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定職につかないとどうなる?不安を感じたら就活を始めよう!
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この記事のまとめ
- 定職につかないと収入が安定せず、社会的信用を得にくいといったデメリットがある
- 定職の定義はないが、直接雇用されていることや雇用期間などが判断基準となりやすい
- 定職につかない理由には「就活の失敗」「過去のトラウマ」「自信のなさ」などがある
- あえて定職につかない人は「自由」を重視し、融通の利く働き方をしている傾向がある
- 定職につかない生き方も選択肢の一つだが、デメリットを感じたら早めに就活をしよう
定職につかない人のなかには、自由で楽しいと思う人もいれば、「この先どうなるんだろう」「道楽者と思われる?」と不安や焦りを抱く人もいるでしょう。あえて定職につかない生き方を選択する道もありますが、デメリットのほうが大きいと感じた場合は早めに就職するのがおすすめです。
このコラムでは、定職につかないことで生じるメリット・デメリットをご紹介します。コラムを参考に、今後自分が進むべき道を考えてみましょう。
定職につかないとどうなる?
定職につかないままでいると、以下のようなデメリットを受ける可能性があります。定職につかない生き方を選んだ場合、将来的にどのような問題が起こり得るのかを具体的に考えてみましょう。
社会的信用を得にくくなる
定職につかない人は社会的信用を得にくくなるため、ローンや賃貸などの審査が通りにくくなるでしょう。
国土交通省が公表した「令和4年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書」によると、ローンの審査の際に申込者の雇用形態を考慮する企業は71.6%、勤続年数を考慮する企業は93.2%に上ります。将来的に大きな買い物をしたり、クレジットカードを作ったりしたいと考えている人は、早めに定職についたほうが良いでしょう。
参照元
国土交通省
民間住宅ローンの実態に関する調査
収入が不安定になる
定職につかないと、収入が不安定になりやすいでしょう。特に、時給制や成果報酬型の仕事は、何らかの理由で働けなかったり、十分な成果が出せなかったりした場合、一気に収入が減ってしまうことも考えられます。
また、定職につかないと、有事の際に仕事を失いやすいのもデメリットです。実際に、2020年から始まった新型コロナウイルスの流行下では、多くの企業が事業を停止したり、従業員の削減を行ったりしました。そのような際、職を失いやすいのがアルバイトや派遣などの非正規社員です。定職につかないことで十分な手当や補助などを受けられない場合は、生活が苦しくなることも考えられます。
結婚が難しくなる
定職につかない人は、結婚しにくくなる傾向があります。
収入が不安定で、結婚後の家計を十分に支えられないことが原因になるようです。また、定職につかないことで両親から信用を得られず、結婚を反対される可能性も高まります。
同世代との差が気になる
定職につかないままでいると、同世代の人との差が気になってしまうことも考えられます。
定職についている人は、年齢を重ねるなかでキャリアアップしたり、昇給や賞与により多くの収入を得られたりするケースが一般的です。30代になると家庭を築いたり、マイホームを購入したりする人も出てくるでしょう。定職につかない自分と定職について活躍する人を比較して、妬ましさや焦りを感じてしまう可能性があります。
年齢の壁に苦労する
定職につかない道を選んだものの、後々「やっぱり定職につきたい」と思った場合、年齢の壁に苦労する可能性もあります。多くの企業の採用選考では、若さやポテンシャルを評価するのは20代までで、30代以上はキャリアや経験を重視することが多いようです。そのため、定職につかず正社員経験やキャリアをもたないまま年齢を重ねると、就活が難しくなることが考えられます。
「転職する年齢は20代がおすすめ!成功させるポイントを解説」では、若いうちに就職・転職をしたほうが良い理由を解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
定職につかない人の老後は?
