ニートを脱出して働く方法やメリットとは?きっかけや得るものも紹介

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この記事のまとめ

  • ニートを脱出するには、仕事に役立つ資格の取得や短期のバイトから始めるのがおすすめ
  • ニート脱出のメリットは「将来の不安が減る」「親との関係が良くなる」など
  • ニートを脱出できない理由の例は「職歴に負い目がある」「働く自信がない」など
  • ニートから脱出するきっかけは、「友人の活躍」「結婚」「親の病気」など
  • ニートを脱出するには、就職エージェントや公的機関のサービスを活用するのも効果的

「ニートから脱出して就職したいけど、何から始めるべき?」と悩んでいる方もいるでしょう。ニートを脱出するには、アルバイトから就労経験を積んだり、生活リズムや身だしなみを整えたりして準備をすることが大切です。
このコラムでは、ニートを脱出して就職するポイントやメリットをまとめました。また、ニートからの脱出を決意したきっかけやおすすめの就職支援機関もご紹介。就職活動にお役立てください。

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ニートを脱出して就職するための9個のポイント

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ニートから脱出するには、アルバイトを始めたり、未経験者の積極採用を行う企業を探したりするのが有効です。ニートから就職を成功させるための9個のポイントについて以下にご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.資格を取得して強みを増やす

ニートから脱出して就職するには、仕事に役立つ資格を取得するのがおすすめです。資格試験に合格すれば履歴書に書けるだけでなく、「就職に活かせる強みがある」「資格取得に向けて努力した」という自信にもなるでしょう。また、資格取得は「働く意欲があること」のアピールにもなります。履歴書や面接での言葉に説得力をもたせるという意味でも、資格は役立つでしょう。

ただし、資格を取得すれば必ず採用されるというわけではありません。企業側は、求職者の資格の有無だけでなく、実務能力やコミュニケーション能力、自社との相性なども重視します。採用担当者へ資格を効果的にアピールする方法について詳しく知りたい方は、「就職に有利な資格とは?種類やアピール方法を紹介」のコラムもあわせてご覧ください。

資格は就きたい仕事に活かせるものを取得する

資格取得には大きなメリットがあるものの、就きたい仕事に活かせるものでなければ就職活動でのアピールに活かせません。「なんでも良いから資格を取ろう」と考えるのではなく、まずは自分が就職したい職種や業界で役立つ資格を調べることから始めましょう。

2.在宅でできる仕事を見つける

ニートから就職を成功させるために、在宅でできる仕事を見つけるのも一つの手です。就活を始めるまでニートの期間が長く、家から出る機会が少なかった場合、いきなり外に働きに行くのはハードルが高く疲弊してしまうことがあります。働くには、必ずしも「外に出て会社に行く」というスタイルをとる必要はありません。まずは在宅でできる仕事を見つけて働くことで、就労へのハードルが下がるでしょう。

3.アルバイトを始める

ニートから脱出して就職する際、いきなりフルタイムの正社員として働くのではなく、アルバイトで週に数日から働き始めるのもおすすめの方法の一つ。徐々に勤務時間や出勤日数を増やせるため、心身ともに無理なく働けるでしょう。また、アルバイトを続けて仕事ぶりが認められれば、正社員に登用される可能性もあります。

4.未経験者の採用をしている企業を探す

ニートから脱出するには、未経験者歓迎の求人を出している企業を探してみましょう。未経験者の採用をしている企業は、入職者に対してすぐに結果を求めず、丁寧に教育してくれる体制が整っていることがあります。働きながら着実にスキルを伸ばしていける企業であれば、ニートからの就職をネックに感じず安心して仕事を始められるでしょう。

経験のない仕事も「できない」と決めつけない

たとえ経験のない仕事であっても、未経験歓迎の仕事であれば、就職後に丁寧な指導や教育を受けられる可能性が高いといえます。「自分にはできない」と決めつけず、まずは挑戦してみることが大切です。

