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ニートから脱却する方法を解説!就職の流れをチェック
更新日
この記事のまとめ
- ニートから脱却するには、自分の得意不得意や働く条件の優先順位を知ることが重要
- 社会に対して恐怖感があるため、ニートからの脱却が難しいと感じる人もいる
- ニートから脱却するには、信頼できる人からアドバイスをもらうと良い
- ニートを続けると、自分の将来の目標が分からなくなる可能性がある
「ニートから脱却したい」と考えている方もいるでしょう。働いていない期間が長くなればなるほど仕事を見つけるのは難しくなる傾向にあるので、ニートから脱却するには早めに行動を起こすことが重要です。このコラムでは、現状から脱却するための方法やニート期間が長引いた場合の影響を解説します。コラムを参考に正社員として就職するための流れを把握し、ニートからの脱却を目指しましょう。
ニートから脱却はできる?
「ニートから脱却したいけど、一歩踏み出すのが怖い」と考える方もいるでしょう。しかし、きっかけさえ掴めればニートから脱出を目指すことは可能です。特に、20代は未経験者歓迎の求人に応募しやすく、選考ではポテンシャルを評価してもらえる可能性があります。
履歴書作成や面接対策、企業研究を徹底することで、自分に合った企業に就職しやすくなるでしょう。ニート生活の期間が長くなるほど就職活動の難易度が上がりやすいため、なるべく早く就活に取り掛かるのがおすすめです。
早めの就職活動がおすすめである理由は、「ニートって何歳まで?20代のうちの就活がおすすめな理由や仕事の探し方」のコラムでも紹介しているので、ぜひご覧ください。
ニートから脱却するための方法
ニートから脱却するには、「なぜ現状から脱出したいのかを明確にする」「自分の得意不得意を知る」ことが効果的です。
以下を参考に、ニートから脱却するための方法を試してみてください。
ニートから脱却するための方法
- ニートから脱却したい理由を考える
- 自分の得意不得意を知る
- 自分にとって優先すべきことが何かを知る
ニートから脱却したい理由を考える
まずは、ニートから脱却したい理由を考えましょう。「親に言われたから」「周囲の人が働いているのに自分だけ働いていないのは引け目を感じるから」など、思いつく要素をできる限りリストアップしておくのがポイントです。
また、ニートから脱出するには、自分の意見やキャリアビジョンをもつことが大事です。「貯金をして△△をしたい」「△△なスキルを身につけたい」など、将来達成したい目標があるとニート脱出を目指しやすくなります。
自分の得意不得意を知る
ニートから脱出するには、自分の得意不得意を知ることも大切です。働くうえで活かせる自分の得意分野を見つけるには、「成果を上げられた出来事」や「自分がストレスなく取り組める物事」を振り返ってみましょう。活かせる仕事を見つけるためだけでなく、やりがいや成長意欲をもつことにもつながります。
自分にとって優先すべきことが何かを知る
ニートから脱却するために、働くうえで自分にとって優先すべきことが何かを把握しておきましょう。「収入が少なくても好きなことを仕事にしたい」「苦労をしても安定した収入を得たい」など、優先順位は人によってさまざまです。正社員として就職後は基本的にフルタイムで仕事に従事する必要はあるものの、安定した収入を得られます。ニート生活と正社員就職した際の生活を比較し、自分にとって優先すべきことを考えてみましょう。
ニートから脱却して正社員になる方法は、「ニートから就職するには?おすすめの職種や支援サービスをご紹介!」のコラムでも解説しているので、あわせてご一読ください。
ニートから脱却する前に知っておくべき現状
ここでは、ニートからの脱却を目指す方が知っておくと良いことをまとめました。ニートの方の現状について知りたい方は、ぜひご一読ください。
ニートはどれくらいいる?