定職につかないままでは、老後に思うような生活を送れず苦労する可能性があります。定職につかずにアルバイトやパートなどで働く場合、大幅な給与アップや賞与、退職金などはほとんど期待できません。そのため、定職についている人と比べて生涯年収に差が出ます。また、定職につかない人の多くが加入する国民年金と正社員が加入する厚生年金でも、老後に受給できる金額に大きな差がうまれます。老齢を迎えたときに、金銭的にある程度の生活水準を望むことが難しくなり、シルバー向けのアルバイトを探しながらなんとか生活を維持している人も少なくありません。
定職につかない人の老後については、「フリーターのまま老後を迎える4つのリスクとは?安心できる対処法も解説」のコラムでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
定職とは
定職とは、「臨時のものではない、決まった職業」を指すことが多いですが、公的な定義はありません。一般的には、以下の条件に当てはまると「定職についている人」と判断されることが多いようです。
自分が「定職につかない人」「定職についている人」のどちらに当てはまるのか、判断に迷う場合の参考にすると良いでしょう。
会社から直接雇用されている
会社から直接雇用されていることを「定職についている人」と判断する人が多いようです。この基準で考えると、自営業やフリーランス、勤務先の企業と直接雇用を結んでいない派遣社員などは「定職につかない人」という判断になります。「定職についている人=正社員」という根強いイメージが影響しているのでしょう。
雇用期間が一定年数を超えている
会社から一定年数を超えて雇用されている人は、「定職についている人」と判断されやすいようです。一般的に、無期雇用の正社員として就業している仕事が「定職」と呼ばれ、雇用期間に定めのあるパートやアルバイト、契約社員などは「定職につかない人」と判断される傾向があります。
ただし、数年にわたって契約を更新し続けているのであれば、定職につかない人とは言い切れません。そのため、契約社員やパートも「定職についている人」とされることがあります。同一企業と5年以上労働契約を結んでいる人のなかには、厚生労働省の「無期転換ルールとは」により、無期労働契約に切り替えた人もいるでしょう。定年退職まで勤め上げる仕事であれば、正社員に限らずとも「定職についている」と判断される場合があります。
参照元
厚生労働省
有期契約労働者の無期転換ポータルサイト
一定レベルの福利厚生を受けられている
会社から受けている福利厚生のレベルも、「定職についている人」「定職につかない人」を判断する基準の一つです。特に、雇用保険・厚生年金・健康保険に加入しているかどうかがポイントとなるでしょう。これらに加入するためには、一定の労働条件を満たす必要があるからです。
また、社会保険に加入することで身分や収入などがより保障され、「定職についている人」と判断されやすくなるでしょう。
定職につかない理由は?
定職につかない理由は大きく分けて2つあり、一つは、定職に「つけない」、もう一つは、定職に「あえてつかない」です。定職につくことを否定的に捉えている人は、本当にそのままで良いのか理由を振り返ってみましょう。
定職につかないのではなく「つけない」
定職に「つけない」理由には、以下のことが考えられます。
- ・就職活動に失敗し、そのまま仕事が定まらないでいる
・過去に勤めていた仕事でトラウマを抱えてしまった
・自信がなく、就職や転職に踏み切れない
定職につきたくても「つけない」人は、ネガティブな理由を抱えている傾向があります。
しかし、定職につかない状態を続けても、「このままで良いのか?」という不安が解消されるわけではありません。気持ちを切り替え、思い切って就職活動を始めてみることも必要でしょう。
定職につかない期間が長い30代・40代の人や怖くてなかなか前に進めないという人には、「中年ニートや引きこもりから就職するには?おすすめな仕事や支援機関を紹介」のコラムがおすすめです。ぜひご覧ください。
あえて定職につかない
近年では、あえて定職につかない人も少なくありません。その理由には以下が挙げられます。
- ・融通が利き、自由な時間が多く取れる
・趣味や夢の実現など、仕事のほかにやりたいことがある
・仕事上のストレスを軽減できる
・定職につかなくても稼げる