5.短期の仕事から始める

いきなり長期や無期雇用契約の仕事に就くのではなく、まずは就労期間が決まっている短期の仕事から始めるのもおすすめです。短期の仕事は、長期雇用の仕事よりも気軽に応募しやすく、どのような仕事が自分に合っているのか実際に働きながら知れるというメリットがあります。まずは興味のある分野で短期の仕事を探し、仕事をするうえでの自分の得意不得意を把握するのも良いでしょう。

6.自己分析をしてから自分に合う仕事を探す

ニート脱出のためには、自己分析をして自分に合う業種・職種を探すのがおすすめです。やみくもに求人に応募して就職すると、「思っていた仕事内容とは違う」「もう辞めたい」というギャップが発生する恐れがあります。就活をする前に自己分析をすることで、「どのような業務がしたいのか」「自分の適性や強みはどのように仕事に活かせるか」などを明確にできるため、自分に合った職探しがしやすくなるでしょう。
ニートの仕事の探し方とは?おすすめの職種や就活のポイントも紹介!」のコラムでは、ニートから仕事を探すときのポイントについて紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

7.就職エージェントからアドバイスをもらう

就職エージェントのキャリアアドバイザーからアドバイスをもらうのも、ニートから就職するのに有効的な方法です。数ある就職エージェントのなかには、ニートの方の就職に特化したエージェントもあります。そのようなエージェントに登録して内定獲得までサポートをしてもらうことで、より効率的にニートからの脱出を目指せるでしょう。

8.就活スクールに通って社会人としてのスキルを身につける

ニートを脱出するためにいきなり就職活動を始めるのではなく、就活スクールに通うこともおすすめです。講座を受講しながら就活に必要な知識や社会人としてのマナー、スキルを身につけることで、面接にも自信をもって臨めるでしょう。また、自分と同じように就職を目指す受講生と情報交換をしたり、切磋琢磨しあったりできるというメリットがあります。

9.すぐに内定がもらえなくても諦めない

ニートからの就職活動は、すぐには内定がもらえず内定獲得が難しく感じてしまう可能性があります。しかし、就職活動では企業との相性も重視されるため、誰もがすぐに結果を得られるわけではありません。「ニートを脱出できない」「就職は無理」と諦めるのではなく、周囲に相談したり、履歴書の添削や面接練習を振り返ったりしながらチャレンジを続けましょう

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ニートを脱出して得られる6つのもの

就職してニートを脱出すれば、社会的信用のある地位や安定した収入を得られるため、長期的な自分のライフプランも立てやすくなるでしょう。
ここでは、ニートを脱出して就職することで得られるメリットについてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

1.やりたいことが自由にできる

ニートを脱出して就職することで、安定した収入を得られます。ニートとして生活している場合、金銭的な余裕がないことから、やりたいことや欲しいものを我慢してしまう方もいるでしょう。自分で働いてお金を得られるようになれば、金銭的な心配をせず興味のあることや趣味に挑戦することが可能です。

2.親と良好な関係を築ける

ニートを脱出して就職することで、親との関係が良好になることが考えられます。ニートとしての生活を続けると、親が「自分が居なくなったら、この子はどう生活していくのか」と精神的負担を抱え、親子関係が悪化してしまう場合も。働いて自立した生活を送れる状態になれば、親の不安が解消されて関係が改善するでしょう。

3.将来への不安が少なくなる

働き始めると、金銭面や「このまま就職せずにいたら将来どうなるんだろう」という将来への不安が解消されるといえます。働けることの有り難さ、楽しさを知ることで、仕事に打ち込むようになる方もいるようです。

4.生活基盤が整う

ニートから脱出すると、安定した給与を得られるため収入面が安定します。特に、正社員として就職すると手当や賞与も期待できるため、より生活に余裕をもてるでしょう。一人暮らしや貯金などができるようになるほか、先述したように趣味ややりたいことにも取り組めます。

5.行動範囲が広がる

ニートとして過ごした時間が長い場合、家族やSNSを通した他者とのやり取りが主となり、社会参加の機会が減ってしまったという方もいるでしょう。しかし、ニートから就職して働き始めると人脈や行動範囲が広がります。会社に所属することで、社会とのつながりも感じられるでしょう。

