職業能力開発総合大学校の魅力とは?

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この記事のまとめ

  • 職業能力開発総合大学校は厚生労働省所轄の省庁大学校である
  • 職業能力開発総合大学校では様々な技術を習得できる課程がある
  • 職業訓練指導員養成のために課程もある
  • H28年の総合課程卒業生は就職率が100%だった
  • 課程を履修することで免許や修了証を取得できたり、資格試験の優遇を受けられる
  • 卒業までに時間がかかるというデメリットもある

日本にも「働くこと」を前提とした大学があるのをご存知でしょうか。働いた時に役立つ技術、働く人を育てる技術、能力開発に関する研究などをすすめる大学です。就職に直結する能力を身につけ、1人でも多くの働き手を輩出することがねらいです。
平成24(2013)年に開設された総合課程の生徒は、平成28(2017)年には第一期生が卒業し、就職率100%という結果が出ました。注目の職業能力開発総合大学校についてチェックしてみましょう。

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職業能力開発総合大学校とは

職業能力開発総合大学校とは、厚生労働省所轄の省庁大学校で、1961年に設立され、平成11年に今の名前に改名されました。日本における職業訓練の中核機関で、職業訓練指導員の養成や研修、職業能力開発に関する調査・研究、生産現場で活躍する人材の育成などを目的にしています。
授業として行われる訓練課程や訓練科、科目、設備などは職業能力開発促進法施行規則に基づいています。ものづくり、人づくりを基本理念とし、「職業大」と略されて親しまれています。
日本国内以外にも、アジアを中心としたものづくりを担う人を育てるため、海外から技術研修員の受け入れも積極的に取り組んでいます。           

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具体的にどんなことが学べるの?

職業能力開発総合大学校と一般の大学との大きな違いは、より専門的かつ職業に直結するような技術を身に付けられるということであり、課程や学科なども細かく分かれています。
職業に直結する能力・技術を身に付けるという点では、専門学校に近い部分があるといえるでしょう。学科によっては、職業訓練指導員免許を取得できるコースあります。

総合課程

平成24年に開設され、職業訓練に加えて大学教育同等の教育を一体化した課程。卒業時は、大学生と同じように、学士の称号が授与されます。実習量が多く、即戦力となる人材を育てます。平成28年の第一期卒業生は就職率100%という実績が出たことで、その学習スタイルが説得力を持ったといえるでしょう。

総合課程は一般教育・生産マネジメント科目、機械専攻、電気専攻、電子情報専攻、建築専攻の5コース。中ではさらに細かく、溶接科やインテリア科、左官・タイル科、メカトロニクス科、電子デバイス設計、自動車整備科、福祉工学科などほかにも様々な産業に対応できるようにわかれています。

職業訓練指導員養成のための課程

この課程では、就職等に必要な技能・技術の指導や就職サポートを行う指導員、学校でいうところの教師を育てるためのコースです。教育機関での学歴や、それまでの職歴によって長期・短期のコースにわかれています。

また、すでに職業訓練指導員である人が、機械科、メカトロニクス科、コンピュータ制御科、構造物鉄工科、塑性加工科、溶接科、電気科、電気工事科、電子科、建築科、木工科、配管科、情報処理科、塗装科、デザイン科で別課程の訓練指導員としての能力を身につける(職域の拡大)ためのコースもあります。

指導員は全国の施設で、職業につながるような技術を身に付けたいと思う人々に技術を身に付けられるようサポートしています。職業訓練指導員は、全国で活躍しており、在職者や求職者、教育機関卒業者など様々な人を対象にした就職・転職等に必要な技術や専門知識の指導、就職サポートなどを行っています。

職業訓練指導員は指導員になったから終わりというものではなく、常に新しい技術を習得しつづける努力と、人を育てるという教育能力、様々な人と関わるコミュニケーション能力などが問われる仕事です。また、受講生への技術指導のほかにも、大勢に向けた講習会やセミナーで講師を務めることもあります。

総合的ものづくり人材養成コース

ものづくりの現場で実際に即戦力となる能力を身につけ、次世代のものづくりを担うリーダーとしての経営能力を同時に習得するためのコースです。より実践的でバランスの取れた技術者を育てます。ものづくりの現場で第一線として働き、将来は会社の経営にも携わっていけるような人材を育てることを目標にしています。

卒業後の就職にはどのような影響があるの?

一般の大学を卒業する時と同様に、気になるのはその後の就職先ではないでしょうか。職業能力開発総合大学校では、働く人、ものづくりで活躍できる人を育てることを目的にしているため、それぞれの学生の希望する分野の目標に合わせて就職支援を積極的に行っています。

職業大の履修課程内で、アーク溶接特別教育修了証や第一級陸上特殊無線技士など、修了証や免許が取得できたり、建築士の受験資格や1級電気工事施工管理技術者の学科試験が免除されたりするなどの優遇も受けられます。
就職をサポートするようなカリキュラムが用意されているといえるでしょう。
機械系や電気系では、職業能力開発総合大学校卒業後に1級・2級技能士を目指す人も多くいます。

「働くこと」をぼんやりとしたイメージでとらえるのではなく、働く時に必要な技術、働くための力、そういった具体性を持った勉強の仕方をしているのが職業能力開発総合大学校です。
働いてから始めて専門の道具に触り、入社してから技術を身に付けていく学生とは違って、職業能力開発総合大学校卒業の学生は、入社の時点ですでにある程度の技術が身に付いています。

技術を持った学生を迎えることは、企業にとっても非常にメリットがあるといえるでしょう。また、卒業後すぐに就職するのではなく、他の大学への博士課程へうつって、職業能力開発総合大学校で学んだ知識をさらに専門的に学び続ける学生もいます。

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職業能力開発総合大学校では、働く前、または働いた後のステップアップとして仕事で必要な専門技術を習得することができます。実践的で専門的な技術を身につけ、かつ就職に関してもサポートがあるというのが魅力です。企業にとっても即戦力となる人を雇えるというメリットもあります。

学校という場で時間をかけて技術を習得できる反面、個人の習得スピードでカリキュラムをこなしていけるというわけではないという特徴があります。学校で技術や能力を身に付ける場合には、技術習得や卒業までに非常に時間がかかってしまうことがデメリットでもあります。そのため比較的年齢が若く、まとまった時間の取れる人であれば、職業能力開発総合大学校で専門的な技術を付けることは非常に有益でしょう。

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