人3年目で転職を繰り返すのは避けたほうが良いですか?
社会人3年目に転職を繰り返すのは、可能であれば避けたほうが無難といえます。なぜなら、忍耐力や継続力を不安視されたり、スキルが身につかなかったりして転職活動で不利になる恐れがあるためです。
転職を繰り返すのは自己分析や企業研究が足りていないことが原因の可能性があります。「転職を繰り返す人の心理は?長続きする職場に採用されるコツも解説」のコラムでは長続きする職場の見つけ方や転職活動のコツを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
入社3年目の転職で大手企業を目指すのは難しいでしょうか?
入社3年目に大手企業への転職を目指すのは、不可能ではありません。若手人材が不足しやすい近年では、第二新卒の採用活動を積極的に行っている大手企業も一定数あるためです。
ただし、大手企業は人気があるぶん、転職の難易度が高い傾向があります。「第二新卒から大手に!おすすめの職業一覧や転職成功のコツを紹介」のコラムで大手企業への転職を成功させるコツや面接でのポイントを紹介しているので、参考にしてみてください。
入社3年目で転職するのは早いですか?
入社3年目での転職は、一概に「早い」とは言い切れません。「今の会社ではできないことをやりたい」「将来を見据えて待遇の良い会社に転職したい」などの現職で解決できない理由の場合、早めに転職したほうが時間を無駄にせず済むためです。また、異業種や未経験の職種への転職を目指す場合は、スキルよりもポテンシャルや意欲を評価されやすい若いうちのほうが挑戦しやすい場合もあります。
3年働いてから転職したほうが有利になりますか?
3年働いてからの転職が、必ずしも有利になるとは限りません。3年働いたあとの転職では、「第二新卒枠での応募が難しい」「ポテンシャル採用のチャンスを逃す可能性がある」といったデメリットもあるからです。一方で、専門的な職種やマネジメント職を目指す場合は、3年働いてスキルや経験を身につけたほうが有利になることもあるでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。