ただし、「他者とのやり取りが怖い」「不安がある」という場合は、無理に交流を図る必要はありません。少しずつ他者との交流を増やして自分にはない考え方に触れる経験を積めば、視野を広げたりコミュニケーションへの苦手意識を軽減できたりするでしょう。

6.社会とのつながりができる

ニートを脱出することで、社会とのつながりができます。働くことで生まれるのは他者とのつながりだけではありません。働いて得たお金から税金を納めたり、生活費を支払ったりする経験からも社会とのつながりを感じられます。「社会に貢献している」「社会の一員である」という実感が得られるため、より意欲的に仕事に取り組めるようになるでしょう。

ニート脱出のための4つの準備

ニート脱出のための4つの準備の画像

ニートからの脱出を成功させるには、心身のバランスを取りながら動くことが大切です。無理をして健康に支障をきたしては元も子もありません。ここでは、ニートから脱出して生活するための4つの準備について解説しているので、ぜひご一読ください。

1.規則正しい生活習慣を身につける

起床時間が不規則だったり、朝方に寝て夕方に起きていたりする場合は、まず生活サイクルを整えることから始めてみると良いでしょう。就職後は仕事に合わせた生活を送る必要があるため、就職前から朝の起床時間を決めて生活習慣を整えることを意識してみてください。日中の決まった時間に活動することで、徐々に外へ出る活力が湧く可能性があります。気分が良い日はそのまま外出してみるのもおすすめです。

2.運動で体力をつける

就職後の生活を見据え、運動して体力をつけるのも良いでしょう。運動して体が程良く疲れることで夜ぐっすり眠れるようになり、生活習慣が整う効果も期待できます。ただし、過度に活動すると、疲れ過ぎてかえってやる気が削がれることも。負担が掛かり過ぎない程度に、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけるよう心掛けましょう。

3.服装や髪型を整える

就活の面接では、清潔感のある身だしなみを心掛けることで採用担当者に良い印象を与えられます。ただし、ニート期間が長くなるうちに、「いつの間にか身なりに気を遣わなくなってしまった」という場合もあるでしょう。そのため、就活を始める第一歩として、服装や髪型といった身なりを整えることから始めるのがおすすめです

髪の毛を切ったり、スーツを揃えたりすることで、気持ちのリフレッシュや就活への意欲につながる可能性もあります。服装や髪型の規定は応募する企業によって異なることがあるため、しっかり調べて準備しておきましょう。就活での身だしなみについては、「正社員の面接の服装はどうすれば良い?男女ごとに詳しく解説!」のコラムを参考にしてみてください。

4.姿勢を正しく保つ

就活の面接で良い印象を与えるためにも、正しい姿勢を維持できるようにしましょう。家にいる時間が長いと、知らず知らずのうちに猫背になってしまうことも。背中が丸まった状態で面接に臨むと、採用担当者に「姿勢が良くない」「だらしない」という印象を与えかねません。日ごろから意識して生活することで、面接本番で好印象を与えられるでしょう。

ニートから脱出することが難しいと感じる6つの理由

ニートから脱出するためには、「なぜニート生活を始めたのか」「ニートから脱出するのが難しい理由は何か」を振り返ることも大切です。過去の出来事から現在の自分の状況などを細かく振り返ることは、就活を進めるための自己分析にもつながります。ここでは、ニートから脱出することが難しいと感じる6つの理由についてまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。

1.職歴に負い目を感じている

ニートとして生活していた空白期間を負い目に感じ、就職活動をためらうこともあるようです。特に、空白期間が長い場合は「面接で空白期間の理由を尋ねられたらどう答えよう」「怒られたり責められたりしたらどうしよう」といった不安が先立ち、なかなかエントリーに踏み切れないことも。

面接では職歴の空白期間について尋ねられるものの、働く意欲や前向きな姿勢を重視する採用担当者や企業も存在します。過度に不安視せず、ポジティブに就職活動に取り組むのがおすすめです