ニートの方がどれくらいいるのか気になる方もいるでしょう。総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、15~34歳のニートの数は2023年度で約59万人でした。
引用:総務省統計局「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要 図Ⅰ-10 若年無業者及び35~44歳無業者の数及び人口に占める割合の推移(p.17)」
グラフからも分かるように、2012年以降のニート数は50万人台半ばで推移しています。
若者の失業者はどれくらい?
失業により、ニートになった方もいるでしょう。総務省統計局の資料「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、2023年の15〜24歳の失業者数は24万人、25〜34歳では42万人いることが分かります。
年齢 | 実数 |
---|---|
15~ 24歳 | 24万人 |
25~ 34歳 | 42万人 |
35~ 44歳 | 31万人 |
45~ 54歳 | 34万人 |
55~ 64歳 | 32万人 |
65歳 以上 | 16万人 |
参照:総務省統計局「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要 表Ⅰ-11 年齢階級別完全失業者数の推移」
表から、25〜34歳の失業者数は、ほかの年齢層と比較しても多い傾向にあることが読み取れるでしょう。
ニートの社会的な影響については、「ニートの社会への影響や問題点とは?定義やフリーターとの違いも解説」のコラムで解説しているので、ぜひご覧ください。
参照元
厚生労働省
労働力調査(基本集計)年平均結果
ニートからの脱却が難しいと感じる理由
ニートからの脱却が難しいと感じる背景には、「社会に対する不信感」「やりたい仕事が見つからない」などが挙げられます。
ここでは、ニートからの脱出が難しいと感じる具体的な理由を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
ニートからの脱却が難しいと感じる理由
- 社会に対して恐怖感がある
- やりたい仕事が見つからない
- 仕事をしない生活に慣れてしまった
社会に対して恐怖感がある
社会に対して恐怖感があり、ニートからの脱却が難しいと感じる人もいるようです。具体的には、「社会で働ける自信がない」「前職での退職理由がトラウマになっている」などが挙げられるでしょう。このように「社会に出ることが怖い」という気持ちから、就活を遠ざけている人は少なくありません。
特に前職でのトラウマは、「再度就職しても同じようなことになるのではないか」と不安を感じてしまう原因になってしまう場合があるでしょう。
再就職に対して不安を感じている方は、「再就職が怖いときはどうすれば良い?就活や転職を成功させる秘訣をご紹介」のコラムもあわせてご覧ください。
やりたい仕事が見つからない
「やりたい仕事やできそうな仕事が見つからない」といった理由から、ニートからの脱却が難しいと感じる人もいるでしょう。「ニートを脱出して働かなければいけない」と思いつつ、「何から始めれば良いのか分からない」「自分には働けそうにない」と感じ、最初の一歩を踏み出せずにいるようです。
ニートからの脱却を目指すなら、アルバイトをしてみるのも方法の一つ。まずは自分がどのようなことに関心があるかを考え、興味のある分野のアルバイトを始めてみるのがおすすめです。少しずつ段階を踏んで正社員就職を目指すのも良いでしょう。
仕事をしない生活に慣れてしまった
仕事をしないニート生活に慣れてしまい、現状からの脱出が難しくなることも考えられます。ニート生活では、会社勤めをしている場合に比べて時間ややるべきことなどの制約を受ける機会が少ない場合も。実家に住んでいれば、食事を用意してもらえることもあるでしょう。その結果、「体力的にも精神的にも大変な思いをして仕事をしたくない」と考え、なかなかニートをやめられなくなる場合があるようです。
ニートになる理由と脱却方法については、「若者のニートが増える理由とは?解決策や就活を始める方法も紹介」のコラムでも詳しくご紹介しているので、チェックしてみてください。
ニートから脱却するまでの流れ