定職につかない生き方をする最大のメリットは、「自由」です。あえて定職につかない人の多くは、趣味を楽しんだり、夢を目指したりするために、労働時間が調節しやすいパートやアルバイトを選択しているようです。
また、定職についている人が抱えがちな、仕事での人間関係や職場環境の悩みがうまれにくいのもメリットといえます。さらに、近年はクラウドソーシングや動画サイトでの広告収入、仮想通貨など、「雇用」されずとも収入を得られる方法が増えており、定職につかないフリーランスとして働く人もいます。
自分のペースで働きたい、実力や自分が好きなことで稼ぎを上げたいという人にとっては、定職につかない生き方も一つの選択肢といえるでしょう。
定職につかないことに不安を感じたら…
定職につかない生き方に不安を感じた人は、早めに就職活動を始めましょう。先述のとおり、就職市場では年齢を重ねるごとにキャリアの有無が問われる傾向にあります。
しかし、20代のうちであれば若さを武器に定職につくことが可能です。未経験者歓迎の仕事や、職歴よりもポテンシャルを評価してくれる企業を見つけ、自分の将来のために早期就職を目指しましょう。
「以前就活に失敗してから自信がない」「キャリアがないことを理由に不合格になってしまう」などの悩みを抱えている場合は、就職エージェントを活用するのがおすすめです。
就職エージェントとは、キャリアアドバイザーが就職活動の全般をサポートしてくれるサービスのことです。無料で登録でき、利用者の悩みや希望にあわせて求人紹介や選考対策を行ってくれます。就職に自信がない人にとって頼れる存在となるでしょう。
ハタラクティブは、数ある就職エージェントのなかでも若年層・未経験者に特化したサービスを展開しています。まずは、専任のアドバイザーが仕事の希望条件をヒアリングいたします。社会人としてのキャリアがない方向けの求人を多数ご用意しているため、定職につかない期間を不安に感じている方も安心です。
また、面接対策や応募書類の添削、選考スケジュールの調整など、就活をスムーズに進めるためのサービスも充実しています。少しでも「定職につきたい」という気持ちが芽生えたときは、ぜひハタラクティブにご相談ください。キャリアアドバイザーと一緒に就職活動を進めて、定職につかない生き方からの脱出を目指しましょう。
定職につかない方のお悩みQ&A
ここでは、定職に関するお悩みをQ&A方式で解決します。
定職とは何ですか?
基本的には正社員のことを指し、アルバイト・パートといった臨時や不定期な非正規雇用は含まれません。そのため、アルバイトやパートで生計を立てているフリーターは定職についているといえないでしょう。
なお、正社員として働くことを「定職につく」と表現することがあります。
自分に合う仕事が分かりません
自己分析をしてみましょう。適職を探すには、自分を知ることが大切だからです。過去の経験を振り返り、自分の性格・長所・短所・価値観を洗い出してみましょう。
また、世の中にどんな業界や職種があるかも調べてみてください。今まで知らなかった仕事を知ることで、求人の選択肢が広がります。
「適職の見つけ方を解説!好きなことだけでなく得意なことを探そう」では自分にあった仕事を見つけるヒントを紹介しています。
定職につくメリットは?
雇用や給与が安定していることです。正社員は、基本的に「無期雇用」のため、退職を希望したときや就業規則に従わない場合を除き、その会社で働き続けられます。病気や怪我による欠勤で収入が減る心配もありません。
また、福利厚生などの待遇面が優遇されやすいのもメリットの一つです。「正社員で働くメリットは?デメリットとあわせて紹介」で詳しく解説しています。
定職についていないと結婚できない?
一概にそうであるとは言い切れませんが、正社員と比べると難しくなる場合があります。将来のことを考えると、結婚相手にはある程度の収入を求める人が多いでしょう。
また、定職についていないと社会的信用度が低く、家を買いたくても住宅審査ローンに通らない場合があります。詳しくは「フリーターは結婚できる?できない?後悔しないために必要なポイントを紹介」をご覧ください。
就職活動は何から始めたら良い?
就職・転職エージェントに登録するのがおすすめです。就職エージェントでは、アドバイザーとすり合わせながら、希望条件にマッチした就職先を見つけられます。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。