2.働く自信やモチベーションがない

ニートからの就職活動をためらう理由の一つとして、働くことに対する自信やモチベーションがないことが挙げられるでしょう。内閣府の「令和4年版 子供・若者白書 第 3-4 図 就業希望の若年無業者が求職活動をしない理由(平成29年度)(p.2)」によると、病気やけがといったやむを得ない理由が30%ほどを占めている一方で、「知識・能力に自信がない」が約10%、「急いで仕事に就く必要がない」が約5%にのぼっていることも分かります。
積極的に働く自信や意欲がないことにくわえ、空白期間の負い目があることで、「ニートから脱出して就職するのは難しいのでは」と悩んでしまう可能性も考えられるでしょう。

3.親が過保護である

子どもがニートの状態にある家庭のなかには、「親が子どもの選択を尊重せず、先回りして自分の意見を押しつける」という特徴が見られることがあります。過保護な親自身にはその自覚がないことが多く、「子どものことを思ってしている」という考えに基づく教育を長年積み重ねた結果、子どもが自分の意志で物事を決定することが難しくなり、ニートや引きこもり生活をすることになる場合があるようです。

4.自分に自信をもてない

これまでに就労経験がなかったり、就労しても上手くいかなかった経験があったりすると、自分に自信をもてなくなる場合があります。過去の失敗を忘れられずに就職活動に消極的になり、ニート生活がさらに長引いてしまうこともあるでしょう

5.コミュニケーション能力に自信がもてない

学校や職場で対人関係のつまずきを経験したことで、コミュニケーション能力が問われる面接や職場での立ち振る舞いに苦手意識を感じ、就活に踏み切れない場合があるようです
厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究報告書(概要)」によると、ニートの若者が感じる「就労に必要な生活行動の苦手意識」で最も回答が多かったのは、「面接に通る」で75.1%でした。また次点は「面接で質問に答える」で64.8%、その後は「職場で友達をつくる」(64.6%)、「上司から信頼される」(64.1%)と回答が続きます。
上記から、ニートを脱出して就職したい気持ちがある一方、対人関係やコミュニケーションへの不安がブレーキとなってしまうことが考えられるでしょう。

6.働くための十分なスキルがない

就労経験が少なかったりスキルがなかったりするニートの方の場合、中途採用枠の選考では働くために十分なスキルがないと見なされてしまい、就職活動が上手くいかないことも。そのような経験があると自分に対して自信をもてず、就労への意欲を失ってしまいかねません。

ニートや引きこもりを続けるデメリットを考えよう

ニートや引きこもりから脱出せず歳を重ねると、就職が難しくなる可能性があります。「ニート生活で困っていない」「今は働かなくても良い」と新たな行動を起こすのが億劫に感じる場合は、ニートやひきこもりのままでいるデメリットを把握しておきましょう。「ニートやひきこもりのままだとどうなる?末路や脱出方法をご紹介」のコラムでは、ニートのままでいるリスクについて詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

参照元
内閣府
令和4年版 子供・若者白書(全体版)(PDF版)
厚生労働省
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ニートを脱出することを決意した8つのきっかけ

就活への不安や課題を乗り越えてニートから脱出した方は多く存在します。ニートから就職に成功するきっかけについて、以下によくある事例をまとめたので、ぜひご一読ください。

1.同世代の友人の活躍を知ったとき

自分と同世代の友人が活躍していることを知り、焦りがニートを脱出するきっかけとなることがあります。若いうちは同じニートやフリーターの友人が周りにいても、徐々に就職したり出世したりする友人が増えるもの。「みんな安定した職に就いている」という焦りや危機感が生まれ、ニートからの就職を決意する場合があるようです。

2.結婚を意識する相手ができたとき

結婚を意識する相手ができることも、ニートを脱出するきっかけとなります。結婚をするには、お互いに社会的信用や安定した収入を期待する場合も多いでしょう。「相手を安心させたい」「安定した家庭を築きたい」といった前向きな気持ちで就活に臨む方もいるようです

3.親の加齢や病気のことを考えたとき

親が年を重ねたり病気になったりして働けなくなったことがきっかけで、就活に踏み切る方もいるでしょう。「自分が親を養わなければ」という責任感が就活のモチベーションとなり、奮起する場合もあります。