「ニートから脱却するために、何から始めるべき?」「ニートから脱出した人は、まず何をした?」という疑問がある方もいるでしょう。ニートから脱却するには、自分から行動を起こすことが大切です。
ここでは、ニートから脱却するまでの流れを詳しくご紹介します。
実際にニートから脱却するまでの流れ
- できることから行動してみる
- 信頼できる人からアドバイスを受ける
- ありのままの自分で面接を受ける
できることから行動してみる
ニートから脱却するには、できることから行動してみることが大事です。ニートから脱却したい気持ちがありながらも、「内定がもらえなかったらどうしよう」「自分に自信がない」と不安を感じて行動を起こせないこともあるでしょう。しかし、できることから行動を起こすことでニートからの脱却を目指せる可能性があります。
「気になる企業へエントリーする」「転職・就職エージェントに登録して支援を受ける」など、自分のできることから始めてみましょう。また、自己分析を行って、自分のことを知ることから始めてみるのもおすすめです。
信頼できる人からアドバイスを受ける
ニートから脱却するにあたり、家族や友人、就職・転職エージェントなど、信頼できる第三者からのアドバイスをもらうのもおすすめの方法です。友人やエージェントなどの第三者は、客観的に分析したうえでアドバイスをくれるでしょう。
第三者からアドバイスをもらうことで、今まで気づけなかった自分の強みや性格を理解することができ、ニートを脱却するための参考として役立つ可能性があります。
ニートの方向けの就職支援サービスを知りたい方は、「ニート向けの就職支援サービスとは?おすすめの支援機関や就活のコツを紹介」のコラムでご紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
ありのままの自分で面接を受ける
面接は、ありのままの自分で受けるようにしましょう。無理に自分を取り繕って面接に臨むと、入社後も取り繕い続ける必要が生じるかもしれません。その状況に耐えきれず、ストレスを感じて退職につながることも考えられます。
礼儀は必要ですが、ありのままの自分で面接に臨み、自分の価値観や働くうえでの希望条件に近い会社を見つけましょう。
ニートから脱却しない場合に起こりうるリスク
ニートから脱却しないリスクには、将来的に就職先が見つかりづらくなる可能性や親の定年退職により家計が厳しくなる恐れがあることなどが考えられるでしょう。
以下で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ニートから脱却しない場合に起こりうるリスク
- 将来的に就職先が見つかりづらくなる可能性がある
- 人間関係が狭まる可能性がある
- 自分の将来の目標が分からなくなる
- 親の定年退職により家計が厳しくなる恐れがある
将来的に就職先が見つかりづらくなる可能性がある
ニートから脱却しない状態が長く続くと、将来的に就職先が見つかりづらくなる可能性があります。ニート期間が長過ぎると、会社側に「正社員として働けない理由があるのでは?」「何か問題を抱えているのでは?」と懸念を抱かれる可能性があるためです。
ニート期間が長くなり過ぎないよう、できるだけ早めに就職活動を始めることが重要といえます。ニートから社会復帰を目指そうと考えている人は、「ニートからの社会復帰は何から始める?実現方法と支援サービスをご紹介」のコラムで社会復帰を成功させる11のコツを紹介しているのでぜひ参考にしてください。
人間関係が狭まる可能性がある
ニート期間が長くなると、人間関係が狭まりやすくなる可能性も考えられます。ニートを続けていると、正社員として働いている友人と予定が合いにくかったり、働いていないことを引け目に感じてしまったりして、人と関わる機会が減ってしまうこともあるようです。
なかなかニートから脱却できず、人と関わる機会が減ってしまう状態が長く続くと、家族などの特定の人以外と話すことがないまま何年も経ってしまう可能性もあるでしょう。
そうなってしまうと、社会復帰をすることにさらに不安を感じる恐れもあるので、
自分の将来の目標が分からなくなる
ニートを長く続けると、将来のビジョンが分からなくなる可能性があります。「長い空白期間を経て就ける職はあるか」「もう手遅れなのでは」という思いから、どのように目標設定をすれば良いか迷うこともあるでしょう。
目標が定まると、現在の自分がやるべきことも見出しやすくなります。
親の定年退職により家計が厳しくなる恐れがある
ニートから脱却しない状態で経済支援をしてくれる親が定年退職をすると、家計が厳しくなる可能性があります。ニートの方のなかには、家族から経済的支援を受けて生活している方もいるでしょう。
しかし、いつまでも変わらず支援を受けられるとは限りません。いずれ親が定年退職をして経済支援が受けられなくなると、家計が厳しくなり自身の生活に影響することが考えられるでしょう。
いつか自分が親を養わなければいけなくなる可能性もある
家計が厳しくなると、自分だけでなく親や周囲の生活にも影響が出ることが考えられます。いつか自分が親を養わなければいけないときに備え、早めに行動を始めるのがおすすめですよ。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
「ニートとひきこもりの違いは?このままだとどうなる?末路や脱出方法を紹介」のコラムでも、ニートから脱却しないことで起こりうるリスクを詳しく解説しています。「ニート生活を脱出して対策を講じたい」という方は、ぜひご一読ください。
ニートから脱却するには年齢を重ねる前に行動しよう
ニートから脱却するには、早めに行動するのがおすすめです。前述したように、20代は未経験歓迎の求人が比較的多くあり、やりたい仕事や興味がある分野にチャレンジしやすい年齢といえます。
しかし年齢を重ねると、採用の場ではキャリアやスキルなどが重視されやすくなることが一般的です。社会人経験が浅い状態で年齢を重ねると、希望する職業に就くのは難しくなる可能性があるため、できるだけ若いうちからの行動を心掛けましょう。
ニートからの就職については、「ブランクがあってもできる仕事とは?ニートにおすすめの就職先をご紹介」のコラムでも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
1人で就職活動を行うことに不安があるなら、若年層向け就職エージェントのハタラクティブへの相談がおすすめです。ハタラクティブでは、豊富な就職支援の経験をもつキャリアアドバイザーが、求人紹介をはじめ、就職に関わる疑問や選考対策を幅広く支援。ヒアリングから入社まで、一貫してサポートいたします。1分程度でできる適職診断もあるので、まずはお気軽にお問い合わせください。
ニートからの脱却に関するQ&A
「ニートから脱却したい」「何から始めたら良いか分からない」という人もいるでしょう。
ここでは、ニートから脱却する際のポイントや悩みに関する疑問をQ&A方式で解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
就活のモチベーションが保てません
就活のモチベーションを保つためには、体を動かしたり趣味を楽しんだりするなど、気分転換をすることがおすすめです。適度に気分転換するタイミングを挟み、気持ちと体のバランスを保ちながら就活に取り組みましょう。
ニートからの正社員就職を成功させるポイントについては、「ニートを脱出して働く方法やメリットとは?きっかけや得るものも紹介」のコラムに掲載しているので、あわせてご覧ください。
ニートからいきなり正社員を目指せますか?
ニートから就職して正社員を目指すことは可能です。ただし、就職や転職は年齢が上がるほど難しくなる傾向にあるため、早めに行動を起こしましょう。就職・転職エージェントを活用すると、プロのサポートにより効率よく就活を進められます。
「ニートから正社員になれる?おすすめの職種や就職活動のポイントをご紹介」のコラムでは、仕事探しのポイントを掲載しているので、あわせて参考にしてみてください。
ニートからチャレンジしやすい仕事はありますか?
ニートからチャレンジしやすい仕事として、工場勤務や事務員、警備員などがおすすめです。これらの職種は「未経験者歓迎」の求人が多い傾向にあるため、ニートから挑戦しやすいといえます。「仕事したいけど怖い…ニートが正社員就職を成功させる方法を解説」のコラムでは、ニート期間があっても比較的採用されやすい仕事をご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ニートはどうやって仕事を探せば良いですか?
ハローワークやジョブカフェ、地域若者サポートステーション、就職エージェントといった支援機関を活用すると良いでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。