4.将来への不安を感じたとき

将来への漠然とした不安から、「正社員にならなければ」と思い立つ場合もあります。収入や社会とのつながりが得られないことからホームレスや孤独死といった事態を想像してしまい、将来のために就職に踏み切ることもあるようです。

5.親からの経済的支援が受けられなくなったとき

親からの経済的支援が受けられなくなったり、家を追い出されたりしたことで就活を開始する場合もあります。生活のためにお金を稼ぐことが就活の目的である場合も、自分に合った仕事に就くことで次第にやりがいを感じながら働けるようになるでしょう。

6.将来のやりたいことができたとき

将来やりたいことができると、そのために必要なお金や生活環境が明確になり、就労への意欲が湧く可能性があります。やりたいことと仕事が同じものではなくても、仕事で得た知見や考え方をやりたいことに活かすことが可能です。やりたいことを楽しむために働いて成長できるため、仕事・プライベート両面のモチベーションにつながるでしょう。

7.周囲に迷惑を掛けるのが嫌だと感じたとき

「親や兄弟に迷惑を掛けている」という思いから家にいることが後ろめたくなり、就活に踏み切ることを決める場合も。自分が働いていないことで家族が近所からの目や噂を気にしたり、親戚が集まる場に参加しづらくなったりして、申し訳ない思いが募り、「自立しなければ」と思い立つようです。

8.交友関係を増やしたいとき

ニートである状態が続くと、他者とのつながりが希薄になりやすいため、交友関係がなかなか広がりません。人との出会いを増やして交友関係を増やしたいという気持ちは、ニートを脱出するきっかけになります

年齢別のニート脱出する3つの方法

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ここでは、ニートから就職を目指す方法について年齢別に解説します。自分の年齢や状況と照らし合わせながら、就職活動の参考にしてみてください。

1.10代後半から30代前半

30代前半までは経験やスキルよりもポテンシャルを考慮されやすいため、正社員就職の難易度はそれほど高くないでしょう。「ニート歴があると正社員は難しいのでは」と諦めず、勇気を出して正社員就職を目指すのがおすすめです。

1人での就活に不安がある人は、公的な就職支援機関である「サポステ(地域若者サポートステーション)」「ジョブカフェ」「ハローワーク」や、民間企業が運営している就職・転職エージェントなどを利用するのも一つの手。それぞれについては次の項で解説しているので、ぜひ読み進めてみてください。

2.30代後半

30代後半の就職活動ではスキルや実績を求められやすくなるため、就職の難易度が上がる傾向にあります。職歴なしや就労期間が短いという経歴の場合は、まずはアルバイトや契約社員として働いてビジネスマナーやコミュニケーション能力を身につけることで、正社員就職を目指しやすくなるでしょう。

また、期間工にチャレンジするのも一つの手です。期間工は寮が完備されている求人が多く、衣食住の心配をせず働けるといえます。社会保険完備や年間休日が充実している求人もあるので、安定した環境で職歴を積めるでしょう。

3.40代以上

40代以上で職歴がないニートの方は、社会生活に徐々に慣れていくことが大切です。いきなり正社員でフルタイム勤務を目指すより、アルバイトや契約社員といった雇用形態から社会生活に慣れることを目標にするのがおすすめ。

もちろん、体力やモチベーションがある場合ははじめから正社員就職を目指すのも手です。30代以下に比べ難易度は高いものの、「面接対策を入念に行う」「求職活動や資格取得で働く意思をアピールする」「挑戦しやすい仕事を探す」などの方法で、内定が得られることもあります。たとえば、工場・倉庫の作業員のように、マニュアルが決まっていて人と接することが少ない仕事や、人手不足で求人が豊富な介護職などがおすすめです。

ニートを脱出するためにおすすめの就職支援機関

「ニートを脱出したいけど方法が分からない…」という方は、就職支援機関を効果的に活用することで、就職活動がスムーズに進められる可能性があります。ここでは、おすすめのサービスを3つご紹介するので、参考にしてみてください。

若者サポートステーション

地域若者サポートステーションは通称「サポステ」と呼ばれており、15~49歳までの働くことに悩みのある方を対象とした支援を行っています。 「サポステとは」によると、本人や家族では解決が難しい「働き出す力」を引き出し、「職場定着するまで」を全面的にバックアップする厚生労働省委託の支援機関です。

コミュニケーション講座やビジネスマナー講座、ジョブトレといったさまざまな支援を受け、就職に必要なスキルを得たり自分に合った仕事を探せたりします。興味のある方は、「全国のサポステ」から最寄りの施設を探してみましょう。

ジョブカフェ

ジョブカフェは、各都道府県が主体的に設置する就職支援施設のこと。厚生労働省の「ジョブカフェにおける支援」によると、地域の特色を活かした就職セミナーや職場体験といったサービスを提供し、若者の就職支援をワンストップで提供しています

就職エージェント

民間企業が運営している就職支援機関である就職エージェントも、ニートの方におすすめです。就職エージェントの特徴は、「ニート向け」「専門職向け」というように求職者の属性や職業に特化した豊富なサービスがあること。自分の状況に合うサービスを選ぶことで、きめ細やかな支援が受けられます。

「ニートから脱出したい」「サポートを受けながら仕事を探したい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、ニートやフリーター、第二新卒といった若年層に特化した就職支援を行っています。
専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを行い、適性や希望に合った求人情報をご紹介。1分程度でできる適職診断が受けられるほか、「未経験可」「学歴不問」といった求人も豊富なため、自分に合う仕事や挑戦しやすい仕事をじっくり探せるでしょう。
また、面接対策や応募書類の添削、就職後のアフターフォローといったサービスも行い、求職者を全面的にサポートします。細やかなサポートを受け、不安や疑問を解消しながら就職を目指せるでしょう。サービスはすべて無料なので、まずはお気軽にご相談ください。

参照元
サポステ[地域若者サポートステーション]
トップページ
厚生労働省
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ニートを脱出して就職するときのQ&A

「ニートを脱出して働きたいけど、何からしたら良いのか分からない」という方もいるでしょう。ここでは、ニートから就職するときの疑問をQ&A方式で解決していきます。

ニートを脱するために意識して行った方が良いことはありますか?

ニート生活で生活リズムが崩れてしまった場合は、生活習慣を見直すことから始めましょう。
早寝早起きや栄養のある食事、適度な運動を心掛けることで、社会復帰に必要な体力や規則正しい生活リズムが身につきます。「昼夜逆転の治し方を詳しく解説!大人でも治せる?原因別の対処法をご紹介」のコラムでは、生活リズムが崩れたときのデメリットや対処法を解説しているので、ぜひご覧ください。

ニートから脱出するのにおすすめのアルバイトはありますか?

スーパーの品出しや飲食店のキッチン、清掃などの黙々と作業できる仕事や、イベント設営や撤去、引っ越し作業員など短期から始められる仕事がおすすめです。ニート脱出の第一歩としてアルバイトを始め、ゆくゆくは正社員を目指すのも良いでしょう。詳しくは「ニートが辛い…そんな悩みから脱出するには?試すべき行動や就職活動のコツをご紹介」のコラムをご確認ください。

ニートから正社員就職しやすい職種はありますか?

ニートから就職しやすい職種には、人手不足である介護職やプログラマー、経歴を問われにくい工場や倉庫の作業員などがあります。求人を探すときは、未経験可能の仕事を中心に探してみましょう。「ニートの仕事探しはどうすれば良い?就活方法やおすすめの職業をご紹介!」では、仕事探しのコツやおすすめの仕事を紹介しているので、参考にしてみてください。

ニートを脱出したいけど就職するのも怖いです…

「社会に出るのが怖い」「仕事を継続できるか不安」といった就職への悩みや不安を解消したい場合は、ハローワークや就職・転職エージェントを利用するのがおすすめ。就職活動に詳しい職員に相談できるため、安心して就活を進められるでしょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、キャリアアドバイザーがヒアリングをもとにした求人紹介や就職支援を行っています